新NISAは落とし穴ばかり
(画像=MONEY TIMES編集部)

新NISAが落とし穴ばかりと言われるのは、投資先が限定されているうえ、元本割れするリスクがあるなど、複数のデメリットがあるためだ。

しかし、それらの落とし穴はあらかじめ対策を打っておくことで回避できる。

2024年から始まった新NISAは、つみたて投資枠と成長投資枠が併用可能、非課税保有期間の無期限化、年間投資枠の拡充など、2023年までの旧NISAに比べて大幅に内容が拡充された。メリットの大きい制度であるため、漠然とした悪印象を理由に手を付けずにいるのはもったいない。

この記事では新NISAの落とし穴を13項目紹介し、それぞれへの対策を詳細に解説していく。

新NISAのおすすめ証券会社
SBI証券 楽天証券 マネックス証券 auカブコム証券 松井証券
つみたて投資枠の
取扱銘柄数
218本 213本 217本 217本 221本
成長投資枠の
投資信託の
取扱銘柄数
1,155本 1,114本 1,101本 968本 1,035本
クレカ積立の
ポイント還元率
0.5~5.0% 0.5~1.0% 1.1%(※1) 1.0% -
クレカ積立で貯まる
ポイント
Vポイント 楽天ポイント マネックス
ポイント
Pontaポイント -
積立頻度 毎月
毎週
毎日
毎月
毎日
毎月
毎日
毎月 毎月
毎日
最低投資金額・
投資単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
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※1)2023年10月以降にマネックス証券のNISA口座を開設した場合、還元率2.2%(適用期間2023年10月2日~2024年9月30日、2023年9月までにNISA口座を開設した場合は1.5%還元(適用期間2024年1月4日~2024年9月30日)
出典:SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券松井証券、2024年1月21日現在

【新NISA(全体)に関する落とし穴と対策】
落とし穴 対策
購入できる投資信託の数が限定的 多くの銘柄を扱っているネット証券を選ぶ
元本割れする可能性がある 自分のリスク許容度にあった商品を選ぶ
金融機関は変更できるが資産は移管できない 最初の金融機関選びが重要
年間投資枠が決まっていて
繰り越しができない
非課税保有期間が無期限で、非課税保有限度額が1,800万円
(成長投資枠は1,200万円)あるため、
無理に年間投資枠を使い切る必要はない
損益通算ができない 極力損失が出ないよう、長期・積立・
分散でリスクを抑えた投資をする
【つみたて投資枠に関する落とし穴と対策】
落とし穴 対策
投資タイミングを選べない 資金に余裕があるときには成長投資枠も活用する
一括投資よりもリターンが
少ないケースがある
成長投資枠の一括投資も併用する
短期で大きなリターンを望めない 早期にライフプランを作成して、
目標額を先に決めてから商品や積立額を決める
信託報酬がかかる 各証券会社の投資信託検索機能を活用して、
信託報酬の安いものを選ぶ
ETFは売買手数料がかかる 長期投資を前提としたつみたて投資枠では
ETFは不向きな可能性があるので、
信託報酬の安い投資信託での運用を検討する
【成長投資枠に関する落とし穴と対策】
落とし穴 対策
ハイリスクな商品もある 銘柄選定を慎重に行う
短期で利益を狙いたい人には向いていない 成長投資枠も基本的に長期的な資産形成を
目的とした運用を心がける
銀行で株式を購入できない 個別株式を運用する可能性がある人は
証券口座で口座開設をする

新NISAの13個の落とし穴

1.新NISAは落とし穴ばかり
(画像=MONEY TIMES編集部)

新NISAは国民の長期的な資産形成を支援するための制度であることから、投資リスクを低減するために、投資対象銘柄や年間投資枠など制約が多いのも事実だ。

運用益非課税のメリットを上手に活用して資産形成をしていくためにも、落とし穴(デメリット)を理解し、投資する前に具体的な対策をしっかり立てておこう。

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新NISA(全体)に関する落とし穴と対策

2.新NISAは落とし穴ばかり
(画像=MONEY TIMES編集部)

新NISA制度全体の落とし穴は、購入できる投資信託の数が限定的であることや、元本割れする可能性があること、損益通算ができないことなど5つある。

新NISAでは、投資信託や国内株式、外国株式、ETF、REITなど多くの金融商品を対象としているが、投資信託の場合は、対象の銘柄が限られている。市場全体で購入できる銘柄が約1万4,200本あるのに対し、新NISAで購入できるはつみたて投資枠で281本、成長投資枠で2,167本に過ぎない(2024年2月現在)。

また成長投資枠でリスクがある商品も扱っているが、基本的に長期投資を支援する制度であるため、年間投資枠や非課税保有限度額に制限が設けられている。

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【新NISA(全体)に関する落とし穴と対策】
落とし穴 対策
購入できる投資信託の数が限定的 多くの銘柄を扱っているネット証券を選ぶ
元本割れする可能性がある 自分のリスク許容度にあった商品を選ぶ
金融機関は変更できるが資産は移管できない 最初の金融機関選びが重要
年間投資枠が決まっていて
繰り越しができない
非課税保有期間が無期限で、非課税保有限度額が1,800万円
(成長投資枠は1,200万円)あるため、
無理に年間投資枠を使い切る必要はない
損益通算ができない 極力損失が出ないよう、長期・積立・
分散でリスクを抑えた投資をする

購入できる投資信託の数が限定的

投資信託は公募・私募・ETFまで含めると1万4,297銘柄存在するが、新NISAで買える投資信託は、金融庁が定めた基準をクリアしたものに限られ、全体の約17%の中からしか購入できない。
※出典:「資産運用業高度化プログレスレポート2023 2023年4月 金融庁」

さらに新NISA対象商品をどの金融機関でもすべてを購入できるわけではなく、金融機関が取り扱っている銘柄しか購入できないため、選択肢はさらに狭まる。

選択肢を広げるためにも、多くの銘柄を取り扱っている金融機関でNISA口座を開設することが重要だ。

新NISAで投資できる投資信託・ETF・REITの銘柄数は次の通りだ。

【つみたて投資枠】
投資信託273本、ETF8本
※出典:「つみたて投資枠対象商品届出一覧(運用会社別)最終更新日2024年1月30日」

【成長投資枠】
非上場投資信託1,866銘柄、REIT63銘柄、ETF238銘柄
※出典:「一般社団法人投資信託協会 NISA成長投資枠の対象商品より」

新NISAへの制度移行によって、つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能になり、旧NISAに比べて銘柄の選択肢は広がった。それでも投資信託全体に対する比率から見れば約17%であり、まだ数は少ないと言わざるを得ない。

毎月分配金が支払われる「毎月分配型投資信託」も、年金を受給している高齢層に根強い人気があるが、家計の安定的な資産形成の支援という新NISA導入の主旨に合わないことから対象外だ。

金子賢司

毎月分配型投資信託は、毎月分配金を支払うたびにその金額相当分、基準価格が下がる仕組みのため、家計の安定的な資産形成にはなり得ないとの判断なのでしょう。
金子賢司(ファイナンシャル・プランナー)

以下は大手ネット証券5社の取扱銘柄数である。

【大手ネット証券5社の新NISA取扱銘柄比較】
つみたて投資枠
取扱投資信託
成長投資枠
取扱投資信託
米国株
取扱銘柄数
公式サイト
SBI証券 218本 1,155本 約5,300本 公式サイト
楽天証券 221本 1,129本 5,086本 公式サイト
マネックス証券 218本 1,107本 4,592本 公式サイト
auカブコム証券 218本 1,473本 1,888本 公式サイト
松井証券 223本 1,062本 3,769本 公式サイト

つみたて投資枠の取り扱い銘柄は各社210〜220本程度とほぼ同水準だが、成長投資枠で購入できる投資信託は、一番多いauカブコム証券と松井証券では400本程度の差がある。

成長投資枠で購入できる米国株の場合はSBI証券(約5,300本)とauカブコム証券(1,888本)の差は約3,500本だ。

金子賢司

現在、つみたて投資枠での投信積立を考えているなら、主要ネット証券なら同程度の銘柄数なので基本的にはどこを利用しても問題ないでしょう。ただし、いずれ自分の投資に対するリスク許容度が変化し、成長投資枠で日本株や米国株投資をしたいときが来るかもしれません。将来を見据え、選択できる銘柄数が多い証券会社を選んだほうが良いでしょう。
金子賢司(ファイナンシャル・プランナー)

