現在、ネット証券を中心に単元未満でも株が購入できる「ミニ株」という少額投資サービスが展開されている。これは「株式投資で、買いたい銘柄があっても資金が足らず購入できない……」という悩みを解決してくれるもの。日本の有名企業の株式でも、少ない元手で購入できるこのサービスはどのようなものなのだろうか。
- ミニ株とは100株未満でも株が購入できる単元未満株投資サービスのこと
- ミニ株は資金が少ない人や株式投資初心者におすすめ!
- ミニ株の保有でも株主優待を受けられる銘柄もある
- ミニ株のデメリットは割高な手数料や売買タイミングが制限されること
- ミニ株が買えるおすすめ証券会社はLINE証券・SBI証券・マネックス証券
目次
- 1,ミニ株(単元未満株)はどんな人におすすめ?
- 2,ミニ株とは単元株未満でも購入できる少額投資サービス
- 3,ミニ株の5つのメリット 投資初心者におすすめの理由とは?
- 4,ミニ株(単元未満株)投資ができるおすすめ証券会社を徹底比較!気になる手数料は?
- 5,ミニ株(単元未満株)の株主の権利、配当や株主優待はどうなる?
- 6,ミニ株(単元未満株)投資なら挑戦できる!おすすめの有名銘柄8選 オリエンタルランド、キーエンスなど
- 7,ミニ株(単元未満株)投資でおすすめの銘柄10選 成長性のある値がさ株は?アイシンや武田薬品工業など
- 8,1株保有でも株主優待を受けられる銘柄10選 SBIホールディングスなど
- 9,ミニ株(単元未満株)の始め方は?
- 10,実際にミニ株(単元未満株)取引をしている人の口コミ
- 11,ミニ株(単元未満株)の手数料は高い?
- 12,ミニ株(単元未満株)のデメリット・注意点は?少額投資、手数料には要注意
- 13,ミニ株(単元未満株)制度は投資初心者にもおすすめ
- 14,ミニ株(単元未満株)でよくある6つのQ&A
- 実際にミニ株(単元未満株)投資を始めてみる
1,ミニ株(単元未満株)はどんな人におすすめ?

ミニ株(単元未満株)のメリットは、1株でも保有していれば保有数に応じた配当金がもらえることや、分散投資につながることだ。
1株ずつさまざまな銘柄に投資できるため、値動きの異なる銘柄に少しずつ投資すれば価格変動のリスクを抑えられる。
LINE証券やSBI証券など、スマホアプリに対応する証券会社を利用すれば気軽に取引も可能だ。
ミニ株(単元未満株)は単元株に比べて手数料が高いがLINE証券とマネックス証券は手数料が比較的安めでおすすめの証券会社だ。

数百円から数千円で株取引を始めたい人には、最低手数料のないLINE証券や日興フロッギー証券、CONNECTが便利です。
2,ミニ株とは単元株未満でも購入できる少額投資サービス

現在の日本の株式市場では、最低売買単位が100株というのが一般的だ。ということは1株1,000円の銘柄の場合、最低でも10万円の資金が必要になる。
中には1株1万円を超える銘柄もある。そのような株を購入するには100万円が必要だ。

資金が潤沢にある投資家は問題ないが、少額で株式投資をしている人には株価の高い銘柄を購入するのはハードルが高いでしょう。そんなときに役立つのがミニ株です。
ミニ株は証券会社が独自で提供するサービスだ。2022年2月現在では、単元未満株サービスとして1株から売買できる証券会社から、株数指定ではなく金額指定で株式を購入できる証券会社まで、工夫を凝らしたさまざまな少額投資サービスが展開されている。
トヨタ自動車 <7203> |
100株 (1単元) |
10株 (ミニ株) |
1株 (ミニ株) |
---|---|---|---|
最低購入額 | 21万8,400円 | 2万1,840円 | 2,184円 |
ミニ株とは、本来多額の購入資金が必要な銘柄が少額で購入できる便利なサービスなのだ。
3,ミニ株の5つのメリット 投資初心者におすすめの理由とは?

ミニ株は通常の株式投資よりもリスクを抑えながら投資できるため、投資初心者にもおすすめだ。
メリット1,少額から投資できる
株価3,000円の銘柄に投資する場合、100株単位の通常の株式売買では、30万円なければ投資できない。
ミニ株であれば、1株3,000円から売買できるため、投資のハードルは大きく下がる。
ミニ株であれば、いわゆる「値がさ株」にも投資しやすい。
メリット2,投資額(株数)を調整しやすい
株式投資額を調整しやすいのも、ミニ株のメリットだ。
メリット3,分散投資しやすい
ミニ株は資金が少ない場合でも複数の銘柄に分散投資しやすい。
また、運用成績を安定させるには、定額積立投資による「時間」の分散も有効だ。
定額積立投資では、一定額ずつ定期的に購入することで、株価が安い時には多く、高い時には少なく商品を購入することになる。

定額積立投資では、購入価格が平均化されることで運用が安定します。
メリット4.配当金を受け取れる
株式投資で得られる利益には、株の売買による利益(キャピタルゲイン)のほか、株を保有して得られる配当金(インカムゲイン)がある。

株主優待については、1株でも保有していれば優待品を受け取れる銘柄もあります。しかしほとんどの銘柄は100株、あるいはそれ以上の保有を要件としており、1株しか保有していないと株主優待が受けられないことも多いので注意しましょう。
メリット5,アプリ対応の証券会社ならスマホで簡単に取引ができる
ミニ株(単元未満株)取引に対応したスマホアプリを提供する証券会社も増え、画面をタップするだけで簡単に取引できる。

例えば、LINE証券では、取引所が閉まっている17時から21時までの時間帯にも、1株単位のリアルタイム取引サービスを提供しています(※LINE証券のホームページより)。
- LINE証券(「LINE」アプリ)
- SBI証券(「SBI証券」 株アプリ)
- マネックス証券(「ferci」アプリ)
- auカブコム証券(スマートフォン専用サイト)
- CONNECT(「CONNECT」アプリ)
※LINE証券、SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券、CONNECTのホームページより
ミニ株は株や投資の経験がない初心者の実践勉強としてもおすすめ
株式投資に慣れるには実戦が不可欠だが、初心者がいきなり大金を投資するのはリスクが高い。
少額から投資できるミニ株(単元未満株)は、リスクを抑えながら実践経験を積むのにもおすすめだ。

