江藤を研究してきた歴史家の與那覇潤氏は「江藤の主張は戦後日本の欺瞞の告発としては強いが、『ではどうすれば』という代案は弱かった。自分の国は自分で運営するという民主主義を支える感覚よりも、『どうせ米国に決められている』と責任転嫁した方が楽だといった発想がなかったか、江藤だけでなく私たちも問われている」と話す。
紙面での掲載は2025.8.18
参考記事:1つめは、朝日記事の前半部
(ヘッダーは、ナイジェリアの海上スラム・マココ。Foresightのルポより)
編集部より:この記事は與那覇潤氏のnote 2025年9月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は與那覇潤氏のnoteをご覧ください。