証券会社の人気度を表す口座開設数。今回は、ネット口座開設数の上位10社をランキング形式で紹介する。野村證券やSBI、楽天など、ランクインしている10社にはどのような特徴があるのか、詳しく解説していく。自分にぴったり合う証券口座を持つための参考にしてもらいたい。

目次

  1. 1,証券会社のネット口座開設ランキングTOP10
  2. 1位,SBI証券――さまざまなレベルの投資家ニーズに応えるネット証券の王者
  3. 2位,野村證券――取引の主流はオンラインサービスに
  4. 3位,楽天証券――証券取引でポイントを貯めて楽天グループで利用できる
  5. 4位,大和証券――業界で初めてオンライントレードを取り扱った証券会社
  6. 5位,SMBC日興証券――日興イージートレードの手数料は安さが魅力
  7. 6位,マネックス証券――IPO取扱銘柄の多さと充実した米国株サービスが魅力
  8. 7位,松井証券――初心者や中高年に人気
  9. 8位,auカブコム証券――注文方法が多彩なリスク管理追求型ネット証券
  10. 9位,GMOクリック証券――業界最安水準の安い手数料が魅力
  11. 10位,岡三オンライン証券――手数料の安さと使い勝手の良い取引ツールが強み
  12. 証券会社のネット口座開設についてよくある5つのQ&A
  13. 実際に株式投資を始めてみる

1,証券会社のネット口座開設ランキングTOP10

(画像=Oran Tantapakul/stock.adobe.com)

ネット証券または店舗型総合証券のオンライントレード手数料は、一般的に対面取引の手数料と比べて安い。

新規口座開設キャンペーンも積極的に行われており、ネット証券は初めて証券口座を開設する候補として外せないでしょう。

証券会社を選ぶ際、役に立つのが口座開設数です。口座開設数の多さは、総合的に見て評価が高く、人気があることの証でもあります。

この口座開設数ランキングでは、インターネット専業証券とオンライントレードを行っている店舗型総合証券を含めた、広義のネット証券を対象としている。なお、口座開設数を公開していない証券会社は対象外とした。

証券会社のネット口座開設数ランキング上位10社
順位 ネット証券会社名 口座開設数 備考
1 SBI証券 681.3万口座 ・インターネット専業証券
・SBIネオモバイル証券と
SBIネオトレード証券の口座数を含む
2 野村證券 532.9万口座 ・店舗型総合証券
・オンラインサービス口座数は489.5万口座
3 楽天証券 508万口座 ・インターネット専業証券
4 大和証券 344.6万口座 ・店舗型総合証券
・オンライントレード契約口座数
5 SMBC日興証券 309.9万口座 ・店舗型総合証券
・オンライントレード「日興イージートレード」
利用可能な口座数は241.6万口座
6 マネックス証券 193.7万口座 ・インターネット専業証券
7 松井証券 132.8万座 ・インターネット専業証券
8 auカブコム証券 127.1万口座 ・インターネット専業証券
9 GMOクリック証券 46.4万口座 ・インターネット専業証券
株式だけの証券取引口座数
10 岡三オンライン証券 27.8万口座 インターネット専業
※上記一覧表は、ネット証券各社(SBI証券野村證券楽天証券大和証券SMBC日興証券マネックス証券松井証券auカブコム証券GMOクリック証券の開示情報をもとに、2021年3月末現在の各社の証券口座開設数を引用し、執筆者が作成したもの


1位,SBI証券――さまざまなレベルの投資家ニーズに応えるネット証券の王者

(画像=※SBI証券のホームページより引用)
2021年3月末時点で、SBI証券の口座開設数は対面証券を含めた証券業界で第1位です。
2020年2月に口座数がネット証券初の500万口座を突破、2020年3月時点で野村証券上回り業界第1位になった。2020年12月には600万口座を突破して、その後も右肩上がりで伸びている(※SBI証券『決算説明資料〜2021年3月期通期〜』より)。

