一般NISAで海外ETFを買うメリットとデメリットは?おすすめ銘柄5選も紹介!
(画像=MONEY TIMES編集部)

一般NISAの購入商品として市場規模の大きい海外ETFを購入したい人もいるだろう。海外ETFは為替リスクや海外のルールも絡んでくるため、投資初心者は特に理解が必要だ。今回は、海外の取引所に上場するETFを海外ETFと定義し、NISAで購入する際のメリットやデメリット、おすすめ銘柄などを紹介する。

この記事でわかること
  • NISA口座で買える海外ETFの数が多いのはSBI証券と楽天証券
  • おすすめは全世界や米国を投資対象にする海外ETF
  • 海外ETFは市場規模が大きくラインナップが豊富、時価総額も大きい場合が多い
  • NISAでも、海外ETFは海外での源泉徴収が発生する
  • ETFは投信と違いリアルタイムでの売買が可能で、信託報酬も安い

新NISAのおすすめ証券会社
SBI証券 楽天証券 マネックス証券 auカブコム証券 松井証券
つみたて投資枠の
取扱銘柄数
218本 213本 217本 217本 221本
成長投資枠の
投資信託の
取扱銘柄数
1,155本 1,114本 1,101本 968本 1,035本
クレカ積立の
ポイント還元率
0.5~5.0% 0.5~1.0% 1.1%(※1) 1.0% -
クレカ積立で貯まる
ポイント
Vポイント 楽天ポイント マネックス
ポイント
Pontaポイント -
積立頻度 毎月
毎週
毎日
毎月
毎日
毎月
毎日
毎月 毎月
毎日
最低投資金額・
投資単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
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※1)2023年10月以降にマネックス証券のNISA口座を開設した場合、還元率2.2%(適用期間2023年10月2日~2024年9月30日、2023年9月までにNISA口座を開設した場合は1.5%還元(適用期間2024年1月4日~2024年9月30日)
出典:SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券松井証券、2024年1月21日現在

NISAで米国ETFの購入におすすめのネット証券

1.一般NISAで海外ETFを買うメリットとデメリットは?おすすめ銘柄5選も紹介!
(画像=MONEY TIMES編集部)

まずは一般NISAでETFを購入する場合におすすめのネット証券のTOP5を紹介しよう。

樋口 壮一

国内ETFのみに投資を行う場合、大きな差はないが、海外ETFとなると各社で違いが出てくるので、確認をしておきましょう。

米国ETFなどの豊富さで選ぶならSBI証券か楽天証券

米国、香港、シンガポールのETFのラインアップが充実しているのはSBI証券と楽天証券です。
樋口 壮一

SBI証券と楽天証券は海外ETFのラインアップが主要ネット証券で最多、取引手数料や為替手数料も最安レベルです。

SBI証券の詳細を見る
(公式サイト)

楽天証券の詳細を見る
(公式サイト)

円貨決済の手数料で選ぶならマネックス証券かDMM.com証券

米国ETFを円貨決済で取引するなら、マネックス証券かDMM.com証券の手数料がお得です。

マネックス証券の海外ETFの取引手数料は他の主要ネット証券と同等に低く、さらに円貨決済の為替手数料が買付時に無料である。

DMM.com証券の為替手数料は他の主要ネット証券と同等に低く、買付と売却ともに取引手数料が無料だ。

マネックス証券の詳細を見る
(公式サイト)

DMM株の詳細を見る
(公式サイト)

日本時間の昼間の取引・約定で選ぶならCONNECT

米国株式市場は日本時間で深夜から早朝に開いているため、取引はその時間に行うのが一般的だ。

CONNECTの取引時間は日本時間の9時から17時であり、日中に取引可能です。注文してからの約定も日中に行われるため、国内ETFと同じような感覚で取引できます。

NISAではどんなETFが買えるのか

まずNISAには、一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの3種類がある。

一般NISAの対象になる商品
  • 国内上場株式(REIT含む)
  • 投資信託
  • 国内ETF
  • 海外上場株式(REIT含む)
  • 海外ETF
一般NISAとは?
一般NISAは少額からの投資を後押しする非課税制度であり、2014年にスタートした。ETFなどへの投資による所得は通常約20%が課税されるが、一般NISAは投資による所得が非課税になり、投資初心者にもおすすめの制度だ。

出典:金融庁『一般NISAとは』

一般NISAは年間120万円の投資枠の中であれば、上場株式などの対象商品から得られる配当金や分配金、譲渡益にかかる税金が5年間非課税になります。

一般NISAで購入できるETFには国内ETFと海外ETFがある。

ETFとは?
ETFは「Exchange Traded Funds」の略で、日本語で「上場投資信託」と訳される、投資信託の種類の一つ。

出典:投資信託協会『ETFってなんだろう?』

海外ETFは証券会社によって取り扱う海外の証券取引所と銘柄が異なります。

取引したい海外ETFがあれば、そのETFを取り扱う証券会社でNISA口座を開く必要がある。

SBI証券の詳細を見る
(公式サイト)

ETFと投資信託は、複数の投資家から資金を集めて運用会社が運用を行い、投資の成果が投資家に直接還元されるという仕組みは変わらない。

樋口 壮一

ETFと一般的な投資信託の違いは上場しているか否かです。投資信託は上場しておらず、ETFは上場しています。

楽天証券の詳細を見る
(公式サイト)

一般NISAで買えるETFは金融機関ごとに異なる

東京証券取引所に上場するETFは、257銘柄だ。
(2022年3月18日時点、出典:日本取引所グループ『現在の上場ETF銘柄数』

これらは、すべて一般NISAの対象になる。

さらに一般NISAの規約では、原則として海外ETFもすべて対象だ。

海外ETFとは?
海外ETFとは海外の証券取引所に上場しているETFである。海外ETFは国内ETFに比べて市場規模や種類が圧倒的に大きく、米国だけでも2,600本以上のETFが上場している(2022年時点)。
ただし、実際は金融機関ごとに一般NISAで購入できる海外ETFの範囲が設定されています。

主要ネット証券の一般NISAにおける海外ETF取扱い状況は、以下のとおりだ。

取扱国数 取扱国
SBI証券 4ヵ国 米国・香港・韓国・シンガポール
楽天証券 3ヵ国 米国・香港・シンガポール
マネックス証券 2ヵ国 米国・香港
DMM.com証券 1ヵ国 米国
松井証券 取扱いなし 取扱いなし
auカブコム証券 取扱いなし 取扱いなし
岡三オンライン証券 取扱いなし 取扱いなし
SBI証券楽天証券マネックス証券DMM.com証券松井証券auカブコム証券岡三オンライン証券のホームページより引用、2022年3月16日時点

