FXのデイトレードを行う際に重要になってくるのが、デイトレードに適したFX口座を選べるかどうかということ。ここではFX会社14社のデイトレードにおすすめの口座を比較。デイトレードという投資手法のメリットやデメリットも紹介するので、これからデイトレに挑戦しようとしている人はぜ参考にしてもらいたい。

目次
1,FXのデイトレードとはどのような手法か?
2, FXのデイトレードの4つのメリット
3,FXデイトレードのための口座選び3つのポイント
4,FXのデイトレードでおすすめの口座14選を比較
5,FXデイトレードのおすすめ口座14選の特徴は?
6,FXデイトレードの5つの注意点・デメリット
7,相性の良いFX口座をみつけて利益拡大を

1,FXのデイトレードとはどのような手法か?

FXのデイトレードとは、新規建てしたポジションをその日のうちに(同一営業日の営業終了時間までに)反対売買して損益を確定するトレード手法のことを指す。エントリーからエグジットまで、数分から数時間で1トレードを完結する。

デイトレードで利益を出すには、重要経済指標の発表や外交関係などの影響を分析するファンダメンタルズ分析より、過去のチャートを分析して、今後のチャートの動きを予測するテクニカル分析が役に立つ。

2, FXのデイトレードの4つのメリット

デイトレードでFX取引をするメリットは、「市場がオープンしてからの急激な為替変動リスクを回避できる」「為替相場監視のストレスから早々に解放される」「日中多忙なビジネスパーソンでも、隙間時間や夜間だけでトレードを完結できる」「1日に何度も取引できるので、資金効率が良い」の4つが代表的だ。

以下でその理由を説明しよう。

メリット1,市場がオープンしてからの急激な為替変動リスクを回避できる

市場がクローズしているうちに、不測の大規模地震が発生する、戦争が勃発する、あるいは海外の要人による発言があると、市場のオープン直後に為替相場が大暴落することがある。

このような場合、損切りが間に合わず、ロスカットが発動して資金の一部を失ったり、多額の含み損を抱えてしまったりする。

ポジションを翌日に持ち越さないことで、このような為替変動リスクを回避することができる。

メリット2,為替相場監視のストレスから早々に解放される

メリット1にも共通することだが、デイトレードは新規注文から決済までの時間が短いので、スイングトレードなどに比べると、為替変動を継続的に監視することによるストレスを軽減できる。

多くのFXトレーダーは、ポジションを決済するまでは、為替変動が心配で、あるいはエグジットポイントが気になって、常に値動きを監視していなければならない強迫観念にかられる。

こうした状況から早めに解放されることで精神的ストレスが軽減され、次のトレードに向けて気持ちが切り替えやすくなる。

メリット3,隙間時間や夜間だけでトレードを完結できる

FXは世界中の市場で取引されているため、基本的に24時間トレードできる。そのため、日中働いているビジネスパーソンでも、昼休みや帰宅後にトレードできる。その上、デイトレードなら限られた時間内にトレードを完結できるメリットもある。

とりわけ、日本の夜間の時間帯は、ロンドン市場とニューヨーク市場がオープンしているため市場参加者が多く、ほどよい値動きが期待できる。

メリット4, 1日に何度も取引できるので、資金効率が良い

デイトレードは、同じ資金を使って、1日に何度も、さらに毎日トレードするスタイルである。そのため、少額の資金でも何度も回転させることによって、小さな利幅の利益を積み重ねて、まとまった金額の利益を得ることができる。

資金効率が良いことから、資金の少ないFX初心者にも適したトレード手法だといえる。

3,FXデイトレードのための口座選び3つのポイント 

デイトレードに適したFX口座の条件を3つ挙げるならば、「主要通貨ペアのスプレッドが狭い」「約定率が高い」「スリッページが起きにくい」といったことになるだろう。

ポイント1,主要通貨ペアのスプレッドが狭いこと

デイトレードは短時間のトレードなので、一般的に利幅が小さくなる。そのため、コストとなるスプレッドが狭いほど、獲得できる利益は大きくなる。

そもそも、スプレッドとは通貨ペアのAsk(買値)とBid(売値)の差額のことであり、FX会社の実質的な収入(=取引手数料)となる。例えば、米ドル/円のAskが103.003円、Bidが103.000円のときのスプレッドは0.3銭である。

デイトレードのためのFX口座を選ぶ際には、自分がトレードしたい通貨ペアのスプレッドをFX口座同士で比較して、より狭いスプレッドの口座を選ぶとよい。

ポイント2,約定率が高いこと

短時間にトレードを完結するデイトレードでは、希望どおりのレートで約定できることが何より重要だ。

予定どおり約定できないと、損切りの場合なら、大きな含み損を抱えてしまったり、ロスカットが発動してしまったりすることもある。利確の際に約定できないと、予定していた利益を獲得できないことになる。

約定率の高さと同じように、注文が混み合う時間帯にスリッページが発生しにくいFX会社を選ぶことも、トレードを成功させる大きなポイントになる。

スリッページとは、注文時に希望するレートと実際に約定するレートがずれてしまうことである。スリッページが発生する際には、投資家にとって不利な条件にすべることが多い。

FX会社のシステムの処理速度が速い、あるいは処理能力が高ければ、スリッページが発生しにくくなる。投資家にとって、会社が構築しているFXシステムの性能はトレード結果に直結する重要な要因なのだ。

スリッページ対策として、スリッページの許容限度幅をあらかじめ設定できるFX会社もある。約定を優先する場合には、この許容限度幅を広めに設定する。逆に価格を優先する場合には狭く、もしくはゼロに設定する。

成行注文の際のスリッページによる利益の減少を最小限に抑えたいならば、スリッページ幅を設定できる会社を選ぶとよい。

ポイント3,チャート分析機能が充実していること

デイトレードは短時間に決済するトレード手法なので、経済動向や主要経済指標などを分析するファンダメンタルズ分析よりも、チャート分析を主体としたテクニカル分析の重要性が高い。

自分が使いやすいチャートや描画機能などを選択し、より精度の高いチャート分析ができるように、チャート分析機能の充実したFX口座を選ぶこともFXで利益を獲得できる近道になる。

FX会社によっては、将来のチャート形状を予測できるツールを提供していることがある。初心者のうちは、こうしたFX会社を選んでおくと、トレードのエントリーやエグジットの判断の際に役に立つだろう。

4,FXのデイトレードでおすすめの口座14選を比較

デイトレードで利益を出しやすい通貨ペアの条件は、「流通量が多いこと」と「適度に値動きがあること」である。この2つの条件を満たすおすすめの通貨ペアは、「米ドル/円」「ユーロ/円」「英ポンド/円」「ユーロ/米ドル」の4種類だ。

