積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=MONEY TIMES編集部)

40代が資産形成を始めるなら、つみたてNISAがおすすめだ。ただし、人によっては一般NISAのほうが向いている場合もあるため、違いを比べて自分に合うほうを選ぼう。積立制度なら税金がお得になるiDeCoもあり併用も検討したい。

この記事でわかること
  • つみたてNISAは40代から始めても遅くない!むしろ始め時
  • ほったらかしで少額投資ができ、いつでも換金可能な点が40代向き
  • 株式投資がしたい人や短期で利益を狙いたい人は一般NISAのほうがおすすめ
  • 銘柄選びのポイントは「先進国重視」「地域分散」「バランスファンド」「アクティブファンドの比率10%程度」「信託報酬が安い」
  • おすすめ銘柄は「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」や「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」など
  • 資金に余裕があれば、つみたてNISAとiDeCoの併用を

つみたてNISAのおすすめ証券会社
2022年4月時点
1 2 3 4 5
会社名 楽天証券 SBI証券 松井証券 マネックス証券 auカブコム証券
取扱銘柄数 181本 179本 173本 152本 164本
売買手数料 無料 無料 無料 無料 無料
最低投資金額 100円 100円 100円 100円 100円
ポイント還元 楽天ポイント Tポイント
Pontaポイント
Vポイント
dポイント
松井証券ポイント マネックスポイント Pontaポイント
クレジット
カード積立
ポイント還元率
楽天カード
1%(※1)
三井住友カード
0.5%(※2)
非対応 マネックスカード
1.1%
au PAYカード
1%(※3)
積立コース 毎月
毎日
毎月
毎週
毎日
毎月 毎月
毎日
毎月
ココがおすすめ ・楽天カード積立のポイント還元が高い
・日経新聞の記事閲覧
・口座数主要ネット証券No.1柔軟な積立設定
・積立アプリでラクラク管理
・サポート体制に強み
・投信毎月現金還元サービス
・マネックスカード積立で1.1%ポイント還元 ・「NISA割®」で手数料割引
・Pontaポイントが貯まる
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※1.2022年9月より1%または0.2%
※2.三井住友カードの一般カード。一部のカードは1%または2%
※3.2022年3月28日より。対象au回線契約者は最大5%

積立NISAは40代からでも遅くない!おすすめの理由とは?

2.つみたてNISA(積立NISA)で40代におすすめの銘柄5選
(画像=MONEY TIMES編集部)

40代は仕事も家庭もそれまで以上に忙しくなる時期だ。投資をしたくても時間がない、時間をかけたくないという人もいるだろう。しかし将来のことを考えれば、経済的な準備も並行していく必要がある。つみたてNISAでは手間のかからない運用ができるため、40代にもおすすめだ。

積立NISAは40代から始めても遅くない!むしろ始め時

つみたてNISAは20年間もの長期の非課税期間を利用できる制度だ。20代や30代なら迷わず活用したい制度だが、40代からのスタートは遅いのだろうか。

結論からいえば、40代から始めても決して遅くありません。

20年間の非課税期間をすべて使う必要もなければ、20年後にすべて引き出さないといけないわけでもない。10年間だけ運用してもいいし、20年経ったあとも運用を継続して問題ない(その場合は課税口座に移す)。

仮に45歳で始めれば、20年後は65歳だ。定年退職の時期ではあるものの、70歳まではおよそ半分の人が就業しており、75歳まででも30%以上の人が働いている。

現在40代の人の20年後はまだまだアクティブな人が多いはずだ。そう考えると、将来のためにつみたてNISAで今から資産形成するのは良い選択だろう。

國村 功志

40代の場合、非課税期間を最大限活用するには早く始めたほうがよいでしょう。投資できる期間が長いほど、運用成績の向上も期待できます。

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40代におすすめの理由1,収入は増えたがライフイベントのお金もかかる→積立NISAなら自由に積立金額を設定できいつでも換金できる

40代は、子どもがいれば小学校高学年や中学生などある程度の年齢に成長し、生活費も教育費も増加しやすい時期にあたるだろう。

結婚の平均年齢は男性が30.7歳、女性が29.4歳で、第一子を出産する女性の平均年齢は31.0歳だ。このことから、40代では第一子が小学生高学年から中学生、高校生となる時期である。
出典:内閣府『令和4年版少子化社会対策白書全体版』

子どもが大きくなれば、教育費は増加しやすい。文部科学省の資料を見ると、小学校から高校までの1年あたり・子ども1人あたりの教育費は以下のとおりだ。

小学校 中学校 高等学校
学習費 総額 公立 私立 公立 私立 公立 私立
32万1,281円 159万8,691円 48万8,397円 140万6,433円 45万7,380円 96万9,911円

中学までは公立に通う家庭が多いため、教育費の負担はまだ少ないが、高校は私立へ進む家庭も増えてくる。教育費が一気に上がる家庭もあるはずだ。

私立高校の学習費が私立中学より少ないのは、国からの支援である「高等学校等就学支援金制度」の影響だと考えられる。ただし年収590万円程度から支援額は大幅に下がるため、私立に通うなら相応の金額は準備しておかなければならない。

40代はマイホーム購入や家族構成に合わせた広い家への引っ越しなど、住居費の負担がかかりやすい時期でもある。初めて住宅購入する世帯主の平均年齢は、住宅の種類により37歳〜43歳程度だ(出典:国土交通省『令和3年度住宅市場動向調査』)。

しかし一般的には収入が増える世代でもあるため、支出が増加してもある程度吸収でき、貯蓄に回す資金は確保しやすい。実際に平均給与は30代後半(400万円)から40代後半(498万円)にかけて100万円近くアップしている(出典:国税庁『令和2年分民間給与実態統計調査』)。

國村 功志

その一部を投資に回すなら、つみたてNISAを選択肢として考えましょう。

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証券会社によっては月100円から、最大で月々3万3,3333円まで積み立てられます。積立金額は自由に設定できるため、毎月の収入から無理なく資産形成を続けやすいのが特徴です。
國村 功志

換金はいつでもできるため、予想以上の支出に見舞われたときなどでも引き出して使える柔軟性もあります。

例えば、3万円を10年間積み立てると、元本は360万円、20年間で720万円になる。その間に年平均3%で運用できたとすれば、10年で約420万円、20年で約985万円になる計算だ。
3.つみたてNISA(積立NISA)で40代におすすめの銘柄5選
(画像=編集部作成)
通常なら運用益に20.315%が課税されるが、つみたてNISAは非課税のため、運用結果がそのまま受取額になる。制度を利用しない場合と比べれば、非課税の分だけ効率的な資産形成ができる。

40代におすすめの理由2, 仕事はマネジメントからプレイヤーまで求められ忙しい→積立NISAならほったらかしにできる

40代は、それまで積み上げた経験や実績から勤務先で頼りにされることが多く、仕事が充実する世代ではないだろうか。 管理職の平均年齢は係長級で約45歳、課長級で約48歳だ(出典:厚生労働省『令和3年賃金構造基本統計調査』)。 人によってはもっと早くから管理職になり、上司として後輩の育成や関係部署との調整、顧客対応など、マネジメントからプレイヤーまでの役割をこなし、責任ある仕事を任せられる場合もあるかもしれない。仕事が非常に忙しくなり、目の前のことに手一杯で将来のことはあまり考えられない人もいるだろう。 そのような状況で、先々のために資産形成を始めるなら、つみたてNISAがおすすめだ。
國村 功志

忙しいとなかなか投資のために時間を取れないこともありますが、つみたてNISAは長期投資を支援する制度であり、売買して利益を得ることはあまり想定されていません。

> つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)。
> 引用:金融庁 投資信託に積み立てていくため、個別株のように詳しいリサーチをしたり、自分で投資タイミングを図ったりする必要もない。
最初の金融機関や商品選びさえクリアしてしまえば、あとは自動的に資産形成を行っていけます。つみたてNISAなら、仕事に集中しながら将来のための準備ができるため、忙しい人に最適な制度です。

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つみたてNISAとは?

つみたてNISA(積立NISA)で40代におすすめの銘柄5選
(画像=MONEY TIMES編集部)
つみたてNISAとは、積立専用の非課税投資制度のことだ。投資から得た運用益が非課税になるため、積立投資を始めるなら、ぜひ利用したい。

つみたてNISAとは?

