「ネット証券」ではお金のやり取りがネット上で完結されるため、セキュリティ面に不安を感じることもあるだろう。ネット証券で実際に行われているセキュリティ対策や危機回避のため自分でできる対策を紹介する。

目次

  1. 1,ネット証券の堅牢なセキュリティ体制
  2. 2,SBI、楽天など代表的なネット証券のセキュリティ対策を紹介
  3. 3.実施したい8つの自己セキュリティ対策
  4. 4,ネット証券で情報が漏洩したらどうなるのか?
  5. 5,そもそもネット証券とは?店舗型証券会社との違いを解説
  6. 6,代表的なネット証券会社を紹介
  7. 7,ネット証券を利用するなら、自己防衛対策でも手を抜かない
  8. 8,よくある5つのQ&A

1,ネット証券の堅牢なセキュリティ体制

1. ネット証券のセキュリティは本当に安全なのか?
(画像=編集部作成)

ネット証券では通常、SSL/TLSと呼ばれる暗号化技術を採用している。

SSL/TSLプロトコル
SSL/TSLプロトコルは、インターネット上でサーバ(サイト運営者)側とブラウザ(ユーザー)側の文字情報を暗号化して送受信する仕組みであり、公開鍵と秘密鍵でデータの暗号化と復号化を行っている。
主要ネット証券のSSL/TSLの暗号鍵の桁数は、例えばSBI証券や松井証券では128ビット、マネックス証券では128/256ビットの鍵長になっている。暗号鍵の桁数は暗号化強度の目安になっており、128~256ビットという鍵長は、現状では悪意のある第三者が解読するのはほぼ困難であるとされるレベルの暗号強度だ。そのため、SSL/TSLで保護されたネット証券のサイトから、個人の口座残高や取引内容、個人情報が盗まれるリスクは極めて低いと考えられる。

こうしたSSL/TSLプロトコルを採用しているサイトでは、URLが「https」で始まり、アドレスバーには鍵マークが、鍵マークをクリックするとSSL証明書情報が表示されるので、確認してみるとよいだろう。

さらに、主要ネット証券では「EV SSL」が導入されているのも安心材料だ。

EV SSL
EV SSLとは、SSL/TSLの中でも、サイト運営者が認証局によって最も厳格に審査される認証方法であり、ユーザーが安心してサイトを利用できる裏付けとなっている。EV SSL対応ブラウザのアドレスバーには組織名が表示され、アドレスバーの背景色が緑色で表示されるため、簡単に公式サイトであることを確認できる。偽サイトやフィッシング詐欺目的のサイトの場合はアドレスバーが赤色や黄色に表示されるため、ユーザーに対して決してパスワードなどの個人情報を入力しないという注意喚起の効果もある。

他にも、マウス操作によるログイン入力も、主要ネット証券では標準になっている。

ログインする際に、ユーザーネームやパスワードを普段どおりキーボードから入力すると、キーボードの情報を盗み取るタイプのスパイウェアの標的となるからだ。

画面上のキーボードをマウスでクリックしてパスワード等を入力させるスパイウェア対策は、ネット証券各社で「セキュリティキーボード」「ソフトウェアキーボード」といった名称で導入されている。

また、ログイン時の本人確認には通常「口座番号」または「ユーザーネーム」と「ログインパスワード」が使われるが、取引を行う際には別途「取引パスワード/暗証番号」も使用することでセキュリティを強化している証券口座も多い。

近藤真理

ログインパスワードや取引パスワード/暗証番号については、各社が顧客に対して定期的な変更を推奨しています。これによって、悪意のある第三者がパスワードを推測して不正にログインするリスクを軽減できるからです。

2,SBI、楽天など代表的なネット証券のセキュリティ対策を紹介

2.ネット証券のセキュリティは本当に安全なのか?
(画像=編集部作成)

