つみたてNISAは資産形成の王道と言われる長期・積立・分散投資を実践できる非課税投資制度だ。お得に積立投資ができるため、多忙なビジネスパーソンにも適した投資法である。これからつみたてNISAを始める人向けに、おすすめの証券会社や選ぶときの比較ポイントなど、基本を解説しよう。

- 積立NISAでもクレジットカードでポイントを貯めたいならSBI証券と楽天証券
- 初年度に非課税投資枠を使い切るなら積立金額を増額できるSBI証券・楽天証券・マネックス証券
- 「毎日」積立をしたいならSBI証券・楽天証券・マネックス証券・大和証券
- 積立NISAをスマホアプリで管理するならSBI証券と松井証券
- 積立NISAでETFに投資したいなら大和証券
2022年4月時点
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
会社名 | ![]() |
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取扱銘柄数 | 181本 | 179本 | 173本 | 152本 | 164本 |
売買手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
最低投資金額 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 |
ポイント還元 | 楽天ポイント | Tポイント Pontaポイント Vポイント dポイント |
松井証券ポイント | マネックスポイント | Pontaポイント |
クレジット カード積立 ポイント還元率 |
楽天カード 1%(※1) |
三井住友カード 0.5%(※2) |
非対応 | マネックスカード 1.1% |
au PAYカード 1%(※3) |
積立コース | 毎月 毎日 |
毎月 毎週 毎日 |
毎月 | 毎月 毎日 |
毎月 |
ココがおすすめ | ・楽天カード積立のポイント還元が高い ・日経新聞の記事閲覧 |
・口座数主要ネット証券No.1柔軟な積立設定 ・積立アプリでラクラク管理 |
・サポート体制に強み ・投信毎月現金還元サービス |
・マネックスカード積立で1.1%ポイント還元 | ・「NISA割®」で手数料割引 ・Pontaポイントが貯まる |
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詳細はこちら 公式サイトへ |
詳細はこちら 公式サイトへ |
※2.三井住友カードの一般カード。一部のカードは1%または2%
※3.2022年3月28日より。対象au回線契約者は最大5%
目次
1.積立NISAの口座開設におすすめの証券会社ランキングTOP10

つみたてNISAは、通常なら売却益や分配金にかかる約20%の税金がゼロになるお得な制度であるため1人1口座しか開設できない。
- 商品ラインアップが充実している
- 引落方法が豊富
- 柔軟な積立金額を設定できる
- ポイント還元でお得に投資できる

つみたてNISAの取り扱い商品やサービスは金融機関ごとに異なります。商品ラインアップの多いネット証券がおすすめですが、それ以外の特徴も比較して選びましょう。
つみたてNISA口座を開設するのにおすすめの証券会社を紹介していこう。
2022年4月時点
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
会社名 | ![]() |
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![]() |
取扱銘柄数 | 181本 | 179本 | 173本 | 152本 | 164本 |
売買手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
最低投資金額 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 |
ポイント還元 | 楽天ポイント | Tポイント Pontaポイント Vポイント dポイント |
松井証券ポイント | マネックスポイント | Pontaポイント |
クレジット カード積立 ポイント還元率 |
楽天カード 1%(※1) |
三井住友カード 0.5%(※2) |
非対応 | マネックスカード 1.1% |
1%(※3) |
積立コース | 毎月 毎日 |
毎月 毎週 毎日 |
毎月 | 毎月 毎日 |
毎月 |
ココがおすすめ | ・楽天カード積立のポイント還元が高い ・日経新聞の記事閲覧 |
・口座数主要ネット証券No.1柔軟な積立設定 ・積立アプリでラクラク管理 |
・サポート体制に強み ・投信毎月現金還元サービス |
・マネックスカード積立で1.1%ポイント還元 | ・「NISA割®」で手数料割引 ・Pontaポイントが貯まる |
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※2.三井住友カードの一般カード。一部のカードは1%または2%
※3.2022年3月28日より。対象au回線契約者は最大5% ※SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券、auカブコム証券、野村證券、SMBC日興証券、大和証券、みずほ証券、SBIネオトレード証券の公式ホームページをもとに筆者作成、2022年2月11日時点
積立NISAでもクレジットカードでポイントを貯めたいならSBI証券と楽天証券

しかし、クレカ積立の場合、ボーナス設定ができない点は注意したい。
ボーナス設定は非課税投資枠を使い切りたい場合などに活用したい。
毎月定額のみで積み立てる人は、クレカ積立のできるSBI証券と楽天証券がお得だ。
初年度に非課税投資枠を使い切るなら積立金額を増額できるSBI証券・楽天証券・マネックス証券


そのため初年度に使い切るには、毎月の積立金額に加えて上乗せ買付を設定できる証券会社を選びましょう。
出典:SBI証券『新しい機能がたくさん!つみたてNISAかんたん操作ガイド』、楽天証券『つみたてNISAとは?入門講座』、マネックス証券『つみたてNISA』]
ボーナス設定ができる金融機関は多いが、中には毎月の積立上限金額の範囲内でしか設定できない場合などもあるため注意しよう。
出典:イオン銀行『【投資信託】つみたてNISA枠を上限の40万円まで使い切る方法はありますか?』
「毎日」積立をしたいならSBI証券・楽天証券・マネックス証券・大和証券

マネックス証券のシミュレーションでは毎日積立と毎月積立の結果はほとんど変わらないが、細かく時間分散したい人にはおすすめだ。
出典:マネックス証券『投信積立の頻度「毎日」と「毎月」どっちが有利?』

SBI証券、楽天証券、マネックス証券、大和証券は100円から積立でき、毎日積立にも向いています。SBI証券と大和証券は「毎週」積立も可能です。
積立NISAをスマホアプリで管理するならSBI証券と松井証券

SBI証券は「かんたん積立アプリ」、松井証券は「投信アプリ」を提供している。
出典:SBI証券『かんたん積立アプリ操作ガイド』、松井証券『投信アプリ』

どちらも簡単な診断でポートフォリオ提案が行われ、立ち上げてすぐに損益状況の確認もできます。もちろん積立設定の変更もでき、便利なアプリです。
つみたてNISAをスマホで手軽に管理したい人はSBI証券と松井証券を検討しよう。
積立NISAでETFに投資したいなら大和証券

ETFは一般的に投資信託より信託報酬が安く、長期投資に適している。
だが、購入費用がかかったり、金額指定で購入できなかったりし、積立投資と相性が良いわけではない。
取引時間中にリアルタイムで売買したい人は検討してみてもいいだろう。
1位……SBI証券——投資初心者から経験者まで利用しやすい

- 投資信託の取扱本数が業界最多水準
- 積立頻度が3種類から選べる
- スマホアプリが便利
SBI証券 の特徴は、選択肢の豊富さとオンラインサポートが充実していることにある。投資信託の取扱本数が業界最多であるだけでなく、積立頻度も「毎日・毎週・毎月」の中から選べる。細かい時間分散にこだわりのある経験者向けの設定だろう。
スマートフォンアプリの「かんたん積立アプリ」では、損益や残高状況が簡単に確認できるほか、自分に合ったポートフォリオや具体的な商品まで提案してくれる機能もある。

投資初心者から経験者まで利用しやすい環境を整えているのがSBI証券と言えるでしょう。
- クレジットカード積立は口座開設方法で獲得ポイントが変わる
SBI証券では三井住友カードで積立できるが、保有残高に対して還元される投信マイレージは、三井住友カード経由で口座開設した場合は「Vポイント」、直接口座開設などそれ以外の場合は「Tポイント」が貯まる。口座開設方法で投信マイレージの獲得ポイントが変わり、わかりづらい面はある。
どんな人におすすめ?
- どの証券会社で始めるべきかわからない人
- たくさんの選択肢がほしい人
- Tポイントを貯めたい人
SBI証券は商品数も積立方法も選択肢が多く、始めた後に変更したいことがあっても対応しやすい。専用アプリで積立を管理できわかりやすいこともあり、どこで始めるべきかわからない人は検討しよう。

