日本の証券会社ランキングTOP10 時価総額、売上高、口座数第1位は?野村や大和など、SBIはじめネット証券各社で比較
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日本の直接金融を支える証券業界の巨人・野村證券をはじめとする5大総合証券、さらにはSBIや楽天など時代の寵児である主要ネット証券の時価総額や口座数における順位は?40代のビジネスパーソンなら知っておきたい、証券会社トップ10を紹介する。

この記事で分かること
  • 口座数ランキング第1位はSBI証券! ネット証券が投資家からの人気も高い!
  • 時価総額・売上高ランキング第1位は野村ホールディングス!
  • 店舗数が一番多いのはみずほ証券
  • 証券口座を開設するなら口座開設数No1のSBI証券がおすすめ!
  • SBI証券は、株の売買がスマホで完結!簡単に投資を始められる!

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「口座数」ランキングTOP10、投資家からの人気が高いのはどの証券会社?

日本の証券会社ランキングTOP10 時価総額、売上高、口座数第1位は?野村や大和など、SBIはじめネット証券各社で比較
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口座数は、証券会社に対する投資家からの人気を単純に可視化できる指標として有用だ。

インターネット取引の普及とネット証券の台頭を受けて、総合証券では、オンライン取引専用口座の顧客獲得とサービス拡充に力を入れており、その割合も、対面取引口座数を上回るまでになっている。

そのため、証券会社の「口座数」ランキングでは、総合証券については、インターネット取引が可能な口座数も併記しながら、ランキング表を作成した。

証券会社「口座数」ランキング
順位 証券会社名 口座数
(インターネット取引口座数)
1 SBI証券 603.6万口座
2 楽天証券 600万口座突破
※2021年5月の情報より
3 野村證券 532.9万口座
(489.5万口座)
4 SMBC日興証券 370.8万口座
(264.0万口座)
5 大和証券 303.1万口座
(347.7万口座)
6 マネックス証券 197.6万口座
7 みずほ証券 183.8万口座
(134.9万口座)
8 松井証券 148.0万口座
9 auカブコム証券 134.3万口座
10 GMOクリック証券 47.6万口座
(証券取引口座のみ)
※2021年11月22日時点に発表されている最新の口座数をもとに筆者が作成

2021年11月末現在の口座数ランキング第1位はSBI証券、第2位は楽天証券だ。

2021年3月時点から、楽天証券と野村證券の順位が入れ替わった。

近年インターネット取引が浸透し、ネット証券で株式取引を行う投資家が増えています。2020年の初めには、それまで口座数ランキング第1位だった野村證券をSBI証券が抜きました。それ以降、SBI証券は証券口座数第1位の座をキープしています。2021年5月には楽天証券が2位に浮上し、野村證券は3位になりました。
近藤真理

日常的にインターネットを使っている30代~40代以下の方は、SBI証券と楽天証券の2社から選ぶ方が多いのではないでしょうか。

第1位:SBI証券……ネット証券最大手が口座数でも業界第1位に

SBI証券は2013年から着実に口座数を伸ばしており、2020年11月には600万口座を突破した。

2020年の初めに、新型コロナウイルスのパンデミックで株価が暴落。株価が反転した後は株式取引が活発になり、新規口座開設数がさらに伸びた。

SBI証券は、2019年4月にSBIネオモバイル証券を、2020年10月にはSBIネオトレード証券を子会社化しており、この2社の口座もSBI証券の口座数増加に貢献しました。

「ネット証券は店舗をまったく持たない」と思っている人が多いが、SBI証券は地銀と共同で運営するSBIマネープラザという店舗を拡大している。

近藤真理

SBI証券は、2020年6月に連結子会社化した「ひふみ」ブランドの投資信託を設定・運用する資産運用会社「レオス・キャピタルワークス」が新規設定した投資信託の販売やIFAビジネスの拡大も行っており、これらも新規顧客の獲得につながっています。

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第2位:楽天証券、新規口座開設数の増加率ではSBI証券を凌駕

楽天証券の口座数は、2021年3月末時点は証券業界全体で第3位だっただが、2021年11月に第2位に浮上した。

第3位の野村證券との差は、約67万口座。第1位のSBI証券との差は約3万口座と、破竹の勢いで口座数を伸ばしている。2021年5月に600万口座を突破しており、現在はさらに伸びているはずだ。
楽天証券は、新規顧客を効率的に取り込んでいます。楽天カード決済を用いた投資信託積立やポイント投資など、特に若年層が魅力を感じるサービスを多く提供しています。また、IFAビジネスやロボアドバイザーサービスの拡大など、投資機会の拡大にも注力し、順調に新規口座開設数を増やしています。

楽天証券とSBI証券の口座数増加率を比較すると、楽天証券は2019年12月末から2020年12月末までで+35.2%、SBI証券は2020年3月末から2021年3月末までで+25.51%だった。

近藤真理

直近決算期末を基準とした口座数増加率では、楽天証券はSBI証券を上回っています。今期以降、楽天証券とSBI証券の口座数の推移に注目したいところです。

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第3位:野村證券……口座数は漸増で口座数ランキングは第3位に

野村證券は、2021年3月期決算で顧客資産残高が過去最高額の126.6兆円を達成、2021年9月末には128.7兆円と好調をキープしている。その理由として、株式取引と投資信託買付の増加が挙げられる。それに対して、野村證券の新規口座開設数は、2018年から2021年10月末までほぼ横ばいで。SBI証券や楽天証券のような伸びは見られない。
近藤真理

野村證券は顧客層の拡大に向けて、各種アプリの導入などを積極的に行っています。このような取り組みが、今後若年層顧客の獲得や新規口座の開設にどのくらいつながるか、注目したいところです。

「売上高」ランキングTOP10、収益力の高い証券会社は?格付け一覧も紹介!

