
楽天証券は、豊富な商品ラインアップと割安な手数料で個人投資家から人気の証券会社だ。2023年4月には口座開設数が900万口座を超えている。楽天銀行や楽天カード、楽天ポイントなど、楽天グループのサービスとの相性がよく、これらのサービスをよく利用するユーザーには特におすすめだ。
しかし、楽天グループはモバイル事業で苦戦しており、大幅な赤字が続いている。それが直接の原因とは断定できないものの、楽天証券ではポイント還元率の改悪など、サービス内容の低下もみられている。
はたして楽天証券はやめておいたほうがいいのか。楽天証券の評判や他のネット証券との比較から検証してみよう。
楽天証券はやめたほうがいい?危険って本当?口コミ・評判からデメリットを徹底調査!

ポイント還元率の改悪
楽天証券では、2022年にポイント還元サービスの改悪が続き、既存のユーザーからは不満の声が多くあがった。
投資信託資産形成ポイントの改悪……毎月付与から一定残高達成時のみ付与へ変更
2022年3月までは、毎月末の投資信託保有残高に応じて、ポイントが「毎月」付与されていた。
基準残高 | 付与ポイント |
---|---|
10万円 | 10ポイント |
30万円 | 30ポイント |
50万円 | 50ポイント |
100万円 | 100ポイント |
200万円 | 100ポイント |
300万円 | 100ポイント |
400万円 | 100ポイント |
500万円 | 100ポイント |
1,000万円 | 500ポイント |
1,500万円 | 500ポイント |
2,000万円 | 500ポイント |
※月末時点の残高が、初めて上記の基準額に達したときに付与(1回のみ)
変更後は、初めて基準額を達成した1回のみとなり、付与ポイント数も少なくなっている。投資信託を持っているだけで毎月ポイントがもらえた従来の制度からは大幅な改悪といえる。
楽天証券以外の主要ネット証券では、投資信託の保有残高に対して「毎月」ポイントが付与される還元サービスを実施している。
証券会社 (還元サービス名) |
ポイント還元率(年率) | 月間平均保有金額が 100万円の場合に 付与されるポイント (月間) |
||
---|---|---|---|---|
SBI証券 (投信マイレージ) |
月間平均 保有金額 |
1,000万円未満 | 月間平均保有金額 ×0.0175%〜0.15% |
14〜125ポイント |
1,000万円以上 | 月間平均保有金額 ×0.0175%〜0.25% |
− | ||
マネックス証券 (投信保有ポイント) |
月中平均保有残高 (評価額)×0〜0.08% |
0〜66ポイント | ||
auカブコム証券 (資産形成プログラム) |
月間平均 保有金額 |
100万円未満 | 月間平均保有金額 ×0.005%〜0.05% |
− |
100万円以上 3,000万円未満 |
月間平均保有金額 ×0.005%〜0.12% |
4️〜41ポイント | ||
3,000万円以上 | 月間平均保有金額 ×0.005%〜0.24% |
− | ||
松井証券 (投信毎月ポイント・ 現金還元サービス)※1 |
【ポイント還元の場合】 (月間平均保有金額)× (販売会社が受け取る信託報酬率(税抜)−0.3%)×1.1 |
91ポイント (参考※2) |
||
【現金還元の場合】 (月間平均保有金額)× (販売会社が受け取る信託報酬率(税抜)−0.3%) |
83ポイント (参考※2) |

投資信託の保有期間が長くなるほど、毎月ポイントがもらえるほうが有利になりやすい。保有金額が大きければその差はさらに広がり、1回しかポイントをもらえない楽天証券は不利です。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
楽天カードクレジット決済のポイント還元率の改悪……還元率の引き上げによりやや改善
楽天証券では、投資信託の積立投資に楽天カードのクレジットカード決済を利用すると、楽天ポイントが還元される。
還元率は従来1.0%だったが、2022年9月に一部の銘柄を対象として0.2%への大幅な引き下げが行われた。

低コストが魅力のインデックスファンドはほとんどが引き下げ対象になり、楽天証券ユーザーからも不満の声が多く聞かれました。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
(例)たわらノーロード、eMAXIS Slim、eMAXISの各シリーズなど
還元率0.2%は、競合他社の還元率と比べてかなり見劣りする。さすがにユーザーの不満や他社への流出などの影響が大きかったのか、引き下げから1年を待たず、2023年6️月買付分からは還元率が引き上げられている。

対象銘柄 | 2022年8月 買付分まで |
2023年5月 買付分まで |
2023年6月 買付分以降 |
|
---|---|---|---|---|
信託報酬のうち 楽天証券が受け取る手数料 (年率・税込) |
0.4%未満 | 1.0% | 0.2% | 【楽天プレミアムカード】 1.0% 【楽天ゴールドカード】 0.75% 【楽天カード】 0.5% |
0.4%以上 | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
前回引き下げ対象になった銘柄のポイント還元率は、利用するカード種別に応じた体系になり、最も低い一般カードでも還元率は0.5%に改善した。改悪前の1.0%よりは低いものの、SBI証券の一般カードと同じ水準だ。
証券会社 | 対象カード | ポイント還元率 |
---|---|---|
SBI証券 | 三井住友カード | 0.5%〜5.0%※1 |
マネックス証券 | マネックスカード | 1.0%〜1.1%(※2) |
auカブコム証券 | au PAYカード | 1.0%(※3) |
松井証券 | − | − |
マネックス証券やauカブコム証券では、一般カードの還元率がそれぞれ最大1.0%、1,1%であり、楽天証券はこれを下回る。
ゴールドカードの還元率を比較しても、楽天証券の楽天ゴールドカードの還元率は0.75%であり、SBI証券の三井住友カードゴールドの還元率(1.0%)に及ばない。
クレカ投信積立でポイント還元率の高さを求めるなら、マネックス証券やauカブコム証券で一般カードを利用するか、SBI証券でゴールドカード以上の上位カードを利用したほうがよいだろう。
ポイント還元率が1.0%の銘柄に投資する人、普段楽天カードを使っていて楽天ポイントを貯めている人などは、楽天証券も候補になる。
期間限定ポイントがポイント投資に使えない
期間限定ポイントがポイント投資に使えないのが不便だというユーザーの声もあった。
期間限定ポイントに関する良くない口コミ・評判
40代|男性
【限定ポイントが使えない】
期間限定ポイントも使えるようにしてほしいです。いつも期間限定ポイントの使い道がなくて困ってしまうのですが、使えるようになれば、よりポイントを活用できやすくなり利便性が高まりありがたいですし、きっとユーザーももっと増えると思います。
30代|女性
【限定ポイントも使いたい】
期間限定ポイントが利用できないのが残念です。ポイ活をしていると期間限定ポイントが付与されることが多々あるのですが、せっかくポイ活でポイントをためても投資に使えないのでもったいないなと感じています。改悪が続いていますが、利便性向上のためにも利用可能としてもらえるとうれしいです。
30代|男性
【改善してほしい】
期間限定のポイントについては、投資資金として利用ができないのを改善してもらえるとうれしいです。 あとは、楽天証券会社以外でも楽天のサービスでポイント投資をしているコーナーがありますが、できれば証券会社内で全て見られるように統一してくれるとありがたいと思っています。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
SBI証券でも投資信託や国内株式の購入にポイントを使える。しかし、米国株(円貨決済のみ)もポイントで購入できるのは、楽天証券ならではの強みだ。
IPO投資が弱い
楽天証券はIPOの主幹事案件がないうえ、口座数(ライバル)が多いため「IPOに弱い」という声もあった。だが2021年のIPO取扱実績はSBI証券に次ぐ多さで、抽選方式は誰にでもチャンスのある「100%平等抽選」だ。

