ネット証券ではパソコンだけでなくスマホでも取引ができ、スマホ専用のアプリを用意しているところもある。ちょっとした隙間時間や外出先でもすぐ見られるスマホでの取引は便利だが、ネット証券の初心者が注意すべきことがある。
- スマホの株取引には5つの危険(リスク)がある
- 二段階認証やパスワードの強化、セキュリティアプリの利用などでリスク回避!
- スマホで株取引するときは誤操作や個人情報漏洩、投資情報不足に注意
- 楽天証券、SBI証券、マネックス証券のスマホアプリがおすすめ!
目次
スマホで株取引をする危険(リスク)と回避方法
スマホで株取引ができるのは便利だが、そこに潜むリスクにも注意しておきたい。
回避方法も合わせて解説する。
スマホで株取引をする5つのリスク
スマホの株取引には、以下5つのリスクをはらんでいる。
- 個人情報の漏洩
- 第三者による不正な取引
- 第三者による不正な出金
- ウイルスやマルウェアの感染
- 通信回線の不具合
また、ウイルスに感染したり通信回線が不安定になったりすることもあるので注意しておきたい。
スマホで株取引をするリスク1,個人情報の漏洩
- パスワードの強度をあげる
- 生体認証つきのスマホを使用する
- 二段階認証のある証券会社を利用する
証券口座の情報をすべて見られてしまい、不正な送金や引き出しをされてしまう危険もあります。IDやパスワードをスマホに記憶させるのは止めましょう。
・パスワードの強度をあげる、生体認証、二段階認証の設定
パスワードは、電話番号や誕生日など簡単に推測されてしまうものは使わないことが大切だ。
数字・アルファベット・記号を組み合わせて長めに設定し、パスワードとしての強度を高めておきたい。
さらにセキュリティを高めるには、生体認証の機能が付いたスマホを利用するのが重要だ。
生体認証であれば、第三者が勝手に解除することはほとんど不可能であり、安全性が高い。
また、1つだけのパスワードで認証するよりも安全性が高くなるので、二段階認証を採用している証券会社を選ぼう。
スマホで株取引をするリスク2,第三者による不正な取引
・取引パスワードを一定のタイミングで変更する
・ログインパスワードと取引パスワードを同一にしない
第三者が勝手にログインすると、不正に取引をされてしまう恐れがある。
不正取引を防止するため、まず取引パスワードに気を付けておきたい。
・取引パスワードを一定のタイミングで変更する
取引パスワードは定期的に変更するのもおすすめです。知らない間にいつのまにかパスワードが漏洩していたとしても、古いパスワードなら不正取引を防げる可能性があります。
しかし定期的に変更していると面倒に感じて、以前と同じものや規則性のあるものにしてしまう方もいるだろう。
それでは推測されやすくなってしまうので、パスワードを管理できるアプリを使うのが望ましい。
スマホで株取引をするリスク3,第三者による不正な出金
- 二段階認証のある証券会社を利用する
- 出金先の口座を変更できない証券会社を利用する
- パスワードや暗証番号などをスマホに記憶させない
口座に入金していた金額が大きいほど、経済的なダメージが大きい。
生活の支払いに充てる予定だった分まで奪われると、家賃やクレジットカード代金など毎月の支払いができなくなり困窮してしまう恐れもある。
・二段階認証、出金先口座の制限、スマホの記憶機能オフ
ただし銀行口座のログインID、暗証番号、パスワードが漏洩していると有効な手段ではないので、証券会社の口座と同じく、厳重な管理が必要だ。
またスマホにあらゆる情報を記憶させないことも重要だ。
スマホのロックが解除されると、記憶された情報によって簡単に出金ができてしまいます。口座番号、ログインID、パスワード、暗証番号はスマホに登録せず、スマホのメモ帳にも残さないようにしましょう。
スマホで株取引をするリスク4,ウイルスやマルウェアの感染
- セキュリティアプリを利用する
- OSを常に最新のバージョンにする
- 提供元不明のアプリをインストールしない
・セキュリティアプリを利用する
1点目の対策として、スマホにセキュリティアプリをインストールしよう。
以下が代表的なアプリとして有名だ。
・ウイルスバスターモバイル
・カスペルスキー セーフブラウザー
・マカフィー・モバイル・セキュリティ
出典:ノートン、トレンドマイクロ、カスペルスキー、マカフィー
・OSを常に最新のバージョンにする
