楽天証券は、楽天グループの経営悪化も一因とみられるポイント還元制度の改悪など、一部でサービスの低下がみられる。しかし、それだけで楽天証券を「やめたほうがいい」とまではいえない。
楽天証券は豊富な商品ラインアップと割安な手数料で、個人投資家から根強い人気を誇る。口座開設数は2023年12月に1,000万口座を超え、SBI証券と肩を並べる2大ネット証券界の1つだ。
楽天銀行や楽天カード、楽天ポイントなど、楽天グループのサービスと相性がよく、これらのサービスをよく利用する、いわゆる「楽天経済圏」のユーザーにとって利用価値の高い証券会社である。
本記事では楽天証券を実際に利用している人の口コミ・評判を集め、メリット・デメリットを調査した。2大ネット証券としてよく比較されるSBI証券とどっちがいいのかを徹底比較する。
(公式サイト)
(公式サイト)
楽天証券はやめたほうがいい?SBI証券と徹底比較!
楽天グループの経営状態が悪化しているというニュースを目にして、楽天証券もやばいのではと不安に感じる人もいるだろう。
ネット上の口コミでは、ポイント還元率の改悪や、期間限定ポイントがポイント投資に使えないなど、サービス面でのデメリットも挙がっている。
以下のようなデメリットが特に気になる人は、楽天証券はやめたほうがいいかもしれない。
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一方で、楽天証券は商品ラインアップの充実度、手数料の安さなどは国内証券トップクラスだ。
楽天銀行や楽天ポイントなど、楽天グループのサービスと相性がよく、楽天のサービスをよく利用するユーザーとっては、特に利用価値の高いネット証券といえる。
2023年12月には口座数が1,000万口座を超え、多くの個人投資家から支持を集めている。
(公式サイト)
楽天グループの経営悪化でやばい?
楽天証券は、楽天グループに属する証券会社であるため、グループの経営悪化で共倒れしてしまうのではないかと心配する声もある。しかし、楽天証券がすぐに潰れるようなことはないだろう。
債券発行体の評価、格付けを行う「日本格付研究所(JCR)」によると、楽天証券の長期発行体格付けは、2023年6月に引き下げがあったものの、楽天グループ本体とともに「A-」評価(債務履行の確実性は高い)を維持している。
また、楽天証券の親会社である楽天証券ホールディングス(以下、楽天証券HD)は株式の上場を予定しており、楽天グループとの関係を保ちつつ、経営管理面の独立性は高まる見通しだ。
楽天証券HDは株式の上場を計画しており、楽天グループによる楽天証券の議決権比率は現在より低下する見通しであることなどから、経営管理面では独立性が高まりつつある。もっとも、楽天証券は楽天グループのフィンテック事業の中核として顧客の囲い込みの役割を担うなど、楽天経済圏の拡大を目指す楽天グループにとって戦略的・機能的に重要な位置付けにある。上場後も楽天グループの連結子会社であり続け、こうした楽天グループにおける高い重要性は変わらない。グループの顧客基盤およびグループとのシナジーを活用した施策を強みとし、口座数および預かり資産残高を非常に速いペースで伸ばしている。
引用:株式会社日本格付研究所
楽天証券は、強みである楽天グループの顧客基盤に、新NISA制度開始の追い風も加わり、口座数や預かり資産を順調に伸ばしている点も評価できる。
出典:Bloomberg
もし倒産しても、預けている顧客の資産は楽天証券の資産とは分けて管理されており、確実に返還されます。そのため過度な心配は不要です。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
取引証券会社が分別管理をしっかりおこなっていれば、万一破綻した際でも、お客様の有価証券や金銭はお客様へ確実に返還されます。
楽天証券では、従前より法令に従い、お客様の大切な資産を安全確実に保管・管理しております。
引用:楽天証券
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楽天グループ全体の経営状態は、モバイル事業の苦戦により厳しい状況が続いている。赤字幅は縮小傾向にあるが、2025年にかけて迎える約7,000億円の社債償還は重荷だ。
出典:Bloomberg
楽天グループの連結営業利益は、2020年度からマイナスに転じ、2022年度には3,716億1,200万円まで赤字が拡大した。
楽天グループ IFRS連結営業利益・IFRS連結営業利益率の推移(年度別・2020年12月期〜2023年12月期)
直近2023年度の連結営業利益は2,128億5,700万円のマイナス(連結Non-GAAP営業利益※は1,530億円のマイナス)となり、4期連続で営業赤字になった(純損益ベースでは5期連続の赤字)。
また、2023年12月期の配当は、財務基盤の改善、安定化を優先するため実施が見送られた。楽天グループが無配となるのは、実に23年ぶりだ。
今後さらに楽天グループの経営が厳しくなってくると、共倒れになる前に、競争力のある楽天証券あるいは楽天の金融事業を他社に売却・譲渡するシナリオも現実味を帯びてくる。
楽天証券はここ数年、みずほ証券との協業を進めており、すでに楽天証券株式の49%はみずほ証券が保有している(2023年12月時点、残りの51%は楽天証券HDが保有)。
両社は金融仲介の新会社を共同で設立し、2024年春にはサービスを開始する予定だ。買収や合併があるとすれば、その相手はみずほ証券が有力だろう。
2024年春を目途とした事業開始に向けて、両社を委託元とする金融商品仲介業者となる準備会社を設立(みずほ証券95%、楽天証券5%)する予定です。
引用:みずほ証券『みずほ証券および楽天証券による共同事業に係る基本合意について』
楽天グループの行く末次第では、楽天証券とみずほ証券の合併が実現するかもしれません。もしそうなった場合、手数料体系やサービス内容が変更され、これまでと同じ条件で取引できなくなることも想定されます。
しかし、過度に心配する必要はありません。取引条件が極端に悪化するようなら、他社に資産を移せばいいからです。合併によって、対面サービスの充実などサービス内容が向上する可能性もあります。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
楽天グループは厳しい状況の中ではあるが、明るい兆しもみられる。モバイル事業は設備投資が一巡し、契約回線数、通信料収入ともに増加している。インターネットサービス事業やフィンテック(金融)事業も好調が続いており、グループ全体の赤字は縮小に向かう。2023年12月には、Non-GAAP営業利益ベースで単月黒字化を達成している。
出典:Bloomberg
一方、競合であるSBI証券の業績は絶好調だ。SBI証券の2024年3月期第3四半期(2023年4月〜12月)の営業利益は531億6,700万円であり、過去最高を更新した。
出典:SBI証券
楽天証券も業績は好調だが、同期間(2023年4月〜12月)の営業利益は226億2,700万円であり、SBI証券の半分以下に留まる。
証券口座数は、SBI証券が約1,169万口座※、楽天証券が約1,000万口座※と拮抗しており、楽天証券は口座数に対する収益性の低さが課題だ。
※いずれも2023年12月末時点、SBI証券はSBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含む
楽天証券では収益性の課題に対し、収益構成の多角化を進めています。売上、利益の伸び代を期待したいところです。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
(公式サイト)
ポイント制度がわかりにくい
楽天証券ではここ数年、ポイント制度の変更が頻繁に行われ、わかりにくいという声もある。
2022年にポイント還元サービスの改悪が続き、既存のユーザーからは不満の声が多くあがっていた。
ポイント還元率に関する良くない口コミ・評判
30代|男性
【還元率の改悪】
積立投資信託を楽天カードでの支払いにすると、一部の商品で、1%の還元が受けられていましたが、2022年9月買付分からは0.2%まで還元率が低下することになってしまいました。楽天キャッシュを利用することでしばらくは1%還元が受けられますが、このキャンペーンも2022年12月までなので、還元率はこれまでに比べると悪くなってしまいます。
30代|男性
【還元率を戻してほしい】
つみたてNISAで毎月の積立金に対して最大で毎月500ポイントがもらえていましたが、改悪によりそのポイント還元率が大幅に下がってしまいました。それでも使いやすいおすすめ証券口座なので、ポイント還元率を元通りに戻してもらえたら助かります。
20代|男性
【還元率の改善を】
ポイント還元率の大改悪で積み立て投資やその他でのポイント付与率がかなり下がってしまい、毎月積み立てをしている自分からするとかなり辛い状況になりました。なので、少し考え直してほしいです。いろんな設定などが少しややこしい気がします。
30代|女性
【還元率が低くなった】
改悪が続き、ポイントの還元率が低くなっています。他の経済圏と比較してもまだよいほうかと思いますが、ポイントの還元率のよさで楽天証券を選んだ人にとってはかなりの痛手かと思いますので、これ以上還元率を低くしてほしくないと感じています。
30代|男性
【魅力が下がった】
ポイント制度が徐々に改悪していることです。現在では、他の証券会社とほぼ同じくらいにまで落ちています。前ほどポイントでの投資に魅力はなく今後も改悪するリスクがあります。
30代|女性
【もっとポイント付与を】
ポイント付与の対象となる商品が限定されたり、付与率が落ちたりしています。楽天ポイントのうち期間限定ポイントは楽天証券では使えないので、ポイント利用時に注意が必要な点です。スマホ版のアプリの体裁がブラウザーで閲覧しているものと大きく異なるので慣れが必要な点です。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
このうち、クレカ投信積立の還元率については2023年6月に再度変更があり、還元率が引き上げられている。
投資信託の保有残高に応じて毎月ポイントがもらえる、いわゆる「投信残高ポイント」サービスも、一部銘柄限定ではあるが2023年10月に復活した。
クレカ投信積立の還元率の変化と、投信資産形成ポイントについて詳細をみていこう。
クレカ投信積立の還元率の改悪
クレカ投信積立の還元率は、2022年9月に一度引き下げられたが、1年も経たない2023年6月に引き上げが行われ、利用するカードの種類や購入する銘柄に応じて還元率が決まる仕組みに変わった。
還元率の引き上げは歓迎すべき変更だが、一律1.0%であったときに比べると還元率は低下しており、制度自体(還元率の決まり方)もわかりにくくなっている。
対象銘柄 | 2022年8月 買付分まで |
2023年5月 買付分まで |
2023年6月 買付分以降 |
|
---|---|---|---|---|
信託報酬のうち 楽天証券が受け取る手数料 (年率・税込) |
0.4%未満 | 1.0% | 0.2% | 【楽天プレミアムカード】 1.0% 【楽天ゴールドカード】 0.75% 【楽天カード】 0.5% |
