騰落率とは何か?

騰落率とは、株式や投資信託などの価格が一定期間でどのくらい変化したかという、価格の変化率を示す指標だ。期間内に支払われた配当や分配金をなども考慮して計算される。

1.騰落率(トウラクリツ)

例えば月初の基準価額が10,000円、月末の基準価額が1万300円、当月の分配金200円の投資信託の月間騰落率は、以下のとおりだ。

2.騰落率(トウラクリツ)

株式や債券は1日の騰落率を評価するのが一般的だが、投資信託では1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月、1年、3年、5年といった中長期での評価に用いられることが多い。

騰落率はどんな時に役に立つ?

騰落率は、価格水準の異なる銘柄の価格の変化率を比較できるだけでなく、株式と投資信託、投資信託と不動産のように異なる投資対象の比較にも利用できる。

投資信託の月間騰落率を掛け合わせれば、分配金を再投資した場合のリターン(累積リターン)を計算することも可能だ。

3.騰落率(トウラクリツ)

騰落率の注意点

騰落率は手数料や税金が考慮されていないため、計算結果は実際の運用損益とは異なる。また、あくまで過去の実績であり、将来の値動きを予測するものではない。

投資判断に用いる際は、期間中の値動きについてもチャートなどで確認し、他の指標も併せて総合的に判断することが大切だ。

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