当選のチャンスを少しでも高めるには、楽天証券にも口座を持っておくほうがいいでしょう。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
IPO投資に関する良くない口コミ・評判
30代|男性
【抽選を改善してほしい】
IPO株の取扱件数の増加やIPO当選確率がアップするような優遇制度の導入を希望します。ユーザーが多く当選確率は他の大手証券会社と比べると、どうしても低くなってしまう傾向にあると思います。
30代|女性
【抽選で手間がかかる】
IPOの抽選に申し込む際、一度申し込みだけを行い、後日期日までに入金手続きをする必要があるので、二度手間なうえに自分もよく忘れてしまい、抽選に参加できなくなることがありました。他の証券会社では、一度の手続き、かつ入金は抽選結果後の場合が多く、そちらのほうが使いやすいです。また、他の証券会社よりIPO数が少ないです。
30代|男性
【当選確率が低い】
新規公開株(IPO)はいまいちです。取扱件数はそれほど少なすぎるわけではないのですが、そもそも楽天ユーザーが多いため当選確率が低くなってしまい、なかなか当選しません。トレード運用額やIPO申込回数などに応じた特別な優遇制度があるわけでもないので、IPO狙いの人には物足りないと思います。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
楽天証券のIPO取扱銘柄数は年々と増えており、2022年の取扱実績は65社だった。これはSBI証券の89社に次ぐ多さだ。
2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | |
---|---|---|---|---|
楽天証券 | 65社 (0社) |
74社 (0社) |
38社 (0社) |
26社 (0社) |
SBI証券 | 89社 (13社) |
122社 (21社) |
85社 (15社) |
82社 (7社) |
ただし、IPO株の大部分を引き受ける、主幹事案件がない点は楽天証券の弱さといえる。口座数の多さ(ライバルの多さ)も、当選確率を低下させる要因だ。
一方で、楽天証券に割り当てられるIPO株は、全て平等に抽選、配分される。
楽天証券のIPO(新規公開株式)は、取引実績やお預り資産にかかわらず、当選確率は平等です。 お申込みをされたすべてのお客様を公平に抽選いたします!
引用:楽天証券『平等抽選の楽天証券でIPO(新規公開株式)をはじめよう』
楽天証券のメリットは?良い評判・口コミから解説!

楽天証券は、楽天銀行や楽天カードなど楽天のサービスをよく利用する人や楽天ポイントを貯めている人、ポイントで株式に投資したい人、取引ツールの使いやすさを重視する人におすすめだ。楽天証券のメリットを口コミ・評判から確認していこう。
ポイントの使い勝手が良い
楽天証券といえばなんといっても楽天ポイントだろう。ポイントの改悪が話題になったが、それでもユーザーにとって大きな魅力であることに変わりはないようだ。
ポイントに関する良い口コミ・評判
20代|男性
【ポイントで株式投資】
楽天カードを使って楽天で買い物をしていてそのたまったポイントを投資に使えるので、楽天カードをメインのカードとして使い、ポイントをため込んでいる人にはメリットはあります。そのたまったポイントで株や投資信託が購入できるからです。
30代|女性
【1ポイントから使える】
投資をする際、ポイントを1円単位から使えます。失効してしまうポイントを少しでも減らせるのでありがたいです。スポット購入や積み立て注文など購入方法を問わず利用できますし、設定をすれば自動でポイントを利用してくれるので手間もかかりません。
30代|男性
【ポイント利用が便利】
楽天市場やその他のサービスなどでたまったポイントを使って投資信託の購入額に充当できます。積み立て投資の場合も、毎月ポイントを全部または決まった分だけ使用するように設定ができます。カード払いにすると、そこでさらにポイント還元が受けられるため、お得です。
30代|女性
【100円につき1ポイント】
投資信託を積み立てると、決済額100円につき1ポイント付与されます。しかも、そのポイントは楽天市場や楽天Payが使える店舗はもちろんのこと、投資にも使えます。現金を費やす投資に抵抗がある人でも試しに買ってみよう。そう安心して思える環境が整っていると思います。
30代|女性
【ポイントがたまってお得】
ポイントがたまりやすいです。楽天証券で所定の利用をすれば、楽天市場での買い物のポイント付与率が0.5倍になります。買い付けの支払いにも利用できます。日常的にポイントをためたり使ったりしている人にとっては使いやすくてよいと思います。
20代|男性
【積立投資でポイント付与】
メリットはやはり積み立て投資でのポイント付与だと思います。楽天銀行とマネーブリッジを組むとポイントがかなり付与されるので、積み立て投資をしている自分からするとかなりありがたいと思います。楽天銀行での金利が上がるので、かなりいいと思います。大手なので、安心して使えます。
20代|男性
【楽天経済圏なら最強】
楽天銀行や楽天カードと組み合わせて使用するとポイントがたまりやすくなります。ポイントを使って実際の投資信託の購入も行えるため、投資信託の購入のハードルは低く感じます。投資信託の積み立てもクレジットカードで行えるため、継続しやすいと思います。
50代|男性
【楽天銀行とひも付けが◎】
楽天銀行とひも付けることによって、投資金額に応じてポイントが付与されることが一番のメリットだと思います。付与されたポイントはもちろん投資にも使えますが、楽天市場での商品購入にも使用できるので非常に便利です。預金金利も0.1%で普通の銀行よりもお得です。手数料も格安なので、初心者向きだと思います。
20代|女性
【楽天ユーザーにおすすめ】
投資信託や米国株式をすると、楽天市場での買い物時のポイント還元率がアップします。楽天銀行から、証券口座への振り込みは手数料がかからず無料で行えるうえ、自動で送金してくれるシステムもあります。銀行から直接入金ではなく、楽天カード経由で入金すると、その分ポイント還元される分がアップするため、いろいろと駆使すれば還元率はよいほうだと思います。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
楽天証券では、取引に応じて「楽天ポイント」か「楽天証券ポイント」のいずれかが付与される。

