今日、”自称保守派”は、トルーマンが空から数万人の罪なき日本の民間人を虐殺したことに、少しでも疑問を抱く者を「反米」だと罵ります。
このことは、かつて真の意味で保守主義者と呼ぶに値した人々と、今日の「保守派」との違いを如実に示しています。
アインシュタインが署名したルーズベルト大統領宛ての最初の書簡を起草し、マンハッタン計画を推進した世界的に著名な物理学者レオ・シラードは、1960年の死の直前に、次のように、もう一つの明白な真理を述べました。
「もしドイツ人が都市に原爆を投下し、我々がそれをしなかったなら、我々は都市への原爆投下を戦争犯罪と定義し、この犯罪を犯した ドイツ人をニュルンベルクで死刑に処し、絞首刑に処しただろう」。
ヒロシマとナガサキの破壊は、東京とマニラで処刑された日本軍将校の戦争犯罪よりも、はるかに酷い戦争犯罪でした。
もしハリー・トルーマンが戦争犯罪人でないのなら、戦争犯罪人などこの世に存在しないでしょう。
※この記事は『ハリー・S・トルーマン:革命の推進』より抜粋。ジョン・デンソン編『大統領の再評価:執行権力の台頭と自由の衰退』所収。
編集部より:この記事は自由主義研究所のnote 2025年8月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は自由主義研究所のnoteをご覧ください。