制度概要
利用できる人 口座開設する年の1月1日時点で20歳以上の人
投資方法 積立投資
非課税投資枠 年間40万円まで(20年間で最大800万円)
非課税期間 毎年の非課税投資枠に対して20年間
対象商品 国が定めた基準を満たした投資信託・ETF(上場投資信託)
非課税対象 対象商品の売却益・分配金
口座開設期間 2042年まで
注意点 つみたてNISAと一般NISAのどちらかを選択して利用する
金融庁より作成

つみたてNISAは、少額からの長期・積立・分散投資により、資産形成を後押しするための税制優遇制度だ。毎年40万円まで投資でき、売却益と分配金を非課税で受け取れる。対象商品は、長期の積立投資に適した投資信託とETF(上場投資信託)に絞られており、投資初心者でも商品を選びやすい。ETFは取り扱いのある金融機関が限られているため、投資信託での運用が基本になる。

非課税期間は毎年の投資額に対して最長20年間で、その間はいつでも売却できる。毎年40万円を投資していけば、20年間で最大800万円まで投資可能だ。

口座開設期間はもともと2037年まででしたが、制度改正により2042年まで延長されます。2023年までに始めれば、毎年40万円×20年間=合計800万円の非課税投資枠の利用が可能です。

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つみたてNISAの5つのメリット

5つのメリットをみていこう。

5つのメリット
  • 売却益と分配金が20年間非課税
  • 低コストで長期投資ができる
  • 少額から始められる
  • 買うタイミングを迷わなくていい
  • ドルコスト平均法で買付単価を平準化できる

・売却益と分配金が20年間非課税

投資から得た利益には、通常なら20.315%の税金がかかる。しかし、つみたてNISAでは売却益と分配金に対する税金がかからず、そのまま受け取れる。仮に100万円の利益があれば、手元に残るお金に約20万円もの違いが出る。

國村 功志

長期投資では運用益の積み上がりが期待できるため、積立投資をするなら利用したい制度です。

・低コストで長期投資ができる

つみたてNISAで購入できる商品は、長期投資に適した低コストの投資信託に限定されている。以下の条件をクリアできる投資信託のみが対象商品だ。

投資信託 インデックスファンド アクティブファンド
投資対象資産 国内資産のみ 海外資産 国内資産のみ 海外資産
信託報酬 0.5%以下 0.75%以下 1%以下 1.5%以下
※信託報酬は税抜
※出典:金融庁

日経平均株価など特定の指数と同様の値動きを目指すインデックスファンドの場合、国内資産のみに投資するものは信託報酬が年0.5%以下、海外資産に投資するものは年0.75%以下が条件だ。

指数を上回る運用を目指すアクティブファンドの信託報酬は、国内資産のみに投資するものが年1%以下、海外資産に投資するものが年1.5%以下と定められている。

さらに、以下の条件を満たす必要がある。

  • 購入手数料が無料
  • 信託期間が無期限または20年以上
  • 毎月分配型の投資信託は除く
  • 為替ヘッジ目的以外のデリバティブ取引による運用は行わない

アクティブファンドは以下の条件も課せられている。

  • 純資産総額50億円以上
  • 信託期間が5年以上経過している
  • 信託期間中の3分の2以上が資金流入超である
買付手数料は無料で、運用手数料である信託報酬が一定以下に抑えられた商品がそろっており、初心者でも商品を選びやすいのが特徴です。

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つみたてNISAの対象商品は、長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託に限定されています。長期投資に向かない商品や値動きの大きい複雑な商品は除外となります。長期の資産形成に適した商品の中から選べるので、投資未経験者でも始めやすい制度です。
引用:日本証券業協会

國村 功志

銘柄選別の難しいアクティブファンドでも、金融庁の基準に基づいてある程度絞り込まれているため、積極的にリターンを狙いたい人にもおすすめできます。

・少額から始められる

まとまった金額でなくても少額ずつ投資できるメリットもある。毎月投資する場合、3万3,333円を上限に投資金額を決められるため、生活に負担をかけずに投資を継続できる。

國村 功志

ボーナスのタイミングなどに合わせて増額できる金融機関も多く、自分の状況に応じて無理なく続けやすいといえるでしょう。

・買うタイミングを迷わなくていい

積立投資が基本であるため、一度買付設定をすれば自動的に積み立てられていき、自分で購入タイミングを図る必要はない。

買付タイミングの見極めは決して簡単ではなく、その判断に時間や手間をかけずにすむことはメリットだ。

・ドル・コスト平均法で買付単価を平準化できる

ドル・コスト平均法とは?
価格の変動する商品を一定額ずつ分けて購入し、買付単価を平準化する方法。

購入金額を一定に保つことで、価格が低いときは購入量が増加し、価格が高いときは購入量が減少する。その結果、安いときには多く、高いときには少なく買い付けるため、買付単価をある程度抑えられることにつながる。

一括投資の場合はタイミングによっては高値掴みになってしまう可能性がありますが、積立投資では、その心配をせずに投資できるメリットがあります。

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NISAと積立NISAは40代ならどっちが得?

3.積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=MONEY TIMES編集部)
40代の投資初心者が資産運用を始めるなら、つみたてNISAを検討しよう。しかし人によっては一般NISAのほうがよい場合もあるため、違いを知って自分に必要な制度がどちらか考えたい。

NISA口座は一人一口座

NISA口座には、つみたてNISAと一般NISAがある。どちらも投資から得た利益が非課税になる制度であるため、資産形成に利用したい。両方は利用できず、どちらかを選んで利用しなければならない。 年単位で切り替えはできるものの、切り替えたい年に一度も買付をしていないといった条件があり、いつでも切り替えられるわけではない。 > NISA口座を開設する金融機関は1年単位で変更可能です。また、NISA口座内で、つみたてNISAと一般NISAを1年単位で変更することも可能です。ただし、つみたてNISAですでに投資信託を購入している場合、その年は他の金融機関又は一般NISAに変更することはできません。
> 引用:金融庁 そのためNISA口座の開設にあたっては、それぞれの違いをよく理解したうえで申し込みたい。投資可能金額や非課税期間、投資できる商品などが異なるため、自分がどちらを利用すべきなのか比較して検討しよう。

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つみたてNISAと一般NISAの違い

それぞれの違いを確認していこう。

つみたてNISA 一般NISA
投資できる金額 年間40万円 年間120万円
非課税期間 投資した年から20年間 投資した年から5年間
投資できる期間 2042年まで 2023年まで
投資できる商品 長期・積立・分散投資に適した
一定の投資信託
上場株式
投資信託
ETF(上場投資信託)
REIT(不動産投資信託)など
非課税になる利益 売却益・分配金 売却益・配当金・分配金
買付方法 積立投資のみ 一括投資・積立投資
ロールオーバー できない できる

40代は基本的につみたてNISAがおすすめだ。制度の違いからその理由を紹介しよう。

・投資できる金額

投資できる金額は、つみたてNISAが年間40万円まで、一般NISAが年間120万円までです。

一般NISAはその範囲内で一括でも積立でも投資できるのに対し、つみたてNISAは積立のみである。

1年あたりの単純な金額比較であれば一般NISAのほうが多く投資できるが、40代は子どもの教育費の増加やマイホーム購入などお金のかかるライフイベントが重なりやすく、非課税投資枠を十分に利用できない可能性がある。

國村 功志

それを考えれば、少額を長期間積み立てて資産形成を目指すつみたてNISAのほうが、無理なく続けていきやすいのではないでしょう。一般NISAでも積立投資はできますが、少額ならば非課税期間の長いつみたてNISAのほうがよいでしょう。

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・投資できる期間

投資できる期間は、つみたてNISAが2042年までとなっており、投資した各年から20年間非課税で運用できます。一般NISAは2023年までで、投資した各年から5年間非課税です。
例えば、つみたてNISAで2022年に投資した分は2041年まで非課税となり、2042年に投資した分は2061年まで非課税になる。
國村 功志

一般NISAに関しては、5年間非課税で運用したのち、非課税期間が終了する翌年の投資枠に商品を移し、再度5年間非課税で保有できます。この仕組みをロールオーバーと呼びます。

ロールオーバーすれば、最長10年間の長期投資はできるが、後述の新しいNISAを利用しても40代の資産形成の期間としては少し短いかもしれない。 つみたてNISAなら毎年の投資枠に対して20年間の非課税期間があり、40代から始めれば、ちょうどセカンドライフの時期に非課税期間の終了を迎える。そのため20年後から、非課税期間が終了する運用資産を毎年引き出す機会が巡ってくる。将来の退職などを見据えれば、つみたてNISAがおすすめだ。