ミニ株で株デビューを果たす人も多くいます。投資に興味があれば、まずはリスクの低いミニ株から初めてみるのもおすすめです。
4,ミニ株(単元未満株)投資ができるおすすめ証券会社を徹底比較!気になる手数料は?
次に、ミニ株(単元未満株)サービスを導入しているネット取引専用口座を8つ紹介しよう。
今回紹介するネット証券は、いずれも1株単位から売買できる。
1,LINE証券――「いちかぶ」なら、リアルタイム注文・約定や夜間取引もできる

LINE証券の特徴
- 手数料が安い
- 使い慣れたLINE公式アカウントを利用できる
- 独自の「株のタイムセール」も。
LINE証券では、LINEと野村ホールディングスが共同開発したスマホ投資サービスを提供している。
LINE証券のミニ株取引サービス「いちかぶ」は、同社が指定する日本の有名企業の株式を1株単位で売買できる単元未満株取引だ。単元未満株を夜間取引できるのはLINE証券だけである。
1注文ごとの手数料は発生せず、LINE証券が基準価格にあらかじめ所定のスプレッド(差額)を上乗せして価格を提示する。
LINE証券には指定の株が割引価格で買える「株のタイムセール」という制度もある。タイムセール中に買った株を次の日には売れるという魅力的な制度だ。
銘柄検索には、各種ランキングや連続増配、高配当利回り、テーマ銘柄情報を利用できるが、それ以外にも、割安ランキング、好業績予想、連続最高益などのカテゴリーから銘柄を探すこともできる。
取引できる時間帯は、日中取引が9時から14時50分(昼の一部時間除く)まで、夜間取引が17時から21時までとなっている。

LINEアプリから口座開設と株の売買が行えるので、手軽にミニ株投資を始めたいならLINE証券で口座開設してみるのもおすすめです。
さらに今なら、簡単なクイズに正解するだけで3株分の購入代金をプレゼントするキャンペーンも開催している。
売買単位 | 1株単位 |
---|---|
注文受付時間 | 【日中取引】 9時から11時20分まで 11時30分から12時20分まで 12時30分から14時50分まで 【夜間取引】 17時から21時まで |
約定 | 注文後、即時約定 |
手数料 | なし ※基準価格に取引コストであるスプレッド (日中取引は0.2~1%、夜間取引は1%)を 加減算して、約定代金を提示 |
取扱銘柄 | 同社が指定する日本の有名企業 |
2,SBI証券――1株から購入できる「S株」(単元未満株サービス)

SBI証券では、単元未満株(S株) という名称でミニ株を取り扱っている。100株単位の銘柄も1株単位で購入できるのが特徴だ。
S株の注文は24時間いつでも可能だが、東証上場銘柄の約定は前場始値、後場始値、後場終値の1日3回だ。
手数料は、買付時は実質無料(全額キャッシュバック)、売却時はS株の約定代金×0.550%(税込)、最低手数料は55円(税込)となっている。
取扱銘柄は、東証(1部・2部・マザーズ・JASDAQ)上場銘柄で、名証、福証、札証の銘柄は売却のみ可能となっている。

SBI証券で少額投資を始めるなら、NISA口座がおすすめです。NISA口座なら国内株式の取引手数料が無料で、年間の投資金額が120万円までは利益への税金もかかりません。
売買単位 | 1株単位 |
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注文受付時間 | 24時間 |
約定タイミング | 1日3回 (前場始値、後場始値、後場終値) |
手数料 | ・買付時 実質無料(全額キャッシュバック) ・売却時 約定代金×0.55%(税込) 最低手数料は55円(税込) |
取扱銘柄 | 東証上場銘柄 |
取扱銘柄(売却のみ) | 名証、福証、札証上場銘柄 |
3,マネックス証券――「ワン株」で単元未満株の少額投資

マネックス証券では、ワン株(単元未満株サービス)の名称でミニ株を取り扱っている。こちらも100株単位の銘柄が1株から購入できる。
注文時間は17時から翌日11時30分までであり、1日1回後場始値で約定する。
手数料は無料だ。
取扱銘柄は東証、名証の上場銘柄で、福証、札証の銘柄は売却のみ可能となっている。
売買単位 | 1株単位 |
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注文受付時間 | ・東証銘柄 17時から翌日11時30分まで ・東証銘柄以外 15時40分から翌日11時30分まで |
約定タイミング | 1日1回 (後場始値) |
手数料(税込) | ・買付時―無料 ・売却時―約定代金×0.55% (最低手数料52円) |
取扱銘柄 | 東証、名証上場銘柄 |
取扱銘柄(売却のみ) | 福証、札証上場銘柄 |
4,日興フロッギー――記事から株が買える、ミニ株(単元未満株)投資サービスの新形態

本サービスで扱うミニ株(単元未満株)取引は、基本的にSMBC日興証券イージートレード専用「キンカブ」(金額・株数指定取引)サービスであり、金額指定取引に限定して用いられている。
日興フロッギーに掲載されている記事には、関連する企業の情報やチャートが併記されており、各銘柄のチャートから直接株式の売買注文を出すことができる。
取引手数料は無料だが、基準価格にスプレッドを加味して約定代金を提示するスタイルである。ただし、1注文当たり100万円以下の買付注文ではスプレッドは無料だ。
売買単位 | 100円以上の金額指定 | ||
---|---|---|---|
注文受付時間 | 【前場注文】 前営業日16時から当日8時まで (2時から5時までは注文受付停止) 【後場注文】 当日8時から11時30分まで |
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約定 | 1日2回 (前場始値、後場始値) |
||
手数料 | なし ※基準価格に取引コストである スプレッドを上乗せして、約定代金を提示 |
||
概算注文金額 | スプレッド | ||
買付 | 売却 | ||
100万円以下 | 0.0% | 0.5% | |
100万円超 | 1.0% | 1.0% | |
取扱銘柄 | 東証に上場する個別銘柄、ETF、REIT |
5,CONNECT――1株から購入できる「ひな株」はNISAにも対応

