ETFは投資信託でありながらリアルタイムで売買でき、株式と比べると投資初心者向きの商品といえる。しかし取引手数料は証券会社によって異なるため、投資するときはぜひ比較したい。本稿では各証券会社の取引手数料に加えて、その特徴や人気ETFも紹介する。
目次
1,ETFは「分散投資」できる「低コスト」の「上場投資信託」
東京証券取引所ETF市場に上場されているため、上場株式と同じように、立会時間中なら時価で取引できます。
2,ETFが投資初心者に適している3つの理由
個別銘柄などに比べると、ETFなら、投資に詳しくない初心者でも購入しやすい。その理由として、以下の3つが挙げられる。
ETFが投資初心者に適している理由1,値動きがわかりやすい
ETFは、毎日ニュースで報道されている代表的な各種指標の値動きに連動するように運用されている。そのため、投資情報を見慣れない初心者でも、ETFの値動きや損益を把握しやすい。
ETFが投資初心者に適している理由2,1本のETFを保有するだけで、分散投資と同じ、リスク分散効果が得られる
ETFは本来、いくつもの資産に分散投資する商品である。例えば、TOPIX連動型のETFなら、TOPIX構成銘柄すべてに投資することと同じである。
一般的には、分散投資のためにポートフォリオを組むことは、手間と時間がかかります。それに対して、ETFなら、1銘柄保有するだけで、自動的にリスク分散できます。
ETFが投資初心者に適している理由3,低額で始められて、しかも低コスト
ETFは、個別銘柄のように売買単位が決められていないため、1,500円前後というお手頃価格の銘柄を、1口から購入できることも多い。さらに、指数連動型の商品なので運用会社がETFを運用するコストも安く抑えられる。
出典:投資信託協会『ETFってなんだろう?』
ETFを取り扱う証券会社
ETFは手軽に投資できるため初心者にもおすすめだが、取引手数料は証券会社によって異なる。
各社の手数料を比較してみよう。
ネット 証券会社名 |
ETF現物取引手数料(1約定ごと、税込) | 手数料無料の ETF本数 |
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5万円以下 | 10万円以下 | 20万円以下 | 30万円以下 | 40万円以下 | 50万円以下 | |||
SBI証券 | 55円 | 99円 | 115円 | 275円 | 120本 | |||
楽天証券 | 55円 | 99円 | 115円 | 275円 | 127本 | |||
松井証券※ | 0円 | 設定なし | ||||||
auカブコム証券 | 55円 | 99円 | 115円 | 275円 | 105本 | |||
DMM.com 証券 株 |
55円 | 88円 | 106円 | 198円 | 設定なし | |||
LINE証券 | ||||||||
55円 | 99円 | 115円 | 275円 | 設定なし | ||||
マネックス証券 | 110円 | 198円 | 275円 | 385円 | 495円 | 5本 | ||
岡三 オンライン証券 |
108円 | 220円 | 385円 | 設定なし |
3,ETFと一般的な投資信託との違いは東証上場銘柄であること
ETFは、投資信託と株式の特徴を併せ持つ商品だ。
ETFと投資信託、株式の主な違いは以下の表のとおり。
ETF | 投資信託 | 株式 | ||
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上場・非上場 | 上場 | 非上場 | 上場 | |
取引時間 | 取引所の 取引時間 |
原則15時が 申込締切 |
取引所の 取引時間 |
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取引価格 | リアルタイムの 市場価格 |
1日1回 算出される基準価額 |
リアルタイムの 市場価格 |
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購入場所 | 証券会社 | 証券会社、銀行 | 証券会社 | |
買い方 | 成行、指値 | 約定時の 基準価額 |
成行、指値 | |
手数料 | 買付時 | 株式と同じ | 銘柄や金融 機関で異なる |
証券会社ごと に異なる |
売却時 | 株式と同じ | かかる場合がある | 証券会社ごとに異なる | |
保有中 | 一般的に投信より安い | 一般的にETFより高い | なし | |
分配金、配当金 | あり 元本払戻金なし |
あり 元本払戻金の可能性あり |
あり 株主優待あり |
ETFは投資信託に似ていますが、取引方法は株式に近い商品といえます。
4,ETFはどの証券会社で購入するとよいのか