楽天証券のWebサイトで、事前に受け取るポイントを「楽天ポイントコース」に設定しておくことを忘れないようにしましょう。
取引手数料の1〜2%が還元される
また、外国株(米国株・中国株・アセアン株)と先物・オプション、金・プラチナ取引にかかる取引手数料の1%をポイントバックする新手数料ポイントプログラムもスタートする。
新手数料ポイントプログラムでは、これまで取引手数料を支払った場合にポイントが付与されていた「超割コース」に加え、「ゼロコース」と「いちにち定額コース」を選択している人もポイントをもらえる。
国内株式 手数料コース |
国内株 | 米国株 | アセアン株 | 先物・ オプション |
金・プラチナ |
---|---|---|---|---|---|
ゼロコース | - ※1 | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
いちにち定額コース | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
超割コース | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
超割コース (大口優遇) |
- ※1 | 2.0% | 2.0% | 2.0% | 2.0% |
※1:取引手数料が0円なので還元はなし

超割コースの場合、「大口優遇」の条件を満たすと、ポイント還元率が2%にアップします。また、超割コース(大口優遇)の国内株(現物・信用)取引手数料は、2023年10月2日約定分から、約定金額にかかわらず0円に引き下げられます。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
「ポイント投資」にも使える
楽天証券らしいポイントの使い方といえば、「ポイント投資」だろう。
ポイント投資の対象は、「投資信託」「国内現物株式」「米国株式(円貨決済)」「バイナリーオプション」の4種類がある。
投資信託の買付は、「一括購入(スポット購入・金額指定)」と「積立注文」を選択できる。SBI証券のポイント投資では、積立注文は対象外だ。

投資信託だけでなく、国内現物株式や米国株式の買付にもポイントが使える点は、楽天証券の特徴です。NISA口座での購入にも対応しており、株式取引が中心の人でも楽天ポイントを有効活用できます。
出典:楽天証券『ポイント投資』
投資信託の積立に楽天カードや楽天キャッシュを利用できる
クレジットカード決済では、積立金額の0.5%〜1.0%がポイントで還元される。
楽天キャッシュ決済では、楽天カードによる楽天キャッシュへのチャージ額に対して0.5%のポイントが付与される。
2024年から始まる新しいNISA制度では、現行のつみたてNISAを引き継ぐ「つみたて投資枠」の投資可能額が年120万円(月10万円)に拡大される。

楽天カードと楽天キャッシュを併用すれば、つみたて投資枠の上限である月10万円までキャッシュレスで投資して、ポイント還元を受けることも可能です。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
トレーディングツールの最高峰「MARKET SPEED Ⅱ」を無料で利用できる
ツールに関する良い口コミ・評判
30代|女性
【カスタムが便利】
チャートのテクニカル指標が自分好みにカスタムしやすい。線を引けるので記録を取るのに便利です。市場が開いていない時間の板も見られます。保有株を国内や米国などに分けてチェックできるので、円資産とドル資産を分けて管理しやすいです。トータルの損益実績も分かるので、自分のトレード成績も分かりやすいです。
50代|男性
【アプリで幅広い取引】
このアプリだけで手軽に国内株式現物・信用を始められ、先物まで幅広い取引ができます。国内株式の注文では、手軽にトレイリングなど複雑なアルゴ注文が行えます。RSSに対応しているので、Excelと連携させることで株価の分析やアルゴ注文よりさらに条件を細かく指定した注文が行えます。
30代|男性
【操作性が良好】
直感的な操作で使用でき、操作性がとてもいいです。自分が使いたいチャートや市況などの情報を組み合わせたオリジナルのマイページを作成、登録できるため、自分のトレード手法に合わせてほしい情報だけをまとめたページでオンライントレーディングを行うことが可能です。
20代|女性
【アプリ内完結が便利】
操作性がよいです。アプリ内で決済が完結できます。それぞれの会社の四季報も銘柄のページから確認できますし、株主優待情報もまとまっており、その場で購入するかどうか検討できるのも便利です。アプリからだと日経の記事を無料で読めて、とてもお得です。
30代|女性
【カスタムが便利!】
チャートのテクニカル指標が自分好みにカスタムしやすいです。線を引けるので記録を取るのに便利です。市場が開いていない時間の板も見られます。保有株を国内や米国などに分けてチェックできるので、円資産とドル資産を分けて管理しやすいです。トータルの損益実績も分かるので、自分のトレード成績も分かりやすいです。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査

MARKET SPEED Ⅱは、高機能パソコン用トレーディングツール「MARKET SPEED」の後継だ。
マーケットスピードの「武蔵」やチャート機能をパワーアップさせ、プロが使う自動売買テクニックを「アルゴ注文」として搭載した優れものだ。
現在はWindowsにしか対応していないが、国内株式取引を極めたい人でWindows機を使っている場合は、最高の取引環境であることは間違いないだろう。先物やオプション取引にも対応している。

