FXはやめとけと言われる理由は、レバレッジやロスカットのリスクがあり、大損してしまうこともあるからだ。
しかし、実際以上に危険だと誤解されている面もある。正しい知識を身につければ、リスクを抑えて利益を得られるだろう。
大きな損をしてしまう人は感情的に取引していたり、リスク管理ができていなかったりする場合が多く、この2つを意識するだけでも利益を出しやすくなる。本稿では、FXで大損を避けるための具体的な対策も解説しよう。
通貨ペア数 | 20 | 17 | 30 | 54 | 21 |
最小取引単位 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 100通貨 |
取引開始 までの日数 |
最短2営業日 | 最短当日 | 最短当日 | 最短当日 | 最短1時間 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 ※原則固定 |
米ドル/円:0.1銭 ユーロ/円:0.8銭 |
米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.4銭 ※原則固定 (例外あり) ※キャンペーンスプレッドを含む。 詳細は公式HPをご確認ください。 |
米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.4銭 |
米ドル/円:0.0銭(※1) ユーロ/円:0.0銭(※1) |
デモ口座 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × |
スマホで デモ取引 |
◯ | × | ◯ | ◯ | × |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
FXはやめとけと言われる6つの理由
FXはやめとけと言われる理由は、ハイリスクな取引ができることから危険だと考える人がいるためだ。実際、少額の資金をもとに大きな取引ができるので、大損をする可能性はある。しかしリスクは自分でコントロールでき、やり方によっては低リスクのトレードも可能だ。
レバレッジやロスカットのリスクがあるから
一般的にFXはレバレッジをかけてトレードする。無理なトレードをして含み損が広がるとロスカットされることもあるため、危険なイメージを持つ人もいるだろう。
実際にハイレバレッジでトレードしてロスカットされるケースはある。ロスカット率は会社によって異なるが、証拠金維持率50~100%で設定されていることが多い。証拠金維持率は自分で変更できる場合もある。
必要証拠金は「為替レート×取引数量÷レバレッジ(倍)」で計算できる。例えば1米ドル=100円のときに1万米ドルをレバレッジ25倍で取引する場合なら必要証拠金は4万円だ。
一方、有効証拠金は口座資金+含み損益で算出する。例えば口座に4万円の資金があり、かつ含み損も含み益も発生していない状態だとすると、有効証拠金は4万円±0円で4万円である。
含み損によって有効証拠金が必要証拠金を下回ると、ロスカットのリスクが高まる。
では、有効証拠金4万円のときに上記の取引をした場合、ロスカットまでどれくらい余力があるのだろうか。
有効証拠金がその金額を下回るとロスカットされる水準をロスカット基準額と言い、「必要証拠金×証拠金維持率」で計算できる。
・証拠金維持率50%のケース:必要証拠金4万円×証拠金維持率50%=2万円
この例では、証拠金維持率100%なら少しでも含み損が出ればロスカットされる。証拠金維持率が50%なら有効証拠金が2万円を下回るまではロスカットされないということだ。
・証拠金維持率50%のケース:有効証拠金4万円-ロスカット基準額2万円=2万円
上記の例は有効証拠金4万円に対して1万米ドル(100万円)の取引である。レバレッジは最大である25倍なので極端にリスクの高い取引だが、有効証拠金を増やしたり、取引数量を下げたりすることで、レバレッジは自分でコントロールできる。
例えば同じ1万米ドルの取引でも、有効証拠金が10万円なら証拠金維持率は250%、30万円なら750%となる。
・有効証拠金10万円のケース:有効証拠金10万円÷必要証拠金4万円×100=250%
・有効証拠金30万円のケース:有効証拠金30万円÷必要証拠金4万円×100=750%
レバレッジを下げて取引すればロスカットのリスクはある程度コントロールできるため、FXが危険かどうかは自分次第でもある。
大損する人もいるから
例えば2021年3月22日には、トルコのエルドアン大統領が中銀総裁を突如更迭したことで、トルコリラは一気に値が飛んだ。
このときトルコリラは15円を超えていたが、13円割れまで15%も急落し、多くのトレーダーがロスカットを強いられた。
ロスカットだけならまだしも、市場が開くと同時に2円以上も値が飛んだことで、証拠金以上の損失が出てしまい、足りない分をFX会社に入金しなければならないトレーダーもいた。実際にこの日のロスカットで、個人トレーダーに13億円以上もの未収金が発生している(出典:金融先物取引業協会)。
未収金とは
FX会社に入金した証拠金以上の損失のこと。不足金額はFX会社に入金しなければならない。
ここまでの大損は頻繁に起こるものではないかもしれないが、政治情勢や金融政策が不安定な国の通貨では特に気をつける必要がある。
初心者はこのようなリスクを避けるためにもメジャー通貨でトレードすると安心です。例えば米ドル/円やユーロ/円といった先進国の通貨ペアから始めましょう。メジャー通貨なら情報が入手しやすく、取引環境も比較的安定しているため初心者向きです。ただしメジャー通貨とはいえ政治・経済的要因によって荒い値動きが発生することもあるので注意は必要です。
國村功志(ファイナンシャル・プランナー)
FX=ギャンブルのイメージがあるから
FXは上がるか下がるかを当てるだけの投資法に見えるのでFX=ギャンブルというイメージを持つ人もいるだろう。確かに何の根拠もなく価格の動きだけを予想して取引すれば、ギャンブルになり得る。
例えば1米ドル=130円のときに、勘だけで131円になることに賭けてエントリーするのは、ただの博打である。イチかバチかで利益を狙う不確実性の高い行為だからだ。そのような取引には根拠もルールもないため再現性がない。
しかし知識を身につけ、根拠や自分なりのルールに基づいた再現性のある取引ができるようになれば、ギャンブルではなく投資と呼べるはずだ。
FXは少額から始められ、架空の取引であるデモトレードも利用できるため、練習を積んで勝率を上げていけばよいだろう。
ゼロサムゲームだから
FXは利益と損失の総和(サム)がゼロになるゼロサムゲームだからやめとけという人もいる。
FXは一方の為替レートが上がれば、もう一方は必ず下がる投資法だからだ。
例えば1米ドル=120円の場合に、AさんがBさんから100米ドルを購入したとする。このときAさんが支払うのは、1万2,000円だ。
その後、円高になり1米ドル=100円になったとする。このタイミングでAさんが持っている100米ドルをBさんの日本円と交換すれば、Aさんが手にするのは1万円だ。
この場合、Aさんは2,000円損しているが、Bさんは2,000円得をしている。それを合計するとプラスマイナスゼロになることから、FXはゼロサムゲームと言えるのだ。
一方、株式投資は長期的には企業の成長に伴い、通常は市場全体が拡大していくため、非ゼロサムゲームあるいはプラスサムゲームと言われる。
FXは株式投資と違い、必ず「儲かる人」と「損をする人」が出てしまうことから、いかに知識や経験を身につけて利益を得られるようになるかが重要です。
國村功志(ファイナンシャル・プランナー)
勉強しなければ勝てないから
100%勝つ必要はなく、負けを含めてトータルで勝てれば問題ないが、そこにたどり着くまでには相応の時間がかかる。累計収支がプラスのFX投資家100人に対するアンケート調査を見てもそのことがわかる(※PR TIEMSより)。
勝てるようになるまで6ヵ月以上かかった人の割合は61%だった。1年以上かかっているトレーダーも多く、安定して勝つのは決して簡単ではないことがわかる。
勝てるようになったきっかけは、「トレードスタイルの確立」「基礎からの学び直し」「損切りラインの明確化」が上位である。
勉強しながら試行錯誤を繰り返し、損も受け入れることで勝てるようになったということだ。
短い時間でも勉強やトレード練習を重ねて自分の勝ちパターンを確立していけば、知識や経験のない人でも稼げるようになる可能性はある。
精神的負担が大きいから
為替は一瞬のうちに自分のポジションと逆方向に動くこともある。寝ている間に起こる可能性もあるため、気になって眠れなくなる人もいるだろう。
ただし損切りの設定やトレードのやり方によっては、精神的負担を和らげられる。
例えば仕事から帰宅後の夜の時間帯だけトレードし、損益に関わらずポジションを翌日に持ち越さないというやり方だ。これなら寝ている間に損が広がることはないため、ストレスを感じにくい。
ほかには過去の高値や安値を参考に、長期でポジションを持つ方法もある。ここでは豪ドル/円のチャートを参考にしてみよう。
2000年以降、豪ドル/円は50円台後半~60円台前半まで下がると上昇に転じ、100円を超えると下落トレンドになることを繰り返してきた。
このような過去の動きを参考に、レバレッジ1倍で長期のポジションを保有する方法もある。この場合、仮に豪ドルを65円で1万豪ドル購入し、ロスカット率50%とすれば、豪ドルが32.5円まで下がらないとロスカットされない。計算方法は以下のとおりだ。
以上のような取引であればリスクを抑えられ、精神的負担も少ないだろう。
FXをやめておいたほうがいい人の3つの特徴 1つでも当てはまったらアウト!