0.4%以上 | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
2022年9月に引き下げ対象になった銘柄のポイント還元率は、最も低い一般カードでも0.2%から0.5%まで改善した。改悪前の1.0%よりは低いものの、SBI証券の一般カードと同じ水準だ。
ポイント還元率 | カード種類 |
---|---|
0.5% | ・下記以外のVポイントが貯まるカード |
1.0% | ・Oliveフレキシブルペイ ゴールド ・三井住友カードゴールド(VISA/Mastercard) ・三井住友カードゴールド PA-TYPE(VISA/Mastercard) ・三井住友カードゴールド(NL)(VISA/Mastercard) ・三井住友カードプライムゴールド(VISA/Mastercard) ・三井住友カードゴールドVISA(SMBC) ・三井住友カードプライムゴールドVISA(SMBC) ・三井住友カードビジネスオーナーズ ゴールド(VISA/Mastercard) ・三井住友ビジネスゴールドカード for Owners(VISA/Mastercard) ・三井住友銀行キャッシュカード一体型カード(ゴールド/プライムゴールド) |
2.0% | ・三井住友カードプラチナ VISA/Mastercard ・三井住友カードプラチナ PA-TYPE(VISA/Mastercard) ・三井住友ビジネスプラチナカード for Owners(VISA/Mastercard) |
5.0% | ・Oliveフレキシブルペイプラチナプリファード ・三井住友カード プラチナプリファード |
ゴールドカードの還元率で比較すると、楽天ゴールドカードの還元率は0.75%であり、SBI証券の三井住友カードゴールドの還元率(1.0%)に及ばない。プラチナカードよりも上位カードになると、SBI証券との差はさらに広がる。
クレカ投信積立で楽天証券が候補になるのは、普段楽天カードを使っていて楽天ポイントを貯めたい場合や、楽天証券のポイント還元率が1.0%となる銘柄に一般カードで投資する場合などだ。
投資信託資産形成ポイントの改悪
2022年3月までは、毎月末の投資信託保有残高に応じて、ポイントが「毎月」付与されていた。
基準残高 | 付与ポイント |
---|---|
10万円 | 10ポイント |
30万円 | 30ポイント |
50万円 | 50ポイント |
100万円 | 100ポイント |
200万円 | 100ポイント |
300万円 | 100ポイント |
400万円 | 100ポイント |
500万円 | 100ポイント |
1,000万円 | 500ポイント |
1,500万円 | 500ポイント |
2,000万円 | 500ポイント |
制度変更後は、初めて基準額を達成した1回のみとなり、付与ポイント数も少なくなっている。投資信託を持っているだけで毎月ポイントがもらえた従来の制度からは大幅な改悪だ。
「楽天・プラス」シリーズ対象の新たなポイント制度(投信残高ポイントプログラム)
楽天証券では、投資信託の保有残高に応じて毎月ポイントがもらえる、新たな「投信残高プログラム」を2023年10月からスタートした。
対象は、楽天グループの運用会社「楽天投信投資顧問」が運用する「楽天・プラス」シリーズだ。
2024年2月現在、対象銘柄は全世界株式、先進国株式、米国株式、日本株式を投資対象とする6銘柄のみだ。なお、ポイント付与率は、後述するSBI証券のほうが高い。
対象ファンド | ポイント付与率(年率) |
---|---|
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド | 0.017% |
楽天・S&P500インデックス・ファンド | 0.028% |
楽天・先進国株式(除く日本)インデックス・ファンド | 0.033% |
楽天・日経225インデックス・ファンド | 0.053% |
楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド | 0.05% |
楽天・SOXインデックス・ファンド | 0.05% |
SBI証券では「投信マイレージ」という名称で、投資信託の保有金額に対してポイント(※)が「毎月」付与されるサービスを実施している(※Tポイント、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALのマイル、PayPayポイントから選択)。
ポイント付与率は、楽天証券の投信残高プログラムより高い。
月間平均保有金額 | 1,000万円未満 | 1,000万円以上 |
---|---|---|
通常銘柄 | 0.10% | 0.20% |
SBIプレミアムチョイス銘柄 | 0.15% | 0.25% |
その他指定銘柄 | ファンドごとにSBI証券が指定した付与率 |
SBI証券の投信マイレージでは、投資信託の月間平均保有金額に応じて、最大0.25%のポイントが「毎月」付与される。
投資信託を100万円分購入して保有したケースでもらえるポイント数を、SBI証券と楽天証券で比較してみよう。
ここでは、SBI証券で通常銘柄に分類される投資信託(楽天証券の投信残高ポイントプログラムの対象外)を購入し、購入後に投資信託の評価額が100万円で一定だったと仮定する。
保有期間 | 1ヵ月目 | 2ヵ月目 | 3ヵ月目 | 1年目 | 10年目 | |
---|---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | 付与ポイント※1 | 82 | 82 | 82 | 82 | 82 |
累計 | 82 | 164 | 246 | 1,000 | 1万 | |
楽天証券 | 付与ポイント | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 |
累計 | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 |
SBI証券では、購入した翌月に82ポイントもらえる(100万円×0.10%(年率)/365日×30日≒82円、通常銘柄、対象月の実日数30日、端数切り捨てで計算)。
その後も投資信託を保有している間は毎月ポイントがもらえるため、1年間保有し続ければ、約1,000ポイントが貯まる。
これに対し、楽天証券でポイントがもらえるのは月末時点の投信保有残高が「はじめて」一定基準に達した1回だけだ。
今回の購入で月末時点の投資信託残高がはじめて100万円を超えれば、100ポイントもらえる。
100万円のほか、10万円、30万円、50万円にも基準が設けられているが、同じ月に複数の基準を達成した場合、最も高い基準のポイントしかもらえない点は要注意だ。この次は月末時点の投資信託残高が200万円を超えるまでポイントはもらえない。
今回のケースでもらえるポイントは、最初こそ楽天証券が上回る。しかし、2ヵ月目にはSBI証券が逆転し、投資信託を保有し続けるほどその差は広がっていく。
投資信託は長期保有が基本であるため、投資信託の保有ポイントを重視するならSBI証券が有利といえます。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
資産形成ポイントの付与ルール変更への対策
資産形成ポイントの付与ルール変更については、新しく始まった投信残高ポイントプログラム対象銘柄への乗り換えが一つの対策になる。
投資対象が同じインデックスファンドであれば、運用成果もほとんど差はないでしょう。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
しかし、ポイント付与率(還元率)はSBI証券のほうが高く、楽天証券の投信残高ポイントプログラムの対象銘柄は数が限られる。
投信残高ポイントプログラムの対象銘柄であっても、ポイント付与率に差があれば、投資信託の保有残高が大きいほど、保有期間が長くなるほどSBI証券との差は大きくなる。
投資信託の保有で毎月ポイントがもらえる銘柄が限られ、基本的に基準達成時に1回しかポイントがもらえない楽天証券に不満を感じるなら、これから投資信託を購入する証券会社をSBI証券に変更したり、現在保有している投資信託をSBI証券に移管したりすることも選択肢になる。
ただし投資信託の移管(楽天証券からの出庫)には、1銘柄あたり税込3,300円の手数料がかかる。
投資信託を移管すべきかどうかは、移管手続きの手間と手数料に見合うメリットがあるか、もらえるポイントがどのくらい増えるかをよく考え、慎重に判断したほうが良いでしょう。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
SBI証券には移管手数料が全額キャッシュバックされる「投信お引越しプログラム」がある。このプログラムを利用すれば、実質無料で投資信託を移管できる。
投資信託を移管(出庫)するための手続きは以下の通りだ。
-
移管先の金融機関へ以下2点を確認する
・移管したい金融機関は他の金融機関から投資信託の移管が可能か(※SBI証券は可)
・移管したい投資信託は移管できる投資信託か -
「投信口座振替依頼書」を印刷する
-
「投信口座振替依頼書」に必要事項を記入、本人確認書類を同封して返送する
-
移管手続き完了(楽天証券に投信口座振替依頼書が到着してから2週間程度)
(公式サイト)
期間限定ポイントがポイント投資に使えない
楽天証券では期間限定ポイントがポイント投資に使えないのが不便だというユーザーの声もあった。
だが、ポイント投資の対象が投資信託と国内株式のみのSBI証券に対して、楽天証券では米国株式にも投資できる。
期間限定ポイントが使えないというだけで楽天証券をやめてしまうのはもったいないだろう。
期間限定ポイントに関する良くない口コミ・評判
40代|男性
【限定ポイントが使えない】
期間限定ポイントも使えるようにしてほしいです。いつも期間限定ポイントの使い道がなくて困ってしまうのですが、使えるようになれば、よりポイントを活用できやすくなり利便性が高まりありがたいですし、きっとユーザーももっと増えると思います。
30代|女性
【限定ポイントも使いたい】
期間限定ポイントが利用できないのが残念です。ポイ活をしていると期間限定ポイントが付与されることが多々あるのですが、せっかくポイ活でポイントをためても投資に使えないのでもったいないなと感じています。改悪が続いていますが、利便性向上のためにも利用可能としてもらえるとうれしいです。
30代|男性
【改善してほしい】
期間限定のポイントについては、投資資金として利用ができないのを改善してもらえるとうれしいです。 あとは、楽天証券会社以外でも楽天のサービスでポイント投資をしているコーナーがありますが、できれば証券会社内で全て見られるように統一してくれるとありがたいと思っています。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
SBI証券でもポイント投資が可能だが、対象は投資信託の買付に限られる。日本株や米国株(円貨決済のみ)の買付にもポイントが使えるのは、楽天証券ならではの強みだ。