・投資できる商品

投資できる商品は、つみたてNISAの場合、金融庁の基準をクリアした一定の投資信託が対象です。一般NISAはそれ以外の多様な投資信託を含め、上場株式やETF、REITなどにも投資できます。
つみたてNISAの投資信託には、国内資産のみに投資するインデックスファンドの場合、信託報酬が0.5%(税抜)以下などの条件があり、比較的商品選びをしやすい。一般NISAではそのような基準がなく、選択肢の広さが特徴だ。
國村 功志

このことから、仕事などで忙しい40代には、ある程度商品が絞り込まれているつみたてNISAが向いています。自分で調べてさまざまな商品から選びたい場合は別ですが、そこまで時間が取れない場合は、シンプルな商品の多いつみたてNISAを選択しましょう。

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積立NISAよりも一般NISAがおすすめな人

以下に当てはまる人は、一般NISAのほうがおすすめだ。
  • 投資にかける時間と余裕がある人
  • 株式投資がしたい人
  • 手元の余裕資金が多い人
  • 短期間で利益を出したい人

・投資にかける時間と余裕がある人

つみたてNISAの商品は、主に株式の投資信託で、多くはインデックスファンドだ。それに対し、一般NISAでは債券やREITの投資信託も選べ、アクティブファンドも銘柄が豊富である。さらに、海外の株式やETFにも投資できる。 そういった商品に投資するにあたっては、詳しく調べたり、情報を追いかけたりするほうがよい場合もある。そのため、投資にある程度を時間かけられる人や余裕のある人は、一般NISAを検討しよう。
國村 功志

商品選びが大変なこともあるかもしれませんが、それを楽しみながらできる人なら苦にはならないはずです。

・株式投資がしたい人

一般NISAでは、上場株式に投資できる。国内株式はもちろん、証券会社で取り扱いがあれば、米国や中国など海外株式も対象だ。 つみたてNISAでは上場株式には直接投資できず、投資信託を通じて間接的に投資するしかない。個別株に直接投資するには、一般NISAしか選択肢はない。
國村 功志

ちなみにIPO(新規公開株)を一般NISAで申し込む場合、証券会社によって対応・非対応が異なるため、事前に確認しておきましょう。

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・手元の余裕資金が多い人

投資できる金額は、つみたてNISAが年間40万円、一般NISAが年間120万円だ。さらに、前者は基本的に積立のみ、後者は一括でも積立でも投資できる。

そのため手元資金に余裕があり、まとまった金額を投資したい人は、一般NISAのほうがおすすめだ。

國村 功志

一般NISAなら年間80万円も多く投資枠を確保でき、積立にも対応しています。普段は5万円の積立を設定し、好きなタイミングで30万円を一括投資するといった使い方も可能です。

現行の一般NISAは2023年までだが、2024年以降は後述する新しいNISAを利用して引き続き投資できる。

・短期間で利益を出したい人

つみたてNISAは、少額からの長期積立投資を支援するための制度である。

つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)。
出典:金融庁

年間の投資額も一般NISAに比べて抑えられており、コツコツ積立をして資産形成する制度設計になっている。

一方、一般NISAは任意のタイミングで投資でき、短期投資もおこないやすい。個別株にも投資できるため、値動きの大きい銘柄で短期的に利益を狙うことも可能だ。

國村 功志

もちろん投資上限額はあるものの、投資方法の自由度から考えれば、短期間で利益を出したい人には一般NISAが向いています。

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2024年からは2階建の新NISAがスタート

4.積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=MONEY TIMES編集部)

一般NISAは2023年に終了し、2024年からはリニューアルされた新しいNISAがスタートする。主な変更点は、以下の3つだ。

  • 2028年まで投資できる
  • 非課税枠が2階建てになる
  • 非課税枠が年間122万円になる
新NISAは2024年から2028年まで投資でき、一般NISAが5年間延長されたものと考えましょう。非課税枠は年間20万円の1階部分と年間102万円の2階部分に分かれ、それぞれ制度が異なります。

1階はつみたてNISAと同様に積立投資のみ可能で、対象商品も同じだ。2階部分は従来の一般NISAと基本的に同じ制度だが、原則1階で少額でも投資しなければ利用できない。

投資経験があれば、1階を利用せずとも2階のみ利用できる。その場合の投資できる商品は、個別株に限られる。

・また、より多くの方に長期・積立・分散投資を経験していただくために、原則として、2階部分を利用するためには、1階部分での積立投資を行う必要があります。
・ただし、過去にNISA口座を有していたなど投資経験を有する方のうち、2階部分で上場株式のみを購入する方については、1階部分を利用せずに2階部分のみ利用することができます。
引用:金融庁

國村 功志

一般NISAで投資した2019年分以降は、新NISAにロールオーバーできるため、すでに利用している人は、引き続き非課税投資が可能です。

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40代から積立NISAを始めるのにおすすめの証券会社5選

5.積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=MONEY TIMES編集部)

銘柄数が多く、ポイント還元も期待できるネット証券がおすすめだ。

楽天証券 SBI証券 松井証券 マネックス証券 auカブコム証券
口座開設日数 最短翌営業日 最短2営業日 1〜2週間 最短3営業日 最短翌営業日
最低積立金額 100円 100円 100円 100円 100円
積立単位 1円 1円 1円 1円 1円
積立頻度 毎日
毎月
毎日
毎週
毎月
毎月 毎日
毎月
毎月
銘柄数 181 183 173 154 171
ボーナス設定
ポイント還元 投信の基準残高到達ごとに
楽天ポイントを
最大500ポイント還元

楽天カード積立で
最大1.0%還元
楽天キャッシュ
積立で最大0.5%還元
投信残高に応じていずれかの
ポイントが最大0.25%還元
・Tポイント
・Pontaポイント
・dポイント

三井住友カード積立で
最大2.0%のVポイント還元
投信残高に応じて
松井証券ポイントを
最大0.85%還元 or
現金を最大0.78%還元
投信残高に対して
最大0.08%のマネックス
ポイントを還元

マネックスカード
積立で最大1.1%還元
投信残高に対して
最大0.24%のPonta
ポイントを還元

auPAYカード
積立で1.0%還元
詳細 楽天証券 SBI証券 松井証券 マネックス証券 auカブコム証券
※ボーナス設定は年2回まで積立額を増額できる設定のこと
楽天証券SBI証券松井証券マネックス証券auカブコム証券の公式サイトより作成、2022年7月5日時点

各証券会社について、メリットやデメリット、特徴を見ていこう。

楽天証券……楽天ポイントを貯めて楽天経済圏で活用しよう

6.積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=『楽天証券』より引用)

楽天証券は、クレカ積立の先駆的な証券会社だ。楽天カード積立で決済額の1%(100円につき1ポイント)の楽天ポイントが貯まるため、ぜひ利用したい。

ただし2022年9月買付分から、信託報酬のうち楽天証券が受け取る手数料が税込0.4%未満のファンドは、還元率が0.2%(500円につき1ポイント)に引き下げられる。

つみたてNISAにおいては、インデックスファンドの還元率は基本的に0.2%になる。

これから楽天証券で積立を始める場合は、電子マネーの楽天キャッシュを利用しましょう。2022年8月買付分から楽天キャッシュで積立ができ、一律0.5%(200円につき1ポイント)の還元率です。

ポイント還元の対象は楽天カードから楽天キャッシュをチャージした場合で、チャージ金額に対してポイントが付く。ポイントはチャージさえすれば、楽天証券で利用しなくても還元される。

「楽天キャッシュ」による投信積立の上限額は月5万円で、全積立対象商品において、「楽天カード」からの「楽天キャッシュ」チャージ額に対して0.5%分の「楽天ポイント」が貯まります(※2)。加えて、2022年12月末まで、投信積立の「楽天キャッシュ」利用額に対し、0.5%分の「楽天ポイント」が進呈される(※3)ため、2022年中は最大1.0%分(※4)の「楽天ポイント」が貯まります。
(引用元:PR TIMES|楽天証券|投信積立、オンライン電子マネー「楽天キャッシュ」決済開始のお知らせ

一方、投資信託の保有残高に対するポイントは、基準残高を達成するたびに受け取れるもので、他社のように残高に応じて毎月還元があるわけではない。この点はデメリットと言えるかもしれない。