以下の特徴に1つでも当てはまる人は、FXをやめておいたほうがいいだろう。
ギャンブル感覚で大儲けしたい人
例えば1米ドル=100円のときにレバレッジ25倍で1万米ドル購入する場合を考えてみよう。このとき必要証拠金は4万円だ。ロスカット率50%だとすれば、為替レートが98円を下回った場合、強制決済される。
ロスカット価格98円=100円-(4万円×50%÷1万米ドル)
米ドル/円は比較的値動きが小さいと言われる通貨だが、重要な経済指標が発表された場合など状況によっては大きく動くこともある。
上の画像は米ドル/円の1日ごとの値動きを表したもので、1日で2円以上動いた日もある。この日にレバレッジ25倍で取引していれば、ロスカットされていてもおかしくない。
このようにハイレバレッジでギャンブルのような取引は、一時的に成功することはあっても長くは続かないだろう。
絶対に損をしたくない人
累計収支がプラスのFXトレーダー100人へのアンケートでも一定の損を許容していることがわかる(※PR TIMESより)。
FXで勝てるようになったきっかけの第3位には「損切りのラインを明確にした」とある。約40%ものトレーダーが、勝つためには損切りが重要であると考えているようだ。
もし損切りをしなければ、そのままズルズルと損失が広がっていき、ロスカットされる可能性がある。そうなると大幅に資金が減ってしまい、人によっては退場せざるを得なくなってしまうだろう。
損をしたくない気持ちはわかりますが、大失敗を避けて利益を積み重ねるには損を受け入れることも必要です。
國村功志(ファイナンシャル・プランナー)
借金でFXを始めようとする人
そもそも投資は余裕資金や当面使わないお金でやるものなので、生活に支障をきたすようなやり方はすべきではない。
借金をすると毎月返済をしていかなければならず、利息も発生する。投資のために借り入れができるのは、原則使い道が自由なカードローンやフリーローンくらいのため、金利も高くなってしまう。
例えば消費者金融のカードローンを借りた場合、初回の金利は一般的に最高金利が適用され、年18%程度になる。もし30万円借りたとすれば、返済総額は以下のようになる。
30万円借り入れ (年利18%) |
毎月返済額 | 利息総額 | 返済総額 |
---|---|---|---|
1年で返済 | 2万8,000円 | 2万9,693円 | 32万9,693円 |
2年で返済 | 1万5,000円 | 5万9,518円 | 35万9,518円 |
3年で返済 | 1万1,000円 | 8万8,893円 | 38万8,893円 |
1年で返済すれば利息は少なめだが、毎月返済額の負担は2万8,000円と重い。返済期間を長くすれば毎月の返済負担は1万1,000円と軽くなる一方、返済総額は膨らんでいく。
どちらにしても「返済しなければ」というプレッシャーを感じてしまい、FXで冷静な判断ができなくなるだろう。そうなると損切りができなかったり、必要以上にレバレッジをかけたりしてしまい、大損してしまう可能性がある。
FXで利益をあげやすいのはどんな人?
FXで利益をあげやすい人は、以下に当てはまる人だ。
- 感情を入れずに取引できる人
- リスク管理をしっかりできる人
このような人は大きく負けにくく、トータルで勝ちやすいだろう。
取引に感情が入ると、負けたときに「なんとか取り返したい」「もっと利益を出したい」といった感情から無理な取引をしてしまう可能性がある。
人には感情があるので、どのようなトレーダーでも常に冷静でいるのは難しい。感情を排除するためには、取引ルールを決めて徹底することが効果的だ。
感情の影響を受けて取引しているうちは安定的に勝つことは難しいので、いかに感情に左右されないようにするか意識しましょう。
國村功志(ファイナンシャル・プランナー)
FXで利益をあげるためには、もう1つリスク管理も重要だ。
リスク管理が甘いと負けたときに、大きな損失を出す可能性がある。損失を含めて結果的に利益を出すためには、以下のことを日頃から意識することが大切だ。
- レバレッジをかけ過ぎない
- 安心できる証拠金維持率を保つ
- エントリーする相場を選ぶ
レバレッジを抑えて取引することは、大損を防ぐために重要なことだ。ハイレバレッジで取引すると証拠金維持率も低くなってしまうため、為替が予想と反対に動いたときにロスカットのリスクも高まってしまう。
FXはほぼ24時間取引できるが、トレードする相場は選んだほうがいい。不得意な相場で取引すると、負ける確率が高まるからだ。
FXは勝つことよりも大きく負けないことが大事なので、あえて負ける確率が高い相場で取引する必要はありません。勝ちやすい相場でのみ取引することもリスク管理の1つです。
國村功志(ファイナンシャル・プランナー)
初心者がFXで大損しないための7つのコツ
初心者が大損しないためのポイントは以下だ。
デモ口座または少額から始める
おすすめFX会社の中でデモ口座があるのは以下の4社だ。
デモ取引をする場合、自分のトレード環境に合わせて使ってみよう。スマホで取引するなら、スマホアプリからデモトレードができるFX会社を選んだほうが実践に近い練習ができる。
実際に少額で取引をしてみるのも効果的だろう。身銭を切ることで取引にも真剣味が出て、より早い上達を期待できる。
少額で練習する場合、まずは最小取引単位でやってみよう。最小単位で利益を出せなければ、単位を上げても勝てず、損をする可能性が高いからだ。
最小取引通貨単位は会社によって異なるため、いくらから取引できるのか事前に確認しよう。
GMOクリック証券やヒロセ通商のように1,000通貨から取引可能なところが多い。DMM FXは1万通貨以上でないと取引できないが、SBI FXトレードは1通貨単位で取引できる。1,000通貨以下で取引できる会社なら、損をしても大きな痛手にはなりにくいだろう。
500円でも積み重ねていけば数千円や数万円になるため、目標金額を決め、着実に増やせるようになったら取引単位を上げることを検討してみてもいいでしょう。
國村功志(ファイナンシャル・プランナー)
FXについて勉強する
学ぶべき知識には、大きく分けて「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」がある。
テクニカル分析は、過去の価格推移から相場を予測する方法である。「過去のパターンは繰り返される可能性が高い」という考え方をもとに、チャートの形状から売買のタイミングを図ることが一般的だ。予想や分析を補助するために作られたテクニカル指標を組み合わせることも多い。
テクニカル指標は、相場のトレンドを分析する「トレンド系」と、買われすぎや売られすぎを判断する「オシレーター系」に大別される。例えば次のような指標がある。
・一目均衡表(トレンド系)…日本発となるテクニカル指標。5本の補助線(基準線、転換線、遅行スパン、先行スパン1、先行スパン2)でトレンドを読む。転換線が基準線を下から上に突き抜ければ買いシグナル、上から下に突き抜けると売りシグナルである。
・ボリンジャーバンド(トレンド系)…移動平均線を中心に、標準偏差で計算された上下の価格帯(バンド)を示した指標。±1σ標準偏差内で動く確率は約68%、±2σ標準偏差内で動く確率は約95%とされる。
・RSI(オシレーター系)…相対力指数とも呼ばれ、買われすぎ、売られすぎを判断する指標。一般的に数値が70~80%以上は買われすぎ、20~30%以下は売られすぎのサインである。
