売り気配とは何か?

売り気配とは、売るほうが提示する価格、または売り注文に対して買い注文が集まらず、売買が成立しない状態のこと。別名「ヤリ気配」とも呼ばれる。

売り気配のもととなる言葉は「気配値」であり、これは「買いたい価格」「売りたい価格」のことだ。売り気配値は売り注文の中で最も安い価格、買い気配値は買い注文の中で最も高い価格である。

売り気配の判断方法は?

気配値を見ることで、売り気配か買い気配か、いくらなら売買できそうかを判断できる。売買したい銘柄の板情報を見てみよう。

板は価格ごとに買い注文と売り注文が一覧で表示されるもので、売り希望の株数や買い希望の株数が一目でわかる。株式を売買する際はほとんどの人が板を見て注文を出すため、株式投資では基本的な情報といえるだろう。

提示されている価格の種類が多いほど「板が厚い」と呼ばれ、売りまたは買いを希望する人が多い状態だ。ある銘柄の板を見たときに、売りの板が厚いのに対して買いの板が薄い状態が、売り気配ということだ。

出されている売り注文の価格と買い注文の価格を見て、どの価格なら取引が成立しそうか考えよう。また成行注文・指値注文などの注文方法も、状況に応じて使い分けるのがおすすめだ。

【関連記事】
ネット証券をランキングで比較!
スマホでネット証券の株取引を始める時に注意しておきたい3つのこと
株式投資に必要な資金はいくら?10万円以下で購入できる東証一部銘柄も紹介
株式投資の初心者がやってはいけない4つのこと 銘柄の選び方や投資方法は?
株の始め方5ステップ 証券会社選び、いくら投資すべきか、銘柄選び、NG行動など初心者が知っておきたいこと
ANAとJALの株主優待を徹底比較!お得なのはどっち?