日本の証券会社ランキングTOP10 時価総額、売上高、口座数第1位は?野村や大和など、SBIはじめネット証券各社で比較
(画像=MONEY TIMES編集部制作)

証券会社の売上高は、一般企業の売上高に相当する。2021年3月期(2020年4月1日~2021年3月31日)における、証券会社の売上高上位10社のランキングと、各証券会社の信用状態を評価する信用格付は以下のとおりである。

証券会社の売上高と信用格付ランキング
順位 証券会社名 売上高 証券会社の
発行体信用格付
長期/短期
1 (連)野村ホールディングス
(野村證券)
1兆4,018億
7,200万円
A/a-1(R&I)
AA-/-(JCR)
Baa1/-(Moody’s)
BBB+/A-2(S&P)
A-/F1(Fitch)
2 (連)大和証券グループ本社
(大和証券)
5,761億
7,200万円
A/a-1(R&I)
A+/-(JCR)
Baa1/-(Moody’s)
BBB+/A-2(S&P)
A-/F1(Fitch)
3 (連)SMBC日興証券 4,471億
5,500万円
AA-/a-1+(R&I)
AA/-(JCR)
A1/P-1(Moody’s)
A/A-1(S&P)
4 みずほ証券 4,410億
2,000万円
AA-/a-1+(R&I)
AA/J-1+(JCR)
A1/P-1(Moody’s)
A/A-1(S&P)
5 三菱UFJモルガン・
スタンレー証券
2,468億
4,600万円
AA-/a-1+(R&I)
AA/-(JCR)
A1/P-1(Moody’s)
A/A-1(S&P)
A-/F1(Fitch)
6 (連)SBI証券 1,603億
5,600万円
BBB+/a-2(R&I)
BBB+/A-(JCR)
7 楽天証券
723億
600万円
A-/-(R&I)
8 (連)岡三証券グループ
(岡三証券)
672億
5,900万円
BBB+/-(JCR)
9 (連)東海東京フィナンシャル・
ホールディングス
(東海東京証券)
616億
9,400万円
BBB+(JCR)
BBB+/-(R&I)
10 松井証券 300億
8,200万円
BBB+(R&I)
※売上高は2021年3月期(楽天証券のみ2020年12月期)、証券会社の発行体信用格付は2021年5月14日時点


売上高ランキングでは、第1位~第5位までを大手総合証券5社が占めている。これは、大手総合証券では、売上高に占める機関投資家あるいは大口投資家向けの取引やホールセールの割合が多いことに起因する。

売上高ランキング上位10社のうち、3社はネット証券のSBI証券、楽天証券、松井証券であり、中堅総合証券を抑えてのランクインとなった。

近藤真理

ネット証券の顧客はもともと個人投資家が中心であるが、近年のインターネット取引の浸透と、2020年初旬以降の新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、個人投資家による新規口座開設数が増加して、各社の業績も伸長しました。これが、証券業界全体での売上高ランキングにおいても如実に表れました。

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第1位:野村ホールディングス(野村證券)……好調な営業とアセット・マネジメント部門

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野村グループの中核である野村證券では、良好な市場環境により投資家心理が向上し、株式売買や投信買付が増加して、売上高の前年比大幅増を打ち出した。

顧客層拡大に向けてのさまざまな取り組みやコストダウンも奏功して、2021年3月期は結果的に、営業部門(主に野村證券)とアセット・マネジメント部門(野村アセットマネジメントなど)は増収となった。一方、ホールセール部門では、米国子会社による現地顧客との取引により巨額の損失が発生し、減益に終わった。

近藤真理

2021年3月期を総括すると、ホールセール部門の損失額を、好調な営業部門とアセット・マネジメント部門で吸収した格好となりました。

第2位:大和証券グループ本社(大和証券)、投資部門を除いて各セグメントとも堅調

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大和証券を中心とするリテール部門では、2020年度第2四半期以降、株式市場の好調を受けて、商品募集と販売額がともに大幅に改善した。預かり資産残高も過去最高を記録し、結果として、2021年3月期は増収となった。

株式と債券発行引受の主幹事案件が堅調、M&A案件も多数手掛けて過去最高益を記録したことで、ホールセール部門全体としても過去最高益となった。

アセット・マネジメント部門も資金純増に加えて、株式相場の上昇が追い風となり、公募株式投信の残高が上昇。セグメント情報の開示以来、過去最高益で終わっている。

近藤真理

業績の上では確認できませんが、2021年3月期は個人投資家の大和証券への資産導入額がマイナスになっていますこの点については今後注視したほうがよいでしょう。

第3位:SMBC日興証券……他社同様に2021年3月期の業績は好調

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野村證券や大和証券と同様に、良好な市場環境を背景に、SMBC日興証券での商品販売額が大幅に伸長し、預かり資産残高もSMBCグループ傘下に入って以来の過去最高額となった。

グローバル・インベストメント・バンキング部門では、海外発行体による資金調達需要が高く、DCM(債券発行引受)を中心に、ECM(株式発行引受)による引受手数料収入が好調であった。

近藤真理

国内でも、IPO、PO、債券引受、M&A案件は前年比と同水準で確保し、順調な営業収益の獲得に貢献しています。

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「時価総額」ランキングTOP10、市場価値が高い証券会社は?

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(画像=MONEY TIMES編集部制作)

上場企業の規模と価値を測る指標である時価総額。証券業界で時価総額から見た大手証券といえばどこなのか?

