40代の投資初心者がつみたてNISAを始める場合、百数十銘柄の中からどれを選べばいいか迷うこともあるだろう。つみたてNISA対象商品から銘柄を選ぶ際に重視すべきポイントと、投資初心者が検討したい5つの銘柄を紹介する。

つみたてNISAの銘柄を選ぶ際の3つのポイント

つみたてNISAの対象商品は、163本の投資信託と上場投資信託を含むETFだ(2019年5月7日時点)。この中から銘柄を選ぶ際のポイントは、「信託報酬」「買付金額」「基準価額」の3つだ。

ポイント1……信託報酬が低いこと

通常の投資信託の場合、購入・保有・換金にはコスト(手数料)がかかるが、つみたてNISAの対象となる投資信託では、これらのコストがほぼかからない。注目すべきは信託報酬だ。信託報酬とは投資信託を保有している間にかかるコストのことだ。

つみたてNISAの対象となる投資信託は、信託報酬が一定以下のものに限定されている。それでも信託報酬には差があり、長期投資では信託報酬が低いほうが望ましい。

ポイント2……買付金額が多いこと

投資信託は、多くの投資家から集めた資金を運用する。よって、投資家による買付金額が多く、総資産額が増えていけば、計画に沿って資産を運用できることになる。

また、買付金額が多いことは、その投資信託の評価が高いことを表しているため、投資信託選びにおける判断材料の一つになる。

ポイント3……基準価額が伸びていること

基準価額は投資信託1口あたりの取引額であり、運用成績が良ければ基準価額が上がる。基準価額が伸びている投資信託は、将来の基準価額の伸びも期待できる。

投資信託は、インデックス型とアクティブ型に分類できる。インデックス型は、日経平均株価などの指標であるインデックスと同様の値動きをするが、アクティブ型は運用成績によって基準価額が変わる。アクティブ型を購入するなら、基準価額の伸びを確認しておきたい。

つみたてNISAで40代投資初心者が検討したい銘柄5選

40代であれば、先進国や新興国などへの投資リスクをある程度判断できると想定し、4つのインデックス型とアクティブ型を1つピックアップしてみた。

インデックス型は信託報酬と買付金額を重視し、アクティブ型は買付金額と基準価額を重視して選んでいる。5つの銘柄を投資リスクが低いものから紹介していこう。

複数資産へ分散投資するなら「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」

一つの投資信託で資産分散できるバランスファンドは信託報酬が高めのものが多いが、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は信託報酬が0.1512%と単一指標インデックス型と同レベルを実現している。

商品分類……インデックス型
信託報酬……0.1512%
純資産額……246.31億円(2019年5月15日時点)
運用会社……三菱UFJ国際投信

国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リート、先進国リートの8つに12.5%ずつ投資する。株式、債券、リートの割合は37.5:37.5:25になる。

通貨別の比率は日本円が37.3%とトップで、アメリカドル25.4%、ユーロ7.4%、香港ドル3.0%と続く(2018年10月31日時点)。

日本を除く先進国株式への投資なら「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」

実質的に、日本を除く世界主要先進国の株式に投資する商品である。信託報酬は、つみたてNISA対象商品として最低レベルの0.11772%だ。

商品分類……インデックス型
信託報酬……0.11772%
純資産額……1,167.39 億円(2019/05/15時点)
運用会社……ニッセイアセットマネジメント

国別比率はアメリカが68.2%と約3分の2を占め、次いでイギリス6.5%、フランス4.1%、カナダ3.7%、ドイツ3.3%と続く。組入上位の銘柄はアップルが2.4%、マイクロソフト2.3%、アマゾン・ドット・コム2.0%など、世界の時価総額上位銘柄が並んでいる。(※2018年11月末時点)

日本の主要企業への投資なら「<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド」

ニッセイ日経平均インデックスファンドは、日経平均株価(日経225)の動きに連動する投資成果を目指す。

商品分類……インデックス型
信託報酬……0.17172%
純資産額……58.15億円(2019/05/15時点)
運用会社……ニッセイアセットマネジメント

組入上位業種は、電気機器がトップで16.6%、小売業13.3%、情報・通信業11.2%と続く。組入上位銘柄は、ファーストリテイリングが9.0%、ソフトバンクグループ5.3%、ファナック3.2%と値嵩株が上位に並んでいる。(※2019年2月時点)

新興国株式の成長を期待するなら「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」

新興国の株式市場の値動きに連動する投資成績を目指す商品である。

商品分類……インデックス型
信託報酬……0.20412%
純資産額……151.99 億円(2019年5月15日時点)
運用会社……三菱UFJ国際投信

通貨別の比率は、1位が香港ドルの21.1%、アメリカドル15.3%、韓国ウォン13.5%、ニュー台湾ドル11.5%、インド・ルピー8.4%と続く。

組入銘柄は、1位がテンセント・ホールディングス(香港)の3.7%、次いでサムスン電子(韓国)3.7%、台湾セミコンダクター(台湾)3.6%、アリババ・グループ(アメリカ)3.2%と続く。(※2018年10月31日時点)

リスクを取って高めのリターンを期待するならアクティブ型の「ひふみプラス」

最後に紹介するのは、アクティブ型のひふみプラスだ。ひふみプラスは長期的な成長を目的とし、国内外の株式で積極的な運用を行う。市場価値が割安と考えられる銘柄を選別して長期運用するが、状況によって株式の組入比率を変える。

商品分類……アクティブ型
信託報酬……1.0584%
純資産額……5,860.46億円(2019年5月15日時点)
運用会社……レオス・キャピタルワークス

資産配分は、国内株式が85.3%、海外株式12.7%、現金等が2.0%である。組入銘柄は、1位の協和エクシオが2.4%、次いで東京センチュリー2.1%、ネットワンシステムズ2.0%と続く。(※2019年4月26日時点)

運用成績は、3年前から+42.7%、1年前から-8.5%、6ヵ月前から+1.8%である。2018年10月から12月にかけての世界的な株価下落の影響で、ひふみプラスの基準価額も下落したが、2019年1月からは回復傾向にあるようだ。今後の運用成績に注目したい。

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松本雄一
執筆・松本雄一
外資系コンピューター会社にてカスタマーサポート・開発・セキュリティ対策などを経験後に独立。自らの投資経験をもとに株式や投資信託などの投資情報を発信している。興味のある分野はフィンテックや新しい金融商品など。
外資系コンピューター会社にてカスタマーサポート・開発・セキュリティ対策などを経験後に独立。自らの投資経験をもとに株式や投資信託などの投資情報を発信している。興味のある分野はフィンテックや新しい金融商品など。


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