ミニ株(単元未満株)おすすめ証券会社10選
(画像=MONEY TIMES編集部)

ミニ株とは100株未満でも株が購入できる単元未満株の投資サービスだ。

「少額から投資できる」「投資額を調整しやすい」「分散投資しやすい」「配当金を受け取れる」などのメリットがある。その反面、「手数料が割高になりやすい」「売買のタイミングが制限される」などのデメリットがある。

単元未満株保有株主に対して株主優待を用意している企業があるのが特徴のひとつだ。

ミニ株投資ができるおすすめのネット証券はSBIネオモバイル証券、LINE証券で、スマホだけで口座開設できるのも手軽だろう。

本稿では、ミニ株の始め方や人気のミニ株も紹介する。ぜひ安心してこの投資サービスを利用してみてほしい。

この記事で分かること
  • ミニ株とは1株単位で株式を売買できる投資サービスのこと
  • メリットは1,000円単位の銘柄株など少額から投資できること、分散投資しやすいこと
  • デメリットは手数料が割高なこと、売買のタイミングが制限されること
  • リアルタイムで注文したいならLINE証券、口座数で選ぶならSBI証券がおすすめ
  • おすすめの有名銘柄はオリエンタルランド、キーエンスなど
  • 1株保有でも株主優待を受けられる銘柄がある。おすすめはSBIホールディングスなど


証券会社 取引手数料、または
スプレッド(税込)
10万円
投資での
手数料
おすすめ
ポイント
1 LINE証券 【いちかぶ】※スプレッド制 夜間取引も
リアルタイム注文・約定

LINEポイントで投資可能
9:00~11:20、
12;00~14:50
(グループA /グループB)
基準価格×0.35%
350円
11:30~12:20、
17:00~21:00
(グループA)
基準価格×1.0%
1,000円
2 SBI証券 【S株】
買付時: 0円
売却時:約定代金の0.55%
(最低手数料55円)
買付時
0円

売却時
550円
証券口座開設数
国内証券会社1位
3 マネックス証券 【ワン株】
買付時:0円
売却時:約定代金の0.55%
(最低手数料52円)
買付時
0円

売却時
550円
投資SNS「ferci」で
1株投資も可能
4 日興フロッギー ※スプレッド制 dポイントで
投資可能
・100万円以下
買付時:0円
売却時:単価×0.5%
買付時
0円

売却時
500円
・100万円超
買付時:単価×1.0%
売却時:単価×1.0%
5 大和証券 【ひな株】※スプレッド制
購入対価/売却対価×0.5%
500円 dポイントで投資可能
6 岡三オンライン証券 【プチ株】
約定代金の0.55%
(最低手数料52円)
550円 プレミアム積立(プチ株の積立)
は手数料無料

Pontaポイント
で投資可能
7 岡三オンライン証券 【単元未満株】
1注文の約定代金
~2万円→220円
ツールが使いやすい
~3万円→330円
~10万円→660円 660円
8 野村證券 オンライン
サービスの場合

【まめ株】
約定代金×1.1%
(最低手数料550円)
1,100円 サポートが手厚い
9 PayPay証券 ※スプレッド制 3タップで株式購入できる
立会時間内:基準価格×0.5% 500円
立会時間外:基準価格×1.0% 1,000円
10 ネオモバ 0~50万円→220円 Tポイントで投資可能
~300万円→1,100円
~500万円→3,300円
~1,000万円→5,500円
※買付の際の株価と売却の際の株価が異なる「スプレッド制」
LINE証券SBI証券マネックス証券日興フロッギーCONNECTauカブコム証券岡三オンライン証券野村證券PayPay証券SBIネオモバイル証券の公式ホームページをもとに筆者作成(2022年9月6日現在)

目次

  1. ミニ株とは単元株未満でも購入できる少額投資サービス
  2. ミニ株の5つのメリット 投資初心者におすすめの理由とは?
  3. おすすめ証券会社を徹底比較!
  4. ミニ株投資なら挑戦できる!おすすめの有名銘柄10選 オリエンタルランド、キーエンスなど
  5. おすすめの銘柄10選 成長性のある値がさ株は?武田薬品工業や東京海上ホールディングスなど
  6. 1株保有でも株主優待を受けられる銘柄10選~SBIホールディングスなど
  7. ミニ株のデメリット・注意点は?少額投資、手数料には要注意
  8. ミニ株(単元未満株)でよくある11のQ&A

ミニ株とは単元株未満でも購入できる少額投資サービス

単元株と単元未満株の違い
(画像=MONEY TIMES編集部制作)
ミニ株とは
本来100株単位で購入する株式を、100株未満でも購入できるようにした単元未満株投資サービスの総称。

現在の日本の株式市場では、最低売買単位が100株というのが一般的だ。ということは1株1,000円の銘柄の場合、最低でも10万円の資金が必要になる。

中には1株1万円を超える銘柄もある。そのような株を購入するには100万円が必要だ。

しかし、ミニ株なら証券会社によっては1株から購入できるため、前者なら1,000円、後者なら1万円で購入することができる。

ミニ株は証券会社が独自で提供するサービスだ。2022年2月現在では、1株から売買できる証券会社から、株数指定ではなく金額指定で株式を購入できる証券会社まで、工夫を凝らしたさまざまな少額投資サービスが展開されている。

SBI証券でトヨタ自動車 <7203>の株を購入する場合

トヨタ自動車の2022年9月6日の終値は2,048.5円。終値で単元株を購入するには20万4,850円が必要だ。 しかしSBI証券の「S株(ミニ株)」サービスを利用すれば、10株単位、1株単位で購入できる。

例えば、同年9月6日の10:30~13:30の時間帯に、S株でトヨタ自動車10株の買注文を出すと、同日の終値2,048.5円で約定できるので、総額2万485円あればよい。
【トヨタ自動車<7203>の株をSBI証券S株で購入する場合の最低購入額】
トヨタ自動車
<7203>
100株
(1単元)
10株
(S株)
1株
(S株)
最低購入額 20万4,850円 2万485円 2,048.5円

LINE証券の詳細はこちら

マネックス証券の詳細はこちら

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ミニ株の5つのメリット 投資初心者におすすめの理由とは?

ミニ株(単元未満株)おすすめ証券会社10選・銘柄株30選!1株から買える株主優待も紹介
(画像=編集部作成)

ミニ株は通常の株式投資よりもリスクを抑えながら投資できるため、投資初心者にもおすすめだ。

メリット1,少額から投資できる

株価3,000円の銘柄に投資する場合、100株単位の通常の株式売買では、30万円なければ投資できない。

ミニ株であれば、1株3,000円から売買できるため、投資のハードルは大きく下がる。

ほとんどの銘柄の株価は数百円から数千円程度です。投資資金が少ない場合も単元未満株なら選択肢が広がります。

ミニ株であれば、いわゆる「値がさ株」にも投資しやすい。

値がさ株(値嵩株)とは?
値がさ株は1単元株あたりの株価の水準が高い銘柄のこと。株式相場全体の水準によって、どの株が値がさ株に該当するかは変わってくる。
例えば、値がさ株のひとつにユニクロを運営する「ファーストリテイリング<9983>」がある。ファーストリテイリングの株価は8万670円(2022年9月6日終値)だ。1単元(100株)購入するには806万7,000円かかるが、ミニ株なら8万670円から購入できる。

メリット2,投資額(株数)を調整しやすい

株式投資額を調整しやすいのも、ミニ株のメリットだ。

100株単位の通常の売買では、投資額を増やそうとすると100株の次は200株になる。株価3,000円の銘柄であれば、30万円から60万円まで投資額が一気に増えてしまうことになる。
ミニ株であれば1株単位で投資できるので、希望にあわせ投資額や株数を細かく調整できます。

メリット3,分散投資しやすい

ミニ株は資金が少ない場合でも複数の銘柄に分散投資しやすい。

値動きの異なる複数の銘柄に投資すれば、損益が相殺され、運用成績が安定しやすくなります。

また、運用成績を安定させるには、定額積立投資による「時間」の分散も有効だ。

定額積立投資では、一定額ずつ定期的に購入することで、株価が安い時には多く、高い時には少なく商品を購入することになる。

近藤真理

定額積立投資では、購入価格が平均化されることで運用が安定します。

SBI証券の詳細を見る
(公式サイト)

メリット4.配当金を受け取れる

株式投資で得られる利益には、株の売買による利益(キャピタルゲイン)のほか、株を保有して得られる配当金(インカムゲイン)がある。

配当金とは?
配当金とは株主に分配される現金配当のこと。企業が利益を得たときに、出資者である株主にその利益が還元される。
株式投資の配当金は、ミニ株でも保有する株数に応じて受け取れます。
ただし、株主総会における議決権は1単元(100株)以上保有する株主にしか与えられません。
近藤真理

株主優待については、1株でも保有していれば優待品を受け取れる銘柄もあります。しかしほとんどの銘柄は100株、あるいはそれ以上の保有を要件としており、1株しか保有していないと株主優待が受けられないことも多いので注意しましょう。

メリット5,アプリ対応の証券会社ならスマホで簡単に取引ができる

ミニ株の取引に対応したスマホアプリを提供する証券会社も増え、画面をタップするだけで簡単に取引できる。

近藤真理

例えば、LINE証券では、取引所が閉まっている17時から21時までの時間帯にも、1株単位のリアルタイム取引サービスを提供しています(※LINE証券のホームページより)。

スマホアプリでミニ株(単元未満株)を取引できる証券会社
  • LINE証券(「LINE」アプリ)
  • SBI証券(「SBI証券」 株アプリ)
  • マネックス証券(「ferci」アプリ)
  • auカブコム証券(スマートフォン専用サイト)
  • CONNECT(「CONNECT」アプリ)
  • PayPay証券
  • SBIネオモバイル証券

LINE証券SBI証券マネックス証券auカブコム証券CONNECTPayPay証券SBIネオモバイル証券のホームページより

ミニ株は株や投資の経験がない初心者の実践勉強としてもおすすめ

株式投資に慣れるには実戦が不可欠だが、初心者がいきなり大金を投資するのはリスクが高い。

少額から投資できる単元未満株は、リスクを抑えながら実践経験を積むのにもおすすめだ。

近藤真理

投資に興味があれば、まずはリスクの低いミニ株から初めてみるのもおすすめです。

SBI証券の詳細を見る
(公式サイト)

LINE証券の詳細を見る
(公式サイト)

マネックス証券の詳細を見る
(公式サイト)

ミニ株(単元未満株)投資ができるおすすめ証券会社を徹底比較!

次に、このサービスを導入しているネット取引専用口座を8つ紹介しよう。

今回紹介するネット証券は、いずれも1株単位から売買できる。


証券会社 取引手数料、または
スプレッド(税込)
10万円
投資での
手数料
おすすめ
ポイント
1 LINE証券 【いちかぶ】※スプレッド制 夜間取引も
リアルタイム注文・約定

LINEポイントで投資可能
9:00~11:20、
12;00~14:50
(グループA /グループB)
基準価格×0.35%
350円
11:30~12:20、
17:00~21:00
(グループA)
基準価格×1.0%
1,000円
2 SBI証券 【S株】
買付時: 0円
売却時:約定代金の0.55%
(最低手数料55円)
買付時
0円

売却時
550円
証券口座開設数
国内証券会社1位
3 マネックス証券 【ワン株】
買付時:0円
売却時:約定代金の0.55%
(最低手数料52円)
買付時
0円

売却時
550円
投資SNS「ferci」で
1株投資も可能
4 日興フロッギー ※スプレッド制 dポイントで
投資可能
・100万円以下
買付時:0円
売却時:単価×0.5%
買付時
0円

売却時
500円
・100万円超
買付時:単価×1.0%
売却時:単価×1.0%
5 大和証券 【ひな株】※スプレッド制
購入対価/売却対価×0.5%
500円 dポイントで投資可能
6 岡三オンライン証券 【プチ株】
約定代金の0.55%
(最低手数料52円)
550円 プレミアム積立(プチ株の積立)
は手数料無料

Pontaポイント
で投資可能
7 岡三オンライン証券 【単元未満株】
1注文の約定代金
~2万円→220円
ツールが使いやすい
~3万円→330円
~10万円→660円 660円
8 野村證券 オンライン
サービスの場合

