メタバースが大ブームに

メタバースの世界的ブームが中国にも到来。今年9月に中国の株式市場で、メタバース関連の株が急騰したことをきっかけに、メタバースという言葉が一夜にして話題となった。

その後、バイトダンス、テンセント、アリババをはじめとする中国のIT大手がメタバース関連の商標申請を提出。これにより、さらにメタバースの人気に火をつけこととなった。現在VR/AR、バーチャルヒューマン、ゲームなどメタバース関連と思われる業界もホットな投資分野となっている。

タオバオ、wechatの相互リンク遮断解除へ

独占に対する取締強化の状況下、9月に中国工業と情報化部はアリババやテンセントなどIT企業に、サービスの「リンク遮断」の解除を求めた。特にタオバオ、wechatのリンク相互リンク遮断の解除進捗は世間から注目された。

中国のネットサービスは、大まかにアリババ、テンセントの2陣営に分けられる。基本的に相手陣営のサービスのリンクを自社サービス内で開くことはできない。

当局の指導を受け、アリババとテンセントがリンク遮断の解除を進め、現在はwechatでタオバオのリンクを開くことができるようになり、将来的にはタオバオでテンセントのモバイル決済サービスであるwechatpayの導入も検討されているようだ。