株主権とは何か?
株主権とは株式を取得して株主となることで得られる権利のことで、大きく「自益権(ジエキケン)」と「共益権(キョウエキケン)」に分かれる。
自益権とは何か?
自益権とは株主個人の利益のみに関係する権利のことで、利益の配当を受ける権利(剰余金分配請求権)や会社が解散した際に残った財産の分配を受ける権利(残余財産分配請求権)などがある。
共益権とは何か?
共益権とは、権利行使が株主全体の利害に影響する権利のことだ。
さらに、共益権は1株(単元株制度を採用している会社では1単元株)を保有していれば行使できる「単独株主権」と、一定割合以上の株数を保有する株主のみが行使できる「少数株主権」に分かれる。
単独株主権には、株主総会で会社の重要事項の決議に参加・投票する権利(議決権)や、会社の役員等の法的責任を追求するため、株主を代表して訴訟を提起する権利(株主代表訴訟提起権)などがある。
少数株主権には、株主総会に議案を提案する権利(株主提案権)や、取締役や監査役の解任請求権、会計帳簿等の閲覧・謄写を請求できる権利(帳簿閲覧権)などがある。
単元株主と単元未満株主では株主権が異なる
単元株制度を採用している会社では、1単元に満たない株を保有する単元未満株主には議決権が与えられないなど、株主権が制限されることを知っておきたい。
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