ここまで紹介した基本的な対応以外にも、主要ネット証券では独自のセキュリティ対策をとっている。

中でも特徴的な対策を一部紹介する。

SBI証券―システム障害時にはバックアップサイトで対応

ネット証券でシステム障害が発生してインターネット取引ができなくなった場合、一般的にはコールセンターやシステム障害時専用のフリーコールで注文を受け付ける。

SBI証券では、通常の電話による注文受付と併せて、パソコン用のバックアップサイトやモバイルサイトなどの代替手段でも注文を受け付けられる体制を取っています。

さらに、一定の条件を満たしていれば、パソコン用トレーディングツール「HYPER SBI」も代替手段として利用可能だ。

バックアップサイトやトレーディングツールはメインサイトとは別のデータセンターで管理されており、システム障害時にこのサイトにアクセスすれば、メインサイトと同様に取引できるのが特徴だ。

近藤真理

日頃から主にパソコンで取引する人は、あらかじめバックアップサイトもブックマークに追加しておくと安心でしょう。

また、SBI証券ではログインの時点で不正を防ぐ対策も万全だ。パスワードは取引パスワードのほかにログイン時のみに使用する「ログインパスワード」を導入。さらにログインパスワード入力は、キーボード入力ではなくマウス入力ができる。キーボード入力だと入力情報の記録や手元を見られた場合のセキュリティが不安だが、マウス入力だと盗用対策として有効だ。

さらに、顧客とSBI証券のやりとりは、TLSを用いて暗号化して通信している。

ログイン情報はもちろん、証券内メールの内容や個人情報なども、第三者の目に触れることはない。

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楽天証券――「なりすまし」「ID・パスワード盗み取り」防止対策

フィッシング詐欺メールや迷惑メールの多くは送信元への「なりすまし」によって送られている。

楽天証券ではメールに「DKIM」という電子署名方式の送信ドメイン認証システムを採用し、なりすましを防止しています。

DKIMでは、配信メールのヘッダに「dkim=pass」と記載されるので、ユーザーは受信したメールのヘッダで楽天証券からのものであることを確認できる。

ユーザーのログインには、ブロックチェーン技術による分散認証と認証キーを使用した分散認証を取り入れた「セコムあんしんログイン」を導入しており、不正なログインを厳重にチェックしている。

ブロックチェーンとは、認証情報をチェーンのように繋げて管理するシステムだ。ブロックチェーン上のどこかのデータを書き換えるには、チェーンで繋げられたほかの情報すべてを書き換える必要があるため、改ざんが極めて困難になっている。
近藤真理

また楽天証券は以前、顧客と楽天証券の二者のみで認証キーをやりとりして本人確認を行っていましたが、現在は第三者機関も入れた三者の認証キーを導入しており、他者の不正ログインをより強力に防げるようになっています。

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楽天証券で口座開設するなら、楽天カードを利用するのがおすすめだ。 楽天証券では、楽天カードでの投信の積立や保有でも楽天ポイントが付与される。楽天カードを持っている人はもちろん、まだ持っていない人もこの機会に新規申込すると良いだろう。

楽天カードでは、現在新規カード発行でもれなく5,000ポイントもらえるキャンペーンを実施中だ。

楽天カード

松井証券――不正出金を厳格に回避

松井証券では、パスワード流出などの疑いがあった場合、顧客サポートに連絡すれば会員専用サイト上の出金先銀行口座変更機能をロックできます。ロックの解除には書類の提出が必要です。

松井証券では、パスワードや取引暗証番号の変更の際にも十分な本人確認が必要だ。

さらに、登録情報の不正変更対策として、住所変更の際は運転免許証やマイナンバーカード等の本人確認書類の提出が必須である。不正アクセスへの対策としてアクセス監視システムやファイアウォールを導入。専門機関によるテストも定期的に行い漏れがないようにしている。これによって、悪意のある第三者が不正に情報を変更する事態を未然に防ぐことができる。

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マネックス証券――SMSによる二要素認証を導入!

