IPO投資におすすめのネット証券会社は?当選確率を上げる方法も紹介!

2020.3.27
INVESTMENT
(写真=MaximP/Shutterstock.com)
(写真=MaximP/Shutterstock.com)
IPO(新規公開株式)は初心者でも儲けやすい投資として人気がある。ただしIPO株を買うためには一般的に申し込み証券会社での抽選に当選しなくてはならない。当選しやすいおすすめの証券会社や、IPO株購入資金を用意するタイミングなどについて解説しよう。

IPO投資のおすすめ証券会社を選ぶ3つのポイント

IPO投資のために抽選を受けるには証券会社からのIPO申込が必要だ。当選確率を上げるには複数の証券会社からIPOに申し込むことが有効である。

複数の証券会社からIPOに申し込むには、複数の証券会社に口座を開設する必要がある。その際、証券会社を選ぶ3つのポイントは「取扱銘柄数」「主幹事」「抽選方法」だ。

IPO投資の証券会社選びのポイント1……「取扱銘柄数」が多ければ抽選機会も多い

証券会社によってIPOの取扱銘柄数は大きく異なる。IPOに申し込むには証券会社がその銘柄を取り扱っている必要がある。取扱銘柄数が多い証券会社なら多くのIPO銘柄に申し込みができ、抽選機会が多くなるのでおすすめだ。

IPO投資の証券会社選びのポイント2……「主幹事」であれば当選確率上昇を期待できる

IPOで上場する会社を支援する証券会社を幹事証券会社という。幹事証券会社のなかでも中心としてIPOを支援する証券会社を主幹事証券会社という。

IPO株は主幹事証券会社に多くが配分される傾向がある。IPOの抽選を主幹事証券会社から申し込むことで抽選対象の株数が増え、当選確率の上昇も期待できる。

IPO投資の証券会社選びのポイント3……「抽選方法」により資金配分を変える

IPOの抽選方法も証券会社によって異なる。一人一票の平等抽選を採用していたり、申込株数や取引手数料などによって抽選が有利になったりする証券会社もある。

さまざまな証券会社に口座を持ち、抽選方法によって資金の配分や活用を考えることが有効だ。

IPOの「取扱銘柄数」の多いおすすめネット証券ランキングTOP5

IPOの証券会社選びのポイント1で紹介した「IPOの取扱銘柄数」が多いネット証券ランキングを1位から5位まで紹介しよう。先に述べたようにIPOの抽選に多く申し込んだほうが当選の機会が増えるので、取扱銘柄数が多いネット証券の口座開設を検討したい。

IPO取扱銘柄数の多いネット証券1位……SBI証券

ネット証券に限らず日本の全証券会社のなかで、IPO取扱銘柄数がトップレベルなのはSBI証券だ。SBI証券は「IPOチャレンジポイント」という独自のポイント制度がある。貯めたポイントを使うことでIPOの抽選が有利になる。
 
SBI証券
IPO取扱銘柄数
2019年 2018年 2017年
84本 86本 85本
>>SBI証券の口座開設はこちら

IPO取扱銘柄数の多いネット証券2位……マネックス証券

マネックス証券の2019年IPO取扱銘柄数は48と全銘柄数90のうちおよそ半数超の取り扱いがあった。マネックス証券では取り扱う新規公開株をメールで知らせるサービス「新規公開・公募株アラートメール」も提供している。
 
マネックス証券
IPO取扱銘柄数
2019年 2018年 2017年
48本 59本 54本
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IPO取扱銘柄数の多いネット証券3位……岡三オンライン証券

岡三オンライン証券の2019年IPO取扱銘柄数は37と全銘柄数90のうち約4割の取り扱いがあった。岡三オンライン証券ではIPO申込時の事前入金が不要であり気軽に申し込みできるのも特徴だ。
 
岡三オンライン証券
IPO取扱銘柄数
2019年 2018年 2017年
37本 50本 24本
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IPO取扱銘柄数の多いネット証券4位……楽天証券