SBI証券は業界No.1へのこだわりが強いネット証券です。商品でもサービスでも選択肢が多いため、初心者から経験者まで顧客層を選びません。
SBI証券のつみたてNISA | ||
取扱商品数 | 177本 | |
インデックス型 | アクティブ型 | |
155本 | 22本 | |
最低積立金額 | 100円 | |
積立頻度 | 毎日・毎週・毎月 | |
引落方法 |
・証券口座に入金 ・指定銀行自動引落 ・住信SBIネット銀行から自動充当 ・三井住友カードのクレジットカード決済 |
|
ポイント還元 | Tポイント or Pontaポイントor dポイント | |
投資信託の月間平均保有残高に 応じて付与 <通常銘柄> ・0.1%(1,000万円以上は0.2%) <指定銘柄> ・0.022%~0.05% <SBIプレミアムチョイス銘柄> ・0.15%(1,000万円以上は0.25%) <指定銘柄> ファンドごとに指定された付与率 Vポイント 三井住友カードのクレカ積立で決済額の0.5%〜2%を付与 |
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その他 |
「かんたん積立アプリ」で ラクラク資産管理 |
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SBI証券の詳細はこちら |
SBI証券でつみたてNISAを利用しているユーザーに評判を聞いたところ、取扱商品数の多さや専用アプリの使いやすさをメリットとして挙げる人が多かった。一方で、ポイント付与率が銘柄によって開きがあることや、購入資金を銀行から引き落とす際の不便さが改善希望点として挙がっていた。
R.Oさん|30代男性
会社員・エンジニア
SBI証券のつみたてNISAは取扱銘柄数が豊富です。また、つみたてNISA専用の取引画面が用意されており、複数銘柄の積立設定が一括でできたり、投資可能枠の利用率が一目でわかったりと非常に使いやすいです。SBI証券では投資信託を保有しているだけでTポイントが貯まるのですが、ポイント付与率は銘柄によって開きがあり、0.01~0.1%です。Tポイント還元は大きなメリットの一つなので、すべての銘柄の付与率を0.1%にしてほしいです。
T.Rさん|30代男性
会社員・営業事務
つみたてNISA用の投資信託が非常に多く、リスクとリターンを考えながら最適なポートフォリオを構築できます。毎週積み立てられ、価格変動が大きなファンドもリスクを抑えながら運用できます。ただログイン後の設定画面が複雑なので、慣れないとやや利用しづらいです。口座を開設するときは入力する項目が多いため、面倒に感じました。購入資金を銀行から引き落とす場合は、スケジュールをもっと自由に選べるようにしてほしいです。
K.Kさん|30代男性
会社員・営業
ポートフォリオの組み立てがしやすく、初心者向けの商品が多いと思います。時間をかけて「20年後のお楽しみ」という感じで気長に投資できます。一方でAIにお任せの機能が使いにくいように思います。基本的な設定をした後は、AIが判断してポートフォリオを変えたり、毎月の積立をしたりしてくれますが、基本的にどんな相場になってもやっていることが同じように感じます。本当に考えてくれているのか疑問です。
S.Hさん|30代男性
会社員・営業
積立コースが毎月・毎週・毎日と豊富なので自分に合った設定ができます。つみたてNISA専用アプリがあり、積立管理や保有状況、ファンド情報を簡単に閲覧できるので初心者にはうれしいです。取り扱うファンド数が豊富なのはメリットですが、購入する際にどのファンドか良いか迷ってしまうというデメリットもあります。つみたてNISAに限りませんが投資信託の相談窓口が欲しいです。
H.Mさん|30代男性
会社員・医療関係
専用アプリがとても使いやすいです。銘柄選びや金額の設定も簡単にできました。つみたてNISAだけでなく、積立投資も一括して管理できるのも良い点です。損益額も一目でわかるようになっているので、管理もしやすいです。株アプリやインターネットサイトも使いやすいので、さすがNo.1だと思います。
2位……楽天証券——楽天グループでさまざまな特典がある

- 投資信託の取扱本数が業界最多
- 楽天ポイントが貯まる
- 楽天グループで特典が受けられる
楽天証券もSBI証券と同じく投資信託の取扱本数が業界最多レベルである。最大の魅力は「楽天ポイント」を貯められることだろう。ポイント以外にも楽天グループのサービスを利用することでさまざまな特典を受けられる。
ほかにも楽天証券口座を開設するだけで、日経新聞や日経MJなどの日経の各種記事が無料閲覧可能になるのも大きな特徴だ。楽天証券を利用するなら、グループ内のサービスも使ってさまざまな恩恵を受けたい。
- 楽天カード決済はボーナス設定不可
楽天カード決済の積立はメリットだが、ボーナス設定できない点は注意しよう。つみたてNISAにボーナスも活用するなら、それ以外の決済方法にする必要がある。
どんな人におすすめ?
- たくさんの商品数から選びたい人
- 楽天グループでお得にサービスを受けたい人
- 楽天ポイントを貯めたい人
楽天証券はグループ内でのシナジーが高く、サービスをまとめて利用するとメリットがある。商品数は最多であり、1位2位を争う人気のネット証券だ。

楽天証券のつみたてNISAは、楽天カードで積立をすると決済額の1%の還元があるのが魅力です。貯まったポイントで投資もできますよ。
楽天証券のつみたてNISA | ||
取扱商品数 | 179本 | |
インデックス型 | アクティブ型 | |
117本 | 62本 | |
最低積立金額 | 100円 | |
積立頻度 | 毎日・毎月 | |
引落方法 |
・証券口座に入金 ・指定銀行自動引落 ・楽天銀行から自動充当 ・楽天カードクレジット決済 ・楽天キャッシュ(2022年8月買付分から) |
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ポイント還元⑴ | 楽天ポイント | |
楽天銀行と連携(ハッピープログラム) ・投資信託残高10万円ごとに毎月3〜10ポイント (2022年4月以降、月末時点で一定の残高を 初めて達成した場合にポイント進呈となる) 楽天カード決済額に応じて付与 ・決済額100円につき1ポイント (2022年9月買付分以降、信託報酬のうち 楽天証券の受け取る手数料が 年率0.4%(税込)未満の銘柄は 500円につき1ポイント(0.2%)還元になる) 投信積立の楽天キャッシュ決済開始 (2022年8月買付分〜) ・楽天カードから楽天キャッシュに チャージし投信積立を購入した場合、 金額の0.5%が還元 |
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ポイント還元⑵ |
資産形成ポイント (ハッピープログラムとの重複不可) 投資信託の保有残高に応じて付与 ・20〜800ポイント (2022年4月以降、月末時点で 一定の残高を初めて達成した場合にポイント進呈) |
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その他 |
・楽天銀行口座と連携で普通預金金利が0.1% (2022年4月以降、普通預金 残高300万円以下の部分は0.1%(税引前)、 300万円超の部分は0.04%(税引前)に変更) ・日経テレコンの無料利用可(日経新聞等の閲覧) |
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楽天証券の詳細はこちら |
楽天証券でつみたてNISAを利用しているユーザーに評判を聞いたところ、積立投資をすることで楽天ポイントが貯まったり、ポイントを使ったりできることに大きなメリットを感じているようだ。一方で、サイトの情報量が多すぎて見づらく慣れるまでに時間がかかるため、シンプルなデザインにしたり、アプリを展開したりしてほしいという声もあった。
I.Kさん|30代男性
自営業・サービス職
楽天カードと併用すると投信購入時に1%のポイント還元を受けられます。売買するだけで利益が出ているようなものなので大きなメリットといえます。デメリットはポイントが付く楽天カードからの引き落としを設定した場合、積立設定は毎月1日と決まっているのでその時に相場が悪いと損をする可能性があることです。また、サイトのトップページは様々な機能がごちゃごちゃと配置されていて見づらく、慣れるまで少々時間がかかります。
I.Kさん|30代男性
自営業・海事代理士
楽天証券のつみたてNISAでは、楽天スーパーポイントで投資信託を毎月積み立てていくことができます。毎月1,500ポイント以上貯まる楽天スーパーポイントの使い道として投資信託の毎月積立があることは大きなメリットだと思います。使い勝手が良いのでデメリットを感じることはありませんが、期間限定ポイントも毎月積立に使えるように改善してもらいたいです。
I.Kさん|20代女性
会社員・人事
情報量が多く、どうすればいいか、どういう商品があるかがわかりやすく、初心者でも安心して始められます。もともと楽天のアカウントがあるのであれば、楽天銀行とセットでつみたてNISAを始めるとお得です。ただネット証券なので、登録もネットで完結できるようにしてほしかったです。住所変更が郵送でしかできず少し面倒でした。ウェブのデザインは若干古い印象があるので、アプリでシンプルにしてほしいです。それ以外は基本的に満足しています。
M.Tさん|30代男性
会社員・事務職
楽天カードで積立購入ができるのが、最大のメリットです。何もしなくても1%分の楽天ポイントを受け取れます。取扱ファンドも多くYouTubeやブログで勧められているファンドはほぼすべて購入することができます。デメリットは、カード積立だと年間39万9,996円しか購入できず、つみたてNISAの40万円の枠をすべて使い切れないことです。またSBI・バンガード・S&P500など一部の人気ファンドが、現時点(2020年10月9日)では購入できません。
S.Iさん|40代女性
専業主婦
楽天証券は楽天銀行から入金する場合、自動入金を利用すると事前入金手続きが不要なので便利です。「ポイントで投資をしよう」といった案内が来ますが、少し複雑なのでわからず、使いこなせずにいます。もっとシンプルで、わかりやすいサービスをお願いしたいです。
【関連記事】
3位……松井証券——サポート体制が第三者機関からも高評価