金融機関によって、取り扱うETFが違うことがわかる。

海外ETFを取り扱っていてもNISA口座での買い付けは認めていない金融機関もあるため、事前に金融機関の方針を確認しておきましょう。
樋口 壮一

海外ETFを取り扱っている金融機関は限られていますが、国内ETFよりもバラエティに富んでおり、運用面でも魅力的な商品が多いのが特徴です。

新NISAのおすすめ証券会社
SBI証券 楽天証券 マネックス証券 auカブコム証券 松井証券
つみたて投資枠の
取扱銘柄数
218本 213本 217本 217本 221本
成長投資枠の
投資信託の
取扱銘柄数
1,155本 1,114本 1,101本 968本 1,035本
クレカ積立の
ポイント還元率
0.5~5.0% 0.5~1.0% 1.1%(※1) 1.0% -
クレカ積立で貯まる
ポイント
Vポイント 楽天ポイント マネックス
ポイント
Pontaポイント -
積立頻度 毎月
毎週
毎日
毎月
毎日
毎月
毎日
毎月 毎月
毎日
最低投資金額・
投資単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
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※1)2023年10月以降にマネックス証券のNISA口座を開設した場合、還元率2.2%(適用期間2023年10月2日~2024年9月30日、2023年9月までにNISA口座を開設した場合は1.5%還元(適用期間2024年1月4日~2024年9月30日)
出典:SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券松井証券、2024年1月21日現在

NISAで購入できるおすすめ米国ETF 5選

3.一般NISAで海外ETFを買うメリットとデメリットは?おすすめ銘柄5選も紹介!
(画像=MONEY TIMES編集部)

一般NISAで購入できるおすすめの海外ETFを5銘柄紹介しよう。国内ETFにはない規模感やコストの低さを確認してほしい(※データはすべて2022年3月17日時点)。

一般NISAで購入できる海外ETF選びのポイント

一般NISAで購入できる海外ETFは非常に多いため、選ぶポイントを考えて購入対象を絞りこみたい。

投資初心者に向いている海外ETFは、世界一の経済大国である米国の株式市場に上場している銘柄です。ETFの対象資産は、長期での成長が期待できる全世界または米国の株式が人気です。

それらのETFのうち初心者の投資に適しているのは、運用コストが低く、人気があり、パフォーマンスが良い銘柄だ。一例として次の条件で海外ETFを絞り込んで、おすすめのETFをピックアップしたい。

・上場市場:米国(NYSE Arca、Nasdaq)
・投資対象:全世界または米国の株式
・運用コスト:経費率0.06%以下
・人気度:純資産総額10億米ドル以上
・パフォーマンス:5年の騰落率50%以上

絞り込んだETFから、類似の銘柄を除いてピックアップしたおすすめ5銘柄が次だ。

一般NISAで購入できるおすすめ海外ETF5選
銘柄名 SPDRポートフォリオ
S&P500
グロース株式ETF
SPDR ポートフォリオ
S&P 500
バリュー株式ETF
バンガード・
米国増配株式ETF
バンガード・
S&P 500 ETF
バンガード・トータル・
ストック・マーケットETF
ティッカ SPYG SPYV VIG VOO VTI
購入できる証券会社 SBI証券
楽天証券
マネックス証券
DMM.com証券
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
DMM.com証券
CONNECT
ベンチマーク S&P500
グロース指数
S&P 500
バリュー指数
S&P U.S.ディビデンド・
グローワーズ指数
S&P
500指数
CRSP USトータル
マーケット指数
投資対象 米国グロース株 米国バリュー株 米国連続増配株 米国主要株 米国株式全体
構成銘柄数 約240 約250 約270 約510 約4000
経費率 0.04% 0.04% 0.06% 0.03% 0.03%
一口あたりの価格
(米ドル)
63.69
(約7,515円)
41.34
(約4,878円)
160.67
(約18,959円)
405.41
(約47,838円)
222.58
(約26,264円)
トータル
リターン1年
9.04% 8.45% 10.02% 11.15% 6.56%
トータル
リターン5年
127.08% 60.45% 89.30% 100.27% 95.33%
分配金利回り 0.74% 2.19% 1.69% 1.36% 1.33%
純資産総額
(億米ドル)
2022/2/28時点
132.90
(約1兆5,682億円)
141.84
(約1兆6,737億円)
640.93
(約7兆5,630億円)
2,774.11
(約32兆7,345億円)
2,790.96
(約32兆9,333億円)
STATE STREET GLOBAL ADVISORS SPDRVanguardSBI証券楽天証券マネックス証券DMM.com証券CONNECTより作成、2022年3月17日時点
※日本円は1米ドル118円で換算

経費率とは?
ETFの運用には経費(コスト)がかかり、ETFの資産に対する経費の割合を経費率として表す。経費はETFの資産から差し引かれるため、経費率が低いETFを選ぶことが望ましい。特に長期投資の場合には経費率は重視したいポイントだ。

経費率は長期的に見るとファンドのパフォーマンスに大きな影響を与えます。
引用:BlackRock『ETF(上場投資信託)とは』

一般NISAで購入できるおすすめETF5選
  • SPDRポートフォリオS&P500グロース株式ETF<SPYG>
  • SPDR ポートフォリオS&P 500 バリュー株式ETF<SPYV>
  • バンガード・米国増配株式ETF<VIG>
  • バンガード・S&P 500 ETF<VOO>
  • バンガード・トータル・ストック・マーケットETF<VTI>

SPDRポートフォリオS&P500グロース株式ETF<SPYG>

銘柄名 SPDRポートフォリオ
S&P500グロース株式ETF
ティッカー SPYG
購入できる証券会社 SBI証券
楽天証券
マネックス証券
DMM.com証券
ベンチマーク S&P500
グロース指数
投資対象 米国グロース株
構成銘柄数 約240
経費率 0.04%
一口あたりの
価格(米ドル)
63.69
(約7,515円)
トータル
リターン1年
9.04%
トータル
リターン5年
127.08%
分配金利回り 0.74%
純資産総額(億米ドル)
2022/2/28時点
132.90
(約1兆5,682億円)
STATE STREET GLOBAL ADVISORS SPDRVanguardSBI証券楽天証券マネックス証券DMM.com証券CONNECTより作成、2022年3月17日時点
※日本円は1米ドル118円で換算

<一口あたりの価格(米ドル)>

4.一般NISAで海外ETFを買うメリットとデメリットは?おすすめ銘柄5選も紹介!
(画像=引用:楽天証券)

ベンチマークはS&P500グロース指数

S&P500グロース指数とは?
米国の主要株式指数のひとつS&P500指数の構成銘柄のうち、将来の成長可能性が認められるグロース株を対象にする株価指数である。

構成セクターはIT企業が主体

米国の主要企業のうち成長可能性が高いと考えられるIT企業が全体の40%以上を占めている。

特に、アップル、マイクロソフト、Amazon.com、アルファベット(Google)などの組み入れ比率が高く、アップルやマイクロソフトの組み入れ比率は10%を超えている(2022年3月17日時点)。

SPYGは世界のIT・ハイテク分野をリードするグロース企業を主体として、米国の主な成長企業に分散投資できるETFです。

直近の動向・今後の見通し

2022年に入ってから米国の金融政策の引き締め懸念などにより、特にグロース株の株価下落が大きい傾向だ。今後はグロース株の企業業績が良ければ、調整局面から回復に向かう可能性がある。