【まめ株】
約定代金×1.1%
(最低手数料550円)
1,100円 サポートが手厚い
9 PayPay証券 ※スプレッド制 3タップで株式購入できる
立会時間内:基準価格×0.5% 500円
立会時間外:基準価格×1.0% 1,000円
10 ネオモバ 0~50万円→220円 Tポイントで投資可能
~300万円→1,100円
~500万円→3,300円
~1,000万円→5,500円
※買付の際の株価と売却の際の株価が異なる「スプレッド制」
LINE証券SBI証券マネックス証券日興フロッギーCONNECTauカブコム証券岡三オンライン証券野村證券PayPay証券SBIネオモバイル証券の公式ホームページをもとに筆者作成(2022年9月6日現在)

1,LINE証券――「いちかぶ」なら、リアルタイム注文・約定や夜間取引もできる

LINE証券スマホ投資
(※LINE証券より引用)

LINE証券は「LINE」公式アカウントから投資できる、スマホ投資に特化したネット証券だ。

LINE証券の特徴

  • 手数料が安い
  • 使い慣れたLINE公式アカウントを利用できる
  • 独自の「株のタイムセール」も。
【LINE証券「いちかぶ」の特徴】
売買単位 1株単位
注文受付時間 【日中取引】
9時から11時20分まで
11時30分から12時20分まで
12時30分から14時50分まで
【夜間取引】
17時から21時まで
約定 注文後、即時約定
手数料 なし
※基準価格に取引コストであるスプレッド
(日中取引は0.35~1%、夜間取引は1%)を
加減算して、約定代金を提示
取扱銘柄 同社が指定する日本の有名企業
※LINE証券公式ホームページをもとに筆者作成(2022年9月6日現在)

LINE証券では、LINEと野村ホールディングスが共同開発したスマホ投資サービスを提供している。

LINE証券のミニ株取引サービス「いちかぶ」は、同社が指定する日本の有名企業の株式を1株単位で売買できる単元未満株取引だ。このサービスを夜間取引できるのはLINE証券だけである。

1注文ごとの手数料は発生せず、LINE証券が基準価格にあらかじめ所定のスプレッド(差額)を上乗せして価格を提示する。

LINE証券には指定の株が割引価格で買える「株のタイムセール」という制度もある。タイムセール中に買った株を次の日には売れるという魅力的な制度だ。

銘柄検索には、各種ランキングや連続増配、高配当利回り、テーマ銘柄情報を利用できるが、それ以外にも、割安ランキング、好業績予想、連続最高益などのカテゴリーから銘柄を探すこともできる。

取引できる時間帯は、日中取引が9時から14時50分(昼の一部時間除く)まで、夜間取引が17時から21時までとなっている。

近藤真理

LINEアプリから口座開設と株の売買が行えるので、手軽にミニ株投資を始めたいならLINE証券で口座開設してみるのもおすすめです。

LINE証券「いちかぶ」の良い口コミ

40代|男性
LINEアプリだけで完結

良い点は専用アプリなどのインストールが不要で、LINEアプリを通じて1株単位で投資が可能なところです。また投資情報もLINEアプリを通じて確認でき、投資を身近に感じられるので、未経験の方や初心者の方でも気軽に取引ができるのも魅力だと思います。

30代|男性
シンプルで使いやすい

気軽に株を購入することができるので使用しています。LINEから直接、画面を展開することができるので投資初心者向きかなと思います。また、銀行口座からLINE PAY(ウォレット)経由で投資金を入金でき、即時反映されるので、買いたいと思った時に買えるのが良い点です。

30代|男性
UIがわかりやすい

UIがシンプルなので、とても扱いやすいです。初心者の方ならとても使いやすくて、便利な証券口座だと思います。また、株式の売買手数料も無料(スプレッドを除く)なので、単元未満株を扱っている割には安く済ませられるという点も優れていると思います。

20代|女性
シンプルな画面!

一番のメリットは画面のシンプルさです。他の証券会社のUIでは銘柄に関する様々な情報が掲載されていて、詳し過ぎて初心者には情報過多でした。しかし、LINE証券の「いちかぶ」はスマートフォンで見ることを想定したシンプルな作り。銘柄情報も会社説明、過去の株価推移と業績、配当と配当利回り、株主優待、アナリスト評価のみと、項目が厳選されていて分かりやすいです。どこを操作すれば、売買できるかも一目瞭然でした。

30代|女性
ポイントが使えてお得

LINEポイントを活用して株が購入できること。ポイントはLINEポイントクラブやクレジットカードなどでも貯められるため、ハードルは低いと感じます。単元未満株なので、数百円から購入できることもあり、ポイントを有効活用して投資が可能です。現金での投資に抵抗がある人も、ポイント+現金なら始めやすいのではないでしょうか。

LINE証券「いちかぶ」の良くない口コミ

30代|男性
投資情報が少ない

LINE証券内に、投資判断となる情報が少ないです。一般的なネット証券に比べて、グラフや財務状況の情報も少ない気がするので、投資に慣れている人には向かないかもしれません。また、ブラウザの問題なのか挙動が遅い場合があるので注意が必要かもしれません。

30代|男性
選択肢が少ない

初心者ならこれでよいのですが、単元未満株式で取り扱っている商品数が少ないのが難点(それでも1,500銘柄くらいは取り扱ってはいますが)。もっといろいろな商品に手を出したいというのであれば、別の証券会社を選択したほうがよいでしょう。

20代|女性
銘柄数が少ない

一番のデメリットは取扱銘柄数の少なさです。日本の上場企業が約3,800社あるにもかかわらず、LINE証券の「いちかぶ」はその半分以下の約1,500銘柄しか取り扱いがありません。日本の超有名企業に投資する場合は問題ないと思いますが、スタートアップ企業や中小企業に投資したい投資家には不向きだと思います。

30代|女性
時間帯制限がデメリット

他の単元未満株もある程度は同じですが、購入できる時間帯や銘柄に制限があることはデメリットだと思います。特にグループB銘柄の取引時間帯が短いのは、仕事をしている人にはチャレンジしにくい要素です。昼休みなどに気軽に購入できれば、もう少し使いやすいのではないかと思います。

20代|女性
売買は成行注文のみ

1株から買える分、他の証券会社に比べると少し割高なところがあります。また、1株は指値注文ができず、成行のみの注文しかできないので、その点も少し不便です。他にも単元未満株の購入では、条件を満たさないと株主優待券を受け取れないので、優待券目当てでの投資だとお勧めできないです。

出典:口コミ=MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査

LINE証券の詳細はこちら

2,SBI証券――1株から購入できる「S株」(単元未満株サービス)

SBI証券単元株
(※SBI証券より引用)

SBI証券では、単元未満株(S株) という名称でミニ株を取り扱っている。100株単位の銘柄も1株単位で購入できるのが特徴だ。

【SBI証券「S株」の特徴】
売買単位 1株単位
注文受付時間 24時間
約定タイミング 1日3回
(前場始値、後場始値、後場終値)
手数料 ・買付時
完全無料
・売却時
約定代金×0.55%(税込)
最低手数料は55円(税込)
取扱銘柄 東証上場銘柄
取扱銘柄(売却のみ) 名証、福証、札証上場銘柄
※SBI証券公式ホームページをもとに筆者作成(2022年9月6日現在)

S株の注文は24時間いつでも可能だが、東証上場銘柄の約定は前場始値、後場始値、後場終値の1日3回だ。

手数料は、買付時は完全無料、売却時はS株の約定代金×0.550%(税込)、最低手数料は55円(税込)となっている。

取扱銘柄は、東証(1部・2部・マザーズ・JASDAQ)上場銘柄で、名証、福証、札証の銘柄は売却のみ可能となっている。

近藤真理

SBI証券で少額投資を始めるなら、NISA口座がおすすめです。NISA口座なら国内株式の取引手数料が無料で、年間の投資金額が120万円までは利益への税金もかかりません。

SBI証券「S株」の良い口コミ

40代|男性
大変便利です!

良い点は、多額の資金を必要とする銘柄も単元未満株(S株)なら1株から取引可能なことと、単元株同様に配当や株式分割の割当も保有株数に応じて受けられることです。大変便利でお得だと思います。

20代|男性
買付手数料が無料

S株は買い付け手数料が無料なので、購入したい銘柄をどんどん購入できます。また、単元株を購入するにはお金がかかるので、購入することができない銘柄を少しずつ購入するのによいサービスだと思います。私も世の中で値がさ株といわれている株を購入するときには、このサービスを利用して購入しています。

30代|男性
安くて取扱銘柄が多い

一番気になる人が多いであろう手数料に関して、買付手数料無料、売却手数料も業界最安水準であり、コストがかからないことがよい。また、株の取り扱い銘柄数に関しても、業界最高水準であるため、主要な会社の株は間違いなく買うことができることが一番のメリットである。普段の売買に関しては、スマホのアプリで行うことが多いが、特段アプリの不具合等は発生したこともなく、難なく使用できている。

40代|女性
信頼性が高い

SBI証券はネット証券界で最も多い口座開設数を誇り、顧客満足度もNo.1です。大切なお金を扱うので多くの人に利用されている実績と信頼があり、安心感があります!また、取引用のツールである「Hyper SBI」が、初心者にもわかりやすく直感的に操作できます。使いやすい素晴らしいツールを、実質無料で利用できるのでとてもおすすめです。

40代|女性
気軽に初めの一歩

銀行預金の金利が低いので株でも買いたいけど、100株単位で買うほどのまとまったお金がないという人も気軽に株が購入できる。また、20~30万くらいのお金はあるけど、1銘柄だけ購入してもその株が値下がりしてしまったら怖い、という人にも、1株ずつ色々な株を購入できるので、手軽にポートフォリオを組むことができる。トータルでプラスになる可能性は高くなり、株投資の精神的なハードルは下がる。

SBI証券「S株」の良くない口コミ

40代|男性
不便な点が一部ある

悪い点は約定タイミングが1日3回しかなく、売却手数料が最安ではないことやポイント投資ができないことです。また売買時間が決まっていることと指値注文ができないことです。

20代|男性
指値注文非対応

S株の注文方法では指値注文ができないので、自分の購入したい銘柄でも、自分の購入したい価格では約定させられません。このサービスは指値注文ができるようになれば、単元株と同じように頻繁に取引するようになると思いますので、早く指し値注文ができるようにしてほしいです。

30代|男性
少しわかりにくい

S株を始めるまでの流れについて、各種事務手続きや口座の入金など、基本的に自分で行う必要があるため、丁寧に手続きを行えば問題ないが、初めての人は戸惑うかもしれない。また、S株は投資初心者や手元資金が少ない人が手軽に始めるには良いが、ほとんどの場合株主優待がもらえず(議決権等もなし)、優待狙いの人にとってはあまり意味がない。

40代|男性
約定タイミングに難点

一番デメリットとして感じていて、ぜひ改善して欲しいところは、約定タイミングが1日3回というところです。もっと自由に売買できれば、さらに利用しやすいです。また売却手数料が最安ではない、同じように単元未満株が取引可能なマネックス証券と比べると、最低手数料が3円高いので、同じにしてほしいです。取引の回数が多い人には大きなデメリットになると思います。

40代|女性
操作性の悪さ

SBI証券のホームページは基本的に少し見にくくて、目的の場所に辿り着くのにものすごく時間がかかることがあるため、操作性については早めに改善をしてもらいたい。

出典:口コミ=MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査

SBI証券の詳細はこちら

3,マネックス証券――「ワン株」で単元未満株の少額投資

マネックス証券
(画像=マネックス証券より引用)

マネックス証券では、ワン株(単元未満株サービス)の名称でミニ株を取り扱っている。こちらも100株単位の銘柄が1株から購入できる。

注文時間は17時から翌日11時30分までであり、1日1回後場始値で約定する。

手数料は無料だ。

取扱銘柄は東証、名証の上場銘柄で、福証、札証の銘柄は売却のみ可能となっている。

【マネックス証券「ワン株」の特徴】
売買単位 1株単位
注文受付時間 ・東証銘柄
17時から翌日11時30分まで
・東証銘柄以外
15時40分から翌日11時30分まで
約定タイミング 1日1回
(後場始値)
手数料(税込) ・買付時―無料
・売却時―約定代金×0.55%
(最低手数料52円)
取扱銘柄 東証、名証上場銘柄
取扱銘柄(売却のみ) 福証、札証上場銘柄
※マネックス証券公式ホームページをもとに筆者作成(2022年9月6日現在)