しかし貯まったポイントは楽天の他サービスでもお得に利用できるため、楽天経済圏を活用している人は検討しよう。

楽天証券の詳細はこちら
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SBI証券……他社では購入不可の人気ファンドの取り扱いあり

7.積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=『SBI証券』より引用)

SBI証券は5社の中で唯一、積立頻度を「毎日」「毎週」「毎月」から選べる。毎月でも十分な時間分散はできるが、よりきめ細かく購入タイミングを分散させたい場合は、毎日や毎週で積み立てるのもよいだろう。

銘柄数は最多級で、SBI証券でしか取り扱いのない人気ファンドもある。2022年6月の積立ランキング上位10銘柄には、他社では購入できない以下の2銘柄がランクインしている。

  • SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
  • SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド

ポイントについては、投信残高に対するポイントとクレカ積立に対するポイントの種類が異なり、効率の面からデメリットに感じる人はいるかもしれない。

しかし、投信残高に対するポイント(最大0.25%)をTポイント、Pontaポイント、dポイントから選べる点は利用者のメリットである。

SBI証券の詳細はこちら
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松井証券……プランナーに資産形成相談ができるネット証券

8.積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=『松井証券』より引用)

松井証券は特徴的なサービスを提供している証券会社だ。

例えば投信残高に対する還元について、他社はポイントで還元している。松井証券の場合は、松井証券ポイント(最大0.85%)か現金(最大0.78%)を選択できる。ポイントが不要な人にとって現金を選べるのは、うれしいサービスだ。

還元対象は松井証券が受け取る信託報酬が税抜0.3%超のファンドであり、つみたてNISAに多いインデックスファンドは対象外のものが多数だ。

しかしアクティブファンドでは還元を受けられる銘柄があり、「ひふみプラス」や「フィデリティ・欧州株・ファンド」など13銘柄が対象になっている(2022年7月6日時点)。

他にも、専門知識を持ったプランナーに電話で資産形成の無料相談を行える「マネープランサポート」を提供している。商品の勧誘があるわけではなく、例えば以下のような相談ができる。

・「資産形成といっても、何から始めれば良いかわからない…」
・「結婚、子育て、住宅購入…色々なライフイベントを乗り越えながら老後の資産を蓄えるなんて不安…」
・「NISAとかiDeCoとか、節税ができるって聞いたけど、よくわからない…」
出典:松井証券
國村 功志

このような相談ができるネット証券は珍しく、資産形成についてアドバイスもほしい人におすすめできます。ただしボーナス設定ができないというデメリットがあるため注意しましょう。

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マネックス証券……クレカ積立の還元率が1.1%で最も高い

9.積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=『マネックス証券』より引用)
マネックス証券は、クレカ積立による還元率が1.1%であり、ゴールドやプラチナを除いた通常カードにおける比較では最も高い。
10.積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=マネックス証券より引用)

設定できる金額は1,000円以上で、100円につき1ポイント+1,000円につき1ポイント=1.1%のマネックスポイントが還元される。日常のカードショッピングでも税込100円につき1ポイントが貯まる。

使い道は1ポイント=1円として、株式の売買手数料への充当やビットコインなどの暗号資産への交換に利用できる。以下の他社ポイントにも交換可能だ。

  • dポイント
  • amazonギフト券
  • Tポイント
  • Pontaポイント
  • nanaco
  • WAONポイント
  • ANAマイル
  • JALマイル

日本赤十字社や災害支援団体READYFORへの寄付にも利用でき、使い道は幅広い。

マネックスカードは、カードショッピングのご利用に応じて、還元率1.0%でマネックスポイントが付与され、貯まったポイントはマネックス証券での株式手数料に充当したり、他社提携ポイントと交換したりすることができます。カードでの投信積立決済では、マネックスポイント還元率が1.1%となります。
(引用元:PR TIMES|マネックス証券株式会社|投資信託残高1兆円突破のお知らせ)

國村 功志

投資信託の銘柄数は他社より少し少ないため、購入したい商品があるか事前に確認してから口座開設しましょう。

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auカブコム証券……つみたてNISA利用で株式投資手数料が割引になる

11.積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=『auカブコム証券』より引用)
auカブコム証券でつみたてNISA口座を開設すると、「NISA割®」として以下の手数料が最大5%安くなります。
  • 国内現物株の売買手数料
  • 国内現物株と国内信用取引の1日定額手数料

NISA口座を開設すれば自動的に適用され、1年目は1%、2年目は2%と毎年ステップアップする。auの通信サービスを契約していれば、国内現物株の売買手数料と国内信用取引の1日定額手数料が1%割引になる「auで株式割」とも併用可能だ。

ポイント還元は2種類あり、auPAYカード積立による1.0%還元、投信残高に対する最大0.24%の還元がある。どちらもPontaポイントが付与される。

残高に対するポイントで注意したいのは、保有残高が3,000万円以上ないと0.24%の還元にならないことだ。そのためつみたてNISAで0.24%還元を受けるのは難しい。

100万円未満は0.05%、100万円〜3,000万円未満は0.12%のため、現実的にはそのどちらかになる。以下を始めとした比較的低コストの指定銘柄は、0.005%になることも注意しよう。

  • SBIシリーズ
  • たわらノーロードシリーズ
  • ニッセイシリーズ
  • 楽天シリーズ
  • eMAXIS Slimシリーズ

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40代が積立NISAの銘柄を選ぶ際の5つのポイント

4.つみたてNISA(積立NISA)で40代におすすめの銘柄5選
(画像=MONEY TIMES編集部)

つみたてNISAは20年間の非課税期間がある。

途中で引き出さず最後まで運用を続けるなら、株式中心のポートフォリオが適切です。

しかし20年たつ頃には60代のため、基本は投資地域を分散し、1つの資産に偏りすぎない運用をした方が安心だ。また、何らかのライフイベントによる予定外の支出にも備え、リスクの少ない資産を組み入れておいてもいいだろう。

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ポイント1……先進国株式を中心にポートフォリオを組む

長期投資することを考えれば、株式をメインに投資するほうがよい。株式は変動性の高い資産だが、長期投資することで優れた運用成果を発揮しやすいからだ。例えば、2001年から2021年の実績は、外国株が約4.7倍、日本株が約2.2倍になっている(出典:GPIFの公式サイト)。
5.つみたてNISA(積立NISA)で40代におすすめの銘柄5選
(画像=GPIFの公式サイトより引用)
この結果は積立で投資した場合の運用成果とは異なるが、株式は変動性が高く、積立投資との相性がよい。価格が高いときには少なく、価格が安いときには多く買い付けることで、平均購入単価を抑え、リスクを軽減しながらリターンを期待できる。
外国株は新興国の方が先進国より政治情勢が不安定で、変動性もより大きい傾向にあります。大きく上昇することもありますが、安定性を優先するためには、先進国株を基本にポートフォリオを組むのがおすすめです。
長期のチャートからも新興国株は値動きが大きいことがわかる。
積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=ピクテ・ジャパンより引用)
図の期間においてはリターンが先進国株と米国株を上回っているものの、リスクはその分大きい。これは下落するときも、より大きく下がる可能性が高いことを意味している。先進国株や米国株だけでも年率5〜7%前後のリターンが期待できるため、さらにリスクを高めてリターンを追求するかどうかは慎重に検討しよう。
國村 功志

新興国株に投資しても問題はないですが、若い世代と比べれば、やはり40代はリスクを取りにくくなります。先進国株のみでも過去の運用成果は十分であるため、あえてリスクを高める必要はないでしょう。

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ポイント2……投資地域を分散する

先進国株を中心に投資するといっても、日本もあれば米国もあり、ドイツもあれば英国もある。その中から運用成果が最も高くなりそうな地域に投資する方法もある。しかし、重要なライフイベントが続き、退職後の生活も視野に入ってくる40代は、リスクを分散しながら投資することが大切だ。

複数の地域に分散投資することで、運用成果が特定の国や通貨に引っ張られすぎず、リスクの軽減効果を期待できます。

しかし、いくつもの国のファンドを持つことは不可能であるため、先進国株に分散する投資信託を利用しよう。投資地域は市場規模などに応じて構成されており、自分で細かく調整する必要のない点がメリットだ。例えば以下のようなファンドがある。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
本ファンドは、先進国株の代表的な指数である「MSCIコクサイ・インデックス」に連動することを目指している。投資対象は先進国22ヵ国の大中型株で、約1,300銘柄に投資する。投資国の例として、上位から米国、英国、フランス、ドイツ、カナダが続く。