二点目として、セキュリティレベルを高めるには、手間はかかるが常に最新のOSにしておくことも重要だ。
セキュリティの欠陥が見つかった場合、バージョンアップによって脆弱性を改善することができる。
サイバー攻撃のリスクを低くすることもできるので、バージョンアップの通知が来たら早めに対応しておきましょう。
・提供元不明のアプリをインストールしない
3つ目の対策は、提供元不明の怪しいアプリをインストールしないことだ。
iPhoneの場合は厳しい審査が行われているので心配はないが、Androidは公式アプリストアではないWEB経由で配信されているアプリがある。
提供元不明のアプリは厳正な審査を受けていないため、ウイルスやマルウェアを含んでいる可能性があります。Androidスマホには、提供元不明のアプリの許可設定をオン・オフにする機能があるので、オフに設定しておきましょう。
スマホで株取引をするリスク5,通信回線の不具合
- 移動時の利用を控える
- フリーWi-Fiスポットの回線は使わない
スマホの通信環境の問題で、売買したいときにできなくなる可能性がある。
・移動時の利用、フリーWi-Fiスポットの利用を控える
モバイル通信の環境も昔に比べれば改善しているものの、現在でも移動中に通信状態が不安定になってしまうことがある。
移動中の株取引は控え、通信状況が安定している場所で行うのがおすすめです。電車やバスに乗っているときも取引はせず、目的地に着いてからにするのが望ましいでしょう。
もう1つ注意しておきたいのがフリーWi-Fiスポットだ。
飲食店など設置されている施設が増えているが、多くの人が利用することで電波干渉が発生したり、混雑したりすることもある。
またフリーWi-Fiのなかには暗号化されていないものもあり、悪意のある第三者が操作している場合もある。
そのような回線に接続してしまうと、情報漏洩や機器の遠隔操作といった被害にあう可能性もある。
外出時にスマホで株取引をするなら、フリーWi-Fiの利用は止めておきましょう。
スマホで株取引する際の3つの注意点 機能制限、パソコン連携など
各社のアプリを確認したが、次からは実際にスマホで株取引する前に気をつけておきたいことを紹介していこう。
- スマホアプリは機能制限があり誤操作も注意点
- ウイルスや個人情報漏洩などには要注意
- 投資判断のための情報が不足している場合がある
スマホで株取引する際の注意点1,スマホアプリは機能制限があり誤操作も
株取引アプリはその場で銘柄ごとの株価やチャート、マーケットなどの最新情報や各種投資情報を確認して、スピーディに注文できるように設計されている。忙しい人が望む「簡単・スピーディ」な情報収集と株取引を実現できるのもスマホアプリの魅力だ。
その一方で、持ち運びやすく画面の小さなスマホならではの弊害もある。
スマホで株取引する際の注意点2,ウイルスや個人情報漏洩などには要注意
通信が暗号化されておらず個人情報漏洩や傍受の恐れがある、駅や空港、カフェなどのフリーWi-Fiスポットでは、極力スマホによる株取引を控えることも重要です。
もっとも基本的なことではあるが、画面ロックはもちろんのこと、スマホを忘れたり紛失したりしないよう常に肌身離さず目を離さないよう徹底したい。
スマホで株取引する際の注意点3,投資判断のための情報が不足している場合がある
休日や夜間など自宅のパソコンに向き合える時間があれば、以下のように事前の投資情報分析をしておくといいだろう。
・投資情報ツールで興味のある企業の業績を分析する
・チャート分析ツールで株価チャートのテクニカル分析をする
実際の取引ではスマホの株取引アプリで株価の最新情報をチェックして、その場で最終的な投資判断を下して取引すれば、誤った投資判断をするリスクが減り、慌てて誤発注するような事態も避けられます。
ネット証券各社のおすすめスマホアプリ
主要ネット証券各社について、スマホアプリと特徴、対応OSについて紹介しよう。基本的にはどのネット証券も、iOS、Android共に対応しているが、念の為確認しておくといいだろう。
ネット 証券会社 |
スマホの 株取引 アプリ名 |
特徴 | 対応端末 | |
And roid |
iPhone | |||
SBI証券 株アプリ |
情報収集・ 分析から 注文発注まで |
〇 | 〇 | |
iSPEED | 日経テレコンの 閲覧可能 Apple Watch でも使用可 |
