「FX投資はやめたほうがいい」と言われがちだ。なぜなら、精神的負担やリスクが大きくギャンブルと思われているからだ。したがって、感情的になりやすい人、損切りできず一回一回の勝ちにこだわりすぎる人などはFXはやめたほうがいいだろう。
儲けるコツはデモや少額トレードから始めて知識と経験を身につけること。自分に合った取引スタイルやレバレッジをかけすぎず損切りルールを守ることも大切だ。ここではFX投資のメリットとデメリット、儲けるためのコツ、FX会社の選び方について解説していく。
- FXはやめたほうがいいと言われる理由は、精神的負担やリスクが大きくギャンブルと思われているから
- FXをやらないほうがいい人は、感情的になりやすい人、損切りできず一回一回の勝ちにこだわりすぎる人など
- FXのメリットは、少額資金で大きな利益が狙えること
- 儲けるコツはデモや少額トレードから始めて知識と経験を身につけること
- 自分に合った取引スタイルやレバレッジをかけすぎず損切りルールを守ることも大切
- FX会社の選び方のポイントは、通貨ペア数、スプレッド、スワップ、最小取引単位、取引ツールなど
FXはやめたほうがいい?
FXを始めようとすると、多くの人からやめたほうがいいと言われたり、インターネットでネガティブな意見を目にしたりすることがある。なぜFXはやめたほうがいいと言われがちなのか、その理由について一つひとつ考えてみよう。
- 大損すると思われている
- プラスマイナスゼロのゼロサムゲーム
- 24時間値動きがあり精神的負担が大きい
- レバレッジ取引のリスクが大きい
- 強制ロスカットリスクがある
- ギャンブルと思われている
- 多くの知識が必要
【理由1】FXは大損すると思われている
FXはリスクが大きく、大損する可能性があるものというイメージを持っている人は多い。
実際にFXを始めてみると、含み損が発生した場合「いつか上がるかも知れない」という期待感が損切りの判断を遅らせてしまいがちになる。この損切り判断の遅れが損失の拡大につながり、FXは大損するというイメージにつながっていると考えられる。
【理由2】FXはプラスマイナスゼロのゼロサムゲーム
ゼロサムゲームとは、参加者の得点と失点の合計(サム)がゼロになるゲームのことだ。
株式投資の場合は、購入銘柄の株価が上昇すれば投資家全員が利益を出せる可能性がある。しかしFXはゼロサムゲームなので、結局最終的に儲かっているのはFX業者だけと考える人がいることも、FXはやめたほうがいいと言われる理由と考えられる。
【理由3】24時間値動きがあり精神的負担が大きいから
為替市場は外国為替市場も含めれば24時間取引が行われている。
24時間、世界のどこかの為替市場で取引が行われているため、24時間絶えず為替レートが動くリスクにさらされる。
また、為替レートに大きな影響を与える重要な経済指標の発表は日本時間の深夜に行われることが多いことも、FXの精神的負担が大きくなる理由と言えるだろう。
【理由4】レバレッジ取引のリスクが大きいから
FXにはレバレッジという仕組みがあり、レバレッジによって大きな損失を出している人が多い。
日本のFX業者では、最大25倍までレバレッジを設定できる。レバレッジは利益が出れば通常の25倍のプラスになるが、損失が発生すれば損失も25倍だ。
【理由5】強制ロスカットリスクがあるから
FXでは投資家の損失拡大を防ぐため、「ロスカット」という仕組みがある。
ロスカットとは、投資家が預けた資金(証拠金)以上の損失を発生させないよう、損失がある一定の水準を超えるとFX会社が強制的に決済する仕組み。
引用:OANDA「用語解説」
ロスカットは損失の拡大を防ぎ、投資家の資金を守る制度だが、大きな損失につながることもある。各FX会社は強制ロスカットが発動される証拠金維持率(※)を定めており、各社が定めている証拠金維持率を下回った場合、現在持っているポジションがすべて強制的に決済される。
・ロスカットになる例
基準となる証拠金維持率を50.0%に設定しているFX会社の事例で、ロスカットになるケースを見てみよう。
取引時点 | ロスカットの例 【3円50銭 円高になった】 |
|
---|---|---|
約定評価損益 | 0円 | ▲7万円 |
純資産額 | 10万円 | 3万円 |
ポジション必要証拠金 | 8万円 | 7万7,200円 |
証拠金維持率 | 125% | 38.9% |
右のロスカットの例ではFX会社が定めている証拠金維持率50.0%を下回っているので、追加で証拠金を差し入れない限り、強制ロスカットとなる。
【理由6】FXはギャンブルと思われている
FXはギャンブルと同等なものと考えられていることもある。これはFXのリスクが高く、そもそも為替レートの上下を予想できるのはごくわずかな人のみであるといった誤解によるものと考えられる。
【理由7】多くの知識が必要だから
FXで成功するためには、為替に関連する知識を網羅的に身につけておく必要がある。例えば、各国の金融政策、景気、経済指標などだ。
初心者なら、為替レートが上下する要因、基本的な用語、各種チャートの見方、通貨の種類、各通貨の特徴なども知っておく必要があるだろう。
FXは投資だ。万人にとってうまくいくとも限らない。にもかかわらず勉強に膨大な時間を費やすくらいなら、地道に貯蓄をしたほうがいいと考える人がいるのは当然のことだろう。
FXをやらないほうがいい人、向いていない人
ここで述べる要件に当てはまる人は、本当にFXには向いていない可能性があるので、やらないほうがいいかもしれない。自分は要件に当てはまっていないか、確認していただきたい。
- 余剰資金がない人
- すべてのトレードで絶対に勝ちたい人
- FXの知識が乏しい人
- 損切りができない人
- ギャンブル感覚でやる人
- FX会社をいい加減に選んだ人
- 感情的になりやすい人
【その1】余剰資金がない人
投資は損失が発生する可能性があるので、余剰資金の範囲内で行うことが原則だ。
余剰資金とは手盛りの資金から、以下3項目の金額を引いた金額のことを言う。
日々の生活に必要なお金 | 生活費や定期的な支払いなど |
近く使い道が決まっているお金 | 車の購入費用、子どもの教育費など |
いざという時のためのお金 | 非常時に必要なお金 |
FXで日々の生活に必要なお金を使って損失が発生した場合、生活費を調達するために借り入れをするという状況になりかねない。
【その2】すべてのトレードで絶対に勝ちたい人
FXですべてのトレードに絶対勝つことは不可能と言っていい。なぜなら、FXは経済指標の発表、その内容、要人発言、地政学リスクなどさまざまな影響を受けるからだ。経済指標ひとつ取ってみても、予想通りの結果になるとは限らない。また、予想を受けた市場の受け止め方によっても、為替レートの上下の振れ幅も変わってくる。
【その3】FXの知識が乏しい人
先に述べたとおり、FXはゼロサムゲームだ。FXに関する基礎はもちろん、各国の金融政策やテクニカル指標などFXの知識に精通した人と、FXの知識に乏しい人ではどちらが利益を出しやすいだろうか?