グロース株よりもバリュー株が有利な相場環境では、S&P500指数やS&P500バリュー指数のETFよりもパフォーマンスが劣る傾向があります。

SBI証券の詳細を見る
(公式サイト)

SPDR ポートフォリオS&P 500 バリュー株式ETF<SPYV>

銘柄名 SPDR ポートフォリオ
S&P 500 バリュー株式ETF
ティッカー SPYV
購入できる証券会社 SBI証券
楽天証券
マネックス証券
DMM.com証券
ベンチマーク S&P 500
バリュー指数
投資対象 米国バリュー株
構成銘柄数 約250
経費率 0.04%
一口あたりの価格
(米ドル)
41.34
(約4,878円)
トータル
リターン1年
8.45%
トータル
リターン5年
60.45%
分配金利回り 2.19%%
純資産総額(億米ドル)
2022/2/28時点
141.84
(約1兆6,737億円)
STATE STREET GLOBAL ADVISORS SPDRVanguardSBI証券楽天証券マネックス証券DMM.com証券CONNECTより作成、2022年3月17日時点
※日本円は1米ドル118円で換算

<一口あたりの価格(米ドル)>

5.一般NISAで海外ETFを買うメリットとデメリットは?おすすめ銘柄5選も紹介!
(画像=引用:楽天証券)

ベンチマークはS&P500バリュー指数

S&P500バリュー指数とは?
米国の主要株式指数のひとつであるS&P500指数の構成銘柄のうち、市場に対して割安と判断されるバリュー株を対象にする株価指数である。

構成銘柄はヘルスケアなどの比率が高い

セクター別では、ヘルスケア、金融、資本財・サービスといった企業の株の構成比率が高い。ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイやジョンソン・エンド・ジョンソン、P&Gなどの組み入れ比率が高い。

SPYVは世界のヘルスケアをリードする企業など、米国のバリュー株に分散投資できるETFです。

直近の動向・今後の見通し

2022年第一四半期は下落傾向だが、バリュー株はグロース株に比べると下落率は限定的であり比較的安定している。

樋口 壮一

2022年はバリュー株が見直されるというレポートもあり、バリュー株相場になる可能性もあります。

バリュー株よりもグロース株が有利な相場環境では、S&P500指数やS&P500グロース指数のETFよりもパフォーマンスが劣る傾向があります。

楽天証券の詳細を見る
(公式サイト)

バンガード・米国増配株式ETF<VIG>

銘柄名 バンガード・
米国増配株式ETF
ティッカー VIG
購入できる証券会社 SBI証券
楽天証券
マネックス証券
DMM.com証券
CONNECT
ベンチマーク S&P U.S.
ディビデンド・グローワーズ指数
投資対象 米国連続増配株
構成銘柄数 約270
経費率 0.06%
一口あたりの価格
(米ドル)
160.67
(約18,959円)
トータル
リターン1年
10.02%
トータル
リターン5年
89.30%
分配金利回り 1.69%
純資産総額(億米ドル)
2022/2/28時点
640.93
(約7兆5,630億円)
STATE STREET GLOBAL ADVISORS SPDRVanguardSBI証券楽天証券マネックス証券DMM.com証券CONNECTより作成、2022年3月17日時点
※日本円は1米ドル118円で換算

<一口あたりの価格(米ドル)>

6.一般NISAで海外ETFを買うメリットとデメリットは?おすすめ銘柄5選も紹介!
(画像=引用:楽天証券)

ベンチマークはS&P U.S.ディビデンド・グローワーズ指数

S&P U.S.ディビデンド・グローワーズ指数とは?
米国企業のうち10年以上連続で増配している銘柄から構成する指数である。

構成セクターと組入銘柄

構成する主なセクターは、IT、資本財、ヘルスケア、金融、生活必需品が10%台と多様であり、セクターの偏りは比較的少ない。

銘柄別構成比トップ5は、マイクロソフト、ユナイテッドヘルス、ジョンソン・エンド・ジョンソン、P&G、JPモルガンである(2022年2月28日時点)。

VIGは長期で着実に配当を増やしている米国企業に分散投資できることから、投資初心者でも長期投資で利用しやすいETFであるといえます。

直近の動向・今後の見通し

樋口 壮一

2022年の株式市場は年初から3月中旬まで下落傾向であり、VIGはグロース株とバリュー株の中間程度の値動きです。今後は高騰した原油などの商品価格が影響する可能性があります。

VIGは配当を重視する銘柄主体の投資になるため、グロース株相場ではグロース株のETFに比べてパフォーマンスが劣る傾向があります。

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バンガード・S&P 500 ETF<VOO>

銘柄名 バンガード・
S&P 500 ETF
ティッカー VOO
購入できる証券会社 SBI証券
楽天証券
マネックス証券
DMM.com証券
CONNECT
ベンチマーク S&P 500指数
投資対象 米国主要株
構成銘柄数 約510
経費率 0.03%
一口あたりの価格
(米ドル)
405.41
(約47,838円)
トータル
リターン1年
11.15%
トータル
リターン5年
100.27%
分配金利回り 1.36%
純資産総額(億米ドル)
2022/2/28時点
2,774.11
(約32兆7,345億円)
STATE STREET GLOBAL ADVISORS SPDRVanguardSBI証券楽天証券マネックス証券DMM.com証券CONNECTより作成、2022年3月17日時点
※日本円は1米ドル118円で換算

<一口あたりの価格(米ドル)>

7.一般NISAで海外ETFを買うメリットとデメリットは?おすすめ銘柄5選も紹介!
(画像=引用:楽天証券)

ベンチマークはS&P500指数

S&P500指数とは?
米国の代表的な500社の銘柄で構成される株価指数だ。NYダウやNASDAQと共に米国を代表する株価指数のひとつである。時価総額では米国株式市場の約8割をカバーする。

セクター別構成比ではITが3割近い

セクター別の構成比では、ITが3割近くと最も高く、ヘルスケア、一般消費財・サービス、金融と続く。

構成比上位銘柄は、アップル、マイクロソフト、アルファベット(Google)、Amazon.com、テスラである(2022年2月28日時点)。

S&P500は長期で上昇し続けている株価指数であり、S&P500のETFなどは長期投資で人気の代表的な商品です。VOOは、米国株に長期投資するなら最もおすすめできる商品のひとつといえます。

直近の動向・今後の見通し

樋口 壮一

2020年のコロナショック後から2021年末まで2年近く上昇傾向でしたが、2022年第一四半期は下落傾向です。今後は原油などの資源価格や国際情勢などが影響しそうです。

時価総額で米国株式市場の約8割をカバーするため、米国株式市場が成長すれば、S&P500をベンチマークにするETFも同等なパフォーマンスを期待できます。しかし、米国株式市場を上回る成績は期待しにくいでしょう。

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バンガード・トータル・ストック・マーケットETF<VTI>