国内株式だけでなく、米国株式を取引したい人、あるいはMacユーザーは、従来版の「MARKET SPEED」を利用するといいでしょう。マーケットスピードは投資家からの評価の高い高機能トレーディングツールであり、オールラウンドな使い方ができます。使用料は無料。MARKET SPEED Ⅱでなくとも、利用価値は十分にあります。
出典:楽天証券『MARKET SPEED Ⅱ』『 MARKET SPEED for Mac』
楽天銀行との口座連携サービスがお得
「マネーブリッジ」は、預金金利が優遇されたり、入出金がスムーズになったりと、初心者投資家でもメリットを実感しやすいサービスだ。ユーザーもメリットと感じているようだ。
マネーブリッジに関する良い口コミ・評判
30代|女性
【連携で金利優遇!】
つみたてNISAをしています。楽天銀行とのひも付けはとても便利なうえにマネーブリッジで金利も0.1%に優遇されるので、口座にお金を入れておくと金利分が増えてとてもありがたいです。自分の優遇金利をメールでお知らせしてくれるのも、安心感があります。
20代|男性
【長期で使うならおすすめ】
証券会社の口座に残っている(余っている)金額に金利がつくと思うと、かなりうれしいです。金利も0.1%と高いので、長期的に使うことを考えれば、必ず楽天銀行と楽天証券は開設しておいてよいと思います。入金や出金の手間がなくなり、投資用口座=楽天系として使うと、管理も楽になります。
20代|男性
【スイープ機能が便利】
楽天証券と楽天銀行の口座を開いて両者をひも付けすることによって、楽天銀行に預けてある現金を楽天証券にいつでも補充できます。つまり、株式を購入したときに口座にお金がなかったとしても、足りない分は銀行の自分の口座からお金が引き落とされるので、煩わしい操作がいらないのがメリットだと思います。
30代|男性
【自動入金が便利】
楽天銀行とひも付けをしているので、楽天証券の資金が足りなくても、そちらから自動的に引き出してくれるところが何よりのメリットです。特に暗証番号なども入れる必要はありません。引き出し過ぎないように残しておく金額も設定できるので安心です。また、普通金利が最大0.10%になるのも魅力的です。
30代|男性
【お金のタイムラグがない】
手数料もなく使いたいときにいつでも証券口座に入金ができるので、非常にありがたいシステムだなと思っています。ここで買いを入れたいと思ったときに、即座に入金できるので、お金に関するタイムラグがなく買い逃すことはありませんし、ストレスもありません。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
ネット証券の多くはグループ内にインターネット専業銀行があり、証券口座と銀行口座を連携させられる。
楽天証券では楽天銀行の「マネーブリッジ」に申し込むと、以下のお得なサービスを受けられるようになる。
- 証券口座と銀行口座間での無料の資金移動
- 普通預金金利の優遇
- 銀行預金残高を証券口座の買付余力に反映
- 証券口座から銀行口座への夜間の資金自動出金(スイープ)
マネーブリッジの優遇金利は通常の100倍に

優遇金利は、普通預金残高300万円までは年0.1%、300万円を超える部分は年0.04%だ。年利0.1%といえば、メガバンクの普通預金金利0.001%の100倍である。SBI証券の口座連携サービスである「SBIハイブリッド預金」の優遇金利が0.01%であることを考えると、高い利率といえるだろう。
証券口座の資金はスイープ(自動出金)機能によって、毎日夜間(19時以降)に銀行口座に集められる。証券口座内の資金には利息がつかないため、年利0.1%の利息が付く銀行口座に自動で資金を移動してくれるのは、ありがたい機能だ。

楽天銀行メインのユーザーでも、楽天証券に口座を開設してマネーブリッジを申し込めば0.1%の優遇金利が適用されます。維持費などもかからないため、口座を開設しておいて損はないでしょう。
「ハッピープログラム」で効率的にポイントが貯まる
貯まったポイントは買い物に使うのも、投資に充当するのも自由だ。使い道が広く、口座連携サービスの効果を実感しやすいだろう。
対象商品 | 獲得ポイント | 取引件数 |
---|---|---|
国内株式現物 (買・売) |
手数料100円ごとに 1ポイント |
手数料4,000円ごとに 1件に換算 |
国内株式信用 (新規、返済) |
手数料100円ごとに 1ポイント |
手数料4,000円ごとに 1件に換算 |
外国株式現物 (買・売) |
手数料100円ごとに 1ポイント |
手数料4,000円ごとに 1件に換算 |
米国株式信用 (現物買・現物売) |
手数料100円ごとに 1ポイント |
手数料4,000円ごとに 1件に換算 |
投資信託 | 一定の残高を達成ごとに 10~500ポイント |
- |
個人向け国債 | 買付金額3万円ごとに 1ポイント |
買付金額100万円ごとに 1件に換算 |
楽天FX | 10枚(10万通貨)ごとに 1ポイント |
100枚(100万通貨)ごとに 1件に換算 |
日経225先物 (ラージ、ミニ) |
手数料100円ごとに 1ポイント |
手数料4,000円ごとに 1件に換算 |
日経225オプション | 手数料100円ごとに 1ポイント |
手数料4,000円ごとに 1件に換算 |
ハッピープログラムでは、取引に応じて楽天ポイントが付与されるほか、取引件数が貯まる。取引件数によって楽天銀行の会員ステージが上がり、ATM取引手数料無料、銀行振込手数料無料といった特典が受けられる。
楽天証券アプリの評判は? 使うのをやめたほうがいいって本当?

楽天証券の株取引用スマホアプリ「iSpeed」は使ったほうがいいアプリだ。
iSpeedを使えば、スマートフォンで市況情報やニュースの閲覧、発注、資産状況の確認までワンストップで行える。アプリで日本株だけでなく米国株も取引可能だ。
最短3タップで注文できるシンプル注文、約定をリアルタイムで通知する約定アラート機能を新たに搭載。PC並みの多彩で豊富な投資情報を味方に、いつでもどこでも発注。
引用:楽天証券『iSPEED』

圧倒的な情報量と使いやすさで、投資初心者からベテラントレーダーまで幅広くおすすめできるアプリといえます。App Storeでも、5点中4.5点の高い評価を得ています。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)

