やがて頭痛、めまい、耳鳴り、手のしびれまで、あらゆる不調の引き金になりかねません。
デスクワークの合間に取り入れたい3つのテックネック対策エクササイズ
テックネックは、普段からのちょっとしたストレッチやエクササイズ、作業環境の見直しで対策することができます。デスクワークの合間に取り入れられる、テックネック対策の3つのストレッチ・エクササイズをお伝えします。
(1)首前面のストレッチ(胸鎖乳突筋+斜角筋)前方に引っ張られて緊張した首の前面の筋肉をゆるめるのに効果的なストレッチです。デスクワークの合間に取り入れ、定期的に首まわりの緊張をほぐす習慣をつけましょう。
・やり方: 鎖骨を片方の手で軽く押さえながら、顎を反対側の斜め上に向けます。首の前面が伸びているのを感じながら、20秒間キープ。左右で行います。
・ポイント:押さえている鎖骨と顎を引き合うように行うと、筋肉の伸びを感じやすくなります。少しずつ顎の向きを変え、自分が心地よく伸びる位置を探しながら行うとより効果的です。
(2)首のインナーマッスルトレーニング(深層頸部屈筋)一見シンプルな動きですが、姿勢の土台強化として効果的なトレーニングです。首のインナーマッスルを目覚めさせ、頭の位置を正しく保つ力をつけていきましょう。
・やり方: 背筋を伸ばして座り、顎の先端に人差し指を軽く当てます。指の位置は動かさず、顎だけを引くイメージで「首の後ろが伸びる感覚」に注目します。その状態を3~5秒キープし、これを5〜10回繰り返します。
・ポイント:はじめは「全然動かせない」という人も多いですが、使っている筋肉を意識しながら行うと、少しずつ筋力がついてくるのを実感できます。
(3)胸前面のストレッチ(大胸筋・小胸筋)首が前に傾くと、自然と巻き肩になってしまいます。その時に硬くなりやすいのが胸の前側の筋肉です。ここをしっかりストレッチすることで、肩甲骨が本来の位置に戻りやすくなり、テックネックの解消にもつながります。