4. 生成AI、ヒューマノイドロボット等々
そもそも私は、生成AIやヒューマノイドロボットなどが最先端技術だなどとは毛頭思っておりません。袋小路がそうとうどん詰まりに近づいた状態だと見ております。
私は、生成AI、再生可能エネルギーによる発電、EVを研究開発の三大愚挙と呼んでいます。どれもエネルギー収支から見て絶対にペイするはずのないことを「R&Dに大金を投じれば何とかなるかもしれない」などという浅薄な望みだけでやっているわけがないでしょう。
いずれも、利権社会の東西両横綱、アメリカと中国がシャカリキになってやっていることだと気づけば、なぜこんなに不毛な分野ばかりに巨額の資金が動くのか分かります。
利権によって私腹を肥やすことを目的に政治家をやっている連中にとって、いちばんサステナブルな(持続性の高い)利権は、国家補助がなければとうてい立ち行かない事業に補助金を出して、キックバックを貰うことです。
辛抱強く続けていけばそのうち自力で収益が上がるような事業は、そこで利権としての縁が薄れてしまう危険があります。だから、揃いも揃って、未来永劫にわたってペイするはずのないようなプロジェクトのために補助金をあさりに来た連中としっかりタッグを組むのです。
利権政治屋にそこまで自然科学的な見識も論理的な思考能力もありそうに思えませんが、おそらく補助金あさりに来た連中のさもしい目つきなどから、自分と同類だということに感づくのでしょう。
学術誌の論文掲載がピアレビュー(同輩研究者による査読)を必須条件とするようになってからの学術論文の世界には、まさに衆愚政治と呼ぶべき事態が起きています。
だれも自分が理解できていない論文を論評してとんでもない誤解をしていたことがばれないように、だれでもわかる内容で、百度も千度も証明済みのことをちょっとサンプルを変えただけのような論文ばかりが引用回数を稼ぎます。