iSpeedに関する評価とレビュー
HTMUK|2020/08/22
★★★★★【とにかく使いやすい】
株を始めて2週間程度です。よくお勧めネット証券会社で比較される数社も同時に開設しましたが、圧倒的に楽天証券のこのアプリが使いやすいです。
米国株もアプリで分かりやすく取引できるのも強み。取引の参考になる指数、検索機能も申し分ない。
とにかく初心者にも使いやすいので、このアプリを使えるだけでも、楽天証券にする価値ありです。
一つだけ言うなら、これは好みの問題だと思いますが、他社アプリと比較してチャート見にくいと思いました。
あとこれはアプリの評価ではありませんが、米国株を取引する上で気になる為替手数料。いいアプリがあるのに、残念ながら楽天証券、楽天銀行の為替手数料が、競合他社に比べてかなりお高め。
今は米国株だけ使いづらさを我慢して他社で取引してます。今後楽天銀行の為替手数料が下がることを期待しています。
たんこぶ体操|2021/01/16
★★★★☆【とっても使いやすい】
シンプルで注文やスクリーニングが簡単に行えるのでgood!
チャートも見やすくタイル表示もわかりやすい。
一つ要望を挙げるとすれば、お気に入りごと、保有銘柄ごとのアラーム一括指定機能が有れば嬉しい
入るタイミング、損切りタイミング、逆張りタイミングを伺う時などアラーム機能で教えてくれるので地味にありがたい。
しかし、一つ一つ銘柄ごとにアラームを設定するのはやはり面倒
また、アクティブな銘柄、ボラティリティの少ない銘柄はそれぞれ動き方が違うので、分けてお気に入りに保存してあるが、お気に入りのタブごとで一括設定できれば日々の銘柄の動きを追えやすくなると思う。
新たに追加した注目のテーマ銘柄なども何個かまとめて追加するので、設定するのは手間。(せめて前月比の昇順などに並び替えできれば良いが)
sasaby154|2023/08/11
★★☆☆☆【UI悪すぎ】
・GMOとの比較!明らかにUIが劣るし、直感的に操作しにくい。
チャート
・致命的なのは、約定ポジションがチャートに反映されていない!どの時間チャートで見てもIFO注文のポイント表示機能追加して欲しい
・4画面チャートの時間軸が5分、日足、週足、月足に固定されていて使いにくい。時間軸変更しても一度他の画面に行ってしまうとまたやり直しとなり最悪です。
・チャート設定でローソクや移動平均線や雲の色を好みの色に出来ないし、組合せを数パターン記憶出来ない。
・描画
トレンドラインを引く時に、拡大鏡が無いから引きにくい。また時間軸を変えると反映されていない事も致命的!
・チャートにトレンドやオシレーターを表示させないモードが無い!ローソクとポジションだけ見たい時もある!
・画面比率を自由に変えられないし、オシレーターを消してローソク1画面にしたくても出来ない。
出典:App Storeプレビュー|iSPEED-楽天証券の株アプリ|評価とレビューより引用
国内株式取引では楽天証券とSBI証券が手数料で他社をリードするがSBI証券が優位

楽天証券とSBI証券で国内株式取引のスペックを比較すると、SBI証券に優位性がある。
楽天証券を含む主要ネット証券(※)5社の国内株式取引のスペックは以下の通りだ(※口座数上位5社)。
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取扱市場 | ・東証 ・名証 |
・東証 ・名証 ・福証 ・札証 |
・東証 ・名証 ・福証 ・札証 |
・東証 ・名証 ・福証 ・札証 |
・東証 ・名証 ・福証 ・札証 |
|
単元未満株取引 | ○ かぶミニ |
○ S株 |
○ ワン株 |
○ プチ株 |
△ 売却のみ |
|
国内株式 取引手数コース |
約定金額 | 手数料 (税込) |
手数料 (税込) |
手数料 (税込) |
手数料 (税込) |
手数料 (税込) |
一日定額コース (現物取引) |
100万円まで | 0円 | 0円※1 | 550円 | 0円 | 1,100円 (約定代金50万円まで0円) |
200万円まで | 2,200円 | 1,238円※1 | 2,750円 | 2,200円 | 2,200円 | |
300万円まで | 3,300円 | 1,691円※1 | 2,750円 | 3,300円 | 3,300円 | |
300万円超 | 100万円 増えるごとに 1,100円加算 |
100万円 増えるごとに 295円加算※1 |
300万円 増えるごとに 2,750円加算※2️ |
100万円 増えるごとに 1,100円加算 |
100万円 増えるごとに 1,100円加算 ※上限11万円 |
|
一日定額コース (信用取引) |
100万円まで | 現物取引の 約定金額と 合算して手数料を算出 |
0円※1 | 現物取引の 約定金額と 合算して手数料を算出 |
現物取引の 約定金額と 合算して手数料を算出 |
現物取引の 約定金額と 合算して手数料を算出 |
200万円まで | 880円※1 | |||||
300万円まで | 1,320円※1 以降100万円 増えるごとに 440円追加 |
|||||
約定ごとコース (現物取引) |
5万円まで | 55円 | 55円 | 55円 | 55円 | 取扱なし |
10万円まで | 99円 | 99円 | 99円 | 99円 | ||
20万円まで | 115円 | 115円 | 115円 | 115円 | ||
50万円まで | 275円 | 275円 | 275円 | 275円 | ||
100万円まで | 535円 | 535円 | 535円 | 535円 | ||
150万円まで | 640円 | 640円 | 640円 | 約定金額× 0.099%+99円 ※上限4,059円 |
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3,000万円まで | 1,013円 | 1,013円 | 1,013円 | |||
3,000万円超 | 1,070円 | 1,070円 | 1,070円 | |||
約定ごとコース (信用取引) |
10万円まで | 99円 | 99円 | 99円 | 取扱なし | |
20万円まで | 148円 | 148円 | 148円 | |||
50万円まで | 198円 | 198円 | 198円 | |||
50万円超 | 385円 | 385円 | 385円 | |||
国内株式手数料 無料コース |
◎ 現物・信用※3 |
◎ 現物・信用※4 |
× | × | × | |
25歳以下株式 取引手数料無料 |
× | ○ 現物 |
× | ○ 現物 |
◎ 現物・信用 |
|
単元未満株 取引手数料 |
買付・売却:0円 スプレッド 0.22% ※5 |
買付・売却:0円 | 買付:0円*売却:0.55% (最低52円) |
買付・売却: 0.55% (最低52円) |
売却:0.55% | |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※最終更新:2023年9️月1️日
※1:SBI証券の一日定額コースでは、現物取引、制度信用取引、一般信用取引はそれぞれ別枠で計算(各取引の約定代金100万円、計300万円までは手数料0円)
※2:定額手数料の月間利用回数が多いひとには割引あり
※3:インターネットコースのインターネット取引、楽天証券のSOR利用同意が必須、2023年10月1日(10月2日約定分)から適用開始(予定)
※4:インターネットコースのインターネット取引、円貨建取引・米株信用取引の各種報告書、特定口座年間取引報告書、米株信用を除く外貨建取引の各種報告書の受取方法をすべて電子交付とすることが条件、2023年9月30日発注分から適用開始(予定)
※5:東証参考価格(寄付取引:東証前場寄付、リアルタイム取引:買い→売り気配、売り→買い気配)にスプレッドを加減算した価格が約定単価になる。売却手数料0円は2023年10月2日約定分から
手数料:楽天証券の単元未満株取引ではスプレッドがコストとして残る

