米国株(アメリカ株)を買うにはどうしたらよいか、3ステップで解説 日本株との違いは?

2019.11.3
INVESTMENT
(写真=Marek Masik/Shutterstock.com)
(写真=Marek Masik/Shutterstock.com)
米国株(アメリカ株)を買いたいがどうしたらいいのか分からないという人もいるだろう。買うために必要なこと、買い方、事前に知っておきたい知識などを紹介。長期的な成長性と高配当銘柄の豊富さなどの理由から注目が集まっている米国株の購入方法について初心者でもわかりやすく解説しよう。

目次

1,米国株の5つの特徴
2, 米国株を買うための準備&フロー3ステップを紹介
3,大手3社の米国株取引の基本情報 取扱銘柄や注文方法は?
4,米国株売買はネット証券がよい理由

1,米国株の5つの特徴 売買単位や取引時間など、日本株との5つの大きな違い

まずは、日本株とは異なる米国株特有の特徴を簡単に列記していきたい。

特徴1,米国株はティッカーで表示する

米国株で日本株の証券コードに相当するのは、アルファベット1~5文字で表示される「ティッカーシンボル」だ。銘柄検索や株価表示の際にはこのティッカーシンボルを使用する。

アップルであれば <APPL> 、ジョンソン&ジョンソンは <JNJ> 、フェイスブックなら <FB> となる。

特徴2,米国株の売買は1株単位

米国株は日本株のように単元株制度を設けていないので、1株から購入できる。

20万円もあれば株価が高いアマゾン・ドット・コム <AMZN> (現地2019年10月17日終値 1,787.83米ドル)の株主になれるし、マイクロソフト <MSFT> (同日終値139.69米ドル)なら1万5千円程度でマイクロソフト株を購入できる。

特徴3,配当が年4回の銘柄が大半 高配当銘柄も多い

日本では年1回あるいは年2回配当の企業が多いが、米国では株主還元策として配当を重視する企業が多く、年4回配当の企業が主流である。高配当銘柄も多いため、配当目的で米国株を長期保有する投資家も多い。

特徴4,値幅制限がない

米国株には値幅制限かないので、株価高騰によって大きな利益を得る可能性と、株価暴落によって著しい損失が発生するリスクがある。

特徴5,立会時間に前場・後場の区別なし 

米国市場の取引時間には、日本市場のように前場、後場の区別がない立会時間と、時間外取引の2種類がある。時間外取引への対応は証券会社によって異なる。

【米国、夏時間】
立会時間  9:30~16:00(日本時間 22:30~翌5:00)
時間外取引 8:00~9:30(日本時間 21:00~22:30)
      16:00~20:00(日本時間 5:00~9:00)

【米国、冬時間】
立会時間  9:30~16:00(日本時間 23:30~翌6:00)
時間外取引 8:00~9:30(日本時間 22:00~翌5:00)
      16:00~20:00(日本時間 6:00~10:00)

2,米国株を買うための準備&フロー3ステップを紹介

米国株を買うには日本のインターネット専業証券会社を利用するのが簡単で便利、しかも低コストだ。日本語のウェブサイトで情報収集し、日本語だけで取引を完了できるので、米国株投資が初めての人でも利用しやすい。

どの証券会社を利用しても、外国株取引口座開設料と口座管理料は無料だ。

米国株を取り扱う主要ネット証券3社、マネックス証券と、SBI証券、楽天証券に共通する米国株購入までのフローは以下のとおりである。

① ネット証券に外国株式取引口座を開設する
米国株を買う、あるいは為替振替するには、証券総合口座が開設されているネット証券に、専用の外国株式取引口座を開設する必要がある。

ネット証券の証券総合口座にログインしてから外国株式メニューを開いて、「外国株取引口座を申し込む/開設する」、または「今すぐ外国株式取引口座を開設する」といったボタンを押下する。

取引ルールや重要事項説明等を確認したら、内容確認チェックボタンをチェックすると、外国株式取引口座の開設手続きは完了だ。最短で、翌営業日から米国株取引が可能になる。