国内で取引できるFX会社の中から、以下の条件で14社を抽出した。
①原則固定の基準スプレッド

  • 米ドル/円が0.2銭以下
  • ユーロ/円が0.5銭以下
  • 英ポンド/円が1.0銭以下
  • ユーロ/米ドルが0.4pips以下

②裁量取引が主体のFX会社であること

注目ポイント1,主要通貨ペアのスプレッド

主要通貨ペアの基準スプレッド比較表(2021年1月4日現在)

FX口座名
(対象時間、期間)
米ドル/円 ユーロ/円 英ポンド/円 ユーロ/米ドル
DMM FX
(AM8:00~翌AM7:00)
0.2銭 0.5銭 1.0銭 0.4pips
GMOクリック証券 0.2銭 0.5銭 1.0銭 0.4pips
SBI FXトレード ※
【1~1,000通貨】
0~
0.09銭
0.28~
0.30銭
0.50~
0.69銭
0.19pips
【1,001~100万通貨】 0.1~
7.80銭
0.28~
15.80銭
0.50~
18.80銭
0.38~
12.80pips
YJFX! 
(AM9:00~翌AM3:00)
0.2銭 0.5銭 1.0銭 0.4ポイント
外為どっとコム 
スプレットは原則固定※例外あり
(AM1:00~PM4:00)
0.2銭 0.5銭 1.0銭 0.4pips
LIGHFT FX
(取引可能全時間)
0.2銭 0.4銭 0.9銭 0.3pips
LION FX(ヒロセ通商) 0.2銭 0.4銭 1.0銭 0.3pips
JFX(2020/12/22まで) 0.2銭 0.4銭 1.0銭 0.3pips
みんなのFX
(取引可能全時間)
0.2銭 0.4銭 0.8銭 0.3pips
セントラル短資FX 0.1銭 0.4銭 0.8銭 0.3pips
外為ジャパン 0.2銭 0.5銭 1.0銭 0.4pips
楽天FX 0.2銭 0.5銭 1.0銭 0.4pips
IG証券 0.2銭 0.5銭 1.0銭 0.4pips
サクソバンク証券 0.2銭 0.5銭 0.8銭 0.2pips
※2020年11月2日~2021年1月4日のスプレッド実績
(※各社のホームページを元に筆者作成)

 

目をひくのは、SBI FXトレードのスプレッドだ。4種類の通貨ペア、とりわけ取引単位が1,000通貨以下のスプレッドは他社とは一線を画している。ただし、取引単位が1,000通貨を超え、取引量が増えるにつれて、スプレッドも開く可能性があるので注意が必要だ。

ユーロ/円スプレッドでは、スプレッド最狭はSBI FXトレード、それに続くのがJFXの0.3銭、0.4銭のLIGHT FX、みんなのFX、セントラル短資FXが上位5社となる。

英ポンド/円スプレッドは最狭のSBI FXトレード、次いで0.8銭のみんなのFX、セントラル短資FX、サクソバンク証券、そしてLIGHT FXの0.9銭が業界最狭水準となっている。

ユーロ/米ドルの最狭水準スプレッドはSBI FXトレード、次に0.2pipsのサクソバンク証券、0.3pipsがLIGHT FX、LION FX(ヒロセ通商)、JFX、みんなのFX、セントラル短資FXである。

メジャー通貨ペア4種類を対象にしたスプレッド最狭水準のFX会社は、

  • SBI FXトレード
  • セントラル短資FX
  • みんなのFX
  • LIGHT FX
  • JFX
  • サクソバンク証券

以上6社だといってよいだろう。

注目ポイント2,約定力とスリッページ

注目ポイント1で絞り込んだ14口座の約定力とスリッページ許容幅設定の有無について確認しておこう。

約定力とスリッページ(2021年1月4日現在)

FX口座名 約定率 スリッページ
DMM FX 非公表 許容幅設定あり
GMOクリック証券 非公表 許容幅設定あり
SBI FXトレード 非公表 【米ドル/円のスリッページ実績】
0.01~1.0銭:30%強
0銭:38%
-0.01~-1.0銭:30%
YJFX! 非公表 許容幅設定なし
外為どっとコム 約定スピード:
平均0.021秒
許容幅設定なし
LIGHFT FX 99.9%
(2020/5/1~
2020/5/29)
許容幅設定あり
LION FX(ヒロセ通商) 約定スピード:
平均0.03~0.05秒
許容幅設定あり
JFX 約定スピード:
平均0.03~0.05秒
許容幅設定あり
みんなのFX
(取引可能全時間)
約定率:99.9%
高速の約定スピード
許容幅設定あり
セントラル短資FX 非公表 許容幅設定なし
外為ジャパン 非公表 許容幅設定なし
楽天FX 非公表 許容幅設定あり
IG証券 非公表 許容幅設定あり
サクソバンク証券 約定率:100% 許容幅設定あり
(※各社のホームページを元に筆者作成)

 

約料率について公表しているFX会社は多くないが、サクソバンク証券や外為どっとコムなどのように、公式ホームページで約定率や約定スピードを公表しているFX会社もある。このようなFX会社に関しては、強固で高速な取引システムを背景に、約定拒否が少ない、高い約定力を備えたFX会社であるとみなしてよいだろう。

相場が大きく変動する際の成行注文やストリーミング注文では、FX会社に関わらず、スリッページは発生する。スリッページ許容幅を制限せず約定を優先させるか、スリッページ許容幅を設定して一定の損益内に収めるのかは投資家の投資方針による。

自分の投資方針を確認した上で、スリッページ許容幅の設定が可能な会社を選ぶかどうかを決めてほしい。

注目ポイント3,チャート分析機能

テクニカル分析はデイトレードの投資判断に重要な役割を果たす。各社の主な取引ツールやチャート分析ツールに搭載されているテクニカル指標や描画機能の数、投資判断に役立つツールについても比較しておこう。