楽天証券とSBI証券では、2023年10月以降、以下の条件を満たすと国内株式の取引手数料が無料になる。対象は、インターネット取引における現物取引、信用取引、単元未満株取引の取引手数料だ。
※複数市場から最良の市場を選択して注文を執行する形態
【国内株式無料化の条件(SBI証券)】
・取引報告書等(※)をすべて電子交付で受け取る
(※円貨建取引・米株信用取引の各種報告書、特定口座年間取引報告書、米株信用を除く外貨建取引の各種報告書)
取引手数料無料化の対象になる場合、単元株の取引では楽天証券とSBI証券で手数料に差はつかない。
楽天証券とSBI証券の単元未満株取引では、これまで売却時に手数料がかかっていた。これが手数料無料化に伴って無料になる。ここまでは互角だ。しかし、楽天証券の単元未満株取引では、取引手数料のほかに、実質的なコストとしてスプレッドがかかる。
取引手数料無料化「前」 | 取引手数料無料化「後」 | |
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楽天証券 | 買付:0円 売却:11円/回 買付・売却:スプレッド0.22% |
買付:0円 売却:0円 買付・売却:スプレッド0.22% |
SBI証券 | 買付:0円 売却:0.55%(最低55円) |
買付:0円 売却:0円 |

楽天証券では、株価の動きを見ながらリアルタイムでの単元未満株を取引できます。そのため、売買のタイミング次第で、スプレッドを加味してもSBI証券より有利な条件で取引できる可能性もあります。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
取引手数料無料化の対象にならない場合でも、1日定額手数料コースの手数料はSBI証券のほうが安い。
楽天証券の1日定額手数料コース(いちにち定額コース)で手数料が無料になるのは、現物取引と信用取引をあわせて1日の約定代金合計100万円までだ。
それに対し、SBI証券の1日定額手数料コース(アクティブプラン)では、現物取引、制度信用取引、一般信用取引の1日の約定代金をそれぞれ別々に合計し、それぞれ100万円まで、最大で300万円まで手数料無料で取引できる。
1日の約定代金が100万円を超えた場合、200万円までの手数料は、SBI証券が1,238円(税込)、楽天証券が2,200円(税込)であり、1,000円近い差がある。1日の約定代金が大きくなるほど差は広がり、SBI証券のほうが有利だ。
取扱商品:楽天証券では福証や札証の単独上場銘柄に投資できない
楽天証券では、福岡証券取引所(福証)や札幌証券取引所(札証)の上場銘柄に投資できない。その点でSBI証券に優位性がある。
福証や札証でしか購入できない銘柄は数こそ少ない。しかし、福証ではファミレスチェーンのジョイフル(9942)、札証では特徴的なCMで注目を集めたRIZAPグループ(2928)など、全国区の企業もある。
※福岡証券取引所HPをもとに筆者作成(2023年9月1日現在)
※札幌証券取引所HPをもとに筆者作成(2023年9月1日現在)
単元未満株取引ができる銘柄もSBI証券のほうが多い。
楽天証券では、2023年4月から単元未満取引に対応し、東証上場銘柄のうち楽天証券が指定した約1,600銘柄(リアルタイム取引可能な銘柄は746銘柄)を1株単位で取引できるようになった。しかし、東証(プライム・スタンダード・グロース)に上場する約3,800銘柄を取引できるSBI証券の半分程度にとどまる。

SBI証券では単元未満株のリアルタイム取引はできないため、値動きを見ながら単元未満株を取引したいなら楽天証券が候補になります。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
外国株式投資はSBI証券が強い!上海A株に投資するなら楽天証券が候補に

米国株や中国株に強いのは、SBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社だ。
主要ネット証券5社の外国株取引のスペックは以下の通りだ。
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外国株 取扱国数 | 6ヵ国 米国・中国(香港・上海A)・シンガポール・タイ・マレーシア、インドネシア |
9ヵ国 米国・中国(香港)・シンガポール・タイ・マレーシア・インドネシア・韓国・ロシア・ベトナム |
米国・中国(香港) | 米国 | 米国 | |
米国株式 (ADR含む個別株) 取扱銘柄数 |
4,447銘柄 | 5,016銘柄 | 4,536銘柄 | 1,646銘柄 | 2,659銘柄 | |
米国ETF | 取扱銘柄数 | 379銘柄 | 378銘柄 | 382銘柄 | 231銘柄 | 376銘柄 |
買付手数料 無料銘柄数 |
15銘柄 | 10銘柄 | 17銘柄 | − | − | |
米国株信用取引 (取扱銘柄数) |
◯ 819銘柄 |
◯ 826銘柄 |
× | × | × | |
米国株式・ETF 取引手数料 (税込) |
手数料 | 約定代金の 0.495% |
約定代金の 0.495% |
約定代金の 0.495% |
約定代金の 0.495% |
約定代金の 0.495% |
上限手数料 | 22米ドル | 22米ドル | 22米ドル | 22米ドル | 22米ドル | |
為替手数料 (米ドル・片道) |
25銭 | 25銭 | 25銭 キャンペーン中は、 買付時0銭 |
20銭 | 25銭 キャンペーン中は、 買付時0銭※1 |
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詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
米国株取引のスペックは楽天証券・SBI証券・マネックス証券が拮抗
米国株の取引手数料は、主要ネット証券5社が横並びだ。
日本円を米ドルへ交換する際にかかる為替手数料は、auカブコム証券が20銭、他の4社が25銭となっている。なお、マネックス証券と松井証券では、米国株買付時の為替手数料が無料になるキャンペーンを継続的に行っており、為替手数料ではこの2社に優位性がある。

SBIグループの住信SBIネット銀行では米ドルの為替手数料が6銭であり、住信SBIネット銀行で日本円を米ドルに交換してSBI証券に入金すれば為替手数料を抑えられます。SBI証券と住信SBIネット銀行との間で行う外貨の入出金に手数料はかかりません。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
取扱銘柄数はSBI証券が頭一つ抜け、楽天証券、マネックス証券が続く。SBI証券と楽天証券では、米国株の信用取引も可能だ。
より多くの国に投資したいならSBI証券
中国株は、SBI証券が香港市場のみであるのに対し、楽天証券は上海市場(A株市場)の銘柄も取り扱う。上海A株に投資したい人は楽天証券を選ぶとよい。
シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシアの株へ投資する場合、最低手数料は楽天証券のほうが安い。ただし、楽天証券では米国株以外は円貨決済しかできないため、売買ごとに為替手数料がかかる点に注意が必要だ。

