手数料も安く、取引できる金融商品も充実しているネット証券は個人投資家に人気だが、デメリットもある。ネット証券のデメリットと、ネット専業ではない総合証券の強みを知ることで、あなたにとって本当にネット証券がいいかどうかの判断ができる。

デメリット1……株取引初心者が注文を間違えても自己責任

投資未経験の人にとって、売り板や買い板の見方や価格の推移を確認するチャートなどは分かりにくいだろう。また御発注のリスクもある。100株買い注文をするところを、桁を間違えて1,000株と入力してしまい約定しても、取引をなかったことにはできない。

約定していない注文は取り消すこともできるが、それもネット証券の取引画面に慣れていないと戸惑うこともあるだろう。

身近に株取引に慣れていて教えてくれる人がいないと、初心者は一人で分かりにくい取引をしなければならない。ネット証券を初めて使う人は、株取引を良く知る身近な人にアドバイスをもらったり、少額から取引を始めたりしたするほうがいい。またパソコンやスマートフォンにも慣れていないとネット証券は使いにくく、これらの操作も十分にできないとネット証券の強みを生かしきれない。

デメリット2……自分で投資方法を決めたり考えたりしなければいけない

大手のネット証券では、国内株式や海外株式、投資信託、債券、FX、先物、コモディティなど様々な金融商品の注文ができる。

しかしネット証券では、自分で何にどれぐらい投資するかを自分で考えなければならない。バリュー投資やグロース投資などの基本的な投資方法も知らないまま闇雲に投資をしてしまうと、収益は望めないだろう。ネット証券を最大限に活用するためには、主体的に投資について学んだり、日々のニュースにも注意したりしなければならない。

デメリット3……アドバイスを直接、証券会社の担当者からもらうことができない

通常、ネット証券には担当者がつかない。そのため投資にあまり詳しくない人や初心者は、総合証券で担当者と相談しながら株を買うほうが、安心して投資できるケースもある。

特に仕事で忙しく、具体的な銘柄や市場のトレンドを調べる時間がない投資家にとって、信頼できる担当者からの助言は投資判断の助けになる。もしも証券会社の担当者と相談しながら投資先を決めたいなら、ネット専業の証券会社は物足りなく感じるだろう。一方で担当者からの営業を煩わしく思う人には、ネット証券のほうが合っている。

デメリット4……ネット証券だけだとIPO投資に不利

IPO(新規公開株式)とは、企業が自社株式を証券取引所に上場して、一般投資家が売買できるようにすることだ。しかしIPO株は、誰でも必ず買えるわけではない。まずIPOの取り扱い割り当て株数は、証券会社によって異なる。またネット証券では、IPO株が買えるかどうかは抽選で決まるが、総合証券では抽選によらない裁量配分という方法で、資金量や取引量などで当選が決まるケースもある。ネット証券にもIPO銘柄を多く取り扱うところもあるが、将来IPO投資を本格的に行うならネット証券だけでは不十分かもしれない。

デメリット5……セキュリティ上のリスクがある場合も

ネット証券の取引は、パソコンやスマートフォンで行われる。近年は対面型の大手証券でもアプリやパソコンで取引できるところが増えているためネット証券に限らないが、ログイン時に使うIDやパスワードなどが流出してしまうと、他人に勝手に取引されてしまう危険がある。

仮想通貨のネット取引では、セキュリティが破られ、資産が抜きられるという事件が発生している。証券会社でのパソコンやスマートフォンを使った株取引でも、IDやパスワードなどの管理はしっかり行いたい。

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近藤真理
執筆・近藤真理
南山大学外国語学部卒業。野村證券の引受部門で勤務後、ビジネス系翻訳や工業系翻訳業務に従事。
2013年より、総合証券とネット証券を使い分けながら、資産運用を開始。2017年から各種WEBサイトのフリーライターとして活動、現在は経済金融系記事を中心に執筆している。
■保有資格
証券外務員一種、二種
投資診断士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者
南山大学外国語学部卒業。野村證券の引受部門で勤務後、ビジネス系翻訳や工業系翻訳業務に従事。
2013年より、総合証券とネット証券を使い分けながら、資産運用を開始。2017年から各種WEBサイトのフリーライターとして活動、現在は経済金融系記事を中心に執筆している。

■保有資格
証券外務員一種、二種
投資診断士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者

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