ETFは同一銘柄なら全国どこでも同じ価格、同じ信託報酬で購入できる。どの証券会社でも東証上場ETFの約240銘柄すべて(※JPXのホームページより、2021年6月8日時点)を取り扱っている。
売買手数料は、基本的にネット証券各社の国内現物株式の取引手数料体系が適用されるが、各社固有のサービスとして一部銘柄の取引手数料を無料にしているところもある。
ここでは、ネット証券各社のETF取引手数料(2021年6月8日時点)や、各社が提供している取引手数料無料銘柄数を整理しておきたい。
SBI証券のETF――「無料化&プライスダウン0円」で国内ETF取引手数料無料銘柄が大幅増
ネット 証券会社名 |
ETF現物取引手数料(1約定ごと、税込) | 手数料無料の ETF本数 |
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5万円 以下 |
10万円 以下 |
20万円 以下 |
30万円 以下 |
40万円 以下 |
50万円 以下 |
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SBI証券 | 55円 | 99円 | 115円 | 275円 | 120本 |
SBI証券は業界最高水準のサービスを目指し、各種手数料の無料化やプライスダウンを推進している。
その一環として国内ETFでも取引手数料無料銘柄を拡充しており、2021年12月14日現在では120銘柄が対象となっている。
ネット証券に確固たる実績と信頼性を求めながら、最小限のコストでETF投資を始めたい人にはおすすめのネット証券です。広範な取扱商品群で投資機会を拡大しつつ、コストダウンによって利益率を上げたい中上級者にとって、要注目のネット証券でしょう。
楽天証券のETF――楽天225ダブルブルや楽天225ダブルベアを低コストで提供
ネット 証券会社名 |
ETF現物取引手数料(1約定ごと、税込) | 手数料無料の ETF本数 |
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5万円 以下 |
10万円 以下 |
20万円 以下 |
30万円 以下 |
40万円 以下 |
50万円 以下 |
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楽天証券 | 55円 | 99円 | 115円 | 275円 | 127本 |
国内ETFトップシェアの野村アセットマネジメントが運用するNEXT FUNDSシリーズの対象50銘柄や、世界No.1のETFブランドであるiシェアーズの、東証上場ETF全銘柄など、人気の国内ETFが取引手数料0円で購入できる。
楽天証券で注目の国内ETF無料銘柄は以下の2つだ。
・「楽天225ダブルベア<1459>」
どちらも楽天グループの楽天投信投資顧問が運用しており、レバレッジ/インバース型ETFながら信託報酬が低く抑えられており、さらに取引手数料0円で売買可能だ。
効率重視の国内ETF投資を目指すなら、楽天証券の無料ETF銘柄を必ずチェックしておきましょう。
楽天証券で口座開設するなら、楽天カードを利用するのがおすすめだ。 楽天証券では、楽天カードでの投信の積立や保有でも楽天ポイントが付与される。楽天カードを持っている人はもちろん、まだ持っていない人もこの機会に新規申込すると良いだろう。
松井証券のETF――元祖ボックスレートで少額投資でも手数料無料の恩恵を受けられる
ネット 証券会社名 |
ETF現物取引手数料(1約定ごと、税込) | 手数料無料の ETF本数 |
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5万円 以下 |
10万円 以下 |
20万円 以下 |
30万円 以下 |
40万円 以下 |
50万円 以下 |
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松井証券 | 0円 | 設定なし |
松井証券では、1日の約定代金合計が50万円以下なら取引手数料無料だ。そのため、1口あたりの価格が数百円から数万円程度の国内ETFを、1口単位で売買したい初心者などには最適な手数料体系となっている。
さらに松井証券では、25歳以下なら約定代金にかかわらず手数料はすべて無料だ。
ボックスレートの対象銘柄には制約がない ので、松井証券で取引できる銘柄なら、どのようなETF銘柄も、定額取引である限り手数料は0円だ。
希望する銘柄がSBI証券や楽天証券の手数料無料ETFに含まれていなくても、松井証券を利用すれば、無料で売買できることもあります。
au カブコム証券のETF――フリーETFでもauカブコム自慢の「自動売買」でリスク管理できる
ネット 証券会社名 |
ETF現物取引手数料(1約定ごと、税込) | 手数料無料の ETF本数 |
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5万円 以下 |