「CONNECT」は、大和証券の新しい証券サービスだ。CONNECTの単元未満株式は「ひな株」と呼ばれており、300以上の国内有名企業の株をリアルタイムで注文できる。NISAにも対応している。
取引時間は平日の9:00~11:30と12:30~14:55で、その他の時間帯の注文は予約注文になる。なお、平日・土曜・祝日3:30~5:30、日曜3:30~7:30はメンテナンス時間ため、注文を受け付けていないので注意が必要だ。
ひな株では1注文ごとの手数料は発生しないが、購入の場合は株価に0.5%のスプレッドが上乗せされ、売却の場合は株価からスプレッドを差し引いた価格になる。
100株単位だと、手数料は0.033%になる。さらに毎月手数料無料クーポンが10枚配布されるので、1ヵ月の取引が10回以下の人は、実質無料で株の売買ができる。

アプリの操作方法や商品・サービスに関する疑問点は、チャットやライン、問い合わせフォームで質問できるので安心です。
売買単位 | 1株単位 |
---|---|
注文受付時間 | 【当日取引】 平日9時~11時30分、12時30分~14時55分 ※平日11時30分~12時30分は 後場寄付時に注文を執行 【注文不可】 平日・土曜・祝日3時30分~5時30分、 日曜3時30分~7時30分 ※その他の時間は予約注文 |
約定タイミング | 注文後、即時約定 |
手数料(税込) | なし ※基準価格に取引コストであるスプレッド (0.5%)を加減算して、約定価格を提示 |
取扱銘柄 | 東証、名証上場銘柄 |
取扱銘柄(売却のみ) | 日本の有名企業300社以上 |
6,auカブコム証券――Pontaポイント連携でプチ株投資

単元未満株は「プチ株」と呼ばれており、このサービスを利用することで、1株から99株の範囲、1株単位で、少額投資が可能になる。
プチ株の大きな特徴としては、ポイント投資と、プレミアム積立の買付手数料無料が挙げられる。
売買単位 | 1株単位 |
---|---|
注文受付時間 | 24時間 |
約定タイミング | 1日3回 0時01分~10時 当日後場始値 10時01分~23時 翌営業日前場始値 23時01分~24時 翌営業日後場始値 休日 翌営業日後場始値 |
手数料(税込) | 約定代金×0.55% (最低手数料52円) |
取扱銘柄 | 東証、名証上場銘柄 |
取扱銘柄(売却のみ) | 福証、札証上場銘柄 |
7,岡三オンライン証券――単元未満株を買い増して単元株にすることもできる

岡三オンライン証券のミニ株サービスは、単元未満株を1株から売買できるサービスだ。議決権の行使を除く株主権利が与えられて、単元未満株を買い増して単元株にすることもできる。
注文のタイミングによって、前場の寄り付きと後場の寄り付きのいずれかで約定する。
単元未満株サービスの手数料は1注文あたりの約定代金ごとに定められており、約定代金2万円までだと手数料は220円(税込)、3万円までは手数料330円、10万円までは660円となっている。
取扱銘柄は東証と名証の上場銘柄で、福証と札証の銘柄は売却しかできない。
売買単位 | 1株単位 | |
---|---|---|
注文受付時間 | 16時15分~翌営業日10時30分 | |
約定タイミング | 1日2回 16時15分~21時 翌営業日前場寄値 21時~0時 翌営業日後場寄値 0時~10時30分 当日後場寄値 休日 翌営業日後場寄値 |
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手数料 | 約定代金 | 手数料(税込) |
2万円以下 | 220円 | |
3万円以下 | 330円 | |
10万円以下 | 660円 | |
以降、10万円増加ごとに、660円ずつ加算 | ||
取扱銘柄 | 東証、名証上場銘柄 | |
取扱銘柄(売却のみ) | 福証、札証上場銘柄 |
8,野村證券――お得なオンラインサービスと信頼性の高い投資情報の相乗効果

野村證券が提供するミニ株(単元未満株)サービスは、「まめ株」である。顧客は富裕層が多いが、株式投資の初心者向けに設けられているサービスだ。総合証券である野村證券も、昨今は店舗に比べて手数料がお得なオンラインサービスに力を入れている。
オンラインサービスは、株式投資の初心者や日中多忙なビジネスパーソンを想定したサービス形態だ。野村證券では、まめ株もオンラインサービスの対象であり、投資を始めるのに最適な商品として位置付けられている。
野村證券のまめ株のオンラインサービス手数料は、ネット証券に比べるとやや高めに設定されている。

それにも増して、野村證券のまめ株で株式投資のスタートを切るメリットは、野村の豊富な投資情報が使い放題になることにあります。
売買単位 | 1株単位 |
---|---|
注文受付時間 | 1日1回 6時~14時 当日終値 15時35分~翌営業日2時 翌営業日終値 |
約定タイミング | 取引日の終値 |
手数料 | 1注文の約定代金×1.1000%(最低手数料550円) ※オンラインサービスの場合 |
取扱銘柄 | 東証、名証上場銘柄 |
取扱銘柄(売却のみ) | 福証、札証上場銘柄 |
5,ミニ株(単元未満株)の株主の権利、配当や株主優待はどうなる?

単元株の株主には、配当や株主優待の権利が付与される。それに対して単元未満株、通称ミニ株投資で、1株あるいは100株未満の株式を保有する株主の権利はどうなっているのだろうか。
ミニ株(単元未満株)でも配当を受け取れるのか?答えはYes
ミニ株1株であっても、保有していれば立派な株主である。
配当は、利益配当請求権に基づいて株主が受け取ることができる権利であり、たとえ保有株数が1株でも10株でも、配当を受ける権利は単元株と変わらない。そのため、保有する株数に応じた配当金を受け取ることができる。

配当と同じく、株式分割による割当も株主の権利です。単元未満株主に対しても保有株数に応じた株数が配分されることを覚えておきましょう。
ミニ株(単元未満株)の株主優待有無は企業次第
株主優待を実施している企業が、単元未満株主に対しても優待を実施していれば、株主優待サービスを受けることができる。ただし、実際に単元未満株主が株主優待を得られるケースは非常に少ない。
株主優待は、株主還元策の一環で上場企業が任意で設けている制度である。2022年2月22日現在、全市場に上場する個別銘柄3,880件のうち、株主優待制度を設けている企業は1,510件に過ぎない。
また、株主優待は株式を保有する単元株主に対する感謝の意や自社製品のプロモーションも兼ねており、単元株以上を保有する株主を対象にしている企業がほとんどだ。