SBI証券のスクリーナーを使用して、以下の3つの条件で、証券会社または証券会社を中核とする金融グループを抽出し、時価総額ランキングTOP10を作成した。

  • ① 証券業界に属する東証上場企業が対象
  • ② 時価総額(2021年11月21日22時00分時点の株価)を基準に降順で並べ替える
  • ③ 総合証券会社とインターネット専業証券会社だけに絞り込む

証券会社の時価総額ランキング
証券会社名 時価総額 株価 発行済株式数
1 野村ホールディングス(野村證券)
<8604>
1兆5,831億
5,200万円
489.6円 32億3,356万
2,601株
2 大和証券グループ本社
<8601>
1兆840億
3,400万円
637.9円 16億9,937万
8,772株
3 SBIホールディングス(SBI証券)
<8473>
7,187億
5,400万円
2,935円 2億4,489万
790株
4 松井証券
<8628>
2,100億
400万円
810円 2億5,926万
4,702株
5 マネックスグループ(マネックス証券)
<8698>
2,095億
3,000万円
809円 2億5,899万
8,600株
6 GMOフィナンシャル
ホールディングス<7177>
1,035億
2,400万円
878円 1億1,790万
9,153株
7 東海東京フィナンシャル・
ホールディングス<8616>
1,016億
2,700万円
390円 2億6,058万
2,115株
8 岡三証券グループ
(岡三オンライン証券)
494億
2,700万円
386円 2億821万
4,969株
9 アイザワ証券グループ
<8708>
509億円 1,040円 4,752万
5,649株
10 丸三証券
<8613>
360億円
5,800万円
535円 6,739万
8,262株
※筆者作成、発行済株式数は2021年3月末時点

時価総額ベースのランキングでは、総合証券を中核企業とする金融グループまたは総合証券が10社中6社を占めている。

ランキングでは、野村證券や大和証券といった大手はもちろんのこと、SBI証券を中心としたSBIグループや松井証券、マネックス証券が中核企業であるマネックスグループ、GMOクリック証券を擁するGMOフィナンシャルホールディングスが名を連ねており、ネット証券グループのランクインが目立つ。

近藤真理

ネット証券の市場価値の高さが、時価総額という絶対的指標からも明らかになった結果だと言えるでしょう。

参考までに、時価総額ランキングTOP10のうち、上位5社の主要指標(1注文あたりの取引手数料、外国株の対象国数、投資信託の銘柄数、IPO取扱銘柄数)を比較しておきたい。

<上位5証券会社による主要指標の比較>

証券会社名 外国株
取扱対象国数
※1
投資信託
取扱銘柄数 ※2
(2021/11/21現在)
IPO取扱実績
(2020/1/1~
2020/12/31)
野村證券 4ヶ国 (国内)990本
(外国)175本
41件
大和証券 1ヶ国 522本 43件
SBI証券 9ヶ国 2,639本 85件
松井証券 なし 1,562本 18件
マネックス証券 2ヶ国 1,235本 50件
※2021年11月21日時点の各社ホームページ SBI証券松井証券マネックス 証券野村証券大和 証券)を元に作成
※1,インターネット取引可能な外国株の種類
※2,インターネット取引可能な投資信託の銘柄数

<上<位5証券会社の現物取引手数料の比較>
証券会社名 / 1回の取引金額(※) 10万円 50万円 100万円
野村證券 152円 524円 1,048円
大和証券 1,100円 1,897円 3,795円
SBI証券 99円 275円 535円
松井証券 0円 0円 1,100円
(25歳以下はすべての
現物取引手数料無料)
マネックス証券 110円 495円 1,650円
※2021年11月21日時点の各社ホームページ SBI証券松井証券マネックス 証券野村證券大和証券)をもとに作成
※総合証券の取引手数料はオンライン専用口座のインターネット取引手数料

第1位:野村證券……証券業界の老舗であり圧倒的規模を誇るガリバー的証券会社

野村證券
1925年に設立し、95周年を迎えた野村ホールディングス。その証券部門の中核を担っているのが野村證券だ。
証券業界で圧倒的な企業規模を誇る総合証券で、顧客口座数や顧客資産残高、国内店舗数など、あらゆる分野で業界トップレベルを誇る。全国各地にある店舗での、機関投資家や大口顧客を対象とする対面営業を得とする。営業部門だけでなく、ホールセール部門やアセット・マネジメント部門にも強みがある。

現在では、グループをあげて、オンラインサービスの強化による顧客層の拡大に注力している。

野村證券が提供する多彩なツールやスマホアプリ
  • インターネット取引専用アプリ「野村株アプリ」
  • 投資情報の取得に役立つツール「銘柄スクリーニング」
  • スマホアプリ「FINTOS!」
  • 資産一元管理アプリ「OneStock」

野村ホールディングスとLINE Financialによる共同出資で設立・運営されている「LINE証券」はスマホ特化型の証券会社である。

2021年5月には、LINEから申し込める個人型確定拠出年金「LINEのiDeCo」の提供を開始した。

近藤真理

LINE証券は従来野村證券が弱かった資産形成層をターゲットに据えています。野村證券が有するリソースやノウハウと、インターネット取引の利便性を融合したサービスを提供することで、若年層の投資家を中心に順調に新規顧客を増やしています。

第2位:大和証券グループ本社……証券会社によるインターネット取引の草分け

大和証券
大和証券は1902年に開業し、創業119年を迎える老舗の総合証券会社だ。コンサルティングとネット取引に注力しており、全国47都道府県にある店舗でのきめ細やかな接客が強みだ。

担当者から投資情報やアドバイスを受けられる「ダイワ・コンサルティングコース」と、インターネットを用いて格安な手数料で取引ができる「ダイワ・ダイレクトコース」があり、さまざまなニーズに対応している。

300万人超の利用実績があるオンライントレードのパイオニアとして、現在も付加価値の高いサービスを提供している。

大和証券の特長
  • IPOやPOの主幹事銘柄の取り扱いが豊富
  • 大和ネクスト銀行との「ツインアカウント(証券・銀行口座連携)」サービスを利用できる
  • コンサルティングコースで世界19ヵ国もの外国株式を取り扱っているのは、総合証券や主要ネット証券の中では大和証券のみ
近藤真理

大和証券の持株会社である大和証券グループは、スマホ専用証券「CONNECT」を設立しました。若年層の投資家や投資初心者向けサービスを提供するチャネルとして、低コストで少額取引ができる専用アプリの運用を行っています。