・MACD(オシレーター系)…MACDラインとシグナルラインの2種類の移動平均線があり、MACDがシグナルを上抜けると買いサイン、下抜けると売りサインである。
・ストキャスティクス(オシレーター系)…レンジ相場における買われすぎ、売られすぎを判断する指標。反応の早い%Kラインと反応の遅い%Dラインがあり、それぞれ数値が20%以下は売られすぎ、80%以上は買われすぎのサインである。
出典:外為どっとコムの公式サイトを元に作成
テクニカル指標には多くの種類があり、それぞれに長所と短所がある。万能なものはないため、各指標の特徴を把握し、繰り返し使用することで自分なりの分析手法を確立していこう。
一方、ファンダメンタルズ分析は、国の経済・政策動向を参考にして相場を予測する方法だ。見るべき情報は、経済指標、金融政策、政治、地政学リスクなど多岐にわたる。
初心者はテクニカル分析のほうがとっつきやすいですが、ファンダメンタルズは相場の大きな流れに影響を与えるため、必ずチェックしておきましょう。スマホアプリ内で配信される情報や経済ニュースなどを見て、徐々に知識を身につけていくことも大切です。
國村功志(ファイナンシャル・プランナー)
レバレッジを抑える
FXの魅力はレバレッジをかけてより大きな利益を狙えることだ。しかし、レバレッジをかけすぎるとロスカットで資金を失う可能性が高くなる。レバレッジを低く抑え、多少の為替差損になってもロスカットに追い込まれないようにしよう。
低レバレッジで取引することで、ロスカットのリスクはどれくらい変わるのか、レバレッジ3倍と20倍で比較してみよう。
レバレッジ3倍 | レバレッジ20倍 | |
---|---|---|
必要証拠金 | 約33万3,334円 (=100円×1万米ドル÷3倍) |
5万円 (=100円×1万米ドル÷20倍) |
ロスカット基準額 (50%) |
16万6,667円 (=33万3,334円×50%) |
2万5,000円 (=5万円×50%) |
ロスカット までの余力 |
16万6,667円 (=33万3,334円-16万6,667円) |
2万5,000円 (=5万円-2万5,000円) |
為替の余力値幅 | 16.666円 (=16万6,667円÷1万米ドル) |
2.5円 (=2万5,000円÷1万米ドル) |
為替の ロスカット水準 |
83.333円 (=100円-16.666円) |
97.5円 (=100円-2.5円) |
仮に1米ドル=100円のときに1万米ドル購入する場合、必要証拠金はレバレッジ3倍が33万3,334円、20倍が5万円だ。
ロスカットの水準が証拠金維持率50%だとすれば、レバレッジ3倍は16万6,667円、20倍は2万5,000円を下回ると強制決済される。有効証拠金が必要証拠金と同額である場合、ロスカットまでの余力金額は、レバレッジ3倍が16万6,667円、20倍が2万5,000円になる。
ロスカットまでの余力を為替の値幅で考えれば、レバレッジ3倍は16.666円、20倍は2.5円値下がりするとロスカットされる。同じ1万米ドルでもレバレッジ3倍は為替が83.333円にならないとロスカットされない。一方、レバレッジ20倍は97.5円になるとロスカットされる。
レバレッジ20倍のほうがハイリスクなのは明白だろう。不要な損を避けるためにもレバレッジを抑えて取引しよう。
取引ルールを作る
初心者は知識や経験が乏しいこともあり、感情や感覚で判断をしてしまうこともあるかもしれない。それでも利益を得ることはあるが、たまたま成功したものであり、再現性が高いとは言えないだろう。
自分の知識や経験を蓄積して次に活かすためには、そのポジションを持ち、決済に至った理由が大切だ。そのためにはマイルールを作って取引するようにしよう。
マイルールを作る際、まずは基本的なものから決めていこう。例えば以下のようなルールが考えられる。
・勝てるようになるまでレバレッジは3倍以下にする
・利食いと損切りのラインを決める
・取引時間は22~23時のみにする
・取引スタイルはデイトレードにする
この中で特に重要なのは損切りのルールだ。
FXには「損小利大」という言葉がある。損は最小限に抑え、利益はトレンドに乗って伸ばし、トータルで勝つという意味だ。
そのために重要なのが損切りである。金額が小さいうちに損切りをすれば、損が広がるのを防げ、結果的に勝ちやすくなるからだ。
損切りに決まったルールはないため、あらかじめ自分で損切りの基準を決めておこう。例えば値幅や損失額、トレンドで判断する方法がある。
・損失額:含み損が1万円になったら損切り
・トレンド:チャートが移動平均線を割り込んだら損切り
損切りを自分でするのは感情的に難しい場合もある。感情を入れず損切りするためには、エントリーと一緒に損切り注文を出しておくのが確実だ。
このようなマイルールを設定し、勝てるトレーダーを目指しましょう。
國村功志(ファイナンシャル・プランナー)
取引回数を少なめにする
多くの利益を得ようとしたり、損失を早く取り戻そうとしたりして過剰な取引をしてしまうケースはある。そのような状態は「ポジポジ病」と呼ばれ、根拠のない取引をしてしまう要因になってしまう。むやみに取引すれば損失が広がるリスクも高まってしまうだろう。
auじぶん銀行の調査によると、取引回数は1週間で「5回以内」の割合が91%だった。「6~10回」は3.6%、「11~20回」は2.8%となっており、多くの人は取引回数を抑えていることがわかる。
回数が少なければ利益が出やすくなるわけではありませんが、その分、分析や振り返りに時間をかけられます。根拠に基づいた取引をするためにも、取引回数より質を重視して自分の勝ちパターンを見つけていきましょう。
國村功志(ファイナンシャル・プランナー)
初心者にやさしいFX会社を選ぶ
最低取引単位は1,000通貨の会社が多い。中には1通貨や100通貨のところもある。取引単位が小さければ練習をしやすいし、損失額も大きくなりにくい。最低1万通貨というところもあるが、少額取引には向かないため、初心者は1,000通貨以下の会社を検討しよう。
取引コストであるスプレッドも重要だ。
スプレッドは各社で異なり、小さいほうが利益を出しやすい。スプレッドは原則固定のFX会社が多いものの、重要な経済指標が発表された直後など、相場状況によっては拡大することもある。
通貨ペアによってもスプレッドは異なる。一般的には取引量の多い通貨ほどスプレッドが小さくなる傾向がある。米ドル/円は特に取引量が多い通貨ペアであるため、スプレッドが小さく初心者にもおすすめだ。
ツールの使いやすさもチェックしよう。使い勝手が取引成績に影響を及ぼす可能性もあるため、しっかりと比較検討する必要がある。
ツールの使用感を確かめるには、実際に口座開設をして利用してみるか、デモ口座で試してみる方法があります。口座開設は無料のため、いくつか開設して試してみるといいでしょう。デモ取引はパソコン版のみとスマホアプリでもできるところがあります。スマホから取引したい人は事前に確認しておきましょう。
國村功志(ファイナンシャル・プランナー)
メジャー通貨を選ぶ
流動性とはその金融商品がどれだけ活発に取引されているかを示す言葉だ。流動性が高いほど取引量が多くさまざまなレートで取引されるため、希望する価格で取引が成立しやすい。反対に流動性が低ければ、なかなか売買ができなかったり、希望するレートから離れて取引が成立したりすることがある。