銘柄名 バンガード・トータル・
ストック・マーケットETF
ティッカー VTI
購入できる証券会社 SBI証券
楽天証券
マネックス証券
DMM.com証券
CONNECT
ベンチマーク CRSP USトータル
マーケット指数
投資対象 米国株式全体
構成銘柄数 約4,000
経費率 0.03%
一口あたりの価格
(米ドル)
222.58
(約26,264円)
トータル
リターン1年
6.56%
トータル
リターン5年
95.33%
分配金利回り 1.33%
純資産総額
(億米ドル)
2022/2/28時点
2,790.96
(約32兆9,333億円)
STATE STREET GLOBAL ADVISORS SPDRVanguardSBI証券楽天証券マネックス証券DMM.com証券CONNECTより作成、2022年3月17日時点
※日本円は1米ドル118円で換算

<一口あたりの価格(米ドル)>

8.一般NISAで海外ETFを買うメリットとデメリットは?おすすめ銘柄5選も紹介!
(画像=引用:楽天証券)

ベンチマークはCRSP USトータルマーケット指数

CRSP USトータルマーケット指数とは?
米国株式市場の大型、中型、小型株を網羅し、投資可能なほぼ全ての銘柄をカバーする指数である。

約4,000銘柄から構成されITセクターの比率が高い

およそ4,000銘柄から構成され、ITセクターが30%近くと最も構成比率が高い。その他の10%を超えるセクターは、一般消費財・サービス、資本財、ヘルスケア、金融である。

構成比上位銘柄はS&P500指数と同じように、アップル、マイクロソフト、アルファベット(Google)、Amazon.com、テスラである(2022年2月28日時点)。

VTIは、構成銘柄が約4,000と多く、S&P500のETFより分散投資効果が高いといえます。大型株だけでなく、中型株や小型株も含めて米国株に投資したい人におすすめです。

直近の動向・今後の見通し

樋口 壮一

他の米国株のETFと同様に、2022年に入ってから3月中旬までは下落傾向です。パフォーマンスをS&P500と比較すると、過去5年間では似たような成績ですが、過去1年間ではS&P500よりも劣ります。今後は資源価格や国際情勢に影響を受けそうです。

相場環境悪化の際には小型株は大型株よりも下落率が大きい傾向があり、そのような場合にはS&P500指数のETFより値動きが大きい可能性があります。

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NISAで海外ETFを買う3つのメリット

NISAで海外ETFを買うメリット
(画像=MONEY TIMES編集部)

一般NISAで海外ETFを購入する場合、具体的にどのようなメリットがあるのだろうか。

海外ETFのメリット
  • 1, 市場規模が大きく商品ラインアップも豊富
  • 2, 信託報酬が割安で時価総額が大きい商品が多い
  • 3, 一般NISAで買うと買付手数料が無料になるキャンペーンもある

メリット1……海外ETFは市場規模が大きくラインナップも豊富

国内ETFと比べて海外ETFは市場規模が非常に大きく、数多くの選択肢の中から投資対象を選べる。海外ETFに投資する最大のメリットは、その大きな市場規模と豊富な商品ラインナップだ。

・ETF市場の7割を占める米国ETFに対し日本のETFはわずか6%しかない
ETFの運用残高は、2021年末時点で約10兆210億ドル(約1,152兆円)(※イギリスの調査会社「ETFGI」による)。内訳は米国ETFが約7兆740億ドル(約816兆円)と、実に7割を占める。一方日本のETFは約5,360億ドル(約62兆円)で、世界的なシェアはわずか5%程度しかない。
・米国では2,000本を超えるETFが上場
国内ETFと海外ETFは、銘柄数も大きく異なる。*国内ETFの本数は250本程度だが、米国には2,600本を超えるETFがある。**欧州市場にも1,900本超のETFがあり、国内ETFの銘柄数は海外ETFと比較すると非常に少ないことがわかる(※2021年末時点)。
樋口 壮一

一般NISAで国内ETFのみを検討する場合は、世界のETF市場のわずか数%の中から選ぶことになりますが、海外ETFを選択肢に含めれば、選択肢は一気に増えるでしょう。

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メリット2……海外ETFは信託報酬が安く時価総額が大きい傾向

海外ETFの市場規模は、非常に大きい。国内ETFと比べて、スケールメリットを活かした特徴的な商品が数多くある。国内ETFにはない特徴を持つ商品があることも、海外ETFに投資するメリットと言えるだろう。

日本のETFの時価総額は全世界のわずか6%程度しかないが海外ETFの中には1つの銘柄で時価総額が数十億円の規模を誇る銘柄もある。 規模の違いがスケールメリットとなり、信託報酬の安さにもつながるのである。

樋口 壮一

海外ではETF投資が日本よりも盛んであり、コスト競争も日本以上に熾烈です。そういった商品へ日本から投資をできるというのが海外ETF投資の大きな魅力です。

海外ETFは保有コストが低いことも特徴のひとつです。長期的に保有する予定の方は、保有コストもよく注意しておかなければなりません。一般的に、投資信託の運用コストである「信託報酬」と比べ、海外ETFの「経費率」は低い傾向にあり長期保有にも向いています。
引用元:SBI証券『人気急上昇中の海外ETF!5つの人気の理由とは?』

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メリット3……一般NISAで手数料無料になるキャンペーンもある

原則として海外ETFは海外市場で購入する。そのため売買手数料が国内のETFや株式を購入する場合と比べ、割高になるケースが多い。

しかし一般NISAで海外ETFを購入する場合、ネット証券会社などを中心に買付手数料を無料とするキャンペーンを行っているところがある。

2022年3月時点で一般NISAによる海外ETFの購入にキャンペーンを行っている主要ネット証券は次の4社だ。

キャンペーン内容 備考
SBI証券 一般NISAでの海外ETFの
買付手数料無料
売却手数料は発生
シンガポールETFは対象外
楽天証券 一般NISAでの海外ETFの
買付手数料無料
(全額キャッシュバック)
売却手数料は発生
マネックス証券 一般NISAでの海外ETFの
買付手数料無料
(全額キャッシュバック)
売却手数料は発生
DMM.com証券
(DMM株)
買付・売却手数料共に無料 取引は円貨決済のみとなるため、
為替手数料は必要
SBI証券楽天証券マネックス証券DMM.com証券ホームページより引用、2021年6月3日時点

こうしたキャンペーンを活用すれば本来よりも低コストで海外ETFを購入できる。ただし売却手数料や為替手数料がかかってしまうのには注意が必要だ。

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NISAで海外ETFを買う5つのデメリット

9.一般NISAで海外ETFを買うメリットとデメリットは?おすすめ銘柄5選も紹介!
(画像=MONEY TIMES編集部)

海外ETFには国内ETFにはないメリットがあり、一般NISAで投資すれば、手数料が優遇されるケースもある。一方で、海外ETFを一般NISAで購入する際のデメリットもあるので注意したい。

デメリット1……一般NISAでも海外ETFの分配金に課税される

一般NISAで海外ETFへ投資を行う際のデメリットに、NISA口座で購入したにもかかわらず分配金には税金がかかってしまう点がある。

海外ETFの場合、分配金には海外で源泉徴収による課税が行われた後、国内で源泉徴収される。いわゆる二重課税と呼ばれるものが発生する。

二重課税とは?
二重課税は海外の金融商品へ投資する際に、現地の法律に基づく税金と日本の法律に基づく税金を二重に課税されてしまうこと。金融商品の税金は源泉徴収されるケースもあり、海外で源泉徴収された分配金などに対して日本でも税金が発生してしまうと二重課税になる。