単元未満株主に対しても株主優待を提供している企業は、少ないが存在しています。また、全株主を対象にした抽選で、施設見学会参加券やイベント観覧券をプレゼントしてくれる企業もあります。そのようなお得な企業を探してみるといいでしょう。
6,ミニ株(単元未満株)投資なら挑戦できる!おすすめの有名銘柄8選 オリエンタルランド、キーエンスなど

一単元だと高額になる銘柄もミニ株だと比較的手ごろな価格になるため、投資経験の少ない人でも購入しやすいだろう。
ここでは、時価総額が高く知名度のある企業の銘柄を紹介する。
ファーストリテイリング<9983>――ユニクロで世界進出を果たした急成長企業
2022年8月期第1四半期は、国内と中国ユニクロ事業は減収減益であったが、中国を除く海外市場では利益体質の改善によって大幅な増収増益となった。収益の柱が多様化したこともあり、グローバルでのユニクロ事業の業績は過去最高を更新した。
2021年8月期(実績) | 2022年8月期(予想) | |
---|---|---|
1株あたり年間配当金 | 480円 | 520円 |
配当利回り ※ | 0.75% | 0.81% |
株主優待 | なし | |
2022年2月21日終値 | 6万4,410円 |
任天堂<7974>――日経225にも採用される国内トップシェアのゲーム関連ハード・ソフトメーカー
ゲームソフトや有料コンテンツの売上げは堅調だが、長引く半導体部品などの供給不足がゲーム機生産に影響を及ぼし、2022年3月期決算は連続減益となる予想だ。
2021年3月期(実績) | 2022年3月期(予想) | |
---|---|---|
1株あたり年間配当金 | 2,220円 | 1,490円 |
配当利回り ※ | 3.74% | 2.54% |
株主優待 | なし | |
2022年2月21日終値 | 5万8,770円 |
オリエンタルランド<4661>――ディズニーリゾートの経営・運営を行う
2021年3月期はコロナ禍による救援や入場制限で減収が響いたが、2022年3月期は入場制限緩和効果などにより赤字幅が減少する見込み。
2021年3月期(実績) | 2022年3月期(予想) | |
---|---|---|
1株あたり年間配当金 | 26円 | 26円 |
配当利回り ※ | 0.12% | 0.12% |
株主優待 | 100株以上保有「株数に応じた 株主用1デーパスポート」 |
|
2022年2月21日終値 | 2万1,155円 |
資生堂<4911>――中国で爆発的大ヒットの化粧品メーカー
2021年12月期(実績) | 2022年12月期(予想) | |
---|---|---|
1株あたり年間配当金 | 40円 | 50円 |
配当利回り ※ | 0.59% | 0.74% |
株主優待 | 100株以上、1年以上保有 「株数に応じた金額の優待品」 |
|
2022年2月21日終値 | 6,746円 |
トヨタ自動車<7203>――日本最大の時価総額を誇る自動車メーカー
2022年3月期第2四半期の好業績に続いて、第3四半期までの累計連結業績は大幅増益となった。9月~10月の減産や資材高の影響も受けたが、好採算のSUVの売上拡大や円安が追い風となった。
2021年3月期(実績) | 2022年3月期(予想) | |
---|---|---|
1株あたり年間配当金 | 240円 | 未定 |
配当利回り ※ | 11.04% | ― |
株主優待 | なし | |
2022年2月21日終値 | 2,173円 |
ソニーグループ<6758>――グルーバルに事業展開する民生用エレクトロニクス国内最大手
2022年3月期第3四半期は、映画興行収入増、ストリーミングサービスの増収、モバイル機器向けイメージセンサーの販売数量増、ソニー生命の運用益増などの要因がグループ全体の業績を押し上げた。
2021年3月期(実績) | 2022年3月期(予想) | |
---|---|---|
1株あたり年間配当金 | 55円 | 65円 |
配当利回り ※ | 0.46% | 0.55% |
株主優待 | 100株以上保有 「株主特典クーポン」 |
|
2022年2月21日終値 | 1万1,890円 |
キーエンス<6861>――日本の代表的な値がさ株
食品・医薬品向けFAセンサーが堅調、自動車向けも国内外での需要回復により販売数量回復、さらに半導体業界活況も追い風になり、2022年3月期第2四半期の営業利益は過去最高を更新した。
2021年3月期(実績) | 2022年3月期(予想) | |
---|---|---|
1株あたり年間配当金 | 200円 | 200円 |
配当利回り ※ | 0.38% | 0.38% |
株主優待 | なし | |
2022年2月21日終値 | 5万2,500円 |
ニトリホールディングス<9843>――家具・インテリア製造販売の国内最大手
2022年2月期第3四半期までは、島忠のTOBによる増収効果が見られたものの、コロナ禍による店舗休業や、大雨、オリンピック開催などによる外出控えが、店舗売上減少とセグメント減収につながった。2022年2月期の連結業績予想は増収増益を据え置いている。
2021年2月期(実績) | 2022年2月期(予想) | |
---|---|---|
1株あたり年間配当金 | 123円 | 140円 |
配当利回り ※ | 0.74% | 0.85% |
株主優待 | 100株以上保有 「10%割引優待券5枚~」 |
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2022年2月21日終値 | 1万6,525円 |
なお、ここまで紹介した株式についてはすべてSBI証券で購入可能だ。

企業としての信頼性と取引のしやすさ、初心者向けのS株から上級者向けの先物オプション、CFDまで、誰もが安心して使える、なんでも揃うネット証券としておすすめです。
7,ミニ株(単元未満株)投資でおすすめの銘柄10選 成長性のある値がさ株は?アイシンや武田薬品工業など

