利食いとは何か?

利食いとは、保有する株式などが値上がりして含み益が生まれたところで、売却して利益を得ることをいう。信用取引や先物取引などで売りから入った場合は、値段が下がったところで買い戻すのが利食いだ。

利食いと類似した言葉に「利確」があり、これは利益を確定させることだ。含み益はあくまで未確定の利益で、相場が反転すると利益が失わるリスクもあるため、利食いは投資において重要な行動といえる。

利食いの対義語は「損切り」で、含み損が出たときに損失を確定させることだ。損失を拡大させないための手段であり、利食いと同じくらい重要である。

利食い千人力とは

投資の格言に「利食い千人力」がある。「ある程度利益が乗ったところでさっと売却して利益を確定させることは、投資家にとって大切な行動である」という意味だ。

これは欲張って含み益を増やそうとすると、かえって利益が減ったり損失になったりするケースが多いことから生まれた格言である。他にも「利食い千両」や「頭としっぽはくれてやれ」といった格言があり、ほぼ同じ意味だ。

投資を継続するには、利食いと損切りの技術を高めなければならない。

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