NISAで非課税となる税金はあくまでも日本の法律に基づく税金のみ である。海外の源泉徴収分については、日本のNISAのルールは適用されない。

そのため、NISA口座で購入しているにもかかわらず、海外の法律に基づく税金は源泉徴収されてしまうことになります。米国ETFであれば、その税率は10%です。

本来であれば、二重課税になる外国での源泉徴収額分については、「外国税額控除」という制度に基づき、確定申告を経て、日本の所得税や住民税から控除することが可能だ。

外国税額控除とは?
二重課税となってしまった場合に、海外での源泉徴収された税額に基づく一定の金額を所得から差し引くことで国内での課税を減らし、二重課税を是正する制度。確定申告を通じて手続きを行う必要がある。
譲渡益については、そもそも海外での源泉徴収はされないため、一般NISAで購入した場合は税金がかかることありません。
しかし、NISA口座で購入している商品の損益は確定申告の対象外になるため、「外国税額控除」の適用を受けられず、外国で源泉徴収された税金が必ずかかります。
樋口 壮一

NISA口座で海外ETFを購入する場合には、このようにやや複雑な処理が行われ、分配金に税金がかかるので注意しましょう。

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デメリット2……分配金の再投資はNISA投資枠を使う

多くの証券会社ではETFの分配金の自動再投資に対応していません。そのため、ETFの分配金再投資は、受け取った分配金を自分でETFへ再投資するのが一般的です。

なお、一部の証券会社は海外ETFの分配金再投資のサービスを提供している。

マネックス証券では米国株の配当金再投資サービスを利用でき、米国ETFの分配金を一般NISAで自動再投資が可能です。

分配金の自動再投資を希望するなら、マネックス証券の利用を検討したい。

「配当金再投資サービス」は、お客様がご指定した保有銘柄で配当金が支払われた場合、配当金の金額を上限に、同銘柄の買付注文を発注するサービスです。配当金はいったん外国株口座のお預り金に入金されます。配当金額を上限に注文を生成いたします。
引用:マネックス証券『米国株定期買付サービス(配当金再投資・毎月買付)』

一般NISAの再投資ではNISAの投資枠を使うこともデメリットです。分配金の再投資により、年間で新規にNISAへ投資できる金額が減ってしまいます。
たとえば、一般NISAの年間投資枠は120万円だが、海外ETFの分配金が5万円支払われて再投資する場合、その年に一般NISAに新たに投資できる金額は115万円に減ってしまう。
樋口 壮一

一般NISAに年間120万円すべてを投資しようと考えているなら、分配金再投資により投資金額を調整する手間が増えてしまいます。

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デメリット3……外貨取引のため為替リスクとコストがかかる

海外ETFは海外市場で外貨での取引を行うため、一般NISAで購入する際には為替リスクが必ず絡むので注意したい。

外貨を購入する際には、為替手数料も発生します。

例えば、買付手数料が無料の海外ETFを100ドル購入する場合、既に100ドルを持っている人であれば手数料はかからない。しかし、日本円しか持っていない人は日本円を100ドルに両替しなければならず、その際に為替手数料が発生する。

為替手数料はスプレッドという形で示され、基準の為替相場よりもスプレッド分、不利な条件で両替を行う必要がある。

基準の為替相場が1ドル=110円、スプレッドが1円だとすると、100ドルを得るには1ドル=111円で取引を行うことになり、1万1,100円必要だ。このスプレッド分多く支払った100円が為替手数料となる。
海外ETFを一般NISAで購入した際に発生する為替差益も外国税額控除の対象外です。
樋口 壮一

為替差益は雑所得になるため、条件や金額によっては確定申告が必要になる可能性もあります。海外ETFでは、そういったコストを念頭においておきましょう。

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デメリット4……国内ETFと比べ情報を得るのが難しい

海外ETFは海外市場に上場しているETFであるため、国内ETFや国内株式と比べ、情報を得るにも労力が必要だ。

証券会社では海外ETFの取扱銘柄ごとにファクトシートと呼ばれる簡単な情報提供資料を用意している。しかし詳しい商品の中身等を調べる場合は、海外の運用会社のホームページへアクセスする必要がある。

取引時間についても注意が必要だ。海外取引は、海外市場が開いている時間に取引を行う必要がある。主な海外市場の取引時間(日本時間)は次のとおりだ。

  • 米国(ニューヨーク証券取引所)……夏22:30~5:00、冬23:30~6:00
  • 米国(NASDAQ)……夏22:30~5:00、冬23:30~6:00
  • 香港(香港証券取引所)……10:30~13:00、14:00~17:00 ※1
  • シンガポール(シンガポール証券取引所)……10:00~13:00、14:00~18:00 ※2

※1 プレオープニングセッション10:00~10:30、クロージングオークションセッション17:00~17:10でも株価は変動
※2 プレオープニングセッション9:30~10:00、プレクロージングセッション18:00~18:04でも株価は変動

樋口 壮一

海外ETFの場合、市場価格のブレもあるため、相場を見ながら取引をするには、自身のETFの売買可能時間を十分に確保しておかなければなりません。

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デメリット5……NISAで海外ETFを買える証券会社が少ない

海外ETFを一般NISAで購入する場合、証券会社はかなり限られてしまうのもデメリットである。

海外ETFを一般NISAで購入できる証券会社例
  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券
  • DMM.com証券
  • CONNECT(大和証券)
別の証券会社にNISA口座を保有している場合、そもそも一般NISAで海外ETFを購入することができない点にも注意しましょう。

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(公式サイト)

NISAで海外ETFが買えるおすすめ証券会社を徹底解説!

10.一般NISAで海外ETFを買うメリットとデメリットは?おすすめ銘柄5選も紹介!
(画像=MONEY TIMES編集部)

海外ETFを一般NISAで取引できる証券会社として、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、DMM.com証券、CONNECTを詳しく紹介したい。

SBI証券…海外ETFの充実のラインアップと低い手数料

11.一般NISAで海外ETFを買うメリットとデメリットは?おすすめ銘柄5選も紹介!
(画像=SBI証券より引用)

<SBI証券の特徴>
国内ETFのNISA取扱い
全銘柄
国内ETF の売買手数料
(税込)

無料
海外ETFのNISA取扱い
4ヵ国
米国341銘柄
香港21銘柄
韓国2銘柄
シンガポール7銘柄
米国ETFの買付手数料
無料
米国ETFの売却手数料
(税込)

約定代金×0.495%
為替手数料
(1米ドルあたり)
0.25円
取引時間
(日本時間)
・標準時間
23:30~6:00
・サマータイム
22:30~5:00
決済方法 円貨決済
外貨決済
定期買付
米国株式・ETF定期買付サービス
ポイント ・海外ETFの取扱国数は最多
・海外ETF(シンガポールETF以外)の買付手数料無料
SBI証券のホームページより引用、2022年3月20日時点

SBI証券の詳細を見る
(公式サイト)

SBI証券の一般NISAで海外ETFを買うメリット

SBI証券のメリットは、豊富な商品ラインアップと低く抑えられた手数料です。
SBI証券のメリット
  • 海外ETFの取り扱い国は主要ネット証券最多の4ヵ国で取扱銘柄数もトップレベル
  • 取引手数料と為替手数料は、国内証券で最安レベル
  • 米国、香港、韓国のETFの一般NISAでの買付手数料は無料

SBI証券の外国株・海外ETFに関する良い口コミ

30代|男性
手数料が業界最安!