このような上場株や国には、個人で分散投資することはできない。各銘柄や国の構成比率が変化してもファンドの運用過程で自動的に調整してくれ、お手軽に国際分散投資ができる。

日本市場が含まれていない投資信託もある。上記のファンドがその一例であり、投資対象の先進国22ヵ国に日本は含まれていない。

國村 功志

日本に投資したいなら日本株ファンドを別で持ちましょう。ただし1970年から2021年の長期実績では、日本株が約25倍に対し、外国株は約54倍になっています(出典:GPIFの公式サイト)。比重を高めるなら外国株を重視しましょう。

14.積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=GPIFの公式サイトより引用)

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ポイント3……低リスクのバランスファンドを選択肢に入れる

40代は、住居や子どもの教育などに関連した大きな支出が発生することがある。それらのお金はあらかじめ用意しておきたいが、予定外に支出が増え、つみたてNISAの資金を取り崩す可能性もあるだろう。そのような事態に備えて、低リスクファンドを少し組み入れておくのが賢明だ。 低リスクファンドは、一般的に債券に投資するものである。つみたてNISAは単一の債券ファンドがないため、債券比率の高いバランスファンドが候補になる。株式のみに投資するファンドよりも値動きが緩やかであり、何かあったときに、まずはそこから解約する使い方ができる。
バランスファンドとは?
株式や債券、REITなど種類の異なる複数の資産に分散投資する投資信託のこと。ひとつのバランスファンドで投資対象や地域の分散効果が期待できる。値動きの小さい債券の比重が高ければ、下落相場でも相対的に下げ幅を抑えやすくなる。
> 国内の株式や債券、海外の株式や債券など性格の異なる複数の資産を組み合わせて運用する投資信託のこと
> 出典:日本証券業協会
株式が上がっていればそれを解約してもよいが、全体が下がっていれば、一番ダメージが少ないのは低リスクファンドの可能性が高いからです。
國村 功志

全体のリスク調整にも利用できるため、ポートフォリオに組み込むことで、リターンをある程度維持したままリスクの低減が期待できます。

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ポイント4……アクティブファンドは10%程度の配分比率に抑える

つみたてNISAで積極的にリターンを狙っていきたい場合、アクティブファンドが選択肢になるだろう。
アクティブファンドとは?
独自の調査や分析を通じて、市場平均より高いリターンを目指す投資信託のこと。市場平均は日経平均株価やS&P500などの指数で表される。指数を上回ることや指数に関係なく高いリターンを目指すアクティブファンドがある。
> ベンチマーク(目標基準、指標)を上回る成果を目指して積極的に運用する投資信託のこと。
> 出典:日本証券業協会
國村 功志

株式のインデックスファンドのみでも十分なリターンを期待できるが、市場平均を上回るリターンを目指したい人は検討してみましょう。

インデックスファンドとは?
日経平均株価やS&P500などの市場平均と連動する運用成果を目指す投資信託のこと。組入銘柄は基本的に対象指数と同じであり、調査や分析が必要ない分、低コストで運営できる。対象指数とほとんど同じ値動きをするため、わかりやすい。
> ベンチマーク(目標基準、指標)への連動を目指す投資信託のこと。
> 出典:日本証券業協会
注意すべき点は、市場平均を下回るアクティブファンドがあることです。一時期好調だとしても、5年や10年など時間がたつにつれて、インデックスファンドを下回るものが増えてきます。
> 年間成績では約6割のマネジャーが市場平均を下回る。10年では7割、20年では8割のマネジャーが市場に負けている。
> 出典:チャールズ・エリス『敗者のゲーム 原著第6版』 <ブラックロック日本株オープンのチャート(2022年5月31日)>
15.積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=ブラックロックより引用)
例えば上記は、ブラックロック社の「ブラックロック日本株式オープン」のチャートである。1998年から20年以上運用されており、主に日本を代表する大型株に投資しつつ、中古型株にも一部投資している。比較対象の指数はTOPIXだ。
チャートの前半ではTOPIXを上回っている期間もあるが、2010年頃からは指数を下回り続けている。これでは何のために高い信託報酬を支払っているのかわからなくなる。もちろん一時的に市場平均を下回ることがあってもおかしくはない。しかしその期間があまりに長いと、アクティブファンドとしての価値に疑問が生じる。
國村 功志

結果が分かるのは何年もたった後のことなので、アクティブファンド選びは難しいのです。

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そのため優秀なアクティブファンドを見分けるには、長期の運用実績で確かめる必要がある。できれば10年以上の実績を見て、ベンチマークを上回るリターンを継続して出せているかを確認しよう。例えば「年金積立Jグロース」がそれに当たる。

<年金積立Jグロースのチャート(2022年5月31日)>

年金積立Jグロース
年金積立Jグロースは2001年から運用され、実績が豊富なファンドである。主に成長性が高く株主還元に積極的な国内企業に投資し、中長期的な運用成果の獲得を目指している。組入銘柄は125銘柄と集中的に投資しており、上位からソニー、トヨタ、キーエンス、三井物産、東海旅客鉄道などが並んでいる。

対象指数はTOPIXで、10年以上にわたってそのリターンを上回っている。設定時点からの騰落率はTOPIXの約79%に対し、当ファンドは約238%だ。この実績からもアクティブファンドとして優秀と言えるだろう。

運用成果がよいアクティブファンドがあったとしても、配分比率はポートフォリオの10%程度に抑えるのがおすすめです。ベンチマークを下回る場合でもその影響は最低限にとどめられ、上回るようなら10%でも運用成果にプラスに働きます。
例えば月額3万3,333円積み立て、そのうち10%(3,333円)が先ほどの「ブラックロック日本株オープン」だった場合と、インデックスファンドの「東京海上セレクション・日本株TOPIX」だった場合の違いを比べてみよう。

それぞれ20年間積み立てたとすれば、元本は79万9,920円になる。それに対して各ファンドのリターンは以下のようになった。

評価額 収益額 収益率
ブラックロック日本株オープン 110万9,838円 30万9,918円 138.74%
東京海上セレクション・
日本株TOPIX
147万2436円 67万2,516円 184.07%
36万2,597円 45.33%
※2002年7月〜2022年6月(月末データベース)
モーニングスターのデータより作成

結果は20年間で36万円以上もの差になった。アクティブファンドも増えているため、損をしているわけではない。しかし高い信託報酬を支払ったのに、インデックスファンドに負けていては成果としては不十分だ。

また、これはポートフォリオの10%にあたる3,333円を積み立てた部分に対する結果である。もし本アクティブファンドを20%や30%保有していれば、ポートフォリオ全体のリターンはさらに押し下げられる可能性がある。

もちろんアクティブファンドには市場平均を長期間上回るものもあり、そのすべてが否定されるべきではない。問題は、運用結果が将来になるまでわからないことである。

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ポイント5……中身が同じ投資信託は信託報酬の安い方を選ぶ

投資信託は、手数料の安いものを選ぶことが基本だ。比較すべき手数料には、購入手数料と信託報酬がある。つみたてNISAの投資信託は購入手数料がかからないため、信託報酬を確認しよう。

信託報酬とは、投資信託の運用にかかる手数料であり、プロに運用を任せる代わりに発生する。年率◯%と手数料率が決まっており、日々の純資産総額に対して、日割りで運用資産から差し引かれるものだ。わずかな違いのように感じても、運用期間が長くなるほど利益を圧迫する要因になる。

例えば、信託報酬が0.1%と0.5%の投資信託に、3万円ずつ10年間積み立てて、年率3.0%で運用した場合、結果に約8万6,000円もの違いが出る。これが20年間だと、約41万3,000円の差にまで広がる(出典:金融庁「資産運用シミュレーション」)。
17.積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=金融庁「資産運用シミュレーション」より引用し筆者作成)
18.積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=金融庁「資産運用シミュレーション」より引用し筆者作成)

つみたてNISAは低コストファンドがそろっているとはいえ、商品ごとに信託報酬は異なる。

國村 功志

特にインデックスファンドは、同じ指数に連動する銘柄が数多くあるため、中身が同じなら基本は信託報酬の安いものを選びましょう。

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例えば日経平均株価や先進国株式の指数であるMSCIコクサイのインデックスファンドを比較しても、銘柄によって信託報酬は大きく異なる。

