公的な「不動産担保型生活資金」では連帯保証人が必要です。
しかし、リースバックでは、売却するだけですので、保証人は不要です。
リースバックのデメリット
1. 家賃負担が高めに設定されるぶっちゃけた話、リースバックというのは「貧者の資金調達」であり、銀行からの融資が受けられなくなった先が窮余の策として実行されることが一般的です。
そのため、資金調達のコストは、銀行融資よりもかなり高くなります。
リースバックの場合、それが家賃となるため、その支払家賃の金額は周辺相場に比べて割高に設定されることが多く、毎月の負担感は高いと言わざるを得ないでしょう。
2. 買取価格は安く、買戻価格は高い貧者の窮余の資金調達であるため、リース会社の買取価格については、安く買い叩かれることを覚悟する必要があります。
リースバックの触れ込みに、お金ができたら、買い戻しをすることも可能だと言われるのですが、その買取価格は、割高に設定されることも多いです。
そもそも、毎月の賃料の負担が大きいため、手元にお金が残ることは少なく、現実に自宅を買い戻すことは、かなりハードルが高いと言わざるを得ません。
3. 定期借家契約であれば満了後には退去も建物の賃貸借契約については、貸主側が正当な理由なく更新を拒否できない「普通借家契約」と、期間の定めがあり、契約が更新されない「定期借家契約」があります。
自宅のリースバックでは、定期借家契約のみを取り扱う会社が多いです。
定期借家契約の場合、賃貸契約が終了した時点での退去を求められるのが前提です。
また、2-3ヶ月間家賃の支払いが対応されると、契約が解除されるなど厳しい契約がされていることもあります。
既に、自宅は売却され、自分のものではないということを認識する必要があるのです。
人間の寿命は誰にもわからない
今後は、財産を残す子どもがいないというケースも増えてくるとは思います。