SBI証券は大手ネット証券の中でも、手数料が最安なところがメリットだと思います。米国株を買うにあたり、円をドルに変える必要がありますが、住信SBIネット銀行で外貨積立をすれば、なんと手数料は業界最安の3銭になります。さらに、主要ETF(VT、VTI、QQQ、SPYDなど)は買付手数料が無料と驚きのサービスです。

30代|男性
手軽に米国株を取引

お得に手軽に米国株を取引したい方には必須の証券会社だと思います。ネット証券のため、他社と比べて手数料は低く、また、為替手数料も住信SBIネット銀行を活用することでさらにお得になります。取扱銘柄数も多く、ETFも扱っています。米国株を取引するには不足はありません。

50代|男性
定期買付ができて便利

SBI証券は海外のETFの定期買付ができるので、利用を始めました。リスク分散をするための一つとして期間の分散も必要です。買いどきかどうかを判断する力はないので、コツコツ定期的に購入することで平均的にリターンも望めます。一度設定してしまえば、機械的に買付できるのでとても便利です。最近は米国債にも関心が出てきており、SBIは種類が豊富なのも魅力的です。

30代|女性
外国株取引がやりやすい

外国株取引をメインに実施していますが、手数料が安いのはありがたいです。SBIネット銀行と連携しているので入出力金もしやすく、取引がスムーズにできる点も非常に助かっています。外国株のサイトに飛べば、表で保有株の状況も分かりやすい点もよいと思います。

20代|男性
安心して継続した投資ができる

楽天証券と並んで二大ネット証券で、安心して投資が行えると思います。取扱銘柄数も豊富で特に米国株への投資もV(バンガード)シリーズも近年採用され、全米株式などへの投資も含めて安心継続した投資が行えると思います。証券会社を迷った際はマストの選択肢になりうると思います。

SBI証券の一般NISAで海外ETFを買うデメリット

SBI証券のデメリットは、米国ETFを円貨決済で取引する際に、マネックス証券とDMM.com証券よりも手数料が高めになることです。

SBI証券の外国株・海外ETFに関する良くない口コミ

20代|男性
サイトが使いにくい!

アプリが使いやすい一方で、公式サイトから特定のページに行く際にはいつも迷います。特に取引上の重要事項など、必須な確認事項を見る際にホームページを開くとき、毎回開き方を忘れて迷うくらい不便で分かりにくいです。あとは、米国株のページへ行く際も何度もページに飛ばないといけないため、ややストレスです。最近公式サイトの仕様が見やすくなったのですが、そこは変わらず改善されていなかったので改善を期待します。

30代|男性
管理に手間がかかる

米国株アプリと日本株アプリが分かれている点で一つの画面で一度に情報が取り入れられず、管理に手間がかかるので米国株と日本株を分けて管理したい人には向いていないと思います。また、基本的に口座開設から買付・売却まで全てネット上で完結させる必要があるため、アドバイスをもらいながら投資をしたい人には物足りないかもしれません。

50代|男性
情報量が少ない

他のネット証券と大きく異なるところは、圧倒的な情報量の少なさです。市場の情報筋や見どころ、レーティングなどがメルマガで与えられるようなことは一切ありません。公式サイトでの株価コンセンサス分析も非常に簡単なもので、売買の手助けになるような情報は得られません。

30代|その他
トレーリングストップ機能がない

SBI証券全般にいえるのですが、トレーリングストップという売り時をサポートする自動機能がないため、非常に忙しいけれども、差益は最大限狙いたい人には、やや難がある証券会社かもしれません。NISAをトレード目的で使う人は少ないとは思いますが、ご留意ください。

30代|男性
手続きに時間がかかる

手続きが全て郵送で行わないといけないので、急いで手続きを完了させたい場合でも、どうしてもタイムラグができてしまいます。書類を請求してから到着まで待ち、また返送して手続きが完了するまで待たないといけないので、時間的に余裕を持っておかなければなりません。

樋口 壮一

SBI証券は豊富な商品ラインアップと低い手数料から、多くの人におすすめできる証券会社です。特に外貨決済で米国、香港、韓国のETFに一般NISAで投資したい人におすすめです。

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(公式サイト)

楽天証券…品揃えが豊富でシンガポールETFも買付手数料無料

12.一般NISAで海外ETFを買うメリットとデメリットは?おすすめ銘柄5選も紹介!
(画像=楽天証券より引用)

<楽天証券の特徴>
国内ETFのNISA取扱い
全銘柄
国内ETF の売買手数料
(税込)

無料
海外ETFのNISA取扱い
3ヵ国
米国363銘柄
香港21銘柄
シンガポール14銘柄
米国ETFの買付手数料
無料
米国ETFの売却手数料
(税込)

約定代金×0.495%
為替手数料
(1米ドルあたり)
取引時間
(日本時間)
0.25円
決済方法 ・標準時間
23:30~6:00
・サマータイム
22:30~5:00
定期買付 円貨決済
外貨決済
ポイント ・海外ETFの取扱国数は
SBI証券に次ぐ3ヵ国
・SBI証券では対象外の
シンガポールETFも買付手数料無料
楽天証券のホームページより引用、2022年3月20日時点

楽天証券株式会社は、2022年2月25日(金)に金融庁が発表した「NISA口座の利用状況調査」より、NISA(※1)の2021年新規口座開設数が業界最多(※2)であったことをお知らせします。 ※1:一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの合算 ※2:NISAは、主要ネット証券(口座数上位5社:auカブコム証券、SBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券(五十音順))で、iDeCoは、主要運営管理機関でそれぞれ比較(2022年3月30日、楽天証券調べ)
(引用元:PR TIMES|楽天証券|楽天証券、NISA・iDeCo 2021年新規口座開設数が業界最多に!