>>CONNECTの詳細はこちら

第3位:SBI証券……証券業界でもトップクラスの口座数を誇るネット証券最大手

日本の証券会社ランキングTOP10 時価総額、売上高、口座数第1位は?野村や大和など、SBIはじめネット証券各社で比較
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SBI証券
ネット証券としてはダントツの企業規模、口座数、売上高を誇り、取引手数料の安さも業界最低水準として認知されている。
取扱商品のバラエティが豊富で、SBI証券をとおして、あらゆる金融商品やサービスをワンストップで利用できるのが大きな特徴です。

SBI証券のIPO銘柄の取扱数は85社(2020年)と、証券業界では群を抜いている。

「IPO銘柄に強い」といわれている野村證券や大和証券に迫る勢いだ。

特に20代~40代から支持されており、顧客層の広さも注目に値する。

近藤真理

SBI証券のTポイント投資や傘下のSBIネオモバイル証券の躍進が、若年層や投資初心者獲得につながっています。

地銀との連携・提携による、SBIマネープラザ(地銀共同店舗)の開設にも積極的だ。この仕組みを活かして、地方の中小企業や個人投資家を対象とした対面証券ビジネスやIFA(金融商品仲介)業務を強化している。

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第4位:松井証券……わかりやすさと安心感で50代以上の顧客層に強いネット証券上の顧客層に強みをもつネット証券

松井証券
創業1918年の松井証券は、100年以上の歴史を持つ老舗中の老舗で、日本で初めて本格的なネット取引を導入した証券会社だ。パソコンでもスマホでも使いやすいアプリや、業界初の無期限信用取引と一日信用取引、充実したサポートで顧客の心を掴み、時価総額ランキングでは堂々の4位にランクインした。また、手数料の安さにも定評がある。

松井証券の特徴の一つは、50歳以上の顧客層が全体の4割を占めていることだ。

Q
A
なぜ松井証券は50歳以上に支持されているのか?
インターネット取引は中高年層に敬遠されがちですが、大きな文字とシンプルなホームページ画面に加えて、24時間問い合わせ可能な専用フォームなどがあり、取引しやすい環境が整っています。また、サポートセンターへのフリーコールも可能で、投資に関することからパソコンの操作方法に至るまで、さまざまなことを相談できます。このようなわかりやすさと安心感が、50代以上の方に支持されている理由です。

利用者の利便性を追求したサービスの提供や、投資初心者が低額で取引できる投資環境も、松井証券の大きな魅力である。

また、以下のようにわかりやすく格安な手数料設定は、松井証券を代表するサービスとして知られている。

松井証券を代表するサービス
  • 無期限信用取引や一日信用取引といった革新的なサービス
  • 1日の約定代金合計で手数料が決まるボックスレート
  • 50万円以下の現物取引は手数料無料
近藤真理

100円から取引できるFXサービスや、恒常的な25歳以下現物取引手数料無料サービスも導入されており、顧客層拡大を見込めるサービスとして注目を集めています。

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第5位:マネックスグループ……米国株取引に強いマネックス証券が中核の金融グループ

マネックス証券
マネックス証券は、ネット証券の中でいち早く米国株取引サービスを拡充したネット証券である。米国株の個別銘柄は、2021年11月21日現在で4,177銘柄。大型株だけでなく、中小型株も幅広く取り扱っている。取引手数料は0米ドルからと、手頃なのも魅力の一つだ。
マネックス証券の充実した米国株取引サービス
  • 米国株の買付時為替手数料は無料
  • 米国株デビュー時には最大3万円のキャッシュバック
  • 対象の米国ETF買付手数料は実質無料
近藤真理

IPOでは、マネックス証券の引受株数の100%が個人投資家向けに割り当てられており、完全平等のコンピュータ抽選が採用されていることも、人気の理由の一つになっています。

「顧客預かり資産」ランキングTOP10……預かり資産ベースで企業規模の大きな証券会社は?

日本の証券会社ランキングTOP10 時価総額、売上高、口座数第1位は?野村や大和など、SBIはじめネット証券各社で比較
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証券会社の顧客預かり資産は、時価総額同様に、証券会社の規模を測る指標となる。

顧客預かり資産ベースでの証券会社ランキングTOP10で、企業規模の大きな証券会社は以下のとおりである。

証券会社の顧客預かり資産ランキングTOP10
順位 証券会社名 預かり資産
1 (連)野村證券 128.7兆円
2 (連)大和証券 ※1 77.7兆円
3 SMBC日興証券 72.4兆円
4 みずほ証券 53.6兆円
5 三菱UFJモルガン・
スタンレー証券
42.7兆円
6 (連)SBI証券※2 20兆円突破
7 楽天証券 ※3 12.88兆円
8 東海東京証券 5.64兆円
9 マネックス証券 5.40兆円
10 松井証券 2.9兆円
※1,大和ネクスト銀行の残高を含む
※2,2019年6月末以降SBIネオモバイル証券の値を、 2020年10月以降SBIネオトレード証券の値を含む
※3,3,外貨建て預かり資産、および自動入出金設定の楽天銀行普通預金残高を含む
※筆者作成、2021年11月22日時点


顧客預かり資産では、大手総合証券5社が順当にランキング上位にランクインしている。第6位~第10位には、多くの中堅総合証券を抑えて、主要ネット証券のうち4社が含まれている。

SBI証券や楽天証券などの主要ネット証券は、口座数だけでなく、預かり資産でも証券業界で存在感を発揮しつつあることがわかるランキング結果です。

第1位:野村證券……預かり資産ベースでも業界第1位の規模を誇る

日本の証券会社ランキングTOP10 時価総額、売上高、口座数第1位は?野村や大和など、SBIはじめネット証券各社で比較
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証券業界の時価総額第1位は野村ホールディングス(野村證券の持株会社)であったが、顧客預かり資産においても、野村證券が圧倒的第1位となっている。