マネックス証券「ワン株」の良い口コミ

40代|男性
初心者向け

ワン株を利用すれば、少額で投資を始めることができることがメリットです。また、銘柄によっては1単元100万円以上するものもありますが、そのような手が届きづらい銘柄にも、単元未満株を利用すれば投資しやすくなります。分散投資をしやすく、1単元を一度に買うのではなく少しずつ買い続ければ時間の分散になり、株価の変動の影響を小さくできることも利点です。

20代|男性
ナンピン買いしやすい

ワン株は買付手数料が無料なので、とりあえず株価が安くなった時に株式をどんどん購入する逆張り投資の好きな個人投資家には人気があると思います。私も単元株でナンピンするのは怖いけれど、割安だと思った銘柄はワン株で株価が下がれば下がるほどどんどん買い増して、株価が反発した後で売るような取引をしています。

50代|男性
少額から始められる

通常の株式取引で必要な100株分の購入資金は高額となる銘柄も多いのですが、「ワン株」は1株から購入できるため、気になったタイミングでの購入ができるのがメリットです。しかも、株数を少しずつ増やし単元株数に到達可能なのも、メリットに思えます。

20代|女性
個別株初心者にお勧め

マネックス証券のワン株を利用すると通常であれば100株単位でなければ購入できない個別株を1株単位で購入することができます。少ない資金でも個別株に投資できるので、個別株投資初心者にはピッタリです。何種類もの個別株に分散投資をすることもできるので、リスク対策にもなります。

40代|男性
徐々に株数を増やせる

ワン株の買付手数料が無料のため、少しずつ買い足して株数を増やしたい私には、とても助かっています。今年人気になっている高配当株を無理なく少額で買いたい人にも適していると思います。注文の締め切り時刻から約定までのタイムラグが短いのも、購入価格が大きくブレることを回避できるのでありがたいです。

マネックス証券「ワン株」の良くない口コミ

40代|男性
リアルタイム取引不可

リアルタイムで取引ができず、売買できる価格が1日の決まったタイミングに限られるため、自分の狙った株価で取引できないことがあることがデメリットです。それと取引金額に対する手数料の比率が、単元未満株では高く設定されているように感じます。

20代|男性
株式売却時の手数料

ワン株は成行注文でしか株式を購入できないので、ワン株でも指値注文で株式を購入できるようになれば今以上に使いたいと思います。それから、ワン株を売却するときには手数料がかかってしまうので、買い付け同様に売る時も手数料を無料にしてほしいと思います。

50代|男性
株価の動きに対応し難い

「ワン株」での当日注文は午前中にしかできず、その取引結果は引け後にしかわかりません。そのため、株価が急激に上昇したり下落したりした際の対応は難しく、塩漬けとなりがちでデメリットに思えます。通常の単元株取引での損切りや益出しの売りとは違う注文の時間制限が、多少緩和されると使いやすくなると思っています。

20代|女性
当日注文の受付時間が短い

当日注文の受付時間は証券会社によって異なりますが、マネックス証券の注文受付時間はほかの証券会社と比べて短めですし、独特です。個別株を長期にわたって保有し続けようと考えている人にとっては特に問題ありませんが、短期売買を考えている方には向かないと思います。

30代|男性
手数料の改変を!

1株しか買わない場合、手数料が高いのは納得できるが、仮に20株買う場合や50株購入する場合などは1株購入するよりも手数料を安くしてくれると、もっと資金を作って購入して単元数まで増やそうというモチベーションにつながるので、ぜひ検討してほしいと思います。

出典:口コミ=MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査

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4,日興フロッギー――記事から株が買える、ユニークなミニ株投資サービス

日興フロッギーミニ株
(※日興フロッギーより引用)

日興フロッギーはSMBC日興証券のオウンドメディアと取引機能が一体化した投資サービスだ。

本サービスで扱うミニ株の取引は、基本的にSMBC日興証券イージートレード専用「キンカブ」(金額・株数指定取引)サービスであり、金額指定取引に限定して用いられている。

日興フロッギーに掲載されている記事には、関連する企業の情報やチャートが併記されており、各銘柄のチャートから直接株式の売買注文を出すことができる。

【日興フロッギー「キンカブ」の特徴】
売買単位 100円以上の金額指定
注文受付時間 【前場注文】
前営業日16時から当日8時まで
(2時から5時までは注文受付停止)
【後場注文】
当日8時から11時30分まで
約定 1日2回
(前場始値、後場始値)
手数料 なし
※基準価格に取引コストである
スプレッドを上乗せして、約定代金を提示
概算注文金額 スプレッド
買付 売却
100万円以下 0.0% 0.5%
100万円超 1.0% 1.0%
取扱銘柄 東証に上場する個別銘柄、ETF、REIT
日興フロッギー公式ホームページをもとに筆者作成(2022年9月6日現在)
dアカウントを連携すると、手数料が発生する取引では500円につきdポイントが1ポイント付与され、貯まったdポイントを投資に充てることも可能だ。

取引手数料は無料だが、基準価格にスプレッドを加味して約定代金を提示するスタイルである。ただし、1注文当たり100万円以下の買付注文ではスプレッドは無料だ。

日興フロッギー「キンカブ」の良い口コミ

40代|男性
dポイントが貯まる

東証に上場している約3,700銘柄の株式などが100円から購入できることで、最初から大金を株式投資に使うことに抵抗がある人にとってはとてもありがたいシステムです。dアカウントを連携させると、NTTドコモが発行するdポイントを使って金融商品を購入できますし、dポイントは携帯料金の支払いやdカードを使った買い物などで貯まるので大変便利だと思います。

20代|男性
シンプルで使いやすい

キンカブは100円から株式を購入できるので、単元株を買うどころか1株買うのも結構お金がかかる「任天堂」などの値がさ株を購入するときには、このサービスを使うのをおすすめします。またキンカブはdポイントで購入できるので、dポイントを貯めている人にも相性はいいと思います。

30代|男性
dポイントで投資できる

フロッギーは何と言ってもdポイントで現物株が買えるのが魅力です。 最低100ポイントからとハードルも低く、しかも期間限定ポイントも株式購入に使えますので、期限間近のポイント消費にも回せて便利だと思います。 購入のタイミングは平日だと1日2回ですが、初心者の方にはそれくらいシンプルな方が分かりやすいのではないかと思います。 売却時にはそれなりに手数料がかかるため、基本的には長期保有できるような優良銘柄を購入される方が良いと思います。

30代|女性
100円から買える

ネームバリューのある株は1単元買うためのコストがとても高いですが、キンカブなら高い株も100円から買えるのがメリットです。そのため色々な銘柄を購入することができ、配当金も少しばかりですが貰えるので、これから株を始める人向けでもあると思います。

日興フロッギー「キンカブ」の良くない口コミ

40代|男性
高額投資には不向き

100万円を超えると買付スプレッドが発生することと、指値注文ができないことがデメリットです。

20代|男性
指値注文ができない

福岡証券取引所に単独上場の株式をキンカブで購入しようとしてもできないので、できるようにしてほしいです。それから、キンカブでの購入は成行注文しか受け付けていないので、指値注文での取引ができるようにしてくれたら今以上に使いたいと思います。

30代|女性
売りの手数料が少し高い

記事を読んでいるだけで満足してしまいます。 記事に関連する銘柄の株が、記事から買えるというのは、けっこう面白いです。ただ、買いの手数料は0%ですが、売りの手数料が0.5%というのが少し難点ですね。

30代|女性
購入時間が分かりづらい

前場と後場で時間の区切りがしっかりしている市場と違い、キンカブは購入できる時間が割と複雑です。うっかり前場と後場に合わせてしまったら、「購入できません」と弾かれます。そこは慣れるしかないのでしょうが、もし可能であるなら24時間購入可能にしていただきたいです。

出典:口コミ=MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査

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5,CONNECT――1株から購入できる「ひな株」はNISAにも対応

CONNECT
(画像=CONNECTより引用)

「CONNECT」は、大和証券の新しい証券サービスだ。CONNECTの単元未満株式は「ひな株」と呼ばれており、300以上の国内有名企業の株をリアルタイムで注文できる。NISAにも対応している。

【CONNECT「ひな株」の特徴】
売買単位 1株単位
注文受付時間 【当日取引】
平日9時~11時30分、12時30分~14時55分
※平日11時30分~12時30分は
後場寄付時に注文を執行
【注文不可】
平日・土曜・祝日3時30分~5時30分、
日曜3時30分~7時30分
※その他の時間は予約注文
約定タイミング 注文後、即時約定
手数料(税込) なし
※基準価格に取引コストであるスプレッド
(0.5%)を加減算して、約定価格を提示
取扱銘柄 東証、名証上場銘柄
取扱銘柄(売却のみ) 日本の有名企業300社以上
CONNECT公式ホームページをもとに筆者作成(2022年9月6日現在)

取引時間は平日の9:00~11:30と12:30~14:55で、その他の時間帯の注文は予約注文になる。なお、平日・土曜・祝日3:30~5:30、日曜3:30~7:30はメンテナンス時間ため、注文を受け付けていないので注意が必要だ。

ひな株では1注文ごとの手数料は発生しないが、購入の場合は株価に0.5%のスプレッドが上乗せされ、売却の場合は株価からスプレッドを差し引いた価格になる。

100株単位だと、手数料は0.033%になる。さらに毎月手数料無料クーポンが10枚配布されるので、1ヵ月の取引が10回以下の人は、実質無料で株の売買ができる。

近藤真理

アプリの操作方法や商品・サービスに関する疑問点は、チャットやライン、問い合わせフォームで質問できるので安心です。

CONNECT「ひな株」の良い口コミ

40代|男性
少額投資向き

ひな株を活用すると、1万円あれば人気起票の銘柄に投資できるほか、配当金も株数に応じて1株から受け取れます。少額でも、本格的に株式投資を行いたい方に適しているので大変便利だと思います。

30代|男性
リアルタイムで約定可能

他の証券会社で単元未満株の購入をしようとすると、約定のタイミングが予め定められていることが多く、約定するまで時間がかかってしまいます。その点、CONNECTの「ひな株」ではリアルタイムでの約定となっているため、自分が購入したい価格で株を手に入れることができるのは魅力だと感じます。

40代|男性
投資体験ができる

口座開設をして1株から資産運用する方法に加え、アプリのダウンロードと会員登録のみで独自ポイントを運用する方法があります。後者の「StockPoint for CONNECT」と呼ばれるサービスは、連動させた銘柄の株価に応じてポイントが値動きするので、口座開設をしなくてもポイントで資産運用することができます。投資初心者である私にとってリスクが少ない点が魅力的でした。

40代|女性
アプリは使いやすい

現金を使わず株に挑戦できて、株式投資の体験ができます。最近ではdポイントと連携して、dポイントが使えるようにもなりました。Pontaポイントでの購入よりも、選べる株の範囲が多いです。外国株も選べるし、セールも定期的に開催していてお得に購入しやすくなっています。

CONNECT「ひな株」の良くない口コミ

30代|男性
通常の取引より割高

毎月手数料が無料となるクーポンが配布されるのですが、単位未満株の取引では使えません。また、単位未満株を購入する際は、株価に対して一定のスプレッドが加算された形の購入、売却の際はスプレッド分を控除した形での売却、となるため、通常の取引(100株以上)と比べると得ることのできる利益が減ってしまうことが考えられます。

40代|女性
Pontaからは一般口座

Pontaポイントからは一般口座になってしまうことが残念な点です。 Pontaポイントからも特定口座で購入できるようにしてほしいです。また選べる株は「STOCK POINT」のポイント運用アプリで取り扱っている株のみなので、CONNECTで取り扱っている株数からみると少ないです。dポイントでは先にお金で購入し、あとからポイントが引かれるという形なので口座にお金は必要です。dポイントだけで購入もできたら良いなと思います。

40代|女性
興味本位ではダメ

余りがちなポイントを使って株取引ができる画期的なサービスです。とるに足らない端数のポイントを使った取引が可能なので、「株に興味はあるけど多額の資金を用意するのはちょっと…」という株初心者におすすめです。ただし、少額から参加できるとはいえ、ある程度まとまったポイントを投資しないと結局は手数料の支払いで損をします。つまり興味本位で100円や500円分のポイントを投資するだけなら、初めからやらない方がましかもしれません。

