未公開株（ミコウカイカブ）

未公開株とは何か？

未公開株はプライベート・エクイティ（PB）とも呼ばれ、証券取引所（金融商品取引所）に上場（公開）されていない企業の株式である。

主に創業者一族や取引先、出資者であるベンチャー・キャピタルなどが保有しており、公開株式（上場株式）のように取引所で売買することはできないが、売り手（保有者）と買い手で価格などの条件が合えば、当事者間での売買が可能だ。とはいえ流動性は低く、換金するのはかなり難しい。

株主コミュニティ制度

「株式コミュニティ」は、未公開株（非上場株式）の取引・換金ニーズに応えることを目的に、日本証券業協会が2015年に創設した未公開株の流通取引・資金調達制度だ。

この制度により、証券会社は未公開株の銘柄ごとに株式コミュニティを組成し、コミュニティへの参加基準を満たした投資家を対象に、未公開株の投資勧誘や取引を行えるようになった。（出典：日本証券業協会のホームページより）

未公開株詐欺には注意

未公開株が取引所に上場することを「新規株式公開」といい、値上がり期待が大きいことから投資家からの注目度も高い。

これに便乗して、「上場間近」「値上がり確実」「発行会社とのコネで特別に入手できる」といったセールストークで、未公開株の投資を勧誘する業者もいる。勧誘に応じて未公開株を購入したものの「株券が届かない」「発行会社に確認すると上場予定がなかった」「購入した業者と連絡が取れなくなった」など、詐欺被害も多く報告されている。

未公開株の勧誘・販売は、発行会社や登録を受けた証券会社にのみ認められている。したがって、これら以外から勧誘を受けても購入してはならない。（出典：金融庁のホームページより）

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