指数 銘柄 信託報酬
日経平均株価 iFree 日経225インデックス 0.154%
野村インデックスファンド・日経225 0.44%
MSCIコクサイ たわらノーロード 先進国株式 0.10989%以内
eMAXIS先進国株式インデックス 0.66%以内
SBI証券「投資信託パワーサーチ」より作成、2022年7月7日時点

日経平均株価の銘柄では2.8倍の差、MSCIコクサイの銘柄に至っては6倍もの差になる。

インデックスファンドは指数との連動を目指して運用するものであるため、信託報酬の差はリターンの差に直結します。

アクティブファンドは、信託報酬より運用方針や過去の実績が重要であり、手数料は参考程度で十分だ。

國村 功志

なぜならアクティブファンドは独自の運用によって投資成果を追求する投資信託のため、その結果が重視されるからです。市場平均を上回るなど、満足できる結果さえ出してくれれば、高い手数料を払う意味はあるでしょう。

つみたてNISAのおすすめ証券会社
2022年4月時点
1 2 3 4 5
会社名 楽天証券 SBI証券 松井証券 マネックス証券 auカブコム証券
取扱銘柄数 181本 179本 173本 152本 164本
売買手数料 無料 無料 無料 無料 無料
最低投資金額 100円 100円 100円 100円 100円
ポイント還元 楽天ポイント Tポイント
Pontaポイント
Vポイント
dポイント
松井証券ポイント マネックスポイント Pontaポイント
クレジット
カード積立
ポイント還元率
楽天カード
1%(※1)
三井住友カード
0.5%(※2)
非対応 マネックスカード
1.1%
au PAYカード
1%(※3)
積立コース 毎月
毎日
毎月
毎週
毎日
毎月 毎月
毎日
毎月
ココがおすすめ ・楽天カード積立のポイント還元が高い
・日経新聞の記事閲覧
・口座数主要ネット証券No.1柔軟な積立設定
・積立アプリでラクラク管理
・サポート体制に強み
・投信毎月現金還元サービス
・マネックスカード積立で1.1%ポイント還元 ・「NISA割®」で手数料割引
・Pontaポイントが貯まる
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※1.2022年9月より1%または0.2%
※2.三井住友カードの一般カード。一部のカードは1%または2%
※3.2022年3月28日より。対象au回線契約者は最大5%

積立NISAで40代におすすめの銘柄4選

積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=MONEY TIMES編集部)

銘柄選びのポイントをもとに、40代が検討したい4つの投資信託を紹介しよう。

【銘柄選びの条件】
・インデックスファンドから選択
・先進国資産を投資対象にする
・リスク低減のために小型株に投資するファンドは除く
・先進国株はMSCIコクサイ・インデックスを対象とするファンド
・米国株はS&P500を対象とするファンド
・日本株は日経平均トータルリターン・インデックスを対象とするファンド
・低リスクポートフォリオ構築のためにバランスファンドから債券重視の銘柄を選択
・信託報酬は各資産の中で最安の銘柄
・純資産総額に応じて信託報酬の引き下げのある銘柄は引き下げ後も比較して決定
・繰上償還条項に該当する可能性があるファンドは除外

銘柄 種類 基準価額 純資産総額 投資対象資産 信託報酬 トータルリターン
(年率)
おすすめ
ポイント
購入できる
証券会社
1年 5年
eMAXIS Slim
先進国株式
インデックス
インデックス 1万8,883円 3,277億円 先進国株式 0.1023%
以内
7.54% 12.93% 先進国株にグロース
分散投資ができる
SBI証券
楽天証券
松井証券
マネックス証券
auカブコム証券
SBI・V・S&P500
インデックス・
ファンド
インデックス 1万6,716,713円 5,863億円 米国株式 0.0938%
程度
11.14% 収益性の高い米国の
優良大型株に投資する
SBI証券
マネックス証券
auカブコム証券
eMAXIS Slim
国内株式
(日経平均)
インデックス 1万2,050円 221億円 日本株式 0.154%
以内
-6.70% 9.31%(※) 配当込みの日経平均
株価に投資できる
SBI証券
楽天証券
松井証券
マネックス証券
auカブコム証券
DCニッセイワールド
セレクトファンド
(安定型)
バランス 1万796円 99億円 日本株式
日本債券
先進国株式
先進国債券
短期金融資産
0.154% -0.64% 1.55%(※) リスク低減に活用できる SBI証券
楽天証券
松井証券
マネックス証券
auカブコム証券
※(*)は3年トータルリターン
※SBI証券「投資信託パワーサーチ」より作成、2022年7月8日時点

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eMAXIS Slim 先進国株式インデックス……先進国株にグローバル分散投資ができる

・対象指数

MSCIコクサイ・インデックスに連動している。

MSCIコクサイ・インデックス
日本を除く先進国22ヵ国の上場株式が投資対象である。大中型株の約1,300銘柄に投資しており、時価総額ベースで市場の約85%をカバーしている。日本における「外国株式」の代表的な指数だ。

・概要・実績

21.積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=SBI証券より引用)

22ヵ国に分散投資はされているものの、時価総額の約70%を占める米国の比重が高く、組入銘柄上位も米国企業が占めている。

例えば組入比率1位〜5位までは、アップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット、テスラが並んでいる。
國村 功志

米国株の影響は大きいですが、残り30%で他の先進国株に投資しており、分散効果が期待できます。

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過去5年リターンは年率12.93%で上昇し、インフレや景気後退懸念などで下落しているにも関わらず、中長期的に見れば好調な運用成果を維持しています。
純資産総額が500億円および1,000億円以上の部分は、より低い信託報酬率が適用される受益者還元型信託報酬率を採用しており、資金が流入するほど有利になる。本ファンドの場合、500億円以上は0.100595%、1,000億円以上は0.098890%で運用されている。

・今後の見通し

インフレ抑制のために、欧米では段階的な金利引き上げが行われている。状況によっては金利が大幅に引き上げられる可能性が心配されており、景気への影響が不安視されている。しかし新型コロナによる経済活動抑制からの転換が進んでおり、欧米ともに雇用は堅調である。
國村 功志

株式市場では金利とインフレの動向が不確実リスクと見られているため、それらの見通しがクリアになるまでは上昇が期待しにくい相場が続くかもしれません。

このファンドがおすすめの人
  • 高収益を目指しつつリスク分散にも気を配りたい人
  • 投資する地域で悩みたくない人

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SBI・V・S&P500インデックス・ファンド……収益性の高い米国の優良大型株に投資する

・対象指数

米国のS&P500指数に連動している。
S&P500指数
米国の代表的な株価指数で、株式市場の時価総額の約80%を占める。組入銘柄は時価総額の大きさに合わせて比率が異なり、業種のバランスも考慮されている。業種別比率は情報技術26.8%、ヘルスケア15.1%、金融10.8%、一般消費財10.5%、コミュニケーションサービス8.9%など幅広く分散されている。

・概要・実績

23.積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=SBI証券より引用)
S&P500は米国大型株から構成され、各産業を代表する優良銘柄が採用されている。構成銘柄上位は「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」と似ているが、米国の500銘柄に集中している分、1社あたりの構成比率は高い。上位10銘柄の比率はeMAXIS Slim先進国株式が17.5%に対し、本ファンドは28.02%もあり、上位銘柄の影響度がより高くなる。 過去1年のリターンは11.14%で、同期間の世界株式7.54%を3.6%上回る。本ファンドは2019年発売のため、長期リターンに関しては、ETFのVOO(S&P500)とTOK(MSCIコクサイ)を参考にしよう。 それによると、過去10年リターンはVOOが年率13.30%TOKが年率10.70%と、こちらもやはり米国株のほうが高い。 これは収益性や成長性の高い米国の優良大型株に集中して投資するためと考えられる。世界株にも同様の銘柄は組み入れられているが、地域や銘柄をより分散していることがリターンにも反映されている。

・今後の見通し

國村 功志

米国はインフレ対応のために金利引き上げが続く見込みで、引き上げ幅の大きさを巡って株式市場が不安定な状況にあります。積極的な金利引き上げが行われるのであれば、景気後退懸念の高まりから株式が買われにくい状況が続く可能性があります。

このファンドがおすすめの人
  • リターンを優先したい人
  • 米国の優良大型株に集中投資したい人

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eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)……配当込みの日経平均株価に投資できる