\新NISAの取扱銘柄が充実!/
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元本割れする可能性がある

新NISAでは、上場株式、投資信託など、購入できるどの商品も元本割れのリスクがある。

そのため投資のリスクとリターンを理解して、自分のリスク許容度にあった商品を選ぶことが大切だ。

リスク許容度とは自分が投資による損失を許容できる度合いのことをいい、年齢や資産状況、収入によって人それぞれである。

リスク許容度が高い人は、ハイリスク・ハイリターンの投資が可能で、リスク許容度が低い人は、元本割れにに対して慎重に構えることが必要になる。

【リスク許容度の判断基準】
年齢 年齢が若い人ほど、収入を得られる期間が長いため、
投資で失敗しても挽回できる可能性が高い。
つまり、リスク許容度が高い
資産 資産が多い人ほど、投資で失敗しても
埋め合わせできる資産が多いのでリスク許容度は高い
経験・知識 投資経験・知識が多い人ほどリスク許容度は高い
収入 収入が高い人は、投資で仮に失敗しても*補える可能性が
高いのでリスク許容度は高い

新NISAの対象商品でリスクとリターンの関係を比較すると、投資信託よりも株式のほうがリスク・リターンが高い傾向にある。分散投資によるリスク抑制効果がないためだ。

3.新NISAは落とし穴ばかり
(画像=投資信託協会より引用)

上図の通り、投資においてリスクとリターンは表裏一体の関係にあり、リターンの大きい商品は下落局面での下落幅も大きい傾向がある。その意味では、投資のリスク・リターンを理解して、自分のリスク許容度にあった商品を選ぶことが大切だ。

投資信託は、ファンドマネージャーがさまざまな株式や債券を組み合わせて運用する商品だ。どこに投資をしているかでリスクとリターンが異なる。

投資信託のリスクとリターンは、投資先にどれくらい株式や債券が組み込まれているかで確認できる。

投資信託に株式が多く含まれていれば、リスク・リターンが高い。

さらに国内よりも、海外を投資先にした投信のほうがリスクとリターンが大きい。また海外商品のなかでも、先進国より新興国のほうがリスクとリターンが大きくなる傾向がある。

投資信託がどこに投資をしているのかは、目論見書で確認できるため、購入前に十分目論見書を確認しておきましょう。

【投資信託のリスクとリターンの関係】
投資信託のタイプ
(インデックスファンド・
アクティブファンド)
原則、アクティブファンドのほうが
ハイリスク・ハイリターンな傾向がある(※)
国内・海外 海外商品は情報が少なく、為替レートの影響も受けるので、
国内商品よりもハイリスク・ハイリターンになる
投資信託の資産配分 投資信託の資産配分で株式の比率が
大きいほどハイリスク・ハイリターンになる
※インデックスファンド/アクティブファンドとは?
インデックスファンドとは、日経平均株価やTOPIXなどの指標(ベンチマーク)に連動する運用成果を目指す投資信託のことだ。

例えば日経平均株価は、日本経済新聞社が選んだ代表的な225銘柄の株価をもとに算出する。つまり日経平均株価に連動した運用成果を目指すインデックスファンドであれば、投資先や投資割合が日経平均に類似することになる。

一方、アクティブファンドとは指標を上回る運用成果を目指す投資信託のことを指す。一般的に、アクティブファンドのほうが信託報酬が高い傾向にある。

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金融機関の変更はできるが資産の移管はできない

新NISAでは金融機関の変更はできますが、変更前に運用していた資産を変更後のNISA口座に移管できません。

仮に変更前に運用していた投資信託を、変更後の証券会社で引き続き運用するとしても、これまでに積み立てた資産は移管できず、新たに購入する仕組みになっている。

金融機関を変更してもこれまで運用していた資産がなくなるわけではなく、変更前の金融機関のNISA口座で非課税のまま運用ができる。ただし変更前のNISA口座で新たな商品の買付はできない。

新NISAを活用しながらリスクを抑えて安定したリターンを得るためには、長期・積立・分散投資の活用が基本だ。しかし金融機関を変更すると、新しい金融機関のNISA口座に資産を移すことができないため、運用を中断することになる。

金融機関変更は積立投資や複利運用のメリットが損なわれてしまうため、あまりおすすめできません。途中で金融機関を切り替えることがないよう、最初から自分にあった証券会社を見極めましょう。

新NISAの成長投資枠で株式投資をしたい人の中には、長期投資ではなく売買による売買益を狙った投資を考える人もいるかもしれない。

だが新NISAで株式投資を頻繁に売買すると、すぐに成長投資枠の年間投資枠を使い果たしてしまう可能性がある。240万円という年間投資枠の金額を考えると、大きな売買益を出すことは難しいだろう。

したがって、株式投資をする人も、配当金狙いで長期的に保有株式数を増やしていく投資方のほうが、新NISAに合った利用方法と言える。

金子賢司

2023年までの旧NISAを利用している人は、非課税期間終了後の対策も検討しておきましょう。2023年までの一般NISAの非課税期間は5年、つみたてNISAは20年と期限があり、期限を過ぎると課税口座に移管され運用益に税金がかかるようになります。
金子賢司(ファイナンシャル・プランナー)

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年間投資枠が決まっていて繰り越しができない

新NISAの年間投資枠は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円で、年間投資枠に制限があります。

年間投資枠の一部しか使わなかったとしても、翌年に枠を繰り越すことはできません。無制限で投資の利益が非課税になるわけではない点には注意しましょう。
例えば、つみたて投資枠の年間投資枠120万円のうち、2024年度に100万円しか使わなかったからといって、残りの枠20万円を持ち越し、2025年に140万円分の積立ができるわけではない。成長投資枠の年間投資枠は240万円だが、これについても同様だ。

新NISAの年間投資枠は、旧つみたてNISAの40万円、旧一般NISAの120万円に比べれば大幅に拡充したが、それでも枠に制限があることには変わりがない。

ただし、新NISAは旧NISAのように一般NISAが5年間、つみたてNISAが20年間のような非課税保有期間がないため無理に年間投資枠を使い切る必要性は低いだろう。

旧NISAの場合、つみたてNISAで仮に1年間投資をしない年があったからといって、非課税保有期間を1年延長できるわけではなかった。また、つみたてNISAの年間投資枠40万円を使い切れなかったからといって、翌年に持ち越すこともできなかった。

したがって経済的事情などで投資ができず、非課税保有期間を1年無駄にしてしまった、年間投資枠を使い切れずに損をした気分になった人もいるのではないだろうか。

しかし新NISAは非課税保有期間がないため、毎年つみたて投資枠、成長投資枠の合計360万円をフルに使えば非課税保有限度額である1,800万円を5年間で使い切れる。毎月3万円ずつ50年(3年×12ヶ月×50年=1,800万円)かけて、1,8000万円の非課税保有限度額まで積立運用することも可能だ。

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損益通算ができない

新NISA口座で運用している資産は、他の投資の運用益と損益通算ができません。これは、旧NISAと変わらない点です。

損益通算とは、投資の利益と損失を相殺して、税金を軽減することだ。

例えば、一般的な投資信託Aで10万円の利益が出た場合、約20%の税金がかかるので約2万円の税金がかかり、手取りは約8万円だ。

しかし投資信託Bで4万円の損失も発生している場合、投資信託Aの利益と相殺した6万円(10万円-4万円)に対して約20%の税金(1万2,000円)がかかるようになるため、税金は8,000円分(2万-1万2,000円)軽減される。

通常の証券口座で運用した投資信託AとBを損益通算した場合の税額
投資信託A:利益10万円
投資信託B:損失4万円
<税金の額>
6万円(Aの利益10万円-Bの損失4万円)×約20%=1万2,000円

NISA口座で損失が出た場合は、損益通算ができず、その損失はなかったものとされる。

上記の投資信託BがNISA口座で運用したものであった場合、通常の証券口座で運用している投資信託Aと損益通算はできず、10万円に約20%の税金(8,000円)がかかることになる。