スプレッドは取引コストに当たるため、できるだけ小さい通貨ペアを選びたい。スプレッドが大きいと、その分だけ利益が小さくなるからだ。スプレッドはFX会社によっても異なるが、通貨ペアによっても異なり、流動性が高い通貨ほどスプレッドは小さくなる傾向がある。
みんなのFX | ||||
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 0.2銭 ※原則固定 |
0.2〜1.3銭 | 0.2銭 | 0.2銭 原則固定 (例外あり) |
ユーロ/円 | 0.5銭 ※原則固定 |
0.4〜1.9銭 | 0.4銭 | 0.4銭 ※1 原則固定 (例外あり) |
南アフリカランド/円 | 0.9銭 ※原則固定 |
0.8銭 | 0.9銭 | 0.3銭 ※1 原則固定 (例外あり) |
NZドル/円 | 0.7銭 ※原則固定 |
0.8銭 | 0.7銭 | 0.7銭 ※1 原則固定 (例外あり) |
初心者が取引をするにあたり、情報を入手しやすい通貨であることも大事だ。情報が少ないと手探りのトレードになってしまい、リスクが高くなる。通貨の動きはテクニカル面だけではなく、経済動向や金融政策にも影響されるため、情報が豊富で簡単に手に入る通貨のほうがトレードしやすい。
これらのポイントを満たすのがメジャー通貨である。特に米ドル/円は圧倒的に流動性が高く、スプレッドも小さい。情報も簡単に入手できるため、初心者が最初に取引する通貨ペアに向いている。
FXで利益をあげるにはどうしたらいい?
本格的にFXを始めたら、利益をあげるために意識すべき基本的なことは次の3つだ。
FXで大損しないためには継続的に勉強し、リスクを抑えて少しずつ取引に慣れていく必要がある。最初は少額の取引やデモ口座から行ってみると、大金を失うリスクを負わずにトレードできて、感覚もつかみやすいだろう。その際も、レバレッジを抑えて大損を避けられる取引を心がけよう。
FXですぐに稼げるようになるわけではないため、継続的に取引するためには必ず余裕資金で行うことが大切です。そして、トレードを振り返ることでスキルを上げ、長期的に利益を積み重ねることを意識しましょう。
國村功志(ファイナンシャル・プランナー)
FXで利益をあげる原則1.余裕資金で取引する
FXで利益をあげるには、大前提として余裕資金で取引することが大切だ。
もし生活資金や必要なお金を入れて取引すれば、損失が出たときに精神的な余裕がなくなり、誤った判断をしやすくなる可能性がある。必要なお金を損失でなくしてしまえば、それ以上FXも続けられなくなる。
これではFXの上達は見込めないため、取引を継続していけるように最悪なくなっても問題のない資金で取り組もう。
では、FX経験者はどれくらいの資金で取引しているのだろうか。
実際の新規取引1回あたりの平均的な金額は、10万円未満が42.8%、10万円以上〜50万円未満が23.1%であり、65%以上の人が比較的少額で取引している。 出典:金融先物取引業協会「外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査」
余裕資金がいくらかは人によって異なるので、最初に家計に響かない金額を決めて取引するといいだろう。
FXで利益をあげる原則2.トレードを振り返る
FXの知識をつけることと同じくらい大事なのは、自分のトレードを振り返ることだ。自分がどのような取引をしたのか振り返ることで分析力を高められ、単に知識を得る以上に身につくものが多いだろう。
振り返りをするときは「良かった」「悪かった」だけではなく、改善点を探るようにすると次回以降の取引で上達を期待できる。例えば、以下のような振り返りをしてみよう。
- どんな相場状況で取引したのか
- トレード戦略は相場に合ったものだったか
- エントリー判断とその根拠は適切だったか
- そのポイントで損切りを設定した理由は何だったのか
- 感情に流されて投資判断をしなかったか
このような振り返りをしていくと、改善点の整理や相場観を養うことに役立つ。自分がどのようなパターンで勝ちやすく、どのような相場で負けやすいのかもある程度見えてくるはずだ。そうなれば、勝率の高いときにだけ取引もでき、損失を抑えてトータルで利益をあげやすくなるだろう。
FXで利益をあげる原則3.長期で利益を積み重ねる
FXは比較的短期間で決済する人が多い。実際に投資家へのアンケートでも、投資方針として短期間に決済する人が46.7%と最も多かった。
FXの投資方針 | 割合 |
---|---|
値幅による利益重視で、短期間に決済 | 46.7% |
おおむね長期投資で、値幅による利益があれば決済 | 28.2% |
スワップポイントを重視 | 12.3% |
特に決めていない | 9.8% |
保有外貨資産の為替リスクヘッジを重視 | 2.1% |
その他 | 0.9% |
短期間に決済すること自体は問題ないし、一般的なFXの取引方法でもある。
ただし、短期取引で勝ち続けるのは不可能だろう。為替はさまざまな要因で24時間動いており、その動きを当て続けられないからだ。
だからこそ「損切り」を適切に行い、一時的に損をしても利益を積み重ねて長期的に勝つことが大切だ。
短期間に大きな利益を得ようとすれば、過度なレバレッジをかける必要がある。そうなると、為替が急変動したときにロスカットされるリスクも高くなり、それまでの利益を食いつぶすことも考えられる。
そうならないためには、レバレッジを抑えて損を最小限にとどめ、長い目で利益を積み重ねていこう。
初心者におすすめのFX会社5選
初心者におすすめのFX会社は、取引単位が小さく、スプレッドが狭い以下の5社だ。
初心者がFXを続けていくためには、まずは小さい取引単位で練習を重ねる必要がある。取引単位が小さければ損になったとしても損失額が少なく、市場から退場させられるリスクも低いだろう。
利益を出す要素として、スプレッドの狭さも重要である。スプレッドが狭いほど、利益を出しやすいからだ。
通貨ペア数 | 20 | 34 | 30 | 54 | 21 |
最小取引単位 | 1,000通貨 | 1通貨 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 100通貨 |
取引開始 までの日数 |
最短2営業日 | 1週間以内 | 最短当日 | 最短当日 | 最短1時間 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 ※原則固定 |
米ドル/円:0.18銭 ユーロ/円:0.48銭 |
米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.4銭 ※原則固定 (例外あり) ※キャンペーンスプレッドを含む。 詳細は公式HPをご確認ください。 |
米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.4銭 |
米ドル/円:0.0銭(※1) ユーロ/円:0.0銭(※1) |
デモ口座 | ◯ | × | ◯ | ◯ | × |
スマホで デモ取引 |
◯ | × | ◯ | ◯ | × |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
いずれの口座も最小取引単位が小さく、最低5,000円程度の証拠金で取引できる。最小取引単位の小さいマネーパートナーズは500円程度、SBI FXトレードにいたっては約5円が最低ラインだ。
