GMOあおぞらネット銀行は2018年にGMOとあおぞら銀行の協業で誕生した銀行だ。銀行とインターネットテクノロジーそれぞれの強みを活かしたさまざまなメリットがある。今回は金利・手数料・キャッシュバックなど、GMOあおぞらネット銀行のメリットやデメリットを解説する。

目次
1.GMOあおぞらネット銀行の特徴
2.GMOあおぞらネット銀行のメリット7つ
3.GMOあおぞらネット銀行の注意点
4.GMOあおぞらネット銀行の利用に向く人
5.メリット・デメリットを踏まえて活用

1.GMOあおぞらネット銀行の特徴

GMOあおぞらネット銀行はその名のとおり、GMOグループとあおぞら銀行が運営するネット専業銀行だ。

GMOとあおぞら銀行の協業で誕生した銀行

GMOあおぞらネット銀行の前身は、1994年に設立された日債銀信託銀行である。その後あおぞら信託銀行への社名変更を経て、2018年に現在の社名になった。GMOグループのインターネットソリューションとあおぞら銀行のノウハウや経営インフラを融合させた、新しい銀行である。

GMO IDによりGMOの他サービスとも連携でポイントがよりお得に

GMO IDとは、GMOインターネットグループで共通で利用できるIDのことである。複数のサービスを同じIDとパスワードでログインでき、サイトごとに管理をしたり取引を行ったりする。キャンペーンに参加することでポイントを貯められる。

GMOあおぞらネット銀行以外に利用できるサービスの例は以下のとおりだ。

  • GMOとくとくBB(プロバイダー)
  • PointTown(ポイントサイト)
  • ゲソてん(オンラインゲーム) ほか

GMOインターネットグループのサイトで買い物をしたりキャンペーンに参加したりすれば、GMOポイントが貯まる。ポイントは1P=1円でショッピングやクーポンに利用できるので、うまくポイントを活用すればお得になる。

2.GMOあおぞらネット銀行を利用する7つのメリット

金利や手数料など、GMOあおぞらネット銀行には利用するメリットがたくさんある。主なものを7つ紹介する。

メリット1……「証券コネクト口座」の利用で普通預金の金利が0.11%になる

「証券コネクト口座」とはGMOクリック証券口座と自動的に連携する口座のことで、株式やFXなど投資の資金口座としても利用できる。円普通預金の金利は0.001%だが、証券コネクト口座にすると0.110%と、110倍の金利が適用される。

口座の残高は、GMOクリック証券の現物の買付余力に自動で反映される。買付をするためにわざわざ入出金手続きをする手間が必要ない。

GMOクリック証券は取引コストなど、各種手数料の安さを謳っているのが特徴だ。取引ツールもパソコンやモバイル用など豊富に用意されている。これから投資を検討している人は、あわせて検討してみてはいかがだろうか。

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メリット2……入金手数料無料で出金も月2~15回まで無料

ネット銀行の入出金の手数料は無料になっているところが多い。ただし重要なのはその回数である。GMOあおぞらネット銀行では、入金は回数無制限で無料であり、入金も無料回数に含められている他行よりもお得になっている。

出金に関しては、「カスタマーステージ」で判定されるランクにより、以下のように無料回数が変動する。

ランク ATM出金手数料の無料回数 達成条件
1テックま君 月2回
2テックま君 月5回 外貨普通預金残高が30万円以上、
またはVisaデビット利用額が30万円以上
※判定対象期間の
3ヶ月間の合計金額
3テックま君 月7回 外貨普通預金残高が300万円以上
4テックま君 月15回 外貨普通預金残高が500万円以上
※GMOあおぞらネット銀行の公式サイトを参照に筆者作成、2020年10月時点

 

3テックま君と4テックま君は、外貨普通預金残高が達成条件だ。何も達成しなくても、1テックま君が適用されるので、条件なしで月2回までは無料で利用できる。

メリット3……Visaデビットの利用でキャッシュバックがある

GMOあおぞらネット銀行のキャッシュカードには、Visaデビットの機能もある。Visaデビットで支払うと、その場で口座から代金が引き落とされる仕組みだ。しかも利用代金に対して、カスタマーステージによって0.6~1.5%のキャッシュバックが受け取れる。