【その4】損切りができない人
FX初心者の典型的な特徴は「コツコツ稼いで、大きく損する」点だ。為替レートは絶えず値動きをするので、小さい利益を摘み取っていけば利益は比較的簡単に積み重ねられる。
しかし、問題は自分の想定とは反対方向に値動きをしたときだ。FX初心者は「いつか上がるかもしれない」という淡い期待をどうしても持ってしまう。そして、その期待はたいていの場合裏切られ、かえって損失を拡大させる結果をもたらすことが多い。
これができないと、せっかく積み重ねた利益は帳消しになり、かえって大きな損失を出してしまう可能性が高くなる。
【その5】ギャンブル感覚でやる人
投資はギャンブルではない。FXは為替レートや経済指標、テクニカル指標などの情報をもとに売買タイミングを決めるものだ。
FXの売買タイミングをギャンブルのように一か八かで決めていると損失が増えるうえ、良質なトレード経験を積むことにも結びつかず、一生トレードの成功率は上がることがないだろう。
【その6】FX会社をいい加減に選んだ人
FX会社の実質的なコストに当たるスプレッドは通貨ペアやFX会社によって異なる。
例えば自分が頻繁に取引をしている通貨ペアに関して、他のFX会社でもっと狭いスプレッドで提供しているにもかかわらず、比較をせずFX会社を選ぶと余計なコストを支払うことになる。
FXの「スプレッド」とはお客さまがFX取引をする際の買値と売値の差のことです。スプレッドが狭いほうが低コストであり、お客さまにとって有利になります。
引用:楽天銀行「スプレッドとは」
スワップポイントについても同様だ。同じ通貨ペアでもFX会社によってスワップポイントは異なる。スプレッドやスワップポイントにこだわらずにいい加減にFX会社を選んでいると利益は出しにくいだろう。このような人はFXトレードで成功しにくいためやめたほうがいいかもしれない。
その他にも取引画面の使いやすさや、公式サイトが提供しているコンテンツ量など、さまざまな角度でFX会社を比較してみることが大切だ。
FXのスワップポイントとは、2ヵ国間の金利差(金利差相当分)によって発生する利益です。
引用:OANA「スワップポイントとは?」
【その7】感情的になりやすい人
FXは性格でも向き不向きがある。一般的に感情的になりやすい人はFXに向いていない。
戦略もなく多くのポジションを抱えていると、為替変動のリスクにさらされやすい。そのため感情的になりやすい人はFXでは痛い思いをする可能性がある。
FXはメリットもある!
FXはメリットもある。FXをやるべきか迷っている人は、今一度FXのメリットについて考えてみよう。
- 少額から取引できる
- 平日は24時間いつでも取引可能
- 手数料が安い
- 大きな利益が狙える
- スワップポイントがもらえる
- 売りからでも取引ができる
【メリット1】少額から取引できる
最近のFXは1,000通貨単位といった少額から取引できるようになっている。
なかには1通貨からトレードできるFX会社もある。1通貨ならレバレッジ次第では数円から取引ができる。
FXはリスクが高い取引ですが、少額取引であれば仮に損失が出ても受け入れやすく、損切りなども抵抗なくスムーズにできる可能性があります。
金子賢司(ファイナンシャルプランナー)
【メリット2】平日は24時間いつでも取引可能
FXは世界のどこかの外国為替市場で取引が常時行われているため、平日・祝日であればほぼ24時間いつでも取引が可能だ。
一方、国内株式は9:00~11:30と12:30~15:00の合計5時間しか取引ができない。普段、仕事や家事が忙しく、日中トレードする時間がないような人でも、24時間いつでも取引が可能なFX取引なら自分の好きなタイミングでトレードができる。
【メリット3】手数料が安い
FXは各種手数料を無料としているケースが多く、通貨の売値と買値の差であるスプレッドが実質的なコストとなっている。取引をする通貨ペアや時間帯などによってスプレッドは変動するが、例えば米ドル円のスプレッドが0.2銭である場合、1万通貨を取引したときにかかるコストはわずか20円だ。
【メリット4】大きな利益が狙える
投資全般に言えることだが、リスクとリターンは表裏一体の関係にある。FXはリスクが高い投資と言われるが、その分リターンも大きいということだ。
レバレッジ1倍 | レバレッジ25倍 | |
---|---|---|
必要証拠金 | 100万円 | 4万円 |
1円 円安になったときの利益 | 1万円 | 1万円 |
このように、FXはレバレッジを使って少ない自己資金で大きな利益を狙うことが可能だ。
【メリット5】スワップポイントがもらえる
FXは通貨の売買によって生じる為替差益が主な利益だ。しかし、FXにおける利益は売買差益だけではない。通貨を保有しているだけでスワップポイントと呼ばれる利益を実質毎日受け取れることがある。
FXトレードの目的として、為替差益よりもスワップポイント狙いの人も多いだろう。
【メリット6】売りからでも取引ができる
株式投資では株式を購入して、株価が上昇したら株式を売却して利益を得るという方法が一般的だ。逆に購入時より株価が下がった状態で売却をすると損失が発生する。
FXも同様で、例えば米ドル円で1万通貨を買って、1円円安(上昇)になったときに売ると利益になるが、逆に1円円高(下落)になったときに売ると損失になってしまう。
しかしFXでは円高になると予想できるときは、1万通貨を売りから始めることで利益を出せる。売りから始めた場合は、円高になればなるほど利益が出る仕組みだ。
差金決済取引とは、受渡日に買付代金または売付有価証券の提供によって決済を行わずに対当する売りまたは買いで相殺する取引のことです。
引用:SBIネオトレード証券
FXで儲けるためのコツとは
では、FXは本当に儲かるのか。ここではFXで儲けるためのコツを紹介する。
- デモトレードから始める
- 少額から始める
- 自分の取引スタイルを作る
- 損切りルールを守る
- レバレッジをかけすぎない
- FXの知識を身に付ける
- 自分に最適なFX会社で口座を開く
【コツ1】デモトレードから始める
FX会社によっては、実際のFXトレードを体験するために、架空の資金を元手にしたFXトレード体験であるデモトレードが用意されている。
慣れないうちに本番のFXトレードを始めると、いたずらに自分の資金を減らしてしまう可能性が高い。
【コツ2】少額から始める
実際に自己資金を使って取引をすると緊張感がまた一段階変わってくる。すぐに本番のトレードで大きな利益を狙いたいところだが、デモトレードである程度トレードに慣れたら、今度は少額でFX投資をスタートすることをおすすめする。少額なら得られる利益も大きくはならないが、大きな損失も発生しない。
FXで儲けるためには、まずデモトレードから始めて次に少額でトレード、そして慣れてきたら大きな金額という手順で進めていくといいでしょう。
金子賢司(ファイナンシャルプランナー)
【コツ3】自分の取引スタイルを作る/目指す利益を決める
投資全般に言えることだが、投資で成功するためには、自分の取引スタイルや目指す利益を決めることが重要だ。FXの取引スタイルは主に以下のようなものがある。
スキャルピング | 1日に何十回も新規注文・決済注文を繰り返し、小さな利益を積み重ねていく取引スタイル。 最もリスクが高いがリターンも大きくなる傾向がある |
---|---|
デイトレード | ポジションを翌日に持ち越さず、その日のうちに決済するトレード方法。 トレード頻度は1日1回から数回。スキャルピングに次いでリスク・リターンが大きい傾向 |
スイングトレード | 数日から数週間かけて1回の取引をするトレード方法。 スキャルピングやデイトレードのように、常にチャートなどを見続けている必要はない。 ただしほったらかしにできるわけではない |
ポジショントレード | 数ヵ月から数年の期間でトレードをする手法。 1回の取引で大きな利益を狙えるほか、スワップポイントも積み重ねられる |
普段、本業で忙しいのにスキャルピングやデイトレードを主体としたFXトレードをしていては、精神的にも疲れる上、本業にも支障が出てしまうだろう。
また目指す利益を決めることも重要だ。スキャルピングやデイトレードはリターンも大きいが、リスクも大きい。
自分が目指したい利益を決めておけば、スキャルピングやデイトレードほどのリスクを冒す必要はなく、スイングトレードで十分であることに気がつくかも知れない。必要以上に自分の資産を危険にさらさないことも、FXで儲ける秘訣と言える。
【コツ4】損切りルールを守る
FXで成功するためには、1回のトレードで大きな損失を発生させないことが大切だ。
しかしFXトレードで利益が出ない人は、一度価格が下がると、根拠もなくいつか上昇すると期待してしまい、かえって損失を広げてしまうことが多い。
