積立NISA、銀行ではやめたほうがいいって本当?
(画像=MONEY TIMES編集部)

銀行で新NISAをやるのはやめたほうがいい最大の理由は、投資できる商品が限られてしまうことだ。

銀行は新NISAの商品数がつみたて投資枠、成長投資枠ともにSBI証券や楽天証券といった主要ネット証券より少ない。また銀行では成長投資枠で株式を購入できない。

成長投資枠で投資信託を買う場合でも、銀行のほうがネット証券よりも販売手数料が高い傾向だ。

このように銀行での口座開設はデメリットが多いため、普段利用している金融機関ですぐにNISAを始めたい一部の人を除き、おすすめできない。

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新NISAを銀行で開設するメリット

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つみたて投資枠の
取扱銘柄数
218本 213本 217本 217本 221本
成長投資枠の
投資信託の
取扱銘柄数
1,155本 1,114本 1,101本 968本 1,035本
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※1)2023年10月以降にマネックス証券のNISA口座を開設した場合、還元率2.2%(適用期間2023年10月2日~2024年9月30日、2023年9月までにNISA口座を開設した場合は1.5%還元(適用期間2024年1月4日~2024年9月30日)
出典:SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券松井証券、2024年1月21日現在

目次

  1. 新NISA(積立NISA)、銀行ではやめたほうがいい?
    1. 新NISAのつみたて投資枠で選べる商品が少ない
    2. 新NISAの成長投資枠でも投資信託しか購入できない
    3. 新NISAの成長投資枠で投資信託を購入する際のコストが高め
  2. 新NISAを銀行で始めるメリット
  3. NISA口座を開設できる銀行や証券会社は?
  4. NISA口座を銀行で開設すべき人は
  5. NISA口座をネット証券で開設すべき人は?
  6. NISA口座を銀行で開設するときによくある5つのQ&A

新NISA(積立NISA)、銀行ではやめたほうがいい?

積立NISA、銀行ではやめたほうがいいって本当?
(画像=MONEY TIMES編集部)

銀行で新NISAを始めるのはやめたほうがいい最大の理由は、投資できる商品が限られてしまうことだ。

銀行や大手証券会社における新NISAのつみたて投資枠の取扱商品数は、ネット証券より少ない。

また新NISAの成長投資枠で上場株式に投資したい場合は、銀行では取り扱いがないため証券会社を選択するしかない。

成長投資枠での投資信託の販売手数料は、銀行のほうがネット証券よりも高い傾向だ。

新NISAのつみたて投資枠で選べる商品が少ない

新NISAにおける銀行と証券会社の大きな違いは、対象商品の取り扱い数にある。

新NISAつみたて投資枠の取り扱い数は、SBI証券や楽天証券など主要ネット証券の場合は約200本であるのに対し、銀行の場合は三菱UFJの24本が最多だ。

主な銀行および証券会社の、新NISAつみたて投資枠の取り扱い数は以下のとおりだ。

<都市銀行、総合証券会社>
銀行 取り扱い数
三菱UFJ銀行 24本
みずほ銀行 14本
三井住友銀行 4本
りそな銀行 13本
大和証券 31本
野村證券 19本
三菱UFJ銀行みずほ銀行三井住友銀行りそな銀行大和証券野村證券のホームページをもとに筆者作成、2024年1月30日現在)

<インターネット専業銀行>
銀行 取り扱い数
PayPay銀行 90本
ソニー銀行 47本
PayPay銀行ソニー銀行のホームページをもとに筆者作成、2024年1月30日現在)

<ネット証券>
証券会社 取り扱い数
SBI証券 218本
楽天証券 213本
マネックス証券 217本
auカブコム証券 217本
松井証券 221本
SBI証券、楽天証券、マネックス証券auカブコム証券松井証券のホームページをもとに筆者作成、2024年1月21日現在)

主要ネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券)におけるつみたてNISA対象の投資信託の本数は約200本である。

2024年1月4日現在の新NISAのつみたて投資枠の対象商品数は280本(ETF含む)なので、主要ネット証券はその大部分をカバーしていることになります。

出典:金融庁『つみたてNISA投資枠対象商品届出一覧』

それに対し、銀行の新NISAのつみたて投資枠は一般的に取扱数が少ない。

メガバンクの新NISAのつみたて投資枠の取扱数は、三菱UFJ銀行の24本が最多だ。ネット銀行では、PayPay銀行が90本を取り扱っているものの主要ネット証券の半分程度にとどまる。