通常の証券口座で運用した投資信託AとNISA口座で運用した投資信託Bの税額
投資信託A:利益10万円
投資信託B:損失4万円
<税金の額>
投資信託A:10万円×約20%=2万円
投資信託B:0円
合計2万円
金子賢司

新NISAは利益が出ないと非課税メリットが活かせません。長期・積立・分散投資でリスクを抑えながら、極力損失を出さない運用を心がけましょう。
金子賢司(ファイナンシャル・プランナー)

新NISAのおすすめ証券会社
SBI証券 楽天証券 マネックス証券 auカブコム証券 松井証券
つみたて投資枠の
取扱銘柄数
218本 213本 217本 217本 221本
成長投資枠の
投資信託の
取扱銘柄数
1,155本 1,114本 1,101本 968本 1,035本
クレカ積立の
ポイント還元率
0.5~5.0% 0.5~1.0% 1.1%(※1) 1.0% -
クレカ積立で貯まる
ポイント
Vポイント 楽天ポイント マネックス
ポイント
Pontaポイント -
積立頻度 毎月
毎週
毎日
毎月
毎日
毎月
毎日
毎月 毎月
毎日
最低投資金額・
投資単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
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※1)2023年10月以降にマネックス証券のNISA口座を開設した場合、還元率2.2%(適用期間2023年10月2日~2024年9月30日、2023年9月までにNISA口座を開設した場合は1.5%還元(適用期間2024年1月4日~2024年9月30日)
出典:SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券松井証券、2024年1月21日現在

つみたて投資枠に関する落とし穴と具体的な対策

5.新NISAは落とし穴ばかり
(画像=MONEY TIMES編集部)

つみたて投資枠の落とし穴は、投資タイミングを選べないことや、短期では一括投資よりもリターンが少ないことだ。そのほか、信託報酬やETFの売買手数料など、コストについても注意点がある。

つみたて投資枠の対象商品は、投資信託のなかでも長期分散投資に向いていて、リスクを抑えて安定したリターンを得られる比較的安全なラインアップだ。

ただし、短期では大きなリターンは望めず、一括投資のほうが資産を増やせるケースもある。つみたて投資枠を利用しながら、投資額や投資タイミングを自分で選べる成長投資枠を併用することで、この落とし穴はカバーできる。

信託報酬やコストは運用報告書などで確認し、より低コストの商品を購入して効率的に資産形成していこう。

【つみたて投資枠に関する落とし穴とその対策】
落とし穴 対策
投資タイミングを選べない 資金に余裕があるときには成長投資枠も活用する
一括投資よりもリターンが
少ないケースがある
成長投資枠の一括投資も併用する
短期で大きなリターンを望めない 早期にライフプランを作成して、
目標額を先に決めてから商品や積立額を決める
信託報酬がかかる 各証券会社の投資信託検索機能を活用して、
信託報酬の安いものを選ぶ
ETFは売買手数料がかかる 長期投資を前提としたつみたて投資枠では
ETFは不向きな可能性があるので、
信託報酬の安い投資信託での運用を検討する

\取扱銘柄数が最多!リスクが低い銘柄が見つかる!/
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投資タイミングを選べない

つみたて投資枠の積立方法は定時・定額のみに限られるので、自分の好きなタイミングでは投資できません。

定時・定額とは、毎月・毎週・毎月など、一定期間ごとに一定額を積み立てながら投資をする方法のことを指す。例えば、毎月1万円や2万円、あるいは毎週1,000円や2,000円ずつといった投資方法しかできないということだ。

したがって、つみたて投資枠では、仮に投資信託の基準価格の急上昇が予想できるからといって、その銘柄にまとまった金額を一括投資することはできない。

つみたて投資枠で毎月コツコツ積み立てながら、資金に余裕があるときに成長投資枠を活用するなど、新NISAのメリットを最大限活かして柔軟な運用を心がけよう。

成長投資枠の投資対象商品は株式投資だけでなく、つみたて投資枠では購入できない投資信託やETFもある。

また、つみたて投資枠、成長投資枠どちらでも購入できる投資信託もある。

例えば楽天証券では、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)がどちらの枠でも購入できる。

金子賢司

年120万円(月10万円)以上をオルカンやS&P500に投資したい人は、つみたて投資枠だけでなく成長投資枠も使うと良いでしょう。成長投資枠は年240万まで使えるので、合わせると年360万円まで投資ができます。
金子賢司(ファイナンシャル・プランナー)

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一括投資よりリターンが少ないケースもある

つみたて投資枠は選んだ商品や相場環境によっては、一括投資で運用するよりもリターンが少なくなるケースがある。

例えば利回り2.0%の投資信託に240万円を一括投資して10年間運用したケースと、毎月2万円の積立投資をして10年間運用したケースを比較してみよう。

運用方法 10年後
240万円一括投資 約293万円
毎月2万円ずつ積立投資
(10年後の投資元本240万円)
約265万円
6.新NISAは落とし穴ばかり
(画像=筆者作成)

この例では、どちらも10年後における投資元本は240万円だが、10年後の総資産は一括投資のほうが30万円程度多くなる。

もちろん、投資信託の利回りや基準価額の値動きで結果は変わる。しかし一般的に、運用期間が短い間は一括投資のほうがリターンが大きくなる傾向がある。投資を始めた初期の段階では、一括のほうが積立よりも投資元本が大きいためだ。

ただし積立投資はドルコスト平均法の効果が働き、運用中のリスクを低減させる効果がある。

ドルコスト平均法とは、毎月1万円、毎月2万円など、一定期間ごとに定額で金融商品を買い付ける投資方法のことだ。

投資信託であれば、定額で購入することで基準価格が高いときには買付口数を抑え、基準価格が安いときは買付口数を増やせるため、平均購入単価を抑えられる。

積立投資は一括投資よりも、投資リスクを抑える効果があると理解すれば、落とし穴というよりはむしろメリットと言えるでしょう。

例えば毎月2万円を投資していけば、10年目で240万円、11年目で264万円となり、240万円を一括投資したときの元本を上回る。

7.新NISAは落とし穴ばかり
(画像=筆者作成)
8.新NISAは落とし穴ばかり
(画像=筆者作成)
金子賢司

まとまったお金がなくても時間をかけて積立投資をすることの大切さがわかるでしょう。
金子賢司(ファイナンシャル・プランナー)

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短期で大きなリターンを望めない

積立投資は、元本が十分な金額になるまでに時間がかかります。つまり、老後資金や教育資金など、金額の大きい資金を用意するには時間がかかるということです。十分な時間がないと、投資で資産が増えても目標額に達しない場合もあります。

大きな資金、十分な時間とはどれくらいのことを指すのかは、人によって考え方が異なる。

例えば老後に2,000万円を準備したい場合の毎月の積立額を考えてみよう。

準備する期間が5年しかない場合、利回り3.0%で運用したとすると約30.9万円、5.0%なら29.4万円を毎月積み立てなければならない。かろうじて新NISAの年間投資枠の範囲内で実現できるが、現実的には難しいだろう。

しかし積立期間が20年あれば、利回り3.0%なら月およそ6万円、5.0%なら月4.8万円だ。これなら積立期間5年に比べれば現実的な金額と言えるだろう。

【2,000万円を準備するために必要な毎月積立額】
準備期間 利回り3.0% 利回り5.0%
5年 30.9万円 29.4万円
10年 14.3万円 12.8万円
20年 6万円 4.8万円
30年 3.4万円 2.4万円

逆に、月に2~3万円しか積み立てができない場合、2,000万円の資産を作るためには高利回りかつ長期間で運用する必要がある。多くの積立額が用意できないときは、目標とする金額を下げる必要があるだろう。

例えば月2万円を10.0%で運用すると2,000万円にするまでに22年6ヵ月かかる。15.0%で運用しても17年6ヵ月の期間が必要だ。
金子賢司

対策として、早い段階でライフプランを作成し、将来いくら準備したいのかをあらかじめ計算したうえで、毎月の積立額や投資商品を検討していくことが大切です。時間をかけて準備するためにも、早くライフプランを作って、すぐに積み立てを始めましょう。
金子賢司(ファイナンシャル・プランナー)

