釣行前にアクシデントが起きました。ロッドのティップが折れてしまったのです。子どもの頃から長く釣りを続けてきた私ですが、ティップを折ってしまったのは記憶にある限りでこれが2回目……。それほど稀なアクシデントです。今日の釣りに不吉な予感がよぎりました。

「磯遊び感覚で楽しめる!」釣友との浅場ムラソイゲームで本命&ギンポをキャッチティップが折れてしまった(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)

釣行(朝練)開始

さて、実釣の話に戻ります。「ぜひ爆釣を体験してもらいたい」と思い、N氏と釣る前に海の状況を探るべく、早朝に“朝練”として一人で出かけたのでした。そして、ティップが折れたのは、そのときのアクシデントです……。

しかもこの釣りは、ピーカンで潮通しが良いときが最適なのに、この日は曇天。現地に着くと、ほぼべた凪の状態でした。最悪に近いコンディションに、再び嫌な予感が走りました。

「磯遊び感覚で楽しめる!」釣友との浅場ムラソイゲームで本命&ギンポをキャッチ朝練のポイント(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)

良くない海況の中でムラソイ手中

天気予報を見ても回復の見込みはなく、日本海側ということもあり、潮汐の影響も受けにくいため、今日の釣りはコンディションとしてあまり良くないと分かっていました。

それでも、何かきっかけになるものがあるかもしれないと釣ってみたところ、1時間ほどの間になんとか2匹のムラソイをキャッチすることができました。

「磯遊び感覚で楽しめる!」釣友との浅場ムラソイゲームで本命&ギンポをキャッチ朝練で仕留めたムラソイ(提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)

しかし、状況は渋いままです。良さそうな場所にワームを送り込めば、ムラソイが出てくるものの、バイトまでは至らない……。あるいは、バイトがあっても浅くてフッキングしない……。釣れない状況によく見られるパターンでした。

それでも「早朝よりは多少明るくなってきたし、爆釣とはいかなくても何とか釣りにはなるだろう」と楽観視して、N氏との合流を待つことにしました。

釣友と合流

11時ごろ、合流したN氏とともに磯へ向かいました。場所は、場荒れを避けるために朝には攻めなかったエリアを選びました。