〇 | 〇 | |
株touch | 株価ボードは 最短0秒の 自動更新 |
〇 | 〇 | |
マネックス 証券 アプリ |
見やすい 画面デザインと アプリならではの 便利な機能 |
〇 | 〇 | |
マネックス トレーダー 株式スマート フォン |
豊富な情報量 高機能 取引アプリ |
〇 | 〇 | |
kabu ステーション |
PC版より便利で スピーディ |
〇 | 〇 | |
DMM.com証券 | スマホアプリ DMM株 |
「かんたん モード」と 「ノーマル モード」で 使い分け可能 |
〇 | 〇 |
GMO クリック証券 |
iClick株 | iPhoneの 使いやすさを 生かしたUI |
× | 〇 |
株roid | Androidの 操作性を 生かした メニュー構成 |
〇 | × | |
SBIネオトレード証券 (旧ライブスター証券) |
NEOTRADE S | 豊富な 注文手法の 高機能アプリ |
〇 | 〇 |
岡三 オンライン 証券 |
岡三ネット トレーダー WEB2 (アプリ) |
充実した機能 でありながら シンプル、簡単 使いやすい |
〇 | 〇 |
SBI ネオモバイル 証券 |
ネオモバ 株アプリ |
「ひとかぶIPO」 サービスを 利用できる |
〇 | 〇 |
スマホアプリでの取引におすすめな証券会社5社
スマホアプリで株式取引を行うなら、特に以下の5社をおすすめしたい。
- SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)
- 楽天証券
- SBI証券
- マネックス証券
- SBIネオモバイル証券
スマホアプリでの取引におすすめな証券会社1,SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)
- 手数料の安さがトップクラス
- スマホアプリ「NEOTRADE S」は高機能チャートで複雑な分析が可能
SBIネオトレード証券は、元「ライブスター証券」だ。
2020年10月にSBIグループ傘下になり、翌1月に現社名に変更された(※SBIネオトレード証券より)。
1日の取引金額 | SBIネオトレード証券 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|---|
100万円 | 0円 | 0円 | 0円 |
150万円 | 880円 | 1,238円 | 2,200円 |
200万円 | 1,100円 | 1,238円 | 2,200円 |
300万円 | 1,540円 | 1,691円 | 3,300円 |
以降100万円ごとに | +295円 | +295円 | +1,100円 |
1日の取引金額 | SBIネオトレード証券 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|---|
10万円 | 88円 | 99円 | 99円 |
20万円 | 100円 | 115円 | 115円 |
50万円 | 198円 | 275円 | 275円 |
100万円 | 374円 | 535円 | 535円 |
300万円 | 660円 | 1,013円 | 1,013円 |
500万円 | 880円 | 1,013円 | 1,013円 |
・SBIネオトレード証券のスマホアプリ「NEOTRADE S」の特徴
株・NISA・先物のいずれの取引もスマホでできるアプリで、iPhone・Androidのどちらにも対応している。
「NEOTRADE S」はログイン後のメニュー画面をカスタマイズできるのが特徴で、自分が必要な情報だけを表示させたい人に向いています。
テクニカル指標はメインチャートで3種類、サブチャートで4種類用意されている。
時間足も1分足や5分足といった短期から、日足・週足・月足など長期もカバーしている。
スマホでの取引におすすめな証券会社2,楽天証券
- アプリで日経テレコンが無料閲覧できる
- 米国株も同一アプリで取引可能
楽天証券は主要ネット証券※の中で、3年連続で新規口座開設数が首位になった(2021年7月9日時点。楽天証券調べ)。
※主要ネット証券:SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券、auカブコム証券