証券業界の口座数ランキングは、今後もSBI証券の独り勝ちの状態が続きそうです。

SBI証券のメリット
  • 株式取引手数料が業界最安水準
  • 多種多様な金融商品を取り扱う
  • 投資信託(ノーロード)の取扱本数がネット証券最多
  • IPOの引受銘柄数が豊富
  • 外国株の取扱対象国がネット証券最多
株式取引手数料は業界最安水準。中でも注目したいのは、2021年4月に始まった「25歳以下現物手数料実質0円プログラム」です。
25歳以下現物手数料実質0円プログラム

25歳以下の若年投資家の資産形成を応援する目的で設けられたプログラムであり、25歳以下なら株式取引手数料が全額キャッシュバックされる(単元未満株取引手数料を除く)。26歳の誕生日を迎えると通常の手数料体系が適用されるが、資金の少ない若年層には心強いサービスだ。

多種多様な金融商品を取り扱っているのもSBI証券の特徴の一つ。初心者から上級者まで、幅広いレベルの投資家のニーズに応えられる商品(株式をはじめ、FX、先物・オプション、CFD・eワラント、金銀プラチナ取引、ロボアドバイザーなど)が取り揃えられている。

投資信託の取扱本数は2,642本(2021年7月2日時点)であり、主要インターネット証券5社(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、au カブコム証券)で最も多い。どの投資信託も買付手数料が無料であることも魅力だ。

新規公開株式(IPO)の引受銘柄数も豊富。2020年4月から2021年3月までに上場した86社のうち、SBI証券の取扱銘柄数は80件、引受関与率は93.0%で、業界トップである(※SBI証券『決算説明資料〜2021年3月期通期〜』より)。SBI証券は、IPO投資を考えるなら口座を開設しておきたいネット証券の筆頭といえるだろう。

外国株の取扱対象国も、ネット証券最多である。米国、中国、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシアの9ヵ国の株式を売買できるので、世界中に投資したい人には最適だ。

2位,野村證券――取引の主流はオンラインサービスに

(画像=※野村證券のホームページより引用)

野村證券 では、店舗での対面サービスとは別に、口座保有者なら申し込むだけで利用できるオンラインサービスを提供している。

2021年3月末時点で、残高あり口座数は532.9万口座、オンラインサービス利用口座数は489.5万口座に上ります。

売買件数ベースで、全体の81%がオンラインサービスによる取引だ(※現物株の比率)(※野村ホールディングス株式会社『2021年3月期第4四半期決算説明資料』より)。

店舗でのサービスとオンラインサービスでは手数料体系が異なり、オンラインサービス人気の理由は手数料の安さにあることは間違いないでしょう。

例えば現物株式取引の約定金額が50万円の場合、本・支店口座の手数料は7,150円(税込)だが、オンラインサービスの手数料は524円(税込)だ。

野村證券 のオンラインサービス手数料は、主要インターネット専業証券の手数料と比べるとやや高めだ。それでも野村證券が選ばれる理由として、以下のメリットが挙げられる。

野村證券のメリット
  • 証券業界の雄である野村證券ならではの安心感があること
  • 野村證券の専門家による独自の投資情報を無料で閲覧できること
  • ネットで予約すれば、無料で本・支店の窓口で資産運用などのコンサルティングが受けられる

3位,楽天証券――証券取引でポイントを貯めて楽天グループで利用できる

(画像=楽天証券のホームページより引用)
近年、楽天証券は口座開設数を大幅に増やしています。

2019年12月末に376万口座だった口座数は、2020年12月に500万口座を突破し、2020年12月末には508万口座に増えた(※楽天証券株式会社『2020年12月期決算説明資料』より)。増加率は35.11%と、驚異的な伸びを見せている。

主要ネット証券2社の口座数増加率(2020年3月末〜2021年3月末)
・SBI証券……25.41%(543万口座681万口座
・マネックス証券……4.30%(186万口座→194万口座