野村證券の顧客預かり資産は、第2位の大和証券の預かり資産の1.5倍以上にものぼっており、野村證券の預かり資産の大きさは他社を圧倒しています。
近藤真理

口座数では野村證券を上回るSBI証券と比較しても、預かり資産はSBI証券の約6.4倍であり、企業規模の差は現在でも歴然としています。

預かり資産はSBI証券より100兆円以上多く、企業規模の差は歴然です。

証券会社としての歴史が長く、多くの機関投資家や大口投資家を顧客に抱える野村證券ならではの結果だろう。

第2位:大和証券、従来からの大口顧客が2021年3月期の増収増益を支える

日本の証券会社ランキングTOP10 時価総額、売上高、口座数第1位は?野村や大和など、SBIはじめネット証券各社で比較
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大和証券は、新規顧客獲得においてはネット証券にはるかに及ばないが、顧客預かり資産では、依然として大手総合証券としての規模を反映した結果となっている。

2021年3月期決算は、従来からの大口顧客の取引が活発に行われたことが、株式投信販売額の増加や、ラップ口座契約資産残高の過去最高額達成につながったと考えられます。

第3位:SMBC日興証券、国内3大証券としての歴史と顧客層を反映

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SMBC日興証券は、長期にわたって国内3大証券としての一角を担ってきた歴史をもち、優良な大口顧客も抱えている。

その一方で、若年層顧客や投資初心者に対して、取引しやすい低価格の取引手数料、少額投資商品、あるいはインターネットを活用した新たな投資機会を多数提供し、新規口座の開設につなげている。

2021年3月期は、良好な市場環境を背景に、過去最高の顧客預かり資産を実現しました。この結果を支えているのは、機関投資家や大口投資家といった従来からの顧客基盤です。

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「現物株式 取引手数料」ランキングTOP10、手数料が安いのはどの証券会社?

日本の証券会社ランキングTOP10 時価総額、売上高、口座数第1位は?野村や大和など、SBIはじめネット証券各社で比較
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新たに証券口座を開設するにあたって、最初に注目するのは各証券会社の現物株式取引手数料だろう。

近年は、証券業界全体として、現物株式の取引手数料は値下がり傾向にあります。年齢などの条件を設けて、手数料の無料化に踏み切っている証券会社もあります。

証券会社によって現物株式の手数料体系が異なるため、一律での比較は難しい。

証券会社各社の手数料を簡易的に比較するために、1注文あたりの手数料体系に絞って、以下の3つのケースにおけ2021年11月22日現在の取引手数料(税込)を調べ、手数料が安い証券会社ランキングTOP10を作成した。

  • 約定代金が10万円の場合
  • 約定代金が50万円の場合
  • 約定代金が100万円の場合

約定代金が10万円の場合の取引手数料ランキング
順位 証券会社名 約定代金10万円の手数料
1 松井証券 0円
2 立花証券(e支店) 77円
3 むさし証券
(トレジャーネット)
82円
4 DMM.com証券 88円
5 SBIネオトレード証券 88円
5 立花証券
(ストックハウス)
88円
5 GMOクリック証券 96円
8 SBI証券 99円
8 楽天証券 99円
8 auカブコム証券 99円
8 LINE証券 99円
※松井証券の手数料体系はボックスレート(1日定額制)のみ

・第1位:松井証券……低額投資なら手数料は誰でも0円 

松井証券が採用する手数料体系はボックスレート(1日定額制)のみです。

松井証券の手数料は、安くてシンプルなのが特徴だ。

売買回数に関係なく、1日の株式取引の合計約定代金で手数料が決まる。

売買回数が多く、手数料がかさんでいた人にとってはうれしい仕組みだろう。

松井証券では、約定代金10万円以下の手数料を恒久的に0円に設定していた。しかし現在は、約定代金50万円までの手数料が0円になっており、手数料0円の範囲が拡大されている。
近藤真理

少額投資は、投資初心者が株式投資を始める際の鉄則です。利益をあまり期待できない初心者にとって、少額投資の手数料が0円の証券会社は好都合でしょう。

少額投資の手数料が0円であれば、少額投資で経験を積む際にコストを抑えられる。

少額の取引を1日に何度も繰り返すデイトレーダーや、株式取引初心者にとってもメリットが大きい。

松井証券は、投資初心者の低コスト投資・少額投資のニーズに応えられる証券会社だ。

松井証券の口座開設はこちら

・第2位:立花証券e支店……約定代金にかかわらず手数料がお得

立花証券e支店は約定代金10万円までの手数料が第2位で、またどの約定代金でも業界最安値水準です。
立花証券は東京都中央区日本橋に本社を置く中堅総合証券で、前身は戦後(1953年)に設立された江戸橋証券。国内の個別銘柄に特化してサービスを提供しているのが特徴だ。

立花証券e支店は、取扱商品を株式の現物取引と信用取引に絞って、手数料を業界最安水準に設定した支店である。

委託手数料0円で金利1.6%、さらに業界最安値水準の手数料が魅力です。

現物取引10万円では、今回紹介した中で約定手数料第2位という高順位だ。20万円でも手数料が99円と、約定金額にかかわらず低水準を維持している。
近藤真理

立花証券e支店の手数料は、どの約定代金でも業界最安値水準です。手数料を抑えるために銘柄や投資方法を制限する必要がないため、高い利益率を目指せるのではないでしょうか。

・第3位:むさし証券(トレジャーネット)……埼玉県に本社を構える1919年創業の証券会社

むさし証券は、2010年5月にそしあす証券と武蔵証券が合併して誕生した。トレジャーネットとは、むさし証券が運営するインターネット証券サービスのことだ。
むさし証券トレジャーネットは、インターネット取引専門です。商品ラインナップは対面取引口座と同じですが、株式の取引手数料が格安に設定されているのが魅力です。
トレジャーネットの売買手数料は、1回の注文ごとに手数料を支払う「トレジャースタンダード」と、1日の約定代金の合計で決まる「トレジャーボックス」がある。ランキングの手数料は、トレジャースタンダードのものだ。
近藤真理