これを防ぐためには、「損切りルール」を決める必要がある。
仮に予想とは異なる方向に為替が動いた場合、いくらまで含み損が発生したら損失を確定するかというルール
ただし損切りルールは、決めただけでは不十分で、自分で決めたルールを忠実に守るメンタルの強さも求められるだろう。
損切りルールを忠実に守る自信がない人は、IFO注文などを活用して、購入と同時に損切りラインを機械的に設定しておくことをおすすめする。
指値注文とは、現在の価格で即座に発注する成行注文に対して、今よりも有利な価格で売買したいときにその希望価格を指定して発注する方法のこと。逆指値注文とは、今よりも不利な価格で売買したいときにその価格条件を指定して発注する方法のことで、損切りに活用される。
【コツ5】レバレッジをかけすぎない
FXで儲けるためには、高レバレッジで取引をしたほうがいいと思うかもしれない。しかし高レバレッジの取引は損失が発生したときのリスクも大きいため、初心者のうちは20倍~25倍といったレバレッジは避けたほうが賢明だ。
FXで儲けたくても最初のうちはレバレッジを過度に高くするのではなく、最大でも5倍~10倍程度にとどめておきたい。
【コツ6】FXの知識を身に付ける
FXに関連する経済指標やテクニカルチャートの見方などFXの知識を身につけるほど、トレードの成功率が上がる可能性が高い。トレードの成功率が上がれば、FXで利益が出しやすくなるだろう。
【コツ7】自分に最適なFX会社で口座を開く
FX会社は、取り扱い通貨、通貨ペアごとのスプレッドやスワップポイントなどが異なる。したがって、自分の取引したい通貨のスプレッドが狭い、あるいはスワップポイントが大きいFX会社を選ぶことで、利益に差が出ることがある。
FX会社の選び方ポイント、口座開設の注意点
では、どんなFX会社で口座開設を開くべきか。ここではFX会社の選び方のポイントと、口座開設の注意点を紹介する。
- FX通貨ペアの数
- 基準スプレッドの狭さ
- 高スワップなFX通貨ペア
- 最小の取引単位
- 取引ツールの種類と使いやすさ
- 取引開始までの日数
【ポイント1】FX通貨ペアの数
FXでは多くの通貨ペアを取引できるが、FX会社によって取り扱いのある通貨ペアが異なる。米ドル円、ユーロ円、ユーロドル、ポンド円といったメジャーな通貨ペアなら、どこのFX会社でも取り扱っているのであまり心配する必要はない。
しかし南アフリカランド円や、メキシコペソ円、トルコリラ円のようなマイナー通貨ペアは、取り扱っていないFX会社もある。
【ポイント2】基準スプレッドの狭さ
スプレッドはFXの取引コストに当たるため、なるべく狭いほうが望ましい。同じ米ドル円でもFX会社によってスプレッドが0.2銭のところもあれば0.09銭のところもあるなどスプレッドは異なる。
ただし、あるFX会社で米ドル円のスプレッドが狭いからといって、他の通貨ペアも同様に狭いとは限らない。A社、B社の2つのFX会社を比較してみると、米ドル円に関してはA社のほうがスプレッドは狭いが、ユーロ円のスプレッドはB社のほうが狭いということもあり得る。
【ポイント3】高スワップなFX通貨ペア
メキシコペソ円や南アフリカランド円などを取引する人の中には、スワップポイント狙いの人もいるだろう。スワップポイントもスプレッドと同様、FX会社によって異なるため、自分が取引したい通貨ペアのスワップポイントが高いかどうか確認が必要だ。
【ポイント4】最小の取引単位
最近では最小取引単位を1,000通貨と小さく設定しているFX会社も増えてきた。最小取引単位が小さければ少ない証拠金で取引ができるので、仮に損失が発生してもインパクトは小さい傾向がある。
1万通貨 | 1,000通貨 | |
---|---|---|
1ドル100円のときに必要な資金 (通貨ペア:米ドル円、レバレッジ1倍)※ |
100万円 | 10万円 |
1円 円高になったときの損失額 | 1万円 | 1,000円 |
中には1通貨から取引ができるFX会社もある。リスクを抑えてFX取引をしたい人は、最小取引単位の小さいFX会社を選ぶことも1つの方法である。
【ポイント5】取引ツールの種類と使いやすさ
各FX会社は、FXトレードの利便性を高めるためにスマホやタブレット向けの取引ツールを用意している。取引ツールの操作性、テクニカル指標の豊富さ、情報コンテンツの充実度などを比較して、自分にあったものを選ぶといいだろう。
【ポイント6】取引開始までの日数
経済指標の発表の発表をきっかけにトレンドを掴めたなどの理由で、FXを早くスタートしたいという人もいるだろう。そうした場合にもチャンスを逃さないよう、なるべくFX口座開設の申し込みをしてから取引開始までの日数が短いところを選びたい。
最近では、スマホで申し込みできるFX会社も増えており、郵送では口座開設から取引まで2週間程度かかるところ、インターネットやスマホ申し込みなら当日取引ができるFX会社もある。
FXはどこでやる?おすすめ証券会社9選
いよいよ具体的にFX会社を選ぶ段階だ。ここではおすすめ証券会社を9社紹介する。自分にあったFX会社選びの参考にしてほしい。
SBI FXトレード 詳細 |
GMOクリック証券 詳細 |
DMM FX 詳細 |
LINE FX 詳細 |
IG証券 詳細 |
外為どっとコム 詳細 |
楽天証券 詳細 |
auカブコム証券 詳細 |
松井証券「MATSUI FX」 詳細 |
|
通貨ペア数 | 34通貨 ペア |
20通貨 ペア |
21通貨 ペア |
23通貨 ペア |
約100 種類以上 |
30通貨 ペア |
28通貨 ペア |
19通貨 ペア |
20通貨 ペア |
最小 取引単位 |
1通貨 | 1,000 通貨 (南アランド円などを除く) |
1万 通貨 |
1,000 通貨 |
1万 通貨 |
1,000 通貨 (積立は1通貨から) |
1,000 通貨 |
1,000 通貨 (ミニの場合。 ただし南アランド 円を除く) |
1通貨 |
取引 手数料 |
無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
取引開始 までの日数 |
最短 翌営業日 |
最短 当日 |
最短 1時間 |
最短 当日 |
最短 2日 |
最短 当日 |
最短 翌日 |
最短 即日 |
最短 即日 |
スプレッド | 米ドル円 0.19銭 ユーロ円0.40銭 |
米ドル円 0.20銭 ユーロ円 0.50銭 |
米ドル円 0.20銭 ユーロ円 0.50銭 |
米ドル円 0.20銭 ユーロ円 0.50銭 |
米ドル円 0.20銭 ユーロ円 0.50銭 |
米ドル円 0.20銭 ※原則固定 (例外あり) ユーロ円 0.4銭 ※原則固定(例外あり) キャンペーンスプレッド。 詳細は公式HPをご確認ください。 |
米ドル円 0.20銭 ユーロ円 0.40銭 |
米ドル円 スプレッド 広告表示なし ユーロ円 0.50銭 |
米ドル円 0.20~ 1.60銭 ユーロ円 0.50~ 1.50銭 |
デモ口座 | なし | あり | あり | なし | あり | あり | あり | あり | あり |
SBI FXトレード
SBI FXトレードの最大の特徴は、最小取引単位が1通貨という点だ。
全通貨ペアにおいてスプレッドは業界最狭水準。通貨ペアも豊富で、レアル円、ポーランドズロチ円といった通貨ペアの取引もできる。通貨ペアは限られるが、FXに積立投資ができる点もあまり他社にはない特徴と言えるだろう。
通貨ペア数 | 34通貨ペア |
---|---|
最小取引単位 | 1通貨 |
取引手数料 | 無料 |
取引開始までの日数 | 最短翌営業日 |
スプレッド | 米ドル円0.19銭 ユーロ円0.40銭 |
デモ口座 | なし |
【SBI FXトレードのおすすめポイント】
・最小取引単位が1円
・通貨ペアも業界トップクラス
・積立FX投資ができる
SBI FXトレードの良い口コミ
40代|男性
通貨単位から取引ができる
SBI FXトレードの最大のメリットは、1通貨単位から取引できるという点です。最低取引単位1,000〜1万通貨のFX会社が多いため、取引を行うには基本的にまとまった資金が必要になります。しかし、SBI FXトレードでは1通貨単位で取引を行えるため、100円程度の資金からトレードを始められます。
30代|男性
少額から始めやすい
取引通貨単位が1通貨からと、国内のFX業者の中では、1番小さい通貨単位で取引出来るのが大きなメリットです。そのため、初心者が少額からでも始めやすく、練習などにも利用できるため、その点が魅力的ですね。スプレッドも狭く、取引環境も安定している印象です。
40代|男性
初心者OK、取引安定度抜群!