・対象指数

日経平均トータルリターン・インデックスを対象にしている。日経平均株価の値動きだけでなく、構成銘柄の配当も加味した指数である。一般的なインデックスファンドは投資の過程で配当を受け取って再投資しているため、配当込みの指数に投資することで、より実際に近い投資成果を期待できる。

・概要・実績

25.積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=SBI証券より引用)

配当込みの日経平均株価のため、時間が経つほど配当なしの通常の日経平均株価から乖離していく。

例えば通常の日経平均株価は平成バブルの最高値をいまだに超えられていないが、配当込みの指数で見ると2020年11月に最高値を更新している。
過去3年リターンは年率9.31%あり、世界株や米国株ほどではないにしても、高いリターンを生み出しています。

純資産総額は220億円程度とそこまで大きくはないが、継続的に増加傾向だ。本ファンドも受益者還元型信託報酬率を採用しており、純資産総額500億円以上は0.1485%、1,000億円以上は0.1430%となり、将来の低コスト化が期待できる。

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・今後の見通し

國村 功志

欧米の不安定な景気動向から上値は抑えられやすい状態が続くと予想されます。経済活動再開で消費は回復基調をたどると思われますが、本格的な株価上昇には海外動向がカギになりそうです。特に米国のインフレ沈静化と過度な利上げ観測による景気後退懸念の払拭を期待したいところです。

このファンドがおすすめの人
  • 日本株に投資したい人
  • 為替リスクをとらず株式に投資したい人

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DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)……リスク低減に活用できる

・対象指数

日本株はTOPIX、日本債券はNOMURA-BPI総合指数、先進国株はMSCIコクサイ・インデックス、先進国債券はFTSE世界国債インデックスに連動している。それぞれ各資産の市場平均を表す代表的な指数である。また、1年以内に償還が来る有価証券や金融資産である短期金融資産にも投資している。

・概要・実績

27.積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=SBI証券より引用)
各資産の基本的な配分比率は、日本株5%、日本債券60%、先進国株5%、先進国債券25%、短期金融資産5%で構成されている。株式は全体の10%のみで、保守的な配分で運用されるのが特徴である。構成比率の見直しは短期間では行わず、±5%未満の変動幅に抑えられる。 過去3年リターンは、年率1.55%だ。本ファンドの実績ではないが、同じ資産配分でシミュレーションした場合、2022年5月末までの過去5年リターンは年率2.0%、過去10年は3.8%、過去20年は2.8%である(出典:myINDEX『資産配分ツール』)。このため長期平均では年率2〜3%前後のリターンを見込める。

・今後の見通し

國村 功志

世界的なインフレや米国の利上げ観測による景気後退懸念が払拭されるまでは、株式市場は不安定な状態が続きそうです。そのような環境下において、安定資産の多い本ファンドは比較的緩やかな変動幅に抑えられやすいです。金利上昇で債券価格の下落は予想されるが、利子収入で補いながら安定的な運用を継続できるでしょう。

このファンドがおすすめの人
  • つみたてNISAで保守的な運用をしたい人

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40代におすすめ!つみたてNISA銘柄の3つの組み合わせ例

積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=MONEY TIMES編集部)
40代におすすめの銘柄をもとに、想定利回りを7%、5%、3%とする3つのポートフォリオを紹介したい。

ハイリターンを狙いたい人向けの組み合わせ例(想定利回り7%)

銘柄の配分
・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド……60%
・eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)……40%
10〜20年の長期投資で、積極的にリターンを狙っていきたい人におすすめです。短期的な値動きを気にしない人や余裕資金の多い人にも適しています。
ポートフォリオの資産配分(アセットアロケーション)
國村 功志

リスクが大きいため、短期的な値動きはあまり気にせず、長期的な平均利回りを意識して運用を続けましょう。実際に運用資金を使う状況が近づいてくれば、一部をバランスファンドなどに移し、リスクを抑えることを検討してもいいでしょう。

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適度なリスクを取りながら安定運用したい人向けの組み合わせ例(想定利回り5%)

銘柄の配分
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス……25%
・eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)……25%
・DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)……50%
ある程度のリターンを狙って運用したい一方、株式100%ほどの高いリスクは取りたくない人におすすめです。10年以上先で使う資金を運用したい場合に検討しましょう。

ポートフォリオの資産配分(アセットアロケーション)

國村 功志

株式が55%を占め、しっかりリターンを期待できる一方、残り45%の債券と短期金融資産で、ある程度の安定性も得られる組み合わせです。決して値動きが小さいわけではないため、10年以上投資しても問題のないお金の運用に活用しましょう。

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保守的に運用したい人向けの組み合わせ例(想定利回り3%)

銘柄の配分
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス……5%
・DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)……95%
5〜10年以内に使う可能性のある資金や、教育費などリスクを抑えて運用したい資金におすすめです。比較的リスクが低いため、値動きにストレスを感じるような人にも適しています。
ポートフォリオの資産配分(アセットアロケーション)
國村 功志

およそ85%を安定資産が占め、相対的に低リスク運用が可能な組み合わせです。長期の運用としてはかなり保守的であるため、リスクをあまり取れない・取りたくない運用をしたい場合に参考にしてください。

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40代は積立NISAとiDeCo(イデコ)の併用がおすすめ!

積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=MONEY TIMES編集部)
つみたてNISAと一般NISAの併用はできないが、年金制度のiDeCoであれば同時に利用できる。収入のある人は節税にもつながるため、利用を検討しよう。

iDeCo(イデコ)とは

iDeCoとは?
iDeCoは個人型確定拠出年金とも呼ばれ、個人で加入する私的年金制度である。積立で掛金を拠出し、自分で商品を選んで運用を行い、その掛金と運用益の合計額を原則60歳以降に年金や一時金で受け取る仕組みだ。
33.積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=iDeCo公式サイトより引用)
國村 功志

iDeCoに加入することで公的年金にプラスして給付を受けられ、豊かな老後生活を送るための助けになります。

つみたてNISAとiDeCOの違い

iDeCoは年齢制限があり、加入者ごとに積立できる金額が異なる。つみたてNISAのほうが利用はしやすいが、iDeCoには税制優遇で優れた特徴がある。

・加入できる人

iDeCo つみたてNISA
20歳以上65歳未満の国民年金被保険者 20歳(2023年以降は18歳)以上の人

つみたてNISAの場合、口座開設する年の1月1日時点で20歳(2023年以降は18歳)以上であれば、誰でも加入できる。一方、iDeCoは20歳以上65歳未満の国民年金保険の被保険者が加入できる制度だ。

國村 功志

iDeCoはもともと60歳未満が対象の制度でしたが、2022年5月からは、60歳以降も働く会社員など国民年金に加入する人は、65歳まで掛金を拠出できるようになりました。

34.積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=iDeCo公式サイトより引用)

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・積立できる金額と期間

iDeCo つみたてNISA
最低金額 月額5,000円以上(年単位拠出可能) 月額100円以上(1)
上限金額 年間14万4,000円〜81万6,000円 (2) 年間40万円
積立期間 65歳になるまで 2042年まで
引き出し 60歳まで不可 いつでもできる
※(1)……対応する金融機関の場合
※(
2)……加入資格によって異なる
iDeCo公式サイト金融庁より作成

iDeCoはどこの金融機関で加入しても最低金額は変わらない。月額5,000円以上で加入でき、年1回以上任意の月にまとめて拠出も可能だ。つみたてNISAは、ネット証券など対応している金融機関の場合、最低100円から積み立てられる。 積立できる期間はiDeCoが最長65歳になるまで、つみたてNISAが2042年までだ。ただしiDeCoは60歳まで途中引き出しができない。そのため60歳以降にしか使えなくても問題ない金額を積み立てよう。 上限金額はつみたてNISAが年間40万円なのに対し、iDeCoは加入資格によって以下のとおり異なる。
35.積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=iDeCo公式サイトより引用)

企業型DC(確定拠出年金)の実施企業に勤める会社員は、規約で併用が認められている場合などにiDeCoに加入できるが、2022年10月からは本人の意思のみでiDeCoに加入できる。