楽天証券 | SBI証券 | |
---|---|---|
利用できるポイント | 楽天ポイント 楽天証券ポイント(投資信託のみ) |
Tポイント Pontaポイント Vポイント(投資信託のみ) |
投資対象 | ・投資信託 ※買付代金 ・国内株式(現物取引) ※買付代金、手数料 ・米国株式(現物取引・円貨決済) ※買付代金、手数料 ・バイナリーオプション ※買付代金 |
・投資信託 ※買付代金 ・国内株式(現物取引) ※買付代金 |
期間限定ポイントへの対策
期間限定ポイントはポイント投資には使えないが、さまざまな街のお店やサービスで通常ポイントと同じように使える。
期間限定ポイントが使えるシーンでは期間限定ポイントを優先して使い、浮いた現金や通常ポイントで投資すれば、期間限定ポイントで投資したのと結果は同じだ。
期間限定ポイントは、次のような支払いで利用できる。
楽天モバイル、Rakuten Turbo、楽天でんき、楽天ガス、楽天ビューティ、楽天カーシェア、楽天生命、楽天損保、楽天ペット保険
【ショッピングサービス】
楽天市場、楽天ブックス、楽天西友ネットスーパー、ラクマ、楽天ポイントカード、楽天ペイアプリ、楽天ペイ、楽天ポイント(オンライン)、RAXY、楽天オート、楽天ビック、楽天全国スーパー
【旅行・アウトドアサービス】
楽天トラベル、楽天トラベル観光体験、Vacation STAY、楽天ポイントカード、楽天GORA、楽天トラベルキャンプ、楽天ポイント(オンライン)
【食事・ギフト・写真・エンタメサービス】
楽天ポイント交換グッズ、楽天TV、楽天チケット、NBA Rakuten公式、楽天ブックス(ダウンロード)、Rakuten Music、楽天写真館、楽天マガジン、楽天占い
※出典:楽天PointClub公式サイトをもとに作成(2024年2月16日現在)
楽天ポイントカードや楽天ペイアプリは、日常的に利用するコンビニやスーバー、ドラッグストアなどで使えるため、有効期限にさえ気をつければポイントを使い切れず失効させることを回避できる。
楽天ペイアプリの利用設定で、「ポイントを使う(『全部使う』または『一部使う』)」「ポイント優先」などを選択しておけば、有効期限の近い期間限定ポイントから優先的に支払いに使われる。
また、楽天PointClubアプリをダウンロードして通知設定をしておくと、ポイントが失効する前にお知らせを受け取れる。このような機能も活用してポイントを無駄にしないようにしよう。
ポイント投資以外で期間限定ポイントが使えないのは次のようなサービスだ。
・楽天銀行のデビット支払い、プリペイドカードへのチャージ、外貨預金預入れ
・楽天Edyへのチャージ
・楽天カードショッピング利用分の支払い
・楽天ウォレット(暗号資産へ交換)
・楽天Car(車検、修理等は通常ポイントも利用不可)
・楽天チケット
・提携サービス(※)のポイントへの交換(※ANA、JALのマイル、楽天Edy、Kドリームス)
IPO投資が弱い
楽天証券はIPOの主幹事実績がほとんどなく、口座数(ライバル)も多いため「IPOに弱い」という声もあった。
しかし、2023年の取扱数は61社で、全IPO96社のうち63.5%を占める。抽選方式は誰にでも平等にチャンスのある「100%平等抽選」であり、資金力や取引の少ない人にとっては有利だ。
当選のチャンスを少しでも高めるには、楽天証券にも口座を持っておくほうがいいでしょう。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
IPO投資に関する良くない口コミ・評判
30代|男性
【抽選を改善してほしい】
IPO株の取扱件数の増加やIPO当選確率がアップするような優遇制度の導入を希望します。ユーザーが多く当選確率は他の大手証券会社と比べると、どうしても低くなってしまう傾向にあると思います。
30代|女性
【抽選で手間がかかる】
IPOの抽選に申し込む際、一度申し込みだけを行い、後日期日までに入金手続きをする必要があるので、二度手間なうえに自分もよく忘れてしまい、抽選に参加できなくなることがありました。他の証券会社では、一度の手続き、かつ入金は抽選結果後の場合が多く、そちらのほうが使いやすいです。また、他の証券会社よりIPO数が少ないです。
30代|男性
【当選確率が低い】
新規公開株(IPO)はいまいちです。取扱件数はそれほど少なすぎるわけではないのですが、そもそも楽天ユーザーが多いため当選確率が低くなってしまい、なかなか当選しません。トレード運用額やIPO申込回数などに応じた特別な優遇制度があるわけでもないので、IPO狙いの人には物足りないと思います。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
楽天証券のIPO取扱銘柄数はここ数年で大きく増加し、2023年の取扱実績は61社だった。
2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | |
---|---|---|---|---|---|
楽天証券 | 61社 (0社) |
65社 (0社) |
74社 (0社) |
38社 (0社) |
26社 (0社) |
SBI証券 | 91社 (17社) |
89社 (13社) |
122社 (21社) |
85社 (15社) |
82社 (7社) |
(参考:IPO全体) | 96社 | 91社 | 125社 | 93社 | 86社 |
楽天証券の弱みは、主幹事案件がほとんどない点だ。口座数の多さ(ライバルの多さ)も当選確率の低下につながる。
一方で、楽天証券に割り当てられたIPO株は全て平等に抽選され、投資家に配分される。資金力や取引実績が少なくても、申込株数に応じて平等にチャンスがある点はメリットだ。
抽選方法 | 配分予定の100%を 申込株数に応じて平等抽選 |
・配分予定の70%: 申込株数に応じて、平等抽選 ・配分予定の30%: 申込株数に応じて、 指定IPOチャレンジポイント数の 多い人から優先して配分 |
---|---|---|
詳細 | 公式サイト | 公式サイト |
IPO投資の弱さに対する対策
IPOに弱いからといって楽天証券をやめる必要はない。むしろ当選チャンスを広げるためにうまく活用するのが得策だ。
IPO株は複数の証券会社に割り振られ、各証券会社の割当分から個人に配分される。
楽天証券は主幹事案件がない、当選を狙うライバルが多いといった弱さはあるが、豊富な取扱実績や100%平等抽選で誰にでもチャンスがある点は強みだ。倍率は高いとはいえ、抽選に応募すれば当選のチャンスは広がる。
また、楽天証券のIPOでは、最初にブックビルディングに申し込み、公募価格が決まった後に購入を申し込んでから抽選が行われる。抽選が公募価格の決定時に行われる証券会社よりも抽選時期が遅いのが特徴だ。
楽天証券におけるIPO申込、抽選、購入の流れ(購入申込後に抽選)
SBI証券におけるIPO申込、抽選、購入の流れ(公募価格決定時に抽選)
楽天証券でブックビルディングに申し込むには、その時点で「ブックビルディング申込株数×申告価格」以上の入金(残高)が必要になる。しかし、購入申込までは資金は拘束されない。
ブックビルディングの申込手続後には出金できるため、その資金を前受金にして、公募価格決定時(購入申込前)に抽選が行われる証券会社の抽選に参加することも可能です。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
次の証券会社では買付金額に相当する残高(前受金)がなくてもブックビルディングに申し込める。限られた資金でなるべく多くの抽選に参加するには、前受金が不要な証券会社の活用も有効だ。
楽天証券とSBI証券、松井証券の3社が引受会社となっているIPOがあったとすると、同じ資金で3回抽選に参加する方法(流れ)は次のようになる。
・SBI証券:公募価格決定時に抽選、ブックビルディング申込時点から一定の残高が必要(落選すると資金の拘束は解除される)
・松井証券:公募価格決定時に抽選、購入申込時に一定の残高が必要、ブックビルディング申込時点では残高(事前入金)は不要
(※「申込株数×仮条件の上限値」で計算した金額)
2.楽天証券のブックビルディング申込完了後、出金してSBI証券に入金する
3.SBI証券、松井証券でブックビルディングに申し込む
4.公募価格決定後、SBI証券、松井証券で抽選を受ける
5.SBI証券の抽選に外れた場合、出金して楽天証券に入金する
(※松井証券で当選していた場合は、松井証券に入金、購入申込をして終了)
6.楽天証券で購入申込を行い、抽選を受ける
資金移動の手間はかかるが、限られた資金で当選チャンスを広げられる方法として知っておくとよいだろう。
入金が間に合わないと抽選に参加できなくなってしまうため、ブックビルディング期間や公募価格決定日、購入申込期間といったIPOのスケジュールをしっかり把握して、余裕を持って手続きを進めることが大切です。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
楽天証券のメリットは?良い評判・口コミから解説!
楽天証券は、取引にかかる手数料を抑えたい人や楽天銀行や楽天カードなど楽天のサービスをよく利用する人、楽天ポイントを貯めている人などにおすすめだ。
楽天証券のメリットを口コミ・評判から確認していこう。
手数料が安い
楽天証券の手数料の安さは大きなメリットだ。
証券会社でかかる手数料には、例えば次のようなものがある。
・為替手数料……外国株の購入時、日本円と外貨を交換する際にかかる手数料
・入出金手数料……証券口座へ資金を入出金する際にかかる手数料
・口座管理料……口座を保有しているとかかる手数料
・情報利用料……取引ツールやチャート、投資情報サービスの利用にかかる手数料
・振替(移管)手数料……他社口座との間で商品の振替や移管を行う際にかかる手数料
・開示・発行手数料……残高証明書などの情報の開示、証明書類の発行にかかる手数料
このうち、実際の取引で負担になりやすいのは「取引手数料(売買委託手数料)」や「為替手数料」だ。
※マーケットメーカーといわれる機関投資家を含む楽天証券の顧客同士の売り注文と買い注文がマッチした場合、ToSTNet市場(東京証券取引所の立会外市場)で売買を成立させる仕組み
※※複数の市場から最良価格がある市場を選択して注文を執行する仕組み
※2:提示されるレートは外国為替市場における業者間レートが採用されており、買レートと売レートには乖離がある。10時、14時の適用為替レートで約定する「定時取引」および、「円貨決済取引」では片道25銭の為替手数料がかかる
口座管理料は、ほとんどの証券会社で無料であり、出金手数料も無料、入金はネットバンキングによるリアルタイム入金を利用すれば無料になることが多い(銀行振込の場合、振込手数料は自己負担)。
30代|男性
手数料無料コースあり!
1日100万円まで手数料無料のコースがあるのがよい点です。最初はあまりお金がなく、1日の取引もそこまで多くないと思いますので気兼ねなく投資ができます。操作も簡単でスクリーナーの性能もよくて細かく調べられるのに無料で見られるのはかなりのメリットになります。
30代|男性
初心者向け!