主要ツールのチャート分析機能比較表

FX会社名
(ツール名)
テクニカル指標 描画機能 便利な機能
DMM FX
(プレミアチャート)
・トレンド系:15種類
・オシレーター系:14種類
・足種:12種類
10種類 ・比較チャート機能
(値動きの予測)
・取引通信簿
GMOクリック証券
(プラチナチャート)
・トレンド系:18種類
・オシレーター系:20種類
・足種:18種類
25種類 FXトレード日記
SBI FXトレード
(リッチクライアント
版取引ツール)
・テクニカルチャート:
29種類
・足種:13種類
21種類 なし
YJFX! 
(Exチャート)
・トレンド系:16種類
・オシレーター系:20種類
11種類 なし
外為どっとコム
(外貨NEXTneo
リッチアプリ版)
・テクニカル指標:17種類
・足種:6種類
13種類 ぴたんこテクニカル
(みらい
予測チャート)
LIGHFT FX
(アドバンスド
トレーダー)
・トレンド系:10種類
・オシレーター系:10種類
・足種:12種類
15種類 ・売買比率
・価格分布
・TMサイン
(売買予測サイン)
LION FX
(LIONチャートPlus+)
・トレンド系:15種類
・オシレーター系:14種類
・足種:14種類
10種類 ・さきよみ
LIONチャート
(チャート予測
ツール)
・ボラティリティ表
・LION分析ノート
JFX
(MATRIXチャート)
・テクニカル指標:36種類
・足種:13種類
5種類 ・MT4実装
(チャート分析専用)
・ボラティリティ表
・未来予測チャート
・小林芳彦の
マーケットナビ
みんなのFX
(FXトレーダー)
・トレンド系:10種類
・オシレーター系:10種類
・足種:12種類
15種類 ・売買比率
・価格分布
・TMサイン
(売買予測サイン)
セントラル短資FX
(Progressive Chart)
・テクニカル指標:28種類
・足種:12種類
9種類 ・みらいチャート
(チャート形状予測ツール)
・パーソナルレコード
(取引成績記録分析ツール)
外為ジャパン
(プレミアチャート)
・トレンド系:15種類
・オシレーター系:14種類
・足種:12種類
13種類 なし
楽天FX
(マーケットスピードFX)
・テクニカル指標:40種類
・足種:16種類
9種類 楽天MT4利用可能
IG証券
(IGチャート)
・テクニカル指標:21種類 9種類 ウォッチリスト
サクソバンク証券
(SaxoTraderGo)
・テクニカル指標:50種類以上
(株式、CFDなども含む)
15種類 ・オートチャーティスト
(取引シグナル通知機能)搭載
・MT4、マルチチャート、
TradingView利用可能
(※各社のホームページを元に筆者作成)

 

テクニカル指標の多彩さでは、GMOクリック証券FXneo、YJFX!、楽天FX、サクソバンク証券が群を抜いている。

チャート分析では、主に自分が使いやすいテクニカル指標数種類を使って投資判断を行う。

そのため、種類の多さだけではなく、必要とするテクニカル指標が搭載されているかどうか、チャート分析がしやすいかどうか、発注画面に遷移しやすいかどうかなど、使い勝手の面からもツールを評価するとよいだろう。

5,FXデイトレードのおすすめ口座14選の特徴は?

デイトレードにおすすめできるFX口座14選の特徴や、デイトレード口座として利用した際のメリットやデメリットなどを簡単に紹介しよう。

各FX口座の項目で紹介する基本情報は、2020年12月15日現在のものである。

おすすめ口座1,DMM FX――FX口座開設数国内No.1の人気FX会社

・DMM FXのデイトレードの特徴・メリット――シンプルで操作性に優れたツールやアプリ 

DMM FXは、タレントのローサさんがイメージキャラクターを務めていることもあり、知名度は抜群。DMM.com証券が運営する2つのFX口座のうちの一つであり、国内FX口座の中で口座開設数No.1(DMM.com証券が運営するもう一つのFX口座、「外為ジャパン」と合算)の人気口座である。

DMM FXのメリットは、スプレッドの狭さとツールやスマホアプリの使いやすさにある。どちらもデイトレードのためのFX口座として必要な要件だ。

とりわけ、取引ツールのDMMFX PLUSとスマホアプリは、シンプルで直感的に操作できるので、初心者でも使いこなすことができる。チャート機能もシンプルで分かりやすく、テクニカル指標の種類も多いので、初心者から中上級者まで使う人を選ばない。

・DMM FXのデイトレードのデメリット――少額取引ができない

FX初心者がDMM FXでデイトレードを始める際に気になるのは、取引単位が1万通貨であり、1,000通貨単位などの少額取引ができない点だ。

少額取引サービスに対応していないかわりに、DMM FXのデモ取引では、定期的に参加者による賞金・賞品付きのデモ取引バトルを実施している。本番取引前に、デモ取引で真剣勝負をしながらFXの腕を上げるのもよいだろう。

・DMM FXはどんな人におすすめ?

他社で少額取引の経験を積んで、DMM FXで本格的なデイトレードを始めたい人や、分かりやすいツールやアプリを使って、デモ取引を経てデイトレードを始めたい人にはおすすめだ。

・DMM FXのデイトレード基本情報

取引通貨単位 1万通貨
基準スプレッド 米ドル/円:0.2銭
ユーロ/円:0.5銭
英ポンド/円:1.0銭
ユーロ/米ドル:0.4pips
取扱通貨ペア 20通貨ペア
カバー先 BNPパリバSA、ノムラ・インターナショナル・
PLCなど、計15金融機関
ツールの
テクニカル指標
29種類(プレミアチャート)
注文方法 ストリーミング、指値、逆指値、IFD、OCO、IFO
便利なツール ・比較チャート(値動きの予測)
・取引通信簿(取引分析結果)
・通知、アラート機能
(※DMM FXのホームページを元に筆者作成)

 

2, GMOクリック証券(FXネオ)――高機能のチャート分析ツールや取引ツールを提供

・GMOクリック証券(FXネオ)のデイトレードの特徴・メリット――システムへの信頼性

GMOクリック証券(FXネオ)はGMOインターネットグループのFX会社であるため、自社開発のシステム、ツールそしてアプリの機能性の高さが特徴的だ。

FX取引の要となるインターネット取引システムは堅固で、高い処理能力を備えており、約定力に信頼が置ける。

取引ツールの「はっちゅう君FXプラス」やチャート分析ツールの「プラチナチャート」は高性能・高機能で使いやすく、FX上級者が満足できるスペックになっている。

短時間にトレードを完結するデイトレードでは、システムやツール、アプリの約定力や使い勝手はトレードの成功に大きく関わってくる。その点では、GMOクリック証券FXネオにはアドバンテージがある。

・GMOクリック証券(FXネオ)のデイトレードのデメリット――取引単位は1万通貨から

GMOクリック証券FXネオも、DMM FXと同様に、少額取引できないので、資金不足の人や経験値のない初心者には、GMOクリック証券FXネオでいきなり本番取引することはおすすめできない。

資金的に問題がなければ、FXネオのデモトレードで本番さながらの緊張感を持ってトレーニングを積んでから、本番にトライするとよいだろう。

GMOクリック証券では、ロスカット手数料や強制決済手数料が発生することもデメリットになる。

ポジション保有中は、余分なコストの発生や不測の損失を被ることがないように、短期間であっても気を抜かずにポジション管理をして、ロスカットや強制決済の執行を防ぐ必要がある。

・GMOクリック証券(FXネオ)がおすすめなのはどんな人?