米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円など主要通貨ペアは、どの会社も網羅している。取引はスマホアプリから手軽にでき、早ければ口座開設を申し込んだ当日から取引できる。デモ口座が利用できる会社もあるため、お試しや練習をしたい場合に利用してみよう。
GMOクリック証券(FXネオ)…スプレッドが時間帯に関わらず原則固定
通貨ペア数 | 20 |
---|---|
通貨ペア | 米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円、 カナダドル/円、スイスフラン/円、トルコリラ/円、 南アフリカランド/円、メキシコペソ/円、ユーロ/米ドル、ポンド/米ドル、 豪ドル/米ドル、NZドル/米ドル、ユーロ/ポンド、ユーロ/豪ドル、ポンド/豪ドル、 ユーロ/スイスフラン、ポンド/スイスフラン、米ドル/スイスフラン |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
取引開始 までの日数 |
最短2営業日 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 ポンド/円:0.9銭 豪ドル/円:0.6銭 |
買いスワップ ポイント(*) |
米ドル/円:238円 ユーロ/円:184円 ポンド/円:285円 豪ドル/円:118円 |
取引ツール (スマホ) |
GMOクリックFX |
デモ口座 | ◯ |
スマホでデモ取引 | ◯ |
詳細 | 公式サイト |
GMOクリック証券は、総合力が高く人気のFX口座だ。業界最小水準のスプレッドに強みがあり、初心者が安心できる仕組みになっている。
一般的にFX会社は、取引の活発な時間帯(午前9時~翌午前3時など)のスプレッドを原則固定している。それ以外の時間帯は、スプレッドを広げていることも多い。
しかし、GMOクリック証券は、対円や対米ドルのスプレッドが時間帯にかかわらず原則固定されている。
例えば、主要米ドル/円のスプレッドを他社と比較してみよう。
FX会社 | 時間帯① | 時間帯② |
---|---|---|
GMOクリック証券 (FXネオ) |
0.2銭 午前9:00〜午前3:00 ※原則固定(例外あり) |
0.2銭 左記以外の時間帯 |
外為どっとコム (外貨ネクストネオ) |
0.2銭 午前9:00〜午前3:00 |
0.2〜8.0銭 左記以外の時間帯 |
ヒロセ通商 (LION FX) |
0.2銭 午前10:00〜午前4:00 |
3.9銭 左記以外の時間帯 |
マネーパートナーズ (パートナーズFXnano) |
0.0銭 午前9:00~午前3:00 |
0.3銭 午前3:00~午前9:00 |
スプレッドが原則固定されているのは、GMOクリック証券とマネーパートナーズだ。ただし、マネーパートナーズは注文数量に制限があり、米ドル/円は通常1万通貨までは原則固定となっている。1回あたりの注文数量が1万通貨を超えると、下記のとおり時間帯によってスプレッドが異なる。
9:00〜17:00 | 17:00〜18:00 | 18:00〜21:00 | 21:00〜27:00 | 27:00〜9:00 |
---|---|---|---|---|
0.2銭 | 0.1銭 | 0.0銭 | 0.1銭 | 3.9銭 |
GMOクリック証券は、注文数量などの制限はない。余計なコストがかかりにくく、初心者も安心してトレードできるだろう。
デメリットは、ロスカット手数料がかかることだ。
<ロスカット手数料>
1取引単位(1万通貨)あたり税込500円、0.1取引単位(1,000通貨)あたり税込50円
※南アフリカランド/円・メキシコペソ/円の1取引単位は10万通貨、0.1取引単位は1万通貨
ロスカットされれば比較的大きな損失になるうえに、手数料までかかってしまう。できる限りリスクを調整してロスカットを避けるようにしよう。
GMOクリック証券(FXネオ)に関する良い口コミ
30代|男性
【アプリが便利】
アプリが便利で動作が軽いので、画面表示に時間がかかりません。価格変動のタイムラグを気にする必要がないので、特にデイトレには向いているかと思います。また取引ボタンをクリックした瞬間から決済までのタイムラグもほとんどないので、その点についてもストレスがないです。主要通貨はスプレッドが狭いので、初心者には特におすすめです。
50代|男性
【続々と改良が進むFXネオ】
最近エントリーの数量が1,000通貨からになりました。スプレッドも狭いし、チャートも見やすいです。スパンモデルも搭載になったことでだいぶ不満もなくなりました。チャートソフトもカスタマイズしやすいので、日曜にいろいろと検証トレードをして平日に向けて準備をするなど、楽しんでいます。
20代|男性
【スプレッドが狭い】
他の証券会社に比べてスプレッド手数料が狭いと思います。これはたくさん取引をする人にとってかなり有利になるので、FXでは特に重要なポイントだと思います。このように優良な証券会社なので、これからも利用していきたいです。
30代|男性
【初心者に扱いやすい】
チャート画面などの機能が基本的に初心者に扱いやすい仕様になっていることがメリットです。余計な線などがなく、値動きがすっきりと見やすくなっているので、扱っている側からすればとてもやりやすく感じます。スワップポイントも高水準の部類ですので、取引回数が少ない人にもおすすめです。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
GMOクリック証券(FXネオ)に関するよくない口コミ
30代|男性
【通貨の種類が少なめ】
他のFX業者と比べると、取引できる通貨の種類が少なく感じます。マイナーな通貨は特に少ないのではないでしょうか。もうちょっと種類があると取引しやすくなると思います。初心者向けの口座ですので、上級者レベルになってくると物足りない感じがするでしょう。
30代|男性
【中長期は向かない】
通貨にもよりますが、プラスのスワップポイントがあまりつかないように感じます。スワップポイントは変動も大きいので、長期でのスワップポイント狙いの取引には向かない印象です。マイナー通貨ではある程度つくのですが、スプレッド差が大きくなります。主要通貨でのデイトレには向いているので、それ以外のところを改善してほしいです。
40代|男性
【アプリの操作性が複雑】
私はアプリの操作性がやや複雑であると感じました。というのも、取引履歴一覧を見ようとしても出し方がよく分からず、手間取ったからです。まあそれは最初だけなのですが、若干分かりにくいかなと感じました。あとはっちゅう君FXプラスでもチャートに線が引けるなどの機能をつけていただけたらうれしいなと感じました。
50代|男性
【朝のスプレッドが広い】
朝イチのスプレッドが広くてやりにくいですね。普段が狭いのでなおさらそう感じるのですが、大きいとドル円で2.4pipsくらいの時もあります。Bidのレートを見て「これくらいなら決済するか」とAskを見ずに決済すると、利益が全然なかった、むしろマイナスだった……などよくあるので、FXネオに関してわがままを言えば改良をお願いしたいところです。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
SBI FXトレード…1通貨から取引できて初心者の入門に最適
SBI FXトレード | |
---|---|
通貨ペア数 | 34 |