10万円 以下 |
20万円 以下 |
30万円 以下 |
40万円 以下 |
50万円 以下 |
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auカブコム証券 | 55円 | 99円 | 115円 | 275円 | 105本 |
auカブコム証券では、従来から「フリーETF」として取引手数料無料サービスに力を入れてきた。
2021年6月8日現在のフリーETFは、105銘柄だ。
auカブコム証券の特徴は、フリーETFの注文方法として指値注文と成行注文だけでなく、リスク管理に最適な自動売買も選択できることだ。
厳格なリスク管理と確実な利確や損切りに関心の高い投資家にとっては、ETF取引でも一見に値するネット証券です。
DMM.com証券のETF――業界最安の取引手数料で低コストのETF投資ができる
ネット 証券会社名 |
ETF現物取引手数料(1約定ごと、税込) | 手数料無料の ETF本数 |
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5万円 以下 |
10万円 以下 |
20万円 以下 |
30万円 以下 |
40万円 以下 |
50万円 以下 |
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DMM.com 証券 株 |
55円 | 88円 | 106円 | 198円 | 設定なし |
取引手数料は1約定ごとの手数料体系のみであるが、低額取引か高額取引であるかを問わず、安く設定されている。例えば、1約定あたりの約定代金が5万円以下なら手数料は税込55円、約定代金が300万円超でも税込880円という破格の安さだ。
低コストでのETF投資だけでなく、個別銘柄も業界最安水準で取引したいコスト絶対主義の投資家には第一候補となるネット証券でしょう。
LINE証券のETF――買付手数料無料で国内ETFの長期保有にもピッタリ
ネット 証券会社名 |
ETF現物取引手数料(1約定ごと、税込) | 手数料無料の ETF本数 |
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5万円 以下 |
10万円 以下 |
20万円 以下 |
30万円 以下 |
40万円 以下 |
50万円 以下 |
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LINE証券 | 55円 | 99円 | 115円 | 275円 | 設定なし |
LINE証券は、日本で最も利用されているSNS「LINE」のスマホ専用証券会社である。
LINE証券のサイトは初心者でもわかりやすく設計されており、通常の現物取引の他に1株から投資できる「いちかぶ」も利用できる。
「いちかぶ」では、国内ETF15銘柄の取引が可能だ。
スマホで取引を完結できるので、手軽に株式投資をしたい人に向いています。取引手数料も業界最安水準なので、これから投資を始めたい人は検討する価値があります。
マネックス証券のETF――少額取引なら10万円刻みの手数料設定でコスト削減可能
ネット 証券会社名 |
ETF現物取引手数料(1約定ごと、税込) | 手数料無料の ETF本数 |
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5万円 以下 |
10万円 以下 |
20万円 以下 |
30万円 以下 |
40万円 以下 |
50万円 以下 |
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マネックス証券 | 110円 | 198円 | 275円 | 385円 | 495円 | 5本 |
主要ネット証券の一つであるマネックス証券の手数料は他社より若干高いが、国内ETFブランドであるMAXISシリーズのうち5本の取引手数料が実質無料だ。
対象のETFは、四半期ごとに3ヵ月分の取引手数料(税抜)が全額キャッシュバックされる。
マネックス証券では、国内ETF専用の「マネックスアドバイザー」というロボアド独自サービスも提供している。
国内ETFを少額ながら効果的な分散投資で低コスト運用できるのが大きな魅力です。
岡三オンライン証券のETF――手頃な取引手数料で堅実な国内ETF運用が可能
ネット 証券会社名 |
ETF現物取引手数料(1約定ごと、税込) | 手数料無料の ETF本数 |
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5万円 以下 |
10万円 以下 |
20万円 以下 |
30万円 以下 |
40万円 以下 |
50万円 以下 |