3社の口座数増加率を比較すると、楽天証券がダントツで高いことがわかるでしょう。

楽天証券のメリット
  • 楽天グループのポイントサービスを余すことなく活用できる
  • オリジナルの高機能トレーディングツールが好評
楽天証券で取引することのメリットは、楽天グループのポイントサービスを余すことなく活用できることです。

ポイントの貯め方は、紹介プログラムのポイントプレゼントや取引手数料のポイントキャッシュバックがメイン。楽天銀行との連携プログラムにエントリーすれば、さらにポイントを貯められる。

貯まったポイントは、楽天グループでの買い物の支払いに利用できる。投資信託や国内現物株式、バイナリーオプションを購入できる「ポイント投資」に充てることもできる。

楽天経済圏ユーザーには、お得なネット証券といえるだろう。

もう一つ忘れてはならないのが、楽天証券オリジナルの高機能トレーディングツールだ。

パソコン向けの「MARKET SPEEDⅡ」とスマートフォン向けの「iSPEED」は、どちらも優れた操作性と豊富な情報量で利用者から好評を得ている。

今後トレーダーを目指すなら、楽天証券での口座開設も視野に入れるとよいでしょう。


楽天証券で口座を開設するなら、楽天カードを利用するのがおすすめです。

楽天証券では投信積立を楽天カードで決済すると、決済額に応じてポイントが付与される。買い物の際に楽天カードで支払えば、貯まったポイントでポイント投資をすることも可能だ。

楽天カードを持っている人はもちろん、まだ持っていない人もこの機会に申し込むとよいだろう。 楽天カードでは、現在新規カード発行と利用でもれなく5,000ポイントがもらえる新規入会キャンペーンを実施中だ。

さらに、新規カード発行と利用、加えて投信積立の楽天カード決済の設定で、6,000ポイントがプレゼントされるキャンペーンも常時開催されている。

4位,大和証券――業界で初めてオンライントレードを取り扱った証券会社

(画像=大和証券のホームページより引用)
証券業界において大和証券はオンライントレードの先駆けであり、20年以上の運用実績に基づく安定したオンラインシステムが特長です。
大和証券のメリット
  • シンプルで使いやすい取引画面
  • 多機能チャートや外債かんたん検索をはじめとした便利な分析ツール
  • マーケット動画や四季報などの無料投資情報を利用できる
  • IPO引受銘柄数や主幹事案件が多い

同一の証券総合口座で、料金体系が異なる対面取引のダイワ・コンサルティングコースと、オンライン(インターネットとコンタクトセンター)取引のダイワ・ダイレクトコースのいずれかを選択する仕組みになっている。3ヵ月が過ぎたらいつでもコースを切り替えられるので、状況に応じて使い分けが可能だ。

ダイレクトコースでも、必要に応じて店舗窓口で取扱商品について相談したり、専門知識を持つコンタクトセンターのオペレーターによる説明を受けたりできます。

IPO引受銘柄数や主幹事案件も多い。ネット証券としては手数料がやや高いが、利用価値が高い証券会社といえるだろう。

また大和証券グループでは、「CONNECT」というスマホ証券が投資初心者向けのサービスを提供している。

CONNECTの「ひな株(単元未満株)」では1株単位で株式投資ができるので、数千円といった少額から株式投資を始められる。手数料も安く抑えられており、投資初心者の株式投資へのハードルを下げてくれている。

CONNECTはスマホ証券ですが、IPOやつみたてNISA、信用取引サービスも利用できます。CONNECTで株式投資デビューして、経験を積んだら大和証券にステップアップするのもよいでしょう。

>>大和証券グループCONNECTの詳細はこちら

5位,SMBC日興証券――日興イージートレードの手数料は安さが魅力

SMBC日興証券の「日興イージートレード」は、ネット取引専用の「ダイレクトコース」、支店担当者とやり取りできる「総合コース」の総称である。

SMBC日興証券のメリット
  • 対面取引手数料と比べて手数料が格安
  • 信用取引委託手数料が、約定代金や期間に関わらず常に無料

日興イージートレードの手数料は、対面取引手数料と比べると格安だ。とりわけダイレクトコースのオンライントレード手数料は、総合証券としては安いのが魅力。

現物株式の約定代金(税込)は10万円以下で137円、50万円なら440円、100万円でも880円であり、主要インターネット証券のau カブコム証券やマネックス証券の手数料水準に迫っています。

