日本の隣国である韓国。政治や経済、文化においても、多くの交流を持ち、切っても切れない関係である韓国だが、ここ数年で日本と韓国の関係はどのように変化しているのだろうか。ここでは、韓国経済の最新状況や、日本と韓国の交流がわかるニュースをまとめていく。

「日韓トンネル」の実現で、九州と釜山に莫大な利益?

九州と韓国を海底トンネルで結ぶ壮大な計画が注目を集めている。2021年4月の釜山市長補選を前に計画が言及され、マスコミに取り上げられたからだ。調査のための掘削は始まっているが、約10兆円とされる巨額の総工費に、実現可能性を疑問視する声も根強い。

現在の「日韓トンネル」構想の基になったのは、1981年に韓国・ソウルで開かれた「科学の統一に関する国際会議」。この中で、同会議創設者で、世界平和統一家庭連合(統一教会)創立者の文鮮明氏が「アジア大ハイウェイおよび日韓トンネル構想」を提唱した。

これを受けて1983年、東京に「日韓トンネル研究会」が設立された。同研究会のウェブサイトによると、日韓トンネルは佐賀県唐津市から対馬を経て韓国南部に位置する韓国第2の都市・釜山市に至る。総延長距離は270キロで、このうち海底を通るのは150キロ。着工すれば約10年で完工し、総工費は約10兆円に及ぶという。

コロナ禍で好調なサムスン

サムスン電子によると、2021年第3四半期(7~9月)の業績(連結ベース)において73兆9,800億韓国ウォン(日本円で約7兆1,761億円、1ウォン=約0.097円で計算)の売上高を記録した。

これは前年同期比10.5%の増加で、同社の四半期ベースにおける過去最高の売上高であった。

2021年の第1四半期(4月発表)、第2四半期(7月発表)に続いて過去最高の売上高を更新する快進撃ぶりである。

このように好調に売上高を伸ばしている韓国のサムスン電子だが、その背景には何があるのか。

コロナ禍によって、テレワークの急激な増加や巣ごもりといった新たな需要が生まれた。

サムスン電子はこれらの需要に素早く対応することで業績を伸ばしたのである。

コロナ禍で需要が増加したパソコンやDRAMなど半導体、液晶、有機ELパネルはサムスン電子が得意とする製品だ。

これらの売れ行きがサムスン電子の業績を引き上げたわけだ。

韓国で「ポケモンパン」ブームが到来

韓国で「ポケモンパン」が発売されたのは2022年2月のこと。日本円で約150円のパンだが、2月の発売からたったの50日で1,200万個も売り上げ、一大ブームを巻き起こしている。

ポケモンパンはコンビニで販売されている。平日でも50人、週末ともなると100人もの行列ができる店舗があるほどブームは過熱しているのだ。

ポケモンパン争奪戦が起こっている理由は、パンのオマケになっているシールだ。日本でかつて見られた「ビックリマンチョコ」のシール集めにも似た現象が起こっている、といえばわかりやすいだろう。

ポケモンパンのシールには相場表まであり、種類によっては高値で取引されているという。

しかし、「NO JAPAN」運動の根強い韓国で、どうして日本初の「ポケモン」を冠したパンが爆売れしているのだろうか。

日韓関係の今後は

地理的にも文化的にも近い韓国は、政治や経済の分野でも深い関わりがある。歴史的背景などからお互いをよく思っていない国民も少なからずいるため、どのように関わっていくのかはセンシティブな問題だ。今後の両国の関係や政府の動きにも注目していきたい。

文・MONEY TIMES編集部

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