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(公式サイト)

楽天証券の一般NISAで海外ETFを買うメリット

楽天証券はSBI証券と並んで海外ETFのラインアップが豊富で、手数料が低いネット証券です。

楽天証券のメリット
  • 海外ETFの銘柄数は、SBI証券と並んで主要ネット証券で最多レベル
  • 取引手数料と為替手数料も主要ネット証券で最安レベル
  • 米国ETFと香港ETF以外に、シンガポールETFも買付手数料無料

楽天証券の一般NISAで海外ETFを買うデメリット

楽天証券のデメリットはSBI証券と同様で、米国ETFを円貨決済で買う場合にはマネックス証券とDMM.com証券より手数料の負担が若干大きいです。
樋口 壮一

楽天証券は商品ラインアップと低い手数料から多くの人におすすめできます。米国、香港、シンガポールのETFに投資するなら、楽天証券を推奨します。

楽天証券の詳細を見る
(公式サイト)

マネックス証券…米国ETFの円貨決済時の買付為替手数料が無料

13.一般NISAで海外ETFを買うメリットとデメリットは?おすすめ銘柄5選も紹介!
(画像=マネックス証券より引用)

<マネックス証券の特徴>
国内ETFのNISA取扱い
全銘柄
国内ETF の売買手数料
(税込)
◎ 無料
海外ETFのNISA取扱い
2ヵ国
米国351銘柄
香港19銘柄
米国ETFの買付手数料
無料
米国ETFの売却手数料
(税込)

約定代金×0.495%
為替手数料
(1米ドルあたり)
買付:無料
売却:0.25円
取引時間
(日本時間)
・標準時間
22:00~10:00
・サマータイム
21:00~9:00
決済方法 円貨決済
外貨決済
定期買付
米国株定期買付サービス
ポイント ・米国、香港の主要海外ETFを取り揃える
・買付手数料無料
マネックス証券のホームページより引用、2022年3月20日時点

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(公式サイト)

マネックス証券の一般NISAで海外ETFを買うメリット

マネックス証券は、米国と香港のETFが充実しており、手数料も主要ネット証券で最低レベルです。
マネックス証券のメリット
  • 米国と香港のETFラインアップは、主要ネット証券で最多レベル
  • 海外ETFの取引手数料も主要ネット証券で最安レベル
  • 米国ETFの円貨決済での買付時の為替手数料が無料

当社でお取引可能な米国上場ETFは非常にバリエーションに富んでいます。 ぜひ、お客様のニーズにマッチするETFを探してみてください。
引用:マネックス証券『米国ETF』

マネックス証券の一般NISAで海外ETF を買うデメリット

マネックス証券の海外ETFは、米国と香港のラインアップが充実しているものの、それ以外の国のETFの取り扱いがないことがデメリットです。

マネックス証券は、米国と香港のETFを買いたい人におすすめです。特に、米国ETFを円貨決済で投資したい人は、為替手数料無料で購入できるマネックス証券を推奨します。

マネックス証券の詳細を見る
(公式サイト)

DMM.com証券…円貨決済で米国ETFの取引手数料が無料

14.一般NISAで海外ETFを買うメリットとデメリットは?おすすめ銘柄5選も紹介!
(画像= DMM.com証券より引用)

<DMM.com証券の詳細>
DMM.com証券(DMM株)
国内ETFのNISA取扱い
全銘柄
国内ETF の売買手数料
(税込)

無料
海外ETFのNISA取扱い
1ヵ国
米国185銘柄
米国ETFの買付手数料
無料
米国ETFの売却手数料
(税込)

無料
為替手数料
(1米ドルあたり)
0.25円
取引時間
(日本時間)
・標準時間
23:30~6:00
・サマータイム
22:30~5:00
決済方法 円貨決済
定期買付
ポイント ・海外ETFの取扱いは米国のみだが、
売却時も手数料が無料
DMM.com証券のホームページより引用、2022年3月20日時点

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(公式サイト)

DMM.com証券の一般NISAで海外ETFを買うメリット

DMM.com証券は米国ETFの銘柄数が多く、取引手数料がお得な証券会社です。
DMM.com証券のメリット
  • 米国ETFの取り扱い銘柄数は200に近く、人気の米国ETFはほぼ全ての取引が可能
  • 米国ETFは円貨決済での取引手数料が無料であり、為替手数料の負担だけで取引ができる

【DMM 株】の米国株式の取引手数料は、約定代金にかかわらず一律0円。
引用:DMM株『【DMM 株】ではじめる米国株式の魅力』

DMM.com証券の一般NISAで海外ETFを買うデメリット

DMM.com証券は米国ETF以外の海外ETFの取り扱いがありません。また、決済は円貨決済のみに対応し、外貨決済に非対応なこともデメリットです。
樋口 壮一

米国ETFを円貨決済で取引する人は取引手数料が無料のDMM.com証券がおすすめです。特に米ドルの資金を持っていない初心者なら、DMM.com証券の円貨決済が便利です。

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CONNECT(大和証券)…日中に米国ETFを取引できる

15.一般NISAで海外ETFを買うメリットとデメリットは?おすすめ銘柄5選も紹介!
(画像= CONNECTより引用)

<CONNECT(大和証券)の詳細>

国内ETFのNISA取扱い
全銘柄
国内ETF の売買手数料
(税込)

約定代金×0.033%
(上限660円)
海外ETFのNISA取扱い
1ヵ国
米国10銘柄
米国ETFの買付手数料
無料
(0.7~1.5%のスプレッドあり)
米国ETFの売却手数料
(税込)

無料
(0.7~1.5%のスプレッドあり)
為替手数料
(1米ドルあたり)
0.3~0.5円
取引時間
(日本時間)
9時~17時
決済方法 円貨決済
定期買付
ポイント ・海外ETFの取扱いは米国のみだが、
日本時間の日中に約定できる
CONNECTのホームページより引用、2022年3月20日時点

CONNECTの一般NISAで海外ETFを買うメリット

CONNECTは、日本時間の日中に米国ETFを取引できるのがメリットです。日中に注文し、約定も日中に行われます。

CONNECTの一般NISAで海外ETFを買うデメリット

CONNECTのデメリットは、取引できる海外ETFの銘柄が少ないことと手数料が高めなことです。

海外ETFは米国ETFのみ対応し、10銘柄(2022年3月20日時点)のみが取引可能である。手数料は、取引手数料が無料なものの0.7~1.5%のスプレッドの負担があり、為替も0.3~0.5円のスプレッドを負担する必要がある。

樋口 壮一

CONNECTは、日本時間の日中に米国ETFを取引したい人におすすめです。日本時間の深夜から早朝にかけて取引しにくい人には嬉しいサービスです。

通常の米国株の取引時間(日本時間の深夜)まで起きている必要はありません。
引用:CONNECT『ひな株USA』

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2024年からの新NISAで海外ETFは買えるのか

16.一般NISAで海外ETFを買うメリットとデメリットは?おすすめ銘柄5選も紹介!
(画像=MONEY TIMES編集部)

現行の制度では、非課税投資可能期間は一般NISAでは2023年まで、つみたてNISAでは2037年までだ。

2019年末に閣議決定された「令和2年度税制改正大綱」で、これらの非課税投資可能期間を5年延長する方針が示された。 一般NISAは、投資枠を2階建てとする新NISAへ移行することになる。

新NISAにおいて、ETFはどのような扱いになるのだろうか。

新NISAとは

新NISAの特徴
  • 2024年から新NISA制度へ移行
  • 従来のつみたてNISAに近い1階部分(年20万円)と一般NISAに近い2階部分(年102万円)の2階建て制度
  • 原則として1階部分に投資した人のみが2階部分に投資可能
新NISAは投資枠を2階建てにした制度です。1階部分は年20万円を上限に積立投資枠が設けられ、原則として1階部分を利用した人のみが従来の一般NISAを概ね踏襲した2階部分を利用できます。2階部分の非課税投資枠は、年間102万円です。
樋口 壮一