注目したいのは、日興イージートレード(ダイレクトコースの場合)での信用取引委託手数料が、約定代金や期間に関わらず常に無料であることです。

主要ネット証券で信用取引の手数料が無料になるのは、大口の信用取引や一定条件を満たした場合に限られることを考えるとお得感があります。将来信用取引もしてみたい人は、覚えておきたい証券会社です。

  • 株式投資初心者には、「日興フロッギー」というSMBC日興証券独自のサービスもおすすめだ。
日興フロッギー
「株カエル」マークの付いた記事を読んで、その企業に興味を持ったら、そのまま100円以上の金額を指定して対象企業の株式を購入できるサービス。投資や企業について学びながら少額で投資を実践できるため、本格的に投資を始めるための準備ができる。

6位,マネックス証券――IPO取扱銘柄の多さと充実した米国株サービスが魅力

マネックス証券は、IPOと米国株に強みがあるネット証券です。
マネックス証券のメリット
  • IPOの取扱銘柄数が多い
  • IPO抽選が完全平等制
  • 米国株の取扱銘柄数がトップクラス
  • 米国株の運用コストが低い
  • NISA口座での米国株買付手数料が全額キャッシュバック

IPOの取扱銘柄数は、SBI証券に次いで多い。2020年4月~2021年3月に上場したIPO銘柄86社のうち、マネックス証券が取り扱ったのは46本で関与率は53.5%だった(※マネックス証券のホームページより)。

マネックス証券のIPO抽選は、証券会社割当分の100%が個人投資家に配分されるだけでなく、1人1票の完全平等制です。

IPO抽選で大口投資家が優遇される他社と比べると、預かり残高が少ない初心者にも優しいネット証券といえる。

また、米国株取引も充実している。米国株の取扱銘柄数は4,160本(2021年7月2日現在)で、証券業界でもトップクラスだ。

米国株の運用コストの低さも魅力。米国株取引に欠かせない米ドル買付の際、米ドル決済・円貨決済を問わず為替手数料は無料だ(定期的な見直しあり)。

NISA口座で米国株を購入する際、ネット証券では唯一、ETFだけでなく個別銘柄の買付手数料も全額キャッシュバックされる。また、「USAプログラム」対象の米国ETF9銘柄の買付手数料は無料だ。

マネックス証券の米国株サービスなら時間外取引もできるので、取引の機会も増えます。

7位,松井証券――初心者や中高年に人気

(画像=松井証券のホームページより引用)
松井証券のメリット
  • WEBサイトがシンプルで見やすい
  • 専門のオペレーターによる「株の取引相談窓口」がある
  • 現物取引と信用取引の手数料が1日50万円まで手数料無料
  • 25歳以下なら株式取引手数料がすべて無料

松井証券のWEBサイトは、他社と比べて画面の見やすさやシンプルさが際立っている。

文字が大きく、情報が最低限に絞り込まれており、これが初心者や中高年以上の投資家を惹きつけているようです。

フリーコールの「松井証券顧客サポート」も株式投資に不慣れな人には心強い。問合せ窓口格付け(証券業界)の「三つ星」を10年連続で受賞したヘルプデスクの丁寧な対応は、困った時の強い味方だ。

中でも2020年12月からの新サービス「株の取引相談窓口」は、ネット証券初の利用価値が高い無料サービスといえる。

株の取引相談窓口

専門のオペレーターが顧客一人ひとりの銘柄探しや材料探し、売買タイミングの見極めなどの投資判断を無料でサポートしてくれるサービス。株式投資初心者が1on1で学ぶことができる絶好の機会だ。