マネックス証券では、 不正出金防止のため、出金時にSMSによる二要素認証のサービスが利用可能となった。

万が一、悪意のある第三者がアカウントに不正ログインをし、SMS認証や携帯電話番号認証の解除を試行したとしても、解除時に再びワンタイムパスワードの入力を要求される。ワンタイムパスワードは、所有する認証済の携帯電話番号宛にSMS送信されるため、第三者は不正に解除することができない。

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3.実施したい8つの自己セキュリティ対策

3. ネット証券のセキュリティは本当に安全なのか?
(画像=編集部作成)

ネット証券では顧客の個人情報や資産を保護するために可能な限りのセキュリティ対策を講じているが、万全のセキュリティ体制を整えるには、ユーザー側のセキュリティ対策も欠かせない。

ネット証券を利用するならば、以下に挙げるような自分でできる対策を徹底してほしい。

対策1,ウイルス対策ソフトをインストールする

個人のパソコンをコンピュータ・ウイルスによる被害から保護するには、最新版のウイルス対策ソフトをパソコンにインストールしておくことが最も有効です。
ウイルス対策ソフトの使用期限が切れていたり、またはウイルス定義ファイルが古かったりするとコンピュータ・ウイルスの危険にさらされるので、随時更新することを忘れないようにしましょう。

対策2,徹底したパスワード管理

パスワードを第三者に教えたり、生年月日など気付かれやすい数字を使用したりしないようにしましょう。またパソコンの起動中に席を離れる時は、パスワードを盗み見られないよう、必ずブラウザを終了するべきです。
近藤真理

インターネットバンキングや他のネット証券とパスワードを使い回さないことも大切です。万が一の場合に、被害拡大を防ぐことができます。

対策3,パソコンの使用環境を常に最新に保つ

OSの最新バージョンではセキュリティに関するバグが修正されるので、安全なパソコン環境を保つために、忘れずにアップデートしましょう。
近藤真理

ブラウザには、128ビットのSSL/TLSをサポートしているMicrosoft Internet Explorer 9.0以降、Safari 7.0以降、Mozilla Firefox最新版、Google Chrome最新版以降を使用しましょう。これによって、ネット証券が導入している高度な認証技術を生かすことができます。

対策4,公共の場での取引を控える

インターネットカフェなど、多くの人が使用するパソコンには、キーボードの入力履歴を記録するソフトが仕込まれていることがあるので、できるだけ使用すべきではありません。
近藤真理

また無料Wi-Fiはセキュリティの設定が甘い場合があり、通信の内容を他人に覗き見られるリスクがあるため十分に気を付けましょう。

対策5,怪しいサイトや不審なメールを閲覧しない

保護されていないサイトはネット証券の「なりすまし」や「フィッシング詐欺」である可能性があるので、決して閲覧しないようにしましょう。
近藤真理

ウイルス感染の恐れがある不審なメールが届いた場合、リンク先にはアクセスせず、すぐに削除しましょう。

対策6,使用しないときは端末の電源をオフにする

パソコンの電源をつけたままにしておくと、不正なソフトやウイルスが入っていた場合に、不正操作や情報漏洩などの機会をより多く与えてしまいます。電源が入っていなければ悪意のあるソフトウェアも動かないため、使用しないときは電源を切りましょう。

対策7,スマートフォンに画面ロックをかける

スマートフォンを不正に利用されると、個人情報の流出だけでなく、連携しているクレジットカードや電子マネーを不正利用されるリスクがあります。紛失などに備えて、画面ロックをかけておくべきでしょう。

画面ロックの種類としては、パスワードやパターン認証のほか、指紋や顔を使って認証する方法がある。

近藤真理

指紋や顔は第三者に不正に使用されるリスクが低いため、パスワードやパターン認証と比べて、より強固なセキュリティ対策といえます。

対策8,無線LANのセキュリティ設定を行う

自宅に無線LANを設置している場合は、外まで電波が届く場合も多く、セキュリティ対策をしていないと個人情報やプライバシーが盗み見られてしまいます。無線LANを設置するときはWPAやWPA2などの暗号化を施し、パスフレーズは複雑で長いものに設定しましょう。

4,ネット証券で情報が漏洩したらどうなるのか?

4. ネット証券のセキュリティは本当に安全なのか?
(画像=編集部作成)

ネット証券で取引するうちに、万が一ログインIDやパスワードといった個人情報が漏洩すると、どのような被害が発生するのだろうか。

情報漏洩による代表的な被害としては、迷惑メールやDM、勧誘電話の増加などがあり、これをきっかけに対策強化に乗り出す人も多い。

しかし実際は、迷惑メールなどの目立った被害がないまま、流出した情報を基に悪意の第三者が証券口座にログインして、本人のアカウントを乗っ取るケースも想定されます。
不正ログインの被害を受けた場合、本人がネット証券のWebサイト上で行う各種操作が、第三者の思いのままにできるようになってしまう。本人の知らないうちにネット証券の口座から不正送金をされてしまうリスクもある。

情報漏洩を確認する方法

ネット証券で身に覚えのない取引履歴を見つけた場合、あるいは前回のログイン日時が、自分が実際にログインした日時と違う場合は、真っ先に不正ログインを疑うべきです。

情報漏洩を確認したらまず何をすべきか?

