冬には腹巻もあっていい
私と妻がまだ学生時代の頃、バレンタインデーの時、妻が「冬は寒いから、毛糸のマフラー編んだよ」と言って、私に手編みの毛糸のマフラーをくれたことがありました。
その時、私はなにを思ったか、手編みの毛糸のマフラーには、手編みの毛糸のマフラーだと思い、私の母親に毛糸の編み方を習いながら、マフラーを編んだことがありました。
妻のマフラーの出来栄えに関心しつつ、それよりも、良いものを妻にプレゼンしようと必死にマフラーを編みました。男が編むマフラーなので、編むのに2、3週間かかったことを覚えています。
出来上がったものを妻に渡した際、言われたのが「マフラーじゃなくて、腹巻きじゃん」と言われました。サイズをなにも考えずにひたすら編み続け、出来上がったものは、縦の長さが中途半端、横が異様に広いものができたのでした…
渡した時、妻は首に巻かずに腹に巻いて、「ありがとう」と言ったのを、覚えています。
二人にとっては若かりし日の、良い思い出です。
(男性 40代)
正にプライスレス
妻と付き合っていたころの話です。
当時はそんなにお金もなく、アルバイトで生計を立てていたので、プレゼントなど買う余裕もありませんでした。それは彼女も同じで、2月14日のバレンタインの日にもらったチョコはチロルチョコでした。でも、おかしなもので、高くなくても嬉しかったです。
それから2週間ほどして、いよいよホワイトデーが近づき、何を返そうか、彼女の喜ぶものは何? 時計、化粧品、高価なものが頭をよぎりますが、そんなの買えるわけもなく…バイトでためたお金は生活費。余裕なんて当時の僕たちにはありませんでした。
それで…決めました。
ホワイトデー当日、彼女の待っていた公園で、私のアパートのスペアキーを渡しました。
彼女は黙ってそれを受け取ってくれました。
あれから40年。妻は変わらず私のそばにいてくれます。
(男性 60代)
あの日の思いは今もコーヒーと共に
2011年のホワイトデーの事です。
バイト先の女性の先輩が就職が決まってまもなく地元へ帰ると言う時期でした。
私はホワイトデーを渡すついでに最後にダメもとで想いを伝える予定でした。
マグカップの中にキャンディーが詰まった可愛らしいプレゼントを事前に購入していました。
しかし、3月11日に東北の大震災が起きてしまい、その女性は東北出身でした。
とてもではないですがホワイトデーを渡せるような雰囲気ではなく結局会う機会を作れずにそのまま離れてしまいました。
あれから10年以上経ちますが、マグカップは今も自分で大事に使っていてそのマグカップでコーヒーを飲む度に彼女の事を思い出します。
(男性 30代)
バレンタインデー同様、あげる側ももらう側もどんな形であれ「思い」が大切ですね。
文・MONEY TIMES編集部
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