- ネットと電話のサポート体制に強み
- 一定以上の信託報酬に対し毎月現金還元サービス
松井証券はサポート体制に力を入れている。つみたてNISA専用の電話サポートを用意しているだけでなく、チャットでも気軽に質問できる。忙しい人にとってはうれしいサービスだろう。
また、一定以上の信託報酬に対し現金還元する独自サービスもあり、運用コストの高い投資信託を買いたい人にはメリットが大きい。
- ボーナス設定不可
松井証券のつみたてNISAはボーナス設定ができない。金額を変えず毎月一定額のみ積み立てたいなら問題ないが、ボーナスも使って投資枠を消費したい場合は気をつけよう。
どんな人におすすめ?
- ネット以外でもサポートを受けたい人
- ボーナス設定を利用しない人
- 信託報酬の高い投資信託を購入したい人
松井証券は初心者でも始めやすいように、ネットやアプリだけでなくコールセンターにも力を入れている。ネット証券のサポートに不安がある人にとって、安心して取引を続けていける証券会社だ。

信託報酬の現金還元サービスもあるため、運用コストが高めの投資信託に興味のある人も検討してみましょう。

松井証券は時代に合わせて様々なサービスを提供してきた証券会社です。初心者に優しいサービスやサポートがあり、検討する価値はあるでしょう。
松井証券のつみたてNISA |
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取扱商品数 | 172本 | |
インデックス型 | アクティブ型 | |
160本 | 12本 | |
最低積立金額 | 100円 | |
積立頻度 | 毎月 | |
引落方法 |
・証券口座に入金 ・指定銀行自動引落 |
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ポイント還元 | 松井証券ポイント | |
投資信託の月間平均保有残高に応じて、 以下の金額分を付与。 現金かポイントかを選べる。 (月間平均保有金額)× {(販売会社が受け取る信託報酬率(税抜)) - 0.3%)}×1/12 |
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その他 |
・サポートサービスについて問合せ窓口 格付け11年連続三つ星獲得 ・「投信アプリ」で投資提案から メンテナンスまでサポート |
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松井証券の詳細はこちら |
I.Nさん|30代男性
会社員・サービス業
少額で投資でき、投信工房のロボアドバイザーでつみたてNISAのサポートもしてくれるので初心者でも安心です。用意された質問に答えるとその人に合った株や投資信託を選んでくれるので、どの商品を買えばいいか困っている人におすすめできるサービスです。デメリットは、ETFを取り扱っていないことです。また、積立頻度が毎月の設定しかなく、細かくドルコスト平均法を使えないのがデメリットです。
M.Tさん|50代男性
会社員・情報通信
松井証券は100年以上の歴史がある老舗で、様々な経営難を乗り越え今に至っていることに安心と信頼があります。最低投資額は月100円からで、少額で投資ができます。取扱銘柄は多いですが、松井証券のつみたてNISAではETFの取り扱いがないため、ETFを購入したい人は注意したほうがよいでしょう。積立頻度が毎月だけで、毎週や毎日が選べないのはデメリットだと思います。
R.Sさん|40代男性
会社員・エンジニア
投資初心者はどのような投資信託を選べばよいか迷ってしまうと思いますが、松井証券の投信工房というツールを使えば、簡単な質問に答えるだけでロボアドバイザーが最適な資産の組合せを提案してくれます。しかも無料で利用できるので、銘柄選びに困っている人におすすめです。他の証券会社ではポイント還元や、現物株取引の手数料割引などのメリットがありますが、松井証券にはこの手の還元制度がないのでお願いしたいです
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B.Kさん|40代男性
会社員・建築士
松井証券は歴史ある証券会社です。100円から投資できるので、投資初心者にはうれしいです。デメリットは、積立頻度が「毎月」しか選べないことです。他社には「毎週」や「毎日」を選べるところがあるので、自由度はイマイチといったところでしょうか。取扱商品が少ないことも否めません。もっと選択肢があると、面白いと思います。
4位……マネックス証券——資産管理ツールが充実

つみたてNISAのメリット
- 優れた資産管理ツール「MONEX VISION」
- 投資情報が豊富
マネックス証券 は投資初心者から上級者までが利用できる多数の投資ツールを提供している。
中でも「MONEX VISION」は長期の資産運用をサポートしてくれるツールだ。長期資産運用のための専属ホームドクターのようなものだといっていい。
保有資産をまとめて管理・運用したい人は、マネックス証券を候補に入れてもいいだろう。
つみたてNISAのデメリット
- ネット証券の中では取扱商品数が少なめ
マネックス証券の商品数は対面型の金融機関と比べれば豊富だが、ネット証券の中では少し見劣りする。人気の商品は大抵そろっているものの、自分の買いたい商品があるかチェックしてから口座開設しよう。
どんな人におすすめ?
- しっかりした資産管理ツールを利用したい人
- 積極的に投資の勉強をしたい人
「MONEX VISION」は単なる資産管理ツールではなく、ポートフォリオの分析やリバランスの提案、生涯収支シミュレーションなど様々な機能がある。しっかりした資産管理ツールを利用したい人におすすめのネット証券だ。

マネックス証券はオリジナルレポートやSNSなどによる情報発信に積極的です。つみたてNISA以外にも投資に興味がある人は検討してみましょう。
マネックス証券のつみたてNISA |
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取扱商品数 | 152本 | |
インデックス型 | アクティブ型 | |
132本 | 20本 | |
最低積立金額 | 100円 | |
積立頻度 | 毎日・毎月 | |
引落方法 |
・証券口座に入金 ・指定銀行自動引落 ・マネックスカード投信積立(2022年2月25日〜) |
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ポイント還元 | マネックスポイント | |
投資信託の月末保有残高に応じて付与 ・最大0.08% ・除外銘柄あり マネックスカード投信積立で ポイント還元(2022年3月買付分〜) ・当月の約定金額全体の1.1% |
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その他 | 「MONEX VISION」で資産設計をサポート | |
マネックス証券の詳細はこちら |
マネックス証券でつみたてNISAを運用しているユーザーに評判を聞いたところ、独自のポイント制度や月100円から投資できる点を評価する人が多かった。改善点としては、つみたてNISA専用のコールセンターがないため、サポートを充実してほしいという声が多かった。
T.Yさん|40代男性
薬剤師
月々100円から積み立てられ、商品ラインアップも豊富です。オリジナルの資産アドバイザーツールを利用すると、理想的なポートフォリオを作ることができます。制度上仕方ないのかもしれませんが、アクティブファンドのラインアップが少なく、手を出しづらいのがデメリットです。
O.Bさん|40代男性
会社員・エンジニア
マネックス証券のつみたてNISAで投資信託を購入すると、投資信託を持っているだけでポイントが貯まります。ポイント付与率は0.03%(年率)と高くありませんが、都市銀行の定期預金の利率が0.002%であることを考えると、メリットといえるでしょう。専用のコールセンターがないため、問い合わせをする場合はネット経由になります。他社ではコールセンターで問い合わせを受け付けているところもあるので、サポート面の充実を期待します。
S.Gさん|30代女性
専業主婦
マネックス証券のつみたてNISAで取引をするとマネックスポイントが貯まり、Amazonギフト券やdポイント、Tポイントと交換することができます。月100円から積み立てられるので、初心者にもおすすめです。デメリットは、専用のコールセンターがないことです。他社ではNISA口座専用のコールセンターがあり、問い合わせ時の待ち時間が短いようなので、改善してほしいです。
T.Sさん|40代男性
自営業・ライター
2020年9月現在、マネックス証券のつみたてNISAで購入できる商品数は151本です。つみたてNISAの全銘柄は183本なので、そのほとんどを網羅しており、選択肢が多いことがメリットだと思います。改善してほしいのは、つみたてNISAでETFの取り扱いがないことです。また、専用のコールセンターがないため、問い合わせ窓口をもっと増やしてほしいです。
Y.Tさん|20代男性
会社員・エンジニア
マネックスのカードからでも引き落としができる点が良いと思います。リニューアルにより毎日積立を選択できるようになったので、毎日積み立てたい人におすすめです。デメリットは、つみたてNISAのログインページがわかりにくいことです。いつも探すのに苦労するので、どこからログインできるのかわかりやすくしてほしいと思います。以前は口座からつみたてNISAにお金を移す必要があったため面倒でしたが、改善されたので良かったです。
5位……au カブコム証券——NISA割®️で株式売買手数料が安くなる