竹国 弘城

新NISAを「取扱商品の豊富さ」で選ぶなら、主要ネット証券から選ぶことになるでしょう。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)

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新NISAの成長投資枠でも投資信託しか購入できない

銀行では新NISAの成長投資枠も利用できるが、購入できる商品は投資信託だけだ。

2024年から始まった新しいNISA制度では、2023年までの一般NISAが成長投資枠に移行した。

成長投資枠ではこれまでの一般NISAを引き継ぎ、投資信託のほか国内外の上場株式・ETF(上場投資信託)・ETN(上場投資証券)・REIT(不動産投資信託)などにも投資できる。

購入できる商品 購入できない商品(例)
・株式投資信託
・国内株式
・外国株式
・国内ETF
・海外ETF
・ETN(上場投資証券)
・国内REIT(J-REIT)
・海外REIT
・新株予約権付社債(ワラント債)
・非上場株式
・預貯金
・債券
・公社債投資信託
・MMF、MRF
・eワラント
・上場株価指数先物
・FX(外国為替証拠金取引)
・金・プラチナ ・上場株式のうち、整理・監理銘柄
・信託期間20年未満の投資信託
・毎月分配型の投資信託
・デリバティブ取引を用いた一定の投資信託 など
金融庁『NISAの基礎知識』より筆者作成、2023年8月15日現在

証券会社でNISA口座を開設すれば、株式のように高リターンを狙える商品も購入できる。

株式は一般的に値動き(リスク)が激しいとされる商品だが、その分大きな利益を生む可能性があり、5年間で10倍以上に値上がりすることは十分にあり得る。

さらにNISA口座では得られた利益に税金がかからないため、大きな節税効果が期待できる。

たとえば、成長投資枠で100万円の株式を購入し、10倍に値上がりして1,000万円になった場合、税率を20%とすれば180万円(値上がり益900万円×20%)の節税効果がある。

利益が大きくなるほど、節税効果も大きくなり、NISAの非課税メリットがより発揮されるのだ。

ただし、NISAの対象であっても、口座を開設した金融機関で取り扱っていない商品には投資できない。

複数の金融機関でNISA口座を開設することはできないため、NISA商品数の少ない銀行を選ぶと、投資したい商品を購入できないおそれがある。

証券会社であれば株式をはじめ、成長投資枠の対象商品のほとんどを購入できる。

竹国 弘城

投資信託しか購入しないのであれば、銀行でNISAを利用してもよいでしょう。
しかしつみたて投資枠同様、成長投資枠で購入できる投資信託の銘柄数でも主要ネット証券に優位性があります。
対象の投資信託数を比較すると、メガバンク各社は多くとも500件程度であるのに対し、SBI証券や楽天証券では2,500件を超えるファンドの中から選択できます。
将来を見据え、ネット証券で開設しておいたほうが選択肢が広がるでしょう。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)

新NISAの成長投資枠で投資信託を購入する際のコストが高め

銀行や対面証券はネット証券に比べ、成長投資枠で投資信託を購入する際にかかる販売手数料が割高な傾向です。

銀行の投資信託販売手数料は平均2.04%だ。これに対し、主要ネット証券では、すべての投資信託が販売手数料のかからない「ノーロードファンド」である。
出典:金融庁『家計の安定的な資産形成に関する有識者会議(第2回)資料』

例えば、ピクテ投信が運用する「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(1年決算型)」の販売手数料は、次のようになっている。

販売会社 販売手数料(税込)
※購入代金100万円の場合
みずほ銀行 購入金額の3.30%
イオン銀行 購入金額の3.30%
ソニー銀行 なし
野村證券 購入金額の3.30%
大和証券 購入金額の3.30%
SBI証券 なし
楽天証券 なし
みずほ銀行イオン銀行ソニー銀行野村證券大和証券SBI証券楽天証券の公式ホームページより筆者作成(2023年8月15日現在)