スプレッドがドル円で0.09と、業界でも上位に位置しています。また、市場の環境によって変動性が高い時など、スプレッドは変化してしまうことがありますが、SBI FXトレードはスプレッドの変化も安定しているように思います。スプレッドの安さと抜群の安定感が魅力です。さらには、スワップポイントの高さも業界上位なのでお得感もよいです。
40代|女性
1通貨から取引可能
なんと言っても1通貨から取引ができてしまう点です。そのおかげでレバレッジを全くかけない取引もできるので、他の会社よりもぐーんと低リスクになります。少額で取引ができてしまうので資金があまりなくても、自分の資金の範囲からロスカットしない程度の通貨を買ってスワップポイントで増やしていく(放置する)のも容易で便利です。
SBI FXトレードの良くない口コミ
30代|男性
自動売買が行えない
裁量での取引しかできないところが個人的には残念だなと感じます。システムトレードや自動売買などのバリエーションがあれば、よりよくなると考えています。しかし、総合的に判断するとかなり優秀なFX業者であることには変わりありません。FX初心者から、上級者の方にまでおすすめできると思います。
30代|男性
アプリが使いにくい
SBI FXトレードを利用するデメリットは「アプリが使いにくい」という点です。スマホのアプリはまだマシですが、パソコンのアプリはややアナログ気味で使いにくく、見づらい印象です。他サービスと比較した時に、アプリを理由にSBIを選ぶことはないと思っています。
40代|男性
PCが扱いにくい
個人的な好みかもしれませんが、PCでの取引環境やチャートの扱い方がしっくりこないです。レイアウトや質感を変えてもらえるだけでも違うと思います。やはり使っていて気持ちのいい仕様を望みます。投資情報に関しては標準的だと思いますので、当社にしかない特徴のようなものが出せればいいですね。
40代|男性
初心者には向かない
デモ口座がないため、とりあえず試してみたい初心者や、取引ツールを試してみたい人にとってはややハードルが高いと感じました。また取引のツールが分かりづらく、使い慣れるまでに時間がかかってしまうのも、FX初心者にはつらい点かもしれません。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
GMOクリック証券
GMOクリック証券は、スワップ、スプレッドいずれも業界トップクラスだ。
スマホ、デスクトップ、ブラウザなど利用環境に応じた、高機能な取引ツールが用意されており、すべて無料で利用できる。
通貨ペア数 | 20通貨ペア |
---|---|
最小取引単位 | 1,000通貨 メキシコペソ円と南アフリカランド円は1万通貨 |
取引手数料 | 無料 |
取引開始までの日数 | 最短当日 |
スプレッド | 米ドル円0.20銭 ユーロ円0.50銭 |
デモ口座 | あり |
【GMOクリック証券のおすすめポイント】
・スワップポイント、スプレッドいずれも業界トップクラス
・利用環境に応じた取引ツールが利用できる
・デモトレードができる
GMOクリック証券の良い口コミ
40代|男性
スプレッドが狭い
他の証券会社と比較してスプレッドが狭いので、取引するたびに生じる損金が少なくて済みます。これが一番のメリットではないでしょうか。さらに取引スピードが早いのもGMOクリック証券の特徴です。注文執行スピードが早いので価格の誤差があまり出ません。
50代|男性
続々と改良が進むFXネオ
最近エントリーの数量が1,000通貨からになりました。スプレッドも狭いし、チャートも見やすいです。スパンモデルも搭載になったことでだいぶ不満もなくなりました。チャートソフトもカスタマイズしやすいので、日曜にいろいろと検証トレードをして平日に向けて準備をするなど、楽しんでいます。
20代|男性
取引ツールがいい
スマートフォンで取引するときは、チャートからワンタップで発注できます。短期売買で利益を積み重ねていくスタイルの人にとって、このようにスピード注文ができるツールは、取引をストレスなく行う上でありがたいと感じるでしょう。
50代|男性
スワップポイントだけ引き出せる
「GMOクリック証券」では、保有しているポジションを決済しなくても、貯まったスワップポイントだけを引き出すことが可能です。ですので、南アランド/円やメキシコペソ/円などの高金利通貨を買いで保有していた場合、ある程度口座の維持率に気をつけていれば、これら通貨の保有で貯まったスワップポイントだけを金利感覚で受け取れます。
GMOクリック証券の良くない口コミ
40代|男性
アプリの操作性がやや複雑
私はアプリの操作性がやや複雑であると感じました。というのも、取引履歴一覧を見ようとしても出し方がよく分からず、手間取ったからです。まあそれは最初だけなのですが、若干分かりにくいかなと感じました。あとはっちゅう君FXプラスでもチャートに線が引けるなどの機能をつけていただけたらうれしいなと感じました。
50代|男性
朝のスプレッドが広い
朝イチのスプレッドが広くてやりにくいですね。普段が狭いのでなおさらそう感じるのですが、大きいとドル円で2.4pipsくらいの時もあります。Bidのレートを見て「これくらいなら決済するか」とAskを見ずに決済すると、利益が全然なかった、むしろマイナスだった……などよくあるので、FXネオに関してわがままを言えば改良をお願いしたいところです。
20代|男性
使いにくい
画面が少し見づらく、もう少し使いやすかったら良いのにと思います。また、積み立てニーサに対応しておらず、そこもデメリットです。情報量もやや少ないと思いますし、ロスカットになると手数料が発生するところも難点です。メリットもあればデメリットもあるので、そこは改善してもらいたいと思います。
40代|男性
情報が少ないことがある
悪かった点は、IPO取扱銘柄が少なく、IPO主幹事案件がほぼないことです。またつみたてNISAに対応していません。情報量もやや少なめと感じます。外国株式は取り扱いがなく国内株式のみであり、ロスカットになると手数料が発生することもデメリットです。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
DMM FX
DMM FX最大の特徴は、取引開始までのスピードだろう。最短1時間で取引開始が可能、デモトレードも最短1分で体験できる。
スマホ版、パソコン版いずれも高機能な取引ツールを用意しており、取引結果をもとに自身のトレードの分析も可能だ。
通貨ペア数 | 21通貨ペア |
---|---|
最小取引単位 | 1万通貨 |
取引手数料 | 無料 |
取引開始までの日数 | 最短1時間で取引可能 |
スプレッド | 米ドル円0.20銭 ユーロ円0.50銭 |
デモ口座 | あり |
【DMM FXのおすすめポイント】
・取引開始まで最短1時間
・29種類の豊富なテクニカルツール
・高機能な取引ツール
DMM FXの良い口コミ
40代|男性
スプレッドの広がりが少ない
メリットは、指標発表などでスプレッドが広がっても、その後の戻りが早いことです。いろいろな業者と比べてそう思います。スプレッド自体も狭いです。あとはチャートが軽くてサクサク動きますし、見やすいです。国内の大手業者なので、入出金について安心感もあります。
40代|男性
保有するポイントを現金化できる
DMM FXには取引すればするほど貯まるポイント制度があります。そしてポイントが貯まった場合、なんと現金化することが可能なのです。ポイント分を利用できるFX会社はありますが、現金化できる企業はまだまだ少ないのが現状です。そんな中、DMM FXは現金化できるのがうれしいです。
40代|男性
スプレッドが狭い
DMM FXは、口座開設と取引ロット数によってキャッシュバックが受け取れる点が良いと思います。キャッシュバックキャンペーン中に申し込みするのがおすすめです。国内取引所なので出金や入金スピードも早く、入金はクイック入金で即反映される点も優秀です。
30代|男性
スプレッド、取引ツールが良い
利用した際に感じたメリットは、取引する際のスプレッドが狭い点です。勝ちやすい業者だなと感じました。短期売買であればあるほど、スプレッドの狭さが重要なため、個人的にありがたいです。取引する際のツールもスマホ、パソコン問わず使いやすく、視覚的にも操作しやすいのでとても良いですね。