デイトレードの成功には強靭で高速なシステムと操作性の高いツールが不可欠であると考える人には、最もおすすめできるFX口座である。資金に余裕があれば、真っ先に選択肢に入れてもよいだろう。

・GMOクリック証券(FXネオ)のデイトレード基本情報

取引通貨単位 1万通貨
基準スプレッド 米ドル/円:0.2銭
ユーロ/円:0.5銭
英ポンド/円:1.0銭
ユーロ/米ドル:0.4pips
取扱通貨ペア 20通貨ペア
カバー先 非公表
ツールの
テクニカル指標
38種類(プラチナチャート)
注文方法 スピード、成行、指値、逆指値、
IFD、OCO,IFD-OCO
便利なツール ・FXツールバー(ブラウザーインストール型)
・FXトレード日記(日次のトレード結果)
(※GMOクリック証券(FXネオ)のホームページを元に筆者作成)

 

3,SBI FXトレードーー業界最狭スプレッドと少額取引が代名詞のFX会社

・SBI FXトレードのデイトレードの特徴・メリット――スプレッドが業界最狭

SBI FXトレードは業界最小取引単位の1通貨からトレードできるだけでなく、スプレッドも業界最狭だ。初心者がデイトレードを始めるには最適なトレード環境だといえる。

SBI FXトレードは、証券会社最大手のSBI証券と同じSBIホールディングスに属しており、会社の経営基盤に対する安心感もある。

・SBI FXトレードのデイトレードのデメリット――デモ取引ができない

他のFX会社にあって、SBI FXトレードにないものはデモ取引サービスだ。デモ取引で練習してから、本番取引に移行したい初心者には不都合だろう。

ただし、取引単位が1通貨からなので、デモ取引のかわりに1通貨などの超定額トレードで、リスクを抑えながら実践経験を積むことはできる。

証拠金不足によるアラート通知がないのもデメリットになる。新規でポジションを建てたら、短時間とはいえ、決済するまでの証拠金管理を怠らないことが重要だ。

・SBI FXトレードのデイトレードがおすすめなのは?

コストと損失額を極力抑えながらデイトレード経験を積みたい堅実派の人には、業界最狭スプレッドで1通貨からトレードできるSBI FXトレードはベストな選択肢になる。

・SBI FXトレードのデイトレード基本情報

取引通貨単位 1通貨
基準スプレッド
(1~1,000通貨)
米ドル/円:0.00~0.09銭
ユーロ/円:0.28~0.30銭
英ポンド/円:0.50~0.69銭
ユーロ/米ドル:0.19pips
基準スプレッド
(1,001~100万通貨)
米ドル/円:0.10~7.80銭
ユーロ/円:0.28~15.80銭
英ポンド/円:0.50~18.80銭
ユーロ/米ドル:0.38~12.80pips
取扱通貨ペア 34通貨ペア
カバー先 SBIリクイディティ・マーケット、
バークレイズ・バンク・
ピーエルシー、計2金融機関
ツールの
テクニカル指標
29種類
(リッチクライアント版取引ソフト)
注文方法 2WAY、成行、指値、逆指値、IFD、OCO、
IFDOCO、トレール
便利なツール なし
(※SBI FXトレードのホームページを元に筆者作成)

 

4,YJFX!――チャート機能が充実しているヤフーグループのFX会社

・YJFX!のデイトレードの特徴・メリット――豊富なチャート分析機能、MT4も利用可能

デイトレードにYJFX!を利用する最大のメリットは、狭いスプレッドに加えて、充実したチャート分析機能を活用できることだ。

パソコン版取引画面と高機能取引ツールのCymo NEXTで利用できるExチャートには、テクニカル指標が36種類搭載されている。最大6画面に分割して、異なる足種でチャートを並べたり、一括変更したり、自在に画面をカスタマイズできる。

さらに、世界的に人気のあるMT4のチャート機能も利用が可能なので、デイトレードの投資判断に十分生かすことができる。

取引量が多くなれば、取引量に応じてPayPayか現金がプレゼントされるキャンペーンにも参加できるようになる。ヤフーグループのYJFX!ならではのメリットも、大きな魅力だ。

・YJFX!のデイトレードのデメリット

デイトレード自体に不都合を感じることはほとんどないだろう。しかし、ニュースソースがFXi24ニュースとGI24携帯メール(ニュース速報および市況メール配信サービス)だけであるのは、少々心許ない。

デイトレードとはいえ、経済状況や大まかなトレンドをとらえてから戦略を立ててエントリーする必要があり、そのための情報元が限定的になってしまう可能性がある。必要に応じて、他社のニュースなども閲覧できる体制を整えておくべきだろう。

・YJFX!はどんな人におすすめ?

ニュースも含めた投資情報の豊富なFX会社を情報源として利用できるならば、YJFX!はデイトレードに使いやすいFX会社だといえる。

日頃からキャッシュレス決済としてPayPayを利用している人にも、おすすめできるFX会社である。

YJFX!をメイン口座として頻繁に取引すれば、条件を満たした時点からPayPayを受け取れるようになる。PayPayのプレゼントを楽しみにしながらトレードできるので、モチベーションもアップするだろう。

・YJFX!のデイトレードの基本情報

取引通貨単位 1,000通貨
※南アフリカランド/円、トルコリラ/円、
メキシコペソ/円、人民元/円、
香港ドル/円の取引単位は1万通貨
基準スプレッド 米ドル/円:0.2銭
ユーロ/円:0.5銭
英ポンド/円:1.0銭
ユーロ/米ドル:0.4ポイント
取扱通貨ペア 24通貨ペア
カバー先 ドイツ銀行、U.B.S.銀行など、計30金融機関
ツールの
テクニカル指標
36種類(Exチャート)
注文方法 リアルタイム、ワンタッチ、通貨毎全決済、
ワンタッチ全決済、全決済、
リーブオーダー
(指値、逆指値、IFD、OCO、IFO)、
トレール
便利なツール MT4チャート利用可能
(※YJFX!のホームページを元に筆者作成)

 

5,外為どっとコムーー豊富な投資情報を提供する老舗FX会社

・外為どっとコムのデイトレードの特徴・メリット――豊富な通貨ペアから選べる

初心者がデイトレードを始める際には、流通量が多く、値動きも比較的しっかりしている米ドル/円、ユーロ/円、英ポンド/円、ユーロ/米ドルといった主要通貨ペアを選ぶのが王道だ。

トレードに慣れてくると、マイナー通貨ペアの荒い値動きを狙って利益を出すこともできるようになる。そのようなときに、外為どっとコムなら取扱通貨ペアが30種類と豊富なので、選択の幅が広がる。

さらに、取扱通貨ペア30種類のうち、27通貨ペアのスプレッドは業界最狭水準であるため、どの通貨ペアを選んでも、デイトレードによる薄い利幅を圧迫することはない。

投資情報の量と質は業界トップクラス。多彩で豊富な情報から、トレードのヒントがみつかるはずだ。

・外為どっとコムのデイトレードのデメリット――通常のスプレッド原則固定対象外の時間がネック

全体的にバランスよくサービスが提供されているが、チャート分析ツールに搭載されているテクニカル指標は21種類、取引ツールのテクニカル指標は17種類と若干少ない。

チャートのカスタマイズも可能ではあるが、高度なチャート分析を駆使してトレードしたい人は物足りなさを感じるかもしれない。

原則固定ではない時間のスプレッドが開きやすく、重要経済指標発表時などのレートも滑りやすいというユーザーからのコメントも見られる。念のため、通常時の原則固定以外の時間や、重要経済指標発表などのタイミングを外してトレードした方がよい。

・外為どっとコムはどんな人におすすめ?