・楽天証券のスマホアプリ「iSPEED」の特徴
同社のスマホアプリ「iSPEED」は、2021年2月に累計500万ダウンロードを突破している(※PR TIMES『楽天証券のトレーディングアプリ「iSPEED®」、500万ダウンロードを突破!』より)。
「iSPEED」の投資情報の画面は、株価・市況・チャートなど30種類以上のパーツから自由に組み合わせて、必要な情報だけを表示させることができる。
「iSPEED」は、米国株取引にも対応している。
米国株を取引するために別のアプリを立ち上げる必要がなく、一元管理が可能です。米国株も取引するなら、楽天証券を検討してみましょう。
スマホでの取引におすすめな証券会社3,SBI証券
- アプリのランキング機能が充実している
- 投資情報をリアルタイムで受け取れる
SBI証券は、主要ネット証券で最も大きなシェアを誇る。
楽天証券:12.9兆円(2021年6月)
マネックス証券:5.3兆円(2021年8月)
松井証券:2.8兆円(2021年7月)
auカブコム証券:2.7兆円(2021年8月)
出典:SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券
・SBI証券のスマホアプリ「SBI証券株アプリ」の特徴
「SBI証券株アプリ」は、情報収集・分析から発注まで一気通貫でできる株の取引アプリだ。
株価50円以下の低位株は変動幅が大きいのでランキングで上位に来てしまうこともありますが、「SBI証券株」では低位株を排除できる機能も備えています。
銘柄分析ツールの「分析の匠」は決算内容や財務内容などの銘柄情報が充実しており、グラフや表で視覚的に効率よく銘柄分析ができる。
スマホでの取引におすすめな証券会社4,マネックス証券
- 銘柄分析ツールが充実
- 注文のしやすいアプリ
マネックス証券は主要ネット証券の一角だ。 マネックス証券はグループ内に、暗号資産(仮想通貨)交換業者「コインチェック」を持つことでも知られている。
マネックス証券が提供する分析ツール「銘柄スカウター」は、頻繁なアップデートが特徴だ。
銘柄スカウターは2017年10月の登場から2021年8月までに、16回の機能拡充を行った。出典:マネックス証券『銘柄スカウターに「銘柄カルテ」を追加』より
マネックス証券の銘柄スカウターは、さまざまな指標をグラフなどで視覚的にわかりやすく表示できるため、分析力を重視する人に向いています。
・マネックス証券のスマホアプリ「マネックストレーダー株式 スマートフォン」の特徴
「マネックストレーダー株式 スマートフォン」は、注文画面に進むのが簡単で、注文方法を選ぶのもワンタップでできる。
モバイル取引に必要なスピーディーさを追求し、初心者でも直感的に株式取引ができます。
銘柄画面の「+」のボタンからグループ追加をタップするだけで銘柄リストへの登録も簡単だ。
また情報が充実しており、ランキング機能についても、値上げ率などに加えて約定回数や出来高急増など網羅している。
情報入手、銘柄の登録管理、発注、注文状況の照会など、取引の一連の流れがこのアプリで完結します。
スマホでの取引におすすめな証券会社5,SBIネオモバイル証券
- Tポイントで株式を買える
- アプリでIPOに申し込める
(※SBIホールディングス『SBIネオモバイル証券』より)。
SBIネオモバイル証券では1株単位で取引ができ、その代金にTポイントを充てることができる。交換率は1ポイント=1円だ(※ネオモバ『ポイント投資』より)。
出典:CCC(Tポイントサイト)より
・ SBIネオモバイル証券のスマホアプリ「ネオモバ株アプリ」の特徴
ネオモバ株アプリの「ひとかぶIPO」は、1株からIPOに申込みができる。
抽選では「若年優遇」もあるため、資金が少ない20代・30代の方にも当選のチャンスがあります。希望する株数を入力するだけで完了するので、操作も簡単です。
ネオモバ株アプリは株の定期買付サービスにも対応している。
毎月の指定した日に自動的に注文を発注する機能。対象銘柄は国内の現物株式、国内ETF、REITなど。株の積立投資をしたい人に向いている。
またアプリではTポイント加盟店で使えるお得なクーポンも発行されます。投資だけでなく普段の買い物にも活用可能です。
株取引ができるスマホアプリの選び方
初心者が株取引のスマホアプリを選ぶ際には、下記3つのポイントをおさえておこう。