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岡三オンライン証券 | 108円 | 220円 | 385円 | 設定なし |
岡三オンライン証券の国内ETFの特徴は、手頃な取引手数料で売買できることだ。
手数料無料銘柄は設けられていないが、1注文の約定代金が10万円以下だと108円、20万円以下で220円、50万円以下でも385円(すべて税込)。業界最安水準ではなくとも、負担に感じない手数料設定だ。
信用取引のようにレバレッジを利かせることなく、国内ETFだけで大きなリターンを狙うことも可能。レバレッジ型ETFや、原油あるいは金などの商品を対象資産とするETFを選べば、低コストでも、投資効率の高いETF運用を期待できる。
親会社である岡三証券が発行する良質なレポートや所属アナリストの高度な投資情報、投資運用会社が提供する最新レポートを利用しながら、低コストで効率的な国内ETF運用を望む人におすすめです。
5.おすすめETFランキングTOP10!初心者が気軽に買える銘柄を紹介
ETFは1口から購入できる。しかし、1口の基準価額が3万~4万円にもなるETFだと、相場が急落した場合のダメージをおそれて、購入を躊躇してしまうかもしれない。ここまでETFとはどんな商品か、どのネット証券がおすすめかなどを紹介してきたが、最後に投資初心者でも気軽に投資できる、1口1万円以下で買えるETFを探してみよう。
利用するのは、SBI証券の国内株式スクリーナー。ETFを売却したい時にすぐ約定するように、流通量が多い(=売買代金が多い)銘柄を選びたい。
投資金額1万円以下
平均売買代金(2021年1月15日までの5日間)
スクリーニングの結果、95件が抽出された。平均売買代金を基準に降順に並べ替えると、上位10銘柄は以下のようになった。
ETF売買代金ランキングTOP10
順位 | 銘柄名 (コード) |
基準価額 (円) |
平均売買代金/日 |
1 | NF日経平均 ダブルインバース (1357) |
456円 (1口) |
381億4,629万7,000円 |
2 | 楽天ETF日経 ダブルインバース (1459) |
1,817円 (1口) |
108億784万円 |
3 | NNドバイ原油先物ブル (2038) |
340円 (1口) |
48億6,496万3,000円 |
4 | 国際ETF VIX短期先物指数(1552) |
5,660円 (1口) |
31億2,714万9,000円 |
5 | WTI原油価格連動型 上場投信(1671) |
1,051円 (1口) |
18億1,610万7,000円 |
6 | ダイワ日経平均 ダブルインバース (1366) |
1,189円 (1口) |
10億9,805万8,000円 |
7 | 純金上場信託 (1540) |
5,980円 (1口) |
10億9,234万2,000円 |
8 | NF原油インデックス 連動型上場(1699) |
128円 (10口) |
10億2,638万3,000円 |
9 | NF日経インバース 連動型上場投信 (1571) |
1,052円 (1口) |
8億4,859万7,000円 |
10 | iS米国債 7-10年円ヘッジ (1482) |
2,425円 (1口) |
5億9,976万1,000円 |
国内ETFを対象にした過去5日間の平均売買代金ランキングでは、上位3銘柄はレバレッジ/インバース型(ブル/ベア型)ETF、上位10銘柄では5銘柄がレバレッジ/インバース型ETFであった。
対象指標の2倍、あるいは逆方向に2倍の値動きをするため、大きな利益を狙えるレバレッジ/インバース型ETFの人気が高いことがわかる。
第1位, NF日経平均ダブルインバース<1357>――国内で安定的人気のインバース型ETF
日経平均の価格変動率の2倍として計算される日経平均レバレッジ・インデックスを対象指標としたNEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>とともに、個別銘柄も含めた国内株式売買代金ランキング上位の常連だ。
NF日経平均ダブルインバースとNF日経平均レバレッジのどちらも、信託報酬は0.88%(税込)に設定されている。
第2位,楽天ETF日経ダブルインバース<1459>――楽天グループの代表的なインバース型ETF
楽天投信投資顧問が運用するETFには、他に日経平均の2倍の値動きをする楽天ETF日経レバレッジ指数連動型(楽天225ダブルブル)<1458>もある。
楽天225ダブルベアと楽天225ダブルベアの信託報酬は、どちらも年率0.385%(税込)。同様のレバレッジ/インバース型ETFの運用コストの半分程度に抑えられているのが特徴だ。
第3位,NNドバイ原油先物ブル<2038>――原油先物指数に連動するETN
管理費用は年率0.88%(税込)に設定されている。
第4位,国際ETF VIX短期先物指数<1552>――三菱UFJグループが運用するETF