約定手数料が1日定額コースであれば、約定額が合計100万円までは無料です。さらにこの約定額は買いと売りの両方を同日に行った場合、片方の金額しかカウントされないため、少額のデイトレードから初めてみたい場合におすすめです。さらに信用取引であれば、1日信用はどれだけ売買しても手数料が無料です。
30代|女性
手数料が安い
手数料が安いので、楽天証券を利用しだしました。楽天銀行と楽天証券でマネーブリッジの手続きをすると楽天証券に自動入金ができるので、楽天銀行に入金しておけば株を買いたいときにスムーズに買えます。マネーブリッジすることで、優遇金利が受けられます。残高により利率は変わりますが、残高300万円以下でも0.1%/年です。
競合のSBI証券も、一定条件を満たせば国内株式取引手数料が無料、米ドル/円のリアルタイム為替手数料も0銭になり、楽天証券と互角だ。
一定条件とは、インターネットコースを利用し、電子交付サービス申込済でSBI証券所定の電子交付設定(取引報告書や各種交付書面を電子交付により受け取る設定)を行なっていることである。
ポイントの使い勝手が良い
楽天証券といえばなんといっても楽天ポイントだろう。ポイントの改悪が話題になったが、ユーザーにとって大きな魅力であることに変わりはないようだ。
ポイントに関する良い口コミ・評判
20代|男性
【ポイントで株式投資】
楽天カードを使って楽天で買い物をしていてそのたまったポイントを投資に使えるので、楽天カードをメインのカードとして使い、ポイントをため込んでいる人にはメリットはあります。そのたまったポイントで株や投資信託が購入できるからです。
30代|女性
【1ポイントから使える】
投資をする際、ポイントを1円単位から使えます。失効してしまうポイントを少しでも減らせるのでありがたいです。スポット購入や積み立て注文など購入方法を問わず利用できますし、設定をすれば自動でポイントを利用してくれるので手間もかかりません。
30代|男性
【ポイント利用が便利】
楽天市場やその他のサービスなどでたまったポイントを使って投資信託の購入額に充当できます。積み立て投資の場合も、毎月ポイントを全部または決まった分だけ使用するように設定ができます。カード払いにすると、そこでさらにポイント還元が受けられるため、お得です。
30代|女性
【100円につき1ポイント】
投資信託を積み立てると、決済額100円につき1ポイント付与されます。しかも、そのポイントは楽天市場や楽天Payが使える店舗はもちろんのこと、投資にも使えます。現金を費やす投資に抵抗がある人でも試しに買ってみよう。そう安心して思える環境が整っていると思います。
30代|女性
【ポイントがたまってお得】
ポイントがたまりやすいです。楽天証券で所定の利用をすれば、楽天市場での買い物のポイント付与率が0.5倍になります。買い付けの支払いにも利用できます。日常的にポイントをためたり使ったりしている人にとっては使いやすくてよいと思います。
20代|男性
【積立投資でポイント付与】
メリットはやはり積み立て投資でのポイント付与だと思います。楽天銀行とマネーブリッジを組むとポイントがかなり付与されるので、積み立て投資をしている自分からするとかなりありがたいと思います。楽天銀行での金利が上がるので、かなりいいと思います。大手なので、安心して使えます。
20代|男性
【楽天経済圏なら最強】
楽天銀行や楽天カードと組み合わせて使用するとポイントがたまりやすくなります。ポイントを使って実際の投資信託の購入も行えるため、投資信託の購入のハードルは低く感じます。投資信託の積み立てもクレジットカードで行えるため、継続しやすいと思います。
50代|男性
【楽天銀行とひも付けが◎】
楽天銀行とひも付けることによって、投資金額に応じてポイントが付与されることが一番のメリットだと思います。付与されたポイントはもちろん投資にも使えますが、楽天市場での商品購入にも使用できるので非常に便利です。預金金利も0.1%で普通の銀行よりもお得です。手数料も格安なので、初心者向きだと思います。
20代|女性
【楽天ユーザーにおすすめ】
投資信託や米国株式をすると、楽天市場での買い物時のポイント還元率がアップします。楽天銀行から、証券口座への振り込みは手数料がかからず無料で行えるうえ、自動で送金してくれるシステムもあります。銀行から直接入金ではなく、楽天カード経由で入金すると、その分ポイント還元される分がアップするため、いろいろと駆使すれば還元率はよいほうだと思います。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
ポイント制度には、「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」の2種類があり、各種取引やキャンペーンで選択したコースのポイントが貯まる。
楽天ポイントコース | 楽天証券ポイントコース | |
---|---|---|
貯まるポイント | 楽天ポイント | 楽天証券ポイント |
ポイントの使い道 | ・楽天サービスで利用 (買い物や各種支払い) ・ポイント投資 ・Edyにチャージ ・ANAのマイルに交換 など |
・ポイント投資 ・楽天ポイントに交換 ・JALのマイルに交換 |
ポイント投資 | 【対象商品】 ・投資信託 ・国内株式(現物) ・米国株式(現物・円貨決済) ・バイナリーオプション 【SPU※1】最大+1倍(※2) |
【対象商品】 ・投資信託 【SPU※1】対象外 |
自分の使いやすいポイントコースを選べばよいが、使い道の多い「楽天ポイントコース」のほうがおすすめだ。
楽天ポイントは投資信託のほか、国内株や米国株、バイナリーオプションの購入に使ったり、楽天ペイ(楽天キャッシュ)や楽天Edyにチャージして楽天サービス以外のお店で支払いに使ったりできる。
ポイントコースを変更するには、楽天証券PCサイトにログイン後、「マイメニュー」>「お客様情報の設定・変更『ポイント設定・SPU』>『ポイント』ポイントコース設定」と進み、「楽天ポイントコースに変更する」をクリックする(現在のコースが「楽天ポイントコース」であれば手続きは不要)。
次の画面で「楽天会員ログイン」を行い、「ポイントコース変更(確認)」画面で楽天証券の取引暗証番号を入力、「変更」をクリックすれば手続き完了だ。
ポイント還元の詳細をみていこう。
ポイントプログラムで手数料の1〜2%を還元
楽天証券では2023年10月1日から、国内株(現物・信用)の取引手数料が無料になる新手数料コース「ゼロコース」が導入された。
これにあわせ、外国株(米国株・中国株・アセアン株)と先物・オプション、金・プラチナ取引にかかる取引手数料の1%をポイントバックする新手数料ポイントプログラムがスタートした。
国内株式 手数料コース |
国内株 | 米国株 | アセアン株 | 先物・ オプション |
金・プラチナ |
---|---|---|---|---|---|
ゼロコース | - ※1 | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
いちにち定額コース | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
超割コース | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
超割コース (大口優遇) |
- ※1 | 2.0% | 2.0% | 2.0% | 2.0% |
超割コースの場合、「大口優遇」の条件を満たすと、ポイント還元率が2%にアップします。また、超割コース(大口優遇)の国内株(現物・信用)取引手数料は、2023年10月2日約定分から、約定金額にかかわらず0円に引き下げられました。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
「ポイント投資」にも使える
楽天証券らしいポイントの使い方といえば、「ポイント投資」だろう。
ポイント投資の対象は、「投資信託」「国内現物株式」「米国株式(円貨決済)」「バイナリーオプション」の4種類がある。
投資信託の買付方法は、「一括購入(スポット購入・金額指定)」と「積立注文」を選択できる。
楽天証券 | SBI証券 | |
---|---|---|
利用できるポイント | ・楽天ポイント ・楽天証券ポイント(投資信託のみ) |
・Tポイント ・Pontaポイント ・Vポイント(投資信託のみ) |
投資対象 | ・投資信託 ※買付代金 ・国内株式(現物取引) ※買付代金、手数料 ・米国株式(現物取引・円貨決済) ※買付代金、手数料 ・バイナリーオプション ※買付代金 |
・投資信託 ※買付代金 ・国内株式(現物取引) ※買付代金 |
投資信託や国内株式だけでなく、米国株式の買付にもポイントが使える点は楽天証券の特徴であり、SBI証券との違いです。NISA口座での購入にも対応しており、株式取引が中心の人でも楽天ポイントを有効活用できます。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
出典:楽天証券『ポイント投資』
投信積立でポイント還元が受けられる
クレジットカード決済では、積立金額の0.5%〜1.0%がポイントで還元される。
楽天キャッシュ決済では、楽天カードによる楽天キャッシュへのチャージ額に対して0.5%のポイントが付与される。
楽天カードと楽天キャッシュを併用すれば、新NISAのつみたて投資枠の上限である月10万円までキャッシュレスで投資して、ポイント還元を受けられる。
楽天証券 | SBI証券 | |
---|---|---|
利用できるカード | 楽天カード | 三井住友カード(※1) |
還元率 | 【楽天カード決済】 0.5%〜1.0%(※2) 【楽天キャッシュ決済】 一律0.5%(※3) |
【三井住友カード決済】 0.5%〜5.0%(※4) |
積立上限額 | 楽天カード、 楽天キャッシュでそれぞれ 月5万円(計10万円) |
月5万円 |
クレカ投信積立の積立上限額は、これまで各社5万円でした。しかし、新NISAのつみたて投資枠(旧つみたてNISA)の上限が月10万円(年間120万円)に増えたことを受け、月10万円に拡大する動きが広がっています。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
積立投資のカード決済上限額は、もともと法令で月10万円と定められている。しかし、カード会社による決済サイクルなどで10万円を超えるおそれがあり、実務上、月5万円に制限されていた。
このような状況に対し、金融庁は要件を緩和するための内閣府令の改正を進めており、2024年3月中の公布、施行を目指している。改正が実現すれば、カード決済による積立上限額は、実務上も月10万円がスタンダードになるだろう。
金融庁は上限額を5万円から10万円に引き上げる内閣府令の改正を進めており、鈴木俊一金融担当相は26日の記者会見で本紙の質問に「3月中にも公布・施行できるよう準備を進めたい」と答えた。
引用:東京新聞(2024年1月26日付け)
楽天証券では、すでに楽天キャッシュ決済とあわせて最大月10万円までキャッシュレス積立ができる。法改正後はクレカ決済だけで月10万円まで積立投資が可能になる予定だ。
SBI証券でも、法改正があり次第、上限額を10万円に引き上げることが検討されている。
なお、当社は関連法令改正があり次第、クレジットカードでの投資信託の購入上限額を現在の5万円から10万円に引き上げることを検討しています。さらに、お客さまより多くのご要望をいただいている、投資信託の定率売却機能など、より利便性の高い機能を随時追加していきます。
引用:SBI証券
最高峰のトレーディングツールが無料
プロ仕様のトレーディングツールを、楽天証券のユーザーなら誰でも無料で利用できることを評価する口コミも多かった。
ツールに関する良い口コミ・評判
30代|女性
【カスタムが便利】
チャートのテクニカル指標が自分好みにカスタムしやすい。線を引けるので記録を取るのに便利です。市場が開いていない時間の板も見られます。保有株を国内や米国などに分けてチェックできるので、円資産とドル資産を分けて管理しやすいです。トータルの損益実績も分かるので、自分のトレード成績も分かりやすいです。
50代|男性
【アプリで幅広い取引】
このアプリだけで手軽に国内株式現物・信用を始められ、先物まで幅広い取引ができます。国内株式の注文では、手軽にトレイリングなど複雑なアルゴ注文が行えます。RSSに対応しているので、Excelと連携させることで株価の分析やアルゴ注文よりさらに条件を細かく指定した注文が行えます。
30代|男性
【操作性が良好】
直感的な操作で使用でき、操作性がとてもいいです。自分が使いたいチャートや市況などの情報を組み合わせたオリジナルのマイページを作成、登録できるため、自分のトレード手法に合わせてほしい情報だけをまとめたページでオンライントレーディングを行うことが可能です。
20代|女性
【アプリ内完結が便利】
操作性がよいです。アプリ内で決済が完結できます。それぞれの会社の四季報も銘柄のページから確認できますし、株主優待情報もまとまっており、その場で購入するかどうか検討できるのも便利です。アプリからだと日経の記事を無料で読めて、とてもお得です。
30代|女性
【カスタムが便利!】
チャートのテクニカル指標が自分好みにカスタムしやすいです。線を引けるので記録を取るのに便利です。市場が開いていない時間の板も見られます。保有株を国内や米国などに分けてチェックできるので、円資産とドル資産を分けて管理しやすいです。トータルの損益実績も分かるので、自分のトレード成績も分かりやすいです。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
MARKET SPEED Ⅱは、高機能パソコン用トレーディングツール「MARKET SPEED」の後継だ。
マーケットスピードの「武蔵」やチャート機能をパワーアップさせ、プロが使う自動売買テクニックを「アルゴ注文」として搭載した優れものである。