取引手数料は第3位と低いため、取引を頻繁に行うプロのトレーダーやセミプロも手数料負担が軽くなるのではないでしょうか。

約定代金が50万円の場合の取引手数料ランキング
順位 証券会社名 約定代金50万円の手数料
1 松井証券 ※ 0円
2 立花証券(e支店) 187円
3 むさし証券
(トレジャーネット)
192円
4 DMM.com証券 198円
5 SBIネオトレード証券 198円
5 GMOクリック証券 260円
7 立花証券
(ストックハウス)
264円
9 SBI証券 275円
9 楽天証券 275円
9 auカブコム証券 275円
9 LINE証券 275円
※松井証券の手数料体系はボックスレート(一日定額制)のみ

・第1位:松井証券……低位株や中位株の取引で手数料0円の効果を実感できる

前述のとおり、1日の約定代金合計が50万円までの取引手数料は0円。約定代金の合計で手数料が決まるので、50万円の取引を1回行っても、1万円の取引を50回行っても手数料はかからない。

約定代金の合計が50万円以上になるのは、1株5,000円以上の値がさ株を1単元(100株)以上取引した場合などに限られる。

つまり、松井証券なら1株500円程度までの低位株から、1株3,000〜4,000円程度の中位株の単元株取引までなら、取引手数料は無料なのだ。

松井証券では、値がさ株の取引にこだわらなければ、中上級レベルの投資家でも手数料0円の恩恵を受けられます。

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・第2位:立花証券(e支店)……中堅総合証券の株式特化型低コストネット取引専用口座

ランキングの2位は立花証券e支店、7位は立花証券ストックハウスと、立花証券のインターネット証券の2つが10位以内にランクインしている。

2つの口座の違いは、取扱商品数と手数料にある。

e支店

取扱商品を株式の現物取引と信用取引に絞り込んで、手数料を業界最安水準に設定した口座

ストックハウス

株式に関連する商品を全般的に取り扱っており、手数料はe支店より若干高め

近藤真理

立花証券e支店は、株式の現物取引と信用取引を投資対象とするシステムトレーダーやデイトレーダーから、手数料の安さと取引のしやすさで支持されているインターネット取引専用口座でもあります。

・第3位:むさし証券(トレジャーネット)……約定代金50万円の手数料でも3位をキープ

トレジャーネットの売買手数料は、現物取引でも信用取引でも、成行注文でも指値注文でも同じです。また、取引市場によって手数料が変わることもありません。

1位の松井証券と比べると192円は少し高く感じるかもしれないが、SBI証券や楽天証券、auカブコム証券などの275円と比べると1回あたり83円安い。

近藤真理

むさし証券は手数料が安いだけでなく、スマホやタブレットを使った投資情報の収集に便利なツールも導入されているので、使い勝手が良い証券会社といえます。

1注文あたり約定代金が100万円の場合の取引手数料ランキング
順位 証券会社名 約定代金100万円の手数料
1 松井証券(25歳以下) 0円
2 立花証券(e支店) 341円
3 むさし証券
(トレジャーネット)
352円
4 DMM.com証券 374円
4 SBIネオトレード証券 374円
6 GMOクリック証券 460円
7 立花証券
(ストックハウス)
517円
8 SBI証券 535円
8 楽天証券 535円
10 岡三オンライン証券 660円

・第1位:松井証券(25歳以下)……若年層の投資初心者におすすめの手数料設定

50代以上の投資家からの人気が高い松井証券が、顧客層、特に若年層の新規顧客獲得のために新たに設定した料金体系が、「25歳以下はすべての現物株式取引が手数料0円」です。

25歳以下の投資未経験者は、概して投資に回す余裕資金が少ない。必然的に1回の取引額は少額になるため、取引手数料が0円であることには大きな意義がある。さらに、約定代金に関係なく手数料が常に0円であれば、初心者の投資に対する心理的なハードルを一気に下げる効果もある。

近藤真理

26歳の誕生日を迎えても、約定代金50万円以下なら手数料は0円なので、継続的に低コストで投資を継続できるメリットを享受できます。

ちなみに、26歳以上の場合、1日の約定代金合計が100万円の場合の手数料は1,100円である。

松井証券の口座開設はこちら

・第2位:立花証券(e支店)……株式限定なら初心者から上級者まで低コスト取引が可能

約定代金が100万円になる取引には、1株の株価が1万円を付ける値がさ株も含まれる。

ファーストリテイリング<9983>や任天堂<7974>といった一部銘柄を除いた東証上場銘柄の大半を、業界最安水準の取引手数料で売買できます。
近藤真理

高額取引でも取引手数料は格安なので、銘柄や投資手法を限定する必要もありません。純粋に値上がり益を狙って、自分の投資スタイルで取引したい上級者にも使いやすい、利益率の高い口座になるはずです。

・第3位:むさし証券(トレジャーネット)……埼玉地盤の老舗証券会社のネット専用口座

むさし証券
埼玉県を地盤とする1919年創業の老舗総合証券である。トレジャーネットとは、むさし証券のインターネット証券サービスのこと。
対面取引口座同様の商品ラインアップでありながら、インターネット取引に特化しているため、株式の取引手数料と信用取引の金利が割安に設定されているのが魅力です。

スマートフォンとタブレットを使った投資情報の収集に便利な情報ツールも導入されているので、投資情報を駆使して取引する中上級者にも使い勝手が良い。

近藤真理

取引手数料も安いため、取引を頻繁に行うセミプロやプロのトレーダーにとっても、費用負担が軽くなります。

対面証券会社「店舗数」ランキング

日本の証券会社ランキングTOP10 時価総額、売上高、口座数第1位は?野村や大和など、SBIはじめネット証券各社で比較
(画像=MONEY TIMES編集部制作)