この商品の場合、販売手数料は税込で3.85%が上限だ。100万円分購入する場合、銀行とネット証券では手数料に3万円以上の差がつくこともあり、運用成果にも影響する。
出典:ピクテ投信「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(1年決算型)」

投資信託へ投資する場合には、以下のようなコストがかかる。

<購入時にかかるコスト>
・販売手数料(購入時手数料)……購入時に販売会社(証券会社、銀行など)に支払う手数料。
<運用中にかかるコスト>
・信託報酬(運用管理費用)……資産の運用や管理にかかる費用。運用会社、販売会社、信託銀行の三者に分配される。
・監査報酬……投資信託の計理が公正に行われているか監査するための費用。
・売買委託手数料……投資信託で資産の売買を行う際に発生する手数料。
<解約(換金)時にかかるコスト>
・信託財産留保額……投資信託を解約(換金)する際にかかる費用を負担するもの。かからない商品もある。

信託報酬、監査報酬、売買委託手数料は、投資信託の信託財産から支払われるため、投資家が間接的に負担するコストだ。

竹国 弘城

投資信託の販売手数料(購入時手数料)は、一定の範囲内で販売会社が自由に設定できるため、購入する金融機関によってコストに差がつく部分です。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)

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新NISAを銀行で始めるメリット

積立NISA、銀行ではやめたほうがいいって本当?
(画像=MONEY TIMES編集部)

銀行で新NISAを始めるメリットは、普段利用している金融機関ですぐに始められることだ。

銀行には、ネット証券にはない「顧客との近さ」がある。ネット証券では、基本的に自分で口座開設や運用商品を選択することが必要だが、銀行はなじみのある窓口で相談しながらNISA口座を開設したり、運用商品を選んだりできる。

また、NISA以外で投資をする予定がない場合、NISAのためだけに証券口座を開設するのを面倒に感じる人もいるだろう。普段なじみのない証券会社での手続きに抵抗を感じる人にとって、銀行は利便性が高い。

ただし、証券会社が不安な人でも、ネット証券ならサイト上の案内や解説、コールセンターやチャット、メールなどでのサポート体制は充実している。わからないことがあれば電話やチャットですぐに質問や相談ができる。

たとえば松井証券は、2023年度の問合せ窓口格付け(証券業界)で、13年連続で最高評価になる「三つ星」を獲得している。

松井証券は、HDI-Japan(ヘルプデスク協会)が主催する2022年度問合せ窓口格付け(証券業界)において、最高評価の「三つ星」を12年連続で獲得しました。今回の評価も過去11年に引き続き、お客様とのコミュニケーションの場である「電話窓口」、Webのサポート性を見る「サポートポータル(Web)」それぞれの部門で獲得しております。
引用:松井証券『受賞履歴(一覧)』

竹国 弘城

対面で相談できないことだけが不安な人は、松井証券のようにサポートが手厚いネット証券を選ぶと良いでしょう。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)

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NISA口座を開設できる銀行や証券会社は?

1.NISA口座を銀行で開設するときに注意すべき2つのポイント
(画像=jjoja/stock.adobe.com)

新NISA口座は、どの銀行・証券会社でも開設できるわけではない。

主な銀行や証券会社におけるNISA口座開設の可否は、以下のとおりだ。

銀行名 新NISA口座
りそな銀行
ゆうちょ銀行
三菱UFJ銀行
みずほ銀行
三井住友銀行
横浜銀行
イオン銀行 ×
PayPay銀行
ソニー銀行
楽天銀行 ×
住信SBIネット銀行 ×
SBI証券
楽天証券
松井証券
野村證券
大和証券

2023年までのNISA制度では、ソニー銀行のように、つみたてNISA口座は開設できても一般NISA口座が開設できない金融機関がありましたが、新NISAに移行後は、つみたて投資枠(旧・つみたてNISA)と成長投資枠(旧・一般NISA)を利用できるようになりました。
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ただし楽天銀行や住信SBIネット銀行やイオン銀行など、直接NISA口座を開設できない金融機関もある。