少額投資を考える人にとっては、松井証券の「現物取引と信用取引の手数料が1日50万円まで手数料無料」は魅力。手数料体系も1日定額制のボックスレートだけなので、手数料の試算も簡単だ。

さらに、松井証券ではボックスレートとは別に、25歳以下なら株式取引手数料がすべて無料。26歳になるとボックスレートが適用されるが、1日50万円までなら手数料は無料なので、少額取引が想定される若年層の投資家は、取引手数料無料サービスを大いに活かして、株式取引の経験を積むとよいだろう。

松井証券は初心者や若年層、中高年、そして少額投資をする人にも寄り添った、とにかくわかりやすいネット証券といえます。

8位,auカブコム証券――注文方法が多彩なリスク管理追求型ネット証券

auカブコム証券のメリット
  • リスク管理を追求した多彩な注文方法
  • 使いやすい各種サービスがスタート(2021年7月19日約定分より)
auカブコム証券の魅力は、リスク管理を追求した多彩な注文方法が用意されていることです。

条件を満たすと自動的に売買を執行する自動売買の中でも、逆指値注文やW指値注文、±指値注文などは特許取得済み。また、リレー注文やトレーリング注文、時間指定注文は、auカブコム証券でしか利用できない。

投資成果にこだわりたい人や、損失をできる限り抑えて堅実に株式投資をしたい人には最適なネット証券です。

株式取引サービスの改革が進められており、2021年7月19日約定分より、さまざまなタイプの投資家にとって使いやすい各種サービスがスタートする。

まず一日定額コースが新設され、1日の約定代金合計額が100万円までなら手数料が無料になる。

デイトレ信用も新設され、他社同様の低コストデイトレードが可能になる。大口優遇プランの改訂や、シルバープランの新設も予定されているため、多くのトレーダーにとって信用取引の使い勝手が一気に改善するだろう。

資金が少ない25歳以下の若年投資家に対しては、株式取引手数料がすべて無料化される。これも、株式取引新サービスの目玉になるはずだ。

これまで独自路線のサービスを提供していたauカブコム証券ですが、他社並み、あるいはそれ以上に低コストの株式運用が可能になるでしょう。

9位,GMOクリック証券――業界最安水準の安い手数料が魅力

FXで定評のあるGMOクリック証券は、株式取引でも取引コストの安さが売りのネット証券だ。

GMOクリック証券のメリット
  • 株式の取引手数料が安い
  • 取引ツール「スーパーはっちゅう君」が便利

2021年7月2日現在、1約定ごと手数料プラン(税込)では1回の約定代金が5万円以下なら50円、10万円以下で90円、50万円以下で260円、100万円でも460円という安さだ。

1日定額手数料プランの場合、1日の約定代金合計が100万円以下なら業界最安水準の0円に設定されている。

現時点では、今回TOP10入りした10社のうちSBI証券、楽天証券、auカブコム証券、GMOクリック証券の4社は、現物株式取引の一日定額手数料コースにおいて、1日の約定代金合計額が100万円以下の場合の取引手数料は0円です。

ネット証券業界では手数料無料化の流れが進んでおり、ネット証券各社は今後も定期的に手数料体系を見直すことが予想される。

GMOクリック証券は他社に先駆けて業界最低水準の現物株式取引手数料を打ち出しているので、手数料が安いネット証券で口座を開設したい場合は、真っ先にGMOクリック証券をチェックするとよいでしょう。

GMOクリック証券は手数料の安さだけでなく、高機能で洗練された取引ツール「スーパーはっちゅう君」の評価も高い。直感的でわかりやすい取引画面や豊富な投資情報など、株式取引がしやすいツールを求める人にも適したネット証券である。