続いて、店舗数を比べてみよう。

店舗を持たないネット型証券会社が伸びているが、目と目を合わせる対面型接客を求める人も依然として多いだろう。

対面型証券会社において、店舗数の多さはホスピタリティの高さにつながる。

よって、顧客満足度にも影響するはずだ。

証券会社「店舗数」ランキング
順位 証券会社名 店舗数
1 みずほ証券 ※1 259店舗
2 大和証券 180店舗
3 野村證券 120店舗
4 SMBC日興証券 118店舗
5 東海東京証券 69店舗
6 岡三証券 65店舗
7 藍澤證券 53店舗
8 三菱UFJモルガン・
スタンレー証券 ※2
51店舗
9 いちよし証券 50店舗
10 東洋証券 32店舗
※1 みずほ証券支店に加えプラネットブース、その他拠点を含む
※2 来店できないダイレクトコンサルティング部とMUFGテラスは除く

みずほ証券、大和証券、野村證券、SMBC日興証券と大手証券会社が1~4位を占め、5位以下は中堅の証券会社が多く見られます。

みずほ証券は2位を大きく引き離し、圧倒的な店舗数を誇る。105の支店と150のプラネットブースのほか、本社・支社と営業所を合わせて259拠点を運営している。

東海東京証券や岡三証券など5位以下の店舗数も32~69店舗あるため、対面接客を求める人にとっても利用しやすいといえるだろう。

第1位:みずほ証券……証券会社店舗数NO.1

日本の証券会社ランキングTOP10 時価総額、売上高、口座数第1位は?野村や大和など、SBIはじめネット証券各社で比較
(画像=MONEY TIMES編集部制作)
みずほ証券の店舗数は259店舗で、第2位とは79店舗もの差があります。

みずほ証券の店舗数には、みずほ証券単独の支店やみずほ銀行と共同店舗であるプラネットブース、本社・支社、営業所といった拠点も含まれる。

店舗数には現れないみずほ証券の強みとしては、都市銀行であるみずほ銀行の各支店のロビーでもフルラインの証券サービスが受けられることが挙げられる。

みずほ銀行とみずほ証券を併用することで、さらに利便性が高まるだろう。

近藤真理

みずほ銀行、みずほ信託銀行「トラストラウンジ」、みずほ証券「プラネットブース」の3つが合わさった店舗も全国に193ヵ所あり、ワンストップでさまざまなサービスを利用できます。

第2位:大和証券……ネットで来店予約ができる180店舗を構える 

日本の証券会社ランキングTOP10 時価総額、売上高、口座数第1位は?野村や大和など、SBIはじめネット証券各社で比較
(画像=MONEY TIMES編集部制作)
第2位の大和証券は、全国47都道府県に180店舗を構えています。

公式ホームページの店舗ページから、来店予約が可能だ。

大和証券では対面接客の予約に加えて、パソコンなどを使ったオンライン相談も受け付けている。

大和証券プライベートバンキング部は、東京本店、大阪支店、名古屋支店の3店舗。プライベートバンキング部は、経営者などの富裕層が自身の事業をさらに発展させたり、資産を運用したりするときに利用する店舗だ。プライベートバンキングは、金融資産が数十億円以上ある人を対象としている。
近藤真理

プライベートバンキング部に通うと、資産運用の専門家であるプライベートバンカーから、的確なアドバイスや最新の金融情報などが得られます。

第3位:野村證券……47都道府県に120店舗を展開

日本の証券会社ランキングTOP10 時価総額、売上高、口座数第1位は?野村や大和など、SBIはじめネット証券各社で比較
(画像=MONEY TIMES編集部制作)
時価総額や預かり資産額、顧客口座数のランキング上位の常連である野村證券は、店舗数でも第3位。店舗数は120店舗あり、47都道府県を網羅している。

野村證券は各県に1店舗以上あるため、地方の人でも利用しやすいはずだ。

鳥取県や島根県には山陰合同銀行を窓口とした仲介カスタマーセンターを置いたり、第一生命に特設センターを設置したりと、自社店舗以外の窓口も展開している。

野村證券の京王新宿支店では17時以降の夜間営業や土日営業も行い、平日は仕事で忙しい人の利便性の向上にも努めています。

証券会社の動向

1.日本の証券会社ランキングTOP1
(画像=編集部作成)

これまでとこれからの証券会社の動向を見てみよう。

2020~2021年の主要証券会社37社の営業収益の合計は3兆8,214億円で、前年比マイナス1.8%。2007年のサブプライムローン問題、2008年のリーマンショックと金融危機が相次いだこともあって、証券業界は2010年から2014年まで大きく成長した。しかし、2015年から2016年にかけて各社の営業収益は縮小し、2017年から2020年までは拡大・縮小を繰り返している。

証券業界の業績は国内外の景気の影響を大きく受けるため、証券業界の行く末を推測するためには、日本経済・世界経済をしっかり注視する必要があります。

ここで、大手5社(楽天証券・SBIホールディングス・野村ホールディングス・大和証券・三菱UFJモルガン・スタンレー証券)の営業収益の推移を見てみよう。

グラフは2016年の営業収益を100とし、2020年までの営業収益を表したものだ。

2.日本の証券会社ランキングTOP1
(画像=筆者作成)
2016年から2020年までの営業収益の推移を見ると、楽天証券とSBIホールディングスの2社が大きく伸びていることがわかります。
一方で野村ホールディングスや大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は伸び悩んでいます。
明暗を分けているのは、インターネット型か店舗型かという点だろう。2018年から2020年まで、つみたてNISAの口座数は約7.4倍に拡大し、2020年12月末時点の投資信託買付金額は6,878億円に上る。2021年5月時点のiDeCoの加入者総数は201.5万人で、2017年から2021年まで着実に増えている。NISA口座やiDeCo口座の開設が増えたことも、楽天証券やSBI証券といったネット型証券会社が伸びている理由といえるだろう。

野村ホールディングスや大和証券などの店舗型大手証券会社は苦戦しているものの、法人向けのホールセール部門においては、海外企業の社債発行手数料やM&Aアドバイス料などが好調に推移している。

日本の金融資産は多くは預貯金であり、アメリカやイギリスと比べると資産運用に回される資金は少ない。日本の金融マーケットは伸びしろが大きいため、今後国民の意識改革が進めば市場の拡大が期待できる。

もし証券会社が倒産したらどうなる?