早く始めるとどれくらい効果があるのか、積立投資と複利運用を組み合わせた場合で検証してみよう。

【利回り3.0%で複利運用したときの投資効果】
積立金額 5年後 10年後 20年後
毎月1万円を積み立てた場合 約64.6万円
(60万円)
約139.5万円
(120万円)
約326.9万円
(240万円)
毎月3万円を積み立てた場合 約193.8万円
(180万円)
約418.4万円
(360万円)
約980.6万円
(720万円)
※( )内は投資元本

長期運用になるほど元本からの増加率が大きくなっていることが分かる。

例えば毎月1万円積み立てた場合、3万円積み立てた場合いずれも、5年後の増加率は約7.6%だが、20年後の増加率は約36.1%だ。

積立は時間をかけて運用するほど投資効果が高くなるので、なるべく早くスタートして投資期間を確保することがポイントだ。

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信託報酬がかかる

つみたて投資枠の対象商品となっている投資信託は、販売手数料はかからないが信託報酬はかかる。

信託報酬とは、投資信託を管理・運用してもらうための費用にあたるもので、保有している期間中、毎日発生する。信託報酬は「資産残高×投資信託ごとの料率」が保有資産から自動的に毎日差し引かれる仕組みだ。

【信託報酬の計算式】
1日あたりの信託報酬額=資産残高×信託報酬×1.1(消費税)÷365
残高200万円、信託報酬0.1%の場合、1日当たりの信託報酬は、200万円×0.1%×1.1÷365=約6円になる。

投資信託は投資銘柄選定や運用を投資のプロに任せる仕組みなので、信託報酬という形の手数料が必要だ。そのため、投資パフォーマンスを求める場合、より信託報酬の低い投資信託を選ぶことが必要になる。

ある投資信託に月に5万円投資をして、利回り3.0%で運用した場合、信託報酬が0.1%、0.2%、1.0%でどれくらい差がでるのか見てみよう。

<信託報酬別にみる10年、20年、30年後の総資産額>
10年後 20年後 30年後
信託報酬0.1% 約695万円 約1,623万円 約2,864万円
信託報酬0.2% 約691万円 約1,606万円 約2,815万円
信託報酬1.0% 約663万円 約1,473万円 約2,463万円

例えば、信託報酬0.1%と0.2%における将来の総資産額を比べると、10年後に4万円、30年で49万円の差が出る。

同様に、信託報酬0.1%と1.0%を比べると、10年後に32万円、30年後に401万円の差になる。信託報酬が低いほど、投資効果が高まることは明白である。

つみたて投資枠の銘柄は、法令の定める基準によって、信託報酬が一定以下の水準に抑えられたものに限られている。具体的な水準は以下の通りだ。

投資対象 信託報酬(税込み)
ほとんどのインデックスファンド 国内資産 0.55%以下
海外資産 0.825%以下
アクティブファンドや
一部のインデックスファンド
国内資産 1.1%以下
海外資産 1.65%以下
上場株式投資信託(ETF) 国内外 0.275%以下
信託報酬が低い代表的なつみたて投資枠対象銘柄は次の通りだ。

【信託報酬が低い主な投資信託】
ファンド名 信託報酬
eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
0.05775%
iシェアーズ 米国株式(S&P500)
インデックス・ファンド
0.0938%
SBI・先進国株式インデックス・ファンド 0.0982%
参照:楽天証券

信託報酬の低い投資信託を探すときは、各証券会社で用意している投資信託検索ツールを使うとよい。

ここでは楽天証券の「投信スーパーサーチ」を使う事例を紹介する。

<信託報酬の低い投資信託を探す方法―楽天証券の場合―>

まず、検索条件を「NISAつみたて投資枠と成長投資枠」に絞り対象商品のみを表示させる。

9.新NISAは落とし穴ばかり
(画像=楽天証券より引用)

次に管理費用の欄の「↑」をクリックすると、信託報酬の低い順に並べることができる。

10.新NISAは落とし穴ばかり
(画像=楽天証券より引用)
金子賢司

信託報酬が安くても、投資信託の運用パフォーマンスが低ければ本末転倒です。投資信託を選ぶときは投資先や運用利回り、運用スタイル(インデックスファンドかアクティブファンドか)などから、総合的に判断することが大切です。
金子賢司(ファイナンシャル・プランナー)

\コストの低い銘柄が探しやすい!/
楽天証券で新NISAを始める
(公式サイト)

ETFは売買手数料がかかる

つみたて投資枠対象商品のなかには、株式の個別銘柄のようにリアルタイムで売買できるETFが8本(2024年1月30日現在)含まれているが、ETFは売買手数料がかかる点には注意が必要だ。

売買手数料は証券会社が個別に設定しており、SBI証券や楽天証券などの主要ネット会社はETFの売買手数料を無料にしている。

ETFは決算期間中に発生した収益から、信託報酬を控除した費用の全額を分配する仕組みだ。そのためETFの分配金は、自身で再投資をしなければならない。本業で忙しく配当金の再投資を忘れるようなことがあると、複利効果が低下してしまう可能性がある。

つみたて投資枠についてはETFではなく、売買手数料のかからない投資信託で運用するといいでしょう。

新NISAのおすすめ証券会社
SBI証券 楽天証券 マネックス証券 auカブコム証券 松井証券
つみたて投資枠の
取扱銘柄数
218本 213本 217本 217本 221本
成長投資枠の
投資信託の
取扱銘柄数
1,155本 1,114本 1,101本 968本 1,035本
クレカ積立の
ポイント還元率
0.5~5.0% 0.5~1.0% 1.1%(※1) 1.0% -
クレカ積立で貯まる
ポイント
Vポイント 楽天ポイント マネックス
ポイント
Pontaポイント -
積立頻度 毎月
毎週
毎日
毎月
毎日
毎月
毎日
毎月 毎月
毎日
最低投資金額・
投資単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
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※1)2023年10月以降にマネックス証券のNISA口座を開設した場合、還元率2.2%(適用期間2023年10月2日~2024年9月30日、2023年9月までにNISA口座を開設した場合は1.5%還元(適用期間2024年1月4日~2024年9月30日)
出典:SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券松井証券、2024年1月21日現在

成長投資枠に関する落とし穴と対策

11.新NISAは落とし穴ばかり
(画像=MONEY TIMES編集部)

成長投資枠は対象商品が多く、柔軟な運用ができるのがメリットだが、国内外の個別株の中にはハイリスクな商品があることや、短期で利益を狙いたい人には向いていないことが落とし穴だと言える。

また、銀行のNISA口座では投資信託以外の商品は購入できないため、成長投資枠で株式の売買をしたい人は、証券会社でNISAを始めるようにしよう。

【成長投資枠に関する落とし穴とその対策】
落とし穴 対策
ハイリスクな商品もある 銘柄選定を慎重に行う
短期で利益を狙いたい人には向いていない 成長投資枠も基本的に長期的な資産形成を
目的とした運用を心がける
銀行で株式を購入できない 個別株式を運用する可能性がある人は
証券口座で口座開設をする

ハイリスクな商品もある

成長投資枠は投資対象商品が多いのがメリットだが、国内外の個別株の中にはハイリスクな商品もあるため、慎重な運用を心がけたい。

例えば米国株の代表格であるメタ・プラットフォームズ(META、かつてのフェイスブック)は、1株購入するのに500~520ドルが必要だ(2024年4月現在)。仮に1ドル150円とすると、メタ・プラットフォームズを1株購入するのに7万5,000円必要になる。

同社の株価は2024年2月~4月の2ヵ月間、1日10ドル程度(円換算で1,500円)の変動があった。大きいときは2日で40ドル(1ドル150円換算で6,000円)以上も下がっていた。

金子賢司

ここではメタ・プラットフォームズの例を挙げたが、外国株ではこの程度の値動きは決して珍しいことではありません。投資の価格変動に対する耐性がない人は、ハイリスク商品の取り扱いには注意しましょう。
金子賢司(ファイナンシャル・プランナー)

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SBI証券で新NISAを始める
(公式サイト)