スプレッドが広がる時間帯や、レートが滑りやすいタイミングを外せば、デイトレードをこれから始める初心者でも、少額取引や低コストの投資環境を生かして、使いやすさを実感できるだろう。

・外為どっとコムのデイトレード基本情報

取引通貨単位 1,000通貨
基準スプレッド 米ドル/円:0.2銭
ユーロ/円:0.5銭
英ポンド/円:1.0銭
ユーロ/米ドル:0.4pips
取扱通貨ペア 30通貨ペア
カバー先 シティバンクN.A.、JPモルガン・
チェース銀行など、計24金融機関
ツールの
テクニカル指標
21種類(G.comチャート)
注文方法 成行、マーケット、指値、ストップ、
OCO、IFD、IFO、トレール、
時間指定成行、時間指定指値、時間指定ストップ
便利なツール ・ぴたんこテクニカル
(みらい予測チャートなど)
・外為情報ナビ
(売買比率情報、ポジション比率情報など)
スプレットは原則固定※例外あり
(※外為どっとコムのホームページを元に筆者作成)

 

6,LIGHT FX――デイトレードに必要な要件をシンプルに満たすFX会社

・LIGHT FXのデイトレードの特徴・メリット――徹底した低コストトレードを実現

デイトレードに最も重要な要件である業界最狭水準のスプレッドと、99.9%という高い約定率を両立させている。

取引ツールやスマホアプリは必要な機能をシンプルに搭載し、使い勝手のよさを追求している。提供するサービスもFXだけに限定されており、シンプルにFXをするためのFX会社だといえる。

・LIGHT FXのデイトレードのデメリット――投資情報が少ない

低コストとシンプルさを追求しているため、マーケット情報も為替レートや経済指標カレンダーなどと限定的。為替関連ニュースはFXi24だけなので、さまざまな投資情報も参照して投資判断したい人には不向きである。

・LIGHT FXはどんな人におすすめ?

FXだけでなく、投資自体がまったく初めての人の場合、LIGHT FXほどシンプルなFX会社の方が、少額取引のトレードに集中できて、ツールの操作や値動きに慣れやすいだろう。

・LIGHT FXのデイトレード基本情報

取引通貨単位 1,000通貨
基準スプレッド 米ドル/円:0.2銭
ユーロ/円:0.4銭
英ポンド/円:0.9銭
ユーロ/米ドル:0.3pips
取扱通貨ペア 27通貨ペア
カバー先 SBIリクイディティ・マーケット、
ヒロセ通商など、計11金融機関
ツールの
テクニカル指標
20種類(アドバンスドトレーダー)
注文方法 成行、ストリーミング、指値、逆指値、
IFD、OCO、IFO、時間成行、一括決済
便利なツール ・売買比率
・通貨強弱
・ヒートマップ
・TMサイン(AIによるトレンド予測)
(※LIGHT FXのホームページを元に筆者作成)

 

7,LION FX(ヒロセ通商)――デイトレードとスキャルピングに強いFX会社

・LION FXのデイトレードの特徴・メリット――ツールのバリエーションが豊富

LION FXの取引ツールやスマホアプリは、代表的な「LION FX C2」以外に、「.NET4 Mac専用」「LION Basic」「LION Web」など、OS別または端末別に計9種類が用意されている。

自分の取引環境や取引スタイルに合わせて、最もデイトレードに使いやすいツールを選べる。

スプレッドが狭くシステムも頑強で高速であるため、デイトレードは言うまでもなく、スキャルピングも公認しているのが特徴。スキャルピングも視野に入れているなら、デイトレードから初めて、ツールの操作に慣れておくのもよいだろう。

・LION FXのデイトレードのデメリット――情報量は多いが、為替ニュースが若干弱い

LION FXはFX学習ページやセミナー、各種レポート、会員向けの投資戦略レポートなど多数の投資情報を提供しているが、それに対して、為替ニュースは「fx wave」と「Klug NEWS」の2種類だけ。

為替ニュースをデイトレードの投資判断に活用したいなら、為替ニュースの発信元がより多いFX会社も併用することも検討した方がよい。

もっとも、LION FXは為替ニュース以外の投資情報も豊富であるため、それほどの不便さを感じることはないだろう。

・LION FXはどんな人におすすめ?

短期トレード中心に考えている人にはピッタリのFX会社である。初心者であれば、まずは少額取引のデイトレードで実際のトレード経験を積もう。ツールの扱いに慣れたら、スキャルピングにチャレンジするのもよいだろう。

・LION FXのデイトレード基本情報

取引通貨単位 1,000通貨
基準スプレッド 米ドル/円:0.2銭
ユーロ/円:0.4銭
英ポンド/円:1.0銭
ユーロ/米ドル:0.3pips
取扱通貨ペア 50通貨ペア
カバー先 auカブコム証券、シティバンクなど
計22金融機関
ツールの
テクニカル指標
29種類(LIONチャートPlus+)
注文方法 成行、指値、逆指値、OCO、
IF-DONEなど、計27種類
便利なツール ・ボラティリティ表
・さきよみLIONチャート(チャート予測)
・LION分析ノート
(※LION FXのホームページを元に筆者作成)

 

8,JFX――短期トレード、中でもスキャルピングに特化したFX会社

・JFXのデイトレードの特徴・メリット――短期トレードに適した条件がそろう

デイトレードとスキャルピングといった短期トレードに必要な、狭いスプレッド、高速なシステム、高機能のチャートが全てそろうFX会社である。

LION FXと同じグループなので、取引システムも端末別に複数種提供されている。主要取引ツールのテクニカル指標は36種類であるが、世界的に人気のあるチャート分析ツールであるMT4チャートも利用できる。

スキャルピングに力を入れているJFXでは、スキャルピング特化型の高速約定タイプの取引ツールもリリースしている。

カリスマトレーダーであり、JFX社長でもある小林芳彦氏のマーケット情報や投資戦略なども閲覧できる。トレード結果を向上させたい人は必見だ。

・JFXのデイトレードのデメリット――初心者向けとは言い難い

デイトレードに適したFX会社ではあるが、その反面、FX初心者が一からFXを学んで、経験を積み重ねる環境は整っていない。

少額取引は可能、デモトレードもできるが、そもそも注文画面や注文方法が短期トレードに最適化されているので、初心者ではスムーズに発注処理できないだろう。

・JFXはどんな人におすすめ?