情報漏洩を確認したら、早急にアカウントのパスワードを変更することで、次の不正ログインを未然に防ぐことができます。

また、自分がログインしようとした時に、すでに悪意の第三者が不正にアクセスしていた場合は、ただちにネット証券のカスタマーサポートセンターに電話しよう。

原則的に、ネット証券口座と銀行口座間の入出金は、同一名義の口座でないと実行されない。悪意の第三者に対する対抗措置として、出金先口座の変更をロックすることも考えられる。

補償はどうなっているのか?

ネット証券は、情報漏洩対策や不正アクセス対策を講じているため、技術的にネット証券から金融機関への不正出金や不正取引が行われることはない、としている。そのため、どのネット証券でも情報漏洩によって損害が発生した場合の補償については明記していない。
なお、悪意の第三者によってネット証券に登録されていた金融機関情報が盗まれ、金融機関から不正送金がなされた場合は、通知のあった日から30日前までの損害額が金融機関から補償されます。

5,そもそもネット証券とは?店舗型証券会社との違いを解説

5.ネット証券のセキュリティは本当に安全なのか?
(画像=編集部作成)

ネット証券とは、口座の開設から取引まですべてオンラインで完結する証券のことだ。

対して店舗型証券は、店舗の窓口で口座を開設し、取引を行う。店舗型証券は営業担当がつくためサポートは手厚いが、ネット証券より手数料が高い。店舗型証券は担当の営業からのアドバイスがもらえるほか、利益が出やすいIPO株(新規公開株)が当たりやすいのが魅力である。
ネット証券は店舗型証券と異なり、スマートフォンやパソコンから自分の好きなタイミングで取引が可能です。

ネット証券の中には小口の売買やポイントを使用した取引ができる業者もあるため、少額から投資を始めやすいのも特徴だ。

近年では、店舗型証券会社がネット証券も運営するスタイルも増えている。さらにネット証券を利用する人の割合も増えていることから、各社がセキュリティ面に力を入れていることも納得だろう。

ネット証券のメリット

株式や投資信託などの取引を行うためには、手数料が必要だ。

金額や取引回数によって手数料が変わるほか、証券会社によっても金額は異なる。

ネット証券は売買手数料が安く、なかには条件を満たせば無料で取引できるものも存在します。取引回数や金額が大きくなれば手数料も膨らむため、コストを抑えられるのはメリットといえます。
他にもネット証券のメリットとして、店舗が近くになくても、自分が取引したいタイミングや場所でタイムリーに取引を完結できる点が挙げられる。スマートフォンからも操作できるため、休憩中などの隙間時間を利用した取引も可能だ。また夜間や休日など、店舗が開いていない時間帯でも取引できる。

ネット証券会社の中には、専用のアプリで取引ができるものもある。

証券会社の専用アプリは、取引だけでなく資産の管理や推移の把握にも役立つ。

近藤真理

経済ニュースや銘柄の情報、アナリストの見解などを見られるアプリもあるため、取引に限らず情報収集ツールとして使うことも可能です。

6,代表的なネット証券会社を紹介

ネット証券は多数存在するため、口座開設をする会社を選ぶことも重要だ。セキュリティ対策も行っており、比較的手数料の安いネット証券会社を紹介する。

SBI証券……外国株やポイント投資にも対応

6.ネット証券のセキュリティは本当に安全なのか?
(画像=SBI証券の公式サイトより)
SBI証券は日本株式や投資信託、債券のほか、外国株式も多く取り扱うネット証券です。

