ローソク足とは何か?

ローソク足とは、一定期間の「始値(はじめね)」「高値(たかね)」「安値(やすね)」「終値(おわりね)」の4つの価格を表すチャートのことだ。この4つの価格を「四本値(よんほんね)」という。

2.ローソク足(ローソクアシ)
(画像=※編集部作成)

始値よりも終値が高いローソク足を「陽線(ようせん)」、安いローソク足を「陰線(いんせん)」、始値と終値の間の部分を「実体(じったい)」、実体からはみ出した部分を「ヒゲ」または「影」という。

ローソク足は、どの期間で区切るかによって、「日足(ひあし)」「週足」「月足」「年足」「1分足」「5分足」「15分足」「1時間足」などがある。

1本のローソク足が一定期間の4本値を示しており、日足であれば1本のローソク足が1日の値動きを表す。

ローソク足はどのような時に役に立つ?

ローソク足は、一目で値動きを把握できるほか、その形状から値動きの方向性(トレンド)やその強さを知る手がかりになる。

<主なローソク足の形状と読み取れる内容>

名称 形状 読み取れる内容
小陽線
3.ローソク足(ローソクアシ)

買いがやや強い
小陰線

4.ローソク足(ローソクアシ)

売りがやや強い
大陽線

5.ローソク足(ローソクアシ)

非常に強い買い
大陰線

6.ローソク足(ローソクアシ)

非常に強い売り
上影陽線

7.ローソク足(ローソクアシ)

売りが強い
高値圏では下落に
転じる可能性がある
上影陰線

8.ローソク足(ローソクアシ)

売りが強い
高値圏では下落に
転じる可能性がある
下影陽線

9.ローソク足(ローソクアシ)

買いが強い
安値圏では上昇に
転じる可能性がある
下影陰線

10.ローソク足(ローソクアシ)

買いが強い
安値圏では上昇に
転じる可能性がある
寄引同事
(同時)線
<十字線>

11.ローソク足(ローソクアシ)

売りと買いが拮抗している
※編集部作成

陽線は買いが優勢、陰線は売りが優勢であることを示し、実体が大きいほどその方向の勢いが強いと考えられる。また長いヒゲ(影)は抵抗の強さを示しており、高値圏や安値圏ではトレンドが転換する可能性がある。

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