こんにちは!たびこふれライターの中尾です。
尾瀬は名峰に囲まれ花が咲き乱れる日本最大の山岳湿地です。また、尾瀬の名は「夏の思い出」に歌われるように広く知られています。
そんな尾瀬ですが、まだまだ訪問したことがない方が多いのも事実。僕も2023年まで尾瀬に訪問したことがありませんでした。訪問回数を重ねるごとに季節とともに変化する尾瀬に魅了され、2023年は5回も尾瀬を訪問しました。
どうして尾瀬に魅了されたのか...?その理由はその景色の美しさだと思います。非日常の場所であり、心を豊かに、身体を癒してくれる場所だと僕は感じました。
ぜひ一度、皆さんにも尾瀬に足を踏み入れていただければと思い、尾瀬に関する情報をまとめて記事にしました。1人でも多くの方に尾瀬に触れ、訪問していただければ幸いです。どうぞ最後までお付き合いください。
尾瀬の概要
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尾瀬の成り立ち
尾瀬は数百万年前に至仏山(しぶつさん)が誕生したのが始まりと言われています。その後、周囲の火山が噴火して地形が形成され、最後に燧ヶ岳(ひうちがたけ)が誕生して...長~い年月を経て、今の尾瀬ができました。
「遥かな尾瀬、遠い空」と歌にも歌われる尾瀬は、本州最大規模の高層湿原です。尾瀬は国立公園に指定されていて、ラムサール条約(多様な生物を育む湿地を国際的に守る条約)湿地に登録されていて、国の特別天然記念物にも指定されています。
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尾瀬国立公園
2007年(平成19年)に全国で29番目の国立公園として、尾瀬国立公園が誕生しました。群馬・福島・新潟・栃木の4県にまたがり、雄大かつ繊細な自然が残ることで知られている尾瀬は、国立公園ならびに特別天然記念物に指定され、ラムサール条約の登録湿地でもあります。
日本有数の高層湿原で、広大な地域で中央に燧ヶ岳(ひうちがたけ)がそびえ、その南側には尾瀬沼、大江湿原が、西側には東西6km南北2kmの広大な尾瀬ヶ原が広がり至仏山へと続きます。西から北にかけては尾瀬の水を集めて落ちる三条ノ滝、横田代、上田代などの田代群が続き御池に達します。尾瀬は気象条件や地形・地質が極めて複雑で、豪雪地帯でもあることから、日本でも有数の植物の宝庫となっています。
尾瀬を代表する景色
尾瀬を代表する景色は尾瀬ヶ原(おぜがはら)と尾瀬沼(おぜぬま)です。パンフレットやガイドブックには必ずこのどちらかの写真が使われています。
尾瀬ヶ原
本州最大の高層湿原。至仏山(しぶつさん)や燧ヶ岳(ひうちがたけ)などの名峰に囲まれた広大な湿原には、池塘や美しい高山植物の群落など尾瀬ならではの風景が広がります。
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尾瀬沼
燧ヶ岳の噴火により、川がせき止められてできた沼。燧ヶ岳を映す景色は尾瀬を代表する風景の1つ。周囲約7kmに木道が敷かれ、1周約3時間で散策できます。
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