実際にミニ株(単元未満株)投資を始める際は、単元未満株投資ならではのメリットを享受できる銘柄を選びたい。そこで、以下のような銘柄選定方針とスクリーニング条件を設定した。
• 中長期的に値上がり益を期待できる成長期待銘柄
• 配当金をしっかり受け取れる銘柄
• 予想長期成長率5%以上
• 予想配当利回り2.0%以上
SBI証券の国内スクリーニング機能を利用して、上記の条件で抽出された銘柄を、予想長期成長率の降順で並べ替え、株価が3,500円程度以上の上位10銘柄をピックアップした。
銘柄名<コード> | 2022/2/22終値 | 予想長期成長率 ※1 |
---|---|---|
武田薬品工業<4502> | 3,456円 | 155.70% |
三菱商事<8058> | 3,953円 | 70.10% |
東京海上HLDG<8766> | 6,878円 | 29.50% |
住友金属鉱山<5713> | 5,412円 | 27.30% |
MS&AD インシュアランスHD<8725> |
3,931円 | 26.50% |
ファナック<6954> | 2万1,415円 | 25.54% |
豊田通商<8015> | 4,860円 | 23.70% |
エーザイ<4523> | 5,665円 | 20.10% |
京セラ<6971> | 6,639円 | 19.81% |
信越化学工業<4063> | 1万7,175円 | 19.47% |
※2,上表は、SBI証券のスクリーニング結果(2022年2月22日終値基準)をもとに筆者が作成した
では、上記銘柄の詳細を見ていこう。
武田薬品工業<4502>――モデルナワクチンでも話題、国内製薬首位
主力商品である潰瘍性大腸炎薬「エンティビオ」の売上が好調。新型コロナウイルスワクチンの「モデルナ」も売上拡大に寄与している。
2022年3月期 ※1 予想1株あたり年間配当金 |
配当利回り ※2 (2022/2/22終値基準) |
株主優待 ※1 |
---|---|---|
180円 | 5.21% | なし |
※2,配当利回りは、「2022年3月期予想1株あたり年間配当金÷配当利回り(2022/2/22終値)×100」で算出した。以下の銘柄についても、同じ条件で配当利回りを算出した
三菱商事<8058>――国内総合商社最大手
新型コロナウイルスからの世界経済の回復や資源価格の高騰によって、2022年3月期第2四半期の業績は過去最高を更新した。
2022年3月期 予想1株あたり年間配当金 |
配当利回り (2022/2/22終値基準) |
株主優待 |
---|---|---|
142円 | 3.59% | なし |
東京海上HLDG<8766>――保険事業を主軸としたグループ企業

2022年3月期第2四半期の正味収入保険料は、国内の火災保険料率改定、海外での堅調なレートアップや販売拡大などによって増収となった。
2022年3月期通期の連結業績予報は上方修正した。

同社は現在サスティナブルな取り組みに注力しています。リスク分散による収益増加のほか、株主還元にも力を入れていく方針です。万が一に備えた保険だけでなくフィービジネスも拡大予定です。
2022年3月期 予想1株あたり年間配当金 |
配当利回り (2022/2/22終値基準) |
株主優待 |
---|---|---|
245円 | 3.56% | なし |
住友金属鉱山<5713>――創業430年住友グループに属する非鉄金属企業

2022年3月期第2四半期は世界経済の回復に合わせて、銅やニッケル価格が上昇した。電動自動車用車載電池部品の需要増などの恩恵も受けて、大幅な増益となった。
2022年3月期 予想1株あたり年間配当金 |
配当利回り (2022/2/22終値基準) |
株主優待 |
---|---|---|
180円 | 3.40% | なし |
MS&ADインシュアランスHD<8725>――日本の3大損保の一角
2022年3月期第1四半期は、国内生保、損保ともに各種保険の販売好調で増収、海外では料率引き上げや円安の影響で大幅増収となり、結果的に連結で2桁増益となった。
2022年3月期 ※1 予想1株あたり年間配当金 |
配当利回り ※2 (2022/2/22終値基準) |
株主優待 ※1 |
---|---|---|
160円 | 4.07% | なし |
ファナック<6954>――日本を代表する工作機械メーカー
コロナ禍からの回復基調にあり、2022年3月期第2四半期の連結業績は堅調であったが、半導体不足や中国市場の勢い鈍化の影響が受注高の頭打ちという形で表れつつある。
2022年3月期 予想1株あたり年間配当金 |
配当利回り (2022/2/22終値基準) |
株主優待 |
---|---|---|
294.05円 | 1.37% | なし |
豊田通商<8015>―――トヨタグループの総合商社


自動車販売が堅調なトヨタ自動車向けの部品、金属、半導体などの販売が拡大している。注力しているアフリカ市場でも新車販売が上向きで、2022年3月期第2四半期の連結業績は最高益を記録した。
2022年3月期 予想1株あたり年間配当金 |
配当利回り (2022/2/22終値基準) |
株主優待 |
---|---|---|
150円 | 3.09% | なし |
エーザイ<4523>――がん関連領域に注力する医薬品会社
アルツハイマー型認知症の治療薬「アデュカヌマブ」(米医薬品大手のバイオジェンと共同開発)が、2021年6月に、条件付きで米FDAの承認を受けたことで話題になった。
2022年3月期 ※1 予想1株あたり年間配当金 |
配当利回り ※2 (2022/2/22終値基準) |
株主優待 ※1 |
---|---|---|
160円 | 2.82% | なし |
京セラ<6971>――ファインセラミックをはじめとする電子部品大手
2022年3月期第2四半期は、産業・車載用部品事業、半導体関連部品事業、電子部品事業、ソリューション事業、いずれも需要増により増収となった。
半導体製造装置向け部品の需要拡大に対応するため、生産設備への投資を増強している。自動車や建築向け機械工具の需要も高く、売上が伸長している。
2022年3月期 ※1 予想1株あたり年間配当金 |
配当利回り ※2 (2022/2/22終値基準) |
株主優待 ※1 |
---|---|---|
180円 | 2.41% | 全株主対象: 自社およびグループ 会社指定製品・ サービスの優待価格販売 |
信越化学工業<4063>――世界シェア首位の半導体シリコンウエハメーカー
2022年3月期第2四半期は、需要増で半導体ウエハの増産により販売数量も伸長した。需要が高い米国住宅向け塩化ビニル樹脂や、車載向けケイ素樹脂も堅調。
2022年3月期 予想1株あたり年間配当金 |
配当利回り (2022/2/22終値基準) |
株主優待 |
---|---|---|
400円 | 2.33% | なし |
8,1株保有でも株主優待を受けられる銘柄10選 SBIホールディングスなど

