決算短信とは何か?

決算短信とは、企業の決算内容がまとめられた書類のことだ。

決算短信には、その企業の売上高や利益、資産状況、キャッシュフロー、業績予想、予想を含む2期分の配当などが記載されているため、直近の経営状況(ファンダメンタルズ)を確認するための重要な資料といえる。

決算短信は速報性を重視した書類

上場会社には、決算期ごとに企業の状況をまとめた「有価証券報告書」の作成と公表が義務付けられている。

しかし、内容の監査などを受ける必要があるため、通常は決算から公表まで3ヵ月以上かかる。そこで、証券取引所が上場企業各社に早期の作成・開示を求めているのが「決算短信」だ。

決算短信により、投資家は業績や経営計画(業績予想)に対する進捗状況をより早い時期に確認できる。

決算短信の公表は決算期末期45日以内

本決算の決算短信は、遅くとも決算期末後45日以内(30日以内が望ましい)に開示するよう求められており、決算期末後50日を超える場合はその理由と開示時期の見込み、計画を開示することになっている。四半期決算短信は、金商法により決算期末後45日以内の提出・公表することが定められている(※JPXのホームページより)。

決算短信はどこで確認できる?

決算短信は、決算後1〜2ヵ月以内に各社のHP(ウェブサイト)などに公表され、誰でも確認できる。

<決算短信を確認できるサイト>
・各社のHP(ウェブサイト)
・EDINET(エディネット):http://disclosure.edinet-fsa.go.jp/
・適時開示情報閲覧サービス(TDnet)※確認できるのは開示日から31日以内:
https://www.release.tdnet.info/inbs/I_main_00.html

決算短信の内容は株価にも影響する。投資を検討している銘柄の決算短信はよく確認し、発表後の値動きにも注意したい。

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