通貨ペア | 米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円、 カナダドル/円、スイスフラン/円、南アフリカランド/円、トルコリラ/円、 人民元/円、韓国ウォン/円、香港ドル/円、ロシアルーブル/円、ブラジルレアル/円、 ポーランドズロチ/円、スウェーデンクローナ/円、ノルウェークローネ/円、メキシコペソ/円、 シンガポールドル/円、ユーロ/米ドル、ポンド/米ドル、豪ドル/米ドル、NZドル/米ドル、 米ドル/カナダドル、米ドル/スイスフラン、米ドル/人民元、ユーロ/ポンド、ユーロ/豪ドル、 ユーロ/NZドル、ユーロ/スイスフラン、ポンド/豪ドル、ポンド/スイスフラン、 豪ドル/NZドル、豪ドル/スイスフラン |
最小取引単位 | 1通貨 |
取引開始 までの日数 |
1週間以内 |
スプレッド | 米ドル/円:0.18銭 ユーロ/円:0.48銭 ポンド/円:0.88銭 豪ドル/円:0.58銭 |
買いスワップ ポイント() |
米ドル/円:229円 ユーロ/円:183円 ポンド/円:279円 豪ドル/円:115円 |
取引ツール (スマホ) |
SBI FXTRADE |
デモ口座 | ✕ |
スマホでデモ取引 | × |
SBI FXトレードの大きな特徴は、1通貨から取引できることだ。1通貨から取引できるところはほとんどなく、初心者がFXを試してみるのに最適だろう。最小取引単位について、他社とも比較してみよう。
FX会社 | SBI FXトレード | GMOクリック証券 (FXトレードネオ) |
外為どっとコム (外貨ネクストネオ) |
ヒロセ通商 (LION FX) |
マネーパートナーズ (パートナーズFXnano) |
---|---|---|---|---|---|
取引単位 | 1通貨 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 100通貨 |
1通貨から取引できるメリットは、失敗がしやすいことだ。FXを始めた頃は損切りやルールを守った投資ができないことも多いだろうが、1通貨なら失敗を繰り返しても痛手にはならない。
米ドル/円だと最低証拠金は約5円からなので、大金を失うリスクも抑えられる。ある程度勝てるようになるまでは少額で取引し、少しずつ経験を積んでいこう。
一方、デメリットはデモトレードができないことだ。
FX口座の使いやすさは人によって違うため、デモ口座で試してみないとわからない部分もある。口座開設前にお試しができず、不便に感じる人もいるだろう。
しかし、1通貨から取引できるなら、リアル口座を開設して少額で取引環境を試しやすい。口座開設は無料なので、気になる人は利用してみよう。
外為どっとコム(外貨ネクストネオ)…初心者がスキルアップできるコンテンツが豊富
通貨ペア数 | 30 |
---|---|
通貨ペア | 米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円、カナダドル/円、スイスフラン/円、 香港ドル/円、南アフリカランド/円、トルコリラ/円、人民元/円、ノルウェークローネ/円、 スウェーデンクローナ/円、メキシコペソ/円、シンガポールドル/円、ロシアルーブル/円(露ルーブル/円は新規注文受付停止中)、 ユーロ/米ドル、ポンド/米ドル、豪ドル/米ドル、NZドル/米ドル、米ドル/スイスフラン、 ユーロ/豪ドル、ポンド/豪ドル、ユーロ/ポンド、米ドル/カナダドル、豪ドル/カナダドル、 ユーロ/NZドル、豪ドル/NZドル、米ドル/トルコリラ、ユーロ/トルコリラ |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
取引開始 までの日数 |
最短当日 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.4銭 ポンド/円:0.9銭 豪ドル/円:0.5銭 ※原則固定(例外あり) キャンペーンスプレッドを含む。 詳細は公式HPをご確認ください。 |
買いスワップ ポイント(*) |
米ドル/円:215円 ユーロ/円:195円 ポンド/円:270円 豪ドル/円:100円 |
取引ツール (スマホ) |
外貨ネクストネオGFX |
デモ口座 | ◯ |
スマホでデモ取引 | ◯ |
詳細 | 公式サイト |
外為どっとコムは、初心者がFXを基礎から学べるコンテンツを多数提供している。コンテンツは以下の4種類がある。
基本的な用語解説から相場の見方、注文方法など必ず知っておきたい情報を掲載している。FXに関するおすすめの本も紹介されている。
・はじめての方向けセミナー
専用スタジオからほぼ毎日配信されるセミナー。スキルに合わせたセミナーが配信され、入門レベルから着実なスキル向上を目指せる。
・公式YouTube
日々の相場状況の解説やテクニカル分析の解説などが配信されている。ほとんどの動画が3~5分程度のため、忙しい人でもサクッと知識を身につけられる。
・マネ育チャンネル
記事や動画でFXを学べるサイトだ。実際のトレーダーへのインタビューやディーラーのコラムなど、生の情報も掲載されている。
外為どっとコムには、FXの積立サービス(らくらくFX積立)がある。特定の通貨ペアを積み立てていくだけなので、より簡単にFXを始められる。最高3倍までのレバレッジもかけられ、外貨預金で積み立てるよりも大きな利益を期待できそうだ。
積立は長期投資になりやすいため、スワップポイントを重視する人もいるだろう。FXの積立はSBI FXトレードも取り扱っているが、高金利通貨のスワップポイントは外為どっとコムのほうが高い傾向にある。どれくらい違いがあるのか、高金利通貨のスワップポイントを比較してみよう。
通貨ペア | 外為どっとコム | SBI FXトレード |
---|---|---|
トルコリラ/円 | 930円 | 821円 |
メキシコペソ/円 | 837円 | 取り扱いなし |
南アフリカランド/円 | 589円 | 544円 |
外為どっとコムはトルコリラ/円、メキシコペソ/円、南アフリカランド/円のスワップポイントが高い。トルコリラ/円の場合、10万通貨あたり1ヵ月で1,090円もの差になるため、積立で簡単にFXを始めたい人は参考にしてみてほしい。
デメリットは、FX以外の取引ができないことだ。他社のFX口座では、例えば株式、CFD、先物なども取引できる。おすすめ5社におけるFX以外の主な取扱商品を比較してみよう。
FX以外にも取引ができれば、リスクを分散し投資の幅を広げられる。その他の取引も行いたい場合は、他社を検討してみよう。
外為どっとコムに関する良い口コミ
30代|男性
【キャンペーンが多い】
スワップポイント増額キャンペーンや、スプレッド縮小キャンペーン(0.2→0.1など)が、通貨ペアを変えて毎月実施されています。そのため、普段自分が取引している通貨ペアがキャンペーン対象であればかなりお得ですし、狙っていた通貨ペアがキャンペーン対象であれば安心して手を出せると思います。また獲得したスワップは振替を行えばFX積立にも使用できるので、お得感がすごいです。
40代|男性
【スプレッドが狭い】
良かった点は、スプレッドが狭いので利益幅が大きくなることと、入出金時の手数料が抑えられていることです。また最低取引額が少ないため、FXを始めやすいと思います。ワンストップで幅広い情報を収集できるので自分としては大変便利でお得だと思いました。