40代|男性
銘柄数が少ない

悪い点は、取引時間が短く、銘柄数が少ないこと。

出典:口コミ=MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査

6,auカブコム証券――Pontaポイント連携でプチ株投資

auカブコム証券
(画像=auカブコム証券より引用)

単元未満株は「プチ株」と呼ばれており、このサービスを利用することで、1株から99株の範囲、1株単位で、少額投資が可能になる。

【auカブコム「プチ株」の特徴】
売買単位 1株単位
注文受付時間 24時間
約定タイミング 1日3回
0時01分~10時 当日後場始値
10時01分~23時 翌営業日前場始値
23時01分~24時 翌営業日後場始値
休日 翌営業日後場始値
手数料(税込) 約定代金×0.55%
(最低手数料52円)
取扱銘柄 東証、名証上場銘柄
取扱銘柄(売却のみ) 福証、札証上場銘柄
※auカブコム証券ホームページをもとに筆者作成(2022年9月6日現在)

プチ株の大きな特徴としては、ポイント投資と、プレミアム積立の買付手数料無料が挙げられる。

ポイント投資では、プチ株の購入代金の一部、あるいは全額を、手持ちのPontaポイントで支払うことができる。「プレミアム積立」は、毎月500円からのプチ株の定期積立時に、買付手数料が無料になるサービスである。

auカブコム証券「プチ株」の良い口コミ

40代|男性
Pontaポイントが使える

Pontaポイントをプチ株の購入につかえることが良いです。またプチ株を積立で買付する場合、手数料が無料になります。また手数料無料でプチ株を積立で買付する場合、手数料も無料で、1株から売買できます。

auカブコム証券「プチ株」の良くない口コミ

40代|男性
取扱銘柄が限定的

取り扱い銘柄が少ないことです。また取扱銘柄が限定されており、株主優待目的で投資をはじめようと考えている人にとっては、100株以上から株主優待を実施しているので、プチ株投資はあまりおすすめできないと思います。

出典:口コミ=MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査

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7,岡三オンライン証券――単元未満株を買い増して単元株にすることもできる

岡三証券単元未満株
(※岡三証券より引用)

岡三オンライン証券のミニ株サービスは、単元未満株を1株から売買できるサービスだ。議決権の行使を除く株主権利が与えられ、買い増しすると単元株にすることもできる。

【岡三オンライン証券「単元未満株」の特徴】
売買単位 1株単位
注文受付時間 16時15分~翌営業日10時30分
約定タイミング 1日2回
16時15分~21時 翌営業日前場寄値
21時~0時 翌営業日後場寄値
0時~10時30分 当日後場寄値
休日 翌営業日後場寄値
手数料 約定代金 手数料(税込)
2万円以下 220円
3万円以下 330円
10万円以下 660円
以降、10万円増加ごとに、660円ずつ加算
取扱銘柄 東証、名証上場銘柄
取扱銘柄(売却のみ) 福証、札証上場銘柄
岡三オンライン証券公式ホームページをもとに筆者作成(2022年2月20日)

注文のタイミングによって、前場の寄り付きと後場の寄り付きのいずれかで約定する。

単元未満株サービスの手数料は1注文あたりの約定代金ごとに定められており、約定代金2万円までだと手数料は220円(税込)、3万円までは手数料330円、10万円までは660円となっている。

取扱銘柄は東証と名証の上場銘柄で、福証と札証の銘柄は売却しかできない。

岡三オンライン「単元未満株」の良い口コミ

40代|男性
簡単に取引できる

良い点は少額で取引でき、損失を小さくできること、そして分散投資できることです。分散投資とは、様々な銘柄に投資できていれば、仮に1銘柄で損をしても、大きな損失を避けることができることです。配当金ももらえますし、スマートフォンで簡単に取引できます。

40代|女性
資金の拘束がない

岡三証券で気に入っているところは、資金拘束なしで新規株式公開の抽選に申し込みができるところです。資金集めのために無理して株を売ったり投資信託を解約したりする必要がないので、新規株式公開の抽選の度に申し込みができます。

岡三オンライン「単元未満株」の良くない口コミ

40代|男性
手数料が高い

取引金額が大きくなるほど、手数料が割高になるので注意が必要です。

出典:口コミ=MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査

岡三オンライン証券の詳細はこちら

8,野村證券――お得なオンラインサービスと信頼性の高い投資情報の相乗効果

野村証券まめ株
(※野村証券より引用)


野村證券が提供するミニ株(単元未満株)サービスは、「まめ株」である。顧客は富裕層が多いが、株式投資の初心者向けに設けられているサービスだ。総合証券である野村證券も、昨今は店舗に比べて手数料がお得なオンラインサービスに力を入れている。

【野村證券「まめ株」の特徴】
売買単位 1株単位
注文受付時間 1日1回
6時~14時 当日終値
15時35分~翌営業日2時
翌営業日終値
約定タイミング 取引日の終値
手数料 1注文の約定代金×1.1000%(最低手数料550円)
※オンラインサービスの場合
取扱銘柄 東証、名証上場銘柄
取扱銘柄(売却のみ) 福証、札証上場銘柄
野村證券公式ホームページをもとに筆者作成(2022年9月6日現在)

オンラインサービスは、株式投資の初心者や日中多忙なビジネスパーソンを想定したサービス形態だ。野村證券では、まめ株もオンラインサービスの対象であり、投資を始めるのに最適な商品として位置付けられている。

野村證券のまめ株のオンラインサービス手数料は、ネット証券に比べるとやや高めに設定されている。

近藤真理

それにも増して、野村證券のまめ株で株式投資のスタートを切るメリットは、野村の豊富な投資情報が使い放題になることにあります。

野村證券「まめ株」の良い口コミ

30代|男性
投資が身近に!

一般的なごく普通の人が投資をする際に、一番の壁となるのが取引単位によって買えない銘柄があることだ。東証銘柄は100株1単位に統一されてしまった以上、100株で買わないと投資に参加できないのが通常である。値がさ株のほうが、市場参加者も多く、値動きや配当も期待できることもあり、「まめ株」を使用することで、少ない資金でも投資に参加できることはよいと思う。

野村證券「まめ株」の良くない口コミ

30代|男性
手数料で他社に劣る

ネット証券会社が増えてきたこともあって、単位未満株取引は、各社で行われてしまっているのが現状である。この点について鑑みると、果たして野村證券である必要があるのかという疑問が生じてならない。他社と比較すると、やはり手数料面で分が悪いのは明白で、その点の改善がないならば、やはり他社のほうが優勢と言わざるを得ない。

出典:口コミ=MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査

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9,PayPay証券――アプリ上で3タップするだけで株式購入できるスマホ証券

2.ミニ株(単元未満株)おすすめ証券会社10選
(※PayPay証券より引用)

キャッチコピーは「スマホユーザーのための証券会社」。スマホアプリの取引画面は、見やすさと操作のしやすさを追求してデザインされている。そのため、3ステップだけで株の購入が可能だ。

  • 銘柄を選択する
  • 金額を指定する
  • 「買う」をタップする
【PayPay証券「単元未満株」の特徴】
売買単位 1,000円単位
取引時間 ・国内証券
東京証券取引所営業日
9時00分10秒~14時59分00秒
(昼休みなし)

・外国証券
原則24時間
約定タイミング 注文後、その場で約定(相対取引のため)
手数料 ※スプレッド制
・東京証券取引所の立会時間中(前場、後場)のスプレッド
基準価格×0.5%
・立会時間以外
(東証営業日の昼休みを含む)のスプレッド
基準価格×1.0%
取扱銘柄 PayPay証券が厳選する東証上場163銘柄
PayPay証券ホームページをもとに筆者作成(2022年9月6日現在)

購入できる国内株式は、PayPay証券が厳選した有名企業ばかり。手間や時間をかけずに投資対象銘柄を選ぶことができるので、とりわけ投資初心者には便利だ。

PayPay証券では、単元未満株を1株ずつ指定して購入するのではなく、1,000円以上の金額を指定するスタイルをとっている。そのため、銘柄にかかわらず、自分の手元資金に応じて投資額を決めればよい。

資金が少ないスマホユーザーや投資初心者にとって、始めやすく、扱いやすいスマホ証券といえるだろう。

PayPay証券「単元未満株」の良い口コミ

40代|男性
株式投資体験には最適

安い金額で大手企業の株式を手に入れることができ、配当ももらえるということで、株式投資を体験するには最適だと思います。日本株は100株からしか買えないし、米国株も大手となると1株でも高額になってくるので、初心者がいきなり手を出すのはリスクが大きいです。そのため、まずはミニ株で値動きなどを体験するのが良いと思います。

30代|男性
米国株など1000円から

単元未満株は少ない額で買えるのが魅力的ですが、1,000円から始めることができるため、気軽に投資ができます。米国株も買えるので、海外にも目を向けやすいと思います。ちょっとした勉強がてらに買うのもいいですし、投資金額も少なくて済むので、初心者からでも始めやすいです。

40代|男性
初心者にも優しい

1株未満での購入も可能で、少額投資ができること。またIPOに1株から申し込みが可能で、米国株は24時間取引できること、そして「おいたまま買付」が便利であること。なにより未経験や初心者でも、漫画で株式投資を学べるのでその点満足しております。

20代|女性
1,000円から購入できる!

米国株、日本株で購入したいけれど高すぎて購入できそうにないという銘柄を買いたい場合や、少額で分散投資をしたいという場合は、1,000円から株を購入することができるのでとても購入しやすいです。取引画面では買付株価、買付為替レート、現在の評価額、投資元本、平均買付株価、平均為替レート、株価の上昇率、為替の上昇率を一度にすべて確認することができるので便利です。

40代|男性
アプリ画面の操作が簡単

少ない額で株が購入できるので、初心者でも気軽に始めることができます。入門編ということで株を始める方におすすめ。スマホアプリで簡単に操作が可能です。入り口の広い媒体かと思います。日本の株式だけでなく外国株の買い付けまでできるので、メリットはたくさんあります。

PayPay証券「単元未満株」の良くない口コミ

40代|男性
手数料が高い

手数料が比較的高いところです。これは、安い金額で株式投資をするにあたっては大きな問題で、なぜなら、たとえば1,000円で買った株に対して手数料がつくと、その手数料を回収するためには、その株がそれなりに値上がりしてくれる必要があります。しかし1,000円ですので、株価の上下も数円単位からになり、上がるまでに時間がかかることが多いです。

30代|男性
手数料が少し高い

あらかじめ購入する段階でスプレッドという形で差額を取られるようになっていますが、これが0.5%や1%といった形でそこそこ取られるようになっています。金額が少ない場合であればそこまで気にならないですが、額が大きくなると普通の証券会社で買うよりも割高になるケースがあるので注意しないといけないです。

40代|男性
銘柄数が少ない

日本株の取扱銘柄数が少ないことと指値注文ができないこと、信用取引ができないこと、また投資信託が2本しかなく、NISAなどは非対応であることがデメリット。それと1,000円で買えないケースがあり、キャンペーンが少ないことです。

40代|男性
分かりにくい点あり

株価などが一部分かりづらいのが唯一のデメリットかと思います。ミニ株なので、もうすこし銘柄を分かりやすくしたトピックがあってもいいように感じます。有名な企業は見つけやすいですが、あまり有名でない企業は見つけづらいです。

40代|女性
趣味にとどまる

投資というより趣味という感じ。副業の1つとして稼げる手法とは言えないでしょう。平日に繰り返される株の値動きを見るのが、趣味の1つになりそうです。積極的に投資したい人向きではありません。

出典:口コミ=MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査

PayPay証券の詳細を見る
(公式サイト)

10,SBIネオモバイル証券(ネオモバ)――Tポイント投資ができる少額向きスマホ証券

3.ミニ株(単元未満株)おすすめ証券会社10選
(※ネオモバより引用)

日本で初めてTポイント投資を可能にしたスマホ証券会社だ。

【ネオモバ「S株」の特徴】
売買単位 1株単位(S株)
注文受付時間 以下を除くすべての時間帯で注文受付可能
・6:30~8:30
・11;30~12:05(東証、福証、名証上場銘柄)
・11:30~12:15(札証上場銘柄)
・東証、名証、福証、札証の大引けから15分間
約定タイミング ・0:00~7:00→当日前場始値
・7:00~10:30→当日後場始値
・10:30~13:30→当日後場終値
・13:30~24:00→翌営業日前場始値
手数料 ※月額定額サービス利用料制
月間株式取引約定代金合計額 サービス利用料(税込)
0円~50万円以下 220円
50万円超~300万円以下 1,100円
300万円超~500万円以下 3,300円
500万円超~1,000万円以下 5,500円
1,000万円超は、100万円ごとに1,100円ずつ追加
取扱銘柄 ・東証上場銘柄:買付、売却
・名証/福証/札証上場銘柄:売却のみ
SBIネオモバイル証券ホームページをもとに筆者作成(2022年9月6日現在)