長期保有する人には楽天証券、頻繁に売買する人には、外貨決済ができるSBI証券が向いています。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
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詳細 | 公式サイト |
楽天証券とSBI証券をIPO投資で比較

IPO投資で比較した場合、SBI証券が業界トップである。当選確率をアップさせるためには楽天証券とSBI証券の併用もおすすめだ。
主要ネット証券5社のIPO取扱実績と抽選方法は次の通りだ。
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IPO取扱銘柄数 (2022年) |
65社 | 89社 | 61社 | 55社 | 23社 |
IPO主幹事数 (2022年) |
0社 | 13社 | 0社 | 0社 | 0社 (5社※1) |
優遇制度 | なし | IPOチャレンジ ポイント |
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抽選方法 | 配分予定数量の100%を 申込株数に応じて平等抽選 |
・配分予定数量の60%: 申込株数に応じて平等抽選 ・配分予定の30%: IPOチャレンジポイントに応じて配分 ・配分予定の10%: 取引状況などに応じて配分 |
配分予定数量の100%を 申込株数に応じて平等抽選 |
配分予定数量の70%以上を 申込株数に応じて平等抽選 |
配分予定数量の10%以上を 1人1票で平等抽選 そのほかは取引状況 などに応じて配分 |
事前入金 | 必要 | 必要 | 必要 | 不要 | 必要 |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
IPO取扱実績はSBI証券が業界トップクラス

IPO投資で選ぶならSBI証券、SBI証券と楽天証券の併用もおすすめ

楽天証券とSBI証券のIPO抽選に申し込むには、事前に「公募・売出価格×申込株数」以上の金額の資金が口座に必要です。資金が限られている人は、抽選参加に事前入金(前受金)が不要な証券会社からの申込もあわせて検討するとよいでしょう。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
楽天ポイントを貯めたいなら楽天証券!SBI証券はポイントの種類が豊富

楽天ポイントを貯めたい場合は楽天証券がおすすめだ。プラチナカードでお得に投資したい人はSBI証券が適している。
主要ネット証券5社のポイント制度、ポイント投資の内容は以下の通りだ。
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対象ポイント | 楽天ポイント 楽天証券ポイント |
Tポイント Vポイント Pontaポイント dポイント JALのマイレージ |
マネックスポイント 株式手数料 充当ポイント |
Pontaポイント | 松井証券ポイント |
ポイントを 貯める |
・国内株式現物取引: 超割コース取引手数料(税抜)の 1%をポイントバック (大口優遇なら2%) ・投信積立: 楽天カード決済、楽天キャッシュ決済 でポイント付与 ・投信残高: 一定の残高を達成 ごとにポイント付与 ・ハッピープログラム(銀行連携): 各種取引に応じてポイント付与 ・紹介プログラム: 家族や友達を紹介するとポイント付与 ・その他各種キャンペーン |
・国内株式手数料マイレージ: スタンダードプラン手数料と 現物PTS取引手数料の 月間合計額(税抜)の1.1% 相当をポイントバック ・投信積立: 三井住友カード決済でVポイント付与 ・投信マイレージ: 投信の月間平均保有金額に 応じてポイント付与 ・国内株式入庫: 他社から国内株式を入庫で 1回につき 100ポイント付与 ・金・銀・プラチナマイレージ: 金・銀・プラチナ取引の月間 合計手数料の1%相当をポイントバック ・SBIラップマイレージ: SBIラップの月間平均 運用資産額に応じてポイント付与 ・新規口座開設: WEB新規口座開設+ ポイントサービス 申し込みで100ポイント付与 ・紹介プログラム: 紹介による新規口座開設 1人につき5,000ポイント付与 |
・投資保有:投信の月間保有金額に応じてポイント付与 ・投信積立:マネックスカード決済でポイント付与 ・一定の株式取引で、手数料の半額相当の「株式手数料充当」ポイント付与 |
・投資保有(資産形成プログラム):投信の月間保有金額に応じてポイント付与 ・投信積立:au PAYカード決済でポイント付与 |
投信保有(投信毎月ポイント・現金還元サービス):対象投信の保有でポイントまたは現金付与 |
ポイントで 投資する |
・投資信託の買付 (スポット購入・積立購入) ・国内現物株式の買付、売買手数料支払い ・米国株式の買付(円貨決済のみ)、 売買手数料支払い ・バイナリーオプションの購入 |
・投資信託の買付 ・国内現物株式の買付 |
・投資信託の買付 ・国内株式(信用、単元未満株含む) の売買手数料支払い ・暗号資産へ交換 |
・投資信託の買付 ・単元未満株の買付 |
・投資信託の買付 (3銘柄) |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
ポイント制度が充実しているのは楽天証券やSBI証券だ。
松井証券以外の4社ではクレジットカードを使った投信積立でポイントが貯まる。投資信託の積立投資には、このようなポイント還元制度をうまく活用したい。
楽天証券は楽天ポイントを貯めたい人や月5万円以上キャッシュレスで投信積立したい人におすすめ

- 楽天カードクレジット決済、楽天キャッシュ決済でポイントが貯まる
- ポイント獲得のキャンペーンがある
- ポイント投資の対象商品が豊富
楽天証券では、投信積立に楽天カードのクレジット決済と楽天キャッシュ決済が利用できる。それぞれ月5万円を上限に積立金額に応じたポイントが付与される。ポイント還元率や積立設定日は、下表の通りだ。
楽天カードクレジット決済 | 楽天キャッシュ決済 | |
---|---|---|
設定可能上限額 | 5万円/月 | 5万円/月 |
ポイント還元率 | カードの種類により 0.5%、0.75%または1.0% ※2 |
楽天カードからのチャージ額 に対して一律0.5% |
積立設定日 | 毎月1日または8日 (選択不可) |
毎月1日~28日から選択 |
ポイント投資・ SPU※1 |
対象 | 対象 |
※1:SPU(スーパーポイントアッププログラム)……楽天の各種サービスを使うことでポイント倍率があがるプログラム
※2:信託報酬のうち楽天証券が受け取る手数料が年率0.4%以上(税込)のファンドの還元率は1.0%
そのほかにも投信の保有や各種商品の取引、紹介プログラム、各種キャンペーンなど多くのポイント獲得機会が用意されている。