これらの銀行では、商品仲介口座を介して、新NISAを取り扱う楽天証券やSBI証券など、同じグループ内の証券会社で口座を開設することになる。

イオン銀行の場合はイオン銀行金融商品仲介口座を介してマネックス証券口座で開設する。

NISA口座を銀行で開設すべき人は

積立NISA、銀行ではやめたほうがいいって本当?
(画像=MONEY TIMES編集部)

銀行でNISA口座を開設するメリットが期待できるのは、そこで取り扱いのある投資信託をつみたて投資枠で購入するだけで十分な人や、近くの窓口で相談しながら進めたい人などだ。

NISA口座を銀行で開設すべき人
  • 銀行で取り扱っている投資信託のみで十分な人
  • 利用する金融機関を増やしたくない人
  • 近くの窓口で相談したい人
  • NISA利用で住宅ローンの優遇金利を受けられる人
購入できる商品の種類や手数料などの点では、あえて銀行でNISA口座を開設するメリットは少ないと言えます。

新NISAのつみたて投資枠(旧・積立NISA)の対象商品は、すべて販売手数料が無料のノーロードファンドである。そのため、新NISAのつみたて投資枠のみ利用する場合には、銀行と証券会社でコストに差はない。

つみたて投資枠の利用には口座管理手数料(口座維持費)がかからない。そのため、手数料に差がつくとすれば、投資信託の売買や保有にかかる部分だ。

投資信託の購入時にかかる手数料は、つみたて投資枠の対象となっている投資信託が、すべて販売手数料がかからない「ノーロード」商品であるため、金融機関による差はない。

また、投資信託の運用中にかかるコストである「信託報酬」と売却(解約)時にかかる「信託財産留保額」は商品ごとに決まっている。このうち信託報酬の水準(税抜)は、金融庁から以下のように厳しく規制されている。

つみたて投資枠の投信の信託報酬水準
国内インデックス型投信……0.5%以下
海外インデックス型投信……0.75%以下
国内アクティブ型投資……1.0%以下
海外アクティブ型投信……1.5%以下

金融機関によって取り扱っているNISA商品は異なるため、購入する商品によっては信託報酬に差がつくことがある。

しかし、上記のような制約によって高コストの商品はそもそも対象から除外されているため、それほど大きな差にはならない。

投資したい商品を取り扱っているのであれば、銀行で口座を開設してもいいだろう。

また、利用する金融機関を増やしたくない人、証券会社に抵抗がある人、近くの窓口で相談したい人などは、普段利用している銀行でNISAを利用するメリットがある。

竹国 弘城

対面でのサービスを求めないのであれば、全国どこでも利用でき、商品ラインアップやコスト面で優れたネット証券を利用したほうが利便性は高いでしょう。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)

銀行によっては、NISA口座を開設することで住宅ローンの借入金利が優遇される。住宅ローン借入先の銀行で金利の優遇を受けられるなら、その金融機関でのNISA口座開設を検討するとよい。

例えば三井住友信託銀行の場合、投資信託自動購入プランを申し込むと住宅ローン金利が年0.03%引き下げられる。借入金額4,000万円、借入期間35年、元利均等返済という条件の場合、借入金利が0.03%下がると、総返済額は約23万円減る(借入期間中の金利が一定、繰上返済なしの場合)。

出典:三井住友信託銀行『住宅ローン 家計応援プラン』

NISA口座で投資信託自動購入プランを利用すれば、住宅ローンの優遇とあわせ、非課税メリットも受けられる。ただし、NISAの利用は必須ではないため、金利のメリットと銀行でNISAを利用するデメリットを比較したうえで慎重に判断すべきだ。

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NISA口座をネット証券で開設すべき人は?

積立NISA、銀行ではやめたほうがいいって本当?
(画像=MONEY TIMES編集部)

NISAの成長投資枠も使って株式にも投資したい人やコストを抑えたい人、多くの商品の中から選びたい人は、銀行ではなくネット証券を選んだほうがよいだろう。

銀行では投資信託しか購入できないため、NISAの成長投資枠で株式にも投資したい人は証券会社で口座を開設する必要がある。

なるべく多くの選択肢の中から、自分の希望に近い商品を選びたい人にはネット証券がおすすめだ。ネット証券は、投資信託の取扱銘柄数も銀行に比べて圧倒的に多い。

新NISAのつみたて投資枠の取り扱い数
金融機関名 商品数
三菱UFJ銀行 24本
みずほ銀行 14本
三井住友銀行 4本
りそな銀行 13本
大和証券 31本
野村證券 19本
PayPay銀行 90本
ソニー銀行 47本
SBI証券 218本
楽天証券 213本
マネックス証券 217本
auカブコム証券 217本
松井証券 221本
三菱UFJ銀行みずほ銀行三井住友銀行りそな銀行大和証券野村證券野村證券イオン銀行PayPay銀行SBI証券、楽天証券、マネックス証券auカブコム証券松井証券)のホームページをもとに筆者作成、2024年1月30日現在)