つみたてNISAのメリット
- 「NISA割®」で現物株式手数料が割引
- Pontaポイントが貯まる
普段から株式投資をしている人はau カブコム証券 を検討したい。つみたてNISA口座を開設すると現物株式の売買手数料が最大5%割引される「NISA割®️」を受けられるからだ。
au カブコム証券ではほかにもさまざまな割引制度を用意している。Pontaポイントを貯められるのも特徴だ。
積立と合わせて株式投資もお得にしたいならau カブコム証券のつみたてNISAはチェックしておきたい。
つみたてNISAのデメリット
- つみたてNISAのサービスが弱い
auカブコム証券のつみたてNISAは、ネット証券として最低限のサービスを提供している印象だ。商品数は多いが、割引を利用して現物株式と併用して利用したい場合などに検討しよう。
どんな人におすすめ?
- 現物株式の取引もする人
- Pontaポイントを貯めたい人
つみたてNISA口座の開設で「NISA割®」が利用できるため、現物株式にも投資したい人はチェックしよう。Pontaポイントを貯めている人も検討したい。

auカブコム証券は株式投資に注力していて経験者向けの印象ですが、初心者でも直感的に投資信託選びができる「FUND DRESS」というユニークなサービスもあります。
au カブコム証券のつみたてNISA |
||
取扱商品数 | 163本 | |
インデックス型 | アクティブ型 | |
148本 | 15本 | |
最低積立金額 | 100円 | |
積立頻度 | 毎月 | |
引落方法 |
・証券口座に入金 ・指定銀行自動引落 |
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ポイント還元 | Pontaポイント | |
投資信託の月間平均保有残高に応じて付与 ・保有残高2万4,000円以上から対象 ・除外銘柄あり |
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その他 | 「NISA割®️」で現物株式の取引手数料最大5%割引 | |
au カブコム証券公式サイト |
auカブコム証券でつみたてNISAを運用しているユーザーに評判を聞いたところ、投資信託の保有残高に応じてPontaポイントが貯まるプログラムがあることや、株式投資の取引手数料が最大5%割引になるサービスを評価する人が多かった。一方で積立頻度が毎月しか選べないことや、商品ラインアップの改善を求める声もあった。
B.Sさん|40代男性
会社員・エンジニア
毎月100円から積み立てられるので、投資資金が少なくても始めることができます。またauカブコム証券でNISA口座を開設すると、株式の取引手数料が最大5%割引になるので、NISA以外に株の取引も行う場合はメリットがあります。ただし株取引をしない人にはメリットがないため、他のポイント還元を充実してほしいです。積立頻度は毎月しか選べないので、もっと選択肢を広げてほしいと思います。
H.Hさん|20代男性
会社員・サービス業
投資する商品がしっかりと厳選されていて、初めて投資をする人に役立つサービスが整っています。注意しなければならないのは、ETFの取り扱いがないことです。その他にも、購入したくてもできない商品があるかもしれないので、口座を開設する前にしっかりリサーチしたほうがよいです。また、積立頻度が毎月しか選べないこともデメリットです。もっと細かく積立をしたい場合は、困ってしまうかもしれません。
M.Mさん|50代男性
会社員・営業
投資信託の保有残高に応じて、毎月Pontaポイントが貯まるプログラムがあるのがうれしいです。携帯を買い替えるときにポイントが使えるので、auユーザーにはメリットがあります。改善してほしい点は、楽天証券、SBI証券と比較すると商品が若干少ないことです。
6位……野村證券——専用投資信託と高品質のサポート体制が強み

- 信託報酬0円の投資信託を取り扱い
- 高品質のコールセンター
- 店舗で相談できる
野村證券 のつみたてNISAの商品は7本に厳選されている。
その中でも「野村スリーゼロ先進国株式投信」は、購入手数料、信託報酬(運用管理費用)、信託財産留保額がすべて無料の投資信託だ。2031年からは信託報酬がかかるが、0.10%(税抜)と低水準なのでコストを抑えた投資ができる。
この投資信託はつみたてNISA専用で野村證券とLINE証券のみしか取扱がないため、気になる場合は一度チェックしてみよう。
野村證券は商品だけでなく、サポート体制にも力を入れている。コールセンターは土日にも対応しており、つながりやすさとオペレーター全員が証券の専門資格を保有していることが強みだ。
- オンラインのサポートが弱い
- 1,000円単位でしか積立できない
野村證券は高品質なコールセンターや店舗での相談は可能だが、ネット証券のようにアプリなどを使ったサポートはない。主にオンラインでサポートを受けたい場合はネット証券を検討したほうがいいかもしれない。
どんな人におすすめ?
- 信託報酬0円の投資信託を買いたい人
- コールセンターや店舗で相談したい人
信託報酬はどんどん低コスト化しているが、野村證券では信託報酬0円の「野村スリーゼロ先進国株式投信」という投資信託を取り扱っている。コールセンターや店舗でリアルに相談もできるため、興味のある人は検討してみよう。

野村證券は国内最大手の証券会社です。商品数をあえて絞ることで、初心者でも迷わず商品選びができるようにしています。
野村證券のつみたてNISA |
||
取扱商品数 | 7本 | |
インデックス型 | アクティブ型 | |
5本 | 2本 | |
最低積立金額 | 1,000円 | |
積立頻度 | 毎月 | |
引落方法 |
・証券口座に入金 ・指定銀行自動引落 |
|
ポイント還元 | なし | |
その他 |
サポートサービスの格付けとして、 「問合わせ窓口(コールセンター)」と 「Webサポート」2部門で五つ星認証 |
|
野村證券の詳細はこちら |
7位……SMBC日興証券——ネット証券に匹敵する商品数

つみたてNISAのメリット
- ネット証券と同等の商品数
- dポイントが貯まる
つみたてNISAとは別だが、株式投資をする人なら手数料や取引金額などに応じて「dポイント」が付与される仕組みもある。若年層や初心者の投資を応援するサイト「日興フロッギー+docomo」も運営しているので、株式投資にも興味がある人は口座開設を検討してみよう。
SMBC日興証券は三井住友銀行のグループであるため、定期預金を特別金利で預けられる優遇もある。
つみたてNISAのデメリット
- オンラインのサポートが弱い
- 1,000円単位でしか積立できない
店舗型の証券会社はアプリやロボアドを使ったオンラインのサポートが弱く、SMBC日興証券もその傾向にある。積立金額は1,000円単位のため、毎月3万3,000円が上限金額だ。
どんな人におすすめ?
- 大手証券会社でたくさんの商品から選びたい人
- dポイントを貯めたい人
SMBC日興証券は投資記事を提供する「とうしんLab.」を運営しており、初心者や若年層の取り込みに注力している。商品数が多く選択肢も広いため、大手証券で安心して取引したい人に向いている。