短期で利益を狙いたい人には向いていない

成長投資枠も、つみたて投資枠同様、短期で利益を狙いたい人には向いていない。

例えば、以下の例では、年間投資枠である240万円をすぐに消費してしまう。

・1株10万円の株式を10株購入(投資金額100万円)
・12万円に値上がりした後に売却(20万円の利益を獲得)
・株価が上昇する可能性が高いと判断し、再度1株12万円のときに10株購入(投資金額120万円)
・14万円になったところで売却(20万円の利益を獲得)

このやり取りだけで、すでに年間投資枠240万円のうち220万円を使うことになる。

新NISAの成長投資枠は年間の上限金額が240万円と大きく、投資タイミングも自由だ。取扱商品も多いことからメリットばかりと感じる人もいるだろう。

しかし1株単価が高い株価の売買を繰り返すと、年間投資枠240万円はあっという間に使い果たしてしまうことは留意しておきたい。

成長投資枠の非課税枠が減らないように売買を控えると、利益確定が遅れて価格が下がり、せっかくの利益を逃してしまう場合もあるだろう。非課税のメリットを最大限活用しようと欲張った結果、利益を逃す可能性がある点も注意が必要だ。

金子賢司

成長投資枠は取扱商品が多いだけに、非課税枠の使い道については自身の投資戦略も含めて慎重に考える必要があります。基本的には、成長投資枠も長期的な資産形成を目的とした運用を心がけるといいでしょう。
金子賢司(ファイナンシャル・プランナー)

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銀行で株式を購入できない

NISAに限らず、銀行で株式は購入できない。

新NISA口座を使って株式の譲渡益や配当金について、非課税の恩恵を受けようと考えている人は、証券会社でNISA口座を開設する必要がある。ETFやREITも証券会社でしか購入できない。

新NISAの成長投資枠とつみたて投資枠で購入できる商品について、取り扱っている商品を整理しておこう。

成長投資枠の対象商品 つみたて投資枠の対象商品
証券会社で購入可能 銀行で購入可能 証券会社で購入可能 銀行で購入可能
・投資信託
・上場株式
・ETF
・REIT
投資信託 ・投資信託
・ETF
投資信託

証券会社のほうが銀行よりも新NISAの取扱商品が多いことがわかる。

金子賢司

NISA口座は年に1回までなら変更できますが、書類の提出などの手間がかかるうえ、資産は移管できない、変更したい年に取引が行われていた場合にその年中の変更はできない、などの注意点があります。手間をかけたくない人は最初から証券会社で口座を開設するのも手です。その場合は手数料が安いSBI証券や楽天証券などのネット証券を検討してみましょう。
金子賢司(ファイナンシャル・プランナー)

新NISAのおすすめ証券会社
SBI証券 楽天証券 マネックス証券 auカブコム証券 松井証券
つみたて投資枠の
取扱銘柄数
218本 213本 217本 217本 221本
成長投資枠の
投資信託の
取扱銘柄数
1,155本 1,114本 1,101本 968本 1,035本
クレカ積立の
ポイント還元率
0.5~5.0% 0.5~1.0% 1.1%(※1) 1.0% -
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毎週
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毎月
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投資単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
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※1)2023年10月以降にマネックス証券のNISA口座を開設した場合、還元率2.2%(適用期間2023年10月2日~2024年9月30日、2023年9月までにNISA口座を開設した場合は1.5%還元(適用期間2024年1月4日~2024年9月30日)
出典:SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券松井証券、2024年1月21日現在

新NISAのメリット

12.新NISAは落とし穴ばかり
(画像=MONEY TIMES編集部)

新NISAの最大のメリットは、運用益に税金がかからないことだ。一般的な投資で利益が出た場合、運用益に20.315%の税金がかかるが、NISA口座で商品を運用すると、税金がゼロになる。

また2024年からは非課税で運用できる期間が無期限化されたため、20代、30代は結婚資金や子どもの教育資金準備として、50代以降は老後資金準備など、あらゆるライフステージでNISAを活用することが可能だ。

さらに2023年までの旧NISAでは、非課税運用期間が長いつみたてNISAでも20年だったが、2024年からの新NISAでは投資期限が撤廃され30年、40年といった超長期運用ができるので、高い複利効果も期待できる。

新NISA全体のメリット

新NISAのつみたて投資枠も成長投資作も、長期にわたって非課税で運用ができることがメリットだ。

また新NISAの商品ラインアップは、比較的投資リスクを抑えて運用できる投資信託が多いため、長期・積立投資も組み合わせれば、初心者でもリスクを抑えた投資がしやすいという特徴がある。

金子賢司

新NISAの非課税保有限度額は再利用ができるため、結婚資金や子どもの教育資金の準備を終えたら、改めて老後資金準備に取りかかるなど柔軟な運用が可能です。
金子賢司(ファイナンシャル・プランナー)

長期にわたって非課税で投資できる

新NISAの最大のメリットは長期にわたって運用益に税金がかからないところです。
仮に20年間投資信託を運用して、売却後100万円の利益が出ていたとすると、新NISAなら100万円に税金がかからないので全額受け取れる。しかし、通常の一般口座や特定口座では約20%の税金がかかるので、手元に残るのは約80万円である。

旧NISAは非課税期間が長いつみたてNISAでも20年間だった。しかし新NISAでは非課税期間が無期限になるため、超長期運用により非課税のメリットがさらに大きくなる。

例えば年間の非課税額が5万円だったとすると、20年間で100万円のメリットがある。しかしつみたてNISAは非課税期間が20年なので、これ以上は非課税のメリットは受けられない。

一方、新NISAはさらに長期で運用できる。先のケースで30年運用すれば非課税のメリットが150万円、40年なら200万円分に拡大する。

金子賢司

投資の運用益が長期にわたって非課税になる新NISAのメリットは改めて大きいと言えるでしょう。
金子賢司(ファイナンシャル・プランナー)

いつでもお金を引き出せる

新NISAは金融商品を売却すれば、いつでもお金を引き出せます。急な資金が必要になったときには、この柔軟性はメリットの一つと言えるでしょう。

新NISAとよく比較される制度としてiDeCo(イデコ)があるが、iDeCoは原則60歳まで積み立てた掛け金を引き出すことはできない。

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、老後資産形成をするための制度のことだ。自身で掛金を拠出し、その掛金を使って、あらかじめ用意された商品ラインアップのなかから選んで投資をする仕組みだ。

iDeCoは老後の資産形成を目的としているため、原則60歳まで掛金を引き出すことができない。

iDeCo口座で運用すると掛金が全額所得控除の対象となり、所得税・住民税が軽減される。さらに運用益に税金がかからない、受取時にも控除が受けられるなど、大きな税制優遇が用意されている。

ただし、新NISAでも即日引き出しができるわけではない点は注意しておきましょう。投資信託の売却は商品によって3~5営業日程度はかかります。

投資信託の売却手順はさほど難しくはない。取引画面で売却したい投資信託を選び、売却する口数を選択する。必ずしも全部売却する必要はなく、10万口のうち5万口売却するなど一部売却することも可能だ。

金子賢司

投資信託の売買価格は売買成立日に確定します。売買の手続きをしたときの基準価格で売却されるわけではない点は覚えておきましょう。
金子賢司(ファイナンシャル・プランナー)

申し込みから3~5営業日後に投資信託が売却され、現金がNISA口座に振り込まれる。投資信託を解約するときに投資家が支払わなければいけない信託財産留保額がかかる投資信託は、その分の手数料が差し引かれる。信託財産留保額の有無や料率は投資信託の目論見書などに記載されているため事前に確認しておこう。

柔軟な運用ができる

新NISAは「つみたて投資枠と成長投資枠が併用できる」「非課税保有期間が無期限で利用できる」点が旧NISAと大きく異なる。

旧NISAはつみたてNISAと一般NISAのうちどちらかしか選べなかったため、つみたてNISAから一般NISAに変更したいときはその都度、切り替える必要があった。

新NISAの場合、まずつみたて投資枠で比較的リスクが低い投資信託を購入して、慣れてきたら成長投資枠で投資を始めるという運用がしやすい。

例えば、投資知識が身に付いたら、ややリスクが高いが高いリターンも期待できる投資信託や個別株式などに挑戦するといった方法がある。

また、つみたて投資枠で、分配金がない投資信託で時間をかけて老後の資産形成をしつつ、成長投資枠で上場株式を購入して、株主優待を楽しんだり、株式の配当金やETFの分配金で副収入を得たりする使い方もある。

