漫画に野球、そして釣り

“土佐人”は、荒々しい太平洋の自然でもまれているため、芯は強いが、おおらかで心が広い人たちといった印象がある。

有名漫画家も多い。クイズダービーの「はらたいら」さんに3000点。アンパンマンの「やなせたかし」先生、フクちゃんの「横山隆一」先生など多くの漫画家が輩出されている。高校生が競う「マンガ甲子園」も高知県で毎年開催されており、次の時代をになう全国の若い力を育てている。

高知県は昔から高校野球も強い。”これに勝てば甲子園”という東四国大会では、毎年のように高知県代表が徳島県代表に勝っており、東四国の代表校として甲子園に進んでいた。

そして、魚種豊富な太平洋での大物釣りが最高に魅力的である。筆者が住んでいる地域は、太平洋に面する高知県・土佐とは正対しており、より一層、憧れの気持ちは強い。

高知県の釣りの魅力

高知県は山・川・海の自然が豊かで美しく、魅力にあふれた県である。「海を豊かにするのは、山の豊かさ」と言われるが、森林面積率が全国一の高知県は、間違いなく山からの栄養が川や海を豊かにしている。

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豊かな高知の海 (画像=TSURINEWSライター濱堀秀規、『TSURINEWS』より 引用)

これまでにも、高知県内への釣りではいろいろな場所に出かけた。磯のグレ釣りでは、足摺磯や室戸磯、須崎磯での数釣り。「クーラーに入らんわー、干物にして誰に配ろうか」と喜んだり、宿毛市の沖合にある鵜来島での大グレにブチブチ切られてもてあそばれたり。須崎磯では釣具メーカー主催の大会で表彰台に上ったこともあった。

チヌ(クロダイ)釣りでは、友人が団子でのカセ釣りに凝っており、毎年須崎のカセや筏釣りに。一方の私は、春の中土佐町久礼の磯で60cmオーバーの巨チヌ狙い通いが中心で、高知県内各地に出かけた。

船釣りでは、職場の上司と共に、大荒れの室戸沖で船酔いと闘いながらのブリ釣りや、高知港から巨大カンパチやスルメイカ狙いで太平洋へ。

高知県の「釣りの魅力」は、海の豊かさがもたらす、魚種、そして魚影の豊富さにある。