ただし、ネット証券の中でも、取扱銘柄数や外国株式、IPO銘柄などの取り扱いの有無、それらがNISAの対象となっているかどうかは会社ごとに異なる。口座を開設する際は、ネット証券間でも比較して選ぶことが大切だ。

主要ネット証券の外国株式・IPOのNISA取り扱い状況
SBI証券 楽天証券 auカブコム証券 マネックス証券 松井証券
外国株式
(※)

(米国、中国、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア)

(米国、中国、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア)

(米国株)

(米国株、中国株)

(米国株)
IPO
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
SBI証券楽天証券auカブコム証券マネックス証券松井証券の公式サイトをもとに作成(2024年6月18日現在)

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NISA口座を銀行で開設するときによくある5つのQ&A

NISA口座を開設できない銀行は?
NISA口座を開設できないのは、楽天銀行や住信SBIネット銀行などだ。これらの金融機関では、NISAを取り扱う同じグループ内の証券会社の楽天証券やSBI証券などで、NISA口座の開設が必要になる。
NISA口座を銀行で開設するデメリットは?
銀行は証券会社に比べて、NISAで購入できる商品の種類や数が少ない点がデメリットだ。銀行のNISAで買える金融商品は株式投資信託に限られているため、株式の個別銘柄は基本的に売買できない。投資信託の取扱銘柄数自体も少ない。
NISAを銀行から購入する際とネット証券から購入する際の手数料の違いは?
ネット証券よりも銀行で投資信託を購入すると販売手数料が高くつきやすい。ネット証券は店舗の維持費がかからないため、総人件費なども銀行に比べて低く済むからだ。ネット証券では販売手数料のかからない「ノーロードファンド」も数多く取り扱っている。
NISA口座を銀行で開設するメリットは?
銀行でNISA口座を開設するメリットは、近くに店舗があり、すぐに対面で相談できる点だ。NISA口座の開設により住宅ローンの借入金利が優遇されるメリットもある。取り扱っている商品で「つみたてNISA」を利用したい人であれば、銀行でNISA口座を開設してもデメリットは少ない。
NISA口座を銀行で開設すべき人は?
新NISAのつみたて投資枠を利用する人、対面で相談したい人、住宅ローンの優遇金利を受けたい人だ。購入できる商品の種類や手数料などの点で、証券会社でのNISA口座開設が望ましい。しかし、投資したい商品やそれに類似した商品を銀行で扱っているなら問題ない。普段利用している銀行を利用したいのであれば、そこでNISA口座を開設してもよいだろう。

竹国弘城
竹国弘城
名古屋大学工学部機械航空工学科卒業。証券会社、保険代理店での勤務を経て、ファイナンシャルプランナーとして独立。
より多くの方がお金について自ら考え行動できるよう、家計改善や住宅購入、資産形成、相続など、お金に関するコンサルティング、大手金融機関や各種メディアでの執筆・監修を行う。RAPPORT Consulting Office代表。

■保有資格
1級ファイナンシャルプランニング技能士
CFP®︎
一種証券外務員
サウナ・スパプロフェッショナル
名古屋大学工学部機械航空工学科卒業。証券会社、保険代理店での勤務を経て、ファイナンシャルプランナーとして独立。
より多くの方がお金について自ら考え行動できるよう、家計改善や住宅購入、資産形成、相続など、お金に関するコンサルティング、大手金融機関や各種メディアでの執筆・監修を行う。RAPPORT Consulting Office代表。

■保有資格
1級ファイナンシャルプランニング技能士
CFP®︎
一種証券外務員
サウナ・スパプロフェッショナル

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