- アプリの使いやすさや機能で選ぶ
- 取引できる商品で選ぶ
- 情報収集のしやすさで選ぶ
株取引アプリの選び方1,アプリの使いやすさや機能で選ぶ
株式投資の初心者でアプリを使った経験もない場合、まず使いやすさ・操作のしやすさに重点を置いて選ぶと良いだろう。
機能が充実していても、表示される項目が多い、手順が複雑、画面が細かいなどの理由で、ビギナーにはかえって使いづらいことがあります。
また操作ガイドやマニュアルの分かりやすさも重要なため、事前に確認しておくのがおすすめだ。
実際に操作してみないと分からないことも多いが、以下の機能を備えたアプリが良いだろう。
・複数の銘柄を分かりやすく比較できる
・複数のチャートを並べて表示できる
・少ないタップ回数で簡単に注文できる
株取引アプリの選び方2,取引できる商品で選ぶ
また国内株式と米国株アプリが別々になっていることもある。
取引する商品が1つだけなら、アプリが分かれていても問題ありません。しかし、2つ以上の商品の取引をしたいなら、アプリがバラバラだと手間がかかると感じるかもしれません。
アプリの使い方をいくつも覚える必要もないので便利だ。
株取引アプリの選び方3,情報収集のしやすさで選ぶ
株式取引では、銘柄の情報、為替など他の金融市場の動向、政治・経済のニュースといった情報が必要不可欠だ。
得られる情報はアプリによってさまざまであり、自分に必要な情報をスピーディーに表示できるアプリが望ましい。
複数のアプリを利用するのもおすすめです。たとえば、情報量が多くて見やすいアプリは情報収集専用にしておき、取引は注文機能が多いアプリを使うといった具合です。
5,スマホで株取引する2つのメリット
注意点を確認し、実際にアプリを使って株取引をするようになると、以下のようなメリットを感じることができるだろう。
- いつでもどこでも株取引ができる
- 高い操作性とスピーディな注文
メリット1,いつでもどこでも株取引ができる
言うまでもなく、スマートフォンはパソコンと比べて携帯性に優れている。そのため、スマートフォンに株取引アプリを入れておけば、通勤の途中に銘柄選びをしたり、昼休みに注文を出したりすることもできる。
メリット2,高い操作性とスピーディな注文
スマートフォンを使った株取引に求められるのは、「使いやすさ」と「スピード」だ。
• 画面構成を自由自在に変更できる
• 銘柄リストや板情報からフリック操作・数回のタップでできるスピーディーな発注
• 次の注文に素早くつなげるための決算発表や権利付最終日などの重要イベントPush通知機能
• 株価のリアルタイム更新
上記のようにシンプルで直感的な操作ができることが特徴だ。スピード感のあるスマートフォン株取引に、大いに役に立つだろう。
スマートフォンは、日頃限られた時間の中で株取引するビジネスパーソンにとって不可欠な「使いやすさ」と「スピード」を兼ね備えた取引チャネルなのです。
口座開設数No1
|
投資信託に強い
|
米国株が豊富
|
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スマホだけで株取引は可能なのか?
スマホアプリは発注だけでなく、チャートやテクニカルの表示、銘柄ランキング、市況ニュースなどさまざまな情報を閲覧できる。
スマホアプリは進化のスピードが速く、どんどん機能が上がっている傾向だ。
スマホを使った株取引はどこでもいつでも簡単にできることから、多忙なビジネスパーソンが投資を始めるには強力なツールになる。
その反面、個人情報漏洩のリスクと常に隣り合わせであるためセキュリティ対策はしっかりしたい。
スマホでは不十分な投資情報収集や情報分析については、パソコン用の各種ツールを活用するのがよいでしょう。
ネット証券のスマホ取引Q&A10選
スマホだけで株取引可能なのか?
口座を開設する前に、事前に必ず確認しておきたい。
PCはあったほうがいいのか?
しかし中上級者もしくはデイトレーダーになると、銘柄ごとに詳細なファンダメンタル分析を行う、あるいはさまざまなチャート分析機能を駆使してより詳しいテクニカル分析を行うことが多くなる。
スマホで特に取引しやすい証券会社はどこ?
レイアウトがシンプルで画面が見やすいだけでなく、かんたんモードとノーマルモードを切り替えながら使用できます。
スマホとPCでは、安全性が高いのはPCなのか?
スマホを紛失した場合はどうなるのか?