SMBC日興証券は、初心者向けに個別株の情報発信も積極的です。つみたてNISAの商品ラインアップも多いため、投資全般に興味があれば検討してみましょう。
SMBC日興証券のつみたてNISA |
||
取扱商品数 | 158本 | |
インデックス型 | アクティブ型 | |
147本 | 11本 | |
最低積立金額 | 1,000円 | |
積立頻度 | 毎月 | |
引落方法 |
・証券口座に入金 ・指定銀行自動引落 |
|
ポイント還元 | 株式売買や投資記事閲覧でdポイント付与 | |
・国内現物株式の委託手数料200円(税込)につき1ポイント (ステージに応じ最大5ポイント) ・金額または株数指定取引(キンカブ)500円ごとに1ポイント ・「日興フロッギー+docomo」の対象記事閲覧ごとに3ポイント |
||
その他 | 提携サービスにより三井住友銀行の定期預金金利を優遇 | |
SMBC日興証券の詳細はこちら |
8位……大和証券——他にはない積立頻度と積立投資の一元管理が可能

- ETFに投資できる
- 積立頻度の細かい設定が可能
- 積立投資をまとめて管理できる
大和証券のつみたてNISAは、どんな人でも始めやすいように最低金額を100円からとし、積立頻度は隔月や3ヵ月ごとなど他の証券会社ではできない設定も可能だ。
また、つみたてNISAでETFを運用したい人は大和証券がいい。
大和証券は、つみたてNISAに限らずさまざまな積立投資に力を入れている。積立投資の管理は「つみたてサービス」で一元的にできるようになっており、通常の投信積立や株式投資、ファンドラップの積立などもまとめて管理できる。つみたてNISA以外の積立投資にも関心があるなら、大和証券を検討してみよう。
- 他社銀行から自動引落不可
大和証券は他社銀行からの自動引落ができないため、積立投資ではやや使いにくい。自社の大和ネクスト銀行口座を開設すれば自動入出金も可能だが、口座を増やしたくない人にはあまり向かない。
どんな人におすすめ?
- ETFに投資したい人
- 積立頻度にこだわりのある人
大和証券は唯一、つみたてNISAでETFに投資できる。ETFは金額指定ができないため積立投資に向かないが、隔月積立などを設定すれば買い付けしやすくなる。ETFに投資する場合は大和証券が選択肢だ。

一般的にETFは運用コストが安いですが、買付手数料がかかる点は注意しましょう。投資枠を使い切るには金額指定のできる投資信託を組み合わせる必要もあります。
大和証券のつみたてNISA | ||
取扱商品数 | 22本 | |
インデックス型 | アクティブ型 | |
18本(ETF含む) | 4本 | |
最低積立金額 | 100円 | |
積立頻度 | 毎日・毎週・毎月・隔月・3ヵ月毎・4ヵ月毎・6ヵ月毎 | |
引落方法 |
・証券口座に入金 ・大和ネクスト銀行の積立資金専用口座から自動振替 |
|
ポイント還元 | なし | |
その他 | 「つみたてサービス」でさまざまな積立投資を一元管理 |
9位……みずほ証券——厳選された3本の投資信託を提供

- シンプルな商品ラインアップ
みずほ証券のつみたてNISAは、野村證券よりもさらに厳選し3本の投資信託を提供している。商品は絞られているが、いずれも低コストで運用できるインデックス型投資信託だ。
購入できる投資信託は日本株、先進国株と新興国株の投資信託の他、日本・先進国・新興国を対象としたバランスファンドがある。
- 選択肢が少ない
みずほ証券は商品が絞られていて選びやすいが、選択肢が少ないと感じる人もいるはずだ。色々な商品の中から選んだり複数の商品を組み合わせたりしたい人にデメリットになる。
どんな人におすすめ?
- 低コストインデックスのみに投資する人
- メガバンク系証券で取引したい人
みずほ証券はアクティブファンドを採用していない。選択肢は少ないが、低コストのインデックスファンドで運用していきたい人は検討しよう。メガバンク系の証券会社のため、安心感もある。

商品構成は、3タイプのみで非常にわかりやすいです。つみたてNISAはインデックスファンドがメインなのでそもそも商品間の差があまりなく、選びやすさを重視していると言えます。
みずほ証券のつみたてNISA | ||
取扱商品数 | 3本 | |
インデックス型 | アクティブ型 | |
3本 | 0本 | |
最低積立金額 | 1,000円 | |
積立頻度 | 毎月 | |
引落方法 | 指定銀行自動引落 | |
ポイント還元 | なし | |
その他 |
「みずほマイレージクラブ提携サービス」の申込みで 株式委託手数料を対面手数料の3%分割引 |
10位……SBIネオトレード証券——ひふみプラスに特化したつみたてNISAを用意

つみたてNISAのメリット
- 商品が1本のみでわかりやすい
- 毎月の購入額と購入日を設定可能
SBIネオトレード証券のつみたてNISAで購入できる商品は、「ひふみプラス」に特化している。銘柄選定力や柔軟な運用姿勢が評価されており、これ1本に投資する投資家もいるほどだ。
SBIネオトレード証券ならではの特徴として、毎月の購入額と購入日を指定できる。年2回までのボーナス設定でも金額と購入日を自由に設定でき、計画を立てやすい設計になっている。細かい調整ができるため、 自分の都合に合わせてつみたてNISAを続けられる証券会社だ。
つみたてNISAのデメリット
- 「ひふみプラス」以外は選べない
- 銀行引き落とし不可
「ひふみプラス」は個人投資家に人気の投資信託だが、それ以外に投資をしたくなっても選択肢がない。
課税口座でも投資信託の取り扱いはほとんどないため、投資信託での運用に興味がある場合は他の証券会社を検討したほうがよい。積立金額の銀行引落ができない点にも注意しよう。
- 「ひふみプラス」にのみ投資する人
- 購入日や購入金額を都合に合わせて設定したい人
つみたてNISAは長期でコツコツ投資するための制度であり、商品を「ひふみプラス」に絞っているなら候補になるだろう。独自サービスとして購入日と購入金額の設定もできるため、細かく調整したい人も検討してみよう。

「ひふみプラス」にのみ投資する人は選択肢になります。国内現物株の取引手数料が業界最安値水準なので、株式投資家は注目してみるといいでしょう。
SBIネオトレード証券のつみたてNISA
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取扱商品数 | 1本 | |
インデックス型 | アクティブ型 | |
0本 | 1本 | |
最低積立金額 | 100円 | |
積立頻度 | 毎月 | |
引落方法 |
・証券口座に入金 ・銀行引落不可 |
|
ポイント還元 | なし | |
その他 | 毎月の購入日の指定が可能 | |
SBIネオトレード証券の詳細はこちら |
2022年4月時点
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
会社名 | ![]() |
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取扱銘柄数 | 181本 | 179本 | 173本 | 152本 | 164本 |
売買手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
最低投資金額 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 |
ポイント還元 | 楽天ポイント | Tポイント Pontaポイント Vポイント dポイント |
松井証券ポイント | マネックスポイント | Pontaポイント |
クレジット カード積立 ポイント還元率 |
楽天カード 1%(※1) |
三井住友カード 0.5%(※2) |
非対応 | マネックスカード 1.1% |
au PAYカード 1%(※3) |
積立コース | 毎月 毎日 |
毎月 毎週 毎日 |
毎月 | 毎月 毎日 |
毎月 |
ココがおすすめ | ・楽天カード積立のポイント還元が高い ・日経新聞の記事閲覧 |
・口座数主要ネット証券No.1柔軟な積立設定 ・積立アプリでラクラク管理 |
・サポート体制に強み ・投信毎月現金還元サービス |
・マネックスカード積立で1.1%ポイント還元 | ・「NISA割®」で手数料割引 ・Pontaポイントが貯まる |
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※2.三井住友カードの一般カード。一部のカードは1%または2%
※3.2022年3月28日より。対象au回線契約者は最大5%
2.積立NISA口座を選ぶときの4つの比較ポイント
つみたてNISA口座を開設するときに比較すべき項目を詳しく解説しよう。ポイントは商品ラインアップ、利便性、サービス、ポイント制度の4つだ。


