で、メロンパンとかジャンボタニシとかそういう話については、ごくごく少数のDIY政党がこれから盛り上がっていく時には「そういう事を言う人」とも一緒にやっていくしかなかった側面は、フェアに見るとあると思うんですね。(実際メロンパン発言の人は既に除名されてるらしいです)

これは、実際僕自身、「そういう界隈」に、第三者的なジャーナリストとしてでなく「実際に働く」をやってみた経験があるからこそ思うことなんですが、実際には、社会の中央にいて恵まれた育ちじゃない立場の人が、自分の望みをなんとか形にしたいと活動するなら「どの程度かはともかくスピリチュアルなテイストは必要」なんですよ。

そのことをぜひ考えてみてほしいんですよね。

これはなかなか伝えるのが難しいんですが、例えば高市早苗さんって、岸田さんに総裁選で負けるまでは、「党内右派寄り」ではあったものの、発言のバランス感覚にはかなり気をつけている人だった印象があるんですが、そこで負けてしまってから、必死に仲間を増やさなきゃと思ったのかかなり「最右翼層とズブズブ」になってしまって、中道派はとても推すことができない候補になってしまった面があるんですよね。

これは、「女性であることのビハインド」とかが色々あって、「その人の素直な本来ではいられなくなった」側面として、なかなか単純には断罪できない側面があると思うんですよ。(総理になるのが相応しいかはまた別問題として冷徹にジャッジされてしまうとしてもね)

それと同じことで!

例えば神谷宗幣氏も、結構な僻地の出身ではなく東京出身だったり、あるいは田舎だったとしても自民党の御曹司だったりして当然のように政界に打って出られる環境で育っていたら、あんな無茶なことをせずに済んでいる面は絶対にあるはずなんですよね。

そのあたり、「彼らの発言を批判する」事自体は良いし必要なんだけど、「ああいう事をいう人間は人間としてクズ」みたいなことをいうのは、