値がさ株とは何か?

値がさ株とは、市場全体の株価水準と比較して、1株あたりの値段が高い株式のことだ。値がさ株の対義語は「低位株」であり、1株あたりの株価が安い株式を指す。

値がさ株の値段について厳密な定義はなく、そのときの相場の状況によって水準が変動する。例えば、「1単元(100株)あたり50万円以上」「1株あたり数千円から数万円」といった考え方がある。

値がさ株には、ファーストリテイリング(9983)や東京エレクトロン(8035)、ダイキン工業(6367)などがある(2021年4月時点)。

値がさ株と日経平均株価の関係

近年は、値がさ株が日経平均株価の変動に大きく影響しているといわれている。三井住友DSアセットマネジメントによると、2020年11月における日経平均株価の高騰は、値がさ株が主導したものである。

日経平均株価は、構成銘柄の平均値をもとに算出される。よって株価水準が高い銘柄の値動きによる影響が大きいため、このような現象が起こりやすい。

日経平均株価が上昇しても、実際に上昇した銘柄は値がさ株が中心で、その他はあまり上昇していないという現象も起こり得るのだ。

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