大きく分けて以下の5つのポイントがあります。
1. つみたて投資はやめてはいけない
2. 相場の変動を気にしない
3. しっかりと分散する
4. 無駄な手数料を払わない
5. レバレッジをかけない
詳細はこちら:コロナの今だからこそ「つみたて投資」!成功する5つのポイント (株式会社ZUU)よりMONEY TIMESが引用
金融教育ベンチャーの株式会社マネネCEO、経済アナリスト。証券会社や運用会社にてアナリスト、ストラテジストとしてリサーチ業務に従事。その後はインドネシア、台湾、マレーシアなどアジア各国にて法人や新規事業を立ち上げ、各社のCEOおよび取締役を歴任。現在は複数のベンチャー企業のCOOやCFOも兼任している。日本証券アナリスト協会検定会員。
著書に『いちばんカンタン つみたて投資の教科書』(あさ出版)、『MMTが日本を救う』(宝島社新書)、父・森永卓郎との共著『親子ゼニ問答』(新書/ KADOKAWA)などがある。
Twitterアカウント:@KoheiMorinaga
ポイント1……商品ラインアップは選択肢の多さがカギ

つみたてNISAで投資できる商品は以下にある一定の基準をクリアしなければならず、必然的に各社で違いは出にくくなる。対象商品には上場投資信託(ETF)も含まれるが、取り扱う金融機関は少ないため、通常の投資信託の基準を確認してみよう。
投資信託 | インデックス | アクティブ | ||
投資対象 | 国内資産のみ | 海外資産を含む | 国内資産のみ | 海外資産を含む |
信託報酬(税抜) | 0.5%以下 | 0.75%以下 | 1%以下 | 1.5%以下 |
共通要件 |
ノーロード(購入手数料なし) 信託期間が無期限または20年以上 毎月分配でないこと デリバティブ取引による運用をしていないこと |
|||
その他 | なし |
純資産額50億円以上 運用期間5年以上経過 運用中3分の2以上の期間で資金流入超 |
出典:金融庁『つみたてNISAについて(平成29年6月)』
インデックスとアクティブというのは、投資信託の運用方法の違いを表している。
日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)といった特定の指標に連動させる運用方法
特定の指数を上回ることを目指す運用方法

上述した基準に当てはまる投資信託は長期投資に向いていると考えられ、長期の資産形成を後押ししたい金融庁の意図が反映されていると言えます。
なお、投資信託のほかに、ETF(上場投資信託)もつみたてNISAの対象商品であるが、扱っている金融機関が少ないため説明は割愛する。
つみたてNISAの取扱商品数は金融機関によって異なり、選びやすさを重視して数を絞る金融機関と、選択肢の多さを重視して豊富に取りそろえる金融機関に分かれる。

選びやすさを重視して数を絞る金融機関は対面型証券に、選択肢の多さを重視して豊富に取りそろえる金融機関はネット証券に多いです。
代表的なネット証券5社、対面型証券3社、メガバンク3行の取扱本数を比較してみよう。
金融機関 | 投資信託本数 | |
ネット証券 |
SBI証券 |
177本 |
楽天証券 | 179本 | |
松井証券 |
172本 | |
|
152本 | |
au カブコム証券 |
163本 | |
対面型証券 | 野村證券 | 7本 |
大和証券 | 22本 | |
みずほ証券 | 3本 | |
メガバンク | 三菱UFJ銀行 | 12本 |
みずほ銀行 | 6本 | |
三井住友銀行 | 本 |
取扱商品数に違いはあるものの、どの金融機関でも基準に合致した長期投資に向く商品を採用していることに変わりはない。ただし似た商品でも細かく比較したい部分はある。代表的なポイントは「信託報酬」だ。

選びやすさを重視すれば最初から商品を絞ってくれているほうがありがたいですが、運用成果に影響する信託報酬なども比較するなら、選択肢の多いネット証券が有利でしょう。
ポイント2……引き落とし方法の豊富さは使いやすさに直結する

つみたてNISAはどこの金融機関で口座開設しても同じ制度内容だが、金融機関ごとに使いやすさは異なる。見落とされやすいのは引落方法だ。

普段からお金がプールされている金融機関なら問題ないですが、つみたてNISAのためだけに口座開設した場合はお金を移動させなければならず、不便に感じるかもしれません。
その点、ネット証券は他の銀行から自動引落を設定できて利便性が高い。自分で証券口座に入金しなくてもいいため、給与口座は他の銀行という場合でも手間をかけずに積み立てられる。
ただし、ネット証券でも引落可能な金融機関は差があるので、自分の利用する金融機関が対応しているかは事前に確認しよう。主な金融機関の引落方法は以下の通りだ。
金融機関 | 引落方法 | |||
自社口座 | 他社銀行 | その他の引落 | ||
ネット証券 |
SBI証券 |
○ | 全国の銀行など |
住信SBIネット銀行から振替 三井住友カードのクレジット決済 |
楽天証券 | ○ | 全国の銀行など |
楽天銀行から振替 楽天カード決済 |
|
松井証券 |
○ | 全国の銀行など100行以上 | − | |
|
○ | 全国の銀行など | − | |
au カブコム証券 |
○ | 7行 | − | |
対面型証券 | 野村證券 | ○ | 全国の銀行 | − |
大和証券 | ○ | − | 大和ネクスト銀行から振替 | |
みずほ証券 | ○ | 全国の銀行 | − | |
メガバンク | 三菱UFJ銀行 | ○ | − | − |
みずほ銀行 | ○ | − | − | |
三井住友銀行 | ○ | − | − |
自動引落以外では特定のクレジットカードで積み立てられるネット証券もある。クレジットカード決済なら引落口座に関係なく積み立てられ、クレジットカード自体のポイントが付くメリットもある。

使いやすさとお得さの両方を求めたい人は、クレジットカード決済のできるネット証券を検討してみましょう。
引落方法の豊富さは、金融機関の使いやすさにも直結するポイント だ。給与口座の変更などで日頃利用する銀行が変わっても、引落方法の種類が多いと対応できる。
つみたてNISAは利用期間が長期に及ぶため、利便性にも目を向けて口座を選びたい。
ポイント3……柔軟な積立金額を設定できる

つみたてNISAで投資できる金額は年間40万円で、月々の上限は約3万3,000円となる。年間40万円を超えない範囲で毎月一定額を積み立てられるが、設定できる金額は金融機関によって異なる。
積立金額の設定範囲が広いのはネット証券だ。主要ネット証券では毎月最低100円から積み立てられ、幅広い世代が利用しやすい。

積立金額が低すぎると資産形成にはならないですが、設定範囲の広さは大きなポイントです。若いうちは3,000円程度の積立しかできなくても年齢を重ねるごとに1万円や2万円と増やしていくこともできるからです。反対に積立が苦しくなったときには、金額を引き下げやすいというメリットもあります。
最低1万円からという金融機関もある中、無理なく続けていくためには少ない積立金額でも柔軟に設定できる金融機関を選ぶのがいいだろう。
金融機関 | 最低投資金額 | |
ネット証券 |
SBI証券 |
100円 |
楽天証券 | 100円 | |
松井証券 |
100円 | |
|
100円 | |
au カブコム証券 |
100円 | |
対面型証券 | 野村證券 | 1,000円 |
大和証券 | 100円 | |
みずほ証券 | 1,000円 | |
メガバンク | 三菱UFJ銀行 | 1,000円 |
みずほ銀行 | 1,000円 | |
三井住友銀行 | 1万円 |
ポイント4……ポイント還元でお得に投資できる

ポイント還元があるかどうかも見逃せない。還元があると実質的には手数料の割引にもなるからだ。ポイント還元に積極的なのはネット証券だが、還元方法や対象商品はさまざまである。
ポイントは投資信託の購入金額に対して還元されることもあれば、保有残高に対して還元されることもある。商品によっては対象外だったり還元率が異なったりすることもあるため、実際に利用するときには何に対して還元されるのかを確認しよう。

つみたてNISAで重要なのはあくまで商品や手数料ですが、お得に投資できる要素としてポイント還元にも注目しておきましょう。
3.積立NISAの人気銘柄ランキングTOP10