相場の先行きが不透明でVIX指数が上昇すると、VIX指数先物も上昇する。この特性を活かして、短期的なヘッジツールとして利用できる。
信託報酬は年率0.3960%(税込)だ。
第5位,WTI原油価格連動型上場投信<1671>――WTI原油先物が対象指標
WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエイト)原油先物は、原油先物市場最大の取引高を誇る指標である。このWTI原油先物の直近限月清算値を円換算で表示した価格が、WTI原油価格連動上場投信の対象指標だ。
信託報酬は年率0.935%(税込)に設定されている。
第6位,ダイワ日経平均ダブルインバース<1366>――大和証券グループが運用するインバース型ETF
ダイワ225ダブルベアと対照的な値動きをするのは、ダイワ上場投信‐日経平均レバレッジ・インデックス(通称、ダイワ225ダブル)<1365>であり、日経平均の日次価格変動率の2倍を目指して運用されている。
ダイワ225ダブルベア、ダイワ225ダブルのどちらも、信託報酬の上限は年率0.825%(税込)だ。
第7位,純金上場信託<1540>――受託金地金の先物価格が対象指標
大阪取引所での金1グラムあたりの採用先物価格を、受託金地金の現在価格に引き直した理論価格を対象指標とする。
純金上場信託では、裏付け資産である金地金の質量に対応する受益権口数(受託者が定める)に転換する。
信託報酬は年率0.440%(税込)に設定されている。それ以外に、受益権口数に転換する際の費用として転換取扱手数料が発生する。
第8位,NF原油インデックス連動型ETF<1699>――NEXT FUNDSの原油先物を対象指標とするETF
信託報酬は年率0.55%。取引単位は一般的なETFとは異なり、10口単位だ。
第9位,NF日経インバース指数ETF<1571>――日経平均の値動きのマイナス1倍の投資成果を目指す
信託報酬は年率0.88%(税込)だ。
第10位,iS米国債7-10年円ヘッジ<1482>――低運用コストが魅力の米国債券ETF
満期7年以上、10年未満の米国国債(7年債指標銘柄を除く)を投資しながら、対象指標であるFTSE米国債7-10年セレクト・インデックス(国内投信用 円ヘッジ円ベース)への連動を目指して運用されている。
信託報酬は年率0.154%(税込)であり、低い運用コストに抑えられている。
6,投資初心者にメリットの多いETFをよりお得に購入する
ETFが投資初心者におすすめなのは、値動きが各種指標に連動していてわかりやすい、インデックス型なので相対的に運用コストが低い、さらにETFを1銘柄保有するだけでリスク分散効果も得られるというメリットがあるからです。プロに運用を任せられる安心感もあります。
さらに、取引手数料が無料のETF銘柄を提供しているネット証券もある。
ネット証券各社のETF取引手数料や関連するサービスには若干の違いがあります。ETFを利用した資産運用を始めるにあたっては、手数料はもちろんのこと、キャッシュバックあるいはポイント付与サービスなど、自分の投資スタイルに合ったネット証券をみつけることから始めてみましょう。
7,ETFでよくある4つのQ&A
実際に株式投資を始めてみる
口座開設数1位、IPO取扱数1位、投信本数1位、外国株取扱国数1位
>>SBI証券の口座開設はこちら)
口座開設数2位、外国株や投資信託に強く、マーケットスピードも使える
>>楽天証券の口座開設はこちら
米国株の取り扱いが豊富、ワン株も取引可能
>>マネックス証券の口座開設はこちら
株主優待名人の桐谷さんも開設、少額取引の手数料が0円
>>松井証券の口座開設はこちら
取引コストが抑えられ、中上級者も検討したい
>>ライブスター証券(新:SBIネオトレード証券)の口座開設はこちら
IPO当選確率を上げるなら!ツールも魅力的
>>岡三オンライン証券の口座開設はこちら
手数料が業界最安値水準な上に取引でポイントがたまる
>>DMM 株の口座開設はこちら
2013年より、総合証券とネット証券を使い分けながら、資産運用を開始。2017年から各種WEBサイトのフリーライターとして活動、現在は経済金融系記事を中心に執筆している。
■保有資格
証券外務員一種、二種
投資診断士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者
2013年より、総合証券とネット証券を使い分けながら、資産運用を開始。2017年から各種WEBサイトのフリーライターとして活動、現在は経済金融系記事を中心に執筆している。
■保有資格
証券外務員一種、二種
投資診断士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者
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