※ネット証券に証券総合口座を開設していない場合は、証券総合口座開設と外国株式取引口座開設のための手続きを同時に行うこともできる。    

②日本円を米ドルに為替振替する、あるいは円貨決済する
米国株を買うには、あらかじめ外国株引取引口座に米ドルか日本円の資金を用意しておく必要がある。

【外貨(米ドル)決済の場合】
証券総合口座にログインしてからトップページより「為替取引」画面に遷移する、あるいは総合証券口座と外国株式取引口座にログインしてから「為替振替」画面に遷移する。

「為替取引」なら、通貨には「米ドル」を、さらに売買では「買付」を選択する。あるいは、「為替振替」なら、「円貨預り金から外貨(米ドル)への振替」を選択すると、次の画面で参考為替レートなどの情報が表示される。

表示された金額を確認したら、指示に応じて米ドルか日本円の買付金額または振替金額を入力すると、証券総合口座から、必要額の日本円が外国株式取引口座に為替振替される。

外国株取引サイトの買付余力(買付可能額)に振替金額が反映されたのを確認したら、米ドル資金の用意は完了だ。

【日本円決済の場合】
外国株式取引口座にログインしたら「取引」画面に遷移する。取引画面で「円貨決済」と「外貨決済」のうち、「円貨決済」を選択すると、約定後の国内受渡日時点で自動的に日本円から米ドルに為替振替される。

③米国株取引画面で銘柄を選択し、必要事項を入力して発注する。
各ネット証券のWEBサイトなどで、株価相場やマーケット情報、個別銘柄の値動きなどを確認の上、米国株取引サイトに必要事項を入力して取引を行う。

3,マネックス証券、SBI証券、楽天証券の米国株取引基本情報 取扱銘柄や注文方法は?

米国株を取り扱っている主要ネット証券3社、マネックス証券、SBI証券、楽天証券の米国株取引ルールなどの違いについて、以下を参照してほしい。
 
マネックス証券、SBI証券、楽天証券の米国株取引ルールなどの比較
証券会社名 国内取引手数料(税抜) 個別銘柄取扱数 ETF取扱数 時間外取引 注文受付時間 注文方法 取引チャネル
マネックス証券 約定代金×0.45%

※最低手数料
0米ドル~上限手数料20米ドル
3,268 285 あり 24時間 ・指値
・成行
・逆指値
・ツイン指値
・連続、OCO
など各種注文方法
・WEBブラウザ 
「米国株取引画面
/TradeStation」

・スマートフォン専用アプリ
「トレードステーション米国株スマートフォン」
SBI証券 1,980 282 なし 常時受付可能

※以下の時間帯を除く

・日本時間
19:00~19:30頃

・日本時間
6:00~9:00頃(夏時間5:00~8:00頃)
・指値
・成行
・逆指値
WEBブラウザ 外国株取引サイト
「外貨建商品取引サイト」
楽天証券     なし 常時受付可能

※以下の時間帯を除く
・計画メンテナンス時間

・日本時間
15:00~17:15は外貨決済のみ
・指値
・成行
・WEBブラウザ
・トレーディングツール
「マーケットスピード」
※取扱銘柄数は2019年10月17日現在

4,ネット証券を使えば、米国株(アメリカ株)取引は意外にも簡単で低コスト

米国株を買うには、英語で書かれた投資情報や取引画面を読んで取引しなければならない、あるいは為替取引もあるので手順が複雑ではないかと考えると、否が応でも米国株取引のハードルが上がってしまう。

しかし、マネックス証券やSBI証券、楽天証券のようなネット証券を利用すれば、米国株は思いのほか簡単に、その上低コストで取引できる。

ネット証券に外国株式取引口座を開設すれば、日本語の豊富な投資情報や各種ニュース、レポートを読んで冷静に投資判断を下し、日本語で書かれた取引画面上で、国内株同様に発注可能だ。

米国マーケットは、人口増加とともに技術革新による企業の成長を期待できる魅力ある市場。長期投資による資産形成を目指して、今から米国株の購入を始めてみてはどうだろうか。

文・近藤真理(フリーライター)
 

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