初心者向けのFX口座である程度トレードに慣れた人が、より本格的にデイトレードをしたいと考えたときにおすすめできるFX会社である。

もしくは、スキャルピングへの移行を見越して、デイトレードで取引ツールや注文方法に慣れておきたい人にもJFXは適している。

・JFXのデイトレード基本情報

取引通貨単位 1,000通貨
基準スプレッド 米ドル/円:0.2銭
ユーロ/円:0.4銭
英ポンド/円:1.0銭
ユーロ/米ドル:0.3pips
取扱通貨ペア 26通貨ペア
カバー先 ヒロセ通商
ツールの
テクニカル指標
36種類(MATRIXチャート)
注文方法 クイック、決済pip差、成行、
ワンクリック決済など、計22種類
便利なツール ・ボラティリティ表
・未来予測チャート
・小林芳彦のマーケットナビ
(※JFXのホームページを元に筆者作成)

 

9,みんなのFX――初心者でも気軽にデイトレードにチャレンジできる

・みんなのFXのデイトレードに関する特徴・メリット――初心者のデイトレードを支援するヒートマップや売買比率など

みんなのFXと上述のLIGHT FXは、同じトレイダーズ証券傘下であるため、FX口座のスペックが似通っている。低スプレッド、高い約定力、シンプルで直感的なツール、さらにマーケット情報もほぼ同じであり、初心者が最初にトレードしやすいFX口座である点も共通している。

初心者のデイトレードをサポートするのが、マーケット情報にある「ヒートマップ(通貨強弱)」「売買比率」「価格分布」「TMサイン(AIによるチャート予測)」だ。

精密なチャート分析ができなくても、リアルタイムでこうした情報を閲覧できれば、デイトレードで利益の出やすい通貨ペアやポジション、価格を判断しやすく、エントリーが容易になる。

・みんなのFXのデイトレードのデメリット――高度なテクニカル分析に対応していない

デイトレードに慣れて、テクニカル分析ツールや技術を駆使してトレードしたくなった場合に、みんなのFXのチャート機能ではシンプルすぎて、物足りなく感じるかもしれない。チャート画面を分割して、比較もできない。

デイトレードの勝率だけでなく、トレードするプロセスも楽しみたい人には不向きだろう。

・みんなのFXはどんな人におすすめ?

FX初心者だが、みんなのFX公式ホームページに掲載されているFXの基礎講座をしっかり学習して、デモ取引から少額取引、そしてデイトレードにステップアップしたいと考えている人におすすめできるFX口座である。

・みんなのFXのデイトレード基本情報

取引通貨単位 1,000通貨
基準スプレッド 米ドル/円:0.2銭
ユーロ/円:0.4銭
英ポンド/円:0.8銭
ユーロ/米ドル:0.3pips
取扱通貨ペア 27通貨ペア
カバー先 SBIリクイディティ・マーケット、
ヒロセ通商など、計11金融機関
ツールの
テクニカル指標
20種類(Webトレーダー)
注文方法 成行、ストリーミング、指値、逆指値、
IFD、OCO、IFO、時間成行、一括決済
便利なツール ・売買比率
・通貨強弱
・ヒートマップ
・TMサイン(AIによるトレンド予測)
(※みんなのFXのホームページを元に筆者作成)

 

10,セントラル短資FX――低コストの短期トレードがシンプルにできる

・セントラル短資FXのデイトレードの特徴・メリット――業界最狭水準のスプレッド

セントラル短資FXの最大の魅力は業界最狭水準のスプレッドである。メジャー通貨ペアだけでなく、デイトレード向きのマイナー通貨ペアや高金利通貨ペアのスプレッドも業界最狭水準であるのが特徴だ。

さらに、スキャルピングが公認されているFX会社でもあり、「スピード注文」というスキャルピング向けの注文機能も提供されている。

公式ホームページには、マーケット情報や経済動向をはじめとする投資情報や、FXについて学べる無料オンラインセミナーなどが、トレーダーの熟練度に応じて過不足なく掲載されている。

・セントラル短資FXのデイトレードのデメリット――電話サポート時間が日中のみ

近年は、24時間動く為替市場に合わせて、電話サポートなどが24時間受付可能であるFX会社も少なくない。

しかし、セントラル短資FXの電話サポートは平日の午前8時~午後5時までなので、終業時間後に帰宅してからトレードしたい初心者は、電話サポートを受けることができない。

最近増えているLINEもしくはAIチャットによる24時間問い合わせもないので、その場で疑問点が解消されないのが残念だ。

・セントラル短資FXはどんな人におすすめ?

どの通貨ペアのスプレッドも狭く、公式ホームページや取引ツールなどもクセがなくオーソドックス。少額取引も可能で、チャート形状予測ツールの「みらいチャート」も利用できる。

そのため、初めてデイトレードにチャレンジする人から、デイトレードの中上級者まで、どのようなレベルのトレーダーにも向く。

デイトレードに慣れたら将来的にスキャルピングでトレードしたいと考えている人にとっても、どの通貨ペアを選んでもスプレッド負けをしないのでおすすめだ。

・セントラル短資FXのデイトレード基本情報

取引通貨単位 1,000通貨
基準スプレッド 米ドル/円:0.1銭
ユーロ/円:0.4銭
英ポンド/円:0.9銭
ユーロ/米ドル:0.3pips
取扱通貨ペア 25通貨ペア
カバー先 20以上の金融機関
ツールの
テクニカル指標
28種類(Progressive Chart)
注文方法 ストリーミング成行、指値、逆指値、
トレール、IFD、OCO、IFO
便利なツール ・みらいチャート
(チャート形状予測/売買シグナルツール)
・パーソナルレコード
(取引成績記録分析ツール)
(※セントラル短資FXのホームページを元に筆者作成)

 

11,外為ジャパンー―DMM.com証券のもうひとつのFX口座

・外為ジャパンのデイトレードの特徴・メリット――DMM FXと同じツールで少額取引

外為ジャパンの運営会社は、DMM FXを運営するDMM.com証券。そのため、取引ツールとチャートツールはDMM FXとほぼ同じスペックとデザインになっている。

DMM FXと同様に、LINEによる24時間問い合わせ受付も外為ジャパンのメリットだ。初めてのデイトレードで困ったときは、夜間でも対応してくれるのでぜひ活用してほしい。

