最高のタイラバ日和

大会前日に天気を調べると、午前・午後ともに晴れ。最高気温18度(前日比+1度)、最低8度(同-1度)。降水確率0%。西の風後北西の風。波は1.5m 。とても穏やかな絶好の釣り日和だった。潮は小潮で、7時26分が干潮、14時41分が満潮。干満の差はあまりない。

「釣りバカップ」は、タイラバでの釣りを競う。大きく流れる潮はタイラバには不向きであり、落ち着いた潮が最適。この日は、潮も天気も絶好の「タイラバ日和」である。本当に主催者は素晴らしい日程を選んでくれている。天候にも恵まれそうだ。

『釣りバカップ』が高知県で開催 老若男女の「釣りバカ」が大集合?
絶好の天気に恵まれた (画像=TSURINEWSライター濱堀秀規、『TSURINEWS』より 引用)

大会会場は「宇佐しおかぜ公園」(土佐市宇佐町)。高速道路・伊野インターを降りて車で約10分、公園の入り口で大きな親子クジラのオブジェが迎えてくれた。宇佐しおかぜ公園は、ホエールウォッチングの船が発着する港としても有名だ。ジョン万次郎の漂流出航の碑もあり、ここから日本の夜明けが始まったのだと歴史にふけるのも感慨深い。

鎖国の江戸時代、漂流したジョン万次郎が船でアメリカに渡り、そこで得た知識や人的つながりが、後の日本の発展に大きく寄与したことは歴史上周知の事実である。アメリカ合衆国ともつながりが深かったから「宇佐(うさ)=USA」と名付けたのかどうかは不明だ。

『釣りバカップ』が高知県で開催 老若男女の「釣りバカ」が大集合?
クジラのオブジェがお出迎え (画像=TSURINEWSライター濱堀秀規、『TSURINEWS』より 引用)

「ハマちゃん」大集合?

大会名の一部にもなっている、人気釣り漫画「釣りバカ日誌」(作:やまさき十三、画:北見けんいち)。主人公・浜崎伝助(ハマちゃん)のモデルとしても知られる、高知県観光特使の黒笹慈幾(くろささ・やすし)さんが、今回ゲストとして大会に参加。黒笹氏は東京の大手出版社で勤務した後、高知市に移住している。さらには、高知県庁から濵田省司(はまだ・せいじ/ハマちゃん)知事も参加(閉会式のみ)。そして、筆者である私の名字も「濱堀」(ハマちゃん)だ。

釣りバカの”ハマちゃん”大集合である。不思議なことに、そのほかの参加者のなかにも名字に「浜」が付く方がたくさんいた。