先物取引とは何か?

先物取引とは、ある商品の将来の売買について、価格・数量を約束する取引のことだ。例えば、「6ヵ月後までに金1kgを500万円で売買する」といった取引だ。売買の時点で金の価格が1kgあたり530万円になっていたら、買うほうは差額分の利益を得られることになる。

先物取引は、金融先物と商品先物に大きく分かれる。金融先物には日経平均先物やTOPIX先物、商品先物には原油や金、大豆、コーンなどがある。

先物取引はFXのように差金の受け渡しで決済するため、実際にモノの受け渡しをすることなく取引を完了することができる。

先物取引のメリットと注意点

先物取引の主なメリットとして、少額で大きな金額を取引できる点が挙げられる。先ほどの金の例では、500万円を用意しなくても数十万円の証拠金があれば取引が可能だ。この仕組みをレバレッジ(てこの原理)という。

また先物取引は現物取引と異なり、売りから始めることもできる。値段が下落すると予想したときに売りから入り、下がってから買い戻すことで利益を得られる。相場の下落局面でも利益を狙えるのだ。

先物取引で注意したいのは、損失が大きくなる可能性があることだ。レバレッジは大きな利益を狙えるが、損失が膨らむリスクもある。よって、損切りなどリスク管理を厳重に行うことが求められる。

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