両FX口座最大の違いは、取引単位がDMM FXは1万通貨、外為ジャパンが1,000通貨であること。少額取引が可能であることが外為ジャパンの大きな特徴である。

DMM FXと外為ジャパンを合算した口座開設数は2020年1月時点で国内最多の75万口座超。スプレッドの狭さとツールの使いやすさに裏付けられた結果だといえるだろう。

・外為ジャパンのデイトレードのデメリット――取扱通貨ペアと投資情報が少ない

取扱通貨ペアは全15種類。国内のFX会社としては種類が少ないことがデメリットの一つだろう。

値動きの激しいマイナー通貨ペアをみつけてトレードする中上級レベルのデイトレーダーには、選択肢が少なく感じられるはずだ。

マーケットニュースと経済指標の発表を除くと、経済ニュース速報、世界の経済動向、アナリストレポートなどの投資情報がほとんど提供されていない。サイトや取引ツールからさまざまな情報を入手したい人には不向きだ。

・外為ジャパンはどんな人におすすめ?

シンプルにデイトレードだけをしたい人、他に投資情報を入手できるFX口座を持っている人には使いやすいFX口座になるだろう。

・外為ジャパンのデイトレード基本情報

取引通貨単位 1,000通貨
基準スプレッド 米ドル/円:0.2銭
ユーロ/円:0.5銭
英ポンド/円:1.0銭
ユーロ/米ドル:0.4pips
取扱通貨ペア 15通貨ペア
カバー先 BNPパリバSA、ノムラ・インターナショナル・
PLCなど、計15金融機関
ツールの
テクニカル指標
29種類(プレミアチャート)
注文方法 ストリーミング、指値、逆指値、
IFD、OCO、IFO、FIFO
便利なツール 特になし
(※外為ジャパンのホームページを元に筆者作成)

 

12,楽天FX――楽天証券のFXサービス

・楽天FXのデイトレードの特徴・メリット――FXでもポイントがためられる、秀逸な取引ツールも

楽天FXは楽天証券のFXサービスなので、デイトレードでもポイントがたまり、楽天スーパーポイントとして使用できる(楽天MT4のトレードを除く)。楽天ポイントユーザーなら見逃せないサービスだ。

楽天証券の豊富な情報量で人気のマーケットスピードシリーズのFX版、「MARKET SPEED FX」が使えるのも楽天FXの魅力だ。搭載テクニカル指標は約40種類にものぼり、描画機能も多彩。スピード注文を可能にする「ASスピード注文」も利用できる。

・楽天FXのデイトレードのデメリット――人気通貨ペア以外とMT4のスプレッドが広い

楽天FXは米ドル/円、ユーロ/円、英ポンド/円、ユーロ/米ドルのスプレッドは業界最狭水準であるが、それ以外の通貨ペアのスプレッドは総じて広いため、デイトレードには不向きだ。

大手ネット証券で唯一、トレードや自動売買ができるMT4、「楽天MT4」を利用できるものの、楽天MT4のスプレッドは残念ながら通常の通貨ペアより広く提示されている。

デイトレードに楽天MT4を使うと、スプレッド負けをする可能性もあるので、他社と同様、チャート分析ツールとして利用するにとどめた方がよいだろう。

・楽天FXはどんな人におすすめ?

楽天ポイントユーザーで、メジャー通貨ペアだけを使ってデイトレードしたい人には、メリットの多いFX口座になる。

中上級者でマイナー通貨ペアを使ってデイトレードしたければ、楽天FXのマーケットスピードFX、あるいは楽天MT4のチャート機能を使ってテクニカル分析しながら、マイナー通貨ペアのスプレッドが狭いFX会社でトレードするのもよいだろう。

・楽天FXのデイトレードの基本情報

取引通貨単位 1,000通貨
基準スプレッド 米ドル/円:0.2銭
ユーロ/円:0.5銭
英ポンド/円:1.0銭
ユーロ/米ドル:0.4pips
取扱通貨ペア 26通貨ペア
カバー先 非公表
ツールの
テクニカル指標
40種類(マーケットスピードFX)
注文方法 ASストリーミング(2ウェイプライス)
ストリーミング(2ウェイプライス)
指値、逆指値(シングルリーブオーダー)、
IF-DONE、OCO、IF-OCO、全決済、通貨ペア全決済
便利なツール ・FXヘッドライン
・マーケットスピードFXの
3つのニュースソースなど
・楽天MT4
(※楽天FXのホームページを元に筆者作成)

 

13,IG証券――英国最大FX会社IGグループの日本拠点、ノックアウト・オプションができるFX口座

・IG証券のデイトレードの特徴・メリット――通貨ペアの種類が圧倒的に豊富、スリッページもなし

IG証券は、狭いスプレッド、高い約定力、高性能なチャート分析機能の3条件を満たす、デイトレード向きのFX口座である。

英国最大規模のFX会社らしく、100種類以上もの通貨ペアがそろう。スプレッドは、原則固定スプレッドを中心に、投資家に最も有利なリアルタイムレートを提示している。

高い約定力を背景に、ノースリッページ注文保証料さえ支払えば、スリッページが発生することはない。ノースリッページ注文なら、狙い通りのレートで約定できるので、デイトレードの際にも戦略を立てやすい。

・IG証券のデイトレードのデメリット――口座管理手数料が発生する場合がある

FX会社では通常、口座管理手数料が発生することはないが、IG証券では6ヵ月間以上ポジションがなく取引がない場合には、月額550円(税込)の口座管理手数料が発生する。

口座を開設したものの、長期間トレードしないで放置すると、利益も出ていないのに口座管理手数料だけを支払うことになるので、十分気を付けた方がよいだろう。

取引単位がどの通貨ペアも1Lot=1万通貨であるため、ある程度の手元資金を用意しなければならないことにも注意する必要がある。

・IG証券はどんな人におすすめ?

