明治大学「現代マンガ図書館」3月19日リニューアルオープン 企画展も開催
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

明治大学「現代マンガ図書館」が3月19日にリニューアルオープンし、一般公開されることになりました。東京都新宿区から千代田区にある駿河台キャンパスへ移転したのにあわせて、「米沢嘉博記念図書館」とカウンターサービスや閲覧室を一体化。今後は両館の蔵書を複合的に利用することが可能になります。

またリニューアルオープンを記念して、企画展「現代マンガ図書館資料から生まれた書籍たち展」が開催されます。

明治大学「現代マンガ図書館」は国内でも最大級の蔵書数を誇るマンガ専門図書館。設立者の故・内記稔夫(ないきとしお)氏が50年以上にわたり収集したマンガの単行本や雑誌、評論集などのマンガ関連資料を中心とし、およそ27万冊(整理済は19万冊)を収蔵しています。

特に昭和30年代に発行された貸本マンガの蔵書が充実しており、マンガ史上重要であるマンガ家のデビュー作や、初期の作品を読むことが可能です。

ちなみに内記稔夫氏は「現代マンガ図書館」を築いた功績により、1997年に第一回手塚治虫 文化賞(朝日新聞社主催)の特別賞を受賞しています。

明治大学「現代マンガ図書館」3月19日リニューアルオープン 企画展も開催
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

2019年12月から移転に伴い休館していた「現代マンガ図書館」ですが、今回の移転完了にあわせて「米沢嘉博記念図書館」と複合したサービス提供が行われます。

それぞれ日本を代表するマンガ資料のコレクションである故・内記稔夫氏と故・米沢嘉博氏の蔵書を複合的に閲覧可能とし、両図書館のマンガ研究の拠点としての機能の強化が図られます。

さらに明治大学では「現代マンガ図書館」「米沢嘉博記念図書館」のコレクションをその一角にし、世界最大規級の資料数を収蔵するマンガ・アニメ・ゲームのアーカイブ施設の設立を目指し、整備が進められています。

リニューアルオープンを記念した「現代マンガ図書館資料から生まれた書籍たち展」は、「現代マンガ図書館」所蔵の膨大な資料を利用して作られた書籍と、その誕生に役立った資料を紹介する企画展。

企画展の開催期間は3月19日~5月30日で、4月29日、5月4日、5月5日を除く開館日は常時開催。誰でも無料で観覧が可能。明治大学米沢嘉博記念図書館1階企画展示コーナーで開催しており、紹介された書籍の一部は2階閲覧室で読むことができます。

明治大学「現代マンガ図書館」3月19日リニューアルオープン 企画展も開催
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

「現代マンガ図書館」「米沢嘉博記念図書館」の開館日は月・金・土・日・祝(年末年始、特別整理期間を除く)。開館時間は月・金14~20時、土・日・祝12~18時。一般会員料金は一日会員・18歳未満が税込110円、18歳以上が税込330円、未就学児は無料です。

詳細は公式ホームページにて確認できます。

情報提供:明治大学

文・和田一花/提供元・おたくま経済新聞

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