2大ネット証券であるSBI証券と楽天証券のつみたてNISAで、どんな銘柄が人気なのかも比較しておこう。
積立NISAの月間積立件数ランキング(10月1日〜10月31日)
月間積立件数ランキング
順位 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|
1位 | SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
2位 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 楽天・全米株式インデックス・ファンド |
3位 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
4位 | SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | eMAXIS SlimeMAXIS Slim 先進国株式インデックス |
5位 | SBI・全世界株式 インデックス・ファンド | 楽天・全世界株式 インデックス・ファンド |
6位 | eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) | eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) |
7位 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド | − |
8位 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | − |
9位 | <購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式 インデックスファンド | eMAXIS Slim新興国株式インデックス |
10位 | eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | <購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式 インデックスファンド |
この2つは過去の実績として高いパフォーマンスを発揮してきたこともあり、長期的にも期待されているようだ。
しかし2022年は世界の主要国で金融引き締めの動きが強まる可能性があり、中でも米国の動向が注目される。米国はコロナ禍において金融緩和で株式市場をサポートしてきたが、コロナ禍からの回復や物流の停滞により急速なインフレに直面している。そのため金融引き締めを急ぐ動きがあり、株式市場にとっては不安定要因になりうる。
さらにロシアのウクライナ侵攻も懸念されており、金融緩和で買い上げられてきた株式市場としては、リスクの高まりが一気に資金を引き揚げるきっかけになることも考えられる。
そもそも積立投資は買付金額を分散して購入単価を平準化する方法であるため、株価の動きを気にしても仕方ないのだ。むしろ株式市場がしばらく不安定になるなら、その間は買付口数の増加が期待できる。

積立投資で重要なのは何より継続することであり、株式市場の動きにナーバスになる必要はありません。
4.積立NISAで初心者におすすめの投資信託5選

商品選びのポイント
つみたてNISAの商品選びは、まずは次の3つのポイントを押さえたい。
- 信託報酬が低い
- 初心者はインデックスファンドが無難
- 純資産総額が50億円以上で増加傾向にある
信託報酬とは運用にかかる手数料のことであり、運用に手間のかからないインデックスファンドは安いものが多い。金融庁によるとインデックス型の平均信託報酬は0.4%のため、安いと言ってもそれ以上は相対的に高い部類に入る。

現在は信託報酬が0.1〜0.2%前後ものも多く、インデックスならそのあたりの水準から選ぶといいでしょう。
インデックスファンドより信託報酬は高いが、高い成績を出せるアクティブファンドもある。だが商品ごとに運用方針が異なり分析が必要なため、初心者はインデックスファンドから選ぶのが無難だ。
つみたてNISAで購入できるアクティブファンドは純資産総額50億円以上が採用基準になっている(※投資信託協会のホームページより)。インデックスファンドの場合も最低限それ以上の純資産総額はほしいところだ。

資産規模は運用の効率性にもつながるため、あまりに純資産総額の少ない投資信託は避け、できれば増加傾向にあるものがよいでしょう。
初心者が選ぶべき積立NISAおすすめ銘柄5選

上記の商品選びのポイントをもとに、つみたてNISAのおすすめ投資信託を5本紹介しよう。
銘柄名 | 信託報酬 | 純資産総額 | トータルリターン (3年・年率) |
標準偏差(3年) | おすすめポイント |
SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド |
0.0938%程度 | 4,809億円 | 30.57% ※ | 13.75 ※ | ・S&P500に最低コストで投資できる ・市場価値の高い銘柄が投資対象 |
SBI・全世界株式 インデックス・ファンド |
0.1102%程度 | 503億円 | 16.37% | 17.55 | ・全世界株式に最低コストで投資できる ・世界経済の成長を取り込める |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス |
0.1023%以内 | 3,016億円 | 19.30% | 18.12 | ・先進国株に最低コストで投資可能 ・投資環境が安定している先進国株で運用できる |
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) |
0.154%以内 | 1,337億円 | 7.99% | 11.21 | ・リートにも分散投資できる ・リスクを軽減しながら積極的にリターンを狙える |
<購入・換金手数料なし> ニッセイ・インデックス バランスファンド(4資産均等型) |
0.154%以内 | 186億円 | 8.52% | 7.86 | ・株と債券にバランスよく投資できる ・シンプルでわかりやすい分散投資が可能 |
※SBI証券のスクリーナーより作成、2022年2月14日時点
リターンのブレ幅の大きさ(リスク)を表し、数値が高いほどプラスにもマイナスにもリターンが振れやすいことを意味する。
出典:GPIF

つみたてNISAではアクティブファンドも選べますが、初心者でもわかりやすく比較もしやすいインデックスファンドから選定したので参考にしてみてください。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド……市場価値の高い米国株に最低コストで投資可能
信託報酬:0.0938%程度
純資産総額:4,809億円
トータルリターン(1年・年率):30.57%
標準偏差(1年):13.75
商品自体は設定されてから日が浅いが、過去1年で30%以上リターンが増えている。これは先進国株式や全世界株式を上回る勢いで、世界から投資資金が集まっていることを表す。
- S&P500に最低コストで投資できる
- 市場価値の高い銘柄が投資対象
SBI・全世界株式インデックス・ファンド……最低コストで世界中の株に分散投資できる
信託報酬:0.1102%程度
純資産総額:503億円
トータルリターン(3年・年率):16.37%
標準偏差(3年):17.55
コロナ禍で大きく値上がりした米国株のみと比べると劣るが、過去3年は年率16%と大きくリターンが伸びた。米国株、その他の先進国株、新興国株に分散投資しているため、どの地域の成長も取り込めるのが特長だ。
- 全世界株式に最低コストで投資できる
- 世界経済の成長を取り込める
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス……投資環境の安定した先進国株に低コスト投資が可能
信託報酬:0.1023%以内
純資産総額:3,016億円
トータルリターン(3年・年率):19.30%
標準偏差(3年):18.12
過去1年のリターンは26%以上となっており、米国株ファンドに負けないパフォーマンスを発揮している。純資産総額も順調に積み上がっており、信託報酬は500億円以上の部分が0.100595%、1,000億円以上の部分が0.098890%と最低コストで投資可能だ。
- 先進国株に最低コストで投資可能
- 投資環境が安定している先進国株で運用できる
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)……分散投資しながら積極的な運用を行う
信託報酬:0.154%以内
純資産総額:1,337億円
トータルリターン(3年・年率):7.99%
標準偏差(3年):11.21
過去3年のリターンは株式のみのファンドと比べると低く見えるが、分散投資のおかげで標準偏差が抑えられており、リスクを軽減できている。
- リートにも分散投資できる
- リスクを軽減しながら積極的にリターンを狙える
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)……積極性と安定性のバランスをとって運用する
信託報酬:0.154%以内
純資産総額:186億円
トータルリターン(3年・年率):8.52%
標準偏差(3年):7.86
ここで紹介したファンドの中では過去3年の標準偏差は最も少ないが、リターンは年率8%以上と十分な成果だ。変動を抑えながら運用できており、リターンとリスクのバランスをとりたい人に向いている。
- 株式と債券にバランスよく投資できる
- シンプルでわかりやすい分散投資が可能
攻めと守りのバランスをとった投資信託です。市場が好調なときは株式がリターンの向上に貢献し、不調なときは債券が下落幅を抑えることに貢献してくれます。
5.積立NISAのおすすめ資産配分を目標利回り別に紹介

ここまでの手順を踏まえ、運用タイプ別の資産配分例を3つ紹介する。つみたてNISAは債券のみで運用する投資信託がないため、資産配分例によってはバランスファンドとの併用も必要になる点は留意しておこう。
積極運用タイプ……目標利回り5%以上
先進国株式……40%
新興国株式……20%
先進国債券……20%
新興国債券……10%


リスクをとってリターンを狙いたいなら、目標利回り5%を目指し、株式の比率を70%と高めに設定して債券比率を30%にすると良いでしょう。
スタンダードタイプ……目標利回り3%以上5%未満
先進国株式……30%
新興国株式……10%
先進国債券……30%
新興国債券……20%