3.日本の証券会社ランキングTOP1
(画像=編集部作成)

証券会社が倒産した場合、預けている資産はどうなるのだろうか?

実は、日本の証券会社にもペイオフのような投資者保護の仕組みがあります。「分別管理制度」と「投資者保護基金制度」です。
分別管理制度とは、証券会社に課せられた「分別管理義務」のことだ。分別管理義務は「証券会社の資産と顧客の資産を分けて保管しなければならない」という義務で、証券会社が破綻したとしても個人の資産は守られる仕組みだ。分別管理は、委託保証代用有価証券にも適用される。

もしも証券会社が分別管理義務を怠り、顧客の資産に手を出した状態で倒産した場合はどうなるのだろうか。

そのような場合に適用されるのが日本投資者保護基金制度で、1,000万円までは日本投資者保護基金が補填してくれる。

銀行のペイオフと似た仕組みといえるだろう。

日本投資者保護基金は、有事の際は国内外の株式や債券、投資信託など幅広く補償してくれますが、中には補償されない取引や資産もあります。
例えば、商品デリバティブ関連業務ビジネスによる取引のうち、店頭デリバティブ商品や外国市場デリバティブ商品、その他プロの投資家が取引することが多い金融商品、破綻した証券会社が発行した株式や債券などは、日本投資者保護基金の補償対象外だ。
近藤真理

証券会社に預けた資産はペイオフの対象外ですが、分別管理制度と投資者保護基金制度という二重のセーフティーネットで守られているため、安心して証券会社で取引ができます。心配であれば、1口座で1,000万円を超えないように資産を分散してもよいでしょう。

証券会社選びでは、規模や口座数だけでなく利用しやすさも最大限に考慮する

現在、証券業界には大きく分けて、総合証券会社とインターネット専業証券会社の2種類が存在する。インターネット取引の浸透により、総合証券でもインターネットが取引チャネルの主流になりつつあるのが実態だ。

技術的な背景や取引の手軽さ、利便性によって、ネット証券各社は30代~40代を中心に新規顧客を順調に獲得している。その結果、証券会社の人気のバロメーターである口座数では、ネット証券最大手のSBI証券とそれに続く楽天証券が野村證券を上回っている。

それに対して、時価総額は顧客預かり資産が大きく、機関投資家や大口投資家を多く抱える総合証券が市場から高い評価を得やすく、口座数ランキングと必ずしも連動しない。

近藤真理

個人投資家が証券会社を選ぶ際には、時価総額や口座数だけに注目するのではなく、自分の投資スタイルに適した手数料体系や利用しやすいサービスの有無など、利用者の視点で、証券会社を評価することも忘れないようにしましょう。

日本の証券会社についてよくある5つのQ&A

証券会社の中で時価総額から見た大手証券といえばどこ?
大手証券会社の時価総額の1位は野村ホールディングス<8604>(1兆5,831億5,200万円)で、2位は大和証券グループ本社<8601>(1兆840億3,400万円)。3位はネット証券大手のSBIホールディングス<8473>(7,187億5,400万円)、4位松井証券<8628>(2,100億400万円)、5位マネックスグループ<8698>(2,095億3,000万円)と続く。(2021年11月21日22時時点の株価で算出)

証券会社の中で売上高から見た大手証券といえばどこ?
2021年3月の決算で売上高が最も大きいのは野村證券(1兆4,018億7200万円)、2位は大和証券(5,761億7,200万円)、3位はSMBC日興証券(4,471億5,500万円)、4位はみずほ証券(4,410億2,000万円)、5位は三菱UFJモルガン・スタンレー証券(2,468億4,600万円)と、1~5位を大手総合証券5社が占めている。

投資家からの人気が高い証券会社は?
2021年11月22日現在の口座数ランキング第1位はSBI証券(603.6万口座)、第2位は楽天証券(600万口座突破)、3位は野村證券(532.9万口座)。2021年3月末時点で2位だった野村證券を楽天証券が上回った。4位はSMBC日興証券、5位は大和証券。

手数料が安い証券会社は?
50万円まで手数料無料の松井証券、現物株式の約定代金にかかわらず買付時は常に無料のLINE証券、どの約定代金でも業界最安値水準の手数料を誇る立花証券(e支店)が手数料の安さトップ3といえるだろう。埼玉地盤のむさし証券のネット専用口座も手数料が安いので、中堅トレーダーに人気だ。

企業規模の大きな証券会社は?
2021年11月時点では、野村證券(128.7兆円)、大和証券(77.7兆円)、SMBC日興証券(72.4兆円)、みずほ証券(53.6兆円)、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(42.7兆円)と、大手総合証券5社が上位を占めている。中堅総合証券を抑えて、6~10位には主要ネット証券のうち4社(SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券)がランクインしている。

実際に株式投資を始めてみる

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近藤真理
執筆・近藤真理
南山大学外国語学部卒業。野村證券の引受部門で勤務後、ビジネス系翻訳や工業系翻訳業務に従事。
2013年より、総合証券とネット証券を使い分けながら、資産運用を開始。2017年から各種WEBサイトのフリーライターとして活動、現在は経済金融系記事を中心に執筆している。

■保有資格
証券外務員一種、二種
投資診断士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者
南山大学外国語学部卒業。野村證券の引受部門で勤務後、ビジネス系翻訳や工業系翻訳業務に従事。
2013年より、総合証券とネット証券を使い分けながら、資産運用を開始。2017年から各種WEBサイトのフリーライターとして活動、現在は経済金融系記事を中心に執筆している。

■保有資格
証券外務員一種、二種
投資診断士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者

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