すでにNISA口座を開設していた人や投資経験者が上場株式に投資する場合、1階部分を利用していなくても特例として2階部分を利用できます。

非課税期間はこれまでどおり、1階部分、2階部分ともに5年間だ。新NISAの1階部分については、5年間の非課税期間終了後、つみたてNISAへ移行することもできる。

出典:金融庁『新しいNISA制度の概要と改正の狙い』

新NISAの1階部分では海外ETFに投資できない

新NISAの1階部分では、対象商品はつみたてNISAと同様になる見通しだ。したがって海外ETFは対象外で、つみたてNISAの対象商品である一部の国内ETFのみが対象になる可能性が高い。

新NISAの2階部分では海外ETFに投資できる

新NISAの2階部分では、対象商品は従来の一般NISAと同様になる見込みである。

樋口 壮一

ただし、レバレッジを効かせている投資信託や上場株式のうち、整理銘柄・管理銘柄に指定されている銘柄は対象から除外されます。

このような基準だとすれば、新NISAにおいても2階部分で国内ETFや海外ETFに投資することができるだろう。

海外ETFに投資するためには1階部分を利用しなければならない点に注意しましょう。1階部分を利用していなくても2階部分に投資ができる特例は、投資対象が上場株式の場合のみ有効のようです。

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ETFと投資信託の違い

ETFと投資信託の2つの違い
(画像=MONEY TIMES編集部)
ETFと投資信託の違い
  • ⑴ETFはリアルタイムで売買できるが投資信託は注文後に決まる単価でしか売買できない
  • ⑵一般的にETFのほうが投資信託よりも信託報酬が安い傾向にある
  • ⑶ETFは株式と同様の売買手数料が発生し、投資信託は銘柄によって手数料体系が異なる
信託報酬とは?
投資信託やETFは運用会社に運用をお任せする商品だが、その運用や資金の管理などにあてられる費用を信託報酬と呼ぶ。信託報酬は運用資産の中から一定の割合で差し引かれることになるので、信託報酬が高いと運用効率は悪くなる。

⑴ETFと投資信託の売買方法の違い

ETFは証券取引所に上場しているため、市場の動向を見ながらリアルタイムで売買を行うことができる。株式と同様に指値で発注することもできるので、いくらになったら売買したいといったニーズにも対応可能だ。一般的な投資信託の基準価額は基本的に1日に1回のみ計算され、発注後に決まる基準価額での取引になる。

⑵ETFと投資信託の信託報酬の違い

ETFは一般的に投資信託よりも信託報酬が安い傾向にある。信託報酬は運用会社のほか、財産を管理する信託銀行や販売会社にも一定率が支払われる。ETFの場合は、市場から直接購入するため、販売会社に支払う信託報酬がかからないことが理由だ。

⑶ETFと投資信託の売買手数料の違い

ETFの売買手数料は株式へ投資する場合と同じだ。ETFは株式投資と同様に、取引所に注文を取り次ぐ証券会社への売買委託手数料が発生する。投資信託は銘柄ごとに手数料体系が決まっており、買付時に手数料が発生するものや、売却時支払う信託財産留保額というコストがかかる投資信託もある。

樋口 壮一

ETFは上場しているためリアルタイムで価格が変動するので投資信託よりもややハードルが高く感じるかもしれませんが、ETFへの投資経験は大きな財産になります。特にNISAの場合、ETFの売買手数料がかからないという金融機関も多いので、投資初心者でも積極的にチャレンジしてみましょう。

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よくある7つのQ&A

17.一般NISAで海外ETFを買うメリットとデメリットは?おすすめ銘柄5選も紹介!
(画像=MONEY TIMES編集部)
一般NISAでETFを買うのにおすすめのネット証券は?
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、DMM.com証券、松井証券がおすすめだ。

一般NISAで海外ETFを買うメリットは?
海外ETFは、市場規模が大きく商品ラインアップも豊富なこと、信託報酬が割安で時価総額が大きい商品が多いことがメリットだ。また一般NISAで海外ETFを買うと買付手数料が無料になるキャンペーンもあるので、余計なコストをかけずハイパフォーマンスを期待できる。

一般NISAで海外ETFを買うデメリットは?
海外ETFは国内のものと比べて、分配金に二重課税が発生してしまう。外貨取引のため為替リスクとコストがかかる、海外のものなので商品の内容など情報を得るのが難しい、一般NISAで海外ETFを購入できる証券会社が限られているという点がデメリットといえる。

2024年からの新NISAで海外ETFは買える?
購入できるが、下記注意点もある。2024年から新NISA制度へ移行するが、従来のつみたてNISAに近い1階部分(年20万円)と、一般NISAに近い2階部分(年102万円)の2階建て制度になり、原則として1階部分に投資した人のみが2階部分に投資可能になる。海外ETFは2階部分でのみ対象になる予定だ。

一般NISAで購入できるおすすめETF銘柄は?
前述のETF 5選とは別の視点で、ETF銘柄を5つピックアップしたい。

1. 「バンガード®️・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」…投資対象は約47ヵ国、銘柄数は約8,000銘柄に上るが信託報酬が安い。

2. 「バンガード®️・S&P500 ETF(VOO)」…信託報酬0.03%、100万円あたり300円のコストで米国主要企業へ投資ができる。

3. 「バンガード®️・トータル・ストック・マーケット ETF(VTI)」…米国内の中小型まで投資対象を広げ、投資銘柄数は3,000銘柄。米国中へ投資が行えるのに信託報酬も0.03%と極めて低い。

4. 「SPDR®️ S&P 500®️ ETF(SPY)」…米国で上場された最初のETFで、純資産総額が40兆円に迫る米国第1位の銘柄。

5. 「iシェアーズ・コア米国総合債券 ETF(AGG)」…投資対象が米国の投資適格債券であり、リスクを抑えたい時には重宝する。

一般NISAではどこの国の海外ETFが買える?
SBI証券・楽天証券・マネックス証券・DMM.com証券など、主要ネット証券の一般NISAで共通して取り扱っている海外ETFは米国ETFだ。そのほか、証券会社によっては香港、シンガポール、韓国などの海外ETFを購入できる場合がある。

つみたてNISAで海外ETFは買える?
海外ETFはつみたてNISAの対象商品に含まれていないため、購入できない。海外ETFを購入するには一般NISAか課税口座を利用する必要がある。

実際にNISAを始めてみる

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樋口壮一
執筆・樋口壮一

新卒で証券会社に入社後、10年間リテール営業、ホールセール営業を経験。現在は事業会社の営業企画部門に努める傍ら、個人として投資を行い、マーケットに携わる。AFP
新卒で証券会社に入社後、10年間リテール営業、ホールセール営業を経験。現在は事業会社の営業企画部門に努める傍ら、個人として投資を行い、マーケットに携わる。AFP

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