20代|男性
【スキャルピングに向いている】
ワンクリックで注文を完結できるので、瞬時に売ったり買ったりをするいわゆるスキャルピングには使えるFX会社だと感じます。注文画面も直感的に判断できるような作りになっているので、FX初心者にも使いやすいと思います。
30代|男性
【総合力が高い】
個人的にメインで取引をしているFX会社のひとつです。大きなメリットとして、取引金額に応じたキャッシュバックキャンペーンや、お友達紹介キャンペーンなど何かしらお得なイベントをやっていることが多いです。FX取引をお得に行える点がメリットです。また、最低取引単位も1,000通貨からと、少額で始められる点も良いですね。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
外為どっとコムに関する良くない口コミ
30代|男性
【特化したものがない】
あらゆる面で平均以上には優秀なのですが、逆に言えばそれほど特化した部分がないとも思います。例えばスキャルピングに特化した業者や、ドル円のスプレッド0銭などに取り組む業者と比べると、良くも悪くも優等生的です。総合力は高いため、FX初心者が利用する業者としては最適だと思います。
30代|男性
【通貨ペアの量に不満】
通貨ペアが30種類あり、他のFX会社に比べても特別多くも少なくもないです。そのため、海外の通貨ペアで高スワップ狙いをしている人には少し物足りなさがあるかもしれません。なので人気どころの通貨ペア以外にも多数の通貨ペアを追加してくれたらもっと楽しめると思います。
40代|男性
【アプリの機能性が劣る】
悪かった点は、スマホアプリが他社のものと比べると機能面で劣っていることです。スマホアプリがあること自体は便利ではありますが、チャートが見にくく、細かく分析をするには不便だと思いました。またスワップポイントがあまり高くない点もデメリットです。
20代|男性
【スワップポイントが安い】
スワップポイントが高くないので、長くポジションを持っていても他のFX会社に比べてスワップポイントがあまりもらえません。ですから、短期投資ではなく中期投資を考えてのエントリーにはこのFX会社はあまりおすすめできないと思います。私も中期ポジションを持つ場合にはここは使っていません。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
ヒロセ通商(LION FX)…さまざまなカテゴリーで顧客満足度1位
通貨ペア数 | 54 |
---|---|
通貨ペア | 米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円、カナダドル/円、 スイスフラン/円、香港ドル/円、フォリント/円、メキシコペソ/円、 ノルウェークローネ/円、スウェーデンクローナ/円、ズロチ/円、シンガポールドル/円、 トルコリラ/円、南アフリカランド/円、人民元/円、米ドル/カナダドル、米ドル/スイスフラン、 米ドル/香港ドル、米ドル/フォリント、米ドル/メキシコペソ、米ドル/ズロチ、 米ドル/シンガポールドル、米ドル/トルコリラ、米ドル/南アフリカランド、ユーロ/豪ドル、 ユーロ/カナダドル、ユーロ/スイスフラン、ユーロ/ポンド、ユーロ/ノルウェークローネ、 ユーロ/NZドル、ユーロ/ズロチ、ユーロ/スウェーデンクローナ、ユーロ/シンガポールドル、 ユーロ/トルコリラ、ユーロ/米ドル、ユーロ/南アフリカランド、ポンド/豪ドル、 ポンド/カナダドル、ポンド/スイスフラン、ポンド/NZドル、ポンド/米ドル、 カナダドル/スイスフラン、豪ドル/カナダドル、豪ドル/スイスフラン、豪ドル/NZドル、 豪ドル/米ドル、NZドル/カナダドル、NZドル/スイスフラン、NZドル/米ドル |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
取引開始 までの日数 |
最短当日 |
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.4銭 ポンド/円:0.9銭 豪ドル/円:0.6銭 |
買いスワップ ポイント(*) |
米ドル/円:169円 ユーロ/円:160円 ポンド/円:180円 豪ドル/円:121円 |
取引ツール (スマホ) |
iPhone LION FX5 LION FX Android |
デモ口座 | ◯ |
スマホでデモ取引 | ◯ |
詳細 | 公式サイト |
ヒロセ通商は顧客満足度を追求しており、快適なトレード環境を提供し続け、2023年オリコン顧客満足度ランキングのさまざまなカテゴリーで1位を獲得している(※オリコン『FX取引総合ランキング』)よりだ。
1位の「分析ツール」の1つには、取引の振り返りを自動でできる「LION分析ノート」がある。
通貨ペアごとの勝率や損益比率を表示するため、自分の取引状況がひと目でわかる。過去の取引を振り返っていけば、初心者も着実に上達していけるはずだ。
「システムの安定性」も1位であり、最速0.001秒(平均0.003~0.005秒)の世界最速水準の約定スピードを誇っている。約定スピードが速いということは、注文ボタンを押してから約定までのタイムラグが少ないことを意味する。自分の希望するレートで約定する可能性が高い。
「通貨ペア、発注方法」でも1位になっており、豊富な選択肢を提供している。どれくらい種類が多いのか比較してみよう。
ヒロセ通商 (LION FX) |
GMOクリック証券 (FXネオ) |
SBI FXトレード | 外為どっとコム (外貨ネクストネオ) |
マネーパートナーズ (パートナーズFXnano) |
|
---|---|---|---|---|---|
通貨ペア | 54種類 | 20種類 | 34種類 | 30種類 | 21種類 |
発注方法 | 27種類 | 7種類 | 8種類 | 14種類 | 10種類 |
ヒロセ通商は通貨ペアが54種類、発注方法が27種類もあり、他社より圧倒的に多い。その分マイナーな通貨ペアやあまり使われない発注方法も多くなるが、さまざまなニーズに応えられる投資環境がある。
特に通貨ペアの種類は多いほど投資機会も広がるので、主要通貨ペア以外にも幅広く投資したい人におすすめだ。
一方、デメリットとして、経済指標の発表後や時間帯によってはスプレッドが開きやすくなるという口コミが見られる。どのFX会社でもスプレッドの開きは多少あるが、ヒロセ通商の場合はその幅の大きさや突発性に対して不満を持つ人もいるようである。
スプレッドが開きやすいと取引にも支障が出るため、頻繁にトレードする人は他社でも口座開設して使い分けすることも検討してみよう。
ヒロセ通商に関する良い口コミ
60代|男性
【サクサク取引が可能】
約定スピードが最速水準で、取引がすべりにくくストレスがないことがメリットです。システムが強靭で、数秒や数分単位で売買を繰り返すスキャルピングが公認されているため、少額の収益を重ねられるのも良い点だと思います。また、通貨ペアも豊富で、スウェーデンクローナ/円などのマイナー通貨を含め51種類あるのも選択肢が多くなると思います。
40代|女性
【サクサク取引が可能】
約定スピードが最速水準で、取引がすべりにくくストレスがないことがメリットです。システムが強靭で、数秒や数分単位で売買を繰り返すスキャルピングが公認されているため、少額の収益を重ねられるのも良い点だと思います。また、通貨ペアも豊富で、スウェーデンクローナ/円などのマイナー通貨を含め51種類あるのも選択肢が多くなると思います。