つみたて投資枠と成長投資枠どちらの対象商品も含まれている投資信託であれば、毎月積立投資をして、ボーナス月には成長投資枠で追加投資もできる。

自身の投資に対する考え方やライフプランの変化に伴い、投資商品を柔軟に変更するといった運用も可能だ。

非課税保有限度額が再利用できる

新NISAではつみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円で合計360万円の年間投資枠があり、非課税保有限度額は総額で1,800万円になる。仮に売却をせずに満額で投資をした場合、5年間で1,800万円の非課税保有限度額を使い切ることが可能だ。

この非課税保有限度額は簿価残高方式で管理され、1,800万円の範囲内であれば何度でも再利用ができる。

簿価とは?
簿価とは金融商品を購入したときの購入価格のこと。
例えばある株式を100万円分購入すると、非課税保有限度額は1,700万円となるが、仮にこの株式が2倍の200万円に増えても、非課税保有限度額が1,600万円に減るということはない。

200万円に増えたタイミングで売却すると、100万円の利益に税金がかからないうえ、簿価が100万円のため非課税保有限度額が1,800万円に戻ることになる。

新NISAのおすすめ証券会社
SBI証券 楽天証券 マネックス証券 auカブコム証券 松井証券
つみたて投資枠の
取扱銘柄数
218本 213本 217本 217本 221本
成長投資枠の
投資信託の
取扱銘柄数
1,155本 1,114本 1,101本 968本 1,035本
クレカ積立の
ポイント還元率
0.5~5.0% 0.5~1.0% 1.1%(※1) 1.0% -
クレカ積立で貯まる
ポイント
Vポイント 楽天ポイント マネックス
ポイント
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積立頻度 毎月
毎週
毎日
毎月
毎日
毎月
毎日
毎月 毎月
毎日
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投資単位
100円以上
1円単位
100円以上
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100円以上
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100円以上
1円単位
100円以上
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※1)2023年10月以降にマネックス証券のNISA口座を開設した場合、還元率2.2%(適用期間2023年10月2日~2024年9月30日、2023年9月までにNISA口座を開設した場合は1.5%還元(適用期間2024年1月4日~2024年9月30日)
出典:SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券松井証券、2024年1月21日現在

つみたて投資枠のメリット

13.新NISAは落とし穴ばかり
(画像=MONEY TIMES編集部)

つみたて投資枠は、金融機関によっては100円や1,000円といった少額から始められるうえ、選択できる商品も金融庁の基準を満たした投資信託に限られているのがメリットだ。

少額から投資信託で運用ができ、なおかつ運用益に税金がかからない新NISAは、長期でコツコツと資産を増やしていきたい人にとって、有効な運用手段であることは間違いないだろう。

銘柄が厳選されているためリスクを抑えた投資がしやすい

つみたて投資枠の商品ラインアップは、長期の積立・分散投資に適した比較的リスクの低い投資信託に限定されているため、初心者でもリスクを抑えた投資がしやすいのがメリットだ。

金融庁が定めている選定基準は以下の通りだ。

・主な投資の対象資産として株式が含まれていること
・販売手数料がゼロ(ノーロード)であること(ETFは1.25%以下)
・信託報酬が以下の要件を満たしている

投資対象 信託報酬(税込み)
ほとんどのインデックスファンド 国内資産 0.55%以下
海外資産 0.825%以下
アクティブファンドや
一部のインデックスファンド
国内資産 1.1%以下
海外資産 1.65%以下
上場株式投資信託(ETF) 国内外 0.275%以下

・信託契約期間が無期限、あるいは20年以上
・毎月分配型でないこと
・ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていない

金子賢司

無数にある個別銘柄の選定を行い、運用までプロに任せられる投資信託は、初心者が扱う商品として適しています。しかし市場には約1万4,000本以上の投信があり、初心者がその中から選んで運用するのは大変です。

購入できる投資信託が限定されているのはデメリットともいえますが、長期・分散投資に適した投資信託が厳選されているつみたて投資枠は、リスクを抑えた商品選びができるという点で、初心者にはメリットになるでしょう。
金子賢司(ファイナンシャル・プランナー)

少額から始められる

主なネット証券では、つみたて投資枠は100円からの少額積立が可能だ。投資信託は元本割れリスクもあるが、少額なら比較的リスクを許容しながら投資をスタートできるだろう。

主な金融機関の新NISAつみたて投資枠の最低積立額・積立単位
金融機関 最低積立額(月額)・積立単位
ネット証券 楽天証券 100円以上1円単位
SBI証券 100円以上1円単位
マネックス証券 100円以上1円単位
auカブコム証券 100円以上1円単位
松井証券 100円以上1円単位
総合証券 野村證券 1,000円以上1,000円単位
大和証券 100円以上1円単位
銀行 三菱UFJ銀行 1,000円以上1円単位
(ネットバンキング利用)
1万円以上1円単位(店頭ほか)
三井住友銀行 1万円以上1,000円単位
みずほ銀行 1,000円以上1,000円単位
りそな銀行 1,000円以上1円単位
(ネットバンキング利用)
1万円以上1円単位(店頭ほか)

金子賢司

銀行の場合は1,000円以上のところが多い印象です。100円のように少額から積立を行いたい場合はネット証券を選ぶと良いでしょう。
金子賢司(ファイナンシャル・プランナー)

超長期投資で複利効果が生かせる

つみたて投資枠の商品ラインアップは、リスクが比較的少なく運用できる分リターンも大きくはありません。しかし非課税保有期間が無期限のため大きな複利効果が期待できます。

複利効果とは元利(元本+利息)に利益がつく運用方法のことで、投資で資産を増やすメリットの1つだ。

例えば100万円を年間の利回りが5%の投資信託で運用すると、1年後105万円になるが、複利では2年目にこの105万円を投資元本として運用を継続する。105万円をさらに5%で運用すれば、約110.25万円となる。

複利に対して、運用で得た利益を引き出して受け取る方法を単利という。

年間100万円を年間利回り5%の投資信託で運用した場合、1年後105万円になるまでは複利と同じだが、単利では利益の5万円を受け取るため、2年目も投資元本は100万円となる。したがって2年目も利益は5万円となる。

【100万円を運用したときの単利と複利の効果】
元本 1年目の運用益 2年目の運用益 20年目の運用益 30年目の運用益 40年目の運用益
単利 100万円 5万円 10万円 100万円 150万円 200万円
複利 10.25万円 約171万円 約346万円 約635万円
14.新NISAは落とし穴ばかり
(画像=筆者作成)

1年や2年といった短い運用期間では、複利と単離の差はあまり変わらないが、20年で約70万円、30年で約200万円というように、運用期間が長くなるほど複利と単離の差が大きくなっていく。

成長投資枠のメリット

15.新NISAは落とし穴ばかり
(画像=MONEY TIMES編集部)

成長投資枠は株式投資信託のほか、上場株式やETF、REITなどにも投資ができるため、幅広い商品のなかから投資商品を選べるのがメリットだ。

もちろん上場株式の譲渡益や配当金、ETFやREITの譲渡益や分配金にも税金がかからない。

また、つみたて投資枠のように、毎月1万円、毎月2万円など定時・定額で購入するだけでなく、3月だけ100万円、12月に300万円などスポットで購入できるなど、柔軟な買い付けが可能だ。

幅広い商品に投資が可能

成長投資枠は、REITや国内株式、海外株式も対象商品に含まれる。一方、つみたて投資枠の対象商品は、金融庁が定めた要件を満たした株式投資信託だけだ。つみたて投資枠よりも幅広い投資商品の利益が非課税で運用できる点が大きなメリットと言えるだろう。