多くのミニ株は株主優待を受けられないが、中には、配当金はもちろんのこと、1株しか保有していなくても株主優待が受けられる銘柄がある。ここでは、配当金と株主優待のどちらも獲得できる、お得感のあるおすすめのミニ株10選を紹介しよう。
なお、対象銘柄を選択するにあたっては、予想配当利回りが高いものから順に10銘柄を選んだ。
※株主優待として、全株主にカレンダーだけをプレゼントする銘柄は除外した
会社名 <銘柄コード> |
株価 ※1 2022/2/24終値 |
予想配当利回り ※1 |
予想1株あたり 年間配当金 |
---|---|---|---|
SBIホールディングス <8473> ※2 |
2,022円 | 3.99% | 120円 |
三菱マテリアル <5711> ※3 |
2,022円 | 3.96% | 80円 |
上新電機<8173> | 2,041円 | 3.67% | 75円 |
東光高岳<6617> | 1,421円 | 3.52% | 50円 |
リコー<7752> | 981円 | 2.65% | 26円 |
日本ケミファ<4539> | 2,015円 | 2.48% | 50円 |
京セラ<6971> | 6,492円 | 2.46% | 180円 |
松風<7979> | 1,713円 | 1.87% | 32円 |
ジャパンベストレスキュー システム<2453> |
1,002円 | 1.80% | 18円 |
ダイドーグループ ホールディングス<2590> |
5,160円 | 1.16% | 60円 |
※2,「SBIホールディングス」は、配当金予想が発表されていなかったため、2021年度の実績を記載
※3,2022年3月期の予想1株あたり年間配当金の内訳は、中間、期末ともに、普通配当金25円、特別配当金15円である
SBIホールディングス<8473>――金融・投資・バイオ系を手掛ける持株会社
2022年3月期第3四半期は、IPO引受、信託報酬、暗号資産などの金融事業収益の拡大や、アセットマネジメント事業収益の急伸によって、連続最高益が続いた。一方、バイオ事業の赤字幅は縮小した。
・優待内容:
① 1株保有…子会社が販売する健康補助食品や化粧品などを、50%割引で購入できる割引購入申込券1枚
② 100株以上保有…1万4,520円相当の自社子会社商品(サプリメント)あるいは2,000円相当のクーポンコード

1株だけの保有でも子会社商品が50%割引になるので、かなり安く購入できます。さらに、配当利回りも高く、長期にわたって保有するとメリットが大きくなります。100株以上保有すれば、総額1万円以上の自社商品がもらえるのでお得です。
三菱マテリアル<5711>――三菱グループの非鉄金属メーカー
半導体材料や自動車関連の超硬工具などの売上げは続伸したが、パラジウム価格の下落によって増益幅が減少した。
・優待内容:
① 「マイ・ゴールド・パートナー」の金またはプラチナの購入と売却で1gあたり5円優待
② 「マイ・ゴールド・パートナー」の銀の購入と売却で1㎏あたり100円優待
③ 金地金の購入、売却で1gあたり5円優待
④ 金貨購入で1オンスあたり160円優待
⑤ 自社グループ会社運営の観光坑道を無料で利用

「有事の際の金」を資産ポートフォリオに組み入れる予定があるなら、事前に同社の株式を1株でも保有しておけば、お得に商品を購入・売却できるのでおすすめです。
上新電機<8173>――家電量販店大手
2021年3月期はコロナ禍の巣ごもり特需により、連結業績は増収増益であったが、2022年3月期に入ると特需が一巡し、減収減益となっている。
・優待内容:
① 全株主(ミニ株株主を含む)…5,000円相当(200円×25枚)の買物優待券
② 100株以上を保有…株数に応じた枚数の買物優待券

株価が2,000円程度の同社株式を1株保有するだけで、1年に1万円相当の優待券がもらえるため、コストパフォーマンスが良いです。
東光高岳<6617>――東電系の電気機器メーカー
2022年3月期第3四半期は、半導体光応用検査器の販売は順調で、電力機器の原料高も価格転嫁により影響は軽微。スマートメーターの売上不振と設備投資費負担が重く、営業利益は若干減少した。
・優待内容:
① 1株以上保有…自社製水素水生成器利用株主向けサービス(交換カートリッジを割引価格で購入可能)、および福島県産品カタログ掲載品を1,000円割引
② 500株以上保有…自社製水素水生成器利用株主向けサービス(交換カートリッジを割引価格で購入可能)、および福島県産品カタログ掲載品を5,000円割引

1株~499株保有だと、優待内容が同じなので、1株だけ購入・保有していても十分恩恵を受けることができます。ただし、配当利回りが高いので、より多くの株数を長期間保有したほうが、多くの配当金を得られます。
リコー<7752>――複合機やデジタルカメラの認知度が高い事務機器・光学機器メーカー
2021年3月期はコロナ禍の影響を受けて連結決算は赤字となった。2022年3月期に入るとオフィス需要が戻りはじめ、複合機などの売上げが回復したため、通期では黒字化する見込みである。
・優待内容:ミニ株株主を含む全株主に対して、自社製品(カメラ等)を特別価格で販売

1株保有するだけで、リコーの高機能カメラを特別価格で購入できます。1株1,000円前後の投資額ですむため、リコーカメラファンなら持っていて損はない銘柄です。
日本ケミファ<4539>――新薬とジェネリック医薬品の両方に注力する製薬会社
2022年3月期は、上期に堅調だったジェネリック医薬品が、下期になって頭打ちとなり、薬価改定による原価率の悪化も相まって業績が伸び悩んだ。
・優待内容:自社ヘルスケア商品(ハンドクリーム、化粧品、健康食品等)の割引販売

製薬会社が作る、安全性に優れたヘルスケア商品を割安に購入できるのが魅力です。株価が底値圏にあると考えられるので、割安に購入できるタイミングです。
京セラ<6971>――ミニ株でも株主優待を受けながらトップクラスの電子部品メーカーの株主になれる
「7,ミニ株(単元未満株)投資でおすすめの銘柄10選 成長性のある値がさ株は?武田薬品工業や三菱商事など」でも、成長力のある優良企業として京セラを紹介しているので、参照してほしい。
・優待内容:ミニ株株主を含む全株主に対して、自社製品あるいはグループ会社の指定製品またはサービスを優待価格で販売