DMM FXの良くない口コミ
40代|男性
スキャルピングが禁止
スキャルピングで口座を凍結されたという話をよく聞きます。よっぽどの秒速スキャルでない限り大丈夫だとは思いますが、もう少し緩めにしてもらえれば始めやすいと思います。どの程度のスキャルピングで凍結されるのか全く不明なので、不安に思っている方は多いと思います。
40代|男性
情報量が少なめ
FX会社によってはインターネットで今後の展望を配信するサービスがありますが、DMM FXではそういったサービスはありません。そのため、今後どの通貨にどんな見通しがあるのか、自分で情報を集めて投資していく必要があります。DMM FXは受け身の投資家ではなく、自ら情報収集を意欲的に行う投資家に向いているといえます。
40代|男性
取引通貨がやや少ない
取引通貨がやや少ないと思いますが、全般的には特にデメリットは見当たりません。ただしDMM FXで取引をする際のポイントとして、スワップポイントのロングとショートで差があることに注意が必要です。ロングでポジションを取るのには適しているけれど、ショートするなら利益率を考慮しないといけません。あと取り扱い通貨によっても違いがあるので気をつけたいところです。
30代|男性
最低通貨単位が1万
デメリットとしては、取引する際の最低通貨単位が1万通貨からであることです。1,000通貨から取引できる業者と比べると、用意しなければならない資金が多いため、その点はデメリットです。また、スキャルピング取引が公認されていない点も短期売買をする自分としてはイマイチなところですね。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
LINE FX
LINE FXは、多くの人が利用している無料通話アプリLINEが提供しているFX取引だ。最短3分で口座開設が可能で、早ければ当日には取引がスタートできる。
経済指標や、為替レートの急上昇・急降下は従来のLINEの機能を使用してスピーディーに伝えられる。
通貨ペア数 | 23通貨ペア |
---|---|
最小取引単位 | 1,000通貨 |
取引手数料 | 無料 |
取引開始までの日数 | 最短当日 |
スプレッド | 米ドル円0.20銭 ユーロ円0.50銭 |
デモ口座 | なし |
【LINE FX証券のおすすめポイント】
・最短当日には取引が可能
・LINEのAIチャットを使って、24時間問合わせ可能
・LINEの機能を使って為替情報が流れてくる
LINE FXの良い口コミ
40代|男性
スプレッドが狭い
とにかく取引手数料が狭いイメージを持っています。せっかく利益を上げようとしても、スプレッドが広ければ利益幅が少なくなってしまいます。LINE FXではドルやユーロはもちろん、マイナーな通貨までスプレッドが狭く設定されているため、安心して取引することができます。
30代|男性
ツールが視覚的に見やすい
業界でもかなり狭い水準のスプレッドで、安定して取引できる印象です。取引通貨単位も1,000通貨からで、少額からでも取り組みやすいです。また、取引ツールも視覚的に見やすくなっており、初めてFXの取引をする方には特にオススメできます。ポンド円や豪ドル円のスプレッドも、他の業者と比較すると安いため、それらの通貨を取引したい際に利用することが多いですね。
40代|男性
高水準のスワップポイント
LINE FXで得られるスワップポイントは他のFX会社よりも高めに設定されています。南アフリカランド/円やメキシコペソ/円などの高金利通貨ペアで利益の拡大を狙いましょう。得られるスワップポイントはFX会社によって違うので、高いスワップポイントを求めているならLINE FXが適しています。
30代|男性
初心者向け
1ロット1,000通貨で取引できるので、始めたばかりの人には扱いやすいと思います。またアプリの操作画面もシンプルなので使い勝手が良いです。それと大きい値動きがあった場合の通知や経済情報も随時LINEで送られてくるので、何をもって売買すればよいか分からない初心者には大変使いやすいと思います。
LINE FXの良くない口コミ
40代|男性
アプリが重いときがある
取引をしていると時間帯によっては処理が重くなることがあります。せっかくタイミングよく売買しようと思っていても、できないとなれば利益確保のタイミングを逃してしまうので改善していただきたいです。あと、強制終了することもたまにありました。こちらも改善してほしいです。
30代|男性
取引通貨数が少ない
取引通貨数が個人的には少なく感じます。具体的には、ルーブル円や、ユーロカナダドルなどのいわゆるマイナー通貨などの取り扱いがあれば、もっと良かったです。ドル円などのドルストレートや、クロス円の取引限定の方は、特に問題なく利用できると思います。
40代|男性
1通貨から取引できない
他の大手FX会社が最低取引量を1万通貨と設定していることに比べると、LINE FXが最小1,000通貨から取引できるのは魅力的に見えます。しかし、1,000通貨と言っても米ドル/円取引を最大レバレッジ25倍で取引しても数千円程度の資金が必要となり、初心者にとってはハードルが高いように見えます。
30代|男性
デモトレードがない
デモトレードがないため、初心者の人でも実際にお金を使って取引しなければなりません。操作面や取引通貨単位は大変初心者にやさしいものになっていますが、FXがどのようなものか分かるまでは実際にお金を使うのが怖いという人もいると思います。そういう人は、デモトレードを実施できるFX会社を最初に使った方がよいかもしれません。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
IG証券
IG証券は日本ではあまり馴染みがないが、海外本社であるIGグループはロンドン証券取引所に上場しており、1974年に設立された老舗の証券会社だ。
圧倒的な取り扱い通貨ペア数を誇り、IGアカデミーという投資に関する学習プログラムが充実している。
通貨ペア数 | 約100種類以上 |
---|---|
最小取引単位 | 1万通貨 |
取引手数料 | 無料 |
取引開始までの日数 | 最短2日 |
スプレッド | 米ドル円0.20銭 ユーロ円0.50銭 |
デモ口座 | あり |
【IG証券のおすすめポイント】
・取り扱い通貨ペアは約100種類以上
・1974年に設立された老舗証券会社の日本拠点
・投資家向けの教育コンテンツが充実
IG証券の良い口コミ
40代|男性
注文執行スピードが早い
私は注文執行スピードが大変早いと感じました。何回発注しても注文を入れたと同時に約定していて感銘を受けました。やはりFXは執行スピードが命だと思います。一刻一刻変わる価格の動きに瞬時に反応するFX会社、FXツールが時代を制すると私は思います。
30代|男性
国内ハイレバFXが魅力
国内のFX会社なのですが、ノックアウト・オプションという取引ルールを利用することで実質レバレッジ100倍や200倍の超ハイレバレッジ取引を行うことができます。そのため資金効率がとても良く、少ない資金からでもうまくいけば大金を稼ぐことが可能です。また、国内業者のため税金が利益の約20%なので、海外FXよりも有利ですね。
30代|男性
取引銘柄が多い
通常のFX会社では取引できる通貨ペアが20~30種類ですが、IG証券のFXは約100種類もあります。人気のペアはもちろん、海外/海外の通貨ペアが豊富なので、スワップ目的の人には妙味あると思います。また口座開設で5,000円もらえるキャンペーンがあるのもうれしいです。
40代|男性
取り扱いが豊富
豊富な銘柄を取り揃えていることです。FXだけでも約100種類の銘柄を取り扱っているので、金利差の大きな通貨ペアを選択すれば、高額なスワップポイントのチャンスがあります。また取引方法に幅広い選択肢があり、ノースリッページ注文を活用できることもメリットです。
IG証券の良くない口コミ
30代|男性
初心者には向かない
バイナリーオプション、ノックアウト・オプションの取引ができる、各国の金融情報が入ってきてすぐに確認できるなど、FXに特化しています。しかし、逆に情報量が多すぎて初心者にはマイページの画面がごちゃごちゃしていると感じてしまうかもしれません。また取引通貨単位も1ロット1万通貨となっているため、初心者の人には向いていないと思います。