現在はWindowsにしか対応していないが、本格的に株式取引をしたい人でWindows機を使っている場合は、最高の取引環境であることは間違いないだろう。先物やオプション取引にも対応している。
Macユーザーは、従来版の「MARKET SPEED」を利用するといいでしょう。マーケットスピードは投資家からの評価の高い高機能トレーディングツールであり、オールラウンドな使い方ができます。使用料は無料。MARKET SPEED Ⅱでなくとも、利用価値は十分にあります。
出典:楽天証券『MARKET SPEED Ⅱ』『 MARKET SPEED for Mac』
SBI証券でも高機能なパソコン用トレーディングツール「HYPER SBI 2」を無料で利用できる。
楽天のMARKET SPEED ⅡとSBIのHYPER SBI 2の比較をまとめた。
楽天証券 MARKET SPEED Ⅱ |
SBI証券 HYPER SBI 2 |
|
---|---|---|
取引できる商品 | 国内株式(現物・信用) 米国株式(現物・信用) 先物・オプション 商品先物 CFD |
国内株式(現物・信用) 先物・オプション |
主な機能 | テクニカルチャート 板発注(武蔵) マイページ機能 投資情報(日経テレコン) |
テクニカルチャート 比較チャート 板発注・チャート発注 投資情報 |
対応OS | Windows(※1) | Windows、macOS |
利用料 | 無料 | 無料 |
なお、取引できる商品は国内株式と先物・オプションのみで、MARKET SPEED Ⅱのように米国株式には対応していない。
楽天銀行との口座連携サービスがお得
「マネーブリッジ」は、預金金利が優遇されたり、入出金がスムーズになったりと、初心者投資家でもメリットを実感しやすいサービスだ。ユーザーもメリットと感じているようだ。
マネーブリッジに関する良い口コミ・評判
30代|女性
【連携で金利優遇!】
つみたてNISAをしています。楽天銀行とのひも付けはとても便利なうえにマネーブリッジで金利も0.1%に優遇されるので、口座にお金を入れておくと金利分が増えてとてもありがたいです。自分の優遇金利をメールでお知らせしてくれるのも、安心感があります。
20代|男性
【長期で使うならおすすめ】
証券会社の口座に残っている(余っている)金額に金利がつくと思うと、かなりうれしいです。金利も0.1%と高いので、長期的に使うことを考えれば、必ず楽天銀行と楽天証券は開設しておいてよいと思います。入金や出金の手間がなくなり、投資用口座=楽天系として使うと、管理も楽になります。
20代|男性
【スイープ機能が便利】
楽天証券と楽天銀行の口座を開いて両者をひも付けすることによって、楽天銀行に預けてある現金を楽天証券にいつでも補充できます。つまり、株式を購入したときに口座にお金がなかったとしても、足りない分は銀行の自分の口座からお金が引き落とされるので、煩わしい操作がいらないのがメリットだと思います。
30代|男性
【自動入金が便利】
楽天銀行とひも付けをしているので、楽天証券の資金が足りなくても、そちらから自動的に引き出してくれるところが何よりのメリットです。特に暗証番号なども入れる必要はありません。引き出し過ぎないように残しておく金額も設定できるので安心です。また、普通金利が最大0.10%になるのも魅力的です。
30代|男性
【お金のタイムラグがない】
手数料もなく使いたいときにいつでも証券口座に入金ができるので、非常にありがたいシステムだなと思っています。ここで買いを入れたいと思ったときに、即座に入金できるので、お金に関するタイムラグがなく買い逃すことはありませんし、ストレスもありません。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
ネット証券の多くは同じグループ内に銀行があり、証券口座と銀行口座を連携できる。
楽天証券では、楽天銀行との口座連携サービス「マネーブリッジ」に申し込むと、以下のお得なサービスを受けられるようになる。
口座連携による優遇金利は、普通預金残高300万円までは年0.1%、300万円を超える部分は年0.04%だ。年利0.1%といえば、メガバンクの普通預金金利0.001%の100倍である。
証券口座の資金はスイープ(自動出金)機能によって、毎日19時以降に銀行口座に集められる。証券口座内の資金には利息がつかないため、年利0.1%の利息が付く銀行口座に自動で資金を移動してくれるのは、ありがたい機能だ。
楽天銀行を利用している人は、楽天証券に口座を開設してマネーブリッジを申し込めば0.1%の優遇金利が適用されます。維持費などもかからないため、口座を開設しておいて損はないでしょう。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
貯まったポイントは買い物に使うのも、投資に充当するのも自由だ。使い道が広く、口座連携サービスの効果を実感しやすいだろう。
対象商品 | 獲得ポイント | 取引件数 |
---|---|---|
国内株式現物取引 (買・売) |
手数料100円ごとに 1ポイント |
手数料4,000円ごとに 1件に換算 |
国内株式信用取引 (新規、返済) |
手数料100円ごとに 1ポイント |
手数料4,000円ごとに 1件に換算 |
外国株式現物取引 (買・売) |
手数料100円ごとに 1ポイント |
手数料4,000円ごとに 1件に換算 |
米国株式信用取引 (新規・返済) |
手数料100円ごとに 1ポイント |
手数料4,000円ごとに 1件に換算 |
投資信託 | 一定の残高を達成ごとに 10~500ポイント |
- |
個人向け国債 | 買付金額3万円ごとに 1ポイント |
買付金額100万円ごとに 1件に換算 |
楽天FX | 10枚(10万通貨)ごとに 1ポイント |
100枚(100万通貨)ごとに 1件に換算 |
日経225先物 (ラージ、ミニ) |
手数料100円ごとに 1ポイント |
手数料4,000円ごとに 1件に換算 |
日経225オプション | 手数料100円ごとに 1ポイント |
手数料4,000円ごとに 1件に換算 |
ハッピープログラムでは、取引に応じて楽天ポイントが付与されるほか、取引件数が貯まる。取引件数によって楽天銀行の会員ステージが上がり、ATM取引手数料無料、銀行振込手数料無料といった特典が受けられる。
会員ステージ | 条件 | 特典内容 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
ATM手数料 (無料回数) |
他行振込手数料 | 対象サービスの 楽天ポイント 獲得倍率 |
振込手数料の 楽天ポイント払い |
|||
スーパーVIP | 残高300万円以上 または取引30件以上 |
月7回 | 月3回 | 3倍 | 支払可能 | |
VIP | 残高100万円以上 または取引20件以上 |
月5回 | 月3回 | 3倍 | ||
プレミアム | 残高50万円以上 または取引10件以上 |
月2回 | 月2回 | 2倍 | ||
アドバンスト | 残高10万円以上 または取引5件以上 |
月1回 | 月1回 | 1倍 | ||
ベーシック | エントリー | - | - | 1倍 |
会員ステージは、「毎月25日終了時点の預かり資産残高」または「前月26日から当月25日までの対象商品、サービスの取引件数」のうち、条件をクリアした高いほうのステージが翌月1日から適用される。
SBI証券もグループ内に「住信SBIネット銀行」と「SBI新生銀行」があり、それぞれ証券口座と連携が可能だ。
楽天証券 楽天銀行 (マネーブリッジ) |
SBI証券 | ||
---|---|---|---|
住信SBIネット銀行 (SBIハイブリッド預金) |
SBI新生銀行 (SBI新生コネクト) |
||
普通預金優遇金利 (税引前) |
0.04%〜0.1% (※1) |
0.01% | 0.1% |
自動入出金 (スイープ) |
◯ | ◯ | × |
リアルタイム入出金 | ◯ | ◯ | ◯ |
その他優遇サービス | <ハッピープログラム> 取引に応じて楽天ポイント付与 楽天ポイント獲得倍率最大3倍 ATM手数料最大月7回無料 他行宛振込手数料最大月3回無料 |
<スマートプログラム> ATM手数料最大月20回無料 他行宛振込手数料最大月20回無料 |
<ステップアッププログラム> ATM出金手数料がいつでも無料 他行宛振込手数料月50回無料 |
マネーブリッジの普通預金優遇金利は、SBIハイブリッド預金よりも高く、預金残高300万円まではSBI新生コネクトと同水準だ。
また、楽天銀行の優遇サービス「ハッピープログラム」に参加すれば、楽天証券での取引に応じて楽天ポイントが貯まり、ATM手数料や他行宛振込手数料の優遇も受けられる。
ただし、ATM手数料や他行宛振込手数料の優遇内容は、住信SBIネット銀行やSBI新生銀行の優遇サービス(スマートプログラム、ステップアッププログラム)のほうが充実しており、優遇を受けるための条件も緩い。
単元未満株のリアルタイム取引ができる
楽天証券の単元未満株取引「かぶミニ®」は、通常の株取引(単元株取引)と同じように、株価の動きを見ながらリアルタイムで取引できるのが特長だ。
一般的な単元未満株取引は、決まったタイミング(寄付)の値段で取引が成立(約定)する「寄付取引」であり、指値(売買する値段の指定)はできない。楽天証券では、取引できる銘柄は異なるが、リアルタイム取引と寄付取引の両方が可能だ。
「かぶミニ®」では、前場(午前中の取引)の最初の取引(寄付)でついた値段(始値)で取引が成立する。
一方、SBI証券のS株では、発注のタイミングに応じて、前場の始値(9:00)、後場(午後の取引)の始値(12:30)、後場の終値(15:00)で取引が行われる。
楽天証券 | SBI証券 | ||
---|---|---|---|
寄付取引 | リアルタイム取引 | 寄付取引 | |
対象銘柄 | 1,575銘柄 | 736銘柄 | 約3,800銘柄 ※1 |
取引手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
スプレッド | なし | 0.22% | なし |
約定単価 | 東証前場寄付(始値) | 東証参考価格(※2)に スプレッドを加減した価格 |
東証前場寄付(始値) 東証後場寄付(始値) 東証後場引け(終値) |
主要ネット証券で単元未満株のリアルタイム取引ができるのは楽天証券だけです。少額から単元株取引と同じような取引にチャレンジしたい人は、「かぶミニ®」から始めてみるとよいでしょう。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
楽天証券の株アプリの評判は?SBI証券と比較!
楽天証券の株取引用スマホアプリ「iSpeed」は評判もよく、おすすめできるアプリだ。SBI証券 株アプリと比較しても、口コミの評価が高い。
iSpeedを使えば、スマートフォンで市況情報やニュースの閲覧、発注、資産状況の確認までワンストップで行える。アプリで日本株だけでなく米国株も取引可能だ。
最短3タップで注文できるシンプル注文、約定をリアルタイムで通知する約定アラート機能を新たに搭載。PC並みの多彩で豊富な投資情報を味方に、いつでもどこでも発注。
引用:楽天証券『iSPEED』
圧倒的な情報量と使いやすさで、投資初心者からベテラントレーダーまで幅広くおすすめできるアプリといえます。App Storeでも、5点中4.5点の高い評価を得ています。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
iSpeedに関する評価とレビュー
HTMUK|2020/08/22
★★★★★【とにかく使いやすい】
株を始めて2週間程度です。よくお勧めネット証券会社で比較される数社も同時に開設しましたが、圧倒的に楽天証券のこのアプリが使いやすいです。
米国株もアプリで分かりやすく取引できるのも強み。取引の参考になる指数、検索機能も申し分ない。
とにかく初心者にも使いやすいので、このアプリを使えるだけでも、楽天証券にする価値ありです。
一つだけ言うなら、これは好みの問題だと思いますが、他社アプリと比較してチャート見にくいと思いました。
あとこれはアプリの評価ではありませんが、米国株を取引する上で気になる為替手数料。いいアプリがあるのに、残念ながら楽天証券、楽天銀行の為替手数料が、競合他社に比べてかなりお高め。
今は米国株だけ使いづらさを我慢して他社で取引してます。今後楽天銀行の為替手数料が下がることを期待しています。
たんこぶ体操|2021/01/16
★★★★☆【とっても使いやすい】
シンプルで注文やスクリーニングが簡単に行えるのでgood!
チャートも見やすくタイル表示もわかりやすい。
一つ要望を挙げるとすれば、お気に入りごと、保有銘柄ごとのアラーム一括指定機能が有れば嬉しい
入るタイミング、損切りタイミング、逆張りタイミングを伺う時などアラーム機能で教えてくれるので地味にありがたい。
しかし、一つ一つ銘柄ごとにアラームを設定するのはやはり面倒
また、アクティブな銘柄、ボラティリティの少ない銘柄はそれぞれ動き方が違うので、分けてお気に入りに保存してあるが、お気に入りのタブごとで一括設定できれば日々の銘柄の動きを追えやすくなると思う。
新たに追加した注目のテーマ銘柄なども何個かまとめて追加するので、設定するのは手間。(せめて前月比の昇順などに並び替えできれば良いが)
sasaby154|2023/08/11
★★☆☆☆【UI悪すぎ】
・GMOとの比較!明らかにUIが劣るし、直感的に操作しにくい。
チャート
・致命的なのは、約定ポジションがチャートに反映されていない!どの時間チャートで見てもIFO注文のポイント表示機能追加して欲しい
・4画面チャートの時間軸が5分、日足、週足、月足に固定されていて使いにくい。時間軸変更しても一度他の画面に行ってしまうとまたやり直しとなり最悪です。
・チャート設定でローソクや移動平均線や雲の色を好みの色に出来ないし、組合せを数パターン記憶出来ない。
・描画
トレンドラインを引く時に、拡大鏡が無いから引きにくい。また時間軸を変えると反映されていない事も致命的!