クレジットカードと同じように使えて、支払った金額がすぐ反映されるので、キャッシュレス決済をしたい人に向いている支払い方法だ。

メリット4……Visaのタッチ決済が利用できる

GMOあおぞらネット銀行のVisaデビットは、コンビニ・スーパー・ドラッグストアなどVisaに対応した店で利用でき、さらにVisaのタッチ決済にも対応している。店頭のリーダーにカードをかざすだけで、一瞬で支払いが完了する。

ただしVisaの加盟店すべてで利用できるわけではなく、Visaのタッチ決済に対応している店のみとなるので注意しよう。

メリット5……GMOポイントまたはPontaポイントが貯まる

GMOあおぞらネット銀行では、ポイントプログラムも用意している。対象になるサービスやキャンペーンを利用することで、GMOポイントかPontaポイントを貯められる。入金などでもポイントがつくのがうれしいところだ。

GMOポイントはGMOあおぞらネット銀行限定で現金に交換でき、しかも交換手数料はかからない。Pontaポイントはローソンやケンタッキー・フライドチキンなど、有名なチェーン店でも利用できる幅広いポイントサービスである。自分に合ったポイントを選ぶのも良いだろう。

メリット6……使い分け口座を利用できる

旅行用、投資資金用、教育資金用など、預金を複数の口座で分けて管理したい。しかしその度に銀行を変えるのは少々面倒くさいという人は多いだろう。

そこで便利なのが使い分け口座である。GMOあおぞらネット銀行でも対応していて、名義人の1つの口座内で預金を分けて管理できる便利なサービスだ。

メリット7……GMOコインへの入金手数料が無料

「GMOコイン」は仮想通貨取引所で、ビットコインやリップルといった仮想通貨の売買ができる。現物取引の他、FX(レバレッジ)取引も可能だ。

GMOコインを利用するには入金する必要があるが、GMOあおぞらネット銀行は入金手数料無料の銀行なのでおすすめだ。

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3.GMOあおぞらネット銀行の注意点やデメリット

さまざまなメリットがある一方で、以下の3点には注意しておきたい。

デメリット1……カスタマーステージの上位ランクの達成条件が難しい

GMOあおぞらネット銀行のカスタマーステージで上位になるには、外貨普通預金の残高が必要である。3テックま君では300万円以上、4テックま君では500万円以上の外貨普通預金の残高が求められる。ハードルが高いと感じる人も多いだろう。

外貨普通預金は利用しないが、ある程度はお得に利用したいと思うなら、2テックま君の条件である、Visaデビット30万円以上の利用(3ヵ月間の累計)を達成できるかどうかがポイントになる。ランクをあげたいという人は、毎月Visaで10万円以上支払う機会があるか、検討してみよう。

なおVisaは加盟店数が多く、国内でもクレジットカードが使える店ならほぼ対応している。コンビニ・スーパー・ドラッグストア・ファミリーレストランなど、利用できるお店は幅広い。

デメリット2……一部のコンビニATMやメガバンクのATMは無料利用の対象外

GMOあおぞらネット銀行でATMの無料利用の対象となっているのは以下のとおりだ。

  • セブン銀行
  • イオン銀行
  • ゆうちょ銀行

セブン銀行ATMはセブンイレブン、イオン銀行ATMはミニストップに設置されている。ゆうちょ銀行は一部のファミリーマートにも設置されているが、対応していない店舗もある。ローソンやファミリーマートの利用が多い人にはあまり利便性が良いとはいえない。

ほかのネット銀行では、三菱UFJ銀行などメガバンクのATMで無料利用の対象になっていることもあるが、GMOあおぞらネット銀行は対象にならないことも覚えておこう。

デメリット3……ポイントはそれほど多く貯まらない

GMOポイントやPontaポイントが貯まるのはお得だが、付与されるポイントはあまり多くない。給与振込、口座振替、ほかの金融機関あての振込など、獲得できるのは1Pに留まる。