1株保有で株主優待を受けられる希少性もさることながら、好配当利回りで、今後も成長性と株価上昇に期待が持てる、旨味の多い銘柄です。株価は5,000円を超えるので、ミニ株投資が威力を発揮します。
松風<7979>――歯科材料・器具の大手メーカー
2022年3月期は、海外市場はコロナ禍からの回復が著しく、営業費用を復活しても十分吸収できるほど、大幅に営業利益が伸長している。
・優待内容:
【ミニ株株主を含む全株主対象】
3月…自社製品(薬用液体ハミガキ等)の優待価格販売
9月…自社グループ製品(ネイル製品)の優待価格販売
【100株以上保有株主対象】
3月…3,960円相当の自社製品(薬用ハミガキセット、マスク)

歯科材料・器具のプロフェッショナルが提供する歯科衛生品を割安で購入できるので、歯科衛生に関心の高い人にはおすすめです。
ジャパンベストレスキューシステム<2453>――全国各地の生活救急サービス会社
2022年3月期は駆けつけサービスなどを提供する会員事業や保険事業が堅調で、子会社化した住生活関連企業からの収益が上乗せされ、大幅増益となっている。
・優待内容:全株主に対して、キッザニア優待券1枚贈呈。東京店、甲子園店のどちらにも対応。優待券1枚で19名まで優待価格で利用可能

1株保有で、19名までキッザニアを優待価格で利用できるメリットは大きいです。家族ぐるみのお付き合いがあるご家庭だと、同社のミニ株を持っていると便利に使えます。
ダイドーグループホールディングス<2590>――自動販売機の缶コーヒーでお馴染みの会社
2022年1月期は、国内の自動販売機設置台数は増加したものの、飲料の販売数量は微増にとどまる見込み。
海外事業は流通コスト増と通貨安により、今期も黒字化は困難とみられる。
・優待内容:
【1株以上保有】自社グループ商品の優待価格販売
【100株以上保有】
1月…6,000円相当の株主優待品(6カ月以上継続保有した株主)
7月…記念品(継続保有が5年を超えた年の1回だけ)

ダイドーの缶コーヒーを好んで日常的に飲む人には、安く購入できるのでおすすめです。100株まで買い増せば、6,000円分の株主優待品がもらえるのも大きな魅力です。
9,ミニ株(単元未満株)の始め方は?

ミニ株(単元未満株)の始め方について手順を見てみよう。今回はSBI証券で口座開設し、そのままミニ株購入までを解説する。
-
「口座開設」より申込み
-
メールアドレスを登録
-
必要事項を入力
-
本人確認書類の提出
-
情報登録
-
ログイン後、入金・購入
まず、口座開設申込みより、メールアドレスを登録する。

届いたメールから、申込みフォームへアクセスして必要事項を入力していく。
氏名、住所、職業、NISAの選択、住信SBIネット銀行への同時申込みなどを選択する。

注意しておきたいのが、この申込み完了画面で必ずユーザーネームとログインパスワードのメモを取っておくことだ。
ファイルで保存、印刷の2種類の方法が表示されるが、どちらも取り扱いには注意したい。

ユーザーネームとログインパスワードを使ってログインしたら、そのまま本人確認書類を提出しよう。
本人確認書類は、マイナンバーカードもしくは通知カード、マイナンバー記載の住民票が必要だ。
通知カードを使う場合、これとは別に運転免許証や各種健康保険証などの書類を用意しよう。

ここからは、スマートフォンに引き継ぐ。
各書類の写真と、本人確認のための顔写真を撮影し、提出する。
終わると審査が始まるので、次は職業などの情報登録をしておこう。
出金先の銀行口座、手数料がどのようにかかるか、取引スタイルによって2プランから選べる。
情報登録が終わったら、審査終了後に再度ログインし、入金する。
即時入金、リアルタイム入金やゆうちょ銀行からの振替入金は手数料無料だ。(出典=SBI証券)