1株(SBI証券のS株を利用)から購入できるので、資金に余裕がなくても少額投資できるのが大きな特徴だ。1株単位なので、数百円で購入できる株もある。

1ポイント=1円相当で、株式の購入代金として使用できる。Tポイントだけ、あるいはTポイントと現金を組み合わせることもできる。

購入した株の推移を見ながら、株価が上がれば売却して譲渡益を得ることも、配当金を受け取ることも可能だ。

日頃の買い物でTポイントが貯まっている人や、現金で株を購入するのは躊躇するという人は、ネオモバのTポイント投資にチャレンジするのもよいでしょう。

SBIネオモバイル証券「S株」の良い口コミ

40代|男性
分かりやすい

多額の資金を必要とする銘柄も、S株なら少額で取引ができること、また分散投資ができ株式分割などで発生した単元未満株を買い増して単元株にすることも可能であるため、自分としては大変便利です。

20代|男性
1株でも自分名義になる

Tポイントで株式を1株から購入できるので、私は貯まったTポイントで株式を購入するのがこの証券会社で取引をする一番のメリットだと思います。しかも、購入した株式はたとえ1株でも自分の名義になるので、長期保有で株主優待が変わる銘柄ではその効果が実感できます。

30代|男性
手数料が安い

S株購入時の手数料が安いです。1ヵ月50万円未満であれば、何種類、何株購入しても1ヵ月220円しかかかりません。またそのうち200円相当がネオモバ限定Tポイントで返ってくるため、実質20円しか負担しません。WEBページの購入までの導線もわかりやすくストレスなく購入できます。

20代|女性
分散投資しやすい

S株だと分散投資がしやすく、購入したい銘柄を少しずつ購入することができて便利です。購入した時より値下がりしたとしても、S株なら株価が下落している時に購入数量を調整しながら平均単価を下げることも可能なので、長期的な保有を考えている場合は有利だと思います。

20代|男性
取引手数料の安さ

一番のメリットは月の約定代金が50万円以下であれば、月額220円で取引の手数料がかからないことです。なので、投資初心者の方やサブの取引所として利用する方にとても向いているかと思います。自分自身もサブとして、配当金狙いの株を長期保有するために使っています。

SBIネオモバイル証券「S株」の良くない口コミ

30代|男性
投資先企業の情報が薄い

投資先の企業情報を調べたい時に、株価チャートがとても簡素でローソク足が見られません。また企業情報の詳細ボタンを押しても出来高やその他の指標が表示されず、あまり参考にできない印象です。もう少しSBI証券のように、企業情報の充実を図っていただきたいと思っています。

20代|男性
デイトレードできない

SBIネオモバイル証券はリアルタイムの取引ではないので、デイトレを行うことはできません。ですので、短期でお金を増やしたいという方には向いていないかと思います。また、月の約定代金が50万円を超すと月額料金も上がってしまうので、これもデイトレに向かない理由です。

40代|男性
指値注文ができない

指値注文ができないので、その点に関して今後は改善をしてほしいと思います。

20代|女性
約定時間とサービス料

S株購入時は即約定というわけではなく、購入したタイミングによって約定時間が決まるので、購入したかった価格よりも高く購入されていた…ということが結構あります。S株でも即約定できるようになってくれたら、本当に嬉しいです。また、毎月にかかるサービス料がたとえその月に売買をしていなかったとしてもかかるので、売買が完全になかった月はサービス料が取られないなどの対応があれば嬉しいです。

20代|男性
取引がスマホのみ

スマホ専用証券なので、スマホからしか株式取引ができません。外出先でないときには、スマホの小さな画面からちまちま注文するよりも、もっと大きな画面から注文したいと思うので、パソコンからも普通に取引できるようにしてもらいたいです。

出典:口コミ=MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査

ネオモバイル証券の詳細を見る
(公式サイト)

ミニ株投資なら挑戦できる!おすすめの有名銘柄10選 オリエンタルランド、キーエンスなど

2.ミニ株(単元未満株)におすすめの証券会社8口座を比較!
(画像=編集部作成)

一単元だと高額になる銘柄もミニ株だと比較的手ごろな価格になるため、投資経験の少ない人でも購入しやすいだろう。

ここでは、時価総額が高く知名度のある企業の銘柄を紹介する。

ファーストリテイリング<9983>――ユニクロで世界進出を果たした急成長企業

ファーストリテイリング
「UNIQLO(ユニクロ)」や「GU(ジーユー)」を運営するSPA大手である。世界的ファッションブランドとして確立されており、スペインのZARA、スウェーデンのH&Mに続いて、三番目の売上高を誇る。国内アパレル業界では時価総額ダントツ第1位。 海外店舗も多く、売上の約半分は海外で構成されている。今後も成長の著しい中国をはじめ、新興国への出店に意欲的。中でも、ベトナムに関しては、市場としてだけでなく生産国としても注目しており、国の発展にも貢献する姿勢だ。
近年ではサスティナブル活動にも力を入れており、環境への配慮に限らず、従業員満足度の向上や人権尊重の取り組み、難民支援も行う。

2021年8月期(実績) 2022年8月期(予想)
1株あたり年間配当金 480円 620円
配当利回り ※ 0.58% 0.74%
株主優待 なし
2022年9月9日終値 8万3,280円
※「配当利回り=1株あたり年間配当金÷2022年9月9日終値×100」で算出

2022年8月期第3四半期は、グループ全体として大幅な増収増益を記録した。国内ユニクロ事業の営業利益は前年同期比76.2%増。中国が新型コロナウイルスの行動規制の影響により大幅減収減益となったものの、海外ユニクロ事業としての9カ月累計営業利益は前年同期比35.8%増で過去最高となった。

任天堂<7974>――日経225にも採用される国内トップシェアのゲーム関連ハード・ソフトメーカー

任天堂
家庭用ゲーム機等の製造・販売の国内トップシェアを誇る。日本で初めてトランプを製造したのも同社だ。2021年10月の日経225構成銘柄の定期入れ替えに、任天堂が採用されたことでも記憶に新しい。

2021年3月期(実績) 2023年3月期(予想)
1株あたり年間配当金 2,030円 未定
配当利回り ※ 3.48%
株主優待 なし
2023年9月9日終値 5万8,280円
※「配当利回り=1株あたり年間配当金÷2022年9月9日終値×100」で算出

2023年3月期第1四半期は前年同期比で減収増益となった。

半導体部品の調達が依然遅れており、単価の高いNintendo Switchがハードウェアのラインアップに追加されても、ハードウェアの生産・出荷台数の減少を補うことができず、結果的に全体の売上高減少につながった。

一方、同期の為替レートが円安に推移し、517億円もの為替差益が発生したため、経常利益が前年同期比29.6%増、純利益が28.3%増となった。

2023年3月期の業績は減収減益を予想しているが、為替レートの円安が進んでいるため、第3、第4四半期や通期の経常利益、純利益にも影響が出ることが予想される。

オリエンタルランド<4661>――ディズニーリゾートの経営・運営を行う

オリエンタルランド
千葉県に本社を置き東京ディズニーリゾートの経営・運営を行う企業である。主な収益源はテーマパークの運営、次いでホテル事業となっている。

2022年3月期(実績) 2023年3月期(予想)
1株あたり年間配当金 28円 30円
配当利回り ※ 0.14% 0.15%
株主優待 100株以上保有「株数に応じた
株主用1デーパスポート」
2022年9月9日終値 1万9,810円
※「配当利回り=1株あたり年間配当金÷2022年9月9日終値×100」で算出

2022年3月1日以降の新型コロナウイルス規制緩和にあわせて、4月スタートのTDS20周年記念期間限定エンターテインメントプログラムや、11月にスタート予定のTDS新規ナイトタイムエンターテインメント、スペース・マウンテンと周辺エリアの2027年リニューアルオープンなど、新規イベントやリニューアルなどが続く見込みだ。

2023年3月期第1四半期は、2022年3月1日からの規制緩和による入園者数増加で、前年同期比で大幅に増収増益、黒字回復となった。

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資生堂<4911>――中国で爆発的大ヒットの化粧品メーカー

資生堂
化粧品の開発、製造、販売を行うメーカーである。国内化粧品メーカー大手、時価総額は33社中第3位である。近年は中国市場のポテンシャルを見据えて、高価格帯スキンケアを中心に、越境EC部門を含めて積極展開している。

2021年12月期(実績) 2022年12月期(予想)
1株あたり年間配当金 50円 100円
配当利回り ※ 1.01% 2.01%
株主優待 100株以上、1年以上保有
「株数に応じた金額の優待品」
2022年9月9日終値 4,974円
※「配当利回り=1株あたり年間配当金÷2022年9月9日終値×100」で算出

2022年12月期上半期は、米国と欧州市場(ロシアを除く)の売上は堅調。それに対して、国内市場の回復が予想より緩やかであることとインバウンド改善の遅れ、さらに中国市場のロックダウンが影響して、全社ベースでは前年同期比で減収減益となった。

2022年通期は売上高増の見込みであるが、売上とコア営業利益を見直しつつ、特別追加投資も盛り込んでいるため、増収減益を予定している。

トヨタ自動車<7203>――日本最大の時価総額を誇る自動車メーカー

トヨタ自動車
日本国内シェア3割超、自動車売上世界第1位の自動車メーカーである。平成元年時点では、世界時価総額11位にもランクインしていたが、2019年には43位へと転落している。中枢事業は自動車関連であり、生産や販売、輸出を行う。なお、自動車関連事業以外の事業では、金融や住宅、ロボット等がある。サスティナブルにも積極的に取り組んでおり、新車平均CO2排出量ゼロを目指している。
2020年9月時点での格付けではAAAをつけた機関が2つも存在。財務体勢に一定の信頼があることが伺える。サスティナブルにも積極的に取り組んでおり、新車平均CO2排出量ゼロを目指している。

2022年3月期(実績) 2023年3月期(予想)
1株あたり年間配当金 52円 未定
配当利回り ※ 2.50%
株主優待 なし
2022年9月9日終値 2,078.5円
※「配当利回り=1株あたり年間配当金÷2022年9月9日終値×100」で算出

2023年3月期第1四半期は、上海ロックダウンや南アフリカの洪水など、想定外の事態が発生したため、生産計画を達成できず、販売台数が減少した。営業努力により営業収益増となったが、資材高騰によるコスト高を為替差益では吸収できず、減収減益となった。

2023年3月期通期の販売台数は計画通りとなる見込み。前期に比べて営業収益増と純利益原を予定しているが、当初予定より円安が進行しているため、通期業績に影響を及ぼす可能性がある。

ソニーグループ<6758>――グルーバルに事業展開する民生用エレクトロニクス国内最大手

ソニーグループ
海外でのブランド力が絶大なAV機器大手。国内の民生用エレクトロニクス業界11社中、時価総額第1位。音楽・映画事業、ゲーム・ネットワークサービス事業、イメージセンサーを軸とするI&SS事業、金融事業、テレビやエレクトロニクス関連事業を中心に、グローバルに事業を展開している。

2022年3月期(実績) 2023年3月期(予想)
1株あたり年間配当金 65円 未定
配当利回り ※ 0.61%
株主優待 100株以上保有
「株主特典クーポン」
2022年9月9日終値 1万695円
※「配当利回り=1株あたり年間配当金÷2022年9月9日終値×100」で算出

2023年3月期第1四半期は、映画分野と音楽分野が大幅増収、金融分野の大幅減収の結果、売上高は前年同期比で若干の増収。なお、金融分野の大幅損失(ソニー生命子会社における不正送金による損失)が純利益にも影響を及ぼし、前年同期比1%減になった。

2023年3月期通期業績は、音楽・映画分野は増益ながら金融部門の大幅損失を吸収できず、純利益は減収となる予定だ。

キーエンス<6861>――日本の代表的な値がさ株

キーエンス
電子部品・産業用電子機器分野241社中、時価総額では圧倒的第1位の検出・計測機器大手企業である。営業力とアフターサービスに強みをもっており、自社工場をもたないファブレス企業としても有名である。

