私は持ってきたリグとワームをN氏に渡し、釣り方について簡単に説明しました。ワームを送り込む場所のポイントは、
1. 岩と岩の間
2. 潮の流れがある
3. 海藻が少ない
4. 生命感があり、水深50cm以内
この4つを満たす場所が理想です。
魚のアタリなく苦戦
その後、お互いに思い思いの場所で30分ほど釣ってみましたが、二人ともノーバイト。私の釣り状況を分析すると、完全にムラソイが警戒モードに入っており、姿を見せてもバイトしないケースばかり。まったく歯が立ちません。
離れた場所で釣っていたN氏に「どう?」と大声で尋ねても、手を横に振るばかり……。明らかに、朝のポイントより悪い状況でした。
「場所を替えようか?」と提案してみたものの、この状況では私にも有効な打開策が浮かばず、まさにお先真っ暗でした。これも、あのティップが折れた呪いのせいなのでしょうか……。
ポイント移動でムラソイ追加
次に向かったのは、ゴロタの磯場です。普段は波の影響を受けやすく、なかなか磯に立つのが難しい場所ですが、この日はほぼべた凪だったため、入ることができました。

しかし、ここでも状況は同じ……。ムラソイは姿を現すものの、やはりバイトには至らず。厳しい状況が続きます。私は直リグをあきらめ、ジグヘッド+ワームに変更して、根周りをキャストして探ることにしました。
すると、小型ながらもなんとか2匹のムラソイをキャッチすることができました。「いるにはいるけれど、こういうムラソイゲームじゃないんだよなぁ……」と、少し残念に思いながらも、気を取り直してN氏に声をかけました。

ワームでムラソイをゲット
「今日の極浅ムラソイゲームは厳しいな。ワームをキャストできる?」と尋ねると、「OK!」と返答があり、すぐにキャストを開始。さすが普段からエサ釣りをしているだけあって、キャストの動きにも様になっており、ポイントへの投げ込みやカウントダウンの感覚もとても良いものでした。