ある程度のリターンはほしいが高いリスクは取りたくないという人は、株式と債券を同じ比率にして運用してみましょう。
安定運用タイプ……目標利回り3%未満
先進国株式……15%
新興国株式……10%
先進国債券……50%
新興国債券……20%


なるべくリスクを取りたくないリスク許容度の低い人は、積極運用タイプの比率とは逆に、株式比率を30%にとどめ、債券比率を70%まであげるのが良いでしょう。
積立NISAでは債券主体のポートフォリオは組みにくい

つみたてNISAの対象商品は株式主体の投資信託がほとんどだ。
債券を組み込むバランスファンドでも、その比率が高い投資信託は非常に少ない。

つみたてNISAでは、株式主体のポートフォリオは組みやすいが、債券主体のポートフォリオは組みにくいのです。
2022年4月時点
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
会社名 | ![]() |
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取扱銘柄数 | 181本 | 179本 | 173本 | 152本 | 164本 |
売買手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
最低投資金額 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 |
ポイント還元 | 楽天ポイント | Tポイント Pontaポイント Vポイント dポイント |
松井証券ポイント | マネックスポイント | Pontaポイント |
クレジット カード積立 ポイント還元率 |
楽天カード 1%(※1) |
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6.積立NISAと一般NISAの違いを分かりやすく解説

つみたてNISAと同じく、非課税投資制度のNISAもある。
NISAはつみたてNISAと区別するために一般NISAとも呼ばれ、非課税投資枠や対象商品などが異なる。

つみたてNISAと一般NISAはどちらか1つしか利用できないため、どのような投資を行うのかで利用する制度の特徴を紹介しましょう。
そもそもNISAとは?
つみたてNISA | 一般NISA | |
---|---|---|
利用できる人 | 20歳以上 NISAを利用していない人 | 20歳以上 つみたてNISAを利用していない人 |
開設できる口座数 | 1人1口座 | 1人1口座 |
非課税投資枠 | 毎年40万円が上限 (最大800万円) | 毎年120万円が上限 (最大600万円) |
非課税投資期間 | 最長20年間 | 最長5年間 |
投資可能な期間 | 2018年〜2037年 | 2014年〜2023年 |
対象の金融商品 | 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託とETF | 株式・投資信託・ETF・リート等 |
非課税投資枠の違い
毎年限度額まで非課税投資枠を利用した場合、つみたてNISAは最大800万円、一般NISAは最大600万円まで投資可能だ。
非課税投資枠の限度額は異なるが、その使い方も異なる。

一方、一般NISAは積立投資もでき、好きなタイミングで購入もできます。非課税投資枠である年間120万円を超えない範囲なら、一回の投資金額に制限もありません。そのため自由度の高さは、一般NISAのほうが優れています。
非課税投資期間の違い
つみたてNISAと一般NISAは少額からの非課税投資を後押しする制度だが、つみたてNISAのほうがより長期的な投資を想定しており、非課税投資期間も長い。

ただし一般NISAはロールオーバーを利用すれば、最長10年間まで非課税投資期間を延ばせます。つみたてNISAではロールオーバーはできず、継続して保有する場合は課税口座への払い出しとなります。
一般NISAの5年間の非課税投資期間が終了する時に、保有する金融商品を翌年の非課税投資枠に移すこと。
一般NISAの場合は保有する金融商品をロールオーバーすることで、さらに5年間非課税投資期間を延長し、最長10年間まで保有できる。
一般NISAでロールオーバーできるのは購入した最大120万円分の保有商品だが、時価が120万円以上でもすべて移せる。
投資可能な期間の違い

・つみたてNISA(積立NISA)の非課税投資期限
つみたてNISAの運用益が非課税になるのは投資を開始した年から20年間であり、現行の制度では、投資可能な最後の年は2037年だ。
しかし税制改正により、つみたてNISAの投資期限が5年間延長されるため、2042年まで投資できるようになる。
出典:令和元年12月発表の金融庁『令和2年度税制改正について』より
・一般NISAの非課税投資期限

しかし一般NISAも税制改正によって非課税投資期限が2023年から2028年に延長されます。つみたてNISAは期限延長のみですが、一般NISAの場合は期限が延長されることに加えて、制度が2階建てになり最大投資額が610万円になります。
新NISAの1階部分はつみたてNISAと同様の商品が対象で、年間20万円(5年間で最大100万円)の積立制度だ。
5年間の非課税期間終了後は、新NISAからつみたてNISAへの移行も可能である。
新NISAの2階部分は現行の一般NISAと同じ仕組みだが、非課税投資枠は年間102万円(5年間で最大510万円)までとなり、原則1階部分で投資することも求められる。
出典:令和元年12月発表の金融庁『令和2年度税制改正について』より
金融商品の違い

・つみたてNISA(積立NISA)で投資できる商品……厳選された199本の投資信託
つみたてNISA制度全体としては199本が対象だ(※金融庁『つみたてNISAの対象商品』より、2021年6月18日時点)。
日本には約6,000本の投資信託があることを踏まえると、かなり厳選されていることがわかる。

金融機関ごとにつみたてNISAの取扱商品は異なりますが、金融庁による選定基準があるため同類の商品なら大きな差が生じにくく、初心者でも利用しやすい仕組みになっています。
・一般NISAで投資できる商品
一般NISAの対象商品は幅広く、以下のものがある。
・国内株
・外国株
・国内ETF
・海外ETF
・ETN(上場投資証券)
・Jリート
・海外リート
・ワラント債
一般NISAでは株式や投資信託などの主要な商品はほとんど投資可能だ。
つみたてNISAのように限られた商品から選ぶ必要もないため、いろいろな商品に関心のある人は一般NISAを検討しよう。

一般NISAは対象商品の制限が少ないですが、取引する金融機関で取り扱いがないと購入できません。NISA口座を開設するなら、株式などを取り扱っていない銀行よりも、投資商品が豊富な証券会社のほうがいいでしょう。
7.積立NISAとは?初心者が知っておきたいメリットとデメリット

つみたてNISAの運用を始める際は、メリットとデメリットもしっかりおさえておきたい。
積立NISAとは?

つみたてNISAの投資方法は積立のみで、一度にまとまった金額を投資できないため、早く始めるほど資産形成効果も大きくなります。 出典:金融庁『つみたてNISAの概要』より
積立NISAのメリット

- 運用益が非課税
- 最低100円の少額から始められる
- 対象商品が厳選されていて選びやすい
- 積立投資のため買うタイミングを選ぶ必要がない
- 積立投資でリスクを分散できる
最大のメリットは、運用益が非課税になることです。
投資は長期運用するほど利益が積み上がりやすくなることからも、20年間の非課税期間のあるつみたてNISAではメリットが大きい(出典:金融庁『つみたてNISA早わかりガイドブック』より)。
積立NISAのデメリット

- 1人1口座までしか開設できない
- 投資可能な商品が限られる
- 年間40万円を超える積立はできない
- 損益通算や繰越控除ができない
つみたてNISAで投資可能な商品が限られることは、対象商品が厳選されていることの裏返しでもあるが、もっと幅広い商品から選びたい人には物足りなく感じるだろう。

アクティブファンドなどで積極的に運用したい人は、一般NISAのほうがニーズに合うかもしれません。
つみたてNISAの損失は税務上ないものとされ、損失を翌年以降に引き継ぐ「繰越控除」もできないため注意しよう。

長期投資が前提のつみたてNISAで売買することは少ないため、それほどデメリットになることはないはずです。
8.積立NISAでよくあるQ&A

よくある質問とその回答をまとめた。
令和2年度税制改正大綱において、2024年につみたてNISAの投資期限を5年延長し、2042年までとすることが盛り込まれています。これにより2023年までに始めれば最長の20年間積み立てられるようになります。
つみたてNISAの概要 | |
利用できる人 | 20歳以上の人(一般NISAと併用不可) |
対象商品 | 公募株式投資信託、上場投資信託(ETF) |
非課税対象 | 対象商品から得られる分配金や売却益 |
口座開設可能数 | 1人1口座 |
非課税投資枠 | 毎年40万円 |
非課税期間 | 最長20年間 |
投資可能期間 | 2018年~2037年 |
出典:金融庁『NISA特設ウェブサイト』
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