10位,岡三オンライン証券――手数料の安さと使い勝手の良い取引ツールが強み

岡三オンライン証券は口座開設数ランキングでは10位だが、手数料の安さでは格安手数料を謳う他社に引けを取らない。

岡三オンライン証券のメリット
  • 手数料が安い
  • 取引ツールの使い勝手が良い

1注文ごとの手数料(税込)は約定代金10万円以下が108円、50万円以下で385円、100万円以下で660円。一日定額手数料は、約定代金合計額が100万円までは0円だ。

1日の約定代金合計額100万円といえば、初心者や中級者が1日で取引するのに十分な金額です。取引手数料が0円なので、繰り返し株式投資の経験を積むことができます。

取引ツールの使い勝手の良さも魅力だ。とりわけ初心者でも扱いやすい「岡三ネットトレーダーWEB2」は、パソコン・スマートフォン・タブレットのマルチデバイス対応。どのデバイスでも画面構成は共通なのでわかりやすく、取引で迷うことはない。

小規模ながら、岡三オンライン証券も初心者にとって使いやすいネット証券といえるでしょう。

証券会社のネット口座開設についてよくある5つのQ&A

証券会社のネット口座開設ランキング1位の会社は?
SBI証券は、2021年3月末時点で、口座開設数は対面証券を含めた証券業界で第1位。2020年12月に600万口座を突破し、その後も右肩上がりで伸びている。

SBI証券は口座開設数がなぜ多いの?
株式取引手数料が業界最安水準で、多種多様な金融商品を取り扱う点、特に投資信託(ノーロード)の取扱本数がネット証券最多な点も魅力だ。またIPOの引受銘柄数が豊富で、外国株の取扱対象国がネット証券最多なこともポイントである。 •

証券会社のネット口座開設ランキング2位の会社は?
野村証券で、2021年3月末時点で、残高あり口座数は532.9万口座、オンラインサービス利用口座数は489.5万口座に上る

野村證券は口座開設数がなぜ多いの?
人気の秘密はやはり老舗の証券会社で安定感があること、対面サービスで資産運用のコンサルティングも受けられ、野村證券の専門家による独自の投資情報を無料で閲覧できることなど、ネット証券にはない手厚いサービスにあるといえる。

証券会社のネット口座開設ランキング3位の会社は?
3位は楽天証券。2019年12月末に376万口座だった口座数は、2020年12月に500万口座を突破し、2020年12月末には508万口座に増えた(※楽天証券株式会社『2020年12月期決算説明資料』より)。増加率は35.11%と、驚異的な伸びを見せている。

実際に株式投資を始めてみる

口座開設数1位、IPO取扱数1位、投信本数1位、外国株取扱国数1位 >>SBI証券の口座開設はこちら

口座開設数2位、外国株や投資信託に強く、マーケットスピードも使える >>楽天証券の口座開設はこちら

米国株の取り扱いが豊富、ワン株も取引可能 >>マネックス証券の口座開設はこちら

株主優待名人の桐谷さんも開設、少額取引の手数料が0円 >>松井証券の口座開設はこちら

取引コストが抑えられ、中上級者も検討したい >>ライブスター証券(新:SBIネオトレード証券)の口座開設はこちら

IPO当選確率を上げるなら!ツールも魅力的 >>岡三オンライン証券の口座開設はこちら

手数料が業界最安値水準な上に取引でポイントがたまる >>DMM 株の口座開設はこちら

執筆・近藤真理
南山大学外国語学部卒業。野村證券の引受部門で勤務後、ビジネス系翻訳や工業系翻訳業務に従事。
2013年より、総合証券とネット証券を使い分けながら、資産運用を開始。2017年から各種WEBサイトのフリーライターとして活動、現在は経済金融系記事を中心に執筆している。

■保有資格
証券外務員一種、二種
投資診断士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者
南山大学外国語学部卒業。野村證券の引受部門で勤務後、ビジネス系翻訳や工業系翻訳業務に従事。
2013年より、総合証券とネット証券を使い分けながら、資産運用を開始。2017年から各種WEBサイトのフリーライターとして活動、現在は経済金融系記事を中心に執筆している。

■保有資格
証券外務員一種、二種
投資診断士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者

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