・チャートにトレンドやオシレーターを表示させないモードが無い!ローソクとポジションだけ見たい時もある!
・画面比率を自由に変えられないし、オシレーターを消してローソク1画面にしたくても出来ない。
出典:App Storeプレビュー|iSPEED-楽天証券の株アプリ|評価とレビューより引用
競合のSBI証券でも株取引用のスマホアプリ「SBI証券 株アプリ」を提供しているが、評判はあまりよくない。
App Storeの評価は5点中2.4点にとどまり、楽天証券の「iSpeed」(4.5点)に大きく差をつけられている。
UI(操作性やデザイン)や、日本株と米国株の取引アプリが分かれている点などに不満を感じるユーザーが多いようだ。
SBI証券の株アプリに関する評価とレビュー
肀热烈恶一个|2022/09/10
★★☆☆☆【普通には使えているが】
そもそもの話なのだけど、日本株、米国株や投資信託全てを合わせて見られるアプリを一つ出してくれればなぁと思う。
口座管理の画面では銘柄ごとの評価損益などが見れるのだが、お気に入りでは見られないのは改善して欲しい。
あと配当管理機能も欲しいし、PERやPBRなどの数値が下がった時に買えるように一覧ですぐ見てわかりやすいようにして欲しい。
何が見たいかは人によると思うので、一覧のカスタマイズが出来るのがベスト。
沢山保有している場合に特定の銘柄たちだけの評価損益を見られるようにしてもらえるとありがたい。
あと銘柄情報を押すと業績やらの画面が見られるが、タブが三つ自分で設定出来る様になってるのはいいが、三つ以外を見るときはいちいちタップして見ないといけないのが面倒。
横に並べて横にスクロールできるような形式にした方が見やすいと思う。その上で並び替えができればより良い。
あと、銘柄情報は例えば自分の保有銘柄のチャートや指標などにざっと目を通したい時に、ワンタップで次の銘柄に移行出来る様にして欲しい。
一覧表示でもいいが、チャートなどはしっかり大きな画面で見たいので。
現状、銘柄をタップ→右下の銘柄情報押す→左上の<を押す→次の銘柄をタップと振り回されて面倒くさい。
何を見ていたのかの情報が保存されるのはいいと思うが、まだまだ足りない部分が沢山ある。
実際に社内で使ってみて、これ面倒くさいとか、これややこしいとかわかると思うので、話し合って欲しい。
ray getard lol|2022/02/07
★☆☆☆☆【納得の低レビュー評価】
分かりづらいデザイン。機能面にも多少問題あり。
理由は以下です。
・分かりづらい色
使用している色が少なすぎる、似たような色を使用しているためとても見づらい。
特に、チャートの色が赤/緑である点、色覚異常者への配慮が伺えません。
高いコントラストなど、分かりやすい配色を採用してください。とても初歩的なことだと思います。
・メンテが多すぎる
UIがお粗末な割にメンテが多いです。基盤のメンテだけでなく、アプリのメンテもしてください。
・通信が安定しない
通信が安定しない旨の赤色ポップアップが出ます。筆者の通信環境に問題はないため、アプリ起因だと思います。改善してください。
・アクセスの悪いメニューデザイン
ある銘柄のチャートを見ていて、他のメニューを開くと、チャートの画面から離れて銘柄検索の画面に戻ってしまう、などの不必要な画面遷移
注文した銘柄一覧から再度チャートや注文の画面に直接遷移できないため下部メニューから通常通り操作する必要がある、などの操作量の多さ
上記二点はあくまでも一例で、総合的に操作性の面で問題があります。改善してください。
出典:App Storeプレビュー|SBI証券 株 アプリ|評価とレビューより引用
SBI証券の株アプリも取引に必要な機能は搭載されています。しかし、使いやすさの面では「iSpeed」に軍配があがります。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
楽天証券とSBI証券の新NISAを比較!
楽天証券とSBI証券のNISAは、商品ラインアップ、手数料ともに業界トップクラスであり、どちらを選んでもほとんど差はない。
ただし成長投資枠で株式投資がしたい人はSBI証券、つみたて投資枠で楽天ポイントを貯めたいなら楽天証券が良いだろう。
新NISAの概要と、楽天証券とSBI証券における取扱商品、手数料をまとめると以下のようになる。
新NISA(2024年〜) | ||
---|---|---|
成長投資枠 | つみたて投資枠 | |
対象者 | 日本に住む、満18歳以上の個人 | |
年間投資 上限額 |
240万円 | 120万円 (月10万円まで) |
非課税 保有限度額 |
1,800万円 (うち成長投資枠は1,200万円まで) ※簿価残高方式で管理 (非課税投資枠の再利用が可能) |
|
非課税期間 | 無期限 | |
購入方法 | 一括(スポット)投資 積立投資 |
積立投資 |
資金の引き出し | 保有商品の売却によりいつでも可能 (商品によって引き出しにかかる日数は異なる) |
|
非課税対象 | 値上がり益(譲渡益)、配当金・分配金 | |
金融機関変更 | 年単位で可能 | |
投資できる商品 | 上場株式や投資信託など(※1) | 長期の積立・分散投資に適した 一定の投資信託 (旧つみたてNISA対象商品と同じ) |
楽天証券 | 国内株式(東証・名証 ※2) 国内ETF・REIT 外国株式(6ヵ国 ※3) 海外ETF 投資信託:1,129本 |
投資信託:221本 |
SBI証券 | 国内株式(東証・名証・福証・札証 ※4) 国内ETF・REIT 外国株式(9ヵ国 ※5) 海外ETF 投資信託:1,167本 |
投資信託:219本 |
費用 | 購入時手数料 運用管理費用 取引手数料など |
購入時手数料はゼロ 運用管理費用は 一定水準以下 |
楽天証券 ※6 |
投資信託取引手数料:0円 国内株式取引手数料:0円 米国株式・海外ETF取引手数料:0円 米国以外の外国株式:課税口座と同様 |
投資信託取引手数料:0円 |
SBI証券 ※6 |
投資信託取引手数料:0円 国内株式取引手数料:0円 米国株式・海外ETF取引手数料:0円 米国以外の外国株式:課税口座と同様 |
投資信託取引手数料:0円 |
成長投資枠で株式に投資する場合、商品の選択肢が広いのはSBI証券だ。SBI証券では楽天証券で取り扱いのない、福証と札証の単独上場銘柄や、ベトナム株、韓国株、ロシア株を購入できる。単元未満株取引をリアルタイムで行いたいなら楽天証券だ。
つみたて投資枠で投信積立をする場合、三井住友カードを使ってポイントを貯めたい人はSBI証券、楽天カードを使って楽天ポイントを貯めたい人は楽天証券が候補になる。
投資信託への長期投資で効率よくポイントを貯めたい人は、ほとんどすべての投資信託を対象に、保有残高に応じてポイントが貯まるSBI証券がおすすめだ。
国内株取引は楽天証券とSBI証券のどっちがいい?
楽天証券とSBI証券で国内株式取引のスペックを比較すると、SBI証券に優位性がある。
楽天証券を含む主要ネット証券5社の国内株式取引のスペックは以下の通りだ。
取扱市場 | ・東証 ・名証 |
・東証 ・名証 ・福証 ・札証 |
・東証 ・名証 ・福証 ・札証 |
・東証 ・名証 ・福証 ・札証 |
・東証 ・名証 ・福証 ・札証 |
|
単元未満株取引 | ○ かぶミニ |
○ S株 |
○ ワン株 |
○ プチ株 |
△ 売却のみ |
|
国内株式 取引手数コース |
約定金額 | 手数料 (税込) |
手数料 (税込) |
手数料 (税込) |
手数料 (税込) |
手数料 (税込) |
一日定額コース (現物取引) |
100万円まで | 0円 | 0円※1 | 550円 | 0円 | 1,100円 (約定代金50万円まで0円) |
200万円まで | 2,200円 | 1,238円※1 | 2,750円 | 2,200円 | 2,200円 | |
300万円まで | 3,300円 | 1,691円※1 | 2,750円 | 3,300円 | 3,300円 | |
300万円超 | 100万円 増えるごとに 1,100円加算 |
100万円 増えるごとに 295円加算※1 |
300万円 増えるごとに 2,750円加算※2️ |
100万円 増えるごとに 1,100円加算 |
100万円 増えるごとに 1,100円加算 ※上限11万円 |
|
一日定額コース (信用取引) |
100万円まで | 現物取引の 約定金額と 合算して手数料を算出 |
0円※1 | 現物取引の 約定金額と 合算して手数料を算出 |
現物取引の 約定金額と 合算して手数料を算出 |
現物取引の 約定金額と 合算して手数料を算出 |
200万円まで | 880円※1 | |||||
300万円まで | 1,320円※1 以降100万円 増えるごとに 440円追加 |
|||||
約定ごとコース (現物取引) |
5万円まで | 55円 | 55円 | 55円 | 55円 | 取扱なし |
10万円まで | 99円 | 99円 | 99円 | 99円 | ||
20万円まで | 115円 | 115円 | 115円 | 115円 | ||
50万円まで | 275円 | 275円 | 275円 | 275円 | ||
100万円まで | 535円 | 535円 | 535円 | 535円 | ||
150万円まで | 640円 | 640円 | 640円 | 約定金額× 0.099%+99円 ※上限4,059円 |
||
3,000万円まで | 1,013円 | 1,013円 | 1,013円 | |||
3,000万円超 | 1,070円 | 1,070円 | 1,070円 | |||
約定ごとコース (信用取引) |
10万円まで | 99円 | 99円 | 99円 | 取扱なし | |
20万円まで | 148円 | 148円 | 148円 | |||
50万円まで | 198円 | 198円 | 198円 | |||
50万円超 | 385円 | 385円 | 385円 | |||
国内株式手数料 無料コース |
◎ 現物・信用※3 |
◎ 現物・信用※4 |
× | × | × | |
25歳以下株式 取引手数料無料 |
× | ○ 現物 |
× | ○ 現物 |
◎ 現物・信用 |
|
単元未満株 取引手数料 |
買付・売却:0円 スプレッド (リアルタイム取引時のみ) 0.22% ※5 |
買付・売却:0円 | 買付:0円*売却:0.55% (最低52円) |
買付・売却: 0.55% (最低52円) |
売却:0.55% | |
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楽天証券とSBI証券の手数料、取扱商品を比較していこう。
株式投資手数料を比較
楽天証券とSBI証券では、2023年10月以降、以下の条件を満たすと国内株式の取引手数料が無料になる。対象は、インターネット取引における現物取引、信用取引、単元未満株取引の取引手数料だ。
※複数市場から最良の市場を選択して注文を執行する形態
【国内株式無料化の条件(SBI証券)】
・取引報告書等(※)をすべて電子交付で受け取る
(※円貨建取引・米株信用取引の各種報告書、特定口座年間取引報告書、米株信用を除く外貨建取引の各種報告書)
取引手数料無料化の対象になる場合、単元株の取引では楽天証券とSBI証券で手数料に差はつかない。
取引手数料無料化の対象にならない場合でも、1日定額手数料コースの手数料はSBI証券のほうが安い。
楽天証券の1日定額手数料コース(いちにち定額コース)で手数料が無料になるのは、現物取引と信用取引をあわせて1日の約定代金合計100万円までだ。
それに対し、SBI証券の1日定額手数料コース(アクティブプラン)では、現物取引、制度信用取引、一般信用取引の1日の約定代金をそれぞれ別々に合計し、それぞれ100万円まで、最大で300万円まで手数料無料で取引できる。
1日の約定代金が100万円を超えた場合、200万円までの手数料は、SBI証券が1,238円(税込)、楽天証券が2,200円(税込)であり、1,000円近い差がある。1日の約定代金が大きくなるほど差は広がり、SBI証券のほうが有利だ。
国内株の取扱商品を比較
楽天証券では、福岡証券取引所(福証)や札幌証券取引所(札証)の上場銘柄に投資できない。その点でSBI証券に優位性がある。
福証や札証でしか購入できない銘柄は数こそ少ない。しかし、福証単独上場銘柄にはファミレスチェーンの「ジョイフル(9942)」、札証単独上場銘柄には、コンビニジム「チョコザップ」で再び注目を集める「RIZAPグループ(2928)」など、全国区の企業もある。
※福岡証券取引所HPをもとに筆者作成(2024年2月16日現在)
※札幌証券取引所HPをもとに筆者作成(2024年2月16日現在)
単元未満株取引ができる銘柄もSBI証券のほうが多い。
楽天証券では、2023年4月から単元未満取引に対応し、東証上場銘柄のうち同社が指定した約1,600銘柄(リアルタイム取引可能な銘柄は736銘柄、2024年2月5日時点)を1株単位で取引できるようになった。
しかし、東証(プライム・スタンダード・グロース)に上場する約3,800銘柄※を取引できるSBI証券の半分程度にとどまる(※売却のみ可能な名証・福証・札証上場銘柄は含まず)。
SBI証券では単元未満株のリアルタイム取引はできないため、値動きを見ながら単元未満株を取引したいなら楽天証券が候補になります。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
外国株式投資は楽天証券とSBI証券のどっちがいい?