2022年3月期(実績) 2023年3月期(予想)
1株あたり年間配当金 200円 200円
配当利回り ※ 0.37% 0.37%
株主優待 なし
2022年9月9日終値 5万3,940円
※「配当利回り=1株あたり年間配当金÷2022年9月9日終値×100」で算出

2023年3月期第1四半期は、企画開発面での充実や営業面の強化を図っており、その効果もあり、前年同期比で増収増益(売上高13.0%増、営業利益10.1%増、経常利益17.4%増、純利益17.8%増)となった。

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ニトリホールディングス<9843>――家具・インテリア製造販売の国内最大手

ニトリホールディングス
消費財・小売り業界117社中、時価総額第1位。自社ブランド製品の製造拠点をアジア諸国に持ち、物流業務や広告宣伝業務、システム開発などをグループ内で一元管理することで、低価格と高利益率を実現している。

2022年2月期(実績) 2023年3月期(予想) ※1
1株あたり年間配当金 140円 147円
配当利回り ※ 1.11% 1.08%
株主優待 100株以上保有
「10%割引優待券5枚~」
2022年9月9日終値 1万2,610円
※1,2023年度中に、事業年度を「毎年2月21日~翌年2月20日まで」から「毎年4月1日~翌年3月31日まで」への変更を予定している
※2,「配当利回り=1株あたり年間配当金÷2022年9月9日終値×100」で算出

2023年3月期第1四半期は連結売上が前年同期比で若干増加したものの、仕入為替の大幅損失、貿易費用の高騰、積極的な店舗展開による出店コストと広告費の増加などが発生した。店舗業務の効率化や物流経費の削減、さまざまな原価高騰対策などのコスト圧縮に努めたが、純利益も前年同期比減となった。

2023年3月期通期決算は、店舗の積極的な出店が奏功し、増収増益を見込んでいる。

日本郵船<9101>――世界第2位の規模を誇る日本のNo.1海運会社

日本郵船
定期船・コンテナ船、ターミナル運営、港湾運送、物流といった「ライナー&ロジスティック(定期船、航空運送、物流など)」事業、自動車やエネルギー輸送などの「不定期専用船」事業などを展開している国内最大手の海運会社。

2022年3月期(実績) 2023年3月期(予想)
1株あたり年間配当金 1,450円 1,435円
配当利回り ※ 14.36% 14.21%
株主優待 「飛鳥クルーズ」10%割引優待券
100株以上保有 3枚
1,500株以上保有 6枚
3,000株以上保有 10枚
2022年9月9日終値 1万100円
※「配当利回り=1株あたり年間配当金÷2022年9月9日終値×100」で算出

新型コロナウイルス感染拡大以降、好況なドライバルク(鉄鉱石、石炭、木材チップなどの大型貨物)市況や円安による為替差益によって不定期専用船事業は堅調。

一方、ロシア・ウクライナ情勢の悪化によってサハリンⅡプロジェクトによるLNG輸送で大幅な損失を計上したが、2023年3月期第1四半期の業績は増収増益で着地した。

商船三井――国内No,2の海運会社

商船三井
海外貨物運送(ドライバルク船、エネルギー輸送など)、海洋ビジネス(客船等)、不定期船(LNG輸送、自動車船など)、各種専用船(鉄鋼原料、石炭など)、フェリー、内航による貨物輸送を手掛けている。ターミナル・サービスやロジスティクスなどの事業も行っている。世界最大の輸送船隊を保有することでも知られている。

2022年3月期(実績) 2023年3月期(予想)
1株あたり年間配当金 400円 500円
配当利回り ※ 11.82% 14.77%
株主優待 「にっぽん丸クルーズ」優待券
100株以上保有 2枚
1,500株以上保有 4枚
3,000株以上保有 6枚

※9月のみ
自社グループフェリーサービス共通クーポン券(5,000円)
100株以上保有 1枚
1,500株以上保有 2枚
3,000株以上 3枚
2022年9月9日終値 3,385円
※「配当利回り=1株あたり年間配当金÷2022年9月9日終値×100」で算出

2023年3月期第1四半期は、コンテナ船の貨物需要が依然高く、ドライバルクや自動車船事業も堅調で、前年同期比で大幅な増益増収となった。円安推移の為替レートも増益の大きな要因となっている。

なお、ここまで紹介した株式についてはすべてSBI証券で購入可能だ。

企業としての信頼性と取引のしやすさ、初心者向けのS株から上級者向けの先物オプション、CFDまで、誰もが安心して使える、なんでも揃うネット証券としておすすめです。

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ミニ株(単元未満株)投資でおすすめの銘柄10選 成長性のある値がさ株は?武田薬品工業や東京海上ホールディングスなど

ミニ株銘選びのポイント
(画像=MONEY TIMES編集部制作)

実際にミニ株投資を始める際は、単元未満株投資ならではのメリットを享受できる銘柄を選びたい。そこで、以下のような銘柄選定方針とスクリーニング条件を設定した。

【銘柄選定方針】
• 単元株投資だと高額だが、ミニ株なら購入しやすくなる値がさ株(株価が高い銘柄)
• 中長期的に値上がり益を期待できる成長期待銘柄
• 配当金をしっかり受け取れる銘柄
【抽出条件】
• 大型株
• 予想長期成長率5%以上
• 予想配当利回り2.0%以上

SBI証券の国内スクリーニング機能を利用して、上記の条件で抽出された銘柄を、予想長期成長率の降順で並べ替え、株価が3,500円程度以上の上位10銘柄をピックアップした(2022年2月22日時点でスクリーニングを実施)。

今回は、2022年2月に抽出したミニ株投資のおすすめ10銘柄について、2022年9月9日現在でデータをアップデートした。

ミニ株投資のおすすめ銘柄一覧
銘柄名<コード> 2022/9/9終値 予想長期成長率
※1
武田薬品工業<4502> 3,914.0円 155.70%
三菱商事<8058> 4,375円 ※2
東京海上HLDG<8766> 7,758円 41.30%
住友金属鉱山<5713> 4,358円 ※3
MS&AD
インシュアランスHD<8725>
4,157円 25.90%
ファナック<6954> 2万2,960円 8.70%
豊田通商<8015> 4,990円 6.00%
エーザイ<4523> 5,918円 ※3
京セラ<6971> 7,981円 19.43%
信越化学工業<4063> 1万6,450円 15.86%
※1,1株あたり当期純利益、または1株あたり営業活動資金を対象指標とした、3~5年の長期での予想成長率(出典:SBI証券 国内スクリーニング「長期成長率(予)」注記)
※2,三菱商事は業績堅調であるが、事業環境の不透明感から2023年3月期業績予想を未定としているため、現状では予想長期成長率は提供されていない
※3,住友金属工業とエーザイは、2023年3月期第1四半期は好調な業績を維持しているが、スクリーニングでは予想長期成長率は提供されていない
※4,上表は、上記検索条件でSBI証券のスクリーニングした結果をもとに、筆者が作成した

では、上記銘柄の詳細を見ていこう。

武田薬品工業<4502>――モデルナワクチンでも話題、国内製薬首位

武田薬品工業
国内で最大手の製薬会社。時価総額も医薬品業界38社中第3位の規模を誇る。収益の柱は、消化器疾患、希少疾患、血漿分画製剤、がん、脳神経系疾患などの治療薬である。

主力商品である潰瘍性大腸炎薬「エンティビオ」の売上が好調。新型コロナウイルスワクチンの「モデルナ」も売上拡大に寄与している。

2023年3月期
予想1株あたり年間配当金
予想配当利回り ※2
(2022/9/9終値基準)
株主優待 ※1
180円 4.60% なし
※1,「2023年3月期の予想1株あたり年間配当金」と「株主優待」はSBI証券の個別銘柄詳細情報を参照した
※2,配当利回りは、「2022年3月期予想1株あたり年間配当金÷配当利回り(2022/9/9終値)×100」で算出した。以下の銘柄についても、同じ条件で配当利回りを算出した

中長期的に事業の成長を期待できるだけでなく、配当利回りも高い銘柄です。売却目的でも配当金目的でも、保有する価値のある銘柄だといってよいでしょう。

三菱商事<8058>――国内総合商社最大手

三菱商事
日本国内では最大規模の総合商社であり、三菱グループの中核的企業。世界約90の国や地域に拠点をもち、グローバルに事業展開をしている。天然資源、金属資源、石油・化学ソリューション、自動車・モビリティ、食品産業など、事業領域は幅広い。

新型コロナウイルスからの世界経済の回復や資源価格の高騰、加えて自動車関連事業、欧州総合エネルギー事業など、多くの事業が好調だったため、2023年3月期第1四半期の業績も大幅な増収増益で、直前四半期に続いて過去最高を更新した。

2023年3月期
予想1株あたり年間配当金
配当利回り
(2022/9/9終値基準)
株主優待
150~178円 ※ 3.43% ※ なし
※予想配当利回りは、予想1株あたり年間配当金を150円として、2022/9/9終値4,375円で除したもの

エネルギー資源の価格変動リスクや為替変動リスク、取引対象国のカントリーリスクなど、事業環境の不透明感が強い状況が続いている。そのため、あらゆるリスク要因を勘案のうえ、2023年3月期第2四半期中に、通期業績予想が精査される予定だ。

東京海上HLDG<8766>――保険事業を主軸としたグループ企業

東京海上HLDG
生命保険や金融事業等4つのセグメントを主軸としてサービスの提供を行う企業。マーケットの拡大や事業投資に意欲的であるほか、保険業での収益増加に取り組む。

2023年3月期第1四半期の正味収入保険料は、国内の火災保険料率改定や新種の販売拡大、海外での堅調なレートアップや販売拡大などによって増収となった。

近藤真理

同社は現在サスティナブルな取り組みに注力しています。リスク分散による収益増加のほか、株主還元にも力を入れていく方針です。万が一に備えた保険だけでなくフィービジネスも拡大予定です。

2023年3月期
予想1株あたり年間配当金
配当利回り
(2022/9/9終値基準)
株主優待
300円 3.87% なし
国内外の保険料収入の増収が順調なので、今後の成長性にも期待がもてます。2022年に入ってからは株価が7,000円前後で推移しており高めですが、配当利回りも高いので、ミニ株を活用して将来的な資産形成に活かすことができるでしょう。

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住友金属鉱山<5713>――創業430年住友グループに属する非鉄金属企業

住友金属鉱山
14の国と地域に8つの鉱山と9つの製錬所を持つ企業。金、銅、ニッケル、亜鉛といった非鉄金属に強いのが特徴で、資源開発に加えて機能性材料の製造・販売なども手掛けている。近年は、車載電池向け正極材の需要拡大に対応すべく、新工場を建設するなど、増産体制をとっている。

2023年月期第1四半期は、銅やニッケル価格の上昇や、電動自動車用車載電池部品の需要増などの恩恵も受けて、大幅な増益となった。こうした状況を受けて、2023年3月期通期の連結予想業績を上方修正している。

2023年3月期
予想1株あたり年間配当金
配当利回り
(2022/9/9終値基準)
株主優待
175円 4.02% なし
堅調な業績と非鉄金属価格の上昇により、2022年1月以来、株価は上昇トレンドに入っています。今後、急激に円高に振れる、あるいは非鉄金属価格が下落するような事態が起これば、業績とともに株価も大幅に下がるリスクがあります。配当目的の投資以外の場合は、注意したほうがよいでしょう。

MS&ADインシュアランスHD<8725>――日本の3大損保の一角

MS&ADインシュアランスHD
三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、三井ダイレクト損保など、三井系の保険会社を中心とする金融グループ。

2023年3月期第1四半期は、保険料収益は微増ながら、国内損保で6月雹(ひょう)災や交通量の回復による自動車保険の支払いが増加し、国内生保でも新型コロナウイルスの給付金請求が増加するなどの要因から、純利益が減少した。

2023年3月期
予想1株あたり年間配当金
配当利回り
(2022/9/9終値基準)
株主優待 ※1
185円 4.45% なし
歴史ある三井系保険会社を中心としたグループという安心感に加えて、ほどよい成長性も見込めます。さらに、高配当利回りなので、保有中に為替変動があっても気にせず、腰を据えて長期保有してよいでしょう。