ただし整理・監理銘柄、信託期間が20年未満、毎月分配型やデリバティブ取引を用いた一定の投資信託等は対象外となっている。

整理銘柄とは上場廃止基準に該当し、上場廃止が決まった銘柄のことだ。監理銘柄とは、上場廃止基準に該当するおそれがあると証券取引所に指定された銘柄のことを指す。

成長投資枠の対象商品は、証券会社しか扱えない商品が多いため、NISA口座を開設するときは注意が必要だ。

成長投資枠の対象商品 つみたて投資枠の対象商品
証券会社で購入可能 銀行で購入可能 証券会社で購入可能 銀行で購入可能
・投資信託
・上場株式
・ETF
・REIT
投資信託 ・投資信託
・ETF
投資信託

柔軟な買い付けができる

つみたて投資枠は定時・定額購入しかできないが、成長投資枠は240万円の年間投資枠を一括で使うことも、定時・定期購入もできる。

成長投資枠とつみたて投資枠のどちらも対象となっていて、今後成長が期待できる投資信託に投資する場合、つみたて投資枠で毎月買付をして、同時に成長投資枠で上乗せしてスポットで買い付けるという運用も可能だ。

例えばeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)につみたて投資枠で毎月2万円ずつ積立投資をして、ボーナス月に、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を成長投資枠で50万円まとめて買い増すという投資も可能だ。
枠を併用した例
つみたて投資枠 成長投資枠
1月 2万円
2月 2万円
3月 2万円
4月 2万円
5月 2万円
6月 2万円
7月 2万円 50万円
8月 2万円
9月 2万円
10月 2万円
11月 2万円
12月 2万円
年合計 24万円 50万円

また極端な例ではあるが、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に、つみたて投資枠で毎月10万円ずつ積立投資、さらに同商品に240万円成長投資枠で投資をして、360万円をすべて1つの投資信託に投資する方法もある。

枠を併用し年間360万円を使い切る例
つみたて投資枠 成長投資枠
1月 10万円
2月 10万円
3月 10万円
4月 10万円
5月 10万円
6月 10万円
7月 10万円 120万円
8月 10万円
9月 10万円
10月 10万円
11月 10万円
12月 10万円 120万円
年合計 120万円 240万円

株式の譲渡益も非課税

新NISAの成長投資枠は、国内株式や海外株式の譲渡益にも税金がかからない。個別銘柄は短期間でも大きな利益が狙える可能性があるため、譲渡益に税金がかからない点もメリットと言えるだろう。

ただし新NISAは長期的な資産形成を目的とした制度である点や、売買を繰り返すと年間投資枠をすぐに使い果たしてしまうという観点から、短期的な売買はあまりおすすめしない。

詳細はこちら

金子賢司

成長投資枠で株式投資をするときは、少しずつ時間をかけて投資額を積み上げて、将来的に大きな配当金を狙う 方法のほうが良いでしょう。
金子賢司(ファイナンシャル・プランナー)

株式の配当金に税金がかからない

株式の配当金が非課税で受け取れる点も大きなメリットだ。

旧・一般NISAでも株式の配当金は非課税で受け取れたが、非課税保有期間が5年だったため、あまりメリットは大きくなかった。

課税口座で運用した場合とNISA口座で運用した場合の、配当金の手取り額を比較すると、年間の配当金が20万円の場合、5年間で約20万円の差が生まれる。

【毎年の配当金が20万円の場合の手取り額】
1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 5年間合計の
手取り額
課税口座 約15.9万円 約15.9万円 約15.9万円 約15.9万円 約15.9万円 79.5万円
NISA口座
での投資
20万円 20万円 20万円 20万円 20万円 100万円

新NISAは非課税期間が無期限であり、長期間にわたって毎年配当金が非課税で受け取れることから、メリットが強調される。

これにより個別株式の保有数量を長期間かけて積み増し、配当金を増やしていく運用が可能だ。

例えば年間配当利回り3%のA社の株式を毎月3万円購入して合計36万円分の株式を保有していると、毎年1万800円が非課税で受け取れる。

さらに毎月3万円の購入を20年続け、720万円分の株式を保有すれば、毎年21万6,000円の配当金が非課税で受け取れる計算だ。

ただし株式の配当金は企業の業績次第で増減し、ゼロになったり減額されたりする可能性がある点は注意する必要がある。

新NISAのおすすめ証券会社
SBI証券 楽天証券 マネックス証券 auカブコム証券 松井証券
つみたて投資枠の
取扱銘柄数
218本 213本 217本 217本 221本
成長投資枠の
投資信託の
取扱銘柄数
1,155本 1,114本 1,101本 968本 1,035本
クレカ積立の
ポイント還元率
0.5~5.0% 0.5~1.0% 1.1%(※1) 1.0% -
クレカ積立で貯まる
ポイント
Vポイント 楽天ポイント マネックス
ポイント
Pontaポイント -
積立頻度 毎月
毎週
毎日
毎月
毎日
毎月
毎日
毎月 毎月
毎日
最低投資金額・
投資単位
100円以上
1円単位
100円以上
1円単位
100円以上
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100円以上
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100円以上
1円単位
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※1)2023年10月以降にマネックス証券のNISA口座を開設した場合、還元率2.2%(適用期間2023年10月2日~2024年9月30日、2023年9月までにNISA口座を開設した場合は1.5%還元(適用期間2024年1月4日~2024年9月30日)
出典:SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券松井証券、2024年1月21日現在

新NISAを上手に活用する3つのポイント

16.新NISAは落とし穴ばかり
(画像=MONEY TIMES編集部)

新NISAは、長期的な資産形成を支援するための制度という位置づけため成長投資枠、つみたて投資枠どちらも長期的な資産形成のために活用しよう。

比較的柔軟な運用ができる成長投資枠でも、年間投資枠が240万円と限られているため、短期売買をしても大きな利益にはならないだろう。

投資の目的が老後の資産形成であることが明らかな場合は、原則60歳まで引き出しができない代わりに税制メリットが大きいiDeCoとの併用がおすすめだ。

一方新NISAはいつでも引き出しができるため、教育資金や住宅資金、結婚資金など幅広い目的に利用できる。ライフプランに応じて積立額を定期的に調整すると良いだろう。

つみたて投資枠は長期でコツコツ資産形成する

新NISAは非課税運用期間が無期限で、長期、積立、分散投資に適している制度であるため、つみたて投資枠では少額からでも長期投資を前提として資産形成をしょう。

以下の表は金融庁のサイトを参考にしたものだ。MSCIという指標と日経平均指標を参考にして、毎月1万円ずつ、20年間分散投資をした結果を表している。

運用している期間中、価格の上下が見られるものの、MSCIを参考にした分散投資をしたときは20年後に690万円、日経平均が443万円とどちらも元本240万円を大きく上回っている。長期、積立、分散投資の効果を表していると言えるだろう。

次に、月1万円を30年間積み立てた場合のシミュレーションを見てみよう。以下は利回り3%と5%のケースである。

【月1万円を30年積み立てた場合の投資シミュレーション】
運用利回り 投資元本 30年後
3% 360万円 583万円(運用収益223万円)
5% 832万円(運用収益472万円)

利回り3%の場合は総額約583万円、運用収益223万円、5%の場合は総額832万円、運用収益472万円となる。長期で積み立てれば毎月1万円でも、将来的にまとまった資産が形成できる。

金子賢司

ただし、ここで紹介した結果は、あくまでもこれまでの実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。投資に回す金額は家計の状況とリスク許容度を鑑み、無理のない金額にしましょう。
金子賢司(ファイナンシャル・プランナー)

iDeCoと組み合わせる

新NISAと同様、運用益に税金がかからないiDeCoは、60歳まで引き出しができないのがデメリットだ。その代わりに、掛け金が全額所得控除になるほか、受け取り時にも税制優遇があるなど、新NISAにはないメリットもある。