40代|女性
【キャンペーンが楽しみ】
チャート画面が見やすく、注文しやすいです。両建てもできるところがメリットです。その他に、キャンペーンが充実しているところも魅力だと思います。特に毎月の食品が届くキャンペーンがとてもお気に入りです。餃子、パスタ、カレーなどがとても美味しく、毎回届くのが楽しみです。また、毎年年末年始の豪華おせちや福袋などもあります。
50代|男性
【通貨ペアが多い】
トレードできる通貨ペアが豊富で、他社ではあまり取り扱いのないものも多いです。ドルトルコ、ユーロニュージー、ポンドスイスなど、ドルストレートやクロス円以外のものもトレード可能なため、その時トレンドが出た通貨を選択できます。クロス円やドルストレートの通貨ペアも多いです。
30代|女性
【分かりやすく使いやすい】
日本の会社なので操作が日本語で分かりやすく、痒いところに手が届くインジケーターが揃っていてとても見やすいです。売買時の操作も簡単ですし、速度も遅くなることはないと思います。今のところフリーズしたことはありません。初心者にはとても使いやすいと思います。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
ヒロセ通商に関する良くない口コミ
30代|女性
【アプリ版になじめない】
普段PC版の画面で取引をしていますが、アプリ版では購入・売却がワンタッチで気軽にできすぎるため、誤操作につながってしまうのではと感じます。もちろん操作に慣れてしまえば何の問題もないとは思いますが、PC版とアプリ版の見た目や操作性の違いに驚きました。
40代|男性
【スワップポイントが低い】
悪かった点は、スプレッドが開きやすい時間帯があることと、メジャー通貨のスワップポイントが低いことです。また自動売買は利用できないので、トレーダー自身で取引を行う必要があります。多忙な方やFX初心者にとっては大変不便だと思います。
60代|男性
【スワップポイントは低い】
スワップポイントが相対的に低いです。スキャルピングやデイトレードを中心にしていればスワップは気にしなくてもいいかもしれませんが、マイナススワップのレベルは特に良くありません。さらに、スプレッドは通常は狭めですが、指標公表時などは一気に広がることが多くとても気になるところです。PC版ツールやアプリなども他社に比べると使いづらいかなと思います。
40代|女性
【早朝にスプレッドが開く】
早朝、スプレッドが大きく開くことがデメリットです。スプレッドが大きいことに気づかずトレードしてしまうと、ポジションの損益が±0になるまでに時間がかかります。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
マネーパートナーズ(パートナーズFX nano)…100通貨から無料でトレードできる
通貨ペア数 | 21 |
---|---|
通貨ペア | 米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円、カナダドル/円、スイスフラン/円、 南アフリカランド/円、トルコリラ/円、メキシコペソ/円、人民元/円、ノルウェークローネ/円、 イスラエルシュケル/円、ユーロ/米ドル、ポンド/米ドル、豪ドル/米ドル、ユーロ/豪ドル、 ユーロ/ポンド、豪ドル/NZドル、ポンド/豪ドル、NZドル/米ドル |
最小取引単位 | 100通貨 |
取引開始 までの日数 |
最短1時間 |
スプレッド | 米ドル/円:0.0銭(※1) ユーロ/円:0.0銭(※1) ポンド/円:0.0銭(※1) 豪ドル/円:0.0銭(※1) |
買いスワップ ポイント(*) |
米ドル/円:127円 ユーロ/円:124円 ポンド/円:193円 豪ドル/円:53円 |
取引ツール (スマホ) |
Hyper Speed Touch nano |
デモ口座 | × |
スマホでデモ取引 | × |
詳細 | 公式サイト |
マネーパートナーズには、「パートナーズFX」と「パートナーズFX nano」の2つのコースがある。パートナーズFXは1万通貨単位、パートナーズFX nanoは100通貨単位で取引できる。
100通貨単位で取引できるのは、マネーパートナーズだけだ。しかも、主要通貨ペアのスプレッドは無料である。
通貨ペア | マネーパートナーズ (パートナーズFXnano) |
GMOクリック証券 (FXネオ) |
外為どっとコム (外貨ネクストネオ) |
SBI FXトレード | ヒロセ通商 (LION FX) |
---|---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 0.0銭 | 0.2銭※原則固定 | 0.2銭 ※原則固定(例外あり) |
0.18銭 | 0.2銭 |
ユーロ/円 | 0.0銭 | 0.5銭※原則固定 | 0.4銭 ※原則固定(例外あり) キャンペーンスプレッドを含む。 詳細は公式HPをご確認ください。 |
0.48銭 | 0.4銭 |
ポンド/円 | 0.0銭 | 0.9銭※原則固定 | 0.9銭 ※原則固定(例外あり) |
0.88銭 | 0.9銭 |
豪ドル/円 | 0.0銭 | 0.6銭※原則固定 | 0.5銭 ※原則固定(例外あり) キャンペーンスプレッドを含む。 詳細は公式HPをご確認ください。 |
0.58銭 | 0.5銭 |
パートナーズFXnanoのスプレッドは、米ドル/円が5万通貨まで、ユーロ/円、豪ドル/円が1万通貨まで、ポンド/円が5,000通貨まで無料となっている。コストをかけずに、FXができるのは大きなメリットだ。
100通貨で取引するなら、証拠金は最低数百円なので、資金面のハードルもかなり低い。少額の無料取引から始めたい人は、マネーパートナーズを検討してみよう。
通貨ペア | 最低必要証拠金(レバレッジ約25倍) |
---|---|
米ドル/円 | 600円 |
ユーロ/円 | 640円 |
ポンド/円 | 740円 |
豪ドル/円 | 380円 |
デメリットは、他社と比べてスワップポイントが低いことだ。
スワップポイントを見比べると、倍以上の開きがある通貨ペアもある。取引の目的が売買差益なら問題ないが、スワップポイント目的の場合は他社を検討したほうがいいだろう。
よくあるQ&A
出典:金融先物取引業協会『「外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査」の概要(2018年4月)』
ロスカットを避けて取引するためには、取引量に対して余裕を持った証拠金を預けることや、レバレッジを抑えて取引することが大切である。初心者であれば、レバレッジは5倍程度までに抑えて取引しよう。
証拠金以上の損をした場合、不足する証拠金を補うために追加で入金しなければならない。その際にお金がなければ、借金をして入金する人もいるだろう。
口座開設できる年齢は、会社によって18歳以上か20歳以上に分かれるため、申し込みをする前に確認しよう。例えば、GMOクリック証券は満18歳以上、FXプライムby GMOは満20歳以上が口座開設の年齢条件だ。
出典:金融先物取引業協会「外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査」
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