米国株投資をするなら銘柄数が多いSBI証券のほうが良いだろう。ただし楽天証券も初心者には十分な銘柄数を取り扱っており手数料が最安水準であるため大きな差はない。
韓国、ロシア、ベトナム株投資をしたいならSBI証券を選ぶと良いだろう。
主要ネット証券5社の外国株取引のスペックは以下の通りだ。
外国株 取扱国数 | 6ヵ国 米国・中国(香港・上海A)・シンガポール・タイ・マレーシア、インドネシア |
9ヵ国 米国・中国(香港)・シンガポール・タイ・マレーシア・インドネシア・韓国・ロシア・ベトナム |
米国・中国(香港) | 米国 | 米国 | |
米国株式 (ADR含む個別株) 取扱銘柄数 |
4,317銘柄 | 4,808銘柄 | 4,592銘柄 | 1,597銘柄 | 3,378銘柄 | |
米国ETF | 取扱銘柄数 | 379銘柄 | 393銘柄 | 402銘柄 | 291銘柄 | 391銘柄 |
買付手数料 無料銘柄数 |
15銘柄 | 10銘柄 | 21銘柄 | − | − | |
米国株信用取引 (取扱銘柄数) |
◯ 938銘柄 |
◯ 905銘柄 |
× | ×(※3) | ◯ 819銘柄 |
|
米国株式・ETF 取引手数料 (税込) |
手数料 | 約定代金の 0.495% |
約定代金の 0.495% |
約定代金の 0.495% |
約定代金の 0.495% |
約定代金の 0.495% |
上限手数料 | 22米ドル | 22米ドル | 22米ドル | 22米ドル | 22米ドル | |
為替手数料 (米ドル・片道) |
0銭 ※1 (リアルタイム為替取引) |
0銭 ※1 (リアルタイム為替取引) |
買付時0銭(※2) 売却時25銭 |
20銭 | 0銭 ※1 | |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
米国株と、米国以外の外国株投資を楽天証券、SBI証券を中心に比較していこう。
米国株取引を比較
米国株の取引手数料は、約定代金の0.495%で主要ネット証券5社が横並びである。
日本円を米ドルへ交換する際にかかる為替手数料は、楽天証券、SBI証券、松井証券が0銭で最安だ。
ただし、決済方法に円貨決済を選択した場合は片道25銭の為替手数料がかかる。為替手数料を抑えるには、売買時に外貨決済を選択し、別途、為替取引(日本円と米ドルの交換)を行う必要がある。
取扱銘柄数はSBI証券が最も多く、マネックス証券、楽天証券が続く。SBI証券、楽天証券、松井証券では、米国株の信用取引も可能だ。
楽天証券の米国株取引は、約4,300銘柄の個別株と約400銘柄のETFを取り扱い、手数料はSBI証券と並んで主要ネット証券で最安水準です。取扱銘柄数はSBI証券やマネックス証券よりやや少ないものの、米国株の取引に十分なスペックを備えた証券会社といえます。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
米国株以外の外国株投資を比較
中国株は、SBI証券が香港市場のみであるのに対し、楽天証券は上海市場(A株市場)の銘柄も取り扱う。上海A株に投資したい人は楽天証券を選ぶとよい。
シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシアの株へ投資する場合、最低手数料は楽天証券のほうが安い。
ただし、楽天証券では米国株以外の外国株の取引で円貨決済しか選択できない。円貨決済では売買ごとに為替手数料がかかるため注意が必要だ。
米国株以外の外国株に投資する場合、長期投資で頻繁に売買しない人には楽天証券、短期投資メインで頻繁に売買する人には外貨決済ができるSBI証券が向いています。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
詳細 | 公式サイト |
楽天証券とSBI証券のIPO投資を比較
IPO投資で比較した場合、SBI証券が業界トップである。当選確率をアップさせるためには楽天証券とSBI証券の併用もおすすめだ。
主要ネット証券5社のIPO取扱実績と抽選方法は次の通りだ。
IPO取扱銘柄数 (2023年) |
61社 | 91社 | 54社 | 70社 | 26社 |
IPO主幹事数 (2023年) |
0社 | 17社 | 0社 | 0社 | 0社 (4社※1) |
優遇制度 | なし | IPOチャレンジ ポイント |
なし | なし | なし |
抽選方法 | 配分予定数量の100%を 申込株数に応じて平等抽選 |
・配分予定数量の70%: 申込株数に応じて平等抽選 ・配分予定の30%: IPOチャレンジポイント に応じて配分 |
配分予定数量の100%を 申込株数に応じて平等抽選 |
配分予定数量の70%以上を 申込株数に応じて平等抽選 |
配分予定数量の10%以上を 1人1票で平等抽選 そのほかは取引状況 などに応じて配分 |
事前入金 | 必要 | 必要 | 必要 | 不要 | 必要 |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
IPOは複数の証券会社から同時に申し込むことができ、複数社から応募すれば当選確率がアップする。
楽天証券とSBI証券のIPO抽選に申し込むには、事前に「公募・売出価格×申込株数」以上の金額の資金が口座に必要です。資金が限られている人は、抽選参加に事前入金(前受金)が不要な証券会社からの申込もあわせて検討するとよいでしょう。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
ポイントサービスを楽天証券とSBI証券で比較
楽天ポイントを貯めたい人には、楽天証券がおすすめだ。
楽天ポイント以外のポイントを貯めたい人や、プラチナカードよりも上位カードを使って、よりお得に投資信託の積立投資がしたい人にはSBI証券が向いている。
- 楽天証券は楽天ポイントを貯めたい人や月5万円以上キャッシュレスで投信積立したい人におすすめ
- SBI証券はプラチナカードで投信積立すると他社よりも有利
楽天証券とSBI証券のポイント制度、ポイント投資の内容は以下の通りだ。
対象ポイント | 楽天ポイント 楽天証券ポイント |
Tポイント Vポイント Pontaポイント dポイント JALのマイレージ PayPayポイント |
ポイントを 貯める |
【国内株式現物取引手数料還元】 超割コース取引手数料(税抜)の 1%をポイントバック (大口優遇なら2%) 【クレカ投信積立ポイント還元サービス】 楽天カード決済、楽天キャッシュ決済 でポイント付与 【投信保有ポイントサービス】 ・資産形成ポイント 一定の残高を達成 ごとにポイント付与 ・投信残高ポイントプログラム 対象投信の月間平均保有金額に 応じてポイント付与 【銀行との口座連携サービス】 <ハッピープログラム> 各種取引に応じてポイント付与 【そのほかのポイントサービス】 ・紹介プログラム: 家族や友達を紹介するとポイント付与 ・その他各種キャンペーン |
【国内株式現物取引手数料還元】 国内株式手数料マイレージ: スタンダードプラン手数料と 現物PTS取引手数料の 月間合計額(税抜)の1.1% 相当をポイントバック 【クレカ投信積立ポイント還元】 三井住友カード決済でVポイント付与 【投信保有ポイントサービス】 <投信保有マイレージ> 投信の月間平均保有金額に 応じてポイント付与 【そのほかのポイントサービス】 ・国内株式入庫 他社から国内株式を入庫で 1回につき 100ポイント付与 ・金・銀・プラチナマイレージ 金・銀・プラチナ取引の月間 合計手数料の1%相当をポイントバック ・SBIラップマイレージ SBIラップの月間平均 運用資産額に応じてポイント付与 ・新規口座開設 WEB新規口座開設+ ポイントサービス 申し込みで100ポイント付与 ・紹介プログラム 紹介による新規口座開設 1人につき5,000ポイント付与 |
ポイントで 投資する |
・投資信託の買付(スポット・積立) ・国内現物株式の買付、売買手数料支払い ・米国株式の買付(円貨決済のみ)、 売買手数料支払い ・バイナリーオプションの購入 |
・投資信託の買付(スポット・積立) ・国内現物株式の買付 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
楽天証券とSBI証券のポイント制度のメリット、デメリットをみていこう。
楽天証券のポイント制度のメリット・デメリット
楽天証券のポイント制度のメリットは、クレジット決済や楽天キャッシュでポイントが貯まることや、ポイント投資の対象商品が豊富なことなどだ。
- 楽天カードクレジット決済、楽天キャッシュ決済でポイントが貯まる
- ポイント獲得のキャンペーンがある
- ポイント投資の対象商品が豊富
楽天証券では、投信積立に楽天カードのクレジット決済と楽天キャッシュ決済が利用できる。それぞれ月5万円を上限に積立金額に応じたポイントが付与される。ポイント還元率や積立設定日は、下表の通りだ。
楽天カードクレジット決済 | 楽天キャッシュ決済 | |
---|---|---|
設定可能上限額 | 5万円/月 | 5万円/月 |
ポイント還元率 | カードの種類により 0.5%、0.75%または1.0% ※2 |
楽天カードからのチャージ額 に対して一律0.5% |
積立設定日 | 毎月1日または8日 (選択不可) |
毎月1日~28日から選択 |
ポイント投資・ SPU※1 |
対象 | 対象 |
貯まったポイントは、投資信託の買付のほか、国内株式や米国株式(円貨決済)の買付や手数料の支払い、バイナリーオプションの購入に利用できます。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
- 期間限定ポイントなどはポイント投資に使えない
期間限定ポイントや他のポイントから交換して保有している楽天ポイントは投資に使えないので要注意だ。
楽天証券では、楽天ポイントではなく「楽天証券ポイント」を貯めるコースを選択できる。
航空券への引き換えを希望するなら楽天証券ポイントコースを、希望しないなら楽天ポイントコースを選べばよいでしょう。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
SBI証券のポイント制度のメリット・デメリット
- Tポイント、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALのマイレージ、PayPayポイントから選べる
- 三井住友カードクレジット決済でVポイントが貯まる
SBI証券では、「Tポイント」「Vポイント」「Pontaポイント」「dポイント」「JALのマイレージ」「PayPayポイント」のいずれか好きなポイント制度を選べる。