楽天証券の2019年IPO取扱銘柄数は26と全銘柄数90のうち約3割弱の取り扱いがあった。楽天証券は年々IPO取扱銘柄数が増加している証券会社で、今後の取扱数増加にも期待したい。
 
楽天証券
IPO取扱銘柄数
2019年 2018年 2017年
26本 11本 7本
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IPO取扱銘柄数の多いネット証券5位……松井証券

松井証券の2019年IPO取扱銘柄数は21本と全銘柄数90のうち約2割超の取り扱いがあった。松井証券もIPO申込時の事前入金は不要の証券会社である。
 
松井証券
IPO取扱銘柄数
2019年 2018年 2017年
21本 9本 14本
>>松井証券の口座開設はこちら

IPOの「主幹事実績」があるおすすめネット証券会社2選

IPOの主幹事は対面型証券会社が務めることが多い。ネット証券で主幹事実績があるのは一部の証券会社だけだ。主幹事実績があるおすすめのネット証券会社は以下だ。

主幹事実績があるネット証券の代表はSBI証券

SBI証券は近年10銘柄前後のIPO主幹事実績がある。2019年のIPO主幹事数は6銘柄であった。今後もSBI証券が主幹事を務めるIPO銘柄に期待したい。

>>SBI証券の口座開設はこちら

グループ証券会社がIPO主幹事実績のあるネット証券はauカブコム証券

auカブコム証券(旧カブドットコム証券)は同グループに三菱UFJモルガン・スタンレー証券がある。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事の銘柄はauカブコム証券にIPO株が多く配分される可能性がある。

>>au カブコム証券の口座開設はこちら

IPOの「抽選方法」でネット証券会社を選ぶ3つのポイント

IPOの抽選は証券会社によりさまざまだ。自分に適した抽選方法の証券会社を選ぶための3つのポイントを紹介する。

⑴一人一票の平等抽選の証券会社なら限られた資金でも不利ではない

IPO投資をする多くの人は限られた資金での申込になり、IPOの申込株数にも限りがある。一人一票の平等抽選を採用するネット証券なら、限られた資金でもIPOの抽選で不利にならない。

資金やIPOの申込口数に関係なく一人一票の平等抽選であるネット証券会社は以下だ。
  • マネックス証券
  • auカブコム証券
  • GMOクリック証券
  • 松井証券
  • ライブスター証券
「SBIネオモバイル証券」も一人一票の平等抽選を採用しているが、若年などが優遇される制度になっている。またSBIネオモバイル証券は「ひとかぶIPO」という制度を採用しており、1株単位から購入できるのも特徴だ。

⑵申込株数に応じてIPOの抽選権利が増える証券会社は資金の多い人が有利

資金に余裕があれば、IPOの申込株数を増やすことで抽選が優位になるネット証券会社がある。申込株数に応じて抽選権利が増えるネット証券は以下の2つだ。
  • SBI証券
  • 楽天証券

⑶株などの取引が多ければIPO抽選が有利になる証券会社もある

株など過去の取引により手数料などが多ければ、IPO抽選で有利になる証券会社がある。

「岡三オンライン証券」は取引手数料や信用取引残高により3段階のステージ制で抽選される。この証券会社では資金が多く取引をたくさん行っている人がIPO抽選で有利になる。

IPOの抽選では資金を複数の証券口座に分散させて当選確率を上げるのがおすすめ

前述のように個人投資家が上場前のIPO株を公募価格(公開価格)で購入するにはIPO抽選で当選を狙うのが一般的だ。

複数の証券会社からIPOに申し込むことは当選確率を上げることになる。複数の証券会社に口座を持つ場合は、各証券口座に資金が分散するため資金配分が重要だ。

IPOの抽選では資金を用意するタイミングが証券会社によって異なることにも気を付けたい。証券会社によってはIPO申込時点で「購入希望価格×申込株数」の購入資金が必要になる場合もある。

IPO投資での購入の流れと資金を用意するタイミング

資金を準備するタイミングを考えるにあたりIPO株を購入する流れを把握しておこう。多くの証券会社で採用されているIPOの流れは(1)ブックビルディング申込、(2)抽選、(3)購入申込の順だ。

