この増税の主な理由は、急速に増える高齢者の医療費や年金、介護費用を支えなければならないためです。 現役世代から収奪したお金は、彼ら自身の将来のためではなく、今の高齢者を支えるために使われ続けます。
結果として、若い世代は自分たちの生活費や教育費に充てるお金が減り、将来の希望や夢を持ちにくい社会に生きることになるのです。
ちなみに労働者は、社会保険料(給与の30%)も据え置きです。
若い人を犠牲にしてでも枯れ木に水をやり続けているようでは、日本の経済成長も停滞し社会全体の活力が失われてしまうでしょう。

クソニートくん
酷すぎる…

Murasaki
老人福祉のために、若い人からさらに強奪していく社会。 そんなのはクソだ。
さらに、今の社会保障を維持しようとすると、大変な思いをするのは 現役世代・将来世代だけではありません。
あなたの親世代も、大変残念なことが起こることでしょう。
医療・介護は崩壊寸前──あなたの親の最期は“うんこ塗れの死”「今のままの社会保障を維持したい!そじゃないと老後が不安!!」
…気持ちはわかります。
ですが、今の制度を維持しようとしたら それだけ若い人に多くの負担を押し付ける結果になることは、すでに紹介したとおりです。
しかし問題は現役世代の経済的な負担だけにとどまりません。

クソニートくん
他にも何か取られるの?

Murasaki
あぁ。それは若者の人手と時間だ。
日本はこれから、かつて経験したことのない「超・高齢化社会」に突入します。その結果、若者は金銭面だけでなく時間も人でも老人福祉のために搾取されるでしょう。
実際、その膨大な数の高齢者たちを支える医療・介護リソースは、どう考えても足りません。
厚生労働省が2024年に発表した「第9期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」からデータを紹介します。