ポイントは投資信託の保有や各種商品の取引、紹介プログラム、各種キャンペーンなどで貯まる。
Vポイント付与率 | カード種類 |
---|---|
0.5% | ・下記以外のVポイントが貯まるカード |
1.0% | ・Oliveフレキシブルペイ ゴールド ・三井住友カードゴールド (VISA/Mastercard) ・三井住友カードゴールド PA-TYPE (VISA/Mastercard) ・三井住友カードゴールド(NL) (VISA/Mastercard) ・三井住友カードプライムゴールド (VISA/Mastercard) ・三井住友カードゴールドVISA(SMBC) ・三井住友カードプライムゴールドVISA(SMBC) ・三井住友カードビジネスオーナーズ ゴールド (VISA/Mastercard) ・三井住友ビジネスゴールドカード for Owners(VISA/Mastercard) ・三井住友銀行キャッシュカード一体型カード (ゴールド/プライムゴールド) |
2.0% | ・三井住友カードプラチナ VISA/Mastercard ・三井住友カードプラチナ PA-TYPE(VISA/Mastercard) ・三井住友ビジネスプラチナカード for Owners (VISA/Mastercard) |
5.0% | ・Oliveフレキシブルペイプラチナプリファード ・三井住友カード プラチナプリファード |
SBI証券のクレカ投信積立は、プラチナより上位のカードを持っていると他社よりも還元率が高くなる。
プラチナプリファードの還元率5.0%は他社を圧倒しています(※auカブコム証券では、NISA口座開設+ゴールドカード利用で還元率が最大3%にアップするキャンペーンあり、2024年2月22日現在)。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
SBI証券のポイント制度のデメリットは、クレカ投信積立に一般カードを使う場合のポイント還元率が他社より低い点だ。
三井住友カードの一般カードの還元率は0.5%で、楽天カード(一般カード)と同じ水準だ。一般カードでの比較では、auカブコム証券のau PAYカード(1.0%)やマネックス証券のマネックスカード(最大1.1%)のほうが高い。
カード年会費の負担なく、お得にクレカ投信積立をしたい人には、auカブコム証券(au PAYカード)やマネックス証券(マネックスカード)が候補になります。
また、「三井住友カード ゴールド(NL)」は、通常5,500円(税込)の年会費がかかりますが、年間100万円以上の利用で翌年以降の年会費が永年無料になります。
年間100万円以上カードを利用する人がこのカードを使えば、SBI証券でもカード年会費の負担なく1.0%の還元を受けられます。なお、年会費無料の条件となる利用代金に、投信積立の代金や電子マネーへのチャージなどは含まれないので注意しましょう。
竹国弘城(ファイナンシャル・プランナー)
楽天証券の概要・沿革
楽天証券の前身は1999年に設立された「ディーエルジェイディレクト・エスエフジー証券」だ。同社は2003年に楽天グループの傘下に入り、翌2004年に「楽天証券」へ商号を変更し、今に至る。
設立から約10年後の2010年7月に証券総合口座数が100万口座を突破した。その後はペースをあげながら着実に口座数を増やし、2023年12月には1,000万口座を達成している。
ここ数年は、みずほ証券を中心にみずほフィナンシャルグループとの関係を強化している。2022年11月には、みずほ証券が楽天証券の普通株式の19.99%を取得、2023年12月には追加出資により、保有割合は49.0%まで高まった。
2023年8月には、みずほ銀行のホームページを通じた楽天証券の金融商品・サービスの提供を開始した。
2023年10月には楽天証券のオンラインサービスを利用する顧客に、対面コンサルティングサービスを提供するための準備会社を設立、2024年春にもサービス開始を予定している。
名称(商号) | 楽天証券株式会社(金融商品取引業者) 英文:Rakuten Securities, Inc. |
---|---|
金融商品取引業者登録番号 | 関東財務局長(金商)第195号 |
代表者 | 代表取締役社長 楠 雄治 |
本店所在地 | 東京都港区南青山2-6-21 |
設立 | 1999(平成11)年3月24日 |
資本金 | 19,495百万円 |
株主 | 楽天証券ホールディングス株式会社(51.0%) みずほ証券株式会社(49.0%) |
従業員数 | 598名(2022年5月31日現在) |
加入協会 | 日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、 一般社団法人第二種金融商品取引業協会、 日本商品先物取引協会、一般社団法人日本投資顧問業協会 |
加入投資者保護基金 | 日本投資者保護基金 |
加入取引所 | 東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所 |
1999年3月 | ディーエルジェイディレクト・エスエフジー証券株式会社設立 |
---|---|
1999年4月 | 証券業登録 |
1999年6月 | インターネットその他電気通信設備を利用した 有価証券の売買及び売買の取次業務等の営業を開始 |
2003年11月 | 楽天株式会社が株式の96.7%取得し、親会社となる |
2004年2月 | 楽天株式会社とのポイント提携を開始 |
2010年7月 | 証券総合口座数100万口座突破 |
2011年4月 | 楽天銀行との口座連携サービス「マネーブリッジ」の提供開始 |
2011年9月 | 楽天銀行「ハッピープログラム」を通じたサービスの提供を開始 |
2016年2月 | 証券総合口座数200万口座突破 |
2018年12月 | 証券総合口座数300万口座突破 |
2020年3月 | 証券総合口座数400万口座突破 |
2020年12月 | 証券総合口座数500万口座突破 |
2021年3月 | つみたてNISA口座数100万口座突破 |
2021年5月 | 証券総合口座数600万口座突破 |
2021年12月 | 証券総合口座数700万口座突破 |
2022年6月 | 証券総合口座数800万口座突破 |
2022年10月 | 楽天証券ホールディングス設立、親会社に |
2022年11月 | みずほ証券が楽天証券の普通株式の19.99%を保有 |
2023年4月 | 総合取引口座数900万口座突破 つみたてNISA口座数300万口座突破 「かぶミニ(単元未満株取引)」提供開始 |
2023年8月 | みずほ銀行と金融商品仲介業に関する契約を締結 |
2023年10月 | 国内株式手数料安全無料の「ゼロコース」を開始 |
2023年12月 | 証券総合口座数1,000万口座突破 みずほ証券が楽天証券の普通株式の49.0%を保有 |
楽天証券でよくあるQ&A
楽天証券では、つみたて投資枠対象投資信託221銘柄、成長投資枠対象投資信託1,129本(2024年2月16日現在)を取り扱い、商品ラインアップの充実度は業界トップクラスだ。
成長投資枠では、投資信託のほか、国内株式(東証、名証上場銘柄)や国内ETF・REIT、6カ国の外国株式、海外ETFに投資できる。
システム障害によって、売りたい時に売れず損失を出してしまったり、買いたい時に買えず機会損失となったりするのはなるべく避けたいものだ。特に短期で利益を狙うデイトレードでは死活問題となりかねない。とはいえ、システム障害は他社でも発生しており、心配し過ぎると、どの証券会社も選べなくなってしまう。
対策は、複数の証券会社で口座を開設し、資産を分散したり、複数の取引環境を整えておいたりすることだ。長期投資を基本とするなら、一時的なシステム障害はあまり問題にはならない。
万一、楽天証券が破綻した場合でも、顧客の資産は楽天証券の資産と分別管理されており、心配はない。
証券会社は、お客様からお預かりした有価証券や預かり金については「顧客資産」として、証券会社自身の資産と区別して保管することが法令で義務づけられています(これを「顧客資産の分別管理」といいます)。お取引証券会社が分別管理をしっかりおこなっていれば、万一破綻した際でも、お客様の有価証券や金銭はお客様へ確実に返還されます。楽天証券では、従前より法令に従い、お客様の大切な資産を安全確実に保管・管理しております。
引用:分別管理|楽天証券より
楽天証券とSBI証券で迷っている人のQ&A
例えば、新NISAつみたて投資枠の取扱銘柄数は、楽天証券が221銘柄、SBI証券が219銘柄(2024年2月16日時点)、積立頻度は楽天証券が毎日・毎月、SBI証券が毎日・毎週・毎月から選べる。
両社とも取り扱う商品が多いが、一方のみで取り扱う銘柄もある。投資したい銘柄があるかを確認して口座を開設しよう。投資信託の積立投資にクレカ決済を利用する場合は、普段利用しているカードや貯めたいポイントの種類を決め手に証券会社を選んでもよい。
取扱銘柄数は楽天証券の4,714銘柄に対して、SBI証券は5,201銘柄(銘柄数はADR・ETFを含む、2024年2月16日現在)。どちらを選んでもほとんどの銘柄は取引できるが、選択肢が広いのはSBI証券だ。
SBI証券では米国株も貸株の対象であり、保有する株をSBI証券に貸し出して貸株金利を受け取れる。米国株の貸株サービスを提供しているのはSBI証券だけだ(2019年10月17日現在、SBI証券調べ)。
両社とも米国株取引では外貨決済と円貨決済を選択でき、米国株信用取引にも対応、為替手数料や取引手数料に差はない。貸株サービスとは、銀行にお金を預ける(貸す)と利息がもらえるように、 お客さまが保有している株式を当社に貸し出すことで、貸し出した株式に応じた貸株金利を受取ることができるサービスです。
当社はお客さまから借受けた株式を機関投資家が参加する「貸株市場」に貸し出すことで貸株金利を受取り、お客さまへ貸株金利をお支払いいたします。
出典:「貸株サービス」とは?|SBI証券
IPOの取扱実績、主幹事実績とも楽天証券より豊富で、抽選に応募できるチャンスが多い。
近年は楽天証券もIPOの取扱実績を増やしている。SBI証券と楽天証券の両社に口座を開設しておき、それぞれで抽選に応募すれば、当選確率アップにつながる。
より多くの方がお金について自ら考え行動できるよう、家計改善や住宅購入、資産形成、相続など、お金に関するコンサルティング、大手金融機関や各種メディアでの執筆・監修を行う。RAPPORT Consulting Office代表。
■保有資格
1級ファイナンシャルプランニング技能士
CFP®︎
一種証券外務員
サウナ・スパプロフェッショナル
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