「身の程を知る」ということ
長々と書き連ねましたが、私はフリーランス生活を継続するのに一番大切なことは、別にあると考えています。
それは「健康」。「いやいや当然のことでしょ。寧ろ在宅だし心配ないんじゃ?」と感じられた方が多いかもしれません。でもこれが最も痛感することなのです。
フリーランスというのは、言い換えれば「個人事業主」。つまり、やろうと思えば24時間365日働いても問題なし。そしてそれは自己責任なので咎められません。
もちろんそれをすると、いずれ体調を崩してしまうリスクがあります。しかしながら、自分以外に歯止め役がいないため、「もうちょっとやろう……」とついついタスクをこなしてしまいがち。極端なことをいえば、「今日はしんどいからお休み!」と宣言し、休息を作るくらいの方が、意外と継続できたりします。
また、フリーランス業というのは、得てして運動不足に陥りがち。「起きてそのまま仕事、そのまま食事、そのまま風呂、そのまま就寝」で過ごすことも可能なので、下手をすれば1秒たりとも外に出ない日も普通にあります。
ただそれを続けると、いずれ腰痛や肥満のリスクが高まってきます。ほんの少し外に出て、太陽を浴びるだけでも変わるので、程よい息抜きでリフレッシュして仕事に取り組むのが望ましいです。なおこの2点は、私の喫緊の課題でもあります。今回大いなる自戒をこめつつ、執筆しております。
「健康」というのは、普段の仕事のやり方でも大きく影響されます。
フリーランスの場合、「仕事は選ぶ」ということが重要だったりします。これは、サラリーマンだとともすれば否定的に見られがちな行為ですが、フリーランスに関しては、仕事を抱え込み過ぎて「自爆」するのを防ぐために必要。
「自分のキャパシティを自覚する」のは重要スキルです。それを怠ると、先述の健康管理や運動不足にも繋がっていきます。
出来るだけ早くに計算できる収益源を複数作るのが、フリーランス成功への近道です。ただそのために、あれこれ手を出せばいいというものでもありません。ある意味で自分を弁える潔さも大切。「身の程を知る」「急がば回れ」です。
と、いうわけで結局のところ、心技体いずれも備わってないとこなせないのがフリーランス。なので、自身のバランスの最適解を見つければ、会社員以上に得られるものが大きい働き方ともいえます。
実際私も、ここ最近はそれによる「化学変化」を起こすことも徐々に増えてきました。願わくばもう少し収益にも反映したいところですが……(笑)
今後、働き方はますます多様化することが考えられます。皆さんも今一度、自分のスキルの棚卸しをしてみてもいいのではないでしょうか。
【向山純平:筆者プロフィール】
1987年生まれ。兵庫県姫路市出身。香川大学卒業。
食品会社数社を渡り歩いたのち、現在はフリーでSNSマーケターやライターとして活動。
提供元・おたくま経済新聞
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