ただし企業型DCでマッチング拠出(掛金の任意の上乗せ)を利用している人は併用できない。

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・税制優遇

iDeCo つみたてNISA
掛金 全額所得控除
運用益 非課税 非課税
受取時 公的年金等控除、退職所得控除

iDeCoは掛金を全額所得控除できる点が、つみたてNISAとの大きな違いです。掛金と加入者の税率に応じて所得税と住民税が安くなり、毎年の税負担が軽減されます。
仮に掛金が年間24万円で、所得税率20%・住民税率10%の場合、7万2,000円(24万円×30%)も税金が少なくなる。この優遇を毎年受けられれば、大きな節税効果を得られる。

また、60歳以降に受け取るときには、年金の場合は公的年金等控除、一時金の場合は退職所得控除の対象になる。

公的年金等控除とは
iDeCoは年金制度であるため、年金受取の際には、年齢と年金額に応じた額を所得から控除できる仕組みがある。金額によっては非課税で受け取れる。

公的年金を年金で受け取る場合の税制優遇措置のことをいいます。iDeCo(個人型確定拠出年金)の老齢給付金を年金で受け取る場合には、雑所得として所得税が課税されますが、一般の個人年金とは異なり、公的年金控除が適用され、税制上、優遇されています。
出典:iDeCo公式サイト

退職所得控除とは
iDeCoを一時金で受け取る場合に適用される。iDeCoの加入期間が長いほど控除額が大きくなり、全額非課税で受け取れる可能性がある。

退職所得を一時金で受け取る場合の税制優遇措置のことをいいます。iDeCo(個人型確定拠出年金)を一時金で受け取る場合には、所得税が課税されますが、iDeCoの一時金は退職所得とみなされるため退職所得控除が適用され、税制上優遇されています。
出典:iDeCo公式サイト

資金に余裕があるなら併用がおすすめ

iDeCoとつみたてNISAを併用すると、税制優遇の効果がより大きくなる。

運用益はiDeCoが最低でも60歳まで、つみたてNISAが投資した年から20年間非課税になり、効率的に資産形成が可能だ。iDeCoに関しては掛金が全額所得控除になり、毎年の税負担も軽減できる。

國村 功志

両方の制度を利用することで資産形成のスピードアップにつながるため、資金に余裕があれば併用がおすすめです。

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40代が知っておきたい積立NISAのデメリット

36.積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=MONEY TIMES編集部)

投資で損が出た場合、損益通算や繰越控除ができるが、つみたてNISAではできない。特に課税口座でも投資をする人は知っておこう。

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損益通算できない

損益通算とは
課税口座における投資では、利益が出ればその部分に20.315%の税金がかかる。しかし同じ年に損失があれば、利益から損失を差し引いて税金を減らせる。この仕組みを損益通算という。
つみたてNISAの場合、利益に課税されない一方で、損失はないものとされます。このため口座内はもちろん、課税口座で損失が発生しても損益通算はできません。

繰越控除できない

繰越控除とは
繰越控除とは、複数年にまたいで損益通算できる仕組みだ。損益通算をしても利益から控除しきれない損失がある場合には、確定申告をして翌年から3年間にわたり損失の繰越ができる。その3年間の間に利益が発生すれば、繰り越した損失を控除でき、税金を抑えられる。

他の上場株式等の売却益と相殺後、申告分離課税を選択した上場株式等の配当や収益の分配、利子などに係る配当所得及び利子所得と損益通算をすることができます。また、損益通算してもなお控除しきれない損失の金額については、翌年以後3年間にわたり、確定申告により上場株式等の売却益および上場株式等の配当などに係る配当所得及び利子所得から繰越控除することができます。
引用:知るぽると

そもそも損失はないものとされているため、繰越控除もできません。仮に損のまま売却する場合は、利益とは相殺できず、そのまま損失が確定します。

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投資信託の手数料がかかる

投資信託は保有中に信託報酬という手数料が発生する。 つみたてNISAでは投資信託の購入手数料はかからないため、確認すべき手数料は信託報酬である。信託報酬は運用会社に資産の管理や運用をしてもらうための費用で、「純資産総額に対して年率0.5%」というように、運用資産から日割りで差し引かれている。
國村 功志

基本的に安いほうがよいですが、独自の運用を行うアクティブファンドは、単純に手数料だけでは良し悪しを判断できません。一方、インデックスファンドは連動する指数が同じであれば、信託報酬を比較して安いほうを選ぶという方法もあります。

信託報酬は運用を任せるための必要経費であり、決して無駄な手数料ではない。しかし運用成果にも関わるため、しっかり比較はしよう。

なお、売却時に信託財産留保額という手数料がかかる投資信託もある。解約時の事務手数料のようなもので、売却のときに1回のみ発生することがある。数はそれほど多くないが、購入前に確認しておこう。

積立NISAは仕事に忙しい40代におすすめ

つみたてNISAは銘柄選びもしやすく手間のかからない運用ができるため、仕事に忙しい40代にもおすすめだ。40代は収入が増える一方で教育費や住宅費などライフイベントによる予定外の支出もある時期のため、株式中心のポートフォリオにリスクの少ない資産を組み入れておくほうが安心だろう。投資地域を分散し、1つの資産に偏りすぎない運用を心がけたい。

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40代の積立NISAでよくあるQ&A

積立NISAが40代におすすめな理由とは?
(画像=MONEY TIMES編集部)
積立NISAは何歳からやるべき?
つみたてNISAは20歳(2023年以降は18歳)以上なら誰でもできる。新規投資できるのは2042年までである。2023年までに始めれば、非課税投資枠を満額利用できるため、なるべく早く始めよう。
積立NISAやiDeCoは何歳までできる?
つみたてNISAは20歳(2023年以降は18歳)以上であれば、年齢制限はない。ただし新規投資できるのは2042年までだ。iDeCoは国民年金被保険者であることを条件に、65歳になるまで加入できる。
積立NISAはどのくらいの人がやっている?
つみたてNISAは、2020年12月末時点で約302万口座が開設されている。2019年12月末時点は約189万口座だったため、1年でおよそ1.6倍も増えている。40代は全体の25%を占め、30代の27%に次ぐ口座数である。
出典:金融庁『NISA口座の利用状況調査(2020年12月末時点(確報値))』『NISA口座の利用状況調査(2019年12月末時点(確報値))』
40代は積立NISAと一般NISAのどっちが得?
これから資産形成する40代には、つみたてNISAがおすすめだ。しかし一般NISAのほうが適している人もいる。投資できる金額や期間、商品などが異なるため、自分に合う制度を選ぼう。
NISAは何歳までかけられるの?
20歳(2023年以降は18歳)以上なら何歳でも利用できる。一般NISAはリニューアルされるため、現行の制度で新規投資できるのは2023年までだ。2024年以降は新NISAを利用でき、2028年まで新規投資ができる。
40代につみたてNISAがおすすめなのはなぜ?
40代は重要なライフイベントを乗り越えながら、資産形成も意識していかなければならない時期でもある。収入は増加しやすい反面、仕事が忙しくなるため、手間のかからないつみたてNISAがおすすめだ。
40代が銘柄を選ぶポイントは?
5つのポイントを参考に、銘柄を選ぼう。
・先進国株を中心にポートフォリオを組む
・投資地域を分散する
・低リスクファンドを選択肢に入れる
・アクティブファンドは10%程度の配分比率に抑える
・中身が同じ投資信託は信託報酬の安い方を選ぶ
40代におすすめの銘柄は?
以下の4銘柄がおすすめだ。
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
・eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
・DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)
40代におすすめのポートフォリオは?
リスクに応じた3つのポートフォリオを参考にしてほしい。

<想定利回り7%>
・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド……60%
・eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)……40%

<想定利回り5%>
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス……25%
・eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)……25%
・DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)……50%

<想定利回り3%>
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス……5%
・DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)……95%

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國村功志
甲南大学法学部を卒業後、みずほ証券で個人向け投資営業に従事。日本FP協会やFP会社などを経て、現在は主に金融系のWebライティングを行う。SEOライティングでは、検索結果1位をはじめ、多数の上位表示記事をWebメディアに提供している。資産運用関連を得意分野とし、NISAやiDeCoなどに関する講師業もおこなっている。
オフィシャルサイト

■保有資格
CFP®
証券外務員1種
甲南大学法学部を卒業後、みずほ証券で個人向け投資営業に従事。日本FP協会やFP会社などを経て、現在は主に金融系のWebライティングを行う。SEOライティングでは、検索結果1位をはじめ、多数の上位表示記事をWebメディアに提供している。資産運用関連を得意分野とし、NISAやiDeCoなどに関する講師業もおこなっている。
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