スマホでログインする際に自動ログイン(パスワードをスマホに記憶させる)できないように設定し、ログインの都度、パスワードを入力するようにしておけば、必要以上に心配することがなくなるだろう。
万が一スマホを紛失してしまい、不正ログインの不安がある場合には、至急ネット証券のカスタマーセンターに電話をして、不正ログイン抑止の対処をしてもらうようにしましょう。
証券会社のスマホアプリは利用料がかかるのか?
スマホでの通知機能などが充実しているネット証券はどこ?
決算発表や権利付売買最終日などの重要イベント時にアラート通知を受信。株主優待や配当の権利を狙っている人には便利な機能だ。
注目企業の株価が設定した株価に到達した時、あるいは注目企業に関するニュースが発表された時などに、プッシュ通知が受信できる。通知が欲しい株価アラートとニュースアラートで、合計最大3,000件まで登録可能。
注目銘柄リスト「ウォッチリスト」の登録企業に関するニュースと適時開示情報が発表されると、企業名欄にアイコンが表示される。発表から24時間以内は「赤アイコン」で、1週間以内は「青アイコン」で表示されるので、売買タイミングを見極めたいときは、ウォッチリストの銘柄に赤または青アイコンが表示されていないかをチェックしよう。
注目企業の株価が指定の株価になったら、メールによるお知らせを受信する。
なお約定通知は、SBI証券「株アプリ」、松井証券「株touch」、楽天証券「iSPEED」、マネックス証券「マネックストレーダー株式スマートフォン」で確認可能だ。
AndroidとiPhoneどちらがスマホでの株取引に適しているのか?
タブレットでもスマホと同様に取引できるのか?便利さはどちらが上?
各社とも、スマホ専用の株取引アプリが提供されているため、操作性や画面がスマホ向けに最適化されている。パソコン用のトレーディングツールより若干機能を抑えることで簡便性をアップ、スピーディな発注にも対応できる。
・マネックス証券「マネックストレーダー株式タブレット」
スマホに最適化されたアプリが多いため、タブレットだと表示が崩れることがあるなど、使い勝手が悪いと感じることもでてきてしまうでしょう。
Q10,現物株、投資信託、外国株、NISA、つみたてNISAなどスマホでできない種類の株取引は?
たとえば投資信託はどのネット証券でもアプリで取引することはできない。また、先物・オプション、米国株式、FXなどは、国内現物株とは別に各商品専用のスマホアプリを提供しているネット証券が大半だ。
株専用スマホアプリで取引できる商品は、各社のアプリで違いがある。以下で、対応商品を比較してもらいたい。
株取引専用スマホアプリ 対応商品比較表
証券会社名 | アプリ名 | 対応商品 |
SBI証券 | 株アプリ | 国内株式現物取引 国内株式信用取引 |
楽天証券 | iSPEED | 国内株式現物取引 国内株式信用取引 米国株式 |
松井証券 | 株touch | 国内株式現物取引 国内株式信用取引 先物・オプション取引 |
マネックス証券 | マネックス トレーダー株式 スマートフォン |
国内株式現物取引 国内株式信用取引 |
auカブコム証券 | kabuステーション | 国内株式現物取引 国内株式信用取引 先物・オプション取引 |
DMM.com証券 株 | スマホアプリ DMM株 |
国内株式現物取引 国内株式信用取引 米国株式 |
GMOクリック証券 | 株roid iClick株 |
国内株式現物取引 国内株式信用取引 |
SBIネオトレード証券 (旧ライブスター証券) |
トレードツール NEOTRADE S |
国内株式現物取引 国内株式信用取引 先物・オプション取引 NISA取引 |
岡三オンライン証券 | 岡三株スマホ 岡三ネット トレーダースマホ |
国内株式現物取引 国内株式信用取引 |
SBIネオモバイル証券 | ネオモバ株アプリ | 国内株式現物取引 国内株式単元未満株取引 ひとかぶIPO |
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2013年より、総合証券とネット証券を使い分けながら、資産運用を開始。2017年から各種WEBサイトのフリーライターとして活動、現在は経済金融系記事を中心に執筆している。
■保有資格
証券外務員一種、二種
投資診断士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者
2013年より、総合証券とネット証券を使い分けながら、資産運用を開始。2017年から各種WEBサイトのフリーライターとして活動、現在は経済金融系記事を中心に執筆している。
■保有資格
証券外務員一種、二種
投資診断士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者
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