20代|男性
取引ツールが独自規格
取引ツールが独自規格のようで、他社でFX経験があってもこの証券会社で取引を始めたばかりの人は、ツールの使い方に慣れるまではやりにくいと思います。それから情報分析しながら取引したい人も、ここの情報だけは少なすぎるので他社見たほうがいいと思います。
40代|男性
少し不便な点がある
他社に比べてスプレッドが不利な傾向があることです。一部の通貨ペアが原則固定制から変動制に変更されやすいため、広告表示のスプレッドよりも幅が広がってしまう可能性が高いです。変動スプレッドに切り替わると、トレーダーにとっては取引あたりのコストが高くなってしまう恐れがあります。口座管理手数料が発生してしまう場合があることもデメリットです。
30代|男性
サーバーが不安定な印象
Twitterなどで検索したり自分で利用したりした上での感想なのですが、サーバーが弱く、繋がりにくかったり、スプレッドが開き気味になったりとなかなか不安定な印象はあります。また、スプレッドに関しても、他社よりも広く設定されている印象です。トータルで見れば、決して悪い業者ではないと考えています。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
外為どっとコム
外為どっとコムは、FX初心者向けにFX情報やセミナーなど、学びの場を多く提供している点に特徴がある。
サポート体制にも定評があり、HDI格付け調査において、「問合せ(電話)部門」「Webサポート部門」で3年連続、最高評価の三ツ星を獲得している。
通貨ペア数 | 30通貨ペア |
---|---|
最小取引単位 | 1,000通貨(積立は1通貨から) |
取引手数料 | 無料 |
取引開始までの日数 | 最短当日 |
スプレッド | 米ドル円0.20銭 ※原則固定(例外あり) ユーロ円0.4銭 ※原則固定(例外あり) キャンペーンスプレッド。 詳細は公式HPをご確認ください。 |
デモ口座 | あり |
【外為どっとコムのおすすめポイント】
・初心者向けコンテンツが充実
・安心・充実のサポート体制
・FX積立投資ができる。積立頻度は毎日・毎週・毎月が選べる
外為どっとコムの良い口コミ
30代|男性
総合力が高い
FXを取引する際に、国内のFX会社の中でメインとして使っています。一言でいうと、総合力が高いFX会社です。外国為替ニュースや、アナリストレポート、動画などでのセミナーや、情報発信などに力を入れている印象で、非常にクリーンで分かりやすい情報が多く、取引の際にはいつも助けられています。通貨ペア数やスプレッドも平均以上ですし、キャンペーンなどもかなり頻繁に展開しているため、お得に為替取引ができる業者でもありますね。
30代|男性
キャンペーンが多い
スワップポイント増額キャンペーンや、スプレッド縮小キャンペーン(0.2→0.1など)が、通貨ペアを変えて毎月実施されています。そのため、普段自分が取引している通貨ペアがキャンペーン対象であればかなりお得ですし、狙っていた通貨ペアがキャンペーン対象であれば安心して手を出せると思います。また獲得したスワップは振替を行えばFX積立にも使用できるので、お得感がすごいです。
40代|男性
スプレッドが狭い
スプレッドが狭いので利益幅が大きくなることと、入出金時の手数料が抑えられていることです。また最低取引額が少ないため、FXを始めやすいと思います。ワンストップで幅広い情報を収集できるので自分としては大変便利でお得だと思いました。
20代|男性
スキャルピングに向いている
ワンクリックで注文を完結できるので、瞬時に売ったり買ったりをするいわゆるスキャルピングには使えるFX会社だと感じます。注文画面も直感的に判断できるような作りになっているので、FX初心者にも使いやすいと思います。
外為どっとコムの良くない口コミ
30代|男性
特化したものがない
あらゆる面で平均以上には優秀なのですが、逆に言えばそれほど特化した部分がないとも思います。例えばスキャルピングに特化した業者や、ドル円のスプレッド0銭などに取り組む業者と比べると、良くも悪くも優等生的です。総合力は高いため、FX初心者が利用する業者としては最適だと思います。
30代|男性
通貨ペアの量に不満
通貨ペアが30種類あり、他のFX会社に比べても特別多くも少なくもないです。そのため、海外の通貨ペアで高スワップ狙いをしている人には少し物足りなさがあるかもしれません。なので人気どころの通貨ペア以外にも多数の通貨ペアを追加してくれたらもっと楽しめると思います。
40代|男性
アプリの機能性が劣っている
スマホアプリが他社のものと比べると機能面で劣っていることです。スマホアプリがあること自体は便利ではありますが、チャートが見にくく、細かく分析をするには不便だと思いました。またスワップポイントがあまり高くない点もデメリットです。
20代|男性
スワップポイントが安い
スワップポイントが高くないので、長くポジションを持っていても他のFX会社に比べてスワップポイントがあまりもらえません。ですから、短期投資ではなく中期投資を考えてのエントリーにはこのFX会社はあまりおすすめできないと思います。私も中期ポジションを持つ場合にはここは使っていません。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
楽天証券
楽天証券FXの取引ツールは高機能な上、パソコン、スマホ、ブラウザすべてに対応している。
楽天証券で口座開設をすると、ポイント優遇を受けられることもあるので、普段から楽天ポイントを利用している人にはおすすめだ。
通貨ペア数 | 28通貨ペア |
---|---|
最小取引単位 | 1,000通貨 |
取引手数料 | 無料 |
取引開始までの日数 | 最短翌日 |
スプレッド | 米ドル円0.20銭 ユーロ円0.40銭 |
デモ口座 | あり |
【楽天証券のおすすめポイント】
・取引ツールが充実している
・楽天証券で口座開設をすると、ポイント優遇を受けられる可能性がある
・専門家のブログなど、FXに関連するコンテンツが充実
楽天証券の良い口コミ
40代|男性
約定するスピードが速い
価格変動が激しい時間帯では注文を出しても約定しないことが多くなりますが、楽天証券はそのようなリスクが少なく、ほとんどの場合に約定できます。これはスピードを重視するトレードをする場合にはとても重要で、開きが発生して思ったようなトレードができないといった失敗を回避できます。これは取引数が多くなるほど問題になる部分であり、安心してトレードができることは大切です。
30代|男性
いいツールが揃っている
楽天だとマーケットスピードFXやMT4などの優れたツールをたくさん使える印象が大きいです。テクニカルの指標も40種類程度と、豊富な分析が可能になっています。自動売買もしやすいので、時間がない時に売買の設定をするのもおすすめです。
30代|男性
取引が簡単
スプレッドは変動性ですが、夜間などに広がる設定は特にされていないため、空いている時間を使っていつ取引してもデメリットになることはありません。取引ツールもカスタマイズが豊富で、見やすい画面を何パターンか作ることができます。スマホならログインをFace IDなど端末のロックに紐付けることもできます。
30代|女性
携帯アプリが使いやすい
主に携帯で取引をしていますが、スピード取引画面の操作性がよく、現在の資金口座の情報、日別・週別の収支などをひと目で確認でき、すごく分かりやすいです。ロスカットも証拠金の50%に設定されているため、急激な相場変動でもロスカットされることが少ないです。追証になってしまっても翌日の18時までに入金、もしくは建玉を決済することで解消されるため、慌てなくて済みます。入出金も楽天銀行口座を持っていれば即日行うことができ、反映もとても早いのが魅力です。
楽天証券の良くない口コミ
40代|男性
通貨ペアが多くない
主要な通貨については取引ができますが、新興国の通貨には対応していない場合があります。新興国通貨は特定の情報で大きく価格変動するため、利益が発生しやすいという特徴があります。そのような新興国通貨の取り扱いが少ないというのは魅力が少ないと言われても仕方がありません。