なかには(1)ブックビルディング申込、(3)購入申込、(2)抽選という流れの証券会社もある。楽天証券、auカブコム証券、GMOクリック証券がこれに該当する。

 (1)申込……IPOの抽選を受けるためブックビルディングに申し込む

多くの証券会社にて抽選の対象になるにはブックビルディング(BB)への申し込みが必要だ。

ブックビルディングとは「需要申告」とも呼ばれ、株式新規上場時の公募価格を決定する一つの手法である。投資家による需要申告の結果で公募価格が決定する。

ブックビルディングに申し込むには購入希望する口数(株数)と価格を申告する。購入希望価格は仮条件という金額の範囲から選ぶ。多くのIPO銘柄は需要が高いため公募価格は仮条件の上限で決まることが多い。

 (2)抽選……IPO株の配分が決定され結果発表

ブックビルディングにより公募価格が決定された後にIPO株の抽選が行われる。IPO抽選方法は証券会社によって異なる。あらかじめ自分が申し込む証券会社の抽選方法を把握しておきたい。

 (3)購入申込……IPO株の購入意思を申告する

IPO抽選で「当選」または「補欠当選」になったら購入申込によりIPO株の購入意思を申告する。

証券会社によってIPO株の購入資金を用意するタイミングが異なる

IPO株の購入資金を用意するタイミングは証券会社によって異なる。タイミングは「ブックビルディング申込時点」「IPO抽選時点」「IPO抽選発表後」に大きく分けられる。

資金の拘束や解除されるタイミングも証券会社によって異なる。

IPO申込時点で資金が必要なネット証券会社

以下の証券会社はIPO申込時点で購入資金を証券口座に用意しておく必要がある。
  • マネックス証券
  • 楽天証券
  • auカブコム証券
  • SBIネオモバイル証券
マネックス証券は落選が決定した時点(抽選日の18時以降)で資金の拘束が解除される。

楽天証券はブックビルディング申込時点で資金は拘束されずに購入申込の時点で拘束される。

auカブコム証券はブックビルディング申込時点で申し込んだ株数の買い付け可能額が必要になる。落選すると資金の拘束が解除される。

SBIネオモバイル証券は公募価格(発行価格)決定後にIPOの申込を行う。買い付け資金はIPO申込時に拘束される。

IPOの抽選時点から資金が必要になるネット証券会社

以下のネット証券会社はIPO抽選時点で購入資金を証券口座に用意しておく必要がある。
  • SBI証券
  • GMOクリック証券
SBI証券は抽選(公募価格決定日18時以降)までに入金が必要だ。資金は当選または補欠当選した場合に「公募価格×当選株数」分が拘束され、落選した場合は拘束されない。

GMOクリック証券は抽選が行われる購入申込最終日の15時時点で購入資金を入金しなければならない。

IPO抽選発表後に資金が必要になるネット証券会社

以下のネット証券会社は当選や補欠当選してから資金を用意すれば良い。
  • 松井証券
  • 岡三オンライン証券
  • ライブスター証券
松井証券は抽選結果を受け、購入申込期間最終日の15時30分時点で購入資金があれば良い。

岡三オンライン証券は当選か補欠当選した場合、入金締め切り日の15時までに入金が必要である。

ライブスター証券は当選か補欠当選した場合、購入申込のときに入金が必要だ。

IPO投資では資金を移動しやすい銀行口座を用意しておくことをおすすめする

IPO投資は銘柄ごとに取扱のある証券会社が異なる。状況に応じてIPO銘柄の取扱がない証券会社から取扱がある証券会社へ資金を移動することも考えられる。

IPOの資金を有効に活用するには、証券会社間の資金移動を円滑に行うことがポイントだ。例えば証券会社間の資金移動は銀行口座を経由することで手数料が無料になることもある。

IPO投資では対応する証券会社が多いメガバンクやネットバンクの口座を用意しておくと資金を移動しやすくなるのでおすすめだ。

文・松本雄一(ビジネス・金融アドバイザー)
 

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