スプレッドが業界トップクラスの狭さで、メジャー通貨ペアからマイナー通貨まで、取扱通貨ペアも豊富。デイトレード主体でさまざまな通貨ペアに収益機会を求めたい人にとって、初心者、中上級者を問わず、IG証券は最適なトレード環境になるだろう。

デイトレードだけでなく、ノックアウト・オプションも利用して、損失額をあらかじめ限定しながらトレードしたい人にも向いている。

・IG証券のデイトレードの基本情報

取引通貨単位 1万通貨
基準スプレッド 米ドル/円:0.2銭
ユーロ/円:0.5銭
英ポンド/円:1.0銭
ユーロ/米ドル:0.4pips
取扱通貨ペア 100通貨ペア以上
カバー先 非公表
ツールの
テクニカル指標
21種類(IGチャート)
注文方法 リミット、ストップ、トレーリングストップ、
ノースリッページ、マーケット(ロット優先)
便利なツール ウォッチリスト
(※IG証券のホームページを元に筆者作成)

 

14,サクソバンク証券――デンマーク発祥のオンライン銀行の100%子会社

・サクソバンク証券のデイトレードの特徴・メリット――国内最多150超の取扱通貨ペア

グローバルに展開する外資系証券会社の強みを生かして、国内最多の150種類以上もの通貨ペアを提供している。値動きの荒い通貨ペアを利用して、大きな利幅を狙ったトレードをする際に便利なFX口座である。

さらに、サクソバンク証券が取り扱う全金融商品の取引プラットフォーム「SaxoTraderGO」(ブラウザー版)と「SaxoTraderPRO」(上級トレーダー向けインストール版)は、マルチデバイス対応型で便利だ。革新的な技術と高い機能性で世界的に評価も高い。

高性能のチャート分析機能を搭載した取引プラットフォームであるMT4や、マルチチャート、TradingViewといった世界中のFXトレーダーに支持される外部ツールも利用できる。

・サクソバンク証券のデイトレードのデメリット――取引プラットフォームが複雑で分かりにくい

サクソバンク証券の取引プラットフォームはマルチデバイス対応であり、全ての取扱金融商品を取引できる。さらに高機能ということもあり、初心者だと操作に慣れるまでに時間がかかる可能性がある。

・サクソバンク証券はどんな人におすすめ?

取引単位は1,000通貨なので、資金の少ない人でも取引しやすい。

ただし、取引プラットフォームがマルチデバイス・全金融商品対応型で若干分かりにくいので、他社でFX取引の経験があり、取引ツールの基本操作に慣れている方が、サクソバンク証券の取引ツールを扱いやすい。

・サクソバンク証券のデイトレード基本情報

取引通貨単位 1,000通貨
基準スプレッド 米ドル/円:0.2銭
ユーロ/円:0.5銭
英ポンド/円:0.8銭
ユーロ/米ドル:0.2pips
取扱通貨ペア 150通貨ペア以上
カバー先 Saxo Bank A/S
ツールの
テクニカル指標
50種類以上
注文方法 非公表
便利なツール ・オートチャーティスト
(取引シグナル通知機能)搭載
・MT4、マルチチャート、
TradingView利用可能
(※サクソバンク証券のホームページを元に筆者作成)

 

6,FXデイトレードの5つの注意点・デメリット

FXのトレード手法の中でも、デイトレードは日をまたがず不測の事態を回避できるため、FX初心者でも比較的トレードしやすい。その反面、安易にトレードすると、本来期待できる利益を獲得できなかったり、想定しない損失を被ったりする場合もある。

デイトレードする際には、以下のような注意点やデメリットも認識した上で、トレードする必要があるだろう。

注意点・デメリット1,必ず当日中に手じまいしなければならない

デイトレードの基本は、新規建てしたポジションをその日のうちに決済してしまうこと。FX取引の1日の営業時間が終了する翌朝までに、為替相場の環境が良くても悪くても、いったん手じまいする必要がある。

上昇の余地があると感じても、必ずその日のうちに決済するルールを徹底することは、デイトレードを継続する上で重要なポイントである。

なお、FX会社によってFX取引終了時間に違いがある。必ず、トレードするFX会社の営業時間を確認しておくこと。

注意点・デメリット2,スワップポイントをためることができない

デイトレードは翌日にポジションを持ち越さないため、スワップポイントが発生しない。そのため、スワップポイントをためることができない。

デイトレードとスワップポイント目的の長期トレードでは、トレードに適したFX口座や、通貨ペアの選び方、エントリーのタイミングなどが異なるので、まったく別の取引として取り扱わなければならない。

スワップポイントをためたいならば、デイトレード口座とは別に、スワップポイントの条件が良い口座で取引する、高金利通貨ペアを選ぶなど、デイトレードとは別の観点で利益を拡大化できるように配慮したい。

注意点・デメリット3,ファンダメンタルズ分析がまったく不要なわけではない

デイトレードのエントリーとエグジットは、主にテクニカル分析の結果に基づいて判断する。だからといって、ファンダメンタルズ分析をまったく行わずにトレードすると、期待どおりの結果が得られない可能性もある。

通貨対象国の経済動向や外交関係、重要経済指標の発表の有無などから、大まかなトレンドをつかんだ上で、上昇あるいは下降、レンジ、それぞれの相場に見合ったデイトレードのエントリーとエグジットポイントをみつけなければならない。

少しでも多くの利益を確保するためには、ファンダメンタルズ分析も相応に必要になることを覚えておこう。

注意点・デメリット4,デイトレードは繰り返さなければ、利益が積み上がらない

デイトレードは基本的に利幅の小さいトレード手法である。そのため、1日数回、毎日トレードを繰り返すトレードスタイルを長期間継続していくことで、デイトレードとしてまとまった利益を獲得できるようになる。

1日1回、1週間に1日程度のデイトレードでは、資産形成できないと認識しておきたい。

注意点・デメリット5,ロスカットのリスクがないわけではない

デイトレードは日をまたがないので、日次の証拠金維持率判定による強制決済や追証が発生するリスクはないと考えてよい。ただし、ロスカットルールに基づく証拠金維持率判定は常時実施されているので、為替相場が暴落すれば、ロスカット発動リスクが高くなる。

デイトレードとはいえ、余裕を持った証拠金の預け入れや、利確・損切りルールの徹底などの事前の対策によって、急激な為替相場の下落によるロスカット発動を回避したい。

7,チャレンジしやすいデイトレード、相性の良いFX口座をみつけて利益拡大を

デイトレードは、スキャルピングほどの超短期トレードではないため、落ち着いてチャート分析する時間をとることができる。為替相場の大幅な下落リスクも回避できるため、FX初心者にはおすすめのトレード手法である。

利幅の薄いデイトレードでは、スプレッドの狭いFX会社を選んで、デモトレードや少額取引から始めて、トレーニングを積み重ねて、利益を出すコツを身に付けてほしい。

 

近藤真理
監修者・近藤真理
証券会社の引受業務やビジネス系翻訳携わったのち、個人投資家として活動。現在は総合証券、ネット証券の両方を使いこなし、経済、金融、HR領域で多数の媒体で執筆中。2019年にフィナンシャルプランナーの資格取得。
証券会社の引受業務やビジネス系翻訳携わったのち、個人投資家として活動。現在は総合証券、ネット証券の両方を使いこなし、経済、金融、HR領域で多数の媒体で執筆中。2019年にフィナンシャルプランナーの資格取得。

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