30代|男性
スプレッドが広がりやすい
楽天FXでデメリットになる部分はほとんどないのですが、スプレッドが広がりやすい点は欠点だと思います。大型の指標が出るときなどは仕方がない面もありますが。気になるのはそれぐらいで、あとはどのサービスも水準以上だと思います。
30代|男性
取引増加時に動きが悪い
例えば海外のレポートを受けて瞬間的に取引量が増えるなどすると、スプレッドが急激に高くなってしまいます。またチャートとASK/BIDの金額も動きが悪く、思った金額で決済できないことがあります(取引制限をかければ、実現損は防げますが、機会損失にはなります)。
30代|女性
メンテナンス時間が長い
即時入出金に関してはかなり使い勝手がよく重宝していますが、平日のメンテナンス時間によって、口座の入出金をできる時間帯に制限があるのがネックです。相場が動きやすいロンドンタイムのはじめに入金ができなかったり、出金に関してもニューヨークタイムのはじめにはできなかったりと制限があると、取引に影響が出ることがあります。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
auカブコム証券
auカブコム証券は日本最大級の金融グループである、三菱UFJフィナンシャル・グループの一員であることから、安心感と信頼感は十分と言えるだろう。
近年ではスマホを使ったトレードを行う人が多いことから、同社はスマホでのFXトレードの操作性に力を入れている。もちろんパソコン版の取引ツールもスマホ版に引けを取らない仕様になっている。
通貨ペア数 | 19通貨ペア |
---|---|
最小取引単位 | 1,000通貨 (ミニの場合。ただし南アフリカランド円はミニで1万通貨単位) |
取引手数料 | 無料 |
取引開始までの日数 | 最短即日 |
スプレッド | 米ドル円 スプレッド広告表示なし ユーロ円 0.50銭 |
デモ口座 | あり |
【auカブコム証券おすすめポイント】
・三菱UFJフィナンシャル・グループの一員で、安心感と信頼感は十分
・スマホ取引ツールの操作性に力を入れている
・メルマガによるプッシュ型情報提供をリアルタイムに行っている
auカブコム証券の良い口コミ
30代|男性
MUFGグループは安心できる
auカブコムFXはMUFGグループの傘下にあるFXサービスです。金融系の最大手ということで安心感があるのがメリットですね。また、スプレッドも業界最小水準のため、取引コストがかからず稼ぎやすいです。スマホ取引に使えるアプリも利用しやすく、ワンタップだけで注文できる仕組みのため、有利に取引できる点も評価できますね。
30代|男性
持株や投資信託を担保に
1番のメリットだと感じたのは、持株を担保に使ってFXの取引ができるところです。単純にこの制度自体に面白みを感じましたし、現金がなくても取引可能なところがうれしいですね。資金効率良くFX取引に臨むことができるのが、この仕組みの大きなメリットだなと感じます。
30代|男性
レートの幅が広い
FX会社によって、1ロット1万通貨で固定されている場合と、1,000通貨・1万通貨どちらかを選択できる場合とがありますが、auカブコムは「ミニ・通常・大口」と3種類の通貨単位があり、自分のスタイルに合った取引が可能です。そのため、値動きの緩やかな通貨ペアは大口、値動きの激しい通貨ペアはミニ、などの使い分けができるところがうれしいポイントです。
40代|男性
大変便利で利用しやすい
各種手数料が無料であり、MUFGグループの安心感があることです。また業界でも最狭水準のスプレッドであり、1,000通貨単位の少額取引ができるのもうれしいです。自動売買ができ、スマホアプリが使いやすいこともメリットです。またなによりFX初心者に優しい工夫がされており、高機能の取引ツールが無料で使える利点があります。
auカブコム証券の良くない口コミ
30代|男性
取り扱い通貨数が少ない
取り扱い通貨ペア数が、19種類とかなり少ない印象です。初心者が取り組むには十分なのですが、自分はマイナー通貨を取引するスタイルのため、少々物足りなく感じてしまいます。ドルストレートや、クロス円専門の人には向いている業者かもしれないですね。オージーニュージーや、ドルカナダドルなどの通貨を取引する自分には微妙でした。
30代|男性
通貨ペアの種類が少ない
他のFX会社では通常20~30ペア、多いところは100ペアほど種類があり、幅の広い取引が可能ですが、auカブコムは19ペアしか種類がありません。日本円絡みの人気銘柄だけで取引している方には問題ないのですが、他国通貨同士のペアを取引したい方には種類が少なく物足りないかもしれません。
40代|男性
通貨ペアが少ない
取り扱い通貨ペアが少ないことです。auカブコムFXの取り扱い通貨ペア数は19通貨ペアとなっています。これは2022年6月に6通貨を追加した上での数なので、他のFX会社に比べても少ない方だと思いました。
30代|男性
通貨ペア数が少ない
取引できる通貨ペア数が19種類と少ないです。国内の他のFX会社であれば30種類前後の通貨ペアを選択できることが多いため、少ないと言えますね。個人的には、いろいろな通貨ペアを取引できる方が有利だと考えているため、その点は残念です。今後に期待したいですね。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
松井証券「MATSUI FX」
松井証券「MATSUI FX」は1通貨から取引が可能。また4つのレバレッジコース(1倍・5倍・10倍・25倍)を用意しているため、自分の投資スタイルに合わせたコースを選べる。
松井証券は7:00~24:00までコールセンターを営業している。FXは24時間トレードが可能であるため、遅くまでトレードしている人には助かるサービスだろう。
通貨ペア数 | 20通貨ペア |
---|---|
最小取引単位 | 1通貨 |
取引手数料 | 無料 |
取引開始までの日数 | 最短即日 |
スプレッド | 米ドル円0.20~1.60銭 ユーロ円0.50~1.50銭 |
デモ口座 | あり |
【松井証券「MATSUI FX」おすすめポイント】
・1通貨から取引可能
・レバレッジが4つのコースから選べる
・コールセンターが24:00まで営業
松井証券「MATSUI FX」の良い口コミ
40代|男性
スプレッドが比較的狭い
100円から取引でき、スプレッドが比較的狭いことです。またレバレッジ倍率のコースを選べるため、簡単にレバレッジの調整ができるのも便利だと思います。取引ツールが豊富であり、公式LINEで情報収集や発注も可能です。
30代|男性
1通貨から取引可能
他のFX会社と比較してMATSUI FXのすごいところは、何といっても1通貨で取引ができる点です。本当にワンコインで取引ができるため、デモトレードとまでは言いませんがほぼノーリスクでFXを体験することができます。なので、FX初心者の人はまずMATSUI FXからスタートしてFXを覚えていくことをおすすめします。
20代|男性
1通貨から取引可能
普通のFX会社ですと最低取引単位は少なくとも1,000通貨です。しかし、このFX会社は1通貨から取引可能なので、FXでガンガン稼ぐよりもFXの雰囲気を味わいたい人であれば、一度使ってみる価値はあるのではないかと思います。
30代|男性
100円から取引可能
最大のメリットは、最低取引単位が1通貨とかなり少額から取引できることです。実に100円という少額から取引できるため、資金の少ない初心者の方でも気軽に始められる点がメリットです。リスクを低く抑えて運用できることが魅力ですね。
松井証券「MATSUI FX」の良くない口コミ
40代|男性
取り扱い通貨が少ない
取り扱い通貨数が少ないことです。MATSUI FXの取引通貨数は20種類なので、30種類ほど取り扱う他のFX会社と比べると少ない方だと思います。それとスワップポイントがあまり高くなくデモトレードがないので、その点少し不便だと感じました。
30代|男性
取引銘柄が少ない
通常のFX会社は取引できる銘柄が20~30種類ですが、MATSUI FXはかなり少ない20種類です。そのため、取引したいと思っていた銘柄がないことがあります。また高スワップを狙える銘柄もあまりないので、初心者ならともかく経験者の人からしたら少し物足りないと感じてしまうかもしれません。
