配当利回りとは何か?

配当利回りとは、株価に対して1年間で配当をいくら受け取れるかを示す指標であり、以下のように計算される。

配当利回り

例えば株価が500円、年間配当金額が20円であれば、配当利回りは(20円÷500円)×100=4%となる。

配当利回りを使えば、株価水準が異なる銘柄の配当を同じ基準で比較できる。

投資の判断材料としては、一般的に予想年間配当金額で計算した「予想配当利回り」が利用される。予想配当額はあくまで予想であり、実際の配当額次第で配当利回りは変動する可能性がある。

配当から企業を評価する指標としては、この他に「配当性向(ハイトウセイコウ)」もよく利用される。

配当利回りが高い銘柄の注意点

配当利回りは、高配当銘柄への投資を検討する際、銘柄を絞り込むのに役立つ指標だ。

ただし、株価下落によって配当利回りが高くなっている銘柄には注意してほしい。株価下落が業績悪化によるものあれば、配当が当初予想から引き下げられたり、無配に転落したりすることがあるからだ。

利益に対する配当の割合(=配当性向)が極端に高い銘柄も、業績悪化に伴う減配リスクが高いといえる。

銘柄を選ぶ際は、配当利回りだけでなく業績・財務状態は安定しているか、配当が継続的かつ安定的に行われているかを確認してほしい。

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