ファナック<6954>――日本を代表する工作機械メーカー

ファナック
FA(ファクトリーオートメーション)やロボット、ロボマシンの製造が主な事業であり、この分野では国内あるいは世界有数の有力企業である。もともとは富士通<6702> のNC(数値制御)だったが、1972年に分離独立した。

2023年3月期第1四半期は、ロボットの受注が好調で前年同期同様に過去最高を更新したが、原材料高などの影響を受けて、営業利益は前年同期比減となった。

2023年3月期
予想1株あたり年間配当金
配当利回り
(2022/9/9終値基準)
株主優待
558.2円 2.43% なし
※2022年3月期の予想年間配当金が非公表なので、2021年3月期の実績値として、配当利回りを算出した

4.ミニ株(単元未満株)おすすめ証券会社10選
(画像=SBI証券)

2021年以降に下落基調にあった株価は、2022年夏に入って反転。FA分野では優位性があり、今後の成長性にも期待できるので、投資する価値はあるが、2万円超の値がさ株なので、高値圏に入る前に購入できるのが理想である。

豊田通商<8015>―――トヨタグループの総合商社

豊田通商
トヨタ自動車系列の総合商社であり、営業利益の7割が自動車関連事業を占めている。

自動車販売が堅調なトヨタ自動車向けの部品、金属、半導体などの販売が拡大している。注力しているアフリカ市場でも新車販売が上向きで、再生エネルギー関連の販売も堅調。円安も追い風になり、2023年3月期第1四半期の営業利益は伸長した。

2023年3月期
予想1株あたり年間配当金
配当利回り
(2022/9/9終値基準)
株主優待
162~170円 3.25% なし
5.ミニ株(単元未満株)おすすめ証券会社10選
(画像=SBI証券)
トヨタ自動車関連事業が多いため、安心感があります。ただし、2030年までに再生エネルギー車載用電池向けの大型投資が予定されているため、利益率が下がる可能性があります。株価は高値圏で保ち合い状態になっているので、今後の株価推移を見極めてからの投資が無難かもしれません。

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エーザイ<4523>――がん関連領域に注力する医薬品会社

エーザイ
がん治療薬や抗がん剤などのがん関連領域への注力を中長期的な方針として打ち出している。抗がん剤の「レンビマ」と「ハラヴェン」の販売が引き続いて伸長している。抗てんかん剤「フィコンバ」も手掛けており、販売好調な主力商品が連結業績の押上げに寄与している。

2022年3月期の業績は好調で、増収増益で着地したものの、2023年3月期に入ると、ウクライナ情勢や各国の一層の金融引き締め、原材料高などの理由によって、事業環境の先行き不透明感が強くなっている。

2023年3月期
予想1株あたり年間配当金
配当利回り
(2022/9/9終値基準)
株主優待
160円 2.71% なし
6.ミニ株(単元未満株)おすすめ証券会社10選
(画像=SBI証券)
2022年9月現在では、株価が底を打ったと見ることもできますが、原材料高などのリスク要因がどの程度業績や株価に影響を及ぼすか見通せません。購入を予定しているならば、慎重に投資判断を下してください。

京セラ<6971>――ファインセラミックをはじめとする電子部品大手

京セラ
1959年にファインセラミックメーカーとして創業した。現在は、素材、部品、機器、ネットワーク事業など、幅広い領域でグローバルに事業展開している。

2023年3月期第1四半期は、産業・車載用部品事業、半導体関連部品事業、電子部品事業、ソリューション事業、いずれも需要増となり、円安効果もあり前年同期に引き続いて最高益を打ち出した。

2023年3月期
予想1株あたり年間配当金
配当利回り
(2022/9/9終値基準)
株主優待 ※1
200円 2.47% 全株主対象:
自社およびグループ
会社指定製品・
サービスの優待価格販売
直近10年間を見ると、株価は緩やかに上昇しています。配当を長期にわたって受け取りながら、一層の株価上昇を待ってもよいかもしれません。1株保有でも株主優待が受けられる、希少な銘柄の一つです。

信越化学工業<4063>――世界シェア首位の半導体シリコンウエハメーカー

信越化学工業
塩化ビニル樹脂や半導体シリコンウエハのシェアは世界トップクラス。時価総額では、国内化学分野156社中、第1位の規模を誇る実力企業。

2023年3月期第1四半期は、需要増で半導体ウエハの増産により販売数量も伸長した。需要が高い米国住宅向け塩化ビニル樹脂や、車載向けケイ素樹脂も堅調で、前年同期に続いて過去最高の純利益となった。

2023年3月期
予想1株あたり年間配当金
配当利回り
(2022/9/9終値基準)
株主優待
450~550円 ※ 2.74% ※ なし
※予想配当利回りは、予想1株あたり年間配当金を450円として、2022/9/9終値1万6,450円で除したもの

7.ミニ株(単元未満株)おすすめ証券会社10選
(画像=SBI証券)
もともと値がさ株でしたが、2013年から株価が伸長しており、とりわけコロナ禍以降は1万円前後から2万円前後に高騰しています。業績は好調で、成長余力もあります。2022年に入ってから、株価が下落傾向にあるので、反転する前に投資判断を下せるよう、株価の推移を見極めましょう。株価が高いので、ミニ株の活用は効果的です。

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1株保有でも株主優待を受けられる銘柄10選 SBIホールディングスなど

2.ミニ株(単元未満株)におすすめの証券会社8口座を比較
(画像=琢也 栂/stock.adobe.com)

多くのミニ株は株主優待を受けられないが、中には、配当金はもちろんのこと、1株しか保有していなくても株主優待が受けられる銘柄がある。ここでは、配当金と株主優待のどちらも獲得できる、お得感のあるおすすめのミニ株10選を紹介しよう。

なお、対象銘柄を選択するにあたっては、予想配当利回りが高いものから順に10銘柄を選んだ。
※株主優待として、全株主にカレンダーだけをプレゼントする銘柄は除外した

1株で株主優待を受けられる銘柄一覧
会社名
<銘柄コード>
株価 ※1
2022/9/12終値
予想配当利回り
※2
予想1株あたり
年間配当金 ※1
NEW ART HOLDINGS<7638> 1,502円 6.6% 100円
SBIホールディングス
<8473> 
2,727円 5.50% 150円
上新電機<8173> 1,887円 3.97% 75円
リコー<7752> 1,124円 3.02% 34円
日本ケミファ<4539> 1,890円 2.65% 50円
京セラ<6971> 8,086円 2.47% 200円
松風<7979> 2,319円 1.68% 39円
三菱マテリアル<5711> 2,057円 2.43% 50円
ニップン<2001> 1,566円 2.43% 38円
ダイドーグループ
ホールディングス<2590>
4,695円 1.28% 60円
※1,株価は2022年9月12日終値。予想1株あたり年間配当金はSBI証券の個別銘柄詳細情報を参照した。
※2,予想配当利回りは「予想1株あたり年間配当金÷2022年9月12日終値×100」で算出した

NEW ART HOLDINGS<7638>――エステティックサロンも運営するブライダルジュエリー会社

NEW ART HOLDINGS
主力のダイヤモンド専門店「銀座ダイヤモンドシライシ」や「エクセルコダイヤモンド」を運営するジュエリー・アート事業、エステティックサロン「ラ・パルレ」の運営をはじめとするヘルス&ビューティー事業などを手掛けている。海外にも事業を展開している。

2023年3月期は前年度より出店数が増加する一方で、退店数は前年度同様に0を予定している。既存店の客足も戻りつつあり、過去最高に近い売上高を見込んでいる。

株主優待
・権利確定月:3月、9月
・優待内容:1株以上保有する全株主対象
① 買物優待カード(マリッジリング15%割引、他商品20%割引)
② 買物優待カード(エステサービス契約時特典)
③ 自社グループ会社のオリジナル・ゴルフ用品購入時20%割引
④ 「軽井沢ニューアートミュージアム」無料観覧券
近藤真理

株主優待では、ブライダルジュエリーの割引だけでなく、グループ会社が販売するゴルフ用品の割引特典もある。

SBIホールディングス<8473>――金融・投資・バイオ系を手掛ける持株会社

SBIホールディングス
「SBI証券」「住信SBIネット銀行」「SBIアラプロモ」など、40を超えるグループ企業を持つ持株会社。証券や銀行、保険といったイメージが強いが、バイオやメディカル分野への進出も果たしている。

2022年3月期は新生銀行が傘下入り。中核のSBI証券の業績は横ばいながら、傘下の韓国貯蓄銀行は引き続き好調。2023年3月期も積極的なM&Aで事業規模の拡大を図る。

株主優待
・権利確定月:3月
・優待内容:
① 1株保有…子会社が販売する健康補助食品や化粧品などを、50%割引で購入できる割引購入申込券1枚
② 100株以上保有…1万4,520円相当の自社子会社商品(サプリメント)あるいは2,000円相当のクーポンコード
近藤真理

1株だけの保有でも子会社商品が50%割引になるので、かなり安く購入できます。さらに、配当利回りも高く、長期にわたって保有するとメリットが大きくなります。100株以上保有すれば、総額1万円以上の自社商品がもらえるのでお得です。

SBI証券の詳細を見る
(公式サイト)

上新電機<8173>――家電量販店大手

上新電機
関西地盤の家電量販店。家電・コンピュータ小売り業界13社のうち、時価総額で第6位の規模である。家電以外にも、PC、ソフト、玩具の専門店も展開している。

2022年3月期は、コロナ禍の巣ごもり特需終息後も、白物家電を中心とした買い替え需要によって安定的に売上げを確保した。2022年秋には大阪・日本橋の旗艦店がリニューアルオープンする。コアな客層を狙った販売戦略で増収に期待。

株主優待
・権利確定月:3月、9月
・優待内容:
① 全株主(ミニ株株主を含む)…5,000円相当(200円×25枚)の買物優待券
② 100株以上を保有…株数に応じた枚数の買物優待券
近藤真理

株価が2,000円程度の同社株式を1株保有するだけで、1年に1万円相当の優待券がもらえるため、コストパフォーマンスが良いです。

リコー<7752>――複合機やデジタルカメラの認知度が高い事務機器・光学機器メーカー

リコー
デジタルカメラや複合機で知られる国内有数の事務機器・光学機器メーカー。オフィスプリンティングやオフィスサービスといった事務機器関連サービスに強みをもつ。

2022年3月期はオフィス回帰が進み、主力の複合機の販売が伸長し、消耗品の売上も回復、商用印刷も黒字回復したため、連結業績は大幅営業増益となった。

株主優待
・権利確定月:3月、9月
・優待内容:ミニ株株主を含む全株主に対して、自社製品(カメラ等)を特別価格で販売
近藤真理

1株保有するだけで、リコーの高機能カメラを特別価格で購入できます。1株1,000円前後の投資額ですむため、リコーカメラファンなら持っていて損はない銘柄です。

日本ケミファ<4539>――新薬とジェネリック医薬品の両方に注力する製薬会社

日本ケミファ
新薬とジェネリック医薬品の両方を取り扱うが、ジェネリックは同社の売上高の8割超を占める。医療用医薬品および臨床検査薬の製造・販売・輸出を行うとともに、健康医療関連の事業も手掛ける。

2022年3月期は、主力のジェネリック医薬品の販売は順調であったものの、毎年の薬価改定と研究開発費負担が大きく、営業利益が大きく落ち込んだ。

株主優待
・権利確定月:3月、9月
・優待内容:自社ヘルスケア商品(ハンドクリーム、化粧品、健康食品等)の割引販売
近藤真理

製薬会社が作る、安全性に優れたヘルスケア商品を割安に購入できるのが魅力です。株価が底値圏にあると考えられるので、割安に購入できるタイミングです。

京セラ<6971>――ミニ株でも株主優待を受けながらトップクラスの電子部品メーカーの株主になれる

京セラ
京都に本社を構える大手電子機器・電子部品メーカー。

「7,ミニ株(単元未満株)投資でおすすめの銘柄10選 成長性のある値がさ株は?武田薬品工業や三菱商事など」でも、成長力のある優良企業として京セラを紹介しているので、参照してほしい。

株主優待
・権利確定月:3月、9月
・優待内容:ミニ株株主を含む全株主に対して、自社製品あるいはグループ会社の指定製品またはサービスを優待価格で販売
近藤真理

1株保有で株主優待を受けられる希少性もさることながら、好配当利回りで、今後も成長性と株価上昇に期待が持てる、旨味の多い銘柄です。株価は5,000円を超えるので、ミニ株投資が威力を発揮します。