20代|男性
スワップポイントが低い
MATSUI FXのスワップポイントはあまり高いとは言えません。スワップポイントをもらいながらゆっくりとした取引をしたい時にこのFX会社を選ぶことはあまり得策とは言えません。GMOレベルまでスワップポイントを改善してほしいと思います。
30代|男性
取り扱い通貨ペアが少ない
取引できる通貨ペアの数が20種類と少ないところがデメリットです。国内のFX会社では30種類くらいの通貨ペア数が平均的なため、それと比べると選択肢が少ない印象です。また、現在のような金利上昇局面の相場だと、スワップポイントが高い業者の方が有利に取引できると思います。その点から考えると、MATSUI FXはスワップポイントがそこまで高くないため、優位性は低いかな?と感じました。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
これだけは知っておきたい!FXで学ぶべき知識
自分にあったFXで会社を選んだら、早速トレードをスタートしたいところだが、必要最低限知っておいていただきたい知識がある。ここでは、FXで最小限学ぶべき知識を見ていこう。
仕組み
FXは為替レートが絶えず変動していることを利用して、外貨の売買を行うことで利益を出す投資方法だ。また、通貨ペアの金利差から発生するスワップポイントを狙う投資戦略もある。
なおFXにおいて自分の判断で売買することを裁量トレードと言うが、近年では事前にプログラミングされた条件に基づいて、自動的に売買を繰り返す自動売買を利用するケースも増えている。
スワップポイント
スワップポイントとは、2国間の通貨を売買することによって生じる金利差調整分のことを言う。
メキシコの政策金利は9.25%(2022年10月上旬時点)、日本の政策金利は▲0.1%であるため、9.35%の金利差が発生することになる。
しかし、スワップポイントはポジションを翌日以降に持ち越さないと受け取れない点には注意が必要だ。また、メキシコペソと円の通貨ペアでスワップポイントが受け取れるのはメキシコペソの買いから入った場合で、メキシコペソを売りから入った場合は逆にスワップポイントを支払わなければならなくなる。
あくまでもスワップポイントは、金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買う取引のときに受け取れるものということを理解しておくことが必要だ。
レバレッジ
レバレッジとは「てこの原理」のことを言う。FXでは、レバレッジを使うことで少ない元本で大きな取引ができる。米ドル円の通貨ペアで1ドル100円のときに1万通貨購入する場合、レバレッジ1倍であれば100万円の証拠金が必要だ。
しかしレバレッジ25倍とすれば、4万円の証拠金で1万通貨を購入できる。ただしレバレッジを25倍に設定した場合、仮に1円円安になれば4万円の証拠金で1万円の利益が出たことになる反面、1円円高になれば1万円の損失が発生することになる。レバレッジの大きな取引は、高いリターンが期待できるが、損失も大きくなる可能性がある点には注意する必要があるだろう。
スプレッド
FXの取引画面では、売値と買値がそれぞれ表示されている。仮に米ドル円の通貨ペアで売値が100.115円、買値が100.117円だったとすると、その差額は0.002円。つまり売値と買値の差は0.2銭だ。この差額をスプレッドと言い、FX取引の実質的なコストになる。そのため狭いほうが低コストでFX投資ができるので有利と考えられる。
差金決済
株式投資のように売買のたびに現金の受け渡しをせず、決済時に売買差益だけを受け渡す取引のことを差金決済という。FXが売りから取引を始められるのは、FXが差金決済を使った取引であるためだ。なお、仮に差金決済で損失が発生した場合は、証拠金から差し引かれることになる。
クロス取引
米ドルを介さない為替取引のこと。ちなみにクロス円とは、米ドルを除いた通貨と円の通貨ペアのこと、また米ドルを含む通貨ペアのことをドルストレートと言う。
証拠金
FX会社に預け入れる資金のこと。FX取引を行う上での担保という位置づけにある。FXのような差金決済取引では損失が発生した場合、証拠金から損失分が差し引かれる。
SBI FXトレード 詳細 |
GMOクリック証券 詳細 |
DMM FX 詳細 |
LINE FX 詳細 |
IG証券 詳細 |
外為どっとコム 詳細 |
楽天証券 詳細 |
auカブコム証券 詳細 |
松井証券「MATSUI FX」 詳細 |
|
通貨ペア数 | 34通貨 ペア |
20通貨 ペア |
21通貨 ペア |
23通貨 ペア |
約100 種類以上 |
30通貨 ペア |
28通貨 ペア |
19通貨 ペア |
20通貨 ペア |
最小 取引単位 |
1通貨 | 1,000 通貨 (南アランド円などを除く) |
1万 通貨 |
1,000 通貨 |
1万 通貨 |
1,000 通貨 (積立は1通貨から) |
1,000 通貨 |
1,000 通貨 (ミニの場合。 ただし南アランド 円を除く) |
1通貨 |
取引 手数料 |
無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
取引開始 までの日数 |
最短 翌営業日 |
最短 当日 |
最短 1時間 |
最短 当日 |
最短 2日 |
最短 当日 |
最短 翌日 |
最短 即日 |
最短 即日 |
スプレッド | 米ドル円 0.19銭 ユーロ円0.40銭 |
米ドル円 0.20銭 ユーロ円 0.50銭 |
米ドル円 0.20銭 ユーロ円 0.50銭 |
米ドル円 0.20銭 ユーロ円 0.50銭 |
米ドル円 0.20銭 ユーロ円 0.50銭 |
米ドル円 0.20銭 ※原則固定(例外あり) ユーロ円 0.4銭 ※原則固定(例外あり) キャンペーンスプレッド。 詳細は公式HPをご確認ください。 |
米ドル円 0.20銭 ユーロ円 0.40銭 |
米ドル円 スプレッド 広告表示なし ユーロ円 0.50銭 |
米ドル円 0.20~ 1.60銭 ユーロ円 0.50~ 1.50銭 |
デモ口座 | なし | あり | あり | なし | あり | あり | あり | あり | あり |
FXやめたほうがいいについてのQ&A
もう1つはメンタル面の問題が挙げられる。とりわけFX初心者は含み損が発生すると、損切りの判断ができなくなりがちだ。損切りの判断が遅れると、さらに損失を拡大させてしまう可能性がある。
高いレバレッジと損切りの遅れ、FXが危ないと言われる理由は主にこの2つの理由によるところが大きいと考えられる。
またロスカットとは別に、証拠金維持率が低下した際に追加で証拠金を差し入れるよう求められる制度がある。これを追証という。何度も追証を支払ったものの損失が止まらず、追証を支払うために借金をすることもある。急激な為替変動により口座残高がマイナスになってしまうこともあり、これも「借金」として返済を求められることになる。
このケースでもやはり適切なタイミングで損切りをできていないことが問題だ。また、10~15倍を超えるような高レバレッジの取引は避けることでもロスカットや追証のリスクはある程度避けられるだろう。
なお、スイングトレードやポジショントレードなら、キャピタルゲインとインカムゲインの両方を狙うことも可能だ。
次にインカムゲインを狙う場合の事例を見てみよう。メキシコペソを10万通貨保有(1メキシコペソ7.2円とすると72万円に相当)すると、FX会社にもよるが1日あたり150円程度のスワップポイント(2022年9月上旬時点)が実質毎日受け取れる。
■保有資格
CFP®資格
住宅ローンアドバイザー(住宅金融普及協会&金融検定協会)
損保マスター Twitter:@NICE4611
HP:ファイナンシャルプランナー(FP)金子賢司
■保有資格
CFP®資格
住宅ローンアドバイザー(住宅金融普及協会&金融検定協会)
損保マスター Twitter:@NICE4611
HP:ファイナンシャルプランナー(FP)金子賢司
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