ポイントは1Pから利用できるので無駄になることはないが、大量のポイントを貯めるのは難しい。あくまでも、おまけのサービスと考えておこう。

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4.GMOあおぞらネット銀行はこんな人におすすめ

これまで説明してきた特徴から、利用に向いている人の条件を3つ紹介する。

おすすめ条件1……外貨普通預金を始めたい人

GMOあおぞらネット銀行のカスタマーステージの上位ランクの達成条件は、外貨普通預金の残高だ。ATMや他行宛て振込の無料回数を最大限にするには、外貨普通預金の利用が不可欠になる。

これから外貨普通預金を始めたい人、まとまったお金を外貨普通預金に預け入れられる人のほうが有利になるだろう。

おすすめ条件2……証券コネクト口座を開設できる人

GMOあおぞらネット銀行の普通預金の金利は、証券コネクト口座を開設して初めて0.11%になる。普通に口座を開設した場合の金利は0.001%なので金利面でのメリットが大きくなる。

投資をしてみたい人、証券コネクト口座の開設に抵抗のない人に向いているといえる。

おすすめ条件3……セブンイレブンが自宅や職場の近くにある人

GMOあおぞらネット銀行の提携ATMで、最も便利なのはセブン銀行だろう。設置台数は2万5,000以上(2020年3月末時点)で、全国にある身近なセブンイレブンで利用できる。

セブンイレブンが近くにない人にとっては利便性が低い。イオン銀行かゆうちょ銀行が近くにあれば問題ないが、そうでないなら慎重に考えたほうが良いだろう。

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5.GMOあおぞらネット銀行の口座開設の流れ

GMOあおぞらネット銀行に口座開設をする手順や流れを説明していこう。

(1)公式サイトで専用フォームに記入・送信する

GMOあおぞらネット銀行の公式サイトには、口座開設申込み専用のフォームが用意されている。氏名・生年月日・住所などを入力して、プライバシーポリシーなど各種項目に同意のチェックを付けて送信する。

(2)本人確認書類の提出する

フォームの入力が完了したら、本人確認書類の提出が必要だ。運転免許証・パスポート・マイナンバーカード・各種保険証などが、確認書類として利用できる。

提出方法は複数あり、「セルフィー動画」はスマホで書類と本人を撮影して提出する方法である。画像のアップロードや郵送で提出する方法もあるので、お好みの方法を選ぼう。

(3)初期設定を行う

GMOあおぞらネット銀行から書類が郵送されてくる。「ご利用に関する大切なご案内」にあるログインIDとログインパスワードで、初回ログインをしよう。

設定画面で、取引パスワード(必須)を設定することになる。ログインパスワードを任意のものに変更できる。

初期設定が終了すると、銀行の各機能を利用できる。

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6.メリットやデメリットを踏まえてGMOあおぞらネット銀行を活用しよう

GMOあおぞらネット銀行には、主に以下のようなメリットがある。

  • 証券コネクト口座の利用で普通預金の金利が0.11%になる
  • 入金手数料無料で、出金も月2~15回まで無料
  • Visaデビットの利用でキャッシュバックがある
  • 使い分け口座を利用できる

重要なのは、ネット銀行をどう活用するかを考えること。GMOあおぞらネット銀行が自分に合っていると感じたら、口座開設をしてみてはいかがだろうか。

 

執筆・安藤真一郎
主に金融系ライターとして活動し、2019年に2級FP技能士資格を取得。マネージャンルで役立つ情報を、初心者にも分かりやすく解説したコンテンツ制作を心掛ける。関心分野は、キャッシュレス決済、積立投資、ポイ活、節約術など。
主に金融系ライターとして活動し、2019年に2級FP技能士資格を取得。マネージャンルで役立つ情報を、初心者にも分かりやすく解説したコンテンツ制作を心掛ける。関心分野は、キャッシュレス決済、積立投資、ポイ活、節約術など。


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