始値とは何か?

始値とは、ある期間において最初に取引された値段のことで「寄値」とも呼ばれる。これに対して「終値」は、ある期間の最後に取引された値段のことで「引け値」ともいう。

期間が1日であれば、始値はその日に初めて取引された値段となる。「前日の米国株式市場が高騰したことを受けて、本日の東証では始値が前日の終値より高かった」といったように使われる。

始値は、前日の大引け以降に発表された企業の決算や米国株式市場の動向、政治家などの発言など、さまざまな情報を反映する。始値は、1日の相場の方向性を探るヒントとして利用されることも多い。

値段に関する用語には「始値」「終値」「高値」「安値」があり、これらを「4本値」という。

当日の始値と前日の終値は違う

前日の終値と翌日の始値が一致しないことに、疑問を持つ人もいるかもしれない。始値はその日に初めて成立した取引の値段であり、終値は最後に取引が成立した値段のことだ。

それぞれ別の取引において決まった値段であるため、両者は一致するとは限らない。しかし、これらを見比べることで、値段がどのように動いているかを知ることができる。

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