「単元未満株」を選択して、目当ての銘柄を購入しよう。

10,実際にミニ株(単元未満株)取引をしている人の口コミ
ここで、実際にミニ株(単元未満株)取引を行った人がどのように感じているか、生の声を紹介しよう。
ミニ株(単元未満株)投資のメリットに関する口コミ
ミニ株(単元未満株)取引のメリットとしては、やはり障壁の低さを挙げる人が多いようだ。
D.Dさん|40代男性
会社員
少額からの投資ができ、まとまった資金が必要ありません。1株でも配当がもらえるので、銀行預金の100倍以上のリターンを得ることができます。また、銘柄によって単元未満株でも株主優待がもらえる銘柄があります。最近ではLINE証券やSBI証券、SMBC日光証券、AUカブコム証券等で、ポイントで株が購入できるようになっており、初心者でも株式投資を気軽に始めることができます。
Y.Aさん|30代女性
会社員
まず、単元株だと購入できない価格の株を購入することができることが魅力です。また手元資金が小額の状態で投資を始めたとしても複数の株への分散投資ができることもメリットです。指値や成行など購入タイミングの細かい制御ができないため、ほしいと思った時が買い時だと思ってエイヤと買ってしまえるのもありがたいです。
H.Iさん|50代男性
会社員
単元未満株は株を初めてやる人や単元の額が高額になるけど所有したいという人におすすめです。初めて株をやる人にしてみたら数万でもそれなりに勇気が必要だったりします。まずは練習がてらやってみるのもいいでしょう。数千円で試してみれば失敗しても数千円の損害で済みます。1単元の株価が何十万も越える銘柄はリスクも大きいのでそういった銘柄にチャレンジしたい場合も効果ありです。
K.Aさん|30代男性
会社員
普通、株は単元株単位でしか購入できないので、たとえば500円の株価でも、単元株が100株だった場合、50000円の資金が必要です。でも、単元未満株での購入ならば1株単位で買えるので、500円から購入することができます。自分で購入した株の株価が上下したり、配当金の連絡が来たりするのは、株って楽しい!と感じさせてくれます。
K.Iさん|40代男性
フリーランス
一単元の価格が高く一般の人には手の出しづらい(もしくは高すぎてそもそも買えない)ような銘柄も、単元未満として1株から買えることで保有しやすくなるのが最大のメリットです。また、限られた資金の中で幅広い銘柄を持てるため、より緻密なリスク分散が可能になることも良い側面です。
ミニ株(単元未満株)投資のデメリットに関する口コミ
ミニ株(単元未満株)投資のデメリットとして、指値注文ができないことや、手数料が割高であることを挙げる人が見られた。
D.Dさん|40代男性
会社員
指値注文ができない事が多く、自分の好きな金額での取引ができないので、価格が大きく動くタイミングでの取引では損が大きくなることがあります。また、証券会社によっては取引にかかる手数料が単元株に比べ割高なケースがあるので、確認しておく必要があります。また、投資の原資が小さいため、大きな利益は期待できません。ちょっとしたお小遣い稼ぎと考えたほうが良いと思います。
Y.Aさん|30代女性
会社員
取り扱いのある証券会社が少ないため、単元未満株を取り扱いたい場合は口座開設前からそのつもりで証券会社を探す必要があるのは面倒です。単元株と比較して取引手数料が高いこともデメリットとなります。単元株のように指値や成行のような取引タイミングを指定した取引はできず、申込の時間帯によって取引時間が決定されてしまうことも気になります。
K.Aさん|30代男性
会社員
自分は以前、単元未満株取引に、NISA口座ではなく昔作っていた証券口座をそのまま使っていました。とりあえず60,000円ほど買ってみた単元未満株が値上がりし80,000円くらいになったとき、NISAにしておけばよかったと後悔しました。手数料は馬鹿にできません。資金が増えて株を買増しする可能性もあるので、NISAで口座を作り直すべきでした。
H.Iさん|50代男性
会社員
まず費用対効果があまり良くないです。手数料がある程度発生するので利益重視で考えた場合はやはり単元で購入した方が得になります。また利益や配当もその分減るので、そこもデメリットになります。多くの単元未満株は即座に売り買いができないのでそこもデメリットとなり、改善されるといいなと思います。
K.Iさん|40代男性
フリーランス
状況はやや変化しつつあるようにも思えますが、少なくとも現時点では売買手数料が通常取引よりも割高に設定されているのが最大のデメリットです。基本戦略としてはしっかりキャピタルゲインを狙う必要があるため、売ったり買ったりを繰り返す細かな売買には不向きです。
11,ミニ株(単元未満株)の手数料は高い?

ミニ株(単元未満株)が買える主要な証券会社について、約定代金ごとにどれくらいの手数料(税込)が必要なのかを紹介する。
約定代金 | 5,000円 | 1万円 | 2万円 | 3万円 | 10万円 |
---|---|---|---|---|---|
LINE証券(※) | 10円 | 20円 | 40円 | 60円 | 200円 |
SBI証券 | 買付:無料 売却:55円 |
買付:無料 売却:55円 |
買付:無料 売却:110円 |
買付:無料 売却:165円 |
買付:無料 売却:550円 |
マネックス証券 | 買付:無料 売却:52円 |
買付:無料 売却:55円 |
買付:無料 売却:110円 |
買付:無料 売却:165円 |
買付:無料 売却:550円 |
日興フロッギー | 買付:無料 売却:25円 |
買付:無料 売却:50円 |
買付:無料 売却:100円 |
買付:無料 売却:150円 |
買付:無料 売却:500円 |
CONNECT | 25円 | 50円 | 100円 | 150円 | 500円 |
auカブコム証券 | 52円 | 55円 | 110円 | 165円 | 550円 |
岡三オンライン証券 | 220円 | 220円 | 220円 | 330円 | 660円 |
野村證券 | 550円 | 550円 | 550円 | 550円 | 1,100円 |
(※)LINE証券はグループAの対象銘柄を日中の立会時間中に売買した場合を想定(スプレッド加減算方式)
LINE証券は取引する銘柄をグループごとに分けており、さらに時間帯によってスプレッドの割合が異なる。
12,ミニ株(単元未満株)のデメリット・注意点は?少額投資、手数料には要注意

ミニ株(単元未満株)にはデメリットもあるのでしっかりと把握しておきたい。
- 手数料が割高になりやすい
- また売買のタイミングが制限される
ミニ株(単元未満株)は手数料が割高になりやすい
ミニ株(単元未満株)は少額で購入できる分、手数料の比率が高くなりやすい。一般的には購入するたびに売買手数料が発生するため、手数料が割高にならないよう銘柄や買付単価、株数を調整したい。

ネット証券によって手数料は違うので、公式サイトでしっかりと確認しましょう。
売買のタイミングが制限される
証券会社によって違いがあるが、注文の翌日に約定するなど、通常の株式取引と違い取引時間中であればいつでも約定するわけではない。

議決権がないというのも、株主総会に出席したいという人にとっては欠点と感じるかもしれません。
13,ミニ株(単元未満株)制度は投資初心者にもおすすめ
デメリットがあるとはいえ、少額からでも有名企業の株を購入できるミニ株(単元未満株)は、投資初心者にはうれしい。ミニ株(単元未満株)サービスを利用して様々な種類の銘柄を購入するもよし、コツコツと少しずつ購入し、株主優待や議決権が発生する100株を目指すのもいいだろう。
購入資金があまりない人も、単元未満で投資できるミニ株制度をつかって少しずつ資産運用を始めてみてはいかがだろうか。
14,ミニ株(単元未満株)でよくある6つのQ&A
実際にミニ株(単元未満株)投資を始めてみる
口座数No,1!ネット証券で最初の口座を開設するならここ
>>SBI証券の詳細を見る(公式サイトへ)
米国株の取り扱が豊富
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IPO当選確率を上げるなら口座を持っておきたい
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2013年より、総合証券とネット証券を使い分けながら、資産運用を開始。2017年から各種WEBサイトのフリーライターとして活動、現在は経済金融系記事を中心に執筆している。
■保有資格
証券外務員一種、二種
投資診断士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者
2013年より、総合証券とネット証券を使い分けながら、資産運用を開始。2017年から各種WEBサイトのフリーライターとして活動、現在は経済金融系記事を中心に執筆している。
■保有資格
証券外務員一種、二種
投資診断士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者
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