SBI証券では、NISA(ニーサ)やiDeco(イデコ)等、税制優遇を得られる口座を開設することもできる。

SBI証券の取引には、専用サイトのほかスマートフォンアプリも使用できる。

またパソコンで取引を行う際は、専用のツール提供されている。

パソコン専用ツールはワンクリックで注文が完了するため、素早い売買をしたい人には使いやすいだろう。そのほかにも、スクリーニング機能やチャートの形から銘柄を選定することもできるため、投資したい条件が決まっているときは役立つ。

またSBI証券の特徴としては、比較的利益が狙いやすいIPO株の主幹事を多く引き受けている点が挙げられる。

さらに、国内ETFの現物取引が一部手数料無料である点も見逃せない。

創設年 1998年
口座開設数 500万以上
預かり総資産額 20兆円以上
取扱銘柄数 4,500銘柄以上

SBI証券は、国内株式の売買手数料も安い。

1注文ごとに手数料が発生するスタンダートプランの手数料は以下の通りだ。

一注文の約定代金 手数料(税込)
~5万円 55円
~10万円 99円
~20万円 115円
~50万円 275円

ちなみにSBI証券ではスタンダードプランのほかに、一日あたりの約定金額に応じて手数料が一括で請求されるアクティブプランも提供されている。

一注文の約定代金 手数料(税込)
~100万円 0円
~200万円 1,238円
~300万円 1,538円
以降100万円増加ごと 295円ずつ増加
近藤真理

一日の取引が100万円未満に収まることが多い人は、アクティブプランのほうが手数料を抑えられます。一方150万円以上の取引が多い人は、スタンダードプランの方がお得です。

楽天証券……楽天銀行やポイントと連携できる

7.ネット証券のセキュリティは本当に安全なのか?
(画像=楽天証券の公式サイトより)

楽天証券は、楽天市場や楽天銀行などを運営する楽天グループの証券会社です。

楽天証券での取引は、サイトはもちろん、パソコン、タブレット用のトレーディングツールからスマートフォン用ツールまで幅広い環境で可能だ。中でもスマートフォン用のアプリ「iSPEED」は累計500万ダウンロード突破している。

楽天証券の魅力は、楽天銀行との口座連携ができるほか、楽天カード決済や楽天ポイントを使用した投資にも対応していることだ。

さらに楽天銀行と連携させることで、取引ごとに楽天ポイントを得ることもできる。

創設年 1999年
口座開設数 600万以上
預かり総資産額 10兆円以上

楽天証券の手数料は、「超割コース」と「いちにち定額コース」の2種類から選べる。超割コースの手数料は以下の通りだ。

一回の約定代金 手数料(税込)
~5万円 55円
~10万円 99円
~20万円 115円
~50万円 275円
~100万円 535円

一回の約定ごとに手数料がとられるのが超割コースである。

3,000万円を超えると一律1,070円(税込)の手数料となるため、高額取引が多い人には向いているだろう。

一方、いちにち定額コースの手数料は以下のようになっている。

一注文の約定代金 手数料(税込)
~100万円 0円
~200万円 2,200円
~300万円 3,300円
以降100万円増加ごと 1,100円増加

一日の約定代金合計が100万円未満の人は、いちにち定額コースがお得となる。

気をつけたいのは、手数料算出の基準が一日の約定代金合計額であることです。売り買いどちらの取引も合計金額に反映されるため、売買回数が多い人は超割コースを選ぶ方が無難でしょう。

松井証券……わかりやすさと安心感・実績がある

8. ネット証券のセキュリティは本当に安全なのか?
(画像=松井証券の公式サイトより)
松井証券は、センターへの問い合わせが24時間可能であることをはじめとしてサポート体制が充実しており、初心者も安心して利用できるネット証券です。
松井証券では利用者が長期的な投資を行っていけるよう自己資本もしっかり確保しており、安心して資産を預け入れることができる。松井証券に口座を持つ人のうち、50歳以上の割合が全体の4割を占めていることからも、長期的な投資を見込むユーザーから信頼されていることが伺える。