貯まったポイントは、投資信託の買付のほか、国内株式や米国株式(円貨決済)の買付や手数料の支払い、バイナリーオプションの購入に利用できます。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
- 期間限定ポイントなどはポイント投資に使えない
期間限定ポイントや他のポイントから交換して保有している楽天ポイントは投資に使えないので要注意だ。
楽天証券では、楽天ポイントではなく「楽天証券ポイント」を貯めるコースを選択できる。

航空券への引き換えを希望するなら楽天証券ポイントコースを、希望しないなら楽天ポイントコースを選べばよいでしょう。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
SBI証券はプラチナカードで投信積立すると他社よりも有利

- Tポイント、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALのマイレージから選べる
- 三井住友カードクレジット決済でVポイントが貯まる
SBI証券では、「Tポイント」「Vポイント」「Pontaポイント」「dポイント」「JALのマイレージ」のいずれか好きなポイント制度を選べる。
ポイントは投信の保有や各種商品の取引、紹介プログラム、各種キャンペーンなどで貯まる。
Vポイント付与率 | カード種類 |
---|---|
0.5% | ・三井住友カード(NL) ・下記以外のVポイントが貯まるカード |
1.0% | ・三井住友カードゴールド VISA/Mastercard ・三井住友カードゴールド PA-TYPE VISA/Mastercard ・三井住友カードゴールド(NL)VISA/Mastercard ・三井住友カードプライムゴールドVISA/Mastercard ・三井住友カードゴールドVISA(SMBC) ・三井住友カードプライムゴールドVISA(SMBC) ・三井住友カードビジネスオーナーズ ゴールド ・三井住友ビジネスゴールドカード for Owners(VISA/Mastercard) ・三井住友銀行キャッシュカード一体型カード (ゴールド/プライムゴールド) |
2.0% | ・三井住友カードプラチナ VISA/Mastercard ・三井住友カードプラチナ PA-TYPE VISA/Mastercard ・三井住友ビジネスプラチナカード for Owners (VISA/Mastercard) |
5.0% | ・Oliveフレキシブルペイプラチナプリファード ・三井住友カードプラチナプリファード |
最終更新:2023年9月1日
SBI証券のクレカ投信積立は、プラチナカード以上を持っていると他社よりも有利になる。

プラチナプリファードの還元率5.0%は他社を圧倒しています(※auカブコム証券では、NISA口座開設+ゴールドカード利用で還元率が最大3%にアップするキャンペーンあり、2023年9月1️日時点)。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
SBI証券のポイント制度のデメリットは、クレカ投信積立に一般カードを使う場合のポイント還元率が他社より低い点だ。
三井住友カードの一般カードの還元率は0.5%で、楽天証券の楽天カード(一般カード)と同じ水準だ。一般カードでの比較では、auカブコム証券のau PAYカード(1.0%)やマネックス証券のマネックスカード(最大1.1%)のほうが高い。

カードの年会費をかけずにクレカ投信積立をしたい人には、auカブコム証券やマネックス証券が候補になります。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
楽天証券でよくある6つのQ&A
システム障害によって、売りたい時に売れず損失を出してしまったり、買いたい時に買えず機会損失となったりするのはなるべく避けたいものだ。特に短期で利益を狙うデイトレードでは死活問題となりかねない。とはいえ、システム障害は他社でも発生しており、心配し過ぎると、どの証券会社も選べなくなってしまう。
対策は、複数の証券会社で口座を開設し、資産を分散したり、複数の取引環境を整えておいたりすることだ。長期投資を基本とするなら、一時的なシステム障害はあまり問題にはならない。
万一、楽天証券が破綻した場合でも、顧客の資産は楽天証券の資産と分別管理されており、心配はない。
SBI証券と楽天証券のどちらで口座開設するか迷っている人によくある3つのQ&A
つみたてNISAの取扱銘柄数は楽天証券が181銘柄、SBI証券が183銘柄(2022年7月31日現在)、積立頻度は楽天証券が毎日・毎月、SBI証券が毎日・毎週・毎月から選べる。
両社とも取り扱う商品が多いが、一方のみで取り扱う銘柄もある。投資したい銘柄があるかを確認して口座を開設しよう。
参考:つみたてNISA取扱商品一覧|SBI証券
参考:つみたてNISA取扱商品一覧|楽天証券
取扱銘柄数は楽天証券の4,998銘柄に対して、SBI証券は5,925銘柄(銘柄数はADR・ETFを含む、2022年7月31日現在)。主要銘柄はどちらでも取引できるが、銘柄の選択肢がより多いのはSBI証券だ。
住信SBIネット銀行を利用して外貨振替を行えば、為替コストを抑えられる点もSBI証券を利用するメリットだ。住信SBIネット銀行の米ドル為替手数料は、片道6銭であり、SBI証券や楽天証券よりも安い。住信SBIネット銀行からSBI証券への外貨入金にかかる振込手数料は無料だ。
SBI証券では米国株も貸株の対象であり、保有する株をSBI証券に貸し出して貸株金利を受け取れる。米国株の貸株サービスを提供しているのはSBI証券だけだ(2019年10月17日時点、SBI証券調べ)。
両社とも米国株取引では外貨決済と円貨決済を選択でき、為替手数料や取引手数料に差はない。米国株信用取引にも対応している。貸株サービスとは、銀行にお金を預ける(貸す)と利息がもらえるように、 お客さまが保有している株式を当社に貸し出すことで、貸し出した株式に応じた貸株金利を受取ることができるサービスです。
当社はお客さまから借受けた株式を機関投資家が参加する「貸株市場」に貸し出すことで貸株金利を受取り、お客さまへ貸株金利をお支払いいたします。
出典:「貸株サービス」とは?|SBI証券
IPOの取扱実績、主幹事実績とも楽天証券より豊富で、抽選に応募できるチャンスが多い。
近年は楽天証券もIPOの取扱実績を増やしている。SBI証券と楽天証券の両社に口座を開設しておき、それぞれで抽選に応募すれば、当選確率アップに効果的だ。

より多くの方がお金について自ら考え行動できるよう、家計改善や住宅購入、資産形成、相続など、お金に関するコンサルティング、大手金融機関や各種メディアでの執筆・監修を行う。RAPPORT Consulting Office代表。
■保有資格
1級ファイナンシャルプランニング技能士
CFP®︎
一種証券外務員
サウナ・スパプロフェッショナル
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