ところが、まだまだ止まらない! 先月にはご存じのとおりの「ホームタウン騒動」があって、ついに日本政府は、ナイジェリアに操られてるとかまで言われるようになってしまった(涙笑)。
それさぁ、もう国として底辺じゃん。ニジェールとかチャドとか、その辺なの?(同国の人、ごめんなさい)
自分の国がぱっとしないことの責任を、自ら背負う姿勢を欠くかぎりで、日本の地位はどこまでも堕ちてゆく。加速するのは「私は正しい。悪いのはあの国!」とばかり言い張り続ける、ニセモノなセンモンカの存在だ。
偉大な批評家だった江藤さん、「あなたもそうなりかけてますよ?」と、戦後50年の節目に加藤典洋は述べた。そこから30年でより広がった、悪い意味の “江藤淳症候群” からどう抜け出すか。それが後を歩む者の課題だろう。
『朝日新聞』の日米関係特集に寄せた、ぼくのコメントは以下のとおり。多くの人がいま同じ自覚を持って、まずは言論の世界から、まともな国へと立ち直らせる手助けをくれるなら嬉しい。