松井証券では、提携したクレジットカードを使って投資信託を購入すると、ポイントが貯まる制度を採用している。

貯まったポイントは再投資に使えるほか、他社ポイントやギフト券などの商品と交換できる。

創設年 1918年
口座開設数 134万以上
預かり総資産額 3兆円以上

松井証券の日本株現物取引では、未成年含む25歳以下の手数料は無料だ。

これは約定代金が高額になっても変わらない。

若い世代で日本株の取引を盛んに行いたい人は、松井証券を利用すると良いだろう。

ちなみに、26歳以上の手数料は以下の通りである。

一日の約定代金合計 26歳以上の手数料(税込)
~50万円 0円
~100万円 1,100円
~200万円 2,200円
以降100万円増加ごと 1,100円増加
1億円超 110,000(上限)

上記手数料はネットでの取引手数料になる。

電話での取引や単元未満株の売却などには別途料金がかかるので注意しよう。

7,ネット証券を利用するなら、自己防衛対策でも手を抜かない

株式などの取引をインターネット経由で行うならば、パスワードの盗難やコンピュータ・ウイルスの感染、フィッシング詐欺などに対する対策は必須だ。

このような悪意ある第三者からの盗難や詐欺などから自分の資産を守るには、ネット証券とユーザー双方による対策が何より重要になる。

ネット証券では顧客の資産を保護するために、最新技術でセキュリティ対策をとっている。

ユーザーもネット証券のセキュリティ対策だけで安心せず、自分でできるセキュリティ対策を徹底させるべきだろう

8,よくある5つのQ&A

ネット証券を利用するのであれば、セキュリティ対策はしっかりしておく必要がある。各証券会社のセキュリティ対策に加えて、ユーザー自身ができる対策も知っておくべきだろう。

SBI証券のセキュリティ対策は?
SBI証券のセキュリティ対策は、ログインと取引に別々のパスワードを要する二重ログインを導入。顧客とのやりとりもすべて暗号化されているため、第三者が不正ログインしたり盗み見たりする心配がない。システム障害が発生し、インターネット取引が停止した場合は、専用フリーコールで注文ができる。バックアップサイトやトレーディングツールは別管理のため、システム障害中も取引できる。
楽天証券のセキュリティ対策は?
フィッシング詐欺などの迷惑メール対策として、送信ドメイン認証を採用。ユーザーが一目で楽天証券からのメールか詐欺かを見分けることができる。ブロックチェーンと認証キーを使用した分散認証を取り入れているため、データの改ざんが極めて難しい。また、本人確認を顧客と楽天証券の二者で行うのではなく、機関を含む三者により行っているため、不正ログインを未然に防げる。
松井証券のセキュリティ対策は?
松井証券は本人確認のセキュリティが手厚い。出金をロックできるほか、解除は書類のみで対応。住所変更などの手続きにも書類が必要である。専門機関にもシステムのテストを依頼し、外部からの不正侵入対策に余念がない。
ユーザーにできる証券取引時のセキュリティ対策は?
IDやパスワードは複雑なものにし、定期的に変更することが大切である。また、パスワードを盗み見られる可能性があることや無料Wi-Fiのセキュリティが甘い場合もあるため、外出時のログインは気をつけよう。スマートフォンやパソコンはロックをかけ、使用しないときはログアウトや電源オフを忘れずに行う。
ネット証券で情報が漏洩したらどうなる?
不正ログインと情報漏洩を確認したら、まずパスワードの変更を行い次の不正ログインや操作を防ぐ。すでに不正ログイン後であった場合は、すぐにネット証券に問い合わせよう。原則、出金は本人名義間でしか行えないため、ロックをする。ネット証券からの不正出金があった場合の補償は不明のため、ネット証券に確認が必要だ。

近藤真理
執筆・近藤真理
南山大学外国語学部卒業。野村證券の引受部門で勤務後、ビジネス系翻訳や工業系翻訳業務に従事。
2013年より、総合証券とネット証券を使い分けながら、資産運用を開始。2017年から各種WEBサイトのフリーライターとして活動、現在は経済金融系記事を中心に執筆している。

■保有資格
証券外務員一種、二種
投資診断士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者
南山大学外国語学部卒業。野村證券の引受部門で勤務後、ビジネス系翻訳や工業系翻訳業務に従事。
2013年より、総合証券とネット証券を使い分けながら、資産運用を開始。2017年から各種WEBサイトのフリーライターとして活動、現在は経済金融系記事を中心に執筆している。

■保有資格
証券外務員一種、二種
投資診断士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者

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