【新NISAとiDeCoの違い早見表】
つみたて投資枠 成長投資枠 iDeCo
制度の目的 投資初心者を対象とした長期の資産運用をサポート 自ら老後資金を
作るための年金制度
利用できる人 日本に住む1月1日時点で18歳以上の人(※1) 20歳以上65歳未満の
国民年金被保険者
投資できる金額 年間120万円 年間240万円 年間14万4,000~
81万6,000円
掛け金の
所得控除
なし 全額所得控除
口座開設数 1人1口座 1人1口座
口座開設・
管理手数料
なし 加入時は原則2,829円(税込)で、
その他手数料などがある
(金融機関によって異なる)
最低積み立て額 金融機関により異なる 5,000円から1,000円単位
投資できる年 無期限 原則65歳まで
非課税期間 無期限 最長75歳まで
途中解約 可能 原則60歳までは不可能
対象投資商品 長期の積み立て・分散投資に
適した一定の投資信託
上場株式・投資信託等
整理・監理銘柄や
信託期間20年未満、
毎月分配型の投資信託及び
デリバティブ取引を用いた
一定の投資信託等を除外
定期預金・保険商品・
投資信託
受取時の控除 なし(そもそも課税対象外) ・年金受取の場合は公的年金等控除
・一時金は退職所得控除が適用

当面使う予定のないお金は老後のための資金としてiDeCoを活用、一方、将来に向けた投資をしながらも必要なときは途中で引き出せるようにしておきたいお金は新NISAで運用をする、など使い分けをしておくと、より効率的な資産運用が可能だ。

ライフプランに応じて積立額を調整する

新NISAの年間投資枠は360万円となっているが、必ずしも上限まで投資をする必要はなく、毎月の積立額は容易に変更が可能だ。

一時的に積み立てが厳しいときは、積立額を減らすなど柔軟に対応ができるので、ライフプランに応じて、長期で投資元本を積み重ねていくことを心がけましょう。

他にも、配当金狙いの株式投資によって、老後の公的年金の上乗せ収入を作る方法がある。

株式投資は投資した企業が利益を出すと、その一部を配当金という形で還元してもらえる場合がある。

年間配当利回り3%の企業に500万円投資すれば、毎年15万円の配当金が受け取れることになる。仮にこの企業に長期間かけて成長投資枠の非課税保有限度額1,200万円投資をすれば、毎年36万円の配当金が期待できる。

金子賢司

大きな金額ではありませんが、毎年のように安定した配当を出している企業に投資しておけば、老後の年金の上乗せ収入を作れるでしょう。
金子賢司(ファイナンシャル・プランナー)

ただし企業の業績次第で、配当金が減ったり無くなったりする可能性がある点には注意が必要です。また配当金狙いの投資は、仮に株価変動により含み損が発生しても耐えうるだけの余剰資金で行う必要があります。

NISAの落とし穴と対策についてのQ&A

新NISAのリスクは?
新NISAは個別株式、投資信託、ETF、REITなどで運用するため、元本割れするリスクがある。投資初心者やこれから投資を始める人は、リスクを抑えて安定したリターンが得られる「長期・積立・分散」の効果を生かせるため、まずはつみたて投資枠の活用を検討してみよう。
新NISAのメリットは?
新NISAの最大のメリットは非課税投資期間に期限がない点だ。旧NISAではできなかった30年、40年といった運用も可能になるため、より長期投資、複利運用の効果が期待できる。

原則60歳まで掛金を引き出せないiDeCoと異なり、いつでも引き出せる点もメリットだ。そのため老後資金に限らず、結婚資金、住宅資金、教育資金などさまざまな目的に利用できる。
新NISAを上手に活用する方法は?
新NISAの最も上手な活用方法は、自分の可能な範囲でコツコツ積み立てながら投資元本を増やしていくことだ。そのほか、「iDeCoと組み合わせる」「ライフプランに応じて積立額を定期的に調整すること」も大事な視点だ。
新NISAは元本割れしますか?
新NISAは、つみたて投資枠、成長投資枠どちらも元本割れリスクがある。そのため「長期・積立・分散投資」でリスクを抑える運用を心がける必要がある。

税制メリットを活用しながら運用したいが元本割れは避けたいという人は、iDeCoの定期預金や保険商品といった元本確保型商品を検討しても良いだろう。

ただし、保険商品はスイッチング(商品の入れ替え)のタイミングによっては元本割れする可能性がある点に注意が必要だ。
新NISAの欠点はなんですか?
新NISAの一番の欠点は元本割れリスクがあるところだが、これはNISAに限らず投資すべてにおいて言えることだ。

新NISAだけの欠点を挙げるとするなら、年間投資枠がつみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円と制限がある点と、どちらの投資枠も取扱商品に限りがあるところだ。

しかし新NISAは非課税機関が無期限で投資の利益に税金がかからないという点を考えると、メリットのほうが多い制度と言えるだろう。
新NISAの1,800万円を最短で埋めるには何年かかりますか?
新NISAの年間投資枠は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円の合計360万円であるため、1,800万円を埋めるためには最短で5年必要だ。

例えば退職金2,000万円を受け取って、そのうち1,800万円をNISA口座に一括投資するという活用方法はできない仕組みになっている。

成長投資枠は1,200万円であるため、新NISAの非課税保有限度額1,800万円を成長投資枠のみで使い切ることはできないが、つみたて投資枠のみで使い切ることは可能だ。
新しい積立NISAで1,800万円を超えたらどうなる?
非課税保有限度額の1,800万円を超えるとNISA口座ではなく、課税口座で買付が行われ、運用益に20.315%の税金がかかる。ただし、この1,800万円の枠は簿価(取得金額)で計算をする。運用益に課税されるのを避けたい人は、新NISA口座の資産を売却すれば、非課税投資枠が復活する。

例えば簿価1,800万円の非課税保有限度額のうち、簿価で100万円分の資産を売却すれば、非課税投資枠が100万円分復活する。

仮に簿価で1,000万円分の資産を売却した場合、年間投資枠の上限があるため、年360万円までしか再投資ができない点には注意が必要だ。残り640万円の枠が復活するのは売却した翌年以降からだ。
40代で新NISAに毎月いくら積み立てればよいですか?
毎月の積立額は、必要額をもとに逆算して計算すると良い。40代で仮に5年後に300万円必要なのであれば、「金融庁資産運用シミュレーション【毎月いくら積み立てる?】」を利用して計算すると、想定利回り3%のケースで4.6万円、5.0%のケースで約4.4万円になる。

同じ要領で40代が20年後に2,000万円必要なケースを計算すると、想定利回り3.0%で約6万円、5.0%で約4.8万円の積み立てが必要だ。
新NISAをやらないほうがいい理由は?
新NISAは運用益に税金がかからないが、課税口座の損益と通算することができない。さらに損失を翌年以降3年間持ち越せる「繰越控除」も利用できない。この点は課税口座ですでに運用をしている人にとって、不便に感じるかもしれない。

またiDeCoのように掛金が所得控除になるメリットはない。老後資金を準備するのであれば、新NISAよりもiDeCoを検討したほうが良い場合もあるだろう。
新NISAができない人は?
新NISAは日本に住んでいる18歳以上であれば、誰でも口座開設ができる。しかし0~17歳までの子どものためのジュニアNISAが2023年で廃止されたため、17歳未満の子どもは口座開設ができない。
新NISAは毎月何万円まで積み立てられますか?
新NISAはつみたて投資枠が毎月10万円まで積み立てられる。成長投資枠は年間の非課税投資枠の範囲内であれば、いつでも投資ができるため、1ヶ月に一括で240万円投資をすることも可能だ。ただし240万円を一括投資した場合、その年は成長投資枠での投資はできなくなる。

金子賢司
執筆・金子賢司
立教大学法学部卒業後、東証一部上場企業に入社。その後、保険業界に転身し、ファイナンシャル・プランナー(FP)として活動を開始。FPの最上級資格CFP資格を取得し、個人・法人のお金に関する相談を受けながら、北海道のテレビ番組のコメンテーターなどとしても活動している。

■保有資格
CFP®資格
住宅ローンアドバイザー住宅金融普及協会&金融検定協会

損保マスター Twitter:@NICE4611
HP:ファイナンシャルプランナー(FP)金子賢司
立教大学法学部卒業後、東証一部上場企業に入社。その後、保険業界に転身し、ファイナンシャル・プランナー(FP)として活動を開始。FPの最上級資格CFP資格を取得し、個人・法人のお金に関する相談を受けながら、北海道のテレビ番組のコメンテーターなどとしても活動している。

■保有資格
CFP®資格
住宅ローンアドバイザー住宅金融普及協会&金融検定協会
損保マスター Twitter:@NICE4611
HP:ファイナンシャルプランナー(FP)金子賢司

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