三菱マテリアル<5711>――三菱グループの非鉄金属メーカー

三菱マテリアル
非鉄金属材料やセメントなどの基礎素材から、自動車関連、半導体関連、電子製品、環境ビジネスまでを手掛け、グループ企業は200社を超える。

2023年3月期第1四半期は、銅地金などの金属や基礎素材の生産量は前年度比増だったが、エネルギーコストが収益を圧迫しが、円安進行の影響により、増収増益となった。

株主優待
・権利確定月:3月、9月
・優待内容:
① 「マイ・ゴールド・パートナー」の金またはプラチナの購入と売却で1gあたり5円優待
② 「マイ・ゴールド・パートナー」の銀の購入と売却で1㎏あたり100円優待
③ 金地金の購入、売却で1gあたり5円優待
④ 金貨購入で1オンスあたり160円優待
⑤ 自社グループ会社運営の観光坑道を無料で利用
近藤真理

「有事の際の金」を資産ポートフォリオに組み入れる予定があるなら、事前に同社の株式を1株でも保有しておけば、お得に商品を購入・売却できるのでおすすめです。

ニップン<2001>――日本最古参の製粉会社

ニップン
国内業界第2位の老舗製粉会社。製粉事業の他に、食品事業も手掛けており、業務用主体ではあるが、家庭用のミックス粉、冷凍食品、加工食品の生産・販売も行っている。ヘルスケア事業やペットフード事業なども展開している。

2022年3月期は、生産能力増強効果で中食などの販売数量が伸びた。原料小麦高にともなう製品の値上げを順次行っているが、製品価格への転嫁が遅れ、広告宣伝費増などとあわせて、利益を圧迫している。

松風<7979>――歯科材料・器具の大手メーカー

松風(しょうふう)
デンタル関連が売上高の約9割を占めており、国内では人工歯や研削材のシェアが高い。米欧中など、海外にも積極的に事業展開しており、アジア圏などに製造拠点をもっている。

2022年3月期以降、デンタル関連(ネイル関連)製品のWEB販売が拡大し、利益拡大に寄与している。米国、中国市場の売上も大幅に伸長している。海外の生産拠点を活用し、円安の恩恵を受けている。ただし、新製品の開発費や人件費などの費用負担は重い。

株主優待
・権利確定月:3月、9月
・優待内容:
【ミニ株株主を含む全株主対象】
3月…自社製品(薬用液体ハミガキ等)の優待価格販売
9月…自社グループ製品(ネイル製品)の優待価格販売
【100株以上保有株主対象】
3月…3,960円相当の自社製品(薬用ハミガキセット、マスク)
近藤真理

歯科材料・器具のプロフェッショナルが提供する歯科衛生品を割安で購入できるので、歯科衛生に関心の高い人にはおすすめです。

ダイドーグループホールディングス<2590>――自動販売機の缶コーヒーでお馴染みの会社

ダイドーグループホールディングス
売上高の8割が自動販売機による飲料販売が占めている。海外でも事業展開しているが、全体の7割超が国内向け。販売する飲料の大半はコーヒー飲料である。

2022年1月期は、人流回復に伴って、主力の自販機の売上は増加した。一方で、アルミ缶やコーヒー豆などの原材料費の高騰により粗利率が悪化。前年比で営業利益が大きく減少した。

株主優待
・権利確定月:1月20日、7月20日
・優待内容:
【1株以上保有】自社グループ商品の優待価格販売
【100株以上保有】
1月…6,000円相当の株主優待品(6カ月以上継続保有した株主)
7月…記念品(継続保有が5年を超えた年の1回だけ)
近藤真理

ダイドーの缶コーヒーを好んで日常的に飲む人には、安く購入できるのでおすすめです。100株まで買い増せば、6,000円分の株主優待品がもらえるのも大きな魅力です。


証券会社 取引手数料、または
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1 LINE証券 【いちかぶ】※スプレッド制 夜間取引も
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8 野村證券 オンライン
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10 ネオモバ 0~50万円→220円 Tポイントで投資可能
~300万円→1,100円
~500万円→3,300円
~1,000万円→5,500円
※買付の際の株価と売却の際の株価が異なる「スプレッド制」
LINE証券SBI証券マネックス証券日興フロッギーCONNECTauカブコム証券岡三オンライン証券野村證券PayPay証券SBIネオモバイル証券の公式ホームページをもとに筆者作成(2022年9月6日現在)

ミニ株の始め方は?

ミニ株(単元未満株)におすすめの証券会社
(画像=編集部作成)

ミニ株(単元未満株)の始め方について手順を見てみよう。今回はSBI証券で口座開設し、そのまま購入までを解説する。

  • 「口座開設」より申込み
  • メールアドレスを登録
  • 必要事項を入力
  • 本人確認書類の提出
  • 情報登録
  • ログイン後、入金・購入

まず、口座開設申込みより、メールアドレスを登録する。

13.ミニ株(単元未満株)におすすめの証券会社8口座を比較!

届いたメールから、申込みフォームへアクセスして必要事項を入力していく。

氏名、住所、職業、NISAの選択、住信SBIネット銀行への同時申込みなどを選択する。

14.ミニ株(単元未満株)におすすめの証券会社8口座を比較!

注意しておきたいのが、この申込み完了画面で必ずユーザーネームとログインパスワードのメモを取っておくことだ。

ファイルで保存、印刷の2種類の方法が表示されるが、どちらも取り扱いには注意したい。

15.ミニ株(単元未満株)におすすめの証券会社8口座を比較!

ユーザーネームとログインパスワードを使ってログインしたら、そのまま本人確認書類を提出しよう。

本人確認書類は、マイナンバーカードもしくは通知カード、マイナンバー記載の住民票が必要だ。

通知カードを使う場合、これとは別に運転免許証や各種健康保険証などの書類を用意しよう。

16.ミニ株(単元未満株)におすすめの証券会社8口座を比較!

ここからは、スマートフォンに引き継ぐ。

各書類の写真と、本人確認のための顔写真を撮影し、提出する。

終わると審査が始まるので、次は職業などの情報登録をしておこう。

出金先の銀行口座、手数料がどのようにかかるか、取引スタイルによって2プランから選べる。

情報登録が終わったら、審査終了後に再度ログインし、入金する。

即時入金、リアルタイム入金やゆうちょ銀行からの振替入金は手数料無料だ。(出典=SBI証券

17.ミニ株(単元未満株)におすすめの証券会社8口座を比較!

「単元未満株」を選択して、目当ての銘柄を購入しよう。

18.ミニ株(単元未満株)におすすめの証券会社8口座を比較!

ミニ株(単元未満株)のデメリット・注意点は?少額投資、手数料には要注意

3.ミニ株(単元未満株)におすすめの証券会社8口座を比較
(画像=琢也 栂/stock.adobe.com)

デメリットもあるのでしっかりと把握しておきたい。

ミニ株制度の注意点・デメリット
  • 手数料が割高になりやすい
  • また売買のタイミングが制限される

ミニ株(単元未満株)は手数料が割高になりやすい

少額で購入できる分、手数料の比率が高くなりやすい。一般的には購入するたびに売買手数料が発生するため、手数料が割高にならないよう銘柄や買付単価、株数を調整したい。

近藤真理

ネット証券によって手数料は違うので、公式サイトでしっかりと確認しましょう。

売買のタイミングが制限される

証券会社によって違いがあるが、注文の翌日に約定するなど、通常の株式取引と違い取引時間中であればいつでも約定するわけではない。

近藤真理

議決権がないというのも、株主総会に出席したいという人にとっては欠点と感じるかもしれません。

ミニ株(単元未満株)でよくある11のQ&A

ミニ株は何株から?
一般的に「ミニ株」と呼ばれるのは「単元未満株」のこと。単元株(100株)未満の1株~99株の株数を指す。証券会社によって、「ミニ株=単元未満株」取引サービスの名称は違っているが、このサービスでは、1株以上1株単位で、一度に99株まで売買できる。なお、単元未満株を購入できず、買取請求のみ対応している証券会社もあるので注意したい。なお、楽天証券での取り扱いは「買取請求」のみ可能だ。
ミニ株は何円から投資できるの?
1株単位で売買できることが多い(1株につき数百円~数万円)。この場合、取引に必要になるのは、①あるいは②の金額である。①証券会社が提示する基準価格に、スプレッドを加減算した金額(LINE証券、CONNECT)、②一定の時間の東証取引価格を約定価格として、所定の料率で算出された取引手数料を約定価格に上乗せした金額(SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券、岡三オンライン証券、野村證券)。また証券会社によっては、③④のような場合もある。③1,000円以上の金額指定で、特定の銘柄を買付ける(日興フロッギー、PayPay証券)、④1カ月の約定代金合計額によって月額サービス利用料が定められている(SBIネオモバイル証券)。単元未満株取引サービスでは最低手数料を設定している証券会社もあるので、少額取引の際にはあらかじめ確認しておこう。
ミニ株(単元未満株)とは?
単元未満=100株以下でも購入できるサービスの名称。最低取引単位は証券会社によって異なるが、1株から売買できることも多い。
ミニ株がおすすめである理由とは?
少ない資金でも投資ができるのが最大のメリット。少額投資が可能なので銘柄選びの面でも、購入タイミングの面でも分散投資がしやすいことが利点だ。
ミニ株投資ができるおすすめのネット証券は?
SBIネオモバイル証券、LINE証券が代表的。スマホだけで口座開設できるのも手軽。他にもSBI証券、マネックス証券、日興フロッギー、岡三オンライン証券、野村證券、大和証券CONNECTでミニ株投資が可能だ。
ミニ株でも株主優待を受けることはできる?
ほとんどの企業では単元株主でないと株主優待は受け取れない。だが単元未満株保有株主に対しても株主優待を用意している企業は少ないが存在する。
1株しか保有していなくても株主優待を受けられる企業は?
よく知られた企業では、京セラ、リコー、SBIホールディングスなどが単元未満株保有で株主優待を受け取れる。特別価格で商品購入ができる株主優待を用意している企業が多い。
ミニ株はどんな人におすすめ?
少額から株式投資を始められるため、投資初心者や手元の資金が少ない人にはおすすめ。銘柄選択の幅が広がるだろう。
ミニ株のメリットは?
最大のメリットは、投資可能資金が少ない人でも、1株分あるいは1,000円程度の低額で株式を購入し、配当を受け取ることができること。保有する銘柄が値上がりすれば、売却益も獲得できる。1株あたりの投資金額が少額ですむので、複数銘柄のミニ株を組み合わせてポートフォリオを組成して、少額ながら資産分散することも可能だ。
ミニ株のデメリットは?
投資金額が小さいので、配当を受け取ることができても、あるいは売却益を得られても、必然的に利益も小さいことがもっとも気になるデメリットだ。また、株主優待制度が設けられている銘柄でも、ミニ株だと株主優待を受けられない場合が大半であることもデメリットになる。ただし、1株保有しているだけでも、株主優待を受けられる銘柄も少なからずある。興味のある人は、上記の『8,1株保有でも株主優待を受けられる銘柄10選 SBIホールディングスなど』を参照してほしい。
ミニ株投資では、どの証券会社を使えばいい?
証券会社によって、手数料体系(スプレッド式、1注文あたり取引手数料、月額定額料金)、取扱銘柄数、約定タイミングなどが異なる。今回紹介した証券会社10社のサービスを比較して、自分の投資頻度や投資可能額、投資できる時間帯などと照らし合わせて、使い勝手のよい証券会社を選んでほしい。

近藤真理
執筆・近藤真理
南山大学外国語学部卒業。野村證券の引受部門で勤務後、ビジネス系翻訳や工業系翻訳業務に従事。
2013年より、総合証券とネット証券を使い分けながら、資産運用を開始。2017年から各種WEBサイトのフリーライターとして活動、現在は経済金融系記事を中心に執筆している。

■保有資格
証券外務員一種、二種
投資診断士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者
南山大学外国語学部卒業。野村證券の引受部門で勤務後、ビジネス系翻訳や工業系翻訳業務に従事。
2013年より、総合証券とネット証券を使い分けながら、資産運用を開始。2017年から各種WEBサイトのフリーライターとして活動、現在は経済金